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2018/11/18

映画「あいあい傘」を見てきました。

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映画『あいあい傘/2018年・日本 監督:詫間孝行 出演:倉科カナ、市原隼人、原田知世、立川談春、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、入山杏奈、トミーズ雅、他』を見てきました。

監督がラジオ出演して、「いい話だから見てください」とおっしゃっていましたが、ほんとうに“いい話”でした。

主演の倉科カナさんは、25年間自分と母親を放っていた父を探しに父(立川談春さん)の住む町を訪ねて来ます。

父の談春さんは、25年前に、幸せな家庭を妻と娘の倉科カナさんと築いていたが、ある日会社の不祥事で、社長秘書をしていたため、全てを自分の責任として背負って遺書を書いて死んでくれと社長にひざまずいて頼まれ、「家族の面倒は会社がみるから」と、死なねばならない状況に追い込まれたのでした。

雨のそぼ降る神社わきの山林で死のうとしたところに傘をさしかけたのが原田知世さんでした。神社の近くで食堂を営んでいる女性でした。
命を助けられ、それから25年間、知世さんの娘を実の娘同様に可愛がり、育て、籍も入れぬまま談春さんは別れたきりになった妻と娘のことも思い、毎日神社でかつて住んでいた横浜の方向に祈って過してきたのでした。


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倉科さんは、父の周囲の人間から様子を探り始め、想像と異なり、静かに、そして平凡に、見た目は幸せに暮らしている父にやがて怒りを爆発させます。
そのときには、父以外の周囲の人達にも素性がバレてしまっているのですが、その際の演技は倉科さん、一世一代の迫真の演技を見せてくれました。素晴らしかった。

でも、どうみても内縁の妻である原田知世さんも、周囲の人達も皆いい人ばかり、逆に倉科さんのことをみんなで心配するという・・こういう物語としては意外な展開でした。

皆がみな、人生をつらくても精一杯生きて、そして家族や、周りの人達のことを考え、思い、やさしく生きて行く、その姿にもうこの時点で涙腺やばい状況です。

最後、25年ぶりの再会をお祭りの夜の幻想的な映像の中で果たす父と娘のあまりにもいい演技に、ついに私は嗚咽してしまいました。
はばかるところなく、もう泣きまくり、ハンカチは“ぐしょぐしょ”です。

今の世の中、殺伐としたテーマの映画、殴る蹴るの暴力、そして破壊、恨み辛み、怨念、邪悪な者を礼賛するかのような妙な話など、私の大嫌いなものが多いのですが、久しぶりに心が浄化されたようでした。

“いい人ばかり”が出てくるなんて・・という人もいるんじゃないかと思いますが、主人公の倉科さんの哀しみや、怒りがあふれてくる中、談春さんの住む町の人たちが、倉科さんをあたたかく迎え、心配する様子に胸がじんとなり、自分もささやかだが、静かに、そして力強く生きて行きたい、とあらためて思ったのでした。

2018/11/04

映画「嘘はフィクサーのはじまり」を見てきた

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映画『嘘はフィクサーのはじまり(Norman:The Moderate Rise and Tragic Fall of a New York Fixer)/2016年 イスラエル・アメリカ 監督・脚本:ヨセフ・シダー 出演:リチャード・ギア、リオル・アシュケナージ、マイケル・シーン、スティーヴ・ブシェミ、シャルロット・ゲンズブール、ダン・スティーヴンス、ハンク・アザリア』を見ました。

ひと言でいって、面白かった(#^.^#)

リチャード・ギアもすっかりお歳を召されましたが、演技は円熟を超えて、むしろ爛熟しているかのような見事なものでした。
今回の“自称”フィクサーで、小さな嘘を積み重ねて人脈を拡げていく“怪しい”人物を巧みに、そして老獪に演じ、さらに観客にとって愉快に演じ、俳優としての風格も感じましたが、エンターテイナー的な部分も卓越している、と感じました。


