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2023/02/07

異空間に迷い込んだ話・後日談

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このあいだ、このブログに、初めて出かけるところにクルマで向かって行ったら、いつまで経っても目的地に着かず、同じところを走っていることに気付き、すれ違う通行人も同じ人が何度も現れ、やっと目的地に着いたらそこはなんだかこの世の空間ではないように感じ、気付くと感覚がないのに失禁していて、あわてて逃げ帰って来たという話を書きました。

そんなことがあって、妻にもその話をしたわけですが、それから一週間後、妻は長男が幼稚園の頃のママ友とお茶をする機会にこの話をしたんだそうです。

そしたら、まず同じところを走っているような感覚になったという話と、すれ違う人が同じじゃないかと気付いたところまで話した段階で、「ああ〇〇から〇〇まで抜けるあの道じゃない?」とズバリ私が走った道を言い当てたというのです。

そのママ友の彼女はずっと以前から色々なものが見える人で、私のような年に何回か見てしまう、というような感覚ではなく、かなりいつも色々見えている人のようだということは何年来の付き合いなのでよく存じていました。

「あの道はヤバいよ」ということで(^-^;彼女も走ったときに気付いていたとのこと。
私が何度もすれ違った人は、「寂しい生活をしていた人で保護を受けていたんじゃないか、そして一人で亡くなり、その時失禁していたのだろう」と・・。
私が失禁したのは、その人が「私にある程度の霊感のようなものがあることがわかり、乗り移ったんだろう」ということでした(T_T)知らなんだ・・怖ろしい。

私なりに考えると、私にはあちらの世界へのアンテナのようなものが付いていて、時々受信してしまうのだと思うのです。

なので、昨年末のギャラリー喫茶が開いていて、お客さんも入っていたのに、私が行ったその場所は同じ時間、同じ場所なのに門が閉まり店に客もいなかった、あのとき、そして今回のクルマで出かけた時に経験したことは、たまたまアナザー・ワールドへのアンテナが受信状態に入り、私自身が誘いこまれてしまった・・ということなのだと思いました。

どこかに出かける時には、まだあの経験から時間も経っていないので、用心しています。
もう二度とイヤです・・。

 

2023/01/15

「うさぎ展」に続いて飯岡灯台で行われている「新春飛躍大作展」のご紹介

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昨日は、このブログで表題にあるように、古民家美術館で開かれている「うさぎ展」をご紹介いたしましたが、きょうは飯岡刑部岬展望館で開催されている「新春飛躍大作展」のご紹介です。
調べたらこちらは、1月15日(日)本日が最終日でした(・。・;
もっと早くに私も見に行っていればよかった・・。
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展望館の2階、パノラマ展示室にてそれこそ“大作”、大きな作品含めたくさん展示されていました。
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私の中学時代の美術の先生の作品ももちろんありました。これは古民家美術館の庭園で即興で数十分で描かれた作品です。すごいなあ。
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この展望館の場所は飯岡灯台に隣接していて、飯岡灯台からの海の眺めは絶景です。
あまりのスケールの大きさに圧倒されました。
もっとPRすればいいのにと正直思いました。素晴らしいロケーションなのです。
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ここでの展示については、すでにInstagram経由でFacebookに掲載していますが、それとは別の写真でこちらでもご紹介しています。
本日中にさらにInstagramにて別の写真もご紹介しようと思っています。
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今日が最終日ですが、旭市に近いところにお住まいの方にはぜひ行ってみていただきたいと思います。
ご紹介が遅れて申し訳ないのですが。
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一日の間に旭市三川の古民家美術館での展示、そしてこちら飯岡灯台隣接の施設での展示を見ることができて、とても内容の濃い時間を過ごすことができました。
灯台からの眺めも最高でした。

2023/01/14

ブログでもご紹介、『あさひウサギ展』

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すでにInstagram経由でFacebookにてご紹介した旭市三川の「古民家美術館飯岡」で開催されている『あさひウサギ展』。

今年の干支、「うさぎ」をテーマに旭市の作家の方々が作品展示をしています。

 

 

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私は1月13日(金)に伺いましたが、会場の古民家美術館は不思議と展示会を何度か経て、落ち着いた雰囲気を醸し出しはじめたと感じました。
とても居心地がよいのです。
伺った時間帯に、客は私ひとりだったため、実に優雅で贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
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絵画作品だけでなく、人形、フィギュア、糸鋸のようなもので、板に細長い溝を切り出し、遠くから見ると絵に見えるという・・新鮮な印象を与える作品もありました。
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もちろん、私の中学時代の美術の先生の作品もたくさん展示されていました。
先生の作品を創っていく意欲はますます旺盛になっているようで、とてもうれしい!
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1月29日まで開かれています。
旭市に行くことができる方にはぜひにとおすすめしたい展示でした。

次回のこのブログでは、同じ旭の飯岡灯台隣接の施設で行われていた展示についてもご紹介しようと思っています。

 

2022/12/14

ことわりきれない自分をやめようと思った。

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私、何か頼まれて一瞬「ことわる」のを躊躇してしまい、そして・・ことわるチャンスを失ってしまうことが多々あります。
これがあとで思い起こす度に自分で自分にダメージを与えるのでした。

せんだって遠出したときに「もうちょっと帰るのは待っててくれ。会わせたい男がいる。お前の中学の一年先輩だ」というので一時間ちょっと待ってその人と会うことになりました。

東京からわざわざ特急に乗って来てくれた。とのことでしたが、私も40キロ以上ある道のりをクルマに乗ってやって来たのでした。

事前にうかがっていたことには、その人は学生時代も苦労して勉学に励み、理数系に抜きんでた才能を発揮して、そういった関連の会社に入り、たいそう重要な役職に就き、今も現役で重要ポストにいて日々活躍しているとのことでした。

お茶をしながらお話を聞いていると自身がどんな大きな仕事をしているか、どんな大物を知っているか、誰もが知っているあの現場は自分がやったのだ、という話でした。
コロナのワクチン接種は忙しいし、副反応で熱が37度以上出るからもうやらないと二回目の接種以降はしていないのを声高に話していました(そう思うのは個人の自由だが人に大きな声で言うことではないと思った)。

そして中学の一年後輩だと紹介してもらいましたが、上記のようなことを一方的に話すばかりで、少しばかり私のことを聞きましたが、ほとんど反応もなく、私にはなんの興味もないことはすぐにわかりました。

で、帰るのをちょっと待てということで紹介してくれた方からその人がきょうは私の地元から