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2017/08/20

知れば恐ろしい「日本人の風習」を読みました

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『知れば恐ろしい「日本人の風習」/千葉公慈著(河出文庫)』という本を読みました。
著者は千葉県市原市出身で、駒澤女子大学教授。市原市出身ということで、千葉市のお隣、私にも馴染のある風習などについても書かれていました。

現在の葬式では黒装束で参列するが、昔は“白”だったという話や、夜に口笛を吹いたり、爪を切ってはならないと言われるのは、どういうことからか、などという私たちの日常にまだ“生きている”慣わし、風習の謎について、その来歴なども書かれていました。
なので、タイトルにあるように“知れば恐ろしい”というエピソードは実際にはそんなにありませんでした。
これは、タイトルで読者に興味を持ってもらうための編集者の“工夫”みたいなものですね(*^_^*)

ひとつ、たいへん気になった項目がありました。
「お稲荷さん」についてです。
仏教では稲荷のことを「茶吉尼天(だきにてん)」と呼び、元来はインドのシヴァ神の妻にして、破壊と殺戮の女神カーリーの従者だったのだそう。
インドの数ある神々の中でも、生きた人の肝や肉を食うヒンズー教の魔神として恐れられていたとのこと。

でも、ブッダから生者の肉を食うことを禁じられ、以来、ダーキニーとその末裔たちは寒林(墓場)に住み、死者の肉だけを食べるようになった・・。

それ以後は半年前に人の死の予期をすることができるようになったり、ダーキニーに自分の肝を捧げる約束をすると願いを叶えてくれる、などの信仰対象になったのだそうで・・。

・・・私、子供の頃、“こっくりさん”というのを友達とやっていて、あなたは誰ですか?と尋ねると、「狐」であると言われ、「どうぞお下がりください」と言っても「いやだ」と帰ってくれなくなったことがありました。
そのときの恐怖ったらすごいものでした。

挙げ句に、その「狐」さまは、「午前零時に神社の境内に“犬の生肉”を持って来い」との命令を下されたのでした・・・(T_T)

結局、生肉はもちろん持って行きませんでしたが、人生のピンチ、最大の恐怖の記憶として残っています。
この本を読んだ今にして思えば、あの“こっくりさん”は、「ダーキニー」?!


【Now Playing】 A Day In The Life / The Beatles ( Rock )

2017/08/18

「泥酔懺悔」を読んだ

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『泥酔懺悔(でいすいざんげ)/朝倉かすみ他11名(ちくま文庫)』という本を読みました。
朝倉さん他、平松洋子さん、室井滋さん、山崎ナオコーラさん、三浦しをんさんなど、多彩な方々の“酒飲み”に関するお話がぎゅっと詰めてありました。

飲めない人もいました。
そしてそれらの人達は、泥酔する輩の行動について、「いつから酔い始めたんだ?」「人の話を聞いているのか?」「なぜ今まで酔っていいかげんに話を聞いていたのに、突然醒めたように冷酷な締めの言葉を発するのか?」など半分怒っている状態でした。
さらに泥酔した人を介抱してあげたのに、自分の服や靴に嘔吐された・・・などのひどい話も登場。
さらにそんなひどいことをしたにもかかわらず、記憶がないってのはどういうこと?!という理解不能な泥酔者達の行動に対するご意見もあった。

飲める人は、「飲まなきゃ自分の人生始まらないんだよ」「生中2杯?そこまでは“水”と同じだろう!」ってのもいました。
どうやって家に帰ったのかわからない、なぜ人の家の寝袋にぶち込まれていたのか、それが問題だ、などというわけのわかんない人もいます。

初めて酒を飲んだ話、初めてコンパに行った話、年下の男と海辺でビールを飲みながらしみじみと語り合う話、どれもこれも酒にまつわるどうでもいい話だが、でも面白い!(^_^;)
そんな酒飲みにしかわからない、そして下戸にしかわからない話満載です。

