フォト

わたしのいきつけ

無料ブログはココログ

2019/09/29

「天ぷらにソースをかけますか?」を読んだ。

20190929_nose_yasunobu001

『天ぷらにソースをかけますか? -ニッポン食文化の境界線-/野瀬泰申著(新潮文庫)』を読みました。
どんな本か、っていうと、タイトルどおりです(^_^;)

とにかくネット上に著者が疑問に思っている食文化の境界線について投票をつのり、ついでに各地の人から様々なご意見も聞いてしまおうというものなのです。

表題の天ぷらにソース問題についてもはっきりと結果が出て、日本列島が真っ二つです。東と西に。ソースは主にウスターソースで、関西はソースかける派が圧倒です。

関東では、「ぜんざい」というと、なぜか小豆のつぶつぶのみで汁のないものを甘味処では品書きに載せたり、お汁粉でもつぶづぶが入った汁粉を“田舎汁粉”などと読んだりしているところもあり、京都の方々から言うと、「馬鹿者っ!つぶも入って汁があるものがほんとうの「ぜんざい」であり、東京の田舎者の発言、片腹痛いわ!!」と大激怒( ̄O ̄;)

また、地方によっては、メロンパンとサンライズというメロンパンのジャンルに入るパンがあることを初めて知ったり、関西では「肉」といえば“牛”のことを言い、「豚」なんて魚と一緒(^^;)などという嘲笑を浴びたり、・・ほんと面白い本でした。

冷やし中華にマヨネーズが入っているものがあるというのも、私、初めて知りました。
これも県ごとに特色があり、驚きました。
それにいわゆる「冷やし中華」が「冷麺」と呼ばれていて、韓国風な冷麺も「冷麺」と呼称したりする地域もあり、興味は尽きない。

カレーライスについてくる玉子は、「生卵」か「茹で玉子」か、はたまた間をとって「半熟玉子」なんて地域もあるd(^_^o)

ふだんはあまり意識していなかったけれど、いざ調べてみると面白いのですよね。

上記の比較内容はざっと書いてあるので、実はこの本に書いてある内容はずっと深く考察されています。
また、ネット上に自分の地域ではこうだ、と投票してきた人達の幼少期からの食の体験談も超おもしろエピソード満載でした(゚ー゚*)。oO

おもしろいから読んでみて!(*^_^*)「そんな食べ方聞いたことないぞ」とムキになる人達の本気度もすごいですよ。

2019/09/21

能町みね子さんの「うっかり鉄道」を読んだ。

20190921_mineko_noumachi001

ちょっと体調をくずし、既に読んでいたのにアップが遅れました。
体調は徐々に戻りつつあるのですが。

『うっかり鉄道/能町みね子著(幻冬舎文庫)』を読みました。
能町さんのお話をよく土曜日のTBSラジオで聞くのですが、いつも“攻め処”が一般人とちがって鋭く、面白い!

この「うっかり鉄道」も単なる“鉄ちゃん”的な視点で鉄道に乗ったり、駅や周辺を散策したりしているものではありませんでした。

その、能町さん、高校生の頃、平成8年8月8日に「八」のつく駅を8箇所巡ろうと思い立ち、八日市場、八街、八幡宿、本八幡、新八柱、八丁堀、八丁畷、八王子で切符を買ったりしています。しかも最初の駅の八丁堀では時刻が「08:08:」と印字された切符を券売機の前でタイミングを計り買っております(^_^;)
すでに高校生から“特異”な感性を持っていたようです。

基本的に能町さんは“ひなびた”というか駅の看板が錆びて見えないくらいのくたびれ方をした駅舎や、その周辺の商店街(これもボロボロな感じ)や住宅にも興味を持っています。
そして駅周辺にある、ちょっと「レトロ」とは異なるのんびりとしたカフェ(喫茶店)にも興味津々です。
だからよくいる“鉄ちゃん”とは方向性が異なっているみたい。

ものすごい廃線寸前のローカル駅にも行くのですが、メジャーなところでは「江ノ電」も。
江ノ電は、能町さん的にはメジャー過ぎると遠慮気味でしたが、あの住宅の中をぬっていくような独特の鉄道、そして沿線に建つ家々は「玄関を出ると踏切」ということろも多く、能町さんの心を捉えたようです。

能町さんのイラストと編集のイノキンさんとの珍道中ぶりが単なる“鉄ちゃん”本ではないものを感じさせ、楽しく読めました。

能町さんの本は読んでいるようであまり読んでいなかったので、これからはアンテナ張っておこうと思います。

 

2019/09/15

横倉絹枝さんの『切り絵個展・リリカルビートルズ』よかったぁ'(*゚▽゚*)'

20190915_nekomachi002
台東区の谷中にある「ギャラリー猫町」で開催されている上記の切り絵個展に行って来ました。
「ALL YOU NEED IS LOVE」から「I WILL」まで、リリカルなビートルズナンバーをテーマにした横倉さんのビートリーな切り絵(^-^)/☆よかったですぅ~!!

