下重暁子さんの「年齢は捨てなさい」再度読んでみました。
『年齢は捨てなさい/下重暁子著(幻冬舎新書)』を四年前に読んでいたのですが、再度読みました。というか、読んだことを忘れていて(^_^;)再度読んだ形です。
自分の読書記録を見て“はっ”としました。
年齢どころか記憶も捨ててしまったようです。
四年前に読んだときもこのブログに感想をアップしていたので、あらためて自分の文を読んでみたのですが、“ひっかかる”ところが今とは異なっていることに驚いたというか、気付きました。
前回と共通してひっかかった部分は、なぜ新聞、テレビなどの報道の際に人物の名前のあとに必ず(〇〇才)とわざわざ入れるのは何なんだ!というところです。
ほんと、一々年齢を「かっこ書き」で入れるんですよね。
誰のために、何のために入れているんでしょうか・・・。
で、今回私が“ひっかかった”部分としては、「老人を型にはめて管理するな」という項目でした。
老人ホームなどへ下重さんが行って感じたことは、入所者を集めて童謡を歌わせたり、ぬり絵をさせるなんて幼稚なことをさせるのでなく、スマートフォンやパソコンの使い方など新しいことを教える機会があっていいんじゃないか、という部分です。
スマートフォンやパソコンなどは、他とのつながりの手段として高齢者には役立つと思うとおっしゃっています。
馴れない高齢者には、若者達が教えてあげてほしいと。
やってみればたいして難しいものじゃないと思うので、私もこれには賛成です。
世界が広がると思うし、いろいろな新しいつながりも出来るんじゃないかと思います。
もうひとつ“ひっかかった”ところは、下重さんが60歳になったときに、お祝いの会などは嫌いなのですが、これが最後と人を集め、美味しい料理をごちそうしたあとに、自分の好きな歌を披露して(ディナーショー的に)、「私の60年とはバイバイです、私には年齢はなくなりました。」と、人生の再スタートをしているのです。
もう一度ゼロ歳から積み上げていくことが出来る、いやここから先は何年経っても60歳、実年齢をつきつけられても、それは他人から見た年齢に過ぎない、とおっしゃっています。
こりゃいいや!私もそうしようと思いました(#^.^#)
というわけで、意を強くしたところで今回の読後感でした。
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