えっ?!お前はどっちだ?って。
私はどっちの気持ちもわかるのです。
基本的に飲んできた人生ではありますが、途中でまったく飲まない時期が何年もありました。
でも、特にお酒が恋しいということもありませんでした。そのときには、酒飲みの気持ちがよくわからないという感覚が確かにありました。

ま、お互い迷惑をかけないように過していきましょう。
基本的に呑兵衛の飲み会には下戸は誘わない方がいい、互いにろくなことにならないというのが今までの経験でわかっています。そしてお互いが相手に対して変な恨みのような感情を持つことがある・・。

とりあえず、この本を読んでから仲の良い飲み友達と、この本をネタにして一杯やってみたらいかがでしょう。
下戸の方々もコメダ珈琲などで甘いものでも飲みながら“泥酔者達”の悪行三昧をやり玉にあげて楽しんでみたらいかがでしょう。

以上です。


【Now Playing】 Dig A Pony / The Beatles ( Rock )

2017/08/17

「しっくりこない日本語」を読んだ

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『しっくりこない日本語/北原保雄著(小学館新書)』を読みました。
著者は国語学者で、現在は新潟産業大学学長をつとめられています。
私よりも年代はずっと上の方ですが、日本語に対する感覚は割と近い感じがしました。
でも、私もけっこう指摘を受けそうな言葉づかいをしているんですけどね・・…σ(^_^;)

「きれくなる」→きれいになる・・という意味でしょうか。
著者同様私も使わないです。

「思惑」を【しわく】と読む人・・「おもわく」と私は読みますが、けっこう私の上司だった人達も【しわく】と読んでいました。最初は何のことかわかりませんでしたが、ああ「おもわく」のことだな、と後でわかったことがありました。
[困惑]や[迷惑]などの語と混同しているのかもしれません。

「気が置けない」は、本来の「遠慮する必要がない」「気が許せる」という意味にとっている人が少なく、逆の意味にとっている人が多いとのことですが、私はそのことを知ってるにもかかわらず、どう取られるかわからないので、使えないのです。
逆の意味にとられてしまう可能性があるわけですからね。

その歌の「さわり」だけ聞かせてください。
・・これも、「さわり」は本来、歌でいえば“サビ(聞かせどころ)”にあたる部分のことを言うのですが、でも一般には[最初の部分]だと思っている人が多いのではないでしょうか。
・・だから、勘違いされると思われるので、使えないのです。

<ら抜き言葉>の「着れる」「出れる」「見れる」などがいい例だと思いますが、多勢に無勢で若い人は(けっこう年配者も)使っています。・・これも私は使わないのですが、もう時間の問題で主力になっていくかと思われます。

それが高じて「考えれる」「わきまえれる」「信じれる」なども勢力を増そうかという状況ですが、ここまでくると“バカっぽい”ので、まだまだ大丈夫かも・・。

読んでいくと、著者が感じ取っているように日々日本語は変化し、誤った使い方が正しい使い方を駆逐していく様子がわかります。
そしてさらに著者や対談を終盤でされている梶原しげるさんもおっしゃっていますが、「そうだとしても、自分はその誤りを指摘し、最後まで正しい使い方をしていたきたい」というわけです(^_^;)
で、私もその一派です。

言葉には敏感にありたいな、と思いつつ本日の書き込み終了です。
でも、私も多々間違った使い方をしていると思いますので、その際は遠慮無くご指摘ください。勉強になるので。
よろしくお願いいたします。


【Now Playing】 ロゴスピラミッドグリルコンパクト考察 / 与力さん ( YouTube )

2017/08/15

「德川慶喜家にようこそ」を読んだ

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『德川慶喜家にようこそ -我が家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の横顔-/德川慶
朝著(文春文庫)』を読みました。ブックオフで買い求めた1997年初出の本です。
著者は最後の将軍、德川慶喜からみたら“ひ孫”にあたる慶朝氏です。

最近古本として買ったのですが、今年は大政奉還から150周年なんですってね。このタイミング、偶然ですがちょっと驚きました。

著者も書いていますが、この本では大政奉還までの激動の歴史的出来事、その際慶喜が取った政治的な行動などについてはほんど一切書かれていません。
ようするに、その後の慶喜公とその家族、子孫の暮らしについてが主な内容です。

