高田文夫先生と松村邦洋さんの『東京右側「笑芸」さんぽ』という本を読んだ。
『東京右側「笑芸」さんぽ/いち・にの・さんぽ会編(講談社)』という本を読みました。
ブックオフで見つけたのですが、2017年に第一刷発行されていたものです。
高田文夫先生、松村邦洋さん、お二人とも心肺停止という壮絶な経験をした後にこの『散歩』を始めています。
写真を見ると、高田先生は杖をついている状態だし、松村さんはまだダイエットする前の体型で写っています。
“笑って、歩いて、一万歩”なんてフレーズが帯に書かれていますが、まだ体力的に大変だった頃なのかもしれません。
でも、読んでみるとさんぽ会のメンバー三人と、高田先生、松村さんは楽しそうに東京にある「演芸史跡」などを巡っています。
距離もほどよい感じなんじゃないかと添付されている地図から推察できます。
「東京右側」というのは、東京の右半分、早い話が下町方面をさんぽ会のメンバーが歩いていくというのが基本的なさんぽの形です。
門前仲町や、入谷、浅草、本所吾妻橋、千住、日比谷・大手町などを歩き、芝居や落語、相撲などに関わりのある史跡や神社仏閣などをたずね歩いています。
地図付きなので、私もコロナ禍が収束したらいくつかコースを回ってみたいと思いました。
驚いたのは、日比谷→大手町→東京駅 と巡り、ペニンシュラ東京や明治生命館、三菱一号館美術館、KITTE、行幸地下ギャラリーなどをたずね歩いたコースはさんぽ会リーダーの高野ひろしさんが計画したものなのですが、すべて地下街を歩くという“凝った”コースでした。高田先生も思わずうなっていました。
というわけで、地図と散歩中の写真入りの楽しくも参考になるコースが書かれた本、たのしく読みました。
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