20190915_nekomachi001
そして FaceBook では日常「いいね」したりの「お友達」である横倉さんとたくさんお話ができました。

20190915_nekomachi003

横倉さんは大の“リンゴ好き”、そして私も「ビートルズといえばリンゴ」のリンゴ・ファン(*゚▽゚)ノ話が合うこと、合うことd(^_^o)

横倉さんのおうちの猫ちゃんたちの写真も飾られていて、猫好きな私はさらにさらに満足&気分上昇ヽ(=´▽`=)ノ

 

20190915_nekomachi004
ビートルズに因んだ猫ちゃんたちの切り絵は私の心をとらえて離さず、それ以外の猫切り絵も魅力いっぱいなので、ポストカードも多数購入(*^_^*)
アビーロード(にゃびーろーど)とリボルバー(りぼるにゃー)のキーホルダーも買っちゃいました。

20190915_nekomachi005

横倉さんが保有しているリンゴがメンバーからもらったポストカードを載せた写真集のことなども教えてもらい、とてもいいものなので、私も調べてみようと思いました。

午後のひととき、切り絵と猫とビートルズで、もう幸せな時間を過しました。
そして谷中っていいところだな、と思いました。
商店街も魅力的!(゚ー゚*)。oO
また来ます。

2019/09/04

千葉銀座の中島書店が閉店した。

20190901_nakajima_shoten01

新聞等でも知り、実際に休日に足を運んでみたが、千葉銀座商店街にある中島書店が昭和6年からの88年の歴史に幕を閉じました。
学生時代からよく中島書店には行きました。そして今でも千葉の中央に出掛けたときには、かならず中をのぞき、めぼしい本を探しました。

店の中のどのあたりの棚には、どんな本が陳列されているかは、もちろん頭に入っています。
店に入ってすぐの新刊のコーナーや、奥の文庫本コーナーでは、最新刊から興味深い本が選ばれ、表紙を見せて並べられていました。店内ひと回りして、気に入った本を買う、・・それが本好きの楽しみであるわけですが、今や読書人口もスマートフォンの影響などで減少、あるいはアマゾンからの購入などで実際に書店に足を運ぶ人も少なくなってしまったのでしょう。
さびしいかぎりです。

町の本屋さんには、郊外型の大型書店にはない品揃えがあり、また地元特有の本も備えられていました。
そんな本屋さんがどんどんなくなっていく。

本屋で意外な本と出会い、それが自分のその後に大きく影響を与える・・なんてことも実体験しました。
もうそういうこともなくなっていくのですよね。

本だけではない。
専門店のようなお店はなくなっていき、通販などで購入するものは、“最大公約数”的なおおざっぱなものになってしまう。

自分でお店の人と話して、そして見て、さわって、たしかめて、買う!それは楽しみでもあったわけですが、今や、SNSなどで人と関わり合いになりたい人ばかりかと思うと実社会ではなるべく人と関わり合いにならずに済まそうとする。
出掛けて行って、人に会い、物に出会う・・そういうこと、大事だと思いますよ。

「えっ、わざわざ本屋さんに行ってるんですか?私なんかみぃ~んなアマゾンです!」っていう人が今までにも何十人、何百人といたが、「どうですか?あんた、ほんとに本読んでる?」と、聞き返してみたい。

だいじなものが日々消滅していく世の中、心の中にすきま風のようなものが吹き抜けていきました。

2019/09/03

「ふしぎな県境 -歩ける、またげる、愉しめる-」を読んだ。

20190903_nishimura_masayuki01

『ふしぎな県境 -歩ける、またげる、愉しめる-/西村まさゆき著(中公新書)』という本を読みました。

いや、いるだろうと思ってはいましたが、“県境マニア”っていう人がいるんですね。
県境だからといって、すべてが川を境にしたり、山の峰を境にしていたりするわけではないのです。
いきなり通りの途中から県が変わり、そこから歩道がアスファルトからタイルに変わったり、車道のアスファルトの種類まで変わってくるから道の色もその合剤の粒子も変わる・・なんて場所は序の口。