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リチャード・ギア演ずるフィクサーのノーマンがイスラエルのカリスマ政治家に偶然を装って近づき、とても高価な靴をプレゼントする部分がこの物語のハイライトの始まりでした。
なんと、その3年後にその政治家はイスラエルの首相に就任!
そしてレセプションの場所で二人は再会、首相とすっかり仲良く見える光景が、首相のお墨付きを得たという“武器”となり、近づいてくるセレブや、大物、ちょっと怪しい人から、その他諸々まで・・厄介ごともろともやって来て、その後は嘘や駆け引きの連続、綱渡り的なシーンにこちらもドキドキ、リチャード・ギアの人物描写もここでますます冴えます。


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結末は、リチャード・ギア演ずるフィクサーのノーマンにとっても意外なものとなり、笑ったり、楽しんで見ていたこちらも、しんみりとしてしまうのですが、どうか映画館でその瞬間を味わってください。

千葉劇場には珍しい、メジャーな俳優の映画だけれども、でも“ワサビの効いた”いい作品でした。


【Now Playing】 シャドウ・オブ・ユア・スマイル / アール・クルー ( Jazz )

2018/10/30

映画「ライ麦畑で出会ったら」を見た

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映画『ライ麦畑で出会ったら(Coming Through The Rye)/2015年・アメリカ 監督:ジェームズ・サドウィズ 出演:アレックス・ウルフ、ステファニア・オーウェン、クリス・クーパー』を見ました。

サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読み、その不朽の名作に心を奪われ、不器用にも真っ直ぐ生きて行こうとする主人公の高校生が、馴染めない高校生活から飛び出し、「ライ麦畑でつかまえて」を演劇化しようとする物語です。

そして舞台化のため、作者のサリンジャーの許可を得ようとして、連絡を取ろうとするものの、まったくたどり着かない。
ついには隠遁生活をするサリンジャーの居場所を求めて、演劇サークルで出会った少女と、サリンジャー探しの旅に出るのでした。


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主人公とその少女の淡い恋愛のような感覚の距離感も初々しいし、サリンジャーを求めて旅に出た場所の自然の景色もあまりにも美しい。
まるで自分が青春の旅に彼女と出かけたような感覚になりました。
いいおじさんなのに、あの高校生の頃のみずみずしい感覚が呼び戻されてきたのでした・・ちと恥ずかしい・・(^_^;)

何とか、どうにか出会えたサリンジャーの“つっぱね方”も強烈だったし、演劇化後に再度サリンジャーに会いに行ったときにも厳しい態度で接せられることになるのですが、それでも、その裏にある何か人間的なものがひしひしと感じられて、ますます“青春時代的”に胸がキュンとなりました。

日本の若い人達がこの映画を果たして見るのかはわかりませんが(たぶん見ないと思う)、でも、青春時代の大事な何かが全面的に表現されているこの映画は、ピュアで、美しいものでした。

おじさんでもいい、おばさんでもいい!ぜひ見て、若い頃に感じた人として大切なものをもう一度感じてほしい・・なんて思う作品でした。

2018/10/14

映画「エンジェル、見えない恋人」を見ました

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映画『エンジェル、見えない恋人(Mon Ange)/2016年 ベルギー/フランス語 監督・脚本:ハリー・クレフェン 出演:フルール・ジフリエ、マヤ・ドリー、エリナ・レーヴェンソン』を見てきました。

何とも不思議な映画。
お母さんが赤ちゃんを出産するところから始まるのですが、その赤ちゃんは姿が見えない・・透明なんです。
森の中の建物で、その子を育て、やがて隣のお屋敷に越して来た人がいるのですが、そこの可愛い女の子は盲目。


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見えない男の子に対し、怖がられるから近づいてはいけないとお母さんが諭すのですが、ブランコに乗っている盲目の少女に近づく透明な男の子。

盲目の少女は、気配や匂いなどで気づき、見えないとは知らず友達になります。
二人は段々、年齢を重ね、少女は美少女になります。
そして、二人には恋の予感が・・。

やがて少女には、手術により目が治る可能性が出て来たとのことで、病院に向かい、しばらくは会えないが互いに待っているとの約束をして・・、でも少女が大人になって帰ってくるほど時は流れてしまいます。


