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2019/10/05

映画「ハミングバード・プロジェクト」を見た。

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映画『ハミングバード・プロジェクト(The Hummingbird Project)/2018年 カナダ・ベルギー合作 監督・脚本:キム・グエン 出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、サルマ・ハエック、マイケル・マンド』を見てきました。

株取引で年間500億円以上の儲けを確実にする方法・・株の取引はミリ秒単位の差で莫大な損得が発生するので、金融の中心地シカゴの取引が発進されるカンザス州のデータセンターとNY証券取引所を直線の光ファイバーネットワークで結んで利益を得ようとする物語。

0.001秒速い回線の実現のため、直線距離1,600キロの光ケーブルを敷設するプロジェクトのお話。崖もぶち抜き、川を渡り、所有者との人と人の駆け引きもあり、常にスリリング。

本当にどこまでもどこまでも“真っ直ぐ”に掘り進むのでした。

 

 

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一万件以上の土地買収、大企業との規格競争、妨害工作の果てにFBIまで登場し、困難につぐ困難が主人公とその相棒の技術者、そして工事を請け負った男に襲い掛かり、常にギリギリの男の勝負が続くのでした。

さらに、計画をぐいぐい進める中で主人公に病魔が忍び寄る。

私も最近、命の危機に直面したので、そんなときに自分だったらどう生きて行くのか、ということまで考えさせられました。

このプロジェクトは実話だったということで、ますます驚きましたし、胸に迫るものがありました。

ラスト近辺では、急激な展開があり、主人公の心情が大きく変化していく様子が、ただのビジネスへの情熱が推し進めるプロジェクト物語には終わらない、期待以上の深いところまでいく物語でした。

手に汗握っているうちに、あっという間に終わりました。
でも、心に残るものは複雑で深いものがありました。
衝撃の実話でした。

2019/09/16

仏映画「今さら言えない小さな秘密」を見てきました。

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映画『今さら言えない小さな秘密(RAOUL TABURIN -A UN SECRET-)/2018年 フランス 監督:ジャン=ジャック・サンペ 脚本:ギヨーム・ローラン 出演:ブノワ・ポールヴールド、スザンヌ・クレマン、エドゥアール・ベール』を妻と見てきました。

なんだか不思議な映画でしたよ。
だって、自転車屋さんが“自転車に乗れない”ってことを秘密にしている・・それだけで一本の映画になっているんだからd(^_^o)

でも、「大人の童話」みたいな感じで、「自分にも秘密にしていて、バレたらたいへん」って思っていたことが小さい頃あったよなぁ・・と心の奥にしまい込んでいたものが出て来たような気がしました。

そしてこの映画の主人公・ラウルは、大人になっても結婚しても、自転車屋さんになって町の皆から一目置かれる存在になっても「秘密」がもれないようにドキドキしながら生活しています。

 

 

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そこへ町の人々の日常写真を撮って発表することで国でも有名なカメラマンがやって来て、町の人々を撮り始めます。
当然、町の名士的な扱い(小さな頃乗れないのに自転車で急坂を降り最後は二回転して池に落ちたのが、“伝説の自転車乗り”として町の人々の語りぐさになっている)の主人公に白羽の矢が立ち、自転車に乗っているところを撮りたいという話になってしまいます。

奥さんの家族が二人も自転車の事故で亡くなっていることを理由に「二度と自転車に乗らない」と結婚時に約束していたのに、奥さんから「自転車に乗って撮ってもらったら」と言われてしまい、逃げる理由がなくなる主人公・ラウル。

人生の一大事にラウルのとった行動は?!
そして、仲良くなった写真家や、家族、町の人々のとの関係性はどうなっていくのか?!
ラウルのアイデンティティは保たれるのか??

