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2017/09/24

「知識人99人の死に方」を少しずつ読みました

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直前のブログにちょっと書いた『知識人99人の死に方/荒俣宏・監修(角川文庫)』を少しずつながら読み進み、読み終えました。

監修の荒俣さんはすでにテレビ出演されているところなどをご覧になってご存知の方も多いと思います。“博物学の巨人”みたいな人です。

私にとって子供の頃から一番身近な漫画の手塚治虫先生や、澁澤龍彦、森茉莉、三島由紀夫、寺山修司、江戸川乱歩、向田邦子、市川房枝、高村光太郎、棟方志功・・・ありとあらゆるジャンルの知識人、99人の最期について書かれています。

死を当然のものと受け容れ、泰然としている者、怖れるもの、必死で戦う者、突然あっけなく逝く者、それぞれの死の数年前から直前、死に至る様子などが書かれていて、前のブログでも書きましたが、私自身が体調不良の時に読んだもので、こちらもどんどん元気がなくなりました (・_・;

奥さんの名を呼び死んでいった人もいましたし、家族に見守られながら死んでいった人もいました。
孤独な死もいくつもありました。
あらためて自分が死ぬときのことも思いました。どんな状況で死ぬのだろうと・・。

子供の頃から死ぬときのことを考えて寝られぬ夜を過したこともありましたが、今はどうやって死ねばよいのか、などと考えるようになりました。
じたばたしてみっともない死に方はしたくないな・・と。

このブログもある意味、日々自分に決着をつけて、死ぬ準備をしているようなものだとも、あらためて思いました。そう思うと少し、心落ち着くのです。

壮絶なシーンなどもありましたが、私がこの本で一番印象に残ってしまったシーン、再現いたします。
日本の洋画界にあって時代を画した画家・林武(享年78歳 死因・肝臓ガン)の亡くなる数日前の様子です。
美術評論家・田中穣がこう書いています。

【風呂に入るのは無理だから、体をふいてあげましょう、いい子だから、そうしましょ、と看護婦たちが赤子をあやすようにしてその準備にとりかかったところで、私はひとまず病室を出たが、それから四、五十分後、患者の懇望した“入浴”はすでに終わっているはずの病室へ、私は帰り際の挨拶をしにはいって、たじろいだ。ベッドの上の裸のその人の男性が、天に向かって、いきり立っていた。それは不死身の巨大さを見せて、怒りにふるえ泣いていたのだ】

・・う~む、なんということか。


【Now Playing】 歌の日曜散歩 / 杉原満・石山智恵 ( NHK-AM )

2017/09/22

体調不良に苦しむ

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写真は雨の庭に咲く花・・今の自分のよう。

先々週に体調をくずし、床に伏せることになり、数日かかってなんとか無理矢理にでも仕事に出たのですが、今週に入り、気温が低くなったことと、執務室内のエアコンの妙な効き方が祟ったのか、火曜日から日増しに具合が悪くなってきて、昨日木曜日には、身体の中、芯まで冷えているような感覚になり・・頭痛、喉の痛み、喘息、古傷の腰からくる右脚の激烈な痛み、併せて目眩なども重なり、再度のダウンとなりました・・ (・_・;

火曜日から帰宅したらすぐに寝て、なんとか治そうとしたのですが、ついに昨日耐えられなくなり午後からダウン、きょうも休むことに。

おまけに、またこのブログでご紹介しますが、最近読んでいた本が「知識人99人の死に方」という本で、著名知識人の死に際の様子ばかり書かれた本を読んでいたため、どんどん心細くなる私・・。
死んじゃうんじゃないか、などとすっかり弱気になりました(^_^;)

いままでだったら、布団に入り、おとなしくしていれば、たいがい一日で治ったものが、ここのところ、そんなに短期間には回復しなくなりました。
どんどん悪くなっていく体調は、まるで悪魔に取り憑かれたようで、急加速するように全身が不調の渦に巻き込まれます。いけません。

昨日から寝っぱなしで本日なんとか回復のきざしが見えてきました。
食べ物はまだ豆腐しか食べておりませんが・・。

できれば明日からまた、今までどおりの自分に戻っていろいろアップしたいと思います。
それでは今夜はこれにて。

2017/09/12

映画「歓びのトスカーナ」を見た

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映画『歓びのトスカーナ(La Pazza Gioia)/2016年 イタリア・フランス合作 監督:パオロ・ヴィルズィ 出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ミカエラ・ラマッツォティ』を千葉劇場で見てきました。

主演は二人の女性。“精神病院”というものを捨てた国、イタリアでの精神を病んだ女性の物語。原題の「La Pazza Gioia」は「狂気の快楽」・・、日本では考えられない精神病院という監獄型治療装置のない国でのお話、見ているこちらは日本人ですからその好対照が映画そのものの印象と共に衝撃的でした。

イタリア・トスカーナの緑豊かな丘の上にある精神診療施設から物語は始まりますが、自称“伯爵夫人”のベアトリーチェ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)と、施設の新参者ドナテッラ(ミカエラ・ラマッツォティ)が同室になるところから話は急展開し、二人は施設を抜け出し、行き当たりばったりの無茶苦茶な逃避行(クルマや、親族から宝飾類を盗んだりもする)をものすごい勢いで行います。


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極度の“虚言癖”、恐ろしいまでの“ハイテンション”、周囲を引っかき回すだけ“引っかき回す”ベアトリーチェ。
つねになにかに“脅えて”いて、“テンション低く”、親から捨てられ、男との関係にすがろうとするとその男に“ひどい目に遭わされ”、愛する息子とは“引き裂かれ”ボロボロなドナテッラ。
その二人がありとあらゆる周囲を暴走車のようにかき回し、彼女らの心の中に本来ある“人生に対する切なさ”や“愛おしさ”をトスカーナの美しい自然と街並みの中で爆発的に見せてくれるという・・(もうほんとうに見ているこちらは疲れた)・・映画でした。

日本でこの映画をやるならベアトリーチェは「友近」さん、ドナテッラはオセロの「松島」さんしかない(^^;)と思いました、見てすぐに。

人が持つ、虚栄心や心の中にある闇の部分、哀しさや破滅的なところ、いろいろなものが交錯し、それが美しいトスカーナの光景の中で繰り広げられるイタリア映画。
映画が好きで、映像や映画の構成・仕組みなどにも目配りをするような方には興味の尽きない作品になると思います。
娯楽作品ではないので、ちょっとモードを変えて見に行ってください。


【Now Playing】 NHKマイあさラジオ / 高市佳明・渡辺ひとみ ( NHK-AM )

2017/08/06

女心についての十篇「耳瓔珞(みみようらく)」を読みました

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『女心についての十篇 耳瓔珞(みみようらく)/安野モヨコ 選・画(中公文庫)』を読みました。
名だたる(円地文子、川端康成、白洲正子、岡本かの子、有吉佐和子、芥川龍之介、織田作之助ら)作家の女ごころの“ひだ”を味わう傑作選です。

女の胸をかき乱す、淋しさ、愛欲、諦め、悦び・・などを著わした作品を味わう本です。
様々な作家が書いたものですが、それぞれがそれぞれにインパクト強めで迫ってきました。

いきなりですが、結論として・・女ごころは・・まったくわからん・・・。

だから・・文学になるんですよね。

だから・・男は一生、女の虜となり・・一生、女のために右往左往することになるんですね。

たとえば、川端康成の「むすめごころ」などは、主人公の女性が、自分が好きな相手に自分の好きな友を紹介して、二人をなんとか結びつけようとする。
そんな中、その好きな男から求婚されてもなお、自分の友と大好きな男を結びつけようとする。

そんな状況に苦悶しながら、ついに二人を結婚させた上で嫉妬含みの感情を自分で確かめ、なんだかわからないが、納得するような感情を得る・・。
さらに結婚した方の親友の女性も、「彼は三人で暮らしたいと言っているくらい私たちは仲が良い」みたいな発言をしていて、・・???です。

でも、それを文学として読んでいくと、三人の時間の経過とその空間がたまらなく狂おしくも刺激的、そして不思議な感覚が渦巻くのです。

どの話も“強い”ので、楽しめました。
女ごころの奥の深さにふれたい男性にも女性にもおおすめ本です。


【Now Playing】 土曜ワイドラジオ東京 ナイツのちゃきちゃき大放送 / ナイツ ( TBSラジオ )

2017/08/01

人生の道は難しく厳しいものです

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本日は私の個人的愚痴・嘆き・反省のメモなので特に読んでいただかなくてもけっこうです。自分自身への戒め的に書いています。

今回の話の対象となっている彼は中学時代の同級生。当時からかなり仲良くやってきましたが、ここ7~8年くらいはメールや電話程度で数回のやり取りがあった程度になっていました。私が仕事の関係で、生きていることで手一杯になってしまったことがその原因だと自分でも思います。
10年以上ぶりに同窓会を開こうと持ちかけられました。前回は私が提案し、仕切りました。それも彼からは忘れられていたかも・・。

彼が馴染の店で開催することにしたのですが、そこはあまり場所的には集まりずらい場所でしたし(多くの人が公共の交通機関で帰ることができない)、今回の同窓会は“大義”というか開こうという動機、きっかけがよくわかりませんでした。
突然過ぎて、いざ私が協力することになり、同窓生に電話を掛けても「なぜに?」と聞かれることになったのですが、まあいいでしょう。

数名が苦労して連絡をして、先日打ち合わせをしようということになりました。

その前日に勤めから帰宅すると妻が庭に出ていて、あわてて私のクルマに走り寄ってきました。
「家の電源が落ちている」そして「水が出ない」とのことでした。

ブレーカーを見たり、我が家は田舎で井戸なので、ポンプの入っている小さな小屋の屋根を取り外すと、ゴムやプラスチックが燃えているような激しい臭い。
ポンプ本体の蓋は特殊なネジで止められていて外すことが出来ない。・・もし外れていたら漏電していたので、私は感電死していたかもしれません。

付き合いのある工務店に電話すると、まずは電気屋さんが駆けつけてくれましたが、ポンプが燃えていてショートしていることがわかりました。

もう少し私の帰宅が遅れ、処置が遅れたら、自宅本体に燃え移り、大変なことになっていたところでした。

その夜から翌日にかけて、水が出ないのはもちろん、電源が無いので原始暮らし。
トイレの水はもらい水を浴槽に溜め、バケツで流すということに。もちろん、風呂には入れず、洗い物、洗濯もダメ・・。

そんな状況なので「行くことが出来ない」とラインにて友人の彼へ連絡。
その日は井戸業者に休日だが、来てもらい、さらに休日に開いている問屋を探してもらい、新しいポンプを調達、そして工事へと緊急的にやってもらいました。

で、その日の深夜に彼からラインが。

「しっかりしないと大事なものを失うぞ」
「結局出席は13人になった」
「ドタキャンだけは気をつけようね」

と書かれていたのを見て、一時間ほど考え込みました。
私は、「お前がしっかりしてちゃんと打ち合わせに来なかったから友人達からの信頼を失ったぞ」と受けとめてしまったわけです。

「結局出席は・・」は、「みんなで最終的確認をやってたんだ、わかってんのか」と受けとめてしまいました。

「ドタキャンは気をつけようね」は、「皆で進めているのにドタキャンかよ、何やってんだ、しっかりしろよ」と受けとめてしまいました。

・・で、一時間ほど考え込んだ挙げ句、激怒してしまったのです。
怒りにまかせて「もう同窓会には関わらないし、出ない。今後電話もメールも無用だ。アドレス帳も削除した。そっちも削除してくれ」とメールを送った・・のです。

彼からの返信は見ないようにしようと思っていましたが、見てしまうと、「しっかりしないと・・」は、「自分も過去それに似たことがあったが気をつけないとな」という意味。
「出席者は・・」は、単に数の報告。
「ドタキャンは・・」は、「当日直前にドタキャンしてくるやつがいるから気をつけよう」ということだったと・・。

でも、私にはどうしてもそういうふうに取れなかったのです。

返信のメールには、「お前は変わってしまった」「もともとそんなに期待していなかった」「なにを勘違いしているのかわからん」とも書かれていて・・。

だったらもっと文章をきちっと書けよ、とも思いましたが、スマホで打つことばかりの現代人、端折って端折って入力するのでこんな、どうとも取れる文になってしまったのでしょう。

最悪の状態になり・・今を過しています。
身体の具合が悪くなり、仕事中も気分が重く、胃が痛い。
いい歳して私は何をやっているのでしょうか。

相手のラインを悪意に取ったのは、たとえば facebook で向こうから友達申請してきたのに、 facebook 上で連絡しても「おれは使っていない」という返事があったり、facebook をのぞいてくれれば、今回の同窓会に呼んだ先生の病気を克服してのさまざまな素晴らしい活動の様子がわかるのに、ほぼ無反応だったこと、彼の出身高が野球県予選で勝ち進むたびに私の卒業校でもないのに、試合中継のようにその過程や結果、「よくやった」などというコメントが私のラインに飛び込み、その意図がよくわからず、困惑していたこともあります。

仕事上で「自分大好き」な人からよくひどい目に遭わされることが過去にも多かったので、そんな潜在意識もはたらいたのかもしれません。

彼はたぶん絶対に私のブログなどにも目を通さないと思うので、こうして正直に書いているのですが、今は「大人げなかった、もうしわけなかった」と思っています。

いつか伝わるかもしれないし、そのままでも彼が今後私と付き合うことがないのは、むしろ彼にとって幸せかもしれないので動くことはやめました。

人生の道は難しく、厳しい・・。
たぶんほとんど一人も読んでいないと思いますが、本日は正直な現在の自分の気持ちを書いてみることにしました。


【Now Playing】 ないとエッセー / 牧田善二 ( NHK-AM )

2017/07/27

伊集院静さんの「女と男の品格」を読んだ

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『女と男の品格/伊集院静著(文藝春秋)』を読みました。
週刊文春の中で読者が質問し、伊集院さんが答えるという形式の「人生相談」?的なものをまとめたものです。

質問する人たちも様々。

ギャンブルで勝つにはどうしたらいいか

とか

それなりに金も有り、地位も得た。今後は女道楽がしたいが、どうすればいいか

・・などとロクでもない男からの相談があったかと思えば

熊本の震災後、現地へ寄付等はしたが、まだ自分にできることがあるのではないか、遠くに住んでいるのでボランティアはままならないが、どうすればいいのでしょうか

という相談もある。

伊集院さんは、呆れかえったり、怒ったり、突き放したり、感心したり、様々な対応を繰り広げます。
他の人がやれば、「あんまりだ」と非難されそうな発言も多々ありますが、でも“伊集院節”は読んでいて気持ちいいっ!

一番私の印象に残ったのは、「この世でいちばんエラいのは女だ」という主旨の発言が度々出てくることです。
あの伊集院氏にしてからが、このお言葉。
女性をいちばんわかっている人が言うのだから“重い”言葉です。

家族、家庭を動かしているのは女性。
社会を動かしているのも女性。
それに男は従っているのが一番いいのだ、というのにも全くの同感です。
私にも今のこの年代にしてやっとわかったこの世の定理。
それがわからず、我儘を通し、暴走しているのがくだらない役立たずの男達という寸法です。よぉくわかりました・・。

読んでみて、怒るもよし、笑うもよし、泣くもよし、共感するもよし、“人生の七味”みたいな本でした。


【Now Playing】 あさラジ / 髙嶋秀武 ( ニッポン放送 )

2017/05/29

出口治明さんの「働き方の教科書」を読んだ

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『「働き方」の教科書/出口治明著(新潮文庫)』という本を読みました。
私はこの方を存知上げませんでしたが、“49歳で左遷され、60歳で起業した人生の達人”という出口さん、ものすごい勢いで人生を疾走する、そんな人としての印象を受けました。

京大法学部を出たが、司法試験に落ち、何をしているのかもよくわからない生命保険会社に入る出口さん。
そこで会社で得た仕事のノウハウについて、“目からウロコ”的なものを紹介してくれるのですが、でもそれだけではありません。

人の運命なんて出口さんのように思い描いていたコースを外れることがほとんど、でもそこからものの考え方、人生の考え方、自分の気持ちの持って生き方、それらをどうするかが大事なのだ、というようなことが前半に書かれています。

特に仕事一筋、仕事が人生、仕事が自分そのもの、・・そんな考え方をしていると若い人は今後の人生の道筋を見失うよ・・というアドバイスというか示唆的なことも書かれていました。
仕事をしている時間とその他生活している時間を単純に計算すると、仕事をしている時間は3割にも満たない。
なのにその仕事を全てと考えてしまうのではなく、他の部分、生活し、食事をしたり、家族・彼女・彼などと過す時間、それを大切に、そして仕事はわずか3割程度だと思うと、そんなに思い詰めて仕事をする必要がなくなる、とおっしゃっています。

・・もっと若いときにこの本に書かれているようなことを知りたかった・・…σ(^_^;)と思いました。

そして後半は、50代を境に人生をもう一度考えてリスタートできるのでは、ということも書かれていました。
このあたりになると、ズンズン前に進む出口さんの考え方と自分の考え方に隔たりが出てくるのですが、でも基本的に何かスイッチを切ってしまって、惰性というか残り火というか、細々と人生後半を生きて行くようなことを今現在の自分は望んでいないので、そこでは共感できるものが大いにありました。

ラストでふれている今後の世界の状況、そして日本はどうなっていくのか、という部分では、ある意味楽観的な観測をしているように感じましたが、でも力があって、自分の考える方向に向かって生きて行く出口さんがそう考え、突き進んで行く姿には爽やかな迫力があります。

読んでよかった、明るく、前向きで気持ちに“張り”が出てくるような本でした。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( FMラジオ )

2017/05/20

映画「マイ・ビューティフル・ガーデン(This Beautiful Fantastic)」を見てきました

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映画『マイ・ビューティフル・ガーデン(This Beautiful Fantastic)/2016年英国 監督・脚本:サイモン・アバウド 出演:ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、トム・ウィルキンソン、アンドリュー・スコット、ジェレミー・アーヴァイン』を見てきました。

予告を見ただけで素敵なイングリッシュ・ガーデンに目が釘付けだったのですが、本編でも美しい自然を感じさせる庭を楽しめました。

そして、庭を造り出すことがテーマの映画だと思って足を運んだのですが、実際は主人公の女性(役・ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)が、予測不能な自然の営みが苦手・・特に植物・・で、何にでも秩序と規則正しさを求める“超風変わり”な性格であり、それゆえ庭の手入れが出来ずに、大家から住居の価値が下がってしまうので一ヶ月以内に庭の手入れをせねば追い出されるというそんなストーリー展開のものでした。


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そして隣家の“偏屈じじい”(役・トム・ウィルキンソン)からも荒れ放題の庭について苦情が出て、主人公の女性は意を決して庭を造り始めるのでした。

そこからが実に面白く、隣家の偏屈じじいだと思った男性は、厳しくもやさしく庭について、花について、自然について、そして生きることがどういうことか、について主人公に深く関わってくるのです。

さらに偏屈じじいに雇われていた料理人役のアンドリュー・スコットが二人の間に入り、絶妙な狂言回しを繰り広げます。
この辺はいかにも英国映画らしい演劇的な展開でした。

もう一人、主人公の女性が好きになってしまう男性(役・ジェレミー・アーヴァイン)。
主人公が勤める図書館に資料を求めて来たときから奇天烈な行動をするのですが、主人公に自分の作った機械仕掛けの鳥を見せてくれ、そのうちに二人は“恋に似たもの”をするようになり・・でも、波乱の出来事が起きて二人の恋の行方は・・という楽しみな展開(゚ー゚*)。oO

美しい庭や花々も堪能できますが、むしろこの映画は、人として生きて行く、住まうという行為、自然とのつきあい、人とのつきあい、うつろう季節と時、そんなことを意識させてくれるヒューマン・ストーリーだったと感じました。
やさしい心の持ち主のあなたには絶対のおすすめ映画ですd(^_^o)


【Now Playing】 子ほめ / 桂米朝 ( 落語 )

2017/04/07

映画「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由( MON ROI )」を見た

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映画『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由( MON ROI )/2015年・仏 監督:マイウェン 出演:エマニュエル・ベルコ、ヴァンサン・カッセル』を見ました。

恋愛映画といえばフランス映画を見ろ!なんて誰が言ったか、言わなかったか・・、でもこのフランス製映画は、そんな“恋愛もの”を楽しもうなんて気で見に行ったら痛い目に遭います( ̄O ̄;)

男と女の生き方、恋も愛も憎悪も怨念も淡い気持ちも、ごった混ぜだっ!!
そしてこれが男と女だ、そんな映画だった。


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過去に顔見知りだった男にふとしたところで声を掛け、それが瞬間的に導火線に火が点いた形となり、“モテ男”で完璧風だった男と、住んでいる世界が異なるような知的な女性が一気にのめり込むような愛の世界に突入、子供までつくって、そのまま結婚に・・。

やがて男の女関係のだらしなさ、モテ風で男臭かったように見えて、実はもろい部分、なさけないダメ男な部分も出て来て、女はあきれるが、家庭や人生そのものを崩壊させるような男の振る舞いに、女性も精神的にも身体的にも最悪の状態に追い込まれる。

なのに、何度も男が謝ったり、仲直りしたり、離れたり、拒絶したり、くっついたり、・・これは誰もが経験する男女関係をフランス風に大きくデフォルメさせた男女物語になっていました。


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見ている人は誰もが“腹に一物”的に持っている配偶者への感情を思い起こされ、ちょっと痛い、グサッとくる部分もあるのではないでしょうか。

そして今どきの「異性と付き合うと自分の時間がなくなるからイヤ」などという“腑抜け”には絶対にわからない映画となっておりました(*^_^*)

相手のために自分の時間なんか無きものとして、ぼろぼろになりながら地獄の一丁目まで付き合うのが男女の仲だ、わかってんのか、このぉ~っ!!・・というのが私の意見です、そしてこの映画の意見でもあるようにお見受けいたしました(^_^;)

根性据えて、男に、そして女に向き合う者だけがわかるこの感情、それをあらためて知りたかったら行ってみるといいです。そんな映画でした。甘っちょろい気持ちで行くなよ。


【Now Playing】 Old Folks / Karin Krog ( Jazz )

2017/04/05

三日で一ヶ月分の重み

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4月3日から職場が変わり、仕事内容そのものは変わらないけれど、でも私一人が新しい世界に入って行くことで職場での生活も、家での生活も大きく変わりました。

事前に引き継ぎで新しい職場に行ったときにも、同じ仕事をしているのに職場の雰囲気はまったく異なるものだと瞬間的に感じました。
自分がその場に慣れるのか、あるいは新しい雰囲気、環境の職場を作り出していくのか・・。

新しい職場の環境、雰囲気の変化、という方向を直感的に選びました。

ものすごく大変だと思うけれど、その方が結果的に良いのだと思いました。

少しずつ会話をして、少しずつ溶かしていく・・それがいい・・と信じて、まだ三日間ですが新しい職場で過しています。

だから疲労度は三日で一ヶ月分くらいになりました。
でも、それでいいのです。

今までの自分だったら、そんな方向は選びませんでしたが、ここ数年の自分は常に今までの自分と異なる道を歩むことにしています。結局そっちの方が結果がいいのです。

というわけで、疲れもはげしく、今夜はそろそろゆっくりします。
おやすみなさい。


【Now Playing】 深層深入り 虎ノ門ニュース / 上念司、半井小絵他 ( YouTube )

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