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さあ、そのあとの二人はどんなことになるのか!
少女が見えないことによって成立していた男性の存在はどうなるのか、互いにどういう感情、感覚をもって接するのか、それともそれら全てが崩壊するのか。

“生真面目”な人が突っ込もうとすれば、全編“突っ込みどころ”満載で、透明な男性がどうやって生きて行くのか、とか、母親が亡くなってしまってからどうやって食べていたのか、とか、服無しでうろつくなんて考えられないし、風邪ひいちゃうよ、とか、少女に家族がいる様子がまったく見られないだとか・・考えてしまうとまったく成り立たない物語です。

でも、これは「寓話」であり「ファンタジー」であり、美しい「詩」の世界なんだと思いました。
だから、その美しくも残酷な少年、少女の純愛を見守りつつ、私達がふだん感じている男女間の恋愛って、そもそもなんだろう・・なんて考えることにもなってしまうのです。

“生真面目くん”“生真面目さん”にはおすすめしませんが、少年・少女だった頃のあのふわふわと漂うような恋愛感情や、相手を想い、せつない気持ちに夜も眠れなかったことのあるあなたには、少し古いが“胸キュン”な映画です。見た方がいい。


【Now Playing】 Everything I Love / New York Quartet ( Jazz )

2018/10/08

映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・アディオス」を見てきた

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映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・アディオス(BUENA VISTA SOCIAL CLUB ADIOS)/2017年・英国 監督:ルーシー・ウォーカー 出演:オマーラ・ボルトゥオンド他』を見てきました。

前作「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は、日本では小さな劇場などでの上映だったのですが、それなりに人気が出ていたと思います。世界では喝采を浴びていたのも聞いておりました。

前作では、キューバ音楽のかつての重鎮とも言える人たちをライクーダーがプロデュースし、老ミュージシャンに光があたるところまでを映像で見ることができました。
そして、その音楽はグラミー賞を受賞し、全世界で400万枚のアルバム売り上げとなるという・・考えられないことになりました。

私もCD二枚を買い求め、愛聴盤となっております。
今でもその輝きに衰えはまったく感じません。
素晴らしい音楽でした。そして、老ミュージシャンの生き方、人間の魅力も映画の原動力になっていました。


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その前作の、続編、その後の老ミュージシャンは・・。
という映画でした。そして、各々のミュージシャンの下積みの頃からあの栄光の舞台まで。
また、栄光の舞台のその後にメンバーはどうなったのか。

当時の最長老は93歳でしたから、亡くなった人が何人もいました。
その最後のステージ姿も上映された映像にありましたが、亡くなる直前まで舞台でプレイし、歌っていました。その姿があまりにも尊い。

相変わらずの、腰の座った演奏はたいしたものでした。
私には、演奏が“ズシン、ズシン”と聞こえました。
ラテンの魅力、キューバ音楽ではあるものの、歌っている内容は、“働いて働いて、嫁が来てくれればそれだけで幸運だ”とか、労働と、ひどい目に逢わされたことなど、哀しい内容の曲ばかり。でも、それでも体が動き、心の奥底から感動してしまうのでした。

音楽にかける人生、音楽と共にある人生、そんな情景が描かれた続編映画でした。
もうちょっと演奏シーンを長く、できれば一曲まるごと全部見せてくれるシーンも欲しかったのですが、欲を言えばきりがないですね。
でも、やはり音楽映画はいいものです。

あの感動をもう一度しみじみと・・と思われる方はぜひ映画館に。

2018/09/30

映画「太陽の塔」を見ました

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映画『太陽の塔/日本 2018年 監督:関根光才 インタビュー出演:赤坂憲雄、安藤礼二、糸井重里他多数』を見てきました。

あの大阪万博の会場で唯一現在まで残されている岡本太郎作の「太陽の塔」の映画でした。

私はてっきり今回復活し、人気となった太陽の塔の内部展示「生命の樹」を中心に映像で太陽の塔を追いかけ、岡本太郎氏の塔と塔内展示への思いについてドキュメンタリータッチで繰り広げられる映画だとばかり思っていました。
だって、映像的にそれは面白そうで、映画というものにとてもマッチすると思ったからです。

