俳句を詠んでみる_0212【 街灯の下 今夜も立つ 幽霊 】
「無季」という俳句もあることを様々な句集を読む中で知りました。
今回は「無季」の俳句を詠んでみました。
【 街灯の下 今夜も立つ 幽霊 】
《背景》季語?:幽霊[無季]
「夏井いつきの季語道場」という本を読んでいたら、この「幽霊」が歳時記には載っておらず(・・・夏の季語かとおもっていた)、「無季」として詠まれている句がいくつもあるとのこと。
では私もその「幽霊」という“無季”で詠んでみようと思いました。
残業で帰りが遅くなっていた頃、近くの家屋敷が売りに出され空き家に。
夜になるとその家の入口付近にある電柱に設置されている街灯が点灯し、帰りにクルマで通りかかると、30代後半くらいの薄緑色の工員服を着た男性が灯りの下に毎夜立っていました。
この世の人ではありませんでした。
その後そこが売れて個人宅と営業センターのようなものが敷地に立つと、幽霊はいなくなってしまいました。
幽霊はあそこにいつも立って何を待っていたのだろう。
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