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2023/12/18

「私の銀座/銀座百点編集部編」という本を読みました。

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『私の銀座/「銀座百点」編集部編(新潮文庫)』という本をブックオフで見つけ、読んでみました。

昭和30年(1955年)に創刊された「銀座百点」。
銀座に店舗を持つ百店が結成した「銀座百店会」が発行するもので、銀座の情報だけでなく、文化を表現することを重視していたものだそうです。

この冊子の連載から向田邦子の「父の詫び状」、和田誠の「銀座界隈ドキドキの日々」池波正太郎の「池波正太郎の銀座日記」などが生まれたということです。
ようするにすごい冊子というか、権威あるものになっていったものだったんだな、というのがわかりました。

この本には司馬遼太郎、松本清張、三島由紀夫、城山三郎、藤子不二雄A、松本幸四郎、森田芳光、児玉清、里中満智子、林真理子・・など錚々たる顔ぶれの方々が銀座に関するエッセイを寄せています。その数六十人!

それぞれの方が銀座に対する思いなどを書かれていますが、「銀座は大人の街だ」と憧れていた若い頃から、やがて銀座を闊歩する自分に気づいて感慨深い思いをする人。
どうにも銀座は気に入らないという人。
あの店、この店を思い出し、今はもう無い・・と懐かしむ人など、有名人の方々が綴る銀座への思いは実に面白く、興味深いものでした。

私にとっても銀座はちょっと身構えてしまうようなところでしたし、今でもちょっと尻込みするような場所もあります。
この本に書かれていた「大人の街」という印象が一番多くの方々が感じていた印象だったのですが、私もそんな気持ち。

二十代半ばの頃に年上の彼女が連れて行ってくれたのは銀座の「ライオン」というビアホールでしたが、何にも知らない“お上りさん”の私には「すごいなぁ、大人の人達がゆったりと楽しんで麦酒を飲んでいる」などと思ったものでした。

銀座プランタンで買物したり、今や移転して三代目となったカレーの「ニューキャッスル」なども思い出します。

博品館劇場でミュージカルなどを何度か観たことも思い出します。

それから二十数年後に東京勤めとなり、銀座にもよく足を運ぶことになったときには、ああ、あのとき見たあのビルはここだ。あの店はこんなだったのか。などと時の流れを感じました。

人それぞれに、それぞれの銀座があると思いますが、この「私の銀座」は、自分のそんな気持ちに照らし合わせて読んでいくと、とても面白いものになると思いました。

 

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