でもねぇ、内容はほぼ全部さまざまな人へのインタビューばかりでした。
それが悪くはない内容というか、たいへん力のこもったものになっていて、テレビなどの特集番組だったらなかなかのものだったと思いました。

ただ、映画館に行って大きなスクリーンで見る映像作品としては全くの一本調子で、しかも太陽の塔についても映像はそんな多くはなかった・・。


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太陽の塔が、今現在も当時とは異なる意味合いを持って現存し、依然として私達に何かを語りかけているように感じる、ということも語られていたし、「人類の進歩と調和」なんて当時の万博キャッチフレーズとは完全に反目するような作品であったことも語られていました。

インタビューの内容もスケールが拡がり、原発への疑問や、あれから果たして進歩したのかわかりませんが、様々な文明の利器を使いこなし?ている人々の姿は、やはり当時岡本氏が見越していたように、人類にとってあまり意味・意義のあるものでなかった、ということもどんどん深められて語られていました。

もっともっと話は拡がり、チベット仏教や、曼荼羅にまで到達し、私達人類の過去と未来の姿まで語り尽くすような内容で、中身は濃く、考えさせられることもたくさんありました。
それはそれで良かったのですが、もっともっと太陽の塔について映像ふんだんにして見たかった、聞きたかったというのが私の感想です。


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映画としての映像のダイナミックさは、あまり感じなかったのです。
でも、終了後のお客さんの感想に耳を澄ましていると、「とても良かった」という声は多く、「見方の問題、視点のちがい」なのかもしれません。

いい映画には違いないが、映画としての面白さはあまり感じなかった、そんな印象でした。

上の写真は、入館時に鑑賞記念として配られたステッカーです。

2018/09/15

映画「グッイバイ・ゴダール!」を見た

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【※このブログでの文は、8月頭からしばらく続いたブログ休止中にデジタルでメモしておいたものをアップするものです。なので、現在とタイミング的にマッチしないものもアップされるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。】

映画『グッバイ・ゴダール! Le Redoutable /2017年・フランス 監督:ミシェル・アザナヴィシウス 出演:ルイ・ガレル、マテイシー・マーティン 原作:「それからの彼女」アンヌ・ヴィアゼムスキー著』を見ました。

この映画の原作は、女優で作家、ゴダールの妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説で、19才でパリに住む哲学科の学生であったアンヌの恋人となった映画監督・・奇才のジャン・リュック・ゴダールとの日々が描かれていました。

世界中から注目され、しかも1968年の五月革命の真っ只中での毎日。
ゴダールを演じたルイ・ガレルは、天才であるが、アンヌといるときはなんだか我儘で偏屈で、自分で自分を孤独に追い込んでいくような男。
・・憎めない、チャーミングな男、とアンヌには感じるかもしれないけれど、まあ、普通の人間にとっては“近づきたくない”いや~な男だと思いました。

自分勝手で、人のことなどまったく眼中にないようなゴダールの、でも“天才”の不思議な魅力と、初体験ばかりの毎日にアンヌ(役:ステイシー・マーティン)はどっぷりとつかっていました。


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アンヌ役のステイシー・マーティンの美しさと可愛さは特筆ものですが、私も彼女の魅力に“虜”になるくらい魅せられました。
このステイシー・マーティンと、ゴダールを演じたルイ・ガレルの主演コンビは絶妙で、二人が演じたゴダールとアンヌの1968年当時の様子が見事に描かれていました。

ゴダールの映画って、私、恥ずかしながら、ローリング・ストーンズが出ていた「ワン・プラス・ワン」くらいしか見たことがないのです。でも、あの映画もストーンズの「悪魔を憐れむ歌」の収録風景が延々と流れているだけで、さらに全くわけのわからない理解不能のシーンもあって、奇才と言えば奇才なんだろうけど、わけわかんない人だ、くらいにしか思っていませんでした。

