【はっPのアナログ探訪_0172: STEPPIN' INTO ASIA / RYUICHI SAKAMOTO ( Single )】
坂本龍一さんが亡くなられて、音楽の世界でも大きな損失でしたが、その他坂本さんは歯に衣着せぬ形で様々な発言もされていました。
日本は自由な国であるはずなのに、放送や新聞などのメディアも統制下にあるような“及び腰”な態度が昨今、目につきます。
そんな中、坂本さんは勇気のある方だと思っていました。
私のような、なんの権力も身分もない一市民の発言でもTwitterなどではちょっと国の施策にこれはどうかと思うと書いただけで表示が控えられるようなことが何度もありました。
なので、Twitterにはそのような発言は流れないようにして別のメディアで発言するようにしています。
話を元に戻して、このピクチャーレコードです。
どのような経緯で、どこで買ったのかも記憶にないのですが、たぶん、ふつうのレコード屋さんで買ったと思います。
盤面には1985年の表示があります。
「ステッピン・イントゥ・エイジア」というタイトルのこのシングル盤、掛けてみるとまさに“坂本龍一ワールド”な音楽とサウンドです。
テイストは“アジアン”な感じ。メイン・ボーカルは若い女性の声で、ラップ風に歌われていて、トモコ・アサノと表示されていて、英詩は矢野顕子さんと盤面に印字されています。
途中、コーラスで矢野顕子さんの声も聞けます。
製造上の理由で音質についてはご容赦を、というような注意書きが同封されていました。
でも、逆にこういう音楽にはあえてこんな、ややロー・ファイな音が似合うのではないかと思いました。
B面も続編が入っていて、よりその“ワールド”の深みに入っていく感じです。
サウンドも演奏もより“実験的”な雰囲気が漂います。
それに矢野顕子さんのボーカルもさらにフィーチャリングされています。
とても面白いレコードでした。
久しぶりに聞いて思い出しました。
坂本さんのご冥福をお祈りいたします。
私の学生時代に様々な音楽で台頭していた方が次々と亡くなり、寂しいかぎりです。
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