映画「テノール! ~人生はハーモニー~」を見て来ました。
映画『テノール!(TENOR) ~人生はハーモニー~/2022年 フランス 監督:クロード・ジディ・ジュニア 出演:ミシェル・ラロック、MB14、ロベルト・アラーニャ』を見て来ました。
主人公アントワーヌ(MB14)は、ラップが趣味で下町に兄と住み、寿司のデリバリーのアルバイトをしている青年。
配達先のオペラ座でレッスン中の生徒に見下されたときに、思わず仕返しにしたオペラの歌真似がなんとプロも驚く歌唱力と美声!
教師のペラ(ミシェル・ラロック)は、その場でほれ込み、再度出前をアントワーヌに頼んでやってきたところでスカウト。
そこからは、少しずつオペラの魅力にひかれていく主人公の今までのラップを中心とした下町の仲間やガールフレンド、兄などとの関係がおかしくなって悩みが深く、大きくなってしまうのでした。
主役を演じたMB14は、ラップの技術もさることながら、オペラのテノールとしての歌唱も見事なところを見せてくれて、とても驚きました。
本人役で出ているロベルト・アラーニャのテノールの歌声にも見劣りしません。
旧来の友人や兄との関係悪化に伴う苦悩の中、熱心に指導してくれる先生ペラとの関係まで“ぎくしゃく”してきて、どうなるのだろうと思っていると、最後はクライマックスのオーディション・シーンでの熱唱が大きな感動をもたらしてくれました。
心が熱くなる素晴らしい音楽映画でした。
この映画も見てよかったと思えるいいものでした。
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