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2023/06/07

トラブル続きのカードもシステムもいらない

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毎日毎日、トラブルの報が出てくるマイナンバーカード、今度はデジタル庁にカードと紐づけされた口座が本人以外のものであり、還付手続きが出来ない事象が発生していた(2月の時点で)のに、報告が無かったと大臣が会見していました。

その間、何の対策もせず、今に至り謝罪の会見となりますが、どう見ても「私に報告が上がって来なかったのだから私のせいじゃない・・」と言っているようにしか見えませんでした。
報告も出来ず、対応・対策も取れない組織となっている責任は一番上にいるアンタにあるんだ!と、報道メディアの人で言えるような気概のあるジャーナリストはいないんでしょうかね。

私が把握している2年ほど前でも、マイナンバーシステムは、通信容量も足りないし、処理能力も著しく低く、操作性は数十年前のシステム並みのものでした。

またシステムは家族の把握が行われておらず、個人単位でしかデータの紐づけが出来ない、氏名の「フリガナ」のデータも保持しておらず、これが口座との紐づけ時に誰の口座でも紐づけされてしまう結果を生んでいるし、もともとそれが入力出来てしまうシステムの設計自体がお粗末です。

また、氏名の「漢字」についても、市町村などのシステムはきめ細かくデータを持っているが、マイナンバーシステムでは、渡辺さんの「辺」なども数十ある文字パターンをつかさどることが出来ず、代替文字処理を職員が手作業で行っている。
高橋さんの「高」でさえ、いわゆる“ハシゴダカ”も認識できないし、マンション名などに使われる「Ⅱ」や「Ⅲ」なども処理出来ず、職員が手作業で代替処理している。

証明書の出力も別人のものが発行されたり、廃止した印鑑証明まで出てしまったり、保険証についても別人と紐づけされ、猫なで声で「ポイントあげるからお願いですカード作って」と懇願していたのに、全くの別人にポイント付与したりの事故も発生している。

こんなポンコツカード、どうやって信用しろというのでしょうか。
皆、もっと怒った方がいいと思うけど、自分に被害が及ぶまではのほほんとしているのかもしれません。・・人に被害が出たということは、自分への被害がすぐそこにやってきているということですよ。

カードを作るのは任意だと言っておきながら、保険証無くしちゃうけど、カード無いと困るよ、保険の資格証明でしのごうとしたら、お医者さんで余分にお金を取っちゃうよ・・って、こんな“あこぎ”なやり口は“堅気”の人がすることじゃないでしょう。

国民全員に番号は振り終えたのだから、システム上だけで色々な処理や業務、作業をやったらよかろうに、何がなんでもカードを作らせようとするのは、その裏に「たくらみ」があるのだな、というのはどんなオトボケさんでもわかると思います。

個人情報(口座情報を含め)を“されるがまま”の状態にして売り払う(たったの2万円分のポイントと引き換えに)のなんか、まっぴらごめんです。

何度も何度も何度も書いていますが、ひどい目に遭ってからでは遅いからで、国が作った規約を見てみると、「明らかに重大な過失が認められない限り、国は責任を取りません」と明記されています。重大な過失をあの大臣を見て認めるとは誰も思わないでしょう?

ということで、単なる一市民においてもこれくらい普通に考えているのだという記録を残すため書いてみました。

これでまた三年後に「新マイナンバーカード」を作るぞとアナウンスしています。
今でも自分のお尻を拭くことが出来ないお粗末な人達が、三年後にいいもの作れるはずがないでしょう。

 

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