で、この映画を見たら、5月革命の頃には、もう完全にわけわからん人になっていたようです。こんな人とちょっとでも一緒にいたくない!(*^_^*)

映像はいかにも60年代ぽく、魅力的、さらにステイシー・マーティン、ルイ・ガレルともに普通に“素っ裸”のシーンではほんとうに何にも隠さず、見えちゃってましたが、大丈夫なんですね、今の日本はずいぶんと寛容になったものだ。R指定でもないよねぇ、“まる見せ”なんですけど・・( ̄O ̄;)

映画としては、意外といっては何ですが、面白くみちゃいました。
フランス映画って、こういう面白くなさそで、なんだか面白いもの、多いような気がします。

2018/09/13

映画「輝ける人生 FINDING YOUR FEET 」を見ました

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【※このブログでの文は、8月頭からのブログ休止中にデジタルでメモしておいたものをアップするものです。なので、現在とタイミング的にマッチしないものもアップされるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。】

映画『輝ける人生 FINDING YOUR FEET /2017年・英国 監督:リチャード・ロンクレイン 出演:イメルダ・スタウントン、ティモシー・スポール、セリア・イムリー』を見ました。

いつものことながら、私が見ようとする映画のほとんどはメジャーな映画館、シネコンなどではやっておらず、この映画も日本中で10館のみ上映のようです。

この映画には若い人は出て来ません(^_^;)。いちばん若くったって50代後半くらいか。
でもね、それがこの映画を唯一無二のものにしている。ロンドンとローマを舞台に味わい深い作品になっていました。


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主人公の女性は、警察で立派?!なお仕事を勤め上げ、女王様から称号を貰えるような立場になったご主人に添い遂げ、孫もできて、あとは悠々自適な夫婦の生活が待っているかと思っていたら、その受章の記念パーティーの日に夫の5年間に渡る浮気発覚の現場に遭遇!
立派なお屋敷の家を飛び出し、長年疎遠にしていた姉の家に転げ込みます。

今まで身分、立場、プライドなどで武装していたかのような生活をしていた主人公は、自由奔放な姉の生き方に驚き、ショックを受けっ放しの経験をするのですが、若い頃、結婚のために捨てたダンサーの夢を老人達のダンス・サークルのような場所でもう一度みることになります。それまでの紆余曲折も非常におもしろいっ!d(^_^o)

その様子がネットに流れ、話題となり、ローマに行って大きな舞台で老人達がダンスを披露するというクライマックスに突入するのですが、さらに主人公には新しいロマンスが芽生え、そして姉の身に起こることで物語りはより人生の深い部分に入って行って・・、あとは映画を見て感じて、泣いて、ください。いい映画でした。


【Now Playing】 Sonia / Sonny Clark Trio ( Jazz )

2018/09/10

話題になっている(アップ時には過去のことになってるかも・・)「カメラを止めるな」を見てきた

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【※このブログでの文は、8月頭からのブログ休止中にデジタルでメモしておいたものをアップするものです。なので、現在とタイミング的にマッチしないものもアップされるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。】

『カメラを止めるな(ONE CUT OF THE DEAD)/2017年・日本 監督・脚本・編集:上田慎一郎 出演:濱津隆之 真魚 しゅはまはるみ 長屋和彰 細井学 市原洋 山﨑俊太郎 大沢真一郎 竹原芳子 浅森咲希奈 吉田美紀 合田純奈 秋山ゆずき』を見てきました。・・このブログがアップされる頃にはちょっと古い話になっているかもしれませんが・・。

口コミで噂が広まり、やがて話題となり、上映館がどんどん増え、ニュースにもなるような映画となっている状況ですが、あまり期待はせずに見たのです。でも、“期待して見に行って丁度いい”くらいの面白さでした。
文句の付けようがないですよd(^_^o)

最初の約30分強のB級ホラー(その度合いも、三流じゃなくて、五流くらいのホラー映画となっております(^_^;))を見事に耐え抜いておけば、あとは坂道を転げ落ちるようにその後は展開し、館内はあちこちから“どよめき”“苦笑”“爆笑”“感嘆”などの声が上がり、客席の共有感は滅多にないものとなります。