街の中にジグザグのように県境が走り、一軒おきに県が互い違いに変わったりする場所もある。
そんなだから工場地帯の隣にいきなり他県の閑静な住宅地が並列したり。

実際の県境は法的にきちっと決められてはいるものの、県同士で綱引きをして、「国境」と書いた看板をその勝敗で毎年動かすことをしている自治体もありました。
これなど、地元の人達も楽しんでいるし、観光の目玉ともなっているのです。そして県境マニアも続々現われる・・(^_^;)

福島県、新潟県、山形県の県境が飯豊山の山頂にあったりして、ガイドを伴って著者は登山します。けっこう命懸けのような場所も越えていく様子が書かれていましたが、そんなにしてまで行きたいのか?!と思いました。
でも、三県をまたいで写真を撮っている著者はとてもうれしそうd(^_^o)

埼玉、栃木、群馬の三県境で、明らかに観光目当てで整備されている私もテレビで見たことのある場所も紹介されていましたが、人はなぜか「ここが境か」と思うと、感動してしまうようです。
特に「こんな所が」っていうような場所の方がより面白いのではないか、と読んでいて思いました。

とにかく、妙な県境をカラー写真付きで紹介するこの本、理屈抜きで楽しめました。

2019/09/01

東金 BIG BAND JAZZ コンサート に行ってきた。

20190831_togane_bigband_jazz01

東金文化会館で開かれた「東金文化会館四季彩コンサート-夏-」の企画のひとつ、表題の『東金 BIG BAND JAZZ コンサート』に出掛けました。
いつもの私の中学時代の担任の先生からのお誘いでした。

このコンサートのポスターやチラシも先生が「絵」を担当されています。

今回はアマチュアバンドで東金が本拠地の平均年齢60歳、教員、企業オーナー、医師、警察官、サラリーマンなど多種多彩な職業の方が集まった「イースト・ベル・ジャズ・オーケストラ」が口火を切りました。イースト・ベル=東金'(*゚▽゚*)'
スター・ダストなどの名曲を味わい深く演奏され、“ジャズ心”がウォームアップされました。

次は、8月頭に富里の公民館でのコンサートの素晴らしかったことをこのブログでご紹介した県立富里高校のジャズ・オーケストラ部「The Mad Hatters」が登場。

一曲目の「ハッピー・ゴー・ラッキー・ローカル(D.エリントン)」でいきなり打ちのめされました。
部活のディレクターを務めているトランペッターの篠原正樹さんも指揮をしていて、「いいでしょう?!私が特等席で聞いているんです」って言うくらい、もうアマチュアの演奏のレベルではなく、観客を安心して楽しませるような演奏なのです。
富里の公民館で聞かせてくれた「ライオット(H.ハンコック)」も、まだ一ヶ月も経っていないのに、あのときを70点としたら今や110点!くらいの出来でした。

あの8月頭のコンサートの後にあった高校生のコンテストでもぶっちぎりの一位で優勝してきたそうです。すごい高校生達です。

私の後ろの席で聞いていた方も、「すごいっ、素晴らしい!」と何度も感嘆の声をあげていました。それくらい良かった。

休憩後は、プロの椎名豊トリオ+篠原正樹の圧倒的な演奏で観客を圧倒!!
ジャズの魅力を堪能しました。

そして、「プロと同じ舞台を踏み、身近に素晴らしい演奏を聞き、一緒に演奏することでものすごく成長していく」という篠原さんの言葉どおり、ラストは椎名トリオと合体して「モーニン(B.ティモンズ)」を白熱の演奏。
次から次へと高校生達がソロをとり、うれしそうに、そして自信に満ちて演奏する姿に涙が出ました。
4月に初めて楽器を持った生徒もいるというのに・・。

ほんとうにいいもの見させて、聞かせてもらいました。
ジャズの良さを体中に感じて帰って来ました。

2019/08/26

富里市で開かれた「フリソンジャズオーケストラ」のコンサートに行って来ました。

20190825_frison_jazz01

日曜日、富里市七栄にある「富里市中部ふれあいセンター」で開かれた第4回『フリソンジャズオーケストラ ふれあいコンサート』に出かけてきました。
これも私の中学時代の担任の先生からのお誘いを受けてでした。

アマチュアのジャズのビッグバンド・コンサートでしたが、“腕は確か”で、かなりなものでした。でもって無料!!内容が良かっただけに信じられない。

 

 

