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2024/06/18

かなり古い本「恋愛とは何か/遠藤周作」を読みました。

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『恋愛とは何か -初めて人を愛する日のために-/遠藤周作著(角川文庫)』をブックオフで見つけ、中高生から大学くらいまでの自分に戻って読んでみるとどんな感じかと思い、読んでみました。

遠藤周作先生と言えば、私は中学生の頃から「狐狸庵シリーズ」などの愉快なエッセイから入り、高校生の頃から大学にかけては「沈黙」「海と毒薬」などの作品にふれました。
テレビのバラエティークイズ番組にも“すっとぼけた”まさに狐狸庵先生という感じで出演して一面たのしくて愉快な人でしたが、文学作品を読むと“ぎくり”とさせられたのを覚えています。
1996年に亡くなられています。

そんな遠藤先生が、まじめに、実にまじめに「恋愛」とは何かを懇切丁寧に書かれているのがこの本です。
1972年に初版発行されていて、この古本は1990年で“六十二版!!”発行となっています。すごいっ!
初版発行の時点で、角川書店が過去に遠藤先生が書かれたものの中から恋愛論をピックアップしてまとめたものだということが記されていました。

何せ時代が時代なので、具体的な事例が当時の世相にあわせていて、何版も重ねていくその時代の若者にはピンとこない部分が多々あるかと思われましたが、でも、「恋愛」というものの“本質”は、いつの時代も変わらぬものがあるので、時代を経て、そして年齢を重ねた私が今の状態で読んでも、深く心に留めなければならないものを感じることができました。

私が中高生の頃に読んでいたら、それこそ“真剣”に読んで、自分の心の中の葛藤を「そうか、そうだったのか」などと思ったことでしょう。

この本のことを今の今まで知りませんでしたが、こんなにも真面目に男と女が恋愛についてどんなふうに思って、どんな行動、行為をして、いかに悩んでいるのかということが実例を含め、親身になって書かれていて、今の人たちにも大切なことだと思いました。

それから、人にとって、こういった文章になったもの、あるいは文学作品でも、読んで自分の心に照らし合わせ、感じることが大切なのだとあらためて思いました。
さらに、演劇やミュージカル、歌舞伎などの舞台、落語などにも“男と女”についてのヒントや人が本来大切にせねばならぬものが描かれているので、若い人にはぜひそういったものにふれる機会が増えるといいな、と思いました。

私は、読んでいてすっかり自分の中学生時代を思い出して胸がキュンとなり、まだあの頃の淡くて、苦い思い出が身体の中に残っていたのだ・・としみじみとしてしまいました。

 

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