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2024/05/21

「本は眺めたり触ったりが楽しい/青山南」を読みました。

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『本は眺めたり触ったりが楽しい/青山南著(ちくま文庫)』という本を読みました。
近年の私にしては珍しく新刊本です ^^;

著者、青山さんの文は、若い頃「本の雑誌」でよく拝見していましたが、実に読みやすい文体で心地よく読みました。

本の内容はというと、「本を読む」ってことはどういうことを言うんだろう・・というもので、それを自由に考えていくという、今まであったかな?という本でした。

タイトルにもあるとおり、本は眺めたり、触ったりするだけでもいいのだとも書かれていて、私もそう思います。
中に書かれていましたが、本を片手に散歩する、読まなくてもそれだけでもいい(^_^;)という極端なことでも、それでも私もいいと思う。

図書館に行き、たくさんの本が並んでいるのを見に行くだけの人の話も書かれていましたが、それもよし!だと思いました ^_^;

読んでいて、「ドッグイヤー」とよく言いますが、気になったところの角を折っている本を古本で手に入れることもあります。
古本として手に入れたときは少しがっかりしますが・・(それを全部元に戻さないと読む気にならないのです、私)、でもそんな本を手にして、前の所有者が何を気にかけていたかがわかったりするのも読書のひとつの楽しみであるのかもしれません。

誰かの言葉を引用していましたが、そんなドッグイヤーのことを「おできの跡」みたいだなんて表現して、次に読む人がちょっと気味悪がる気持ちもわかります。

また、二葉亭四迷が欧文の特色は「声を出して読むと抑揚が整うている」という言葉も取り上げられていました。
日本人としては、だれよりも早くそれを察知したらしいです。

翻訳に意欲を燃やしていた四迷は、「外国文を翻訳しようとするからには、必ずやその文調をも移さねばならぬ」として、「原文の音調を呑み込んで、それを移す」ためにカンマやピリオドの数も原文のままにして、語数も原文と同じくし、大変な苦労をした話も書かれていました。

初めて聞く話でしたが、とても感心し、興味深く思いました。

また、日本ではあまりないと思いますが、欧米では「朗読会」がけっこう盛んに催されているという話も書かれていて、「行ってみたいなぁ」と思いました。
その本の内容が自分が黙読しただけではわからなかったところについて気づくかもしれないと思いました。

本を読むということ自体について色々考えたりして、しかも著者自身が楽しんでいる本、面白く読みました。

 

2024/05/09

俳句を詠んでみる_0094【 蕎麦 古本 珈琲で 秋過ごす 】

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休日の夫婦楽しみのトライアングルを詠んでみました。

【 蕎麦 古本 珈琲で 秋過ごす 】

《背景》季語:秋[秋]
妻とクルマで出掛け、蕎麦屋で腹ごしらえしてから古本探し。
仕上げに珈琲を飲んで休日を過ごした。
「この“トライアングル”はいいよね」と二人で笑った。
秋にはますますこのトライアングルの行き来が増すだろうと話した。

 

2024/04/29

俳句を詠んでみる_0080【 朝涼(あさすず)に 釣糸垂れる 少年期 】

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小学生の頃、休日の朝早くにフナ釣りに行った思い出を句にしました。

【 朝涼(あさすず)に 釣糸垂れる 少年期 】

《背景》季語:朝涼[夏]
少年期、夏の朝、まだちょっと涼しさを感じる早朝から家を出て近くの池に向かう。
池に着くと、もう大人の先客がいる。
先を越されたと思いながら、前夜に準備した釣り竿にエサをつけて投げ入れる。
日曜日、休みの朝のわくわくとするひとときだった。

 

2024/04/23

俳句を詠んでみる_0071【 木の撥(ばち)で シンバル叩く音 冷たし 】

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また楽器のことで一句、高校生の頃を思い出して詠みました。

