俳句を詠んでみる_0126《宝塚俳句[ミュージカル、「エリザベート」で宝塚歌劇に新たな一頁を加えた一路真輝さんを詠む]》【 一路真輝 蝦蛄葉仙人掌(しゃこばさぼてん) 黄泉(よみ)の国 】
何句か既に詠んだ“宝塚俳句”、今回は特定のトップスターについて詠む試みです。
【 一路真輝 蝦蛄葉仙人掌(しゃこばさぼてん) 黄泉(よみ)の国 】
《背景》季語:蝦蛄葉仙人掌[冬]
これは、宝塚の、しかも特定のトップスターに因んでの一句。
一路真輝は宝塚歌劇団・雪組の男役トップスターだった。
退団公演で演じた「エリザベート」の「トート」は死神で、皇妃エリザベートを死にいざなう役。
当時のオールドファンからは、その役柄に対し批判があったが、やがてその役の魅力に観客は虜になる。
遂には宝塚歌劇を代表する演目となる。
季語に選んだ「蝦蛄葉仙人掌」は、12月から1月に開花するもので、その蝦蛄葉仙人掌という名前にしても、棘状の鋭い突起がある特徴にしても、美しい花を咲かせる姿も、黄泉の国の帝王「トート」のように感じました。
今も光り輝く一路真輝さんを讃えて一句詠みました。
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