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2019/12/08

横芝光町にあるギャラリー「笑虎」に先生の個展を見に行ってきた。

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毎年12月になると、このブログでも度々ご紹介している私の中学の担任で美術の先生が個展を開きます。
場所は横芝敬愛高校近くにあるギャラリー「笑虎」。
今回は南隆一先生と、その教え子である富塚祐子(私の中学・高校の同級生)、さらに針がね細工の矢野明子さんも加わって“コラボ展示”となっております。

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きょうは私の同級生富塚祐子は残年ながらギャラリーには来ていなかったのですが、写真の「マツコ」の絵はインパクト抜群で、中学時代から何ら変わっていないことがわかりました。

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続いての“円盤”のような作品は南隆一先生の作品で、なんとモーターが仕込まれていて、ゆっくりと回転しておりました( ̄O ̄;)
けっこう“デカい”作品で、あいかわらず先生はびっくりさせてくれます。

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もうひとり、矢野さんの針がね細工もいろいろなタイプの作品がありましたが、写真のこれは“針がね掛け軸”とでも言えるような作品で、こちらにも驚いちゃいました(^^;)

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最後の人魚のような絵は、きょう東京から訪ねてきた『Fさん』の奥さんからインスピレーションを得て描いた作品とのことでした。
そういえば何となく似ているような気もした・・。

Fさんとは久しぶりの再会でしたが、たっぷりとお話できました。
私の身体のことにまで気をつかっていただいて、ありがたい気持ちになったし、心強く勇気づけられたのでした。
やはり人と会って互いの気持ちを伝え合うということは、エネルギーの交換になるのだな、と思いました。

いつも南先生から言葉をいただいて、気持ちを強くするのですが、きょうは先生とFさんと二人に勇気づけられて、「来てよかった」と思いました。

明日は大学病院に二度目の診察に出かけます。
早く体調を戻して、こちらが人を勇気づけるようにならなくては、と心を新たにしたのでした。

 

2019/12/01

富里に「椎名豊 Special Trio 2019 & Big Band コンサート」を聞きに行ってきました。

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このブログにも書きましたが、今夏に県立富里高校のビッグバンドと椎名豊さんのバンドのコンサートを聞きに行って来たのですが、そのときにアナウンスのあった12月の今回のコンサートのチケットを入手しておきました。

椎名豊トリオは、全国をツアーして回り、きょうが最終日。
そのラストを高校生のビッグバンドとの演奏も含んだ形でやるなんて・・素晴らしいっ!

前半は、椎名さんのトリオの演奏。
ベースのレジナルド・ヴィール、ドラムのアリ・ジャクソンはウィントン・マルサリス率いるジャズ・アット・リンカーンセンター・オーケストラの中核メンバーとして活躍したミュージシャンで、まさに世界のトップクラスのプレイヤーです。

圧倒的、そして変幻自在なプレイ、パワフルだが情感溢れる演奏でまずは観客を驚かせ、楽しませてくれました。
いつものことながら、ジャズを聞くこと、コンサート会場で体中に音を浴びることの幸せを感じました。

後半は、二年連続高校生のジャズバンド日本一になった県立富里高校のビッグバンド「THE MAD HATTERS」、さらにそのOG、OBで編成している「HIGH NOTES JAZZ ORCHESTRA」に監督の篠原正樹さん(トランペット)も加わり、圧巻のビッグバンドジャズを聞かせてくれました。

レジナルド・ヴィールさんや、アリ・ジャクソンさんらがビッグバンドで演奏するのを見て聞けるなんて、ああこれはとても貴重で至福の時間だと思いました。
それに高校生のメンバーが世界一流のミュージシャンとソロ合戦したり、目の前でそのプレイにふれることができるなんて、素晴らしいことだと思いました。

監督の篠原さんがステージでおっしゃっていましたが、このわずかな時間に一流の人と一緒に演奏することが大きな成長の機会になるとのこと、ぜったいにそうだよな、と思いました。

自信満々でステージセンターにソロをとりに出てくる生徒達、プロの演奏に必死にくらいついてプレイする生徒達、・・いいもの見せてもらい、聞かせてもらいました。

“感動だらけ”の3時間半、来てよかったと思いました。そして「ジャズ」っていいな、といつもにまして思ったのでした。

2019/11/16

池澤夏樹氏の「のりものづくし」を読んだ。

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『のりものづくし/池澤夏樹著(中公文庫)』という本を読みました。
著者池澤夏樹氏がこれまでの人生の中で、いろいろな乗り物に乗ってきた思い出や、乗り物に対する思い入れなどを語り尽くすような、そんな愉しくて、乗り物好きには興味深い本でした。

「のりものづくし」会員誌『Harmony』に連載したものを中心に、氏の乗り物に関するエッセーを集めた文庫オリジナル編集となっていました。

氏の若い頃の思い出、帯広から上野までの汽車の旅が、いかに長い旅だったか、とか、鉄道、ロンドンの地下鉄と東京の銀座線、タクシー、ダブルデッカー、レンタカー、エレベーター、フェリー、熱気球、スケート、飛行機、自転車、などなど、これが“乗り物”?!っていうものまで、とにかく人が乗るものについてのエッセーは限りなく止めどなく、溢れるように書き綴られています。

池澤さんは国内も海外もどんどん出掛けて行って、旅をし、あるときはそこに住んだり、人生の中で「旅」、「見知らぬ地を知る」ことについて、とても大事にされています。
そんな中、乗り物で移動していく時間も楽しんでおられるようで、私も電車の窓から見える光景や、自分で運転するクルマからの車窓風景を肌で感じることが大好きです。

この乗り物での移動って、面倒くさがりやには「一瞬で目的地に着けばいいのに」などと思うことがあるのかもしれませんが、まさに移動そのものが楽しみのひとつなんだと思います。

さらに、いろいろな“乗り物”そのものに対する興味も大事なんじゃないかと思います。
池澤さんが二十世紀の歴史を作ったと言われる飛行機の「ダグラスDC3」に乗りたくて、そのためだけに出かける話なども書かれていましたが、特に男はそういうものにこだわりますよね。
この本を読んでいて、池澤さんがマニュアル車を操るドライブの良さについて書かれていましたが、今、私もマニュアル車に乗りたいと思っているところなんです。

自分でクルマのギアを選択し、繋ぐ。そして自らの行きたいところに、自らの操作で行ってみる。道中さまざまな出会いがあり、その街の空気も感じる。
いいなぁ、・・今ねらっているクルマはスズキのジムニーです。もちろんマニュアルで。

そんな夢をふくらませつつ読みたい本でした。
面白かった。

2019/11/10

映画「スペインは呼んでいる」を見ました。

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映画『スペインは呼んでいる(THE TRIP TO SPAIN)/2017年 イギリス 監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:スティープ・クーガン、ロプ・ブライドン』を見ました。

私は存知上げなかったのですが、人気シリーズとのことで、前作は「イタリアは呼んでいる」というタイトルで、ヒット作だったようです。

主役の二人はイギリスのショービジネス界で活躍していて、その二人がグルメ取材の旅に出ます。
スペイン各地の知る人ぞ知るレストランで舌鼓を打ち、古城や修道院を改装したホテルに宿泊、珍道中を繰り広げます。

スペインに関する食と文化の細やかな知識で、観ているこちらの好奇心を刺激“しまくり”です。

 

 

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特に二人の食事するときの会話は掛け合い漫才のようで、マーロン・ブランドや、ミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイなどのスターのモノマネ連発で、英語がわかって、しかもモノマネしている人物の実際のしゃべり方などの特徴がわかっていれば、もう腹の皮よじって笑うことになるわけですが、・・英語もよくわからず、マネしている人物の半分も実際の特徴がわからなかったので、困りました(^_^;)

それでも、ウィットに富んだ(?!半分もわからなかったが)会話と、次から次へと出てくる料理と調理場の様子、給仕される映像などなどに目が回るようなスピード感を感じつつ見終えました。

英国紳士の爆笑グルメトリップ!完全理解はできなかったものの、エンターテインメント作品として、そして美しい風景も手伝って楽しめました。

2019/10/21

「ニッポン居酒屋放浪記 -疾風編-/太田和彦」を読んだ。

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『ニッポン居酒屋放浪記 -疾風編-/太田和彦著(新潮文庫)』を読みました。
居酒屋といえば太田さん、太田さんといえば居酒屋ですが、この本は平成10年に新潮社より刊行されたものの文庫化です。だからけっこう古いです。

とにかく太田さんが編集者と共に巡る巡る!
高知、山形、長崎、横浜、徳島、函館、鹿児島、東京下町、大分、水戸、富山・・行っては飲み、行っては食べのまさに“疾風怒濤”の如く呑み巡るのでした。

同行の編集者と共に現地のビジネスホテルに突入すると、飲み屋街などに飛び込み、凄い日は一日に十軒も巡った日もあるようですが、この本を読んでいくと、けっこう失敗している店が多い(^_^;)

気の短い(同行の編集者談)太田さんは、怒って店を出てしまうことが何度もありました。
今まで私が読んできた本の中では太田さん、ほとんど“ハズレ”無く美味しいお酒と肴にありついていたように感じておりましたが、実際はこの本のような失敗の連続があったのだな、と思いました。

それでも、高知ではアナゴの稚魚[のれそれ]を堪能したり、大分の「こつこつ庵」では、人なつこいご主人との会話を楽しみながら、傑作![関サバの琉球]を存分に味わいます。
それとご主人自慢の[だんご汁]も'(*゚▽゚*)'
ここではまず麦焼酎から入り、かぼすで“焼酎ジントニック”をつくり、ご満悦の太田さんd(^_^o)

読んでいて、失敗している店は「ええい、ここでいいやっ!」と入り、いきなり店主が横柄だったり、威張っていたり、頑固・偏屈であったりすることが多いようです。
居酒屋に入った瞬間には、お店の“出迎え”る態度がやはり大事だよなあと思いました。
私も失敗したお店はほとんどが入った瞬間に決まっていたように思います。

良い店というのは、5時開店だとすると、もう4時には人が入り出し、あれ・・もう飲んでいる・・みたいなところがいいようですね。
私が今まで達人に教わってきたお店もそういう店が多かった。

まだまだこのシリーズ、「立志編」「望郷編」などをブックオフにて購入しておりますので、読み次第ここでご紹介したいと思います。
とりあえず飲みたくなったぞ(*^^*)

2019/09/29

「天ぷらにソースをかけますか?」を読んだ。

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『天ぷらにソースをかけますか? -ニッポン食文化の境界線-/野瀬泰申著(新潮文庫)』を読みました。
どんな本か、っていうと、タイトルどおりです(^_^;)

とにかくネット上に著者が疑問に思っている食文化の境界線について投票をつのり、ついでに各地の人から様々なご意見も聞いてしまおうというものなのです。

表題の天ぷらにソース問題についてもはっきりと結果が出て、日本列島が真っ二つです。東と西に。ソースは主にウスターソースで、関西はソースかける派が圧倒です。

関東では、「ぜんざい」というと、なぜか小豆のつぶつぶのみで汁のないものを甘味処では品書きに載せたり、お汁粉でもつぶづぶが入った汁粉を“田舎汁粉”などと読んだりしているところもあり、京都の方々から言うと、「馬鹿者っ!つぶも入って汁があるものがほんとうの「ぜんざい」であり、東京の田舎者の発言、片腹痛いわ!!」と大激怒( ̄O ̄;)

また、地方によっては、メロンパンとサンライズというメロンパンのジャンルに入るパンがあることを初めて知ったり、関西では「肉」といえば“牛”のことを言い、「豚」なんて魚と一緒(^^;)などという嘲笑を浴びたり、・・ほんと面白い本でした。

冷やし中華にマヨネーズが入っているものがあるというのも、私、初めて知りました。
これも県ごとに特色があり、驚きました。
それにいわゆる「冷やし中華」が「冷麺」と呼ばれていて、韓国風な冷麺も「冷麺」と呼称したりする地域もあり、興味は尽きない。

カレーライスについてくる玉子は、「生卵」か「茹で玉子」か、はたまた間をとって「半熟玉子」なんて地域もあるd(^_^o)

ふだんはあまり意識していなかったけれど、いざ調べてみると面白いのですよね。

上記の比較内容はざっと書いてあるので、実はこの本に書いてある内容はずっと深く考察されています。
また、ネット上に自分の地域ではこうだ、と投票してきた人達の幼少期からの食の体験談も超おもしろエピソード満載でした(゚ー゚*)。oO

おもしろいから読んでみて!(*^_^*)「そんな食べ方聞いたことないぞ」とムキになる人達の本気度もすごいですよ。

2019/09/21

能町みね子さんの「うっかり鉄道」を読んだ。

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ちょっと体調をくずし、既に読んでいたのにアップが遅れました。
体調は徐々に戻りつつあるのですが。

『うっかり鉄道/能町みね子著(幻冬舎文庫)』を読みました。
能町さんのお話をよく土曜日のTBSラジオで聞くのですが、いつも“攻め処”が一般人とちがって鋭く、面白い!

この「うっかり鉄道」も単なる“鉄ちゃん”的な視点で鉄道に乗ったり、駅や周辺を散策したりしているものではありませんでした。

その、能町さん、高校生の頃、平成8年8月8日に「八」のつく駅を8箇所巡ろうと思い立ち、八日市場、八街、八幡宿、本八幡、新八柱、八丁堀、八丁畷、八王子で切符を買ったりしています。しかも最初の駅の八丁堀では時刻が「08:08:」と印字された切符を券売機の前でタイミングを計り買っております(^_^;)
すでに高校生から“特異”な感性を持っていたようです。

基本的に能町さんは“ひなびた”というか駅の看板が錆びて見えないくらいのくたびれ方をした駅舎や、その周辺の商店街(これもボロボロな感じ)や住宅にも興味を持っています。
そして駅周辺にある、ちょっと「レトロ」とは異なるのんびりとしたカフェ(喫茶店)にも興味津々です。
だからよくいる“鉄ちゃん”とは方向性が異なっているみたい。

ものすごい廃線寸前のローカル駅にも行くのですが、メジャーなところでは「江ノ電」も。
江ノ電は、能町さん的にはメジャー過ぎると遠慮気味でしたが、あの住宅の中をぬっていくような独特の鉄道、そして沿線に建つ家々は「玄関を出ると踏切」ということろも多く、能町さんの心を捉えたようです。

能町さんのイラストと編集のイノキンさんとの珍道中ぶりが単なる“鉄ちゃん”本ではないものを感じさせ、楽しく読めました。

能町さんの本は読んでいるようであまり読んでいなかったので、これからはアンテナ張っておこうと思います。

 

2019/09/15

横倉絹枝さんの『切り絵個展・リリカルビートルズ』よかったぁ'(*゚▽゚*)'

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台東区の谷中にある「ギャラリー猫町」で開催されている上記の切り絵個展に行って来ました。
「ALL YOU NEED IS LOVE」から「I WILL」まで、リリカルなビートルズナンバーをテーマにした横倉さんのビートリーな切り絵(^-^)/☆よかったですぅ~!!

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そして FaceBook では日常「いいね」したりの「お友達」である横倉さんとたくさんお話ができました。

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横倉さんは大の“リンゴ好き”、そして私も「ビートルズといえばリンゴ」のリンゴ・ファン(*゚▽゚)ノ話が合うこと、合うことd(^_^o)

横倉さんのおうちの猫ちゃんたちの写真も飾られていて、猫好きな私はさらにさらに満足&気分上昇ヽ(=´▽`=)ノ

 

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ビートルズに因んだ猫ちゃんたちの切り絵は私の心をとらえて離さず、それ以外の猫切り絵も魅力いっぱいなので、ポストカードも多数購入(*^_^*)
アビーロード(にゃびーろーど)とリボルバー(りぼるにゃー)のキーホルダーも買っちゃいました。

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横倉さんが保有しているリンゴがメンバーからもらったポストカードを載せた写真集のことなども教えてもらい、とてもいいものなので、私も調べてみようと思いました。

午後のひととき、切り絵と猫とビートルズで、もう幸せな時間を過しました。
そして谷中っていいところだな、と思いました。
商店街も魅力的!(゚ー゚*)。oO
また来ます。

2019/09/04

千葉銀座の中島書店が閉店した。

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新聞等でも知り、実際に休日に足を運んでみたが、千葉銀座商店街にある中島書店が昭和6年からの88年の歴史に幕を閉じました。
学生時代からよく中島書店には行きました。そして今でも千葉の中央に出掛けたときには、かならず中をのぞき、めぼしい本を探しました。

店の中のどのあたりの棚には、どんな本が陳列されているかは、もちろん頭に入っています。
店に入ってすぐの新刊のコーナーや、奥の文庫本コーナーでは、最新刊から興味深い本が選ばれ、表紙を見せて並べられていました。店内ひと回りして、気に入った本を買う、・・それが本好きの楽しみであるわけですが、今や読書人口もスマートフォンの影響などで減少、あるいはアマゾンからの購入などで実際に書店に足を運ぶ人も少なくなってしまったのでしょう。
さびしいかぎりです。

町の本屋さんには、郊外型の大型書店にはない品揃えがあり、また地元特有の本も備えられていました。
そんな本屋さんがどんどんなくなっていく。

本屋で意外な本と出会い、それが自分のその後に大きく影響を与える・・なんてことも実体験しました。
もうそういうこともなくなっていくのですよね。

本だけではない。
専門店のようなお店はなくなっていき、通販などで購入するものは、“最大公約数”的なおおざっぱなものになってしまう。

自分でお店の人と話して、そして見て、さわって、たしかめて、買う!それは楽しみでもあったわけですが、今や、SNSなどで人と関わり合いになりたい人ばかりかと思うと実社会ではなるべく人と関わり合いにならずに済まそうとする。
出掛けて行って、人に会い、物に出会う・・そういうこと、大事だと思いますよ。

「えっ、わざわざ本屋さんに行ってるんですか?私なんかみぃ~んなアマゾンです!」っていう人が今までにも何十人、何百人といたが、「どうですか?あんた、ほんとに本読んでる?」と、聞き返してみたい。

だいじなものが日々消滅していく世の中、心の中にすきま風のようなものが吹き抜けていきました。

2019/09/03

「ふしぎな県境 -歩ける、またげる、愉しめる-」を読んだ。

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『ふしぎな県境 -歩ける、またげる、愉しめる-/西村まさゆき著(中公新書)』という本を読みました。

いや、いるだろうと思ってはいましたが、“県境マニア”っていう人がいるんですね。
県境だからといって、すべてが川を境にしたり、山の峰を境にしていたりするわけではないのです。
いきなり通りの途中から県が変わり、そこから歩道がアスファルトからタイルに変わったり、車道のアスファルトの種類まで変わってくるから道の色もその合剤の粒子も変わる・・なんて場所は序の口。

街の中にジグザグのように県境が走り、一軒おきに県が互い違いに変わったりする場所もある。
そんなだから工場地帯の隣にいきなり他県の閑静な住宅地が並列したり。

実際の県境は法的にきちっと決められてはいるものの、県同士で綱引きをして、「国境」と書いた看板をその勝敗で毎年動かすことをしている自治体もありました。
これなど、地元の人達も楽しんでいるし、観光の目玉ともなっているのです。そして県境マニアも続々現われる・・(^_^;)

福島県、新潟県、山形県の県境が飯豊山の山頂にあったりして、ガイドを伴って著者は登山します。けっこう命懸けのような場所も越えていく様子が書かれていましたが、そんなにしてまで行きたいのか?!と思いました。
でも、三県をまたいで写真を撮っている著者はとてもうれしそうd(^_^o)

埼玉、栃木、群馬の三県境で、明らかに観光目当てで整備されている私もテレビで見たことのある場所も紹介されていましたが、人はなぜか「ここが境か」と思うと、感動してしまうようです。
特に「こんな所が」っていうような場所の方がより面白いのではないか、と読んでいて思いました。

とにかく、妙な県境をカラー写真付きで紹介するこの本、理屈抜きで楽しめました。

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