ここで俄然おもしろくなるこの映画(*^_^*)
まあ、続きは映画館で見てください、おもしろいから。

 

 

2019/09/08

映画「やっぱり契約破棄していいですか!?」を見てきました。

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映画『やっぱり契約破棄していいですか!?(DEADIN A WEEK (OR YOUR MONEY BACK))/2018年 イギリス 監督・脚本:トム・エドモンズ 出演:トム・ウィルキンソン、アナイリン・バーナード、フレイア・メイヴァー、マリオン・ベイリー』を見てきました。

なんというか、ブラックコメディーって言ったらいいんでしょう、たぶん。
主人公の青年・ウィリアム(アナイリン・バーナード)は、小説家を目指しているものの、まったくもって芽が出ず、絶望の淵にあり、7回もの自殺の試みはいずれも失敗・・。

そしてもう一人の主人公、殺し屋として長年生きてきたレスリー(トム・ウィルキンソン)は、寄る年波からか、英国暗殺者組合( ̄O ̄;)のノルマを達成できずに引退に追い込まれそうな状況。

ある雨の降る夜、自殺しようと橋の上で逡巡していたウィリアムに声をかけ、名刺を渡すレスリー、やがて自殺したい小説家志望と暗殺のノルマ達成に賭ける老殺し屋の意見が一致(^^;)、一週間以内の暗殺契約を交わします。

でも、その直後に応募していた小説に興味を持った編集者・エリー(フレイア・メイヴァー※ベリー・キュート(*^_^*))から連絡があり、出版の話が持ち上がる。

さあどうしよう(^^;)「殺すのちょっとやめて」と契約破棄の連絡をしてみると「ふざけんなっ!」ってことになってこのあとはもう大変!!

ウィリアムとエリーの恋模様も展開され、さらにレスリーには殺し屋を引退してゆっくりと二人で老後を楽しもうというやさしい奥さんがいて、こちらも人生模様がしみじみと描き出され・・、さらに暗殺に失敗したら引退させよう、しなかったらレスリー自身を殺してしまおうという暗殺者組合も絡んで、人生の悲哀や生死ギリギリの境目でのスリリングな展開、そして怒濤の“大どんでん返し”などもあり、単なるブラックコメディーには終わらせない、英国らしい“味な”映画になっていました。

見る前の想定を超えた素晴らしい作品になっていました。
“超”がつくオススメですd(^_^o)

 

【Now Playing】 Flamenco Sketches / Miles Davis ( Jazz )

2019/09/02

映画「おしえて!ドクター・ルース」を見てきた。

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映画『おしえて!ドクター・ルース(ASK DR. RUTH)/2019年 アメリカ 監督:ライアン・ホワイト 出演:ルース・K・ウエストハイマー』を見てきました。

ドクター・ルースは、現在90歳で現役セックス・セラピスト。
1981年のニューヨーク、“お上”から音楽だけでなく、社会の役に立つコーナーを設けよという命令を受けた放送局が、カウンセリングのコーナーでもやろうか、ということになり、“どうせ誰も聞いていないだろう”と深夜の枠で放送開始。
白羽の矢はルースに。

で、誰も教えてくれなかった性の悩みにズバリと答えるルース。
タブーだった性の悩み、LGBTQの人々に寄り添い、女性の権利のために社会を切り開いていくことになります。
人々はその番組に夢中になり、一番の人気番組に。

こうして書くと、ひとりの女性の成功物語のようですが、ドクター・ルースには、ホロコーストで孤児となった幼少期、両親とも自分がスイスの施設に預けられている間にナチスに殺されてしまいます。

彼女の悲しみはいかばかりか、過去のシーンもアニメーションを使って映し出されますが、胸が締め付けられるような辛い場面でした。

高校に進学することも出来ない状況であったのに、進学した友に教科書やノートを見せてもらい、深夜に勉強するルース。
そして、なんとかしてやがて大学で勉強することが出来ることになり、その時のうれしさを語るルースの笑顔は輝かしいものでした。

生涯、悲しい過去を背負いながらも、相談者には元気に明るく解決を導きます。
そんなルースの姿を夢中で見ているあいだに映画はあっという間に終わりました。

見てよかった映画でした。・・なぜかこの映画に誘ったら妻も付いてきた・・。

2019/07/29

映画「アポロ11 完全版」を見ました。

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映画『アポロ11 完全版(Apollo 11)/2019年 アメリカ 監督:トッド・ダグラス・ミラー 出演:ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズ』を見ました。

