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2023/06/09

すごいタイトル「妻がどんどん好きになる」を読んだ。

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『妻がどんどん好きになる/梶原しげる著(光文社)』という本をブックオフで見つけ、あまりの“衝撃”のタイトルに驚き、買っちゃいました^_^;

梶原さんは、私の認識ではラジオ局のアナウンサーであった頃の印象が強く、のちにテレビなどでも局の枠を越えて活躍をされ、やがてフリーになり、かなり忙しい日々を送られていたことがこの本を読んでわかりました。

そして上記のようにあちこちで引っ張りだこになった梶原さんは、仕事一筋の生活に突入してしまい、奥さんや子供たちを“ないがしろ”にしてしまった・・ということが書かれていました。

さらにマンションを買い替えたりして住居も移転することを繰り返したりもしたのですが、奥さんが黙っていることをいいことに“やりたい放題”だったとのこと。
よくある仕事ばかりが人生のほとんどを占めているような男になってしまったのでした。

そして、奥さんが大病を患い、一緒に病院に行くと先生から「あなたは一緒に暮らしていて、奥さんのこの状態に気づかなかったのですか。何をしていたんだ。」と叱られてハッとし、そこから今まで奥さんが自分をはじめ家族のためにどれだけ苦労してきたか、文句のひとつも言わず頑張ってきたか、いつも世間的なことに疎かった自分を支えてくれたのは奥さんだったと気づくのでした。・・読んでいて、「遅すぎる」と思いました、私(^_^;)

それからは、仕事も生活も変えて、奥さんとの時間を大事にする様子がいろいろなエピソードを含めてたくさん書かれていました。
手をつないで歩くなどしたこともなかった梶原さんは、今では病気で足元がおぼつかない奥さんをささえ、病院その他一緒に出掛けます。

新婚当時よりも、奥さんが好きだと思った・・と書かれていて、「そうか、それでこんなタイトルだったのか」と思いました。

我が家でも、梶原さんのところとは逆に私が倒れ、入院し、半年もかけてやっと普通の生活ができるようになり、その後は一進一退の状態が続き、今も良くなりはしましたが、時々体調を大きく崩すことがあります。

私は、仕事でIT部門に異動になったときに、一日中キーボードを打っていたら両手の皮膚がボロボロになってしまったことがありました。ずっとプラスチックに接触していたのが良くなかったとお医者さんから言われたのですが、その後も両手は治りはしたものの、時々ひどい状態になっていて、最近妻が、朝のひとときに手をクリームをつけてマッサージしてくれるようになりました。

おかげさまで、かなり状態は良くなったのですが、毎日妻が私の手を握っていることがとてもいいことなんだと気づきました。

梶原さんが日々奥さんと手をつないでいることで、夫婦間の大事なものを感じているように、私も似たようなことを感じているのです。

全国の仲のいい夫婦も、そうでない夫婦も、たまには手を握り合うことをおすすめいたします。きっと何かを感じると思います。

この本のタイトルを見たときに、梶原さん、大丈夫か?!と思ったけれど、大丈夫じゃなかったのは私だったのかもしれない。

 

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