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2017/09/11

なんであんたが怒ってんの?!

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本や、音楽、食べ物、お酒、観劇などがこのブログの主な掲載項目ですが、今回は最近メディアではこの話題ばかりの「不倫」の話。

民進党の議員が離党届を出したのも耳新しいですが、報道を聞いていると「離党は当然だ」とか、「議員辞職しろ」とまで言っている今まで同じ党だった議員までいるようです。

ご本人は否定しているようですが、そもそもなんで「不倫」なんて個人的なことで記者会見したりするのでしょうか。それは芸能人も同じ。

人が人として生きている限り、人を好きになることはよくあることです。
程度の差こそあれ、誰もが経験していることです。

議員だとか、芸能人だと誰かを好きになり、その人に配偶者があったり、自分に配偶者がいると世間一般に謝罪せねばならないのでしょうか。
謝罪せねばならないのは、互いの配偶者や拡げても家族まで、それ以外の人になぜ謝らねばならないのか、私には理解不能です。
ましてや、まったく関係のない他人であるテレビ視聴者や雑誌の読者が鬼の首を取ったように「けしからん」と怒っているのには、なぜだかまったくわからないのです。なんで?

離党しろ、だとか、議員辞職しろと言った議員さん、あんたは大丈夫なの?

そしてそのスキャンダルをものにしようとして日夜そんなニオイを嗅ぎ出し、人の後をつけたり、ゴミ箱をかき回したり、映像に収めようとしている人。
さらにそのゴミみたいなつまらないネタに喜び、テレビや雑誌を貪るように見る人。
もっとほかにやることはないのか。

テレビ、週刊誌で「この人は、ほら、不倫しているんだぞぉ~っ」てやられたら、「それがどうした」と言えばいいのに、と思います。
報道された有名人に対し、罵詈雑言を浴びせている人・・あんた自身が今までしてきたことを胸に手をあててよく思い起こしてみてくださいな、まともな神経している人だったら恥ずかしくてそこに立っていることさえできないと思うよ。

つまらない話題でごめんなさいよ。


【Now Playing】 Autumn Leaves / Cannonball Adderley *Miles Davis ( Jazz )

2017/08/06

女心についての十篇「耳瓔珞(みみようらく)」を読みました

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『女心についての十篇 耳瓔珞(みみようらく)/安野モヨコ 選・画(中公文庫)』を読みました。
名だたる(円地文子、川端康成、白洲正子、岡本かの子、有吉佐和子、芥川龍之介、織田作之助ら)作家の女ごころの“ひだ”を味わう傑作選です。

女の胸をかき乱す、淋しさ、愛欲、諦め、悦び・・などを著わした作品を味わう本です。
様々な作家が書いたものですが、それぞれがそれぞれにインパクト強めで迫ってきました。

いきなりですが、結論として・・女ごころは・・まったくわからん・・・。

だから・・文学になるんですよね。

だから・・男は一生、女の虜となり・・一生、女のために右往左往することになるんですね。

たとえば、川端康成の「むすめごころ」などは、主人公の女性が、自分が好きな相手に自分の好きな友を紹介して、二人をなんとか結びつけようとする。
そんな中、その好きな男から求婚されてもなお、自分の友と大好きな男を結びつけようとする。

そんな状況に苦悶しながら、ついに二人を結婚させた上で嫉妬含みの感情を自分で確かめ、なんだかわからないが、納得するような感情を得る・・。
さらに結婚した方の親友の女性も、「彼は三人で暮らしたいと言っているくらい私たちは仲が良い」みたいな発言をしていて、・・???です。

でも、それを文学として読んでいくと、三人の時間の経過とその空間がたまらなく狂おしくも刺激的、そして不思議な感覚が渦巻くのです。

どの話も“強い”ので、楽しめました。
女ごころの奥の深さにふれたい男性にも女性にもおおすめ本です。


【Now Playing】 土曜ワイドラジオ東京 ナイツのちゃきちゃき大放送 / ナイツ ( TBSラジオ )

2017/07/27

伊集院静さんの「女と男の品格」を読んだ

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『女と男の品格/伊集院静著(文藝春秋)』を読みました。
週刊文春の中で読者が質問し、伊集院さんが答えるという形式の「人生相談」?的なものをまとめたものです。

質問する人たちも様々。

ギャンブルで勝つにはどうしたらいいか

とか

それなりに金も有り、地位も得た。今後は女道楽がしたいが、どうすればいいか

・・などとロクでもない男からの相談があったかと思えば

熊本の震災後、現地へ寄付等はしたが、まだ自分にできることがあるのではないか、遠くに住んでいるのでボランティアはままならないが、どうすればいいのでしょうか

という相談もある。

伊集院さんは、呆れかえったり、怒ったり、突き放したり、感心したり、様々な対応を繰り広げます。
他の人がやれば、「あんまりだ」と非難されそうな発言も多々ありますが、でも“伊集院節”は読んでいて気持ちいいっ!

一番私の印象に残ったのは、「この世でいちばんエラいのは女だ」という主旨の発言が度々出てくることです。
あの伊集院氏にしてからが、このお言葉。
女性をいちばんわかっている人が言うのだから“重い”言葉です。

家族、家庭を動かしているのは女性。
社会を動かしているのも女性。
それに男は従っているのが一番いいのだ、というのにも全くの同感です。
私にも今のこの年代にしてやっとわかったこの世の定理。
それがわからず、我儘を通し、暴走しているのがくだらない役立たずの男達という寸法です。よぉくわかりました・・。

読んでみて、怒るもよし、笑うもよし、泣くもよし、共感するもよし、“人生の七味”みたいな本でした。


【Now Playing】 あさラジ / 髙嶋秀武 ( ニッポン放送 )

2017/07/04

映画「ラ・ラ・ランド」を見ました

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映画『ラ・ラ・ランド(LA LA LAND)/2016年・アメリカ 監督・脚本:デイミアン・チャゼル 出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン』を見ました。
これも千葉劇場で一週間限定上映でした。つくづくもったいない話です。いい映画でした。

ミュージカル映画ですから、肝心なシーンでは歌とダンスが付きものです。
日本人の多くには伝わらない部分も多いかもしれません。でも、ミュージカル好きな私にはピタッと心の枠にはまりました。


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自分の夢が、“なかなか”かなわない、はかないものなのか、それとも夢を見続けるべきなのか、さらに恋というものはあまりにも男と女の気持ちが“ここだ”というところですれ違ってしまい、なかなか成就しないものなのか・・・、多くのダンスシーン、歌唱シーンが薄暗いところでのもので、そんな気分を象徴しているような気がしました。

互いが好きなのに、でも互いに気を遣う部分がうまく噛み合わない、でも狂おしくなるほど好き・・そんな主演二人の様子、さらに夢が遠のいていったり近づいてきたり、夢の方向がずれていったりのもどかしい部分も胸にキュンと来るくらいの切なさで描かれていました。
それに歌とダンスがかぶさってくるので、ミュージカルらしい、いい映画になっていました。


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主演の二人もとっても魅力的で完全に感情移入してしまったのですが、ラストに近づくにつれ、やはりこんなラストなのか・・と、ちょっと哀しい気分に沈んだのですが、それが最後の最後、10分間くらいでしょうか、宝塚のフィナーレみたいにさっきまでのことが嘘みたいなシーンになり、えっ、えっ、これってどういうこと?!って、あまりのことに心臓がドキドキして、ワクワクして、何が何だかわからないくらいの昂揚した気持ちになり、そしてさらに二段構えの本当のラストシーンがあって・・。

最後の仕組みについてはここで書くと、これから見る人に申し訳ないので書けませんが、最後の10分が始まる前までは75点~80点の上出来の映画ととらえていました。
でも、ラストシーンがあることによって100点満点の映画になりました。
ほんとうに素晴らしいミュージカル映画でした。

アカデミー賞でしたっけ、間違えてこの作品が受賞したと発表され、その後訂正が入ったりしましたが、でもこの映画を見ると、そんなこともこの映画らしいと思えてくるくらい、人の、男女の運命って、ふとしたことで全くの反転したようなものになるってことがわかりました。

ミュージカル好きでなくとも見た方がいい、素晴らしい映画です。

2017/06/23

へんな話だと思った

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久しぶりのアップになりました。ちょっと疲れていました。書かずに充電してました。
では、今回の話題に。

このブログでも何回か書いてきたこと。
いわゆる“〇〇〇48”とか、地方名のイニシャルを冠した数十人の女子を集めた芸能グループの“総選挙”と呼ばれている商売、まだやっていたことをニュースで知りました。

そのニュースは選挙で上位入賞した須藤さんという女性が、入賞挨拶の際に「自分は結婚する」と宣言して、それがファンに対する裏切り行為だというものでした。

グループには「恋愛禁止」というルールがあるらしいけど(でも、問われるとそのグループの有名な“総帥”的な人物は「そんなことは言っていない」とうまく逃げるのです。だったら「そんなルールは無い」と言えばいいのに、言わずに暗黙のルール化にしてうまいこと商売をやっている)、禁止だと言われて恋愛、恋心が遮断できるものだと思っている方がおかしいと、私は思います。

ルールがあったら人を好きにならずにいられるなんて、自分が同年代の時に電撃を受けたように人を好きになったことを思い出してみたらいいと思います。たとえば今は勉強する時期だから人を好きになってはいけない、なんて言われても“人間なんだから”止められることと止められないことがある・・そのくらい人としてわからないと、他人の人生を狂わせることになるよ、と思いました。

怒っているファンについてニュースで語られていましたが、同じCDを何枚も(10万円単位で買っている人がたくさんいるらしい)買って“選挙権”を手に入れ投資しているのに、なんということをした・・ってことらしいです。
「その何十万という投資を他のことにしてみろ」と言いたい。CDは聞くものだ、同じものであれば一枚で充分あなたの好きな人の歌声が聞けるのだ、応援したいのなら別の方法でするがいい。

選挙権を売っている側も、本来の音楽や映像等を売るのでなく、昔の「紅梅キャラメル」や「仮面ライダースナック」(買ったら中身を捨てて応募券やカードだけを取り出す、本来の食べ物を売ることから外れたものを売る行為)的ないかがわしい商売をしていることに対して自戒の念を持った方がいいと思うが、“儲かったらそれでいい”のでしょう。それに“乗せられて”そんな商品を買っている人もいいかげん意識した方がいい。

ファンにも総スカンを喰い、グループの仲間からも冷めた目で見られているらしい須藤さん。
ファンも、グループの仲間のひとたちも、人が人を好きになること、結婚したいと思うこと、それがどういうものか、もう一度心を落ち着けて考えてみたらどうでしょうか。

一人の人間に対して恋愛してはいけないとルールづけすること、音楽やダンスなどを含めた芸能そのものを売ることがビジネスの中で“ないがしろ”にされていないか、人が自らの思う道を歩むことに対して尊重することが自分自身の人生に対しても応援になるのではないかということなど・・、もう一度自分をニュートラルな位置に置き直して思い、考えてみることは大事だと思いますがいかがでしょうか。

久しぶりのアップで、思うように書けませんでしたが、言いたいことのエッセンスは書けたと思います。それではまた次回に。


【Now Playing】 りんご追分 / 美空ひばり ( 歌謡曲 )

2017/05/08

ウディ・アレンの「カフェ・ソサエティ」を見た

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映画『カフェ・ソサエティ(Cafe Society)/2016年・アメリカ 監督・脚本:ウディ・アレン 出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリスティン・スチュワート、スティーヴ・カレル、ブレイク・ライブリー』を連休中に見ました。

舞台は1930年代、映画の都ハリウッドに憧れた青年が映画業界の大物エージェントの叔父を頼って仕事を求めに行き、そこで素敵な女性に出会い、素敵な恋愛をするが・・意外な顛末で失恋し、ニューヨークに向かう。そこでまた別の女性に出会う。

男が燃え上がるような恋をし、相手も同様な気持ちであったにもかかわらず、別れる。
そして、仕事でも映画関係である程度まで成し遂げたものを捨て去り、ニューヨークで別の仕事で功成り名遂げる、しかもそこで出会った女性も素敵な人、・・それでもハリウッドでの焦げるような恋をしたあの女性が忘れられない・・その女性もやはり忘れてはいなかった・・。

そんなお話が1930年代そのものの映像で実にロマンティックに描かれていて、ウディ・アレンって、やはり“いいところを突いてくる”なあと、恐れ入りながら見ました。さすがです。


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主演のジェシー・アイゼンバーグは眩いばかりのハリウッドに出て来た“若造”だったところから、叔父のおかげで様々な有力者と会い、人間が磨かれていく様を自然に演じ、さらにクリスティン・スチュワートとの恋も素敵に描いていました。
もちろん、その相手のクリスティン・スチュワートも恋に浮かれる様子、そして刻々と変化するシチュエーションに悩む様子を魅力たっぷりに演じていました。何よりもカッコイイ美人だ。

叔父役のスティーヴ・カレルの仕事に、女に全力投球的な生き方の演技にもまいりました。やるなぁ、素晴らしい。

さらにニューヨークでジェシー・アイゼンバーグが出会う美人で奥さんにもなるヴェロニカを演じたブレイク・ライブリーの“自然ないい女”も、これまたクリスティン・スチュワートとは別の魅力でせまってきました。

恋の物語であり、男の物語であるこの映画、まるでタイムスリップして私もその場に行ったような気持ちになりました。
また、主要な役の四人を取り巻く出演者達の絶妙な関わり方も、これまたよかった。