ネタばれも、このブログがアップされる頃にはネット上に出ているでしょうが、まだ見ていない人のために書きません。

スマートフォンのニュースのようなサイトで、この映画が“パクり”だというような声が上がっているとの情報も入ってきましたが、私にはその真偽がわかりませんので、ここではそのままにしておきます。

ただ、まるまる何かストーリーをいただいているようなものでなければ、この映画のアイデアは、今まで他の映画や、舞台などでも度々見かけた“からくり”だと思います。
“からくり”そのものをパクりだと主張しているのであれば、それはちょっと違うと思いましたが、それも詳しくわからないのでここでは、この程度の書きぶりにしておきます。

編集的な上手さも感じたし、出演者のキャラクターも面白い、何よりもずるずると引き摺るようなところもなくてスピーディーな展開が、この映画の面白さを際立たせていたように思いました。

楽しめました。私には高得点でした!

2018/09/09

映画「英国総督 最後の家」を見た

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【※このブログでの文は、8月頭からのブログ休止中にデジタルでメモしておいたものをアップするものです。なので、現在とタイミング的にマッチしないものもアップされるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。】

映画『英国総督 最後の家(Viceroy's House)/2017年・英国 監督:グリンダ・チャーダ キャスト:ヒュー・ボネビル、ジリアン・アンターソン、マニシュ・ダヤル、フマー・クレイシー、マイケル・ガンボン』を見ました。映画を見たのも久しぶりでした。

1947年、国力が疲弊してきた英国が植民地インドを去る決定時の物語。
主権譲渡を最大の目的にやってきた新総督のマウントバッテン卿とその妻、娘。
首都デリーの壮麗な総督邸のシーンに圧倒されながら映画は始まりました。

邸宅には500人の使用人がいて、そこでは、独立後に統一インドを望む国民会議派と、分離してパキスタンを建国したいムスリム連盟によって、連日連夜論議が闘わされていました。その様子だけでも見ているこちらはジリジリとして息詰まるようなシーンの連続でした。

さらにそこでは、新総督のもとで働くインド人青年ジートと令嬢の秘書アーリアが互いに惹かれあっていて、信仰が違う上に、アーリアには幼いときに決められた婚約者もいる。
そんなヒューマンなドラマもあり、途中からは涙がこぼれ、「こんな映画だったのか」と意外な展開に驚きました。

インド独立の最中、混迷を深め、暴動もいたるところで起こっている激動の歴史的な姿が映像として描かれ、心揺さぶられる映画でした。

そしてマウントバッテン卿が艱難辛苦を乗り越え、導き出した方向も、実は裏でもっと大きなものが動いていたという衝撃の事実も盛り込まれていたため、こちらの衝撃も大きかった。


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さらにさらに、グリンダ・チャーダ監督はある日、マウントバッテン卿の甥の息子にあたるチャールズ皇太子に出会い、彼に大叔父様についての映画を制作中だと話す。

チャールズ皇太子は「マウントバッテン卿の個人秘書を務めていたナレーンダル・スィンフが書いた『The Shadow of the Great Game』という本を、ぜひ読むべきだ、“本当は何が起きていたか”が分かります」と語る。

その数日後には、偶然が起きる。
チャーダ監督が新作映画の宣伝中に会いに来た俳優志望の若者、それがなんとナレーンダル・スィンフの息子だったという。
「あなたが分離独立についての映画を制作中である記事を読みました。父の本をぜひ読んでいただきたいのです」と語り、チャールズ皇太子から薦められたものと同じ本を提示する。
・・数年後、彼はこの映画に、父と同じくマウントバッテン卿の個人秘書役で出演することとなる・・という強烈エピソード付きです。

最初は華麗で華やか、そして苦悩が続き、光が見えたと思ったら、強烈などんでん返し、人類は、人間は何故こんなことを繰り返しているのか、と重いテーマを突きつけられる作品でしたが、映画として素晴らしいものだと感じました。
見る価値のあるものでした。

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