【 木の撥(ばち)で シンバル叩く音 冷たし 】

《背景》季語:冷たし[冬]
高校の頃からバンドを作り、楽器はドラムだった。
冬の寒い部屋での練習、木製スティックのチップ(先の丸くなっている部分)が金属製のシンバルに当たる音は、木と金属のぶつかるカツーン・カツーンという、叩いている者だけが聞くことの出来る冷たい音だった。

 

2024/04/18

俳句を詠んでみる_0060【 風涼し シーグラス求め 保田の浜 】

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ある日知ったシーグラスの存在、家族で海に探しに出たときの一句。

【 風涼し シーグラス求め 保田の浜 】

《背景》季語:風涼し[夏]
ビンなどのガラスの破片が波に洗われ、角が取れ、素朴な宝石のような輝きを持つものになって海岸に流れ着くシーグラス。
器に入れてもきれいだが、それを使ってちょっとした芸術的な作品にもなる。
妻、長女と鋸南町の保田海岸に出掛けた。
暑い日だったが、海からの風は一瞬暑さを忘れるような爽快感がある。
家族三人、色とりどりのシーグラスを集めた。

 

 

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2024/03/01

夏井先生の「句会ライブ」優勝賞品でいただいた『2024年版 夏井いつきの365日季語手帳』を読みました。

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『2024年版 夏井いつきの365日季語手帳/夏井いつき著(レゾンクリエイト)』を読みました。
すでにご紹介いたしましたが、2月24日に市原市民会館で開かれたテレビ番組・プレバト俳句コーナーでお馴染みの夏井いつき先生の「句会ライブ」で私が優勝したときの賞品としていただいたご著書です。

一年365日それぞれに季語を付して、さまざまな方の句を紹介し(梅沢富雄さんのものもありました)、先生から発想のヒントも随所に書かれている本でした。

・・で、私、決心いたしました。

俳句をこれから毎日とは言わずとも、一週間に一~二句くらいは詠んでみようと(^_^;)

先だっての句会ライブで書いた俳句が私の人生最初の俳句でした。
思わぬビギナーズラックで優勝という信じられないものを得ましたが、今まで何度も書いてみようと思いつつ、やってみると何も思いつかない ^_^; ということで、あきらめていたものの、あの日になんとか書くことが出来たので、せっかくだから俳句を継続的に詠んでみようと“大決心”いたしました(*^^*)

いただいたこの本、今まで私がまったく知らなかった季語が満載でした。
そして、初めて経験する俳句を読むことによる“痺れるような感覚”、下手くそでもいいから私も何か書いてみたいと思ったのです。

そして、季語やその他俳句知識に乏しい私なので、写真にあるような「俳句歳時記」と「言葉の歳時記」という本も手に入れてみました。

とりあえず、一週間に一句はなんとか詠んでみたいと思っています。

今、すこし“ワクワク”しているところです!

 

2023/10/08

角田光代さんの「よなかの散歩」を読んだ。

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『よなかの散歩/角田光代著(新潮文庫)』という本を古本で見つけ、読んでみました。
この本は、2011年に株式会社オレンジページより刊行されたものの文庫化本です。

角田さんの、なんというか“開けっぴろげ”な書きぶりが一番の魅力となっている本だと思いました。
自分が四十代になろうというのに、二十代の女性のファッションを見て、自分も着てみたいとお店に行き、買おうとする、あるいは買ってしまう。
自分の年齢にふと気づいて三十代向けの売り場に行くが、それでもなんだか不相応に感じてそれ以上の年代の売り場に目を向けるが、自分はまだまだそんな歳だとは感じない・・と思い、そんな売り場は避けてしまう。

飲みに行けば、記憶が無くなるほど飲み、それについても正直に書いてしまう(^_^;)

三十代になるまでは、かなりな偏食で、魚は食べないし、野菜などについても強烈な好き嫌いがあったことがわかりましたが、でも突然それをやめて色々食べ始め、自分でも工夫して料理を始める・・極端な変わり目に読んでいて驚きました。