大政を明け渡してしまったことで恨んでいる人達もいると著者が書いていますが、慶喜は大事のあと、様々な趣味を持ち、どれも本気で取り組み、玄人はだしだったようです。
静岡や東京の屋敷の様子や、そこでの出来事、親や親類から聞いた慶喜公その人の人柄などについてふれていて、慶喜公本人が写真に撮られることも撮ることも好きだったこともあって、多くの写真が残されており、それを見ると「意外と江戸の時代は近いところにあるのだな」と思いました。

だから遠い歴史上の出来事というよりも、とても身近にそれぞれのエピソードが感じられて、「慶喜公に会ってみたい」なんて思ってしまいました。
最後の将軍なのですから、やや浮き世離れしたところはあるかもしれませんが、人としての魅力をたたえた人だったようです。

慶喜公のあと、慶久は30代で急逝(とても優秀な方だったようで「将来は総理大臣になるのでは」と言っていた人もいたようです)、そのあとの慶光は戦時に兵隊としてとられ、戦地での病気など、たいへん辛く厳しい生き方を余儀なくされたのがわかりました。

そんな中の家族の様子なども著者の父母のことなので詳しく書かれていて、やがて財産なども納税のためにほとんど失い、今や德川家はマンション住まいとなっていて、著者はサラリーマンから独立して写真家となって(慶喜の血を引いた?)います。

全く普通の生活をされているようですが、名を名乗った途端に「德川ってあの德川?!」ということになり、宿などでも大歓待されたりして、むしろそれが煩わしいなどということも書かれていました。

私はよく「好きな戦国武将は?」などと聞かれると「人殺しに好きな人はいません」と答えるのですが、この本で語られている普通の人としての慶喜以降の人達の生き方にとても興味を持ちました。
庶民の生き方、人生の過ごし方にふれて、最後の将軍がどのような事をしたのか、どういうふうに暮らしていったのか、たいへん面白く読みました。
慶喜やそのあとの慶久などは武士でなくとも、一般の人々から見ても魅力的な人だったのかもしれません。

その後に次ぐ著者を含めたお二人も何らかの“血”を感じさせる行動をしています。
あっという間に読み終えました。

あまり内容にふれるとせっかくの慶朝氏の著書売れ行きに影響してしまいますので、ぜひとも詳しい内容については直接読んでみてください。
面白い本でした。


【Now Playing】 Hello Goodbye / European Jazz Trio ( Jazz )

2017/08/10

日本エッセイスト・クラブ編「散歩とカツ丼」を読みました

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『散歩とカツ丼/日本エッセイスト・クラブ編・'10年版ベスト・エッセイ集(文春文庫)』を読みました。もちろんブックオフ価格でd(^_^o)

ここに登場するエッセイはプロ・アマの競演で、それぞれの人生模様が浮かび上がってくるようで、心底“堪能”いたしました。どの人の文もうまいっ!!

タイトルの「散歩とカツ丼」を見て、どこかで永井荷風が出てくるのかな、と思っていましたが、ラストに作家・コピーライターの新井千裕さんの一文があり、荷風先生の市川在住時の散歩道のことが書かれていました。

漬物が幸せのバロメーターであるという話も面白かった。
ようするに手間ひまかけてする漬物づくりは、夫婦間にいざこざがあったりすれば、せいぜい浅漬けになってしまうのだ、というもので、漬物ひとつでもこんなに人生模様を感じさせる文章が書けるのだと、あらためて思いました。
私がブログで書いていることなぞ、浅い・・浅すぎる・・。

東京駅内の蕎麦屋で見かけた美人の鮮やかな“食い逃げ”の話も、その展開、スピード感が素晴らしく、これは読んでみてほしいです。食い逃げも鮮やかにやられてしまった話ですが、読んでいるこちらは著者にもその見事な書きぶりに“やられて”しまった感がありました。

居酒屋に入って、そこの客の会話などを聞いているだけで世の中の動きが見えてくる話もありましたが、これは鋭い観察眼(耳?)と、理解力無かりせば語れないものだとも思いました。
どの著者も人の言葉や、世の動き、ちょっとした出来事などにとても敏感です。見習いたい。

著者も作家のみならず、お医者さんや学者、写真家、染織家など多彩で、楽しく読めましたし、勉強になることがたくさんありました。
いいエッセイ集でしたよ。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 研究者 飯田忠義 ( NHK-AM )

2017/08/07

「たとえば、ブラッキーとクラプトン」読みました

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『たとえば、ブラッキーとクラプトン -ぼくらが恋した伝説のギターたち-/細川真平・近藤正義著(リットーミュージック)』を読みました。

これは、ロックファンなら誰もが知っている、誰もが憧れたギタリストとその愛器についてギター大好きな人が書いた本と言えます。
ギター小僧でなかった私にも、とても興味深く読めました。

エリック・クラプトンのストラトキャスター、愛称ブラッキーは、多くの人が指板も剥げ、ヘッドの部分に煙草の焼け焦げがある、ああ、あのギターって思い浮かべることができるでしょう。
それに、クイーンのブライアン・メイが暖炉にあった木を削りだして自作したレッド・スペシャル、世界で唯一の素晴らしいデザインとフェイズサウンドのギター、これも知らなかったらロックファンじゃありませんよね。
そんなギターの持ち主とギターの物語がこの本です。持ち主が次々と変遷していくギターも多々ありました。

私が気になったのは、ルーシーと呼ばれた赤いレスポール。
そう、ビートルズのプロモフィルム「レボリューション」でジョージが弾いていたギターです。

クラプトンがジョージにプレゼントし、ホワイトアルバムの「ノット・ギルティ」レコーディングでジョージが使っていましたが・・これは“ボツ”に・・。
そしてそのプレゼントしたギターを使わせてもらってクラプトンがあの名演「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」を弾いています。

今、写真を見ても風格あるレスポールです。

そしてこのギターでジョージは「サムシング」を録音し、クラプトンはまたこのギターをジョージから借りて「レイラ」をライブで演奏。
二人の妻になったパティと二人が繋がっている間はずっとこのルーシーというレスポールがクラプトンとジョージ間に存在しているという印象があって、不思議な気持ちになりました。

あとはビートルズ好きの私としては、ジョンのエピフォン・カジノです。
この本には映画「レット・イット・ビー」でジョンが屋上で弾いていたときの状態の写真が掲載されています(塗装がなく、ナチュラル・ウッドなボディ)が、実は日本公演でジョンが弾いていたのもこのギターで、あのときはサンバーストの塗装が施されていました。ジョンがボディの“鳴り”をよくするために塗装を剥がしてしまったんですね。
さいたまにあったジョン・レノン・ミュージアムにもこのギターが展示されていました。私は感動に震えて動けなくなくりました。

私はジョンというと、リッケンバッカーの黒白のショートスケールギターか、このカジノを思い出します。
アップル屋上での「ゲット・バック」、ジョン渾身のソロがギターの姿を見ただけで思い起こされるのです。

で、そんな思い出のギターのお話が、数奇なミュージシャンの運命なども含め、語られているこの本、ロックファンにはなかなか読み応え、見応えのある本でした。


【Now Playing】 Revolution / The Beatles ( Rock )

2017/08/06

女心についての十篇「耳瓔珞(みみようらく)」を読みました

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『女心についての十篇 耳瓔珞(みみようらく)/安野モヨコ 選・画(中公文庫)』を読みました。
名だたる(円地文子、川端康成、白洲正子、岡本かの子、有吉佐和子、芥川龍之介、織田作之助ら)作家の女ごころの“ひだ”を味わう傑作選です。

女の胸をかき乱す、淋しさ、愛欲、諦め、悦び・・などを著わした作品を味わう本です。
様々な作家が書いたものですが、それぞれがそれぞれにインパクト強めで迫ってきました。

いきなりですが、結論として・・女ごころは・・まったくわからん・・・。

だから・・文学になるんですよね。

だから・・男は一生、女の虜となり・・一生、女のために右往左往することになるんですね。

たとえば、川端康成の「むすめごころ」などは、主人公の女性が、自分が好きな相手に自分の好きな友を紹介して、二人をなんとか結びつけようとする。
そんな中、その好きな男から求婚されてもなお、自分の友と大好きな男を結びつけようとする。

そんな状況に苦悶しながら、ついに二人を結婚させた上で嫉妬含みの感情を自分で確かめ、なんだかわからないが、納得するような感情を得る・・。
さらに結婚した方の親友の女性も、「彼は三人で暮らしたいと言っているくらい私たちは仲が良い」みたいな発言をしていて、・・???です。

でも、それを文学として読んでいくと、三人の時間の経過とその空間がたまらなく狂おしくも刺激的、そして不思議な感覚が渦巻くのです。

どの話も“強い”ので、楽しめました。
女ごころの奥の深さにふれたい男性にも女性にもおおすめ本です。


【Now Playing】 土曜ワイドラジオ東京 ナイツのちゃきちゃき大放送 / ナイツ ( TBSラジオ )

2017/07/29

「東京の名店カレー」を読んだ

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『東京の名店カレー/小野員裕著(じっぴコンパクト文庫)』という本を読みました。
著者は、文筆家で大衆料理研究家、そして出張料理人、さらに横濱カレーミュージアムの初代名誉館長も務めたという方。

私はカレーは好きなのですが、この著者のように有名店を食べ歩くなどということはまだほとんどしていません。

今まで行った有名店もせいぜい神保町の「共栄堂」と「ボンディ」くらい。

で、この本を読んでいるうちに行ってみたくなりましたよぉ~っヽ(=´▽`=)ノ
なんというか、想像もつかないようなたたずまいのお店もあるし、写真を見ているだけで、絶対にうまいに違いないというカレーもある。

中華料理屋のカレーにまで突入している著者のアグレッシブさには驚きましたが、カレーというものが喫茶店や洋食屋を中心に和食、居酒屋、さらには親しみやすいスタンドカレーというところまで裾野が広がり、日本というところは素晴らしいところだと、あらためてこの本を読んで感じているところです。
けっこう大衆食堂のカレーに「穴場」がありそうだとも感じました。

このブログでも、そして私のホームページ「オトナの研究室」でも様々な食べ物、お店を取り上げてまいりましたが、今後“カレー”の世界に足を踏み入れていきそうな予感です。

浅草の「夢屋」も載っていましたが、まだ結婚したばかりの頃、妻と弟と浅草寺にお参りして入った記憶があります。
とてもおいしいと感じたのですが、この本に載るくらいのお店だったのですね。
懐かしいからもう一度このお店に行って、そこから“カレーの細道”に入って行こうかなあ(゚ー゚*)。oO

おいしいカレー屋さんをご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントくださいね。
参考にさせてください!(*^_^*)


【Now Playing】 ハンモックでカムバック / ヒロシ ( YouTube )

2017/07/28

手塚治虫傑作選「戦争と日本人」を読みました

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『手塚治虫傑作選「戦争と日本人」/祥伝社新書』を読みました。
これはあの手塚治虫先生が描いた『戦争』に関わる漫画について9編収録したもので、手塚先生自身が中学校(現在の高校)に入った年、日本とアメリカは開戦しています。

現在の内閣はここのところ大きく国民の信頼を失い、揺らいでいるようですが、つい最近までは安保関連の法制改正や、憲法改正に向けて一直線でした。このあいだまでは戦争の記憶や平和の尊さについても風化され、鈍感になりかけていた我々日本国民、このタイミングで実際に戦争のさなか、感じたこと、経験したことを描いた手塚先生の漫画を読んでみることは、とてもいい経験になるのではないか、と思いました。

特に先生の実体験に基づいたと思われる「どついたれ」などを読んでいると、一般の人、普通の人が心の中ではほんとうに戦争がイヤで、早く終わってほしいと思っているにもかかわらず、理不尽な目に遭わされ、しかも本当はやりたくないことをさせられ、どうしようもない無力感を味わっていたことがわかります。

戦争が始まれば、考えられないような悲惨な経験をし、ひとりの人間としての価値など粉微塵になくなってしまうこと・・そんなことが想像できない人が、今たくさんいるような気がします。

自分の家族が、自分が、無理矢理戦わされて死んでいく姿が想像できないのでしょう。
戦うのは自衛隊?、あるいは自民党の憲法改正案に堂々と掲載されている“国防軍”だと思っているのでしょう。
想像力が足りなすぎる、それは私たちと同じ国民で、家族も、愛する人もいる日本国民です。
しかも、徴兵制についてもはっきり否定している発言はありません。「ありえない」とか「勝手に話を大きくつくっている」などと言ってはいますが、「徴兵は行わない」とはひと言も言っていません。・・騙されるなよ。

戦争のせいで互いを裏切り、友を失ってしまった話。

中学生の頃、怖かったガキ大将が、手塚をモデルにした少年の漫画を見ることが楽しみで、可愛い少女の絵を手塚に描いてもらい、それを宝物のようにしていたが、やがて大人になり徴兵され、戦死してしまう話。その元ガキ大将は戦地に手塚が描いた少女の絵を持っていった・・という話。

特攻を命じられたが、打ち落とされ、不時着した島で生きながらえ、でも国では火の玉となって敵艦に大打撃を与えたと・・「軍神」として崇められ、忠霊塔まで建てられてしまい、でも母親はそんなことはちっともうれしくなく、生きていてくれた方がよかったのだと表向きとは裏腹に嘆き悲しむ話。
そして何とかして生きて帰ってきた本人に、「特攻し、大きな戦果をあげ、もう死んだことになっているからもう一度突っ込んでこい」と、無理矢理戦闘機に再度乗せられてしまう話。
などなど、その数多くの作品にはもう読んだ瞬間から“釘付け”になってしまうでしょう。
手塚先生のこういう一面、見てみるのもいいと思いました。


【Now Playing】 I'll Never Smile Again / Bill Evans ( Jazz )

2017/07/27

伊集院静さんの「女と男の品格」を読んだ

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『女と男の品格/伊集院静著(文藝春秋)』を読みました。
週刊文春の中で読者が質問し、伊集院さんが答えるという形式の「人生相談」?的なものをまとめたものです。

質問する人たちも様々。

ギャンブルで勝つにはどうしたらいいか

とか

それなりに金も有り、地位も得た。今後は女道楽がしたいが、どうすればいいか

・・などとロクでもない男からの相談があったかと思えば

熊本の震災後、現地へ寄付等はしたが、まだ自分にできることがあるのではないか、遠くに住んでいるのでボランティアはままならないが、どうすればいいのでしょうか

という相談もある。

伊集院さんは、呆れかえったり、怒ったり、突き放したり、感心したり、様々な対応を繰り広げます。
他の人がやれば、「あんまりだ」と非難されそうな発言も多々ありますが、でも“伊集院節”は読んでいて気持ちいいっ!

一番私の印象に残ったのは、「この世でいちばんエラいのは女だ」という主旨の発言が度々出てくることです。
あの伊集院氏にしてからが、このお言葉。
女性をいちばんわかっている人が言うのだから“重い”言葉です。

家族、家庭を動かしているのは女性。
社会を動かしているのも女性。
それに男は従っているのが一番いいのだ、というのにも全くの同感です。
私にも今のこの年代にしてやっとわかったこの世の定理。
それがわからず、我儘を通し、暴走しているのがくだらない役立たずの男達という寸法です。よぉくわかりました・・。

読んでみて、怒るもよし、笑うもよし、泣くもよし、共感するもよし、“人生の七味”みたいな本でした。


【Now Playing】 あさラジ / 髙嶋秀武 ( ニッポン放送 )

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