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2023/10/24

「老いを照らす/瀬戸内寂聴」を読みました。

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『老いを照らす/瀬戸内寂聴著(朝日新書)』を古本で見つけ、読みました。

発行は、2008年。
2007年に行われた「週刊朝日百科『仏教新発見』創刊記念講演会」の講演を元に、加筆・修正して書籍化したものと書かれていました。

瀬戸内さんの法話などは、ニュース映像などで短い時間のものを見聞きしたことがありますが、この本の元になっている講和は実に見事というか面白い。
難しい仏教のおしえについて深いところで触れているかと思うと、実に身近な例をあげてやわらかく語りかけてきます。

そして自分が過去にしたことについても正直に話し、嘘をついてしまったことだとか、ひどいことをしてしまったこと、比叡山でのたいへん厳しい修行の中での灯のように光る一緒に修行した人たちとのエピソードなども夢中になって読んでしまいました。

今の私の心に強く訴えかけてくる話もありました。

それは

目に見えるものにだけ価値を認め、それを手に入れるお金だけが大事だという社会が出来上がってしまった。

大人がそうだから子供だってそんな価値観に染まる、という話でした。

新聞などを読むと、政治家が「教育が大事だ」と口をそろえていうけど、そんな政治家自体が拝金主義に首までつかって政治とカネの問題を起こしている・・。

自分のことは棚に上げ、子供だけを変えたい・・なんて出来るわけないじゃないですか。
子供を改めようとするなら、まず自分を改めねばなりません。

家もクルマもバッグもすべて目に見えるけど、世の中には目に見えないけど大切なものが、重要なものがいくつもある、とおっしゃっています。
今の政治家にも多いに言えることだと思います。いや昨今ますますひどくなっていると感じます。

この本は、生きるということ、死ぬということについてあらためて色々と考えるきっかけになりました。
読んでよかった。

 

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