「人智学・心智学・霊智学/ルドルフ・シュタイナー」を読んだが・・・
『人智学・心智学・霊智学/ルドルフ・シュタイナー 高橋巖・訳(ちくま学芸文庫)』という本をなんとか手に入れ読んでみました。
なぜ“なんとか手に入れた”のかというと、私、数か月前から首を痛めてなかなか治らず、評判を聞いて家から近いところにある鍼灸院に行って治療を受けたのです。
そのときに、西洋医学だけでは解決しない病や痛みがあるという話になり、先生が今勉強しようとしているものがあるという話を聞き、先生が読み始めたという表題のルドルフ・シュタイナーの本を知ったというわけです。
俄然興味がわいて、手に入れたのです。そして早速読み始めました。
・・・ましたが・・・難しくて手に負えないというか、歯が立たないというか、チンプンカンプンというか、70ページ前後まで読んでギブアップいたしました。
1909年から1911年にかけてベルリンで行われた講義をまとめたものなのですが、如何せん基礎的な知識がないと、もう何を言っているのか皆目わからないのです。難し過ぎる。
なんとなくわかったことは、人というもの、人間という生命体というものは、山頂のような高いところから俯瞰するような神的な位置から見る観点と、もう少し山の中腹程度の高さから見る視点、さらに地面に降りてきてその人と同じ立場からの視線も必要なのだ、というようなこと。
さらに人間の感覚としていろいろなものを感じるのには通常の五感のようなものだけでは全てがわからないし、別の感覚(スピリチュアルなものか)が必要なのだということ。
・・上記のようなことが書かれているのであろう、ということがわかったところまでで力尽きました。
あまりにも講義調、論文調の文は、自分の心の中で噛んで砕いてやさしい言葉に翻訳しつつ読み進んでみてもすぐに限界の壁に突き当り、途中で断念したのでした。
少し“寝かせて”から再度チャレンジしてみたいと思いつつ、今ここに感想を書いているのでした。
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