「句集 一人十色/梅沢富美男」を読みました。
『句集 一人十色/梅沢富美男・夏井いつき監修(ヨシモトブックス)』を読みました。
読みたいと思っていたけど、ついに読みました。
テレビ番組の「プレバト」をご覧になっている方には、すでにご存知かと思いますが、梅沢富美男さんが番組の中で傑作句50句に達し、めでたく句集が出ることとなり、この本が刊行されたものです。
番組内でも梅沢さんの句は、私がとても好きな句が多く、わがことのようにうれしいです(#^.^#)
至極の50句は、美しいものが多く、品もあります。そしてちょっと意外というか、ああそういうことを詠んだのか、それもいいなあと思うようなものもありました。
思っていたとおりの良い句ばかりで、私もうれしい気持ちでいっぱいになりました。
また、後半は夏井いつき先生と梅沢さんの対談も載せられていて、梅沢さんの俳句に対する最初の頃の感覚から、徐々にその世界に深く入っていって、悩んだり、苦しんだりもしながら句を生み出すときのよろこびのようなものまで伝わってくる素晴らしい対談でした。
夏井先生から梅沢さんの努力、勉強を怠らない姿勢への賛辞もありました。
番組の中でのお二人の丁々発止のやり取りが「台本」があるように思っているファンがいるというお話しも書かれていましたが、もちろんお二人がアドリブでやっていて、あれも番組の名物というか、あれがなければ始まらない感じがいいと、いつも思っています。
終盤は、梅沢さんの句に対して夏井先生が朱書きで訂正を加えた作品に関しての解説もありました。
これが、句を必死で書いている今の私にとって、とても参考になりました。
なかなか一人でやっていると気づかないことが多いのです。
最後に、この本を読んで、ますます私も今後句を作り続けたいと思いました。
私のこのブログを読んで、「いったいどうしちゃったんだろう」と俳句ばかり詠んでいる状態を見て思っていらっしゃる方も多かろうと思います。
でも、何か、もうひとつ人生の扉が開いたような気になっているのです。
だから、続けます。
3月3日から詠み始めて現在このブログにアップした俳句はすでに78句になりました。
本日は79句目を挙げる予定です。
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