古いフィルムを見つけて映写してみたらこんな映画だった、あの時代ってよかったんだねぇ・・と、そんなふうに作られているように感じました。

ラスト近辺で再びニューヨークで出会うこととなる、かつての恋人の二人。
そして、そのときに何かを察知して「夢でみたの、浮気していない?」と聞くニューヨークで妻となったヴェロニカ。
なんかねぇ、“キュン”ときましたよ。

いい映画です。出来れば40代後半から50代の人に見てもらいたい。
映画の良さをもう一度感じてもらいたい。
そんな映画でした。


【Now Playing】 深層深入り 虎ノ門ニュース / 青山繁晴 ( YouTube )

2017/04/24

映画「イップ・マン 継承」を見た

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映画『イップ・マン 継承(原題:葉問3)/2015年 中国・香港 監督:ウィルソン・イップ 出演:ドニー・イェン、マックス・チャン、リン・ホン、パトリック・タム 特別出演:マイク・タイソン』を見てきました。

予告編を見たときに、「ただのカンフー映画じゃなさそう」・・と思ったのです。映画としてのたたずまいが凜としているように見えました。


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映画の舞台となっているのは1950年代の香港。
好景気にわく一方で無法地帯と化し、香港の裏社会で暗躍する不動産王(役:マイク・タイソン)が学校の土地まで略奪しようとする中、そこに家族と住む主人公のイップ・マンが地域の人たちと共に町を守りつつ、自らの「詠春拳」という流派を守っていくというストーリーです。

そして、主役のイップ・マンの奥さんは物語が進行する中で重い病気に掛かっていることがわかり、闘うだけでなく、一人の人間として、男として、父として、夫としての自分を見つめ直す・・というような重いテーマも二重奏のように映画の中で展開します。


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イップ・マンのライバルとなるチョン・ティンチ(マックス・チャン)は、最初見上げた腕前と心がけを持つ男に見えたのですが、生活のため、金のために「悪」に傾いていく、その様子と、イップ・マンの高潔な態度が実にコントラストよく描かれ、ラストまで見逃せない物語になっていました。
それから、悪のボスはマイク・タイソンが演じているのですが、タイソンとイップ・マンの闘いは実に見どころがありました。
姿勢を低くして左右に体を振りながらガードを固め、イップ・マンに向かってくる様子は実に迫力ありました(^_^;)


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そして、イップ・マンと奥さん(リン・ホン)の夫婦の愛情のやり取りにはまた心打たれました。
過剰な演出もなく、カメラワークも非常に落ち着いていて、登場する役者たちも浮ついたところのないいい演技で、素晴らしい映画だと思いました。

上映館が限られていると思いますが、またまたおすすめな映画でした。


【Now Playing】 今晩は 吉永小百合です / 吉永小百合 ( TBSラジオ )

2017/04/19

「その手をにぎりたい」を読んだ

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『その手をにぎりたい/柚木麻子著(小学館文庫)』を読みました。
この小説の舞台となっている時代は、まさにバブル期。著者の柚木さんはその当時幼稚園児だった・・(^^;)・・なのに、見てきたようにあの時代が描かれていました。

主人公は女性。まさに“平野ノラ”さんがシリアスになり、バブル期の大都会に生き、高級寿司店に通い、白木のカウンターの向こうから、その田舎から東京に出て来た純朴な女性に提供される丁寧なつくりの寿司。
そこにはほのかに漂うような恋のようなものが通う・・。

女性は一度は東京で働いてみたいと、東京の中小企業に勤めるが、都会の生活も味わったし、かんぴょう農家の実家に帰ろうとして、「よく働いてくれた」と連れて行かれた高級寿司店で今まで食べたことのない“世界”に驚き、そして握ってくれた一ノ瀬という職人にもあこがれ、都会で生きていこうと決意します。

そこからはバブルに乗じて日の出の勢いをみせる不動産業界に転職。全てを仕事に捧げるかのような鬼神の働きをして主人公の女性はブイブイいわせて都会を泳ぎまくります。
いいよる男とも愛のない付き合いを二股でしつつ、突き進み、しかし初めて東京で知った高級寿司店「すし静」には常に自分をニュートラルにして通い詰め、怒濤の生活の節目節目で味わう寿司と、一ノ瀬との会話に深い人生の味わいを刻んで行きます。

もうねぇ、久しぶりに心に染み渡るいい小説でした。
この小説をバブル期に幼稚園児だった女性が書いたとは、とても思えませんでした…σ(^_^;)

物語中に出てくる“流行り物”やユーミン、ワムの曲、六本木あたりのあの頃の夜の様子・・。
ラストに向けて自分のバブルな東京での生活、人生について振り返るときの様子、そしてそれでも自分の人生をまだ前を向いて生きていこうとする主人公・・。
最後の最後であこがれの一ノ瀬としみじみと心かよわせるシーンに我が事のように大きな感動がひろがりました。

いい本だったなぁ・・、いつまでも自分の中でたいせつにしたいものを見つけたような気がしました。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2017/04/07

映画「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由( MON ROI )」を見た

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映画『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由( MON ROI )/2015年・仏 監督:マイウェン 出演:エマニュエル・ベルコ、ヴァンサン・カッセル』を見ました。

恋愛映画といえばフランス映画を見ろ!なんて誰が言ったか、言わなかったか・・、でもこのフランス製映画は、そんな“恋愛もの”を楽しもうなんて気で見に行ったら痛い目に遭います( ̄O ̄;)

男と女の生き方、恋も愛も憎悪も怨念も淡い気持ちも、ごった混ぜだっ!!
そしてこれが男と女だ、そんな映画だった。


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過去に顔見知りだった男にふとしたところで声を掛け、それが瞬間的に導火線に火が点いた形となり、“モテ男”で完璧風だった男と、住んでいる世界が異なるような知的な女性が一気にのめり込むような愛の世界に突入、子供までつくって、そのまま結婚に・・。

やがて男の女関係のだらしなさ、モテ風で男臭かったように見えて、実はもろい部分、なさけないダメ男な部分も出て来て、女はあきれるが、家庭や人生そのものを崩壊させるような男の振る舞いに、女性も精神的にも身体的にも最悪の状態に追い込まれる。

なのに、何度も男が謝ったり、仲直りしたり、離れたり、拒絶したり、くっついたり、・・これは誰もが経験する男女関係をフランス風に大きくデフォルメさせた男女物語になっていました。


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見ている人は誰もが“腹に一物”的に持っている配偶者への感情を思い起こされ、ちょっと痛い、グサッとくる部分もあるのではないでしょうか。

そして今どきの「異性と付き合うと自分の時間がなくなるからイヤ」などという“腑抜け”には絶対にわからない映画となっておりました(*^_^*)

相手のために自分の時間なんか無きものとして、ぼろぼろになりながら地獄の一丁目まで付き合うのが男女の仲だ、わかってんのか、このぉ~っ!!・・というのが私の意見です、そしてこの映画の意見でもあるようにお見受けいたしました(^_^;)

根性据えて、男に、そして女に向き合う者だけがわかるこの感情、それをあらためて知りたかったら行ってみるといいです。そんな映画でした。甘っちょろい気持ちで行くなよ。


【Now Playing】 Old Folks / Karin Krog ( Jazz )

2017/03/25

映画「未来よ こんにちは」を見た

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映画『未来よ こんにちは( L'AVENIR )/2016年・フランス・ドイツ 監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ 主演:イザベル・ユペール』を見てきました。鑑賞券をいただいた“ともちゃん”さん、ありがとうございました(*^_^*)

フランス映画っぽかったですよ。
主演のイザベル・ユペール演じる女性は50代、哲学の教師をしつつ、教科書等の原稿も書いていて、夫と二人の子供も有り、そろそろ人生の仕上げをしようかなんて状況にあるのでした。

でもね、突然夫からの「好きな女性ができた。その人と一緒に暮らしたい」という言葉に・・(普通の映画だったら半狂乱、あるいは怒髪天を衝くみたいなことになるのですが)・・主人公の女性は淡々として受け容れ、生きていくのです。
えっ・・と、あっけにとられるのですが、平静を装うかのように、そう、淡々と日常を維持していくのです。

母の介護の問題もあったのですが、その母も亡くなり、長女は赤ちゃんを産み、人生の流れは休むことなく“滔々”と流れゆくのでした。


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夫が毛嫌いしていた優秀な教え子と何か起こるのではないかとそわそわしていると、そんなストーリーでもなく、要するに見た目には“何も起こらない”のです、これが・・。

でも、スクリーン上のイザベル・ユペールは、本人が「40過ぎたら女は生ゴミあつかい」なんて言っているにもかかわらず、若々しく、美しいたたずまいをしていて、その自然体がとても魅力的。
美しい自然の中での静かで、凜とした生き方に心打たれます。

こういう映画はフランス映画ならでは、という気がします。
館内は年配夫婦もいたし、若い人も見ていました。
映画好きが見る映画という気がしましたし、人生の機微を感じたり、フィルムそのものに焼き付いている映像にも感動します。
しみじみとした美しい映画でした。

【Now Playing】 大人のジャズタイム / 島崎保彦他 ( ラジオ日本 )

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