気に入ったシャツなどは十二年も着倒し、襟が黄ばんでも、ボタンが取れたままになってもずうっと着ている、そんな性格もわかりました。

お金が貯まると聞いて家計簿を付け始めるが、「飲み代五千円くらい」などと段々大雑把になり、一日の集計もしなくなるが、それでもずっと書き続けている。
結局、ごまかしだらけの、ただのメモになるのだが、誰と何処で何を食べたかだけは毎日書いているので五年、十年と時が経つとおもしろく興味深くなるという・・わかるような気がする。

ボクシングジムにも何年も通うが、試合はしないのだと言うと皆が不思議がる。
でも、目標がない、まるでない、ただはじめてしまっただけ!という。
目標がないから向上心もなく、努力もせず、だけどそんなだから長続きがするというのです。

私もつい最近、手指を動かすのはいいことなんじゃないかと思い、ハードオフというリサイクルショップでエレキギターを買ってまいりました。
本来はドラムを叩いていたのですが、もう家の中にセットを組むスペースはなく、練習なんて出来ない、そこで過去にコードを“じゃら~ん”と鳴らす程度だったギターを自分のものとして手に入れ、少しやってみようと思ったのです。
そして角田さんを“見習って”(^^;)目標を置かず、時々手に取って、ちょびっとさわってみる程度のことをしようと思っています。
「〇〇という曲を完コピしよう」などという高い目標は定めません!やれることだけ少しやる、これで行こうと思います。

色々書きましたが、角田さんの日常のおもしろさを綴ったエッセイ、楽しめました。

 

2023/10/02

「ジャンボ旅客機99の謎」という古い本を読みました。

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『ジャンボ旅客機99の謎 ~ベテラン整備士が明かす意外な事実~/エラワン・ウイパー著 ウイチャイ・ワンナワック訳(二見文庫)』という2005年発行の本を古本で見つけ、読んでみました。

かつてジャンボ・ジェット機って誰もが知っている旅客機であったし、日本人にとっても馴染み深い飛行機だったと思います。
そんな機体について、ベテラン整備士が私たちが知らないことをたくさん書いた本になっていました。

そもそもの“大きさ”から入り、主翼が8mも“しなる”なんてことも書かれています。

エアコンは付いていなくて、別の機能が使われていること、あんな重い物がなぜ空中に浮かび上がるのか、飛行ルートの決め方、なぜ上空で機体が凍り付かないのか、翼にある燃料タンク内の点検孔と実際に人が入っていくとその内部の状況がどうなっているか、日航ジャンボ機の事故後に油圧系統が3~4系統になり、万一の不具合に備えている・・などなどたくさんの項目がありました。

飛行機に興味のある人って、やはり鉄道マニアみたいに、乗ることが好きな人、見たり写真を撮ったりすることが好きな人、メカニズムに興味を持つ人、航空上の歴史が好きな人、などなど様々だと思いますが、この本はそのような人にとっては“初歩”的なことが書かれてはいるものの、入門編としてはとても役立つし、楽しい本だと思いました。
私も楽しめました(*^^*)

 

2023/08/14

伊集院静さんの「大人の男の遊び方」を読みました。

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『大人の男の遊び方/伊集院静著(双葉社)』を古本で見つけて読んでみました。

大きく分けると、「酒の飲み方」「人との出逢い」「ゴルフ」「ギャンブル」という感じだったのですが、ゴルフとギャンブルは私とは一生縁遠いものだと感じておりますので、少し端折って最初に“やっつけちゃい”ましょう(^_^;)

