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わたしのいきつけ

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2019/12/27

木村衣有子さんの「味見したい本」を読んだ。

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『味見したい本/木村衣有子著(ちくま文庫)』を読みました。
著者の木村さんが味わい深い「食についての本」38冊を読み込んで、実に共感だらけのエッセイを書いています。

しかも木村さんが読み、ここで紹介し、木村さんご自身の言葉でそれぞれの作者の食についての感性や、自らの思うところの食についての考えを著わしている38冊の本については、私が今まで読んできた本に“まるかぶり”でした。

なので、もう私も読みながら“共感の嵐”でした'(*゚▽゚*)'

東京二十三区全てにある「甘味食堂」について。
私も非常に気になっていた「甘味食堂」にふれている項もあるのですが、稲荷寿司や、焼きそばなどの軽食とあんみつやパフェといった日本的なデザートが共存している、なんともこころ温まるような場所です。

千葉の船橋にも「美松」という、まさに“甘味食堂”そのもののお店があります。
ご近所の人達が気軽に寄って稲荷寿司や、おでん、ラーメンなどを食べ、さらに甘味で楽しく語らいの時間をゆっくりと過していた様子を思い出します。

池内紀さんの「今夜もひとり居酒屋」もいい本で私も読みました。
このブログでも紹介したことがありますが、「居酒屋には一抹の暗さ、さびしさが必要なのだ。けっこう微妙な陰影であって、暗すぎたり、さびしすぎたりしてもいけない。適当に薄暗く、わびしくない程度のさびしさ」と書かれていたのですが、「わかるよなぁ」d(^_^o)

カレーの項では、「カレーライス」と「ライスカレー」という言葉の使い分けについても書かれていますが、これについては時代やその人の生まれ育ち、カレーに対する郷愁のようなもの、家族関係、外食でカレーを食べに行くか、などによって様々な使い分けがされていることがわかりました。
この部分も、とても面白かった。

そのほか、珈琲の話や、パン、うなぎ、味噌汁などなど食の話題には事欠きません。
「名著」の部類に入る良い本でした。あっぱれでした!

 

2019/12/17

椎名誠さんの「おなかがすいた ハラペコだ。」を読んだ。

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『おなかがすいた ハラペコだ。/椎名誠著(集英社文庫)』を読みました。
2015年12月に新日本出版社から刊行されたものの文庫化です。
だから比較的新しいものなのですが、読んだ印象は昔の椎名さんみたいな豪快で、愉しくて、おおざっぱな感じで、まるで“先祖返り”?しているようでした。

冒頭の「タマネギ」話・四連発は、タマネギを食べることだけでこんなに面白く、おいしい話ができるのか、と“椎名節”炸裂によろこびました(*^_^*)久しぶりに突き抜けた感じで一気に書かれています。こういうのが好きなんです。

また、昔お弁当を持って学校や幼稚園に行った経験のある方ならきっと食べていた「海苔弁当」についても、『スーパーデラックスゴールデン海苔三段重ね弁当』を奥さんにつくってもらって新幹線に乗り込むときのうれしさを書いていて、なんだか私もうれしい気分になってきた。まるで自分もこれから新幹線に乗ってお弁当を食べる気になりました…σ(^_^;)

さらに今まで椎名さんが行った様々な国での料理についても書かれていましたが、スコットランドの「ハギス」という料理は、やわらかく煮た羊、牛、豚の内臓をミンチして、炒めた玉ネギ、スエット(獣脂)、から炒りしたオートミールなどと混ぜ合わせてスパイスを効かせ、羊の胃袋にいれて茹でるものだそうで、それにシングルモルトのウイスキーをたっぷりかけて食べていた話が書かれていて、ちょっと想像もできないけれど、気になりました。どんな味なんでしょう。高級料理ではありませんが、きっとおいしいんじゃないでしょうか。

もう椎名さんの子供達も独立して、夫婦ふたりになったときの状態っていうか、会話はこんなもんだ、とか、お二人での食事の様子も書かれていました。
これは、私もやがて子供達が独立したときに味わうことになるのだと思うのですが、・・・どんなことになるんでしょうね(^_^;)・・会話が“もつ”のかね?!

などと今の自分に照らし合わせたりして読んでいたらあっという間に読了。

久しぶりにスカッとする椎名節で書かれた椎名さんの本でした。
ああ、おもしろかったヽ(=´▽`=)ノ

2019/11/21

「池波正太郎指南 食道楽の作法/佐藤隆介」を読みました。

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『池波正太郎指南 食道楽の作法/佐藤隆介著(新潮文庫)』を読みました。

著者の佐藤隆介氏は、広告代理店のコピーライターを経て、池波正太郎の書生をつとめた方。
[酒・食・器]の食卓に関わるものをテーマに文筆活動をされています。

亡師匠「池波正太郎」さんから教わった食い道楽の極意はこの本でも健在。佐藤氏は昭和11年生まれです。もうこういう“食”についての文を書く人はほとんどいないんじゃないでしょうか。だから面白い。

著者は酒と、食い物と、焼き物には金を惜しまないようにしようと、所帯を持った時に奥さんと約束した話を書いていましたが、季節によって器の“更衣”をしたりもしています。それに三日はかかると言っていますから、いやもうたいしたものです。

さわさわと青葉を渡ってくる薫風の中で何とか食卓の更衣を済ませれば、晩酌の気分のさわやかさは格別であると・・。

ちりめん山椒を自分でつくるやり方も書かれていますが、これでとりあえず酒も飲めるし、温かい飯にも、お茶漬けにも合う、チャーハンも悪くないと言っていて、もうただ者じゃありませんね。

「蕎麦前なくして蕎麦屋なし」などという章もあり、まだ私があまり経験していない、蕎麦屋での大人の酒の嗜み方についても書かれていますが、これが自然にできればもう立派な大人の出来上がりです(*^_^*)

今の“にわかグルメ”にはわからない世界、“食道楽”の粋な世界が描かれているこの本、読み応えがありました。


【Now Playing】 Dolphine Dance / Herbie Hancock ( Jazz )

 

2019/11/10

映画「スペインは呼んでいる」を見ました。

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映画『スペインは呼んでいる(THE TRIP TO SPAIN)/2017年 イギリス 監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:スティープ・クーガン、ロプ・ブライドン』を見ました。

私は存知上げなかったのですが、人気シリーズとのことで、前作は「イタリアは呼んでいる」というタイトルで、ヒット作だったようです。

主役の二人はイギリスのショービジネス界で活躍していて、その二人がグルメ取材の旅に出ます。
スペイン各地の知る人ぞ知るレストランで舌鼓を打ち、古城や修道院を改装したホテルに宿泊、珍道中を繰り広げます。

スペインに関する食と文化の細やかな知識で、観ているこちらの好奇心を刺激“しまくり”です。

 

 

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特に二人の食事するときの会話は掛け合い漫才のようで、マーロン・ブランドや、ミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイなどのスターのモノマネ連発で、英語がわかって、しかもモノマネしている人物の実際のしゃべり方などの特徴がわかっていれば、もう腹の皮よじって笑うことになるわけですが、・・英語もよくわからず、マネしている人物の半分も実際の特徴がわからなかったので、困りました(^_^;)

それでも、ウィットに富んだ(?!半分もわからなかったが)会話と、次から次へと出てくる料理と調理場の様子、給仕される映像などなどに目が回るようなスピード感を感じつつ見終えました。

英国紳士の爆笑グルメトリップ!完全理解はできなかったものの、エンターテインメント作品として、そして美しい風景も手伝って楽しめました。

2019/10/27

田崎真也さんの「ソムリエのひらめき」を読みました。

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『ソムリエのひらめき/田崎真也著(河出文庫)』という本を読みました。
1997年に単行本として刊行されたものの文庫化ですが、その文庫化も2000年のこと、かれこれ20年以上前のものをブックオフにて入手いたしました。

田崎さんは1983年に全国最優秀ソムリエ・コンクールで第一位。
1995年の第八回世界ソムリエ・コンクールで優勝され、一躍有名に!私もその頃に田崎さんを知りました。
田崎さんのラジオ番組なども当時聞いていた記憶があります。とてもわかりやすく、披露されるエピソードも面白く、人間的な魅力も感じる方だと思っていました。

幅広い分野で活躍するソムリエの第一人者であり、誰もがワインの魅力と共に知っている人ですよね。

そんな田崎さんが20年くらい前に書かれたこの本、やはりとても面白かった(*^^*)

私はワインにはかなり疎く、勉強にもなりました。
シャンパーニュが同じシャンパーニュ地区の違う品種の葡萄を合わせたもので、なぜ泡立つのかは気温に秘密があったことなど知るよしもありませんでしたが、そんないわれを知った今、シャンパーニュが飲みたくなってしまいましたよ'(*゚▽゚*)'・・すぐに影響される・・。

また、ドイツ・ワインというと、私も田崎さんがこの本で書かれていたように勘違いしていた者のひとりだったのですが、アルコール度数が割と低く、優しくて甘味があり、フレッシュな感じがあって、ワイン“初心者向け”だなんて思っておりました。赤ワインの渋みなどが苦手で慣れないなら、まずはこちらから、なんて・・。
でも、間違いだったわけです。
ドイツの気候風土でしか生まれない、絶対的な個性を味わう、なんてところまで思いがいたらなかったのです。

この本では、ギリシャやベニスでの田崎さんの貧乏ながらも楽しかった生活についても書かれていて、単なるワインについての本ではなく、紀行、エッセイとしても楽しめました。

そして最後、ポートワインについても書かれていましたが、私同様、田崎さんも生まれて初めて飲んだワインは「赤玉ポートワイン」、当時、日本では子供まで飲んでいた親しみやすいワインだったのですが、実はポートワインはチーズと共に飲んだり、チョコレートやカラメル、モカの風味などといったデザートに濃い甘味がオールマイティーに合うとのこと。

ヴィンテージ・ポートとなると、グラス一杯が4~5000円くらいになるという・・あの赤玉ポートワインからは想像もできない高価でレベルの高い甘味ワインだったということを知りました。
今後、そんなポートワインと出会えるような食事の機会があるかどうかはわかりませんが、もし機会あれば試してみたい、なんて思いました。

とにかく話題豊富、知識も豊富、とびきりの面白いエピソードも豊富な楽しい本でした。
ブックオフにたまたまあってよかった(*^_^*)

2019/10/21

「ニッポン居酒屋放浪記 -疾風編-/太田和彦」を読んだ。

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『ニッポン居酒屋放浪記 -疾風編-/太田和彦著(新潮文庫)』を読みました。
居酒屋といえば太田さん、太田さんといえば居酒屋ですが、この本は平成10年に新潮社より刊行されたものの文庫化です。だからけっこう古いです。

とにかく太田さんが編集者と共に巡る巡る!
高知、山形、長崎、横浜、徳島、函館、鹿児島、東京下町、大分、水戸、富山・・行っては飲み、行っては食べのまさに“疾風怒濤”の如く呑み巡るのでした。

同行の編集者と共に現地のビジネスホテルに突入すると、飲み屋街などに飛び込み、凄い日は一日に十軒も巡った日もあるようですが、この本を読んでいくと、けっこう失敗している店が多い(^_^;)

気の短い(同行の編集者談)太田さんは、怒って店を出てしまうことが何度もありました。
今まで私が読んできた本の中では太田さん、ほとんど“ハズレ”無く美味しいお酒と肴にありついていたように感じておりましたが、実際はこの本のような失敗の連続があったのだな、と思いました。

それでも、高知ではアナゴの稚魚[のれそれ]を堪能したり、大分の「こつこつ庵」では、人なつこいご主人との会話を楽しみながら、傑作![関サバの琉球]を存分に味わいます。
それとご主人自慢の[だんご汁]も'(*゚▽゚*)'
ここではまず麦焼酎から入り、かぼすで“焼酎ジントニック”をつくり、ご満悦の太田さんd(^_^o)

読んでいて、失敗している店は「ええい、ここでいいやっ!」と入り、いきなり店主が横柄だったり、威張っていたり、頑固・偏屈であったりすることが多いようです。
居酒屋に入った瞬間には、お店の“出迎え”る態度がやはり大事だよなあと思いました。
私も失敗したお店はほとんどが入った瞬間に決まっていたように思います。

良い店というのは、5時開店だとすると、もう4時には人が入り出し、あれ・・もう飲んでいる・・みたいなところがいいようですね。
私が今まで達人に教わってきたお店もそういう店が多かった。

まだまだこのシリーズ、「立志編」「望郷編」などをブックオフにて購入しておりますので、読み次第ここでご紹介したいと思います。
とりあえず飲みたくなったぞ(*^^*)

2019/10/04

「ごはんぐるり」西加奈子著を読んだ。

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『ごはんぐるり/西加奈子著(文春文庫)』を読みました。

[幸せな食オンチがつづる美味しくて楽しい“ごはん”エッセイ]ということになっておりました(*^_^*)

私が可笑しかったのは、西さんが友人達とクルマで旅に出て、現地の美味しいものを楽しみにしているのに、途中のパーキングエリアでアメリカンドッグなんかがとても美味しそうに見えて食べてしまう。
そして、車中でもポテチやスナック菓子をいっぱい持ち込みお腹いっぱいになるまで食べてしまう( ̄O ̄;)

で、せっかく皆で食べた美味しい蕎麦をほとんど食べられなかったりする・・。
こういう人はいる!なんたが一人で盛り上がって目的地にたどりつく前にガンガン食べちゃうのだ。
こういう人に怒りまくる人はいると思うが、私はなんだか微笑ましいと思う(^_^;)

「初デートでの正解」って話題もおもしろかった!(゚ー゚*)。oO

豪華フランス料理でもなく、味にうるさい店でもなく、お好み焼き屋や、焼き鳥屋で、味が濃くてちょっとだけガサツで、ビールがぐびぐび飲める店・・が正解、なんて言っています。
たしかにそれは言えると思うd(^_^o)

だがここでまたちょっと“ひねる”西さん。

正解過ぎるのもどうか、と。

例えば合コンで、女性陣に「好みのタイプは誰?」と聞かれ「aiko」と言う男性をどう思うか?と、問うています(^^;)

aiko は、たしかに素敵、可愛いし、才能もある、でも好きなタイプを聞かれて「aiko」って答える男はどうなんだ?!と言っています。
つまり“正解過ぎる”と言っているのです。

「ほんまに? ほんまにほんま? それって正解すぎひん?」と。

これはわかるなぁ(*^^*)

男の“変態なあなた”、“いびつなあなた”を見たいのだ。とおっしゃっています。
こんなこと書けるだけでも、“あなどれない”人であります。

文体も軽快で、読みやすい。
ちょっと読んでみなはれ!!

2019/09/29

「天ぷらにソースをかけますか?」を読んだ。

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『天ぷらにソースをかけますか? -ニッポン食文化の境界線-/野瀬泰申著(新潮文庫)』を読みました。
どんな本か、っていうと、タイトルどおりです(^_^;)

とにかくネット上に著者が疑問に思っている食文化の境界線について投票をつのり、ついでに各地の人から様々なご意見も聞いてしまおうというものなのです。

表題の天ぷらにソース問題についてもはっきりと結果が出て、日本列島が真っ二つです。東と西に。ソースは主にウスターソースで、関西はソースかける派が圧倒です。

関東では、「ぜんざい」というと、なぜか小豆のつぶつぶのみで汁のないものを甘味処では品書きに載せたり、お汁粉でもつぶづぶが入った汁粉を“田舎汁粉”などと読んだりしているところもあり、京都の方々から言うと、「馬鹿者っ!つぶも入って汁があるものがほんとうの「ぜんざい」であり、東京の田舎者の発言、片腹痛いわ!!」と大激怒( ̄O ̄;)

また、地方によっては、メロンパンとサンライズというメロンパンのジャンルに入るパンがあることを初めて知ったり、関西では「肉」といえば“牛”のことを言い、「豚」なんて魚と一緒(^^;)などという嘲笑を浴びたり、・・ほんと面白い本でした。

冷やし中華にマヨネーズが入っているものがあるというのも、私、初めて知りました。
これも県ごとに特色があり、驚きました。
それにいわゆる「冷やし中華」が「冷麺」と呼ばれていて、韓国風な冷麺も「冷麺」と呼称したりする地域もあり、興味は尽きない。

カレーライスについてくる玉子は、「生卵」か「茹で玉子」か、はたまた間をとって「半熟玉子」なんて地域もあるd(^_^o)

ふだんはあまり意識していなかったけれど、いざ調べてみると面白いのですよね。

上記の比較内容はざっと書いてあるので、実はこの本に書いてある内容はずっと深く考察されています。
また、ネット上に自分の地域ではこうだ、と投票してきた人達の幼少期からの食の体験談も超おもしろエピソード満載でした(゚ー゚*)。oO

おもしろいから読んでみて!(*^_^*)「そんな食べ方聞いたことないぞ」とムキになる人達の本気度もすごいですよ。

2019/08/10

休日に長女と出かけた「スペインの現代写実絵画展」

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朝起きて、比較的体調も良さそうだったので、千葉市緑区あすみが丘の「ホキ美術館」で開かれている「スペインの現代写実絵画展」に出かけることにして準備していると、長女が「私もそれに行きたかった」ということで、二人で出かけることにしました。

昨秋はこのホキ美術館からバルセロナに作品が出ていって、今回は交換ということでスペインから現役59作家の作品がやってきての公開です。

 

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ホキ美術館のいつもの作品だけでも驚きの連続ですが、スペインからの作品はさらに奇想天外な作品ばかり!
見応えありましたぁ( ̄O ̄;)
長女も熱心に一つ一つ作品を見ていました。
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じっくりと写実絵画の数々を堪能したあとは、帰路途中、同じあすみが丘にあった、ちょっとレトロな喫茶・レストラン「び~んず Beans 」で食事しました。
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初めて入ったけど、入り口も店内もなんだか懐かしい感じ。
長女は「昭和だね」と言っていましたが、そうか、これは“昭和レトロ”な感じなんだな、と思いました。
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長女は“若鶏の香草焼き”、私は“イタリアンハンバーグ(これも昭和的?)”を食べました。

長女と美術館での作品を思い出しながら話をして、そして楽しく食事して、いい気分で帰ってきました。

6月末に私が倒れた時に一緒に救急車に乗り、病院に着いてからも必死に面倒をみてくれた長女でしたが、ゆっくりと二人で話ができました。
いい一日になりました。

 

2019/07/15

池波正太郎の「食卓の情景」を読みました。

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『食卓の情景/池波正太郎著(新潮文庫)』を読みました。
退院して自宅療養中に読みました。

おもしろかったのは、池波さんが少年の頃、屋台の「どんどん焼」という東京下町のお好み焼みたいなものでしょうか、それを売るおじさんに「じゃがいもの茹でたのを賽の目に切ってさ、キャベツといっしょに炒めたらうめえだろうな」とアドバイスして、それが大好評に!(^^;)

さらに「じゃがいもをよくつぶして焼いて、まん中に穴をあけて卵をポンと一つ落とし、半熟になったのを食べたらうめえだろう」と続いてアドバイス(^_^;)

上記ふたつの命名までしていて前者を「ポテト・ボール」、後者はおやじが付けて「鳥の巣焼き」と相成りましたd(^_^o)
ただ者じゃありません、池波少年。

焼かせてよ、というリクエストにどんどん焼屋のおやじは池波少年に手伝ってもらったりもしていましたが、そのうち、長い時間を池波少年にまかせるようになりどこかに行ってしまう。どこに行くのだろうと思っていると・・。
なかなかの“いい男”だったそのどんどん焼き屋、やくざのボスの女に手を出しそこに通い詰めていたらしく、やくざの子分達に連れて行かれるのを池波少年は見ています。その後二度とそのどんどん焼屋の姿を見なくなったと書かれています( ̄O ̄;)

池波氏は、勤め始めた頃は株屋。当時は千三つや(千に三つも当たればよいみたいなことでしょうか)と呼ばれていたわけですが、かなり儲けて、やばいくらいの派手な生活をしていたようです。そこでもいろいろな食と出会った話が出て来ます。
下谷区役所にも勤務していたこともあり、その後、新国劇の脚本・演出を担当し(ものすごい遍歴です)、さらにその後は「錯乱」で直木賞作家に!
「鬼平犯科帳」などのシリーズは代表作として有名です。
そしてこの本のような“食の名エッセイ”でも名を馳せています、すごすぎる!!

食の興味は大阪、京都、東海道、鵠沼、横浜、奈良、柳生、伊賀上野、勢州・桑名、どんどんどんどん紹介され、実に面白く興味深いものがありました。
チキンライス、とんかつとカレー、芋ノコ汁など、身近だったり庶民的であったりするものにも触手は伸び、さらに時々登場する奥さんとお母さんのコンビもエピソードに隠し味を加えます。

読み応えのある「食エッセイ」でしたよ。

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