20190825_frison_jazz02

しかも第一部と第二部の中盤には、あのムード歌謡の大御所「敏いとうとハッピーアンドブルー」のメンバーだった「都倉純」さんがビッグバンドをバックに「星降る街角」や「わたし祈ってます」、「よせばいいのに」などを本気で歌唱!'(*゚▽゚*)'
歌謡曲にジャズのビッグバンド、合いますよねぇ~(*゚▽゚)ノ昔はテレビのバラエティ番組には必ずビッグバンドがうしろにいて演奏していた・・。

都倉さんもおっしゃっていたが、今やバックの演奏はカラオケばかり。
このあいだ50年の歴史を閉じたグランドキャバレー「ハリウッド」もかつてはビッグバンドが演奏していたが、だんだん少なくなり、最後には7人~5人~4人・・と減ってしまっていたそうです。

今回は17人のバックの演奏に、アマとは言え、迫力あるブラスセクションを背に都倉さん気持ちよく唄えたとおっしゃっていました。
アンコールも出て、“ガツン”とプロの実力を見せてくれました。
次回シングルは、「星降る街角」の森本さんとデュエットでリリースするそうです。

私も久々にというか、テレビで見て以来の歌謡曲のバックがビッグバンドというのを聞いて、「こりゃいいっ!」と感激しました。

そしてフリソン(もともとは、富里村だったこの地の読みを“フリソン”としてバンド名にしたとのこと)ジャズオーケストラのスタンダードからラテン、映画音楽まで幅広いレパートリーの勢いある演奏に最後まで心躍り、楽しめました。

富里には、“ジャズが似合う”という印象を、以前ご紹介した富里高校のジャズオーケストラ部のコンサートを含めて思いました。

富里絡みでは、今度の31日(土)に、東金文化会館で富里高校のオーケストラと、プロの椎名豊トリオがコラボしてコンサートを行います。
私も行くつもりでおります。楽しみです!(*^_^*)

 

 

2019/08/03

「Jazz Festival in とみさと」に出かけてきた

20190803_jazz_festival_in_tomisato01

いつもこのブログに登場する私の中学時代の担任の先生から電話があり、「職場に復帰したようだけど、大丈夫か?心配して電話掛けちゃったよ。」と、まずは気遣っていただき、恐縮。そして安心してうれしい気持ちに。

で、「ジャズでも聞いてみるか、これはいいぞぉ、土曜日に身体の調子が良ければ来てみるといい、オレも行くぞ」・・というわけで、今朝起きて、体調はまあまあだったので、富里市は遠いけど出かけてみました。

コンサートのメインは県立富里高校のジャズ・オーケストラ・クラブ。
コンサートの初っ端の挨拶で全国一位になったと報告がありました。普通の県立高校で、特にスカウトなどしているわけでもなく、今年の新入生も初めて楽器を持つ生徒がほとんどなのに、今日のコンサートではそれぞれがソロパートを任されていました、すごいことです。

このコンサートの前には、あの世界でも有名なモンタレーのジャズ・フェスティバルに招待されて演奏してきたそうです。いやもうこの田舎の畑だらけで“スイカ”しか名物がないような場所の高校生達とは思えない(^_^;)・・いやいや、失礼、たいしたもんです!

もうこのコンサートは富里という地に根付いている、地元と密着している素晴らしい文化拠点になっていました。

 

20190803_jazz_festival_in_tomisato02

サックスのポール・コントス、ベースのパット・グリン、テナーのティム・アマスコット、日本人ではピアノの椎名豊、トロンボーンの片岡雄三、トランペットの篠原正樹(富里高校ジャズ・オーケストラの面倒を見ている)、ドラムの広瀬潤次らが途中、この高校生に混じって熱狂の演奏!第二部ではこのプロの面子のコンサート、さらにラストではOBのハイノーツ・ジャズ・オーケストラも加わって全員で圧倒的な演奏を繰り広げました。

高校生による「マイルストーン」や、あの「モーニン」、ハービー・ハンコックの「ライオット」という複雑で難解そうな曲まで演奏され、ただただ驚きました。
その演奏されているジャズには心に訴えかけてくる何かが“大増量”・・大盛りで込められていました。
恥ずかしながら何度も涙が流れました。これが音楽だ、これが人間が演奏することの素晴らしさだ、とあらためて深く感動したのでした。

そして、このコンサートをおしえてくれた先生にも大感謝です。
病み上がりの元生徒に(しかも、もういいオジサンだ)、電話を掛け、こうして元気が出るようなことに誘いをかけてくれる。こんなこと・・自分に出来るだろうか。

