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2024/06/10

「まあだかい 内田百閒集成10」を読みました。

20240610_maadakai_001

『まあだかい 内田百閒集成10/内田百閒著(ちくま文庫)』という本を古本で見つけ、読んでみました。

冒頭、内田百閒氏の還暦の祝について、実に長口上で病気のことや、あれやこれや愚痴のような因縁のような、嬉しいような、迷惑なようなことが書かれていて、“百閒好き”の人ならば面白がって読むであろうが、気の短い人ならこの部分で本を投げ捨てるであろうという始まり方でした。

そして還暦の祝のあと、この本のタイトルである「まあだ会(摩阿陀会)」というものが百閒氏が亡くなるまで続くのであります。
まあだ・・というのは、還暦を祝ってやったのに、“まあだ生きているのか”という会(^_^;)で、最初読んでいるうちは、二~三回やったらいつの間にかやらなくなったなあという話だと思っていたのです。

それが19回目?までの様子が、間が抜けているものもありましたが、かなり克明に書かれているのです。
最後には、本人は体調により出席できなくなっていましたが、録音テープで出席したりもしていました。

この会への案内状を「摩阿陀会・回分」として作成されているのですが、それについても毎度内容が書かれていて、難しいのか、ふざけているのか、真面目なのか、何か謂れ因縁があるのか、不思議な文章で、それについても百閒氏が最終修正している様子が書かれていました。

会の内容も分けのわからぬ参列者の挨拶や、余興、その他“悪い夢”のようなあり様が描かれていて、百閒氏とその周辺の奇天烈かつ、無鉄砲な様子を楽しめるような人間でなければ、本は破かれて“ゴミ箱行き”というような内容なのです。

かつての教え子だという金剛寺住職と主治医を両脇に控え、会は行われ、いつ死んでも医者と坊さんがいるという態勢で臨んでいるというわけです ^_^;

この本のあとがきによると、黒沢映画の最後の作品は「摩阿陀会」というこの饗宴を映画にしたものであったと知りました。
もし今でも見ることが出来れば、これは面白いはずだと思いました。
・・探せるのかな・・。

360頁に渡る全編わけが分からない内田百閒氏の摩阿陀会本、読了しました。
心には何も残らないが、喉にいやなものがつかえている感じ・・(^^;)でした。

 

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