アポロ11号の月面着陸から50年経ち、それを機に新たに発掘された映像・音声を使って地球出発から月面到着、地球への帰還までの9日間をドキュメンタリーとしてまとめたものです。

 

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アメリカ公文書記録管理局、NASAなどの協力を得て発掘された70ミリフィルムのアーカイブ映像や膨大な音声データを編集して製作されたものだそうです。

驚いたのは、ナレーションやインタビューなどは一切無し。
リマスターによってよみがえった美しい映像と当時の音声のみで構成されていました。
その編集作業は大変なことだったと想像します。

 

 

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アポロ搭乗前の宇宙服を着る姿などの裏側の映像や、当時の打ち上げを見守る人々、帰還時の回収船やその後の様子などのリアルな映像、着陸時のNASAと着陸船内の緊張感など今あらためて見てすごいことだったのだな、と思いました。

実際にはアポロ内部では、いろいろな人間的なトラブルみたいなものもあったと聞きますが、情緒的な部分はこの映画の編集ではカットされていて、時系列にアポロの打ち上げから月着陸、帰還までを淡々と記録的に描いていて、逆にそれがリアル感を増していたとも言えます。

 

 

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映像を見ていた中で、どれだけ多くの人がアポロ計画に関わっていたか、またアメリカのみでなく世界中が感心を持っていたことが真実味をもって伝わってきました。
当時まだ生まれていなかった人達には、この感動的な事実はなかなか実感がわかないと思いますが、この映画を見て当時の人々の感激や興奮を肌で感じ取ってほしい・・と思ったのでした。

2019/07/28

映画「さらば愛しきアウトロー」

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映画『さらば愛しきアウトロー(The Old Man & the Gun)/2018年 アメリカ 監督:デビッド・ロウリー 出演:ロバート・レッド フォード→フォレスト・タッカー、ケイシー・アフレック→ジョン・ハント、シシー・スペイセク→ジュエル』を見たので感想を。

この映画、ロバート・レッドフォードの引退作品です。
物語は実在の犯罪者フォレスト・タッカーをロバート・レッドフォードが演じ、1980年代初頭からアメリカ各地で多発した銀行強盗事件を再現する形で撮られていました。

15歳で初めて投獄されたというこの犯人、逮捕、脱獄を繰り返すこと16回?だったかな、でも犯行は銃は持っているものの、発泡はいっさいせずに、しかも暴力も振るわない、風変わりというか、独自なスタイルです(^^;)

しかも犯罪に直面した銀行の人達は例外なく、礼儀正しい老人で、とてもやさしい人だったという印象を述べる・・。その風貌も人柄も出会う人達には何か魅力を感じさせるものであるというのがこの不思議な実在の犯罪者の実像だったようです。だから映画にしてみても面白くなったのでしょう。

 

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その犯人をロバート・レッドフォードが実に味わい深く魅力ある人間として演じていました。
絶対自分が逮捕すると入れ込む刑事ジョン・ハントをケイシー・アフレックが演じますが、その執念をからかうかのようにあるバーのトイレで目の前に現われるロバート・レッドフォード演じる犯人。また犯行現場に「グッド・ラック」と書かれた紙幣をその刑事宛に残したり、チャーミングなところも見せます。

この犯人と刑事のお茶目なやり取りもアメリカ映画らしく、ちょっと楽しい場面です。

 

 

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また逃走中の高速道路上で出会った女性ジュエル(シシー・スペイセク)との大人の関係といいましょうか、実に穏やかで温かみのあるつき合い方も、この物語に潤いを与えていました。

この映画の時代背景もかかわっているからかもしれませんが、昔の良き時代の映画を見ているようで、犯罪シーンはドキドキするものの、和んでしまうような作品でした。
今どきの破壊、暴力、陰謀、妬み、嫉みなどがメインの映画好きな方には向いていませんが、いい歳の取り方をした大人には味わい深く感じるのではないか、という映画でした。

2019/05/26

映画「12か月の未来図」を見ました。

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映画『12か月の未来図(Les grands esprits)/2017年 フランス 監督・脚本:オリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル 出演:ドゥニ・ポダリデス(フランソワ・フーコー先生)』を見ました。

主人公のフランソワ先生を演じるドゥニ・ポダリデスは、パリの名門高校の教師でしたが、たまたまパーティーの席上で相手が文部省の役人であるとは知らずに、パリ郊外の中学の教育困難問題(移民や貧困などの原因による)の解決はベテラン教諭の配置が必要だと熱く語り、その美人役人からランチをとろうと連絡が有り、行ってみると、フランソワ先生の名門高校からパリ郊外の教育困難中学への転任のお膳立てが出来ていて・・おまけにまたまた、たまたまその場を通り過ぎた大臣から「お願いする」ということまで言われて・・断ることが出来ずに転任・・( ̄O ̄;)

行ってみたらさあ大変!
日々問題が起こり、授業が授業にならないd( ̄  ̄)

生徒はほとんどが問題だらけ。

でも、そんな今までとは勝手のちがう環境で、体に染みついたベテラン教師のプライドでもって格闘していくのです。
その過程がとても真面目に描かれていて、フランソワ先生が、問題生徒と真剣に関わり、授業を作っていく中で逆に学ぶこともあったり、最後は問題の生徒の退学問題が起こっても全力で学校側と闘うような先生になっている、そんなお話です。

問題中学の若い先生達のうち、一部は“あきらめ”モードに入っているが、それでもフランソワ先生の取り組み方に賛意を示す教師もいて、一筋縄ではいかないフランソワ先生の教育も、やがて少しばかり実を結び始めます。

最後までこちらも問題中学に赴任した教師のような気持ちで、“入り込んで”見てしまいました。
いい映画でした。

余談ですが、全てが終わり、エンドロールで流れていた曲は、メリー・ホプキンの「ゾーズ・ワー・ザ・デイズ」という懐かしい曲でした。
ビートルズ・ファンとしては新鮮な感覚でしみじみと聞くことになりました。

2019/05/01

映画「パパは奮闘中!」を見た

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映画『パパは奮闘中!(Nos Batailles)/2018年 ベルギー・フランス合作 監督:ギョーム・セネズ 出演:ロマン・デュリス、ロール・カラミー、レティシア・ドッシュ、ルーシー・ドゥベイ、バジル・グランバーガー』を既に見ておりましたので、感想を。

ネット通販サイトの倉庫でリーダーとして働いているオリヴィエ(役:ロマン・デュリス)が主人公。
そんなオリヴィエは厳しい環境で妻と子供二人を抱え働いていましたが、ある日突然、妻が姿を消します。これが不可解な感じで、やがて少しずつ理由が見えては来るものの、でも釈然としないままでした。

 

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ロマン・デュリス演じる主人公は、真面目で、厳しい現代社会の比較的底辺に生きる人物ですが、この映画の中では妻や子供にやさしい部分を見せつつ、でも人間的な部分、“男”としての仕方ない部分(・・奥さんがいなくなれば淋しくなって身近な女性が気になってしまう)もあり、結局ロマン・デュリスの演技がうまいってことになります。

 

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仕事がめっちゃ忙しく、しかも現代の世相を反映して職場ではリーダーとして様々な問題を抱えている。さらに残された二人の子供を育て、子供達に母がいなくなったことについて父としての説明もしなければならない・・。
子育てに励むお父さんのヒューマンなドラマ・・という展開かと思って来た観客も意外な展開に戸惑っていたように感じました。

たぶん世界的な問題であろう仕事(働き方)、夫婦のあり方、子供を含めた家族のあり方、さらに子供の学校関係や親や兄弟親戚などとのいろいろな問題が全編に浮き彫りのように滲み出してきて、けっこう“厳しい”内容の映画だったのです。

そんなことなので、ハッピーエンドな展開でもなく、どっちつかずというか、解決を見ない結末に(フランスの映画はこいうのが多い)、なんだかすっきりしないものが残ったままになったのでした。

でも、それでも、見たあとには何か筋の通ったものがあったような気がしました。
映画としては、しっかりしたつくりだったということでしょう。

結局「見ても損はさせない」、そんな映画でした。

2019/04/07

映画「リヴァプール、最後の恋」を見ました。

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映画『リヴァプール、最後の恋(Film Stars Don't Die in Liverpool)/2017年 イギリス 監督:ポール・マクギガン 原作者:ピーター・ターナー 脚本:マット・グリーンハルシュ 出演:アネット・ベニング(グロリア・グレアム)、ジェイミー・ベル(ピーター・ターナー)』を見ました。

ピーター・ターナーが1987年に発表した同名の回顧録を映画化したものだそうです。

『悪人と美女』(1952)でオスカー助演女優賞に輝いた往年の大女優グロリア・グレアム(1923-1981)の奔放な人生の終末を映画化していて、若手舞台俳優のピーター(ジェイミー・ベル)との最後の恋が激しく、そして哀しく、リヴァプールを舞台に描かれていました。

往年のオスカー女優であるグロリア・グレアム(アネット・ベニング)の最後の恋の相手は、若手舞台俳優で50代と20代という年齢差がありますが、かつての美人度をむんむんとさせ、しかも可愛らしさも感じさせる主人公の女優の恋愛は、この映画を見ただけでも“恋愛”の[深さ]を感じさせます。

病に倒れ、最晩年を若手舞台俳優の実家リヴァプールで過すグロリア・グレアムですが、その舞台俳優の両親もかつてのグロリア・グレアムの熱心なファンで、温かく見守るのです。

二人が好き合ったところなどはアメリカでの派手なシーンや、溌剌とした様子が描かれているだけに、リヴァプールでの病床シーンは余計に哀しくなります。

 

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実物のグレアムのオスカー受賞時のフィルムなども流れますが、それがまた悲しみを深くしました。

女にとって人生の中での恋愛が占める比率の高さ、大事さ、男にとってどんな女性が生涯を掛けるほどの大切な人になるのか、など・・考えさせられことが多く、しみじみとしてしまいました。

結局、恋愛って、女にも男にも、ものすごく重要だ・・って、当たり前だけどふだんあまり考えないことがクローズアップされて、私も様々な想いに駆られました。

・・大人の映画だね。

2019/03/12

映画「マイ・ブックショップ」を見ました。

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映画『マイ・ブックショップ(La Libreria)/2017年・スペイン、ドイツ、イギリス  監督:イザベル・コイシェ 原作:ブックショップ 原作者:ペネロピ・フィッツジェラルド 出演:エミリー・モーティマー、パトリシア・クラークソン、ビル・ナイ、ハンター・トレメイン、ジェームズ・ランス、フランシス・バーバー、レッグ・ウィルソン』
を見てきました。


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小さな町に未亡人が、ささやかな書店を開くところから物語が始まります。
でも、主人公が手に入れたオールド・ハウスという歴史的な建物を手に入れたい“富と権力を手中にしている有力者が、実直で本好きな主人公に次々と嫌がらせをするストーリーです。


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そんな中、主人公のフローレンスが本好きの紳士(フローレンスの支援者となる)に送る『華氏451度』や『ロリータ』がこの映画の文学に対する愛情を感じさせます。


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ほとんど曇天の英国の町並み。海辺のやや暗いが美しい光景。
ロケーションが素晴らしく、本屋となったオールド・ハウス、さらに本好きの紳士が住まうお屋敷のたたずまいも素敵で、美しい映像も含めて味わい深い映画でした。


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時代設定は、1959年。
戦争で夫を亡くした未亡人フローレンス。
英国の海岸沿いの小さな町に夫との夢だった、ただ一軒の書店を開く。
町全体は保守的で、地元住民の反応は、女性の開業に冷淡・・。


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そんな中で、フローレンスが40年以上も自宅屋敷に引きこもって、本を読むだけの毎日を過す老紳士、そしてその紳士との交流。

彼女をよく思わない地元有力者夫人の“書店つぶし”の画策・・。

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物語の展開としては、わかりやすく、物語の中に自分を埋没させることができます。
曇天模様の英国の映像とあわせて、気分がとても晴れるようなところは少ないのですが、本と共に生きていくひとりの女性の人生が絶妙に描かれていました。

上映館は少ないかもしれませんが、本好き、映画好きの方にはおすすめできる良い作品でした。


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