身体はまだまだ“ふらふら”しているけど、でも心は元気になりました。
先生、ありがとう。

2019/07/27

「汽車旅の酒/吉田健一」を読んだ。

20190726_yoshida_kenichi001

『汽車旅の酒/吉田健一著(中公文庫)』という本を読みました。

著者は、1912年(明治四十五年)生まれ。吉田茂元首相の長男です。
ケンブリッジ大学に学び、英仏にわたる翻訳や文芸批評、小説など多彩な文筆活動をされた方だとのこと。

この本は著者の鉄道旅行とそれにまつわる酒・食のエッセイを独自に編集したものです。

読んでみると、東海道新幹線「ひかり号」が走り始めようとしている頃の話などもあり、今じゃ考えられないような“酒びたり”の豪快な旅というか、“飲みっ放し”の記憶があまりない旅に驚きました(^^;)

新幹線が開通したことの本当の有り難みは皆が新幹線に乗るので、自分が利用する超特急以外の旅の交通緩和にあると語っていて、駅に停車するたびにビールを買ったり、駅弁や名物などを買い、飲み、食べることの楽しみが鉄道旅の醍醐味だと強調されています。

そうですよね、そのとおり。
ゆっくりな鉄道の旅、私もあこがれます。

「途中の駅で弁当を買ったりしていい気持ちになることを望むものである。飲み助に就ては、言うまでもない。“光の速度”などというのは学者が知ったことで酒とは関係がない。」
・・と書いていて、まったくもって“ごもっとも”であります(^_^;)

「リニア新幹線開通したら乗るぞぉっ」なんて言っている人・・「東京から大阪まで〇時間で用談をすませて、又 〇時間で戻って来なければならない人の為だけの汽車の旅行ではない」と著者が言っておりますが、あなたには何のことを言っているのかわからないでしょう・・そんな人がこの本を読んでも、ちぃとも面白くないでしょうねd(^_^o)

金沢や新潟など「汽車の旅」をする著者。
どんだけ飲むんだってくらい、汽車の中でも旅館でも、その他立ち寄り先でもシェリー酒、麦酒、お酒を飲み、そこででてくる銘柄は今でもあるのか、その味わいと各地で出会った名物なども紹介されています。

読んでいるだけで、ほろ酔い気分になり、なおかつ美味しいものを食べ尽くし、地酒を楽しむ著者に同化しているような自分を感じます。
汽車の旅とお酒の好きな方には、この“レトロな旅”の本、よいと思います。

2019/07/12

おいしい旅・・夏の終わりの佐渡の居酒屋/太田和彦さんの本を読んだ

20190708_05_ota_kazuhiko001

ベッドから起きられるようになり、少し顔色も戻って来た段階での病院で読んだ本でした。
『おいしい旅 -夏の終わりの佐渡の居酒屋-/太田和彦著(集英社文庫)』。

居酒屋で飲むことの達人、太田和彦さんが、今回は金沢・京都・仙台・佐渡・松本・東京、そしてウィーンと巡る巡る!(*^_^*)

北陸新幹線に乗って金沢へ。
顔なじみの「おでん高砂」では「かに面」!っと気負い込んで注文したが、「十二月で終わりです」との返事にがっくりする太田さん(^_^;)
越前カニの値の安い雌・香箱カニを丸ごと一杯剥いて甲羅に詰めなおし、注文を受けてから十分間煮る“かに面”!
カニ身・内子・外子・みそ、とカニのすべてが味わえるのだそうです。
でもって最後は空いた甲羅に燗酒を注ぐ「かに酒」が最高だ、なんて太田さんに言われただけで私も金沢に行きたくなりました。
・・結局、今回はそれが食べられなくて太田さん「スジ、ばい貝、車麩」と矢継ぎ早に注文、もちろん日本酒を燗で。

今回は、太田さん、京都に行き、『京都の中華』を紹介してくれます。
ハマムラのえび春巻き、平安のカラシソバなど、私のまったく知らなかった独特の中華。ぜひ一度行って食べてみたいと思いました。

佐渡、松本にも出掛け、どこに行っても馴染の店に懐かしい店主、女将がいて、そこでの交流も楽しく読みました。太田さんの人柄によるものだろうな、といつも思います。

東京に戻れば太田さんの本拠地。
そこでもまた太田さんの好きな洋食なども紹介してくれていて、相変わらずの名調子です。

ベッドで本を読んでいたときに、食べ物などの話は読みたくなかったものの、体調が回復し始めたら、やはり太田さんの本が読みたくなったのでした。

次は噺家、談志師匠のインタビュー本をご紹介しようかと思います。

より以前の記事一覧

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック