古本の頁を繰っていて見つけるもの
最近はコロナ禍で東京まで出掛け、古本屋、古書店めぐりをしていませんで、専らブックオフで古本を買い求めているのですが、買って来た古本をパラパラとめくっていると、いろいろなものを発見します。
「謹呈」と書かれた栞が挟まれていることがあります。
“著者謹呈”というやつです。せっかく著者からいただいたのに売ってしまった本というわけで、売るときに除けばいいのに、と思いますがせっかくの謹呈本を売り払うような人なので、そんなこと“お構いなし”なのでしょう(^_^;)
さらにいろいろなものに出会います。
飲物などのレシートが入っていることもあるし、病院の領収書や、乗車券の半券などが入っていることもあります。
人からもらった葉書が挟まれていることもあって、ドキッとします。
病気がなかなか良くならない、でも日々なんとか頑張っています・・なんて書いてあったことがありました。どんな人がどんな間柄の人に送ったのか、などと暫し想いを馳せたりすることもあったのです。
出版記念パーティー会場で売られ、その領収書が入っていたこともありました。
まるで新品だったので、即座に売ったのだと思いますが、あんまりだよ・・と思ったりします (・_・;
あとは、栞代わりに読み終えたところまでページの“耳”を折ってあるもの・・(T_T)
いっぱい折ってあるので、私としては気になり、全部元に戻します。だって気になるもの。
それから、赤ペンや鉛筆などで本人が大事だと思ったらしき部分に「線」を引いているものがあります。
ただでさえ“うっとうしい”のに、これがさぁ・・どう読んでも重要でも何でもない“お門違い”な部分に線が引かれているのです(>_<)
それが気になってもう読むことが出来ないし、苛立たしい!(^^;)
だから、お店でパラパラとやってみて、線が引かれているものはもう買わないっ!d(^_^o)
逆に古書店などに行くと、とても古い個人のアルバムなどが売られていることがあります。
古本に写真が一枚挟まっていたというのでなく、最初っから写真満載のアルバムが単体で売られているのです。
私は、若い頃に、軽井沢のあの上皇様と上皇后様のロマンスの場となったテニスコート近くの公民館で何かの企画だったのでしょうか、古書が売られていたところに出くわし、そこにもアルバムがいくつか売られていて、昔の上流階級であったであろう家族のものがあり、その華麗な生活が写されているアルバムに驚いたことがあります。
ちょっと怖くて買うことはしませんでしたが・・。
ということで、古本、古書には様々な過去の発見物がついてくることがある、というお話でした。
最近のコメント