ゴルフについては、この本にも書かれていましたが、実際にボールを打っている時間よりも圧倒的に歩いている時間が長いわけです。
だから、その都度自分の今のプレイについて反省したり、確認したりいろいろと考えながらコースを回るので、自分を見つめる時間、自分との戦いみたいなものがその多くを占めているようです。
そういうことなら、私のテリトリーとなるわけですが、金も無いし(^^;)、できれば音楽などに多くの時間を割きたい私でもありますので、今後もやることはないでしょう。
でも、書かれていたことはとても勉強になりました。

そしてギャンブルですが、これもまた今までも全く関わり合いになったことがありません。
競輪、競馬、カジノに麻雀、どれもこれも何の興味もありません。
伊集院さんが書かれていたことで、覚えておこうと思ったのは、勝っても負けても、常に自分の「フォーム」を持って、それにそって手を打ち、形をくずさないということでした。
これは、ギャンブルだけでなく、様々な決断などをするときにとても役立つことだと感じました。

酒の飲み方については、私も東京時代に一か月に仕事とプライベートを含め、20日飲み会があるという経験をし、失敗もたくさんして、いろいろ覚えました。
だから目上の人と飲む場合の伊集院さんのアドバイスもよくわかったし(ここで書いちゃうと伊集院さんの営業妨害になるので中身は書きませんが)、友達と飲む場合、女性と飲む場合、などあらためて「そうだ、そうだ、それが肝心!」と思うこと多々でした。

ひとりで飲むのがある意味一番いいのですが、そのときは「酔い心地を愉しむ」というのが基本だ・・と伊集院さんに同感したのでした。

人との出逢いのところでは、松井秀喜さんとの出逢いや、立川談志さんとのエピソード、前川清さんの心づかいなど、実例を挙げて“良き出逢い”の紹介がありました。
私にも、“この人と出逢えてよかった”という人が今まで生きてきた中で何人かいます。
今でもその出逢いを大切にして生きています。
それがいつも心の支えになるのです。

というわけで、伊集院さんの「大人の男の遊び方」指南、心して読みました。
内容を噛みしめつつ、また明日からの「人との出逢い」と「お酒とのつきあい」もしていこうと思います。

 

2023/03/15

太田和彦さんの「書を置いて、街へ出よう」を読みました。

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『書を置いて、街へ出よう/太田和彦著(晶文社)』を読みました。
私にしては珍しく新刊本です(*^^*)

新聞の新刊本紹介に載っていて、読みたくなり、買っちゃいました。

太田さんといえば、“居酒屋”ですが、この本はお酒や酒場の本ではなく、喜寿を迎える太田さんがそんな喜寿間近の人生の時期をどう過ごしたらいいだろうと書かれたものでした。

ご近所歩きから、美術館へ出掛ける、映画を見に行く、芝居を見に行く、コンサートを聞きに行く、銀座をそぞろ歩き、そしてランチ、浪曲を聞きに行ったり、名建築と呼ばれる建物を見に行き、さらに庭園にも行ってみる。
骨董市をめぐり、手頃な値段の蕎麦猪口などを買い求める、レコードを聞く、落語を聞きに寄席へ、アナログ・レコードでジャズなどを聞き、銀座で“おでん三昧”をしたり・・太田さんの毎日は、多様な趣味やご自身が興味を持ったもので埋まっていきます。

何か身に着けようということではなく、色々なところに出掛け、触れ、経験し、それが喜びになっているのだ、ということなのだと思います。

この本のタイトルは「“書を置いて”、街へ出よう」ですが、私も自分の時間を色々なことに興味を持って過ごし、“書”は置かず(^_^.)日々ガンガン読み、映画だ、美術館だ、芝居だなどと色々とやっていたのに“コロナ禍”がやって来て、だいぶやろうとしていたことが出来なくなっておりました。

この本の“生き生き”とした太田さんの様子を読み、再度ギアをシフトして、また色々なことにどんどん飛び込んで行きたいと思いました。

渓流沿いなども歩きに行きたいなぁ。
少し気持ちが上向きになってまいりました(#^.^#)

 

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