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2024/05/30

「すごい言い訳!/中川越」を読みました。

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『すごい言い訳!/中川越著(新潮社)』という本を読みました。
2019年発行の本ですが、古本で手に入れました。

内容としては・・浮気を疑われている、生活費が底をついた、原稿が締切までに書けない、酒で失敗した、などなどのことから相手方に自分の文筆力を生かして ^^; 手紙等で言い訳する文豪達の実際の文章を紹介し、解説するという本です。

芥川龍之介、谷崎潤一郎、林芙美子、武者小路実篤、太宰治、宮沢賢治、室生犀星、森鴎外、川端康成、まだまだ文豪のお歴々の「言い訳」が次から次へと紹介されていくのです。

二股疑惑をかけられ、命がけで否定する芥川龍之介

下心アリアリのデートの誘いを見事に断る巨匠、樋口一葉

恋人を親友に奪われ、やせ我慢する寺山修司

などなど(^_^;)どれもこれも文豪が書いた手紙や詫び状だから、なんだかありがたいような気になるのですが、けっこう見苦しかったり、恥ずかしいところがあったりで、同じ人間なんだな・・などと安心したりもするのでした。

特に借金をするときの“図々しさ”や、日頃の無作法を詫びるときの本当に詫びているのか?と思えるような傲慢さなども特筆すべきものがあり、今となっては笑い話として読めるものとなっておりました。

やらかした失礼や失態についての言い訳も見どころが多く、挙句に素人でもなかなかやらない「深酒で覚えていない」という言い訳をする北原白秋も“強行中央突破”的ですが、時代が時代なだけに、まあなんとか許されたのでしょう、面白かった(^-^;

今や、手紙など「紙」として証拠に残るような形での言い訳は珍しくなりましたが、「紙」故に残っていた数々の言い訳、実に興味深く、人間の機微を知るところとなりました。

 

2024/05/07

「全身翻訳家/鴻巣友季子」を読みました。

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『全身翻訳家/鴻巣友季子著(ちくま文庫)』を古本で読みました。
著者、鴻巣さんは翻訳家で文芸評論家、この本はその鴻巣さんのエッセイ集です。

2007年に「やみくも」というタイトルで刊行されたものを組み替え、加筆・修正し、さらに新聞、雑誌等に掲載されたエッセイも追加して発行されたものです。

鴻巣さんは小さい頃から色々な“習い事”を親に言われてやったようですが、文科系も運動系も苦手なものばかりで身につかず、でもあるきっかけから英語に興味をもって、「将来は翻訳家しかない」という思いを持つようになり、それを現実化したということが、読んでいてわかりました。

翻訳家って、ただ小説などを翻訳していればいいというわけではなく、その作品自体の“読み解き”が出来るかどうかだとご本人も書かれていましたが、このエッセイを読んでいるだけで、鴻巣さんの独特の視線というか、作品からその“匂い”を感じ取り、心憎い翻訳をされているのが例示されている翻訳を読んでいてもわかりました。

実際に外国に出掛けて行った鴻巣さんの旅の様子も書かれていましたが、街並みやホテルの様子、出会った人、それにこれも驚いたのですが、外国のお酒には滅法詳しい!しかもマニアックかつ、外国小説に出てきたお酒はこれだろう・・という推察も玄人です。

また、細かい言葉遣いなどにも気を配られていることもわかりました。
「ドタキャン」や「まゆつば」「かもねぎ」「早弁」などは略して言うことでしか表現できない気分が漂っているが、「半端ではなく」を「半端なく」と言ったり(※若者言葉の“ハンパない”とは違う元来の意味で)、「正直言って」を「正直」、「基本的に」を「基本」と言ったりすると、一字二字を惜しんで忙しがっている感じがして、野暮ったい、ともおっしゃっています。
これについては、私も同感です。
仕事をしていた時にはそういうタイプの人には警戒しました。油断ならない人が多かったので。

色々書きましたが、翻訳家の“生態”のようなものもわかり(*^^*)面白い本でした。

 

2024/05/05

「言葉のゆくえ 俳句短歌の招待席/坪内稔典・永田和宏」を読みました。

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『言葉のゆくえ 俳句短歌の招待席/坪内稔典・永田和宏(京都新聞出版センター)』という本を古本で手に入れ読みました。

この本は、俳人、歌人を代表するような坪内稔典さん、永田和宏さんのお二人が、「笑い」「卒業」「送り火」などのキーワードを挙げて、俳句・短歌それぞれに句・歌を持ってきてそれを鑑賞し、さらにお二人が詠んだそれぞれのキーワードに関連する句・短歌を互いが鑑賞・批評するという形で構成されていました。

同じキーワードで俳句と短歌を鑑賞すると、読者の私にもその感触がかなり異なることがはっきりとわかりました。

この本の中にはお二人の対談形式のコーナーもあるのですが、そこで俳句初心者の私も初めて知ったというか、認識したのは短歌はもともと格調高いというか、人事や日常の些事を歌っていたものではなく、俳句は私が思っていたのとは逆にけっこう下品なことを基とするような感じだったんだということ。

たぶん私が多くの短歌にふれたのは、俵万智さんの「サラダ記念日」以降なので、短歌は日常の出来事や感じたことを自由な感覚で歌っているものだという感じに受け取っていたのだと思います。
そして、現在は実際にそんな感じになっているのかもしれません。
短歌に詳しくないので言い切れませんが。

逆に俳句についは、テレビ番組などで、愉快なものなどもありますが、季語や五七五という限られた文字数で拘束されているので割と“固い”感じで、美しいものや芸術的なもの、自然の光景などが詠まれていて、格調高いものが多いなどという認識になっていました。

しかし、その成り立ちからいうと逆なんですね。

紹介されている俳人、歌人らの句・歌はそれぞれに俳句と短歌の特徴がよく出ていて興味深く、たのしく読みましたが、坪内さん永田さんの丁々発止の対談でのやり取りも面白く、“仲良く喧嘩”している感じで微笑ましいものがありました(#^.^#)

私自身、まだ俳句を詠み始めたのはこの三月からですので、短歌の方に足を踏み入れるのは先のことになると思いますが、俳句とは異なるアプローチで様々なことを歌ってみたいという気持ちはあります。

ただ、気をつけねばならないのは、この本にも書かれていましたが、今現在の短歌は現在の自己の思いや考えをかなりリアルに突き詰めているようなものが多く、自分というものを見つめ過ぎて“ドツボ”に嵌まり、精神的に身動きが取れなくなりそうなこと・・。

俳句は逆に字数が少ないので、精神的には余白と自由度が高く、書いていて自分の考えとは逆のことを詠んでも、「それもいいかも」と思えてしまう部分があります。
とりあえずは、今感じている俳句の良さを自分のいいように取って、俳句を楽しんでいきたいと思っています。

 

2024/04/17

俳句を詠んでみる_0058【 春祭 鈴の音高く 少女(こ)らが舞う 】

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インスタでも facebook 経由でご紹介していますが、上総一ノ宮・玉前神社での春の大祭の様子、俳句も詠んでみました。

【 春祭 鈴の音高く 少女(こ)らが舞う 】

《背景》季語:春祭[春]
上総一ノ宮の玉前神社、春の大祭に妻と出掛けた。
神主、地元の方々と共に御祓いを受けた四人の少女が本殿に上がり、祝詞と共に扇を用いたり、鈴を鳴らして優雅な舞いを見せてくれた。
境内で見ている人も息を呑んで見つめていた。

 

 

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2024/03/18

俳句を詠んでみる_0016【 恋破れ オフィーリアに似た水中花 】

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今回は自らのことでなく、恋に破れた女性について詠んでみました。

【 恋破れ オフィーリアに似た水中花 】

《背景》季語:水中花[夏]
失恋した女性が、悲しみの中街を歩いていると、お店のディスプレイに「水中花」があった。
それを見て、自分はシェイクスピアのハムレットに出てきたオフィーリアみたいだなと沈む。
オフィーリアは、ハムレットの恋人として登場するが、父の命令でその愛をあきらめ、「尼寺の場」では狂気、錯乱、果ては小川で溺死。
野の花を配って歌い歩く狂乱の場も、最後の死の場面も自分のよう・・・と、あらためて水中花を見る。

 

2024/03/12

南隆一先生の絵画造形展に行ってきました。

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JR飯岡駅に併設されている「海上ふれあい館」で開催されている『南隆一 絵画造形展』に先週出かけました。
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南隆一先生は、私の中学時代の担任で美術の先生です。毎度このブログには登場するのでお馴染みかと思いますが。
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今回も、スピーカーを何台か持ち込み、アナログ盤を中心にジャズや古い歌謡曲などが流れる中、先生独自の作品がところ狭しと並べられていました。
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「長年こういうふうにやっていると、絵が動いて見えるんだよ」
などと“南節”も出て ^^; 先生、“ノッて”いました。
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今回は、割と大きな作品も持ち込まれていたり、造形作品もたくさんあって、楽しい展示になっていました。
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造形作品は、作品そのものにモーターが取り付けられていて、回転しているものもありました。これも近年、先生がよくつかう展示方法です。
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また、額縁の周りを流木でデコレートした作品もあり、変化にとんでいるし、それを見た人たちと先生の会話も弾んでいました。
おかけで、私も初めてお目にかかる方何人もとお話しすることができました。貴重な機会です。
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今回の展示は、14日(木)まで開催されています。
飯岡駅辺りなら行けるぞ、という方がいらっしゃいましたら、ぜひ足を運んでいただければと思います。
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バラエティーに富んだ作品と、南先生ご自身が会場にいれば楽しい会話に、いい時間が過ごせると思います。
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2024/03/04

梅棹忠夫氏が語り小山修三氏が聞く「梅棹忠夫 語る」を詠みました。

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『梅棹忠夫 語る/梅棹忠夫(語り手)小山修三(聞き手)(日経プレミアシリーズ)』という新書版サイズの古本を読みました。

2010年に第一刷発行となっています。1920年生まれの梅棹氏の話を1939年生まれの小山氏が聞いていく形で進められた本でした。

前半は梅棹さんが南極観測や、様々な国の文明の生態史観のためにいろいろな国に出かけ、どんなフィールドワークをやったのか、また記録の仕方、残し方などについて語っていましたが、偏見なしに現地で見たもの、聞いたことそのものを残していくにはどうしたらよいのかということが語られていました。

それには「絵」も必要で、風景については写真だが、いろいろな民族的な道具などは絵がいいと、それもわかりやすく、さらにそれらを記録する文もわかりやすく、さらに論文という形になっても誰にもわかりやすいものにすることが大切だとおっしゃっていました。

大切なことだと思いました。

いつ頃からか、学術的な文章って、“わざと”わかり難く、難解なものが多いと感じていました。
さらに新書版などで書き下ろしで出されるものについてまで、「何言ってんだかわからない」(^_^;)ややこしい文章が多いと私は感じていました。
・・私がいまひとつ理解度が低いことも要因かと思われますが・・。

この“語り”での梅棹氏のおっしゃっていることは、ご本人が言うようにやはり分かりやすいものになっていました。

それから後半に入ってとても印象的だったのは、梅棹氏は《情報》というものを当時からとても大切な“産業”であると語っていることでした。

『知的生産』と呼び、情報をひとつの産業と見ているのです。

その時代からの現実を見ていると、まさに『情報』が世の中を、世界を駆け巡り、“席捲”しています。
情報に大きな価値があることを当時から強調されていたことがわかりました。

今からでも遅くない、現在日本は情報に“翻弄”されているのではないかと思うのですが、情報というものに大きな価値を認め、その立ち位置をしっかり見つめることが大事じゃないかと思います。
大谷選手の結婚の話題だけで、二十分も三十分もコメンテーターという名のあやしい人たちがニコニコわいわいやっている間に、大きな事が動いている・・それを情報としてしっかりと捉えないと・・と思うのです。

というわけで、2010年に梅棹さんは亡くなられていますが、先人の知識や語りには耳を傾け、自分はどう感じるか、考えるか、ということが大切なことだと感じた一冊でした。

 

2024/02/25

続報!!夏井いつき・句会ライブ in 市原市民会館(^-^) 俳句を詠んでみる_0001【 ガムテープ はがして 涙 残る雪 】

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Instagram から Facebook 経由でお知らせしました、テレビ「プレバト」の俳句コーナーでお馴染みの夏井いつき先生の句会ライブの状況。
こちらブログからは詳しくお伝えいたします。

2月24日(土)に市原市民会館で行われた上記の句会ライブ。妻が新聞折込チラシで発見し、行ってみようということで、出掛けました。
会場ロビーには、いかにも俳句のお仲間らしき団体の方々がいくつものかたまりとなり、挨拶など交わしていました。“自信満々”な感じで、たじろぎました(^^;)
着物を着て“いかにも”先生のような方も。

 

 

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希望者数名が俳句づくりにチャレンジするのを観客が見守るのかと思っていたら、夏井先生から俳句の楽しさ、簡単な作り方などのお話しを聞き、そのあと全員が俳句を作るのだと知って・・逃げようかと思いました( ゚Д゚)

で、スクリーンに今日のお題として「文房具店内」の写真が映し出され、これが今日のテーマです。はいっ!5分で作ってください。・・(^-^; あわてて写真に映っている文房具類などを見て、「ええいっ!」と書き、提出。回収もあっという間でした。

その後休憩時間があり、その間に夏井先生がどんどん選別していき、いくつか面白いものを読み上げ、最終的にはスクリーンを見てください!と映し出されたのは『七句』の俳句でした。
誰が書いたものかは、絶対の秘密となり、七句それぞれに会場にマイクが渡り、観客と先生で七句への批評が行われました。

 

 

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そして、優勝はその後観客の拍手によって決まることになり・・・インスタではご報告いたしましたが、優勝は私でした(#^.^#)
「どなたが書いたの?立ち上がって」と夏井先生から言われて立ち上がったのでした。

一番驚いたのは、隣に座っていた妻でした。

『ガムテープ はがして 涙 残る雪』が優勝句です。

一番最初の写真は、その句を妻が書いてくれて、さらに工作して「千代紙」をちぎり、カレンダーにしてくれたものです。ありがとう。

 

 

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優勝賞品として、先生から松山市の施設の割引クーポン付きの名刺と一緒に最新のご著書。これには『祝・句会ライブ優勝!!』と書かれたサインも入れていただいてありました。

先生からどういう句なのかと聞かれ、

自分は東京勤務時に、いくつもイベントを開催したが、撤収するときに色々と貼ったり留めたりしていたガムテープをベリッとはがし、そのとき「はがし残し」などもある。
それを春の残り雪のようでなぞらえた。

また、剥がすときにイベントでのいくつもの失敗や、お叱りなどを思い出すとともに、同僚の女性職員二人が必死に頑張ってくれた表情も思い出し、くやしさや、辛さ、感謝の気持ち、やり遂げたうれしさなどがこみ上げて来て涙してしまったのです。

と説明しました。

観客から見た批評会のときには、

「男と別れた女性がアパートなどに引っ越し、新しい生活を始めるために引っ越しの梱包のガムテープをはがしていて、思わず涙した句ではないか」

とか ^^;

「都会に就職した若者が、引っ越し先の自分の部屋に届いた故郷の父母からの野菜などの入った梱包をバリバリと開け、そして新しい仕事への不安や、父母の心づかいに泣いてしまったところだ」

などと感想が出ていました。

 

 

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結局、私はいろいろな取り方ができるようになったけど、それもいいや、と提出したのです。
それがよかったのかも。

他の入賞六作は、俳句づくりに熟れた素晴らしいものや、取り上げた文具が面白い取り扱いをされているものなど、私にはとてもとても作れるようなものではありませんでした。

生まれて初めて書いた、ビギナーズ・ラックですが、でも自分の素直な気持ちをそのまま真っすぐに書いたことが良かったのかもしれません。

終演後、会場を出る時に何人もの人から「おめでとう!」と声をかけられ、とても幸せでした。

先生からいただいた本を読み、これからは俳句を作ってみてもいいかも、と思っているところです。

 

2024/02/08

「銀座の喫茶店ものがたり/村松友視」を読みました。

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『銀座の喫茶店ものがたり/村松友視著(文春文庫)』という本を読みました。

「銀座百点」の2009年1月号~2010年12月号に連載されたものをまとめたものです。

登場する喫茶店、45店ありますが、恥ずかしながら田舎者の私 ^_^; どこも行ったことがございませんでした。
もちろん、名前は知っているところがいくつもありましたが、やはり銀座の喫茶店というと敷居が高い・・。

有名な“贅沢な空気感”のある「資生堂パーラー」などは一度は行ってみたいと思いつつ、一度も行ったことがない。

ジョン・レノンと小野洋子が突然入ってきた「銀座 樹の花」も行きたいなぁと思いつつ、一人じゃちょっと気後れしてしまいそうで、未だうかがったことがないのです。ビートルズ・ファンなのに・・。

珈琲好きな人なら大抵の人が知っている「カフェ・ド・ランブル」も行ったことないんです(^_^;)
十年寝かせたエージング・コーヒーって、どんな味なんでしょう?今度東京に行ったときには“恐る恐る”行ってみようか、なんて思ったところです。

伊藤博文の欧州みやげだった「ベートーベンの胸像」が店内にある店や、その他お店が出来たときの物語もさかのぼって面白く、しかも村松さんの洒落た文で書かれているので、ますます銀座の喫茶店の「風格・佇まい」のようなものがよく伝わって来たのでした。

私は、日比谷へ観劇に出かけることもあるので、次回東京に出掛けた際には、この本に載っていたお店に行ってみようと決意してみたところです。
・・だれか一緒に行ってくれると心強いんですけど・・(^-^;・・ねぇ。

 

2024/01/30

ホキ美術館の「第5回 私の代表作展」を見て来ました。

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先週、妻と千葉市緑区にある《現代日本の写実絵画》で有名なホキ美術館に出掛けました。

『第5回 私の代表作展 -2023.11.23~2024.5.12-』という企画展を見るのが目的です。

ホキ美術館では、館を代表する作家による描きおろしの大作を3年に一度、「私の代表作」として、ギャラリー8という館内唯一の黒い床・壁・天井の部屋で、ひとり6メートルに区切られた空間に展示しています。

 

 

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今回、たまたま知ったのですが、大畑稔浩さんという作家が「出雲風景-日御碕灯台」という名の作品を出していて、とても気になったのです。

出雲、日御碕は昨年私と妻が行って来たばかりのところ。
出雲も、日御碕も単に風景が素晴らしいというだけでなく、何か“神がかり”というか、私たちただの人には何だか正体のわからない、不思議な「気」のようなものを感じました。

その日御碕を描いた作品で、しかも大作というので、とても楽しみにしていましたが、期待どおりの作品でした。

横長で、あの日御碕の独特の海の色、白亜の灯台の美しさ、断崖の様子などが見事に描かれていて、その絵の前でずっと長時間見とれていました。

もちろん写真は撮れないので、その絵はご紹介できませんが、「日御碕灯台」以外にも、素晴らしい作品ばかりでした。

二時間ほどいましたが、とてもよい時間を過ごすことができました。
代表作展以外の作品も息をのむような、人物などは呼吸をしているのではないかと思うような絵が待ち構えています。

千葉市緑区あすみが丘にあるこの美術館、まだ未経験の方、ぜひ一度ご経験いただきたいです。

 

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