ビートルズ日本武道館公演 7月1日の映像を見ました。
前々回のこのブログで弟から手渡されたビートルズ日本公演の映像のことを書きましたが、今回は実際に日テレで放映された7月1日公演の映像と、それに関連するファンの映像などを見ました。
長くなってしまうので、公演そのものについて書こうと思います。
ビートルズは前日、初日の公演時に、武道館では警備上の都合で、アリーナに人が入っていなかったので、それまでの色々な国での公演とは異なり、自分達の演奏している音がよく聞こえたらしく、ホテルに戻ってから自分達の演奏力が“かなり落ちている”と反省して練習した・・という話を聞いたことがあります。
前日とは異なる衣装で現れたこの日のビートルズの演奏は、たしかにスピード感、躍動感もあり、プレイ自体も滑らかになっていました。
ギターサウンドもちょっとオーバードライブが掛かっていて、ワイルドなサウンドになっています。この時点で、アルバム「リボルバー」のレコーディングを終えていますので、このサウンドこそがこの時点でのビートルズ・サウンドだったのだと思います。
キーも本来のキーで演奏していると思います。前日は“半音”下げて「大事をとった」という話を聞いたこともあります。
ジョンはギターもボーカルも堂々としていて、余裕あるステージングを見せています。
「If I Needed Someone」のボーカルも前日よりはずっと良くなっていました。
さらに、「Nowhere Man」の間奏、最後のハーモニックスを前日は失敗してあわててやり直したりしていましたが、この日は見事に成功!(*^^*)
リンゴも前日はムスッとしていたものの、この日は笑顔も見られました。
また、リズムキープ時のシンバル・レガートも前日よりも躍動感あるものになっていました。
「I Wanna Be Your Man」でボーカルを取ったときも、ブームスタンドマイクをきちっとセッティングして、前日とは打って変わっていいプレイとボーカルを聞かせてくれ、「Right !」と思わず叫ぶシーンも見られました。
ビートルズ側から前日にクレームのついた、「観客の様子があまり映されていない」「観客の歓声も含めた楽曲の録音になっていない」ということについてもクリアされていました。
館内客席にカメラを振る場面も多く、ステージ遠景からの映像も増えていました。
また、歓声も前日よりもよく入っていて、演奏がやや引っ込んでしまったのかもしれませんが、逆に臨場感があってよかったと思いました。
久しぶりに見た7月1日の武道館公演の映像、楽しめました。
« 「百鬼園先生言行録/内田百閒・集成」を読みました。 | トップページ | 石田衣良さんの「目覚めよと彼の呼ぶ声がする」を読んだ。 »
「The Beatles」カテゴリの記事
- 聞いてみた The Beatles/1962-1966 赤盤 Disc1(2023 Version)(2023.11.28)
- ビートルズ日本武道館公演 7月1日の映像を見ました。(2023.07.27)
- 昭和53年に日本テレビで放映された「ビートルズ日本武道館公演」の番組を見てみた。(2023.07.25)
- 休養中にビートルズの妄想をしました。(2023.03.23)
- 『The Beatles REVOLVER SUPER EDITION を聞く・第五回 REVOLVER EP を聞いてみた』(2023.02.09)
« 「百鬼園先生言行録/内田百閒・集成」を読みました。 | トップページ | 石田衣良さんの「目覚めよと彼の呼ぶ声がする」を読んだ。 »
コメント