『The Beatles REVOLVER SUPER EDITION を聞く・第五回 REVOLVER EP を聞いてみた』
ビートルズの「リボルバー スーパー・エディション」を聞いてみる企画、ラスト1枚になりました。
今回は、「リボルバー EP」を聞きます。
この「EP」と称されている盤に入っている曲は、アルバム「リボルバー」には入っていない曲ですが、アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」における「ストロベリーフィールズ・フォーエバー」と「ペニー・レイン」のようなものだと思います。
要するにリボルバー・セッションで録音されたシングル曲という感じでしょうか。
ビートルズは、基本的にシングル曲をアルバムには入れない(レコードを買ってくれた人に曲がダブってしまうと申し訳ないという、自分達の若い頃の経験からだと思います)ことにしていたので、この二曲があふれてここにEPとして新たにニューミックスが登場し、私たちファンがそれを聞ける、というわけです。
では、聞いてみましょう。
1.PAPERBACK WRITER (New stereo mix)
いきなり、ボーカルがくっきりとしています。
ギターの音もあまりリバーブが掛かっておらず、クリア。
さらにリンゴのチャキ・チャキいうハイハットもとてもはっきりと聞こえます。
でもってバックのコーラスもかなりクリアに聞こえて、なんだか全体に“目が覚めた”よう(#^.^#)
ポールのベースの音は芯がある感じで硬質な音でした。
いやもうかなりオリジナル・ステレオとは異なっていました。
2.RAIN (New stereo mix)
こちらもジョンのボーカルにあまりエコーが掛かっていなくて、はっきりと聞き取れます。
ポールのベースもペイパーバック・ライター同様、かなり硬質で芯がある感じ。フレーズもよく聞き取れます。
バックのコーラスもはっきりとしていてとてもクリアな印象です。
リンゴのドラムもはっきりとしているのですが、この曲のグルーブ感からいくと、オリジナルのもやもやした方が私には好みでした。
3.PAPERBACK WRITER (Original mono master)
今度は、オリジナル・モノ。
とても馴染みのある感じで、ニューステレオ・ミックスと比べると・・やっぱりこっちがいいなぁ(^_^;)
勢いがあるっ!
4.RAIN (Original mono master)
レインもこっちがいいなぁ^_^;
“ぐねぐね”とボーカル、楽器が絡みつくようなミックスがこの曲想には合うんじゃないかと思います。
たぶん発売当時に聞いていたら、ビートルズはいったいどこに行こうとしているんだろうと不安と期待に心乱れたような・・そんな感じがいいのです。
とても新しい感じがするこの曲、オリジナル・モノにはその魅力が詰め込まれているような気がします。
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