「季語集/坪内稔典」を読みました。
『季語集/坪内稔典著(岩波新書)』を読みました。
表題どおりの「季語」を集め、その謂れや、例句が掲載されているもので、またもやブックオフで100円は安かった。
私はほとんどテレビを見ませんが、TBSで放送されている「プレバト」は、俳句のコーナーが楽しみでよく見ます。
そこで、今まで知らなかった季語などを知り、そして興味を持ちました。
私は句を捻ったりはしませんが、でも季語を知ることは楽しい!
昔、大阪四天王寺の聖霊会(しょうりょうえ)では、お供えの造花に貝殻を付けた。その貝殻を住吉の浦に吹き寄せた風が『貝寄風(かいよせ)』と呼ばれ、幻想的で美しい言葉です。
春の季語となっていました。
そういえば、以前どこかの古い祠の中に貝が飾られていたのを見たことがあります。
これはいったい何だろうと思ったのですが、この季語の語源に関係あるものだったのかもしれません。
生活の中からの季語で、『おしまいやす』というのがありました。
京都言葉で、京都の年輩の人々が「おしまいやす」と声を掛け合っては、行き違う・・・「今晩は」にあたる言葉なのだそうです。
これは知らなかった。秋の季語となっています。晩秋の人恋しい気分などが頭に浮かびました。
お茶や珈琲でも飲みながら、この本をめくっていると、とても優しくてほっこりとした気分になりました。
これからも手元に置いて、時々パラパラと頁を繰ってみようと思います。
« 「不要不急の男/土屋賢二」を読みました。 | トップページ | 1968年~71年頃のレコード各社の月報が手元に »
「自然・四季」カテゴリの記事
- 「季語集/坪内稔典」を読みました。(2023.07.22)
- 佐野洋子さんの「神も仏もありませぬ」を読みました。(2023.03.29)
- 少しずつ良くなっています。(2023.03.21)
- 体調をくずしました。(2023.03.20)
- 剪定枝チップ機を借りたら、今年度で終わりとのことでした。(2023.02.20)
「言葉」カテゴリの記事
- 「夏彦の写真コラム」傑作選(2) 阿川佐和子編 を読みました。(2023.10.18)
- 「叱る、だけど怒らない/永六輔」を読みました。(2023.10.15)
- 「かなり気がかりな日本語/野口恵子」を読みました。(2023.09.18)
- 「ラジオ深夜便 新 珠玉のことば ~ラジオが教えてくれた名言100~」を読んでみました。(2023.08.21)
- 外山滋比古氏の「知的な聴き方」という本を見つけ、読んでみました。(2023.08.20)
「書籍・雑誌その2」カテゴリの記事
- 「京都でひっそりスピリチュアル/桜井識子」を読みました。(2023.12.05)
- 「しあわせのねだん/角田光代」を読みました。(2023.12.02)
- 「眠れぬ夜のラジオ深夜便/宇田川清江」を読みました。(2023.11.30)
- 加藤諦三先生の『どうしても「許せない」人』を読みました。(2023.11.27)
- 伊集院静さんの「あなたに似たゴルファーたち」を読みました。・・この文を書き終えたときに伊集院さんの訃報が入ってきました・・。(2023.11.24)
« 「不要不急の男/土屋賢二」を読みました。 | トップページ | 1968年~71年頃のレコード各社の月報が手元に »
コメント