「季語集/坪内稔典」を読みました。
『季語集/坪内稔典著(岩波新書)』を読みました。
表題どおりの「季語」を集め、その謂れや、例句が掲載されているもので、またもやブックオフで100円は安かった。
私はほとんどテレビを見ませんが、TBSで放送されている「プレバト」は、俳句のコーナーが楽しみでよく見ます。
そこで、今まで知らなかった季語などを知り、そして興味を持ちました。
私は句を捻ったりはしませんが、でも季語を知ることは楽しい!
昔、大阪四天王寺の聖霊会(しょうりょうえ)では、お供えの造花に貝殻を付けた。その貝殻を住吉の浦に吹き寄せた風が『貝寄風(かいよせ)』と呼ばれ、幻想的で美しい言葉です。
春の季語となっていました。
そういえば、以前どこかの古い祠の中に貝が飾られていたのを見たことがあります。
これはいったい何だろうと思ったのですが、この季語の語源に関係あるものだったのかもしれません。
生活の中からの季語で、『おしまいやす』というのがありました。
京都言葉で、京都の年輩の人々が「おしまいやす」と声を掛け合っては、行き違う・・・「今晩は」にあたる言葉なのだそうです。
これは知らなかった。秋の季語となっています。晩秋の人恋しい気分などが頭に浮かびました。
お茶や珈琲でも飲みながら、この本をめくっていると、とても優しくてほっこりとした気分になりました。
これからも手元に置いて、時々パラパラと頁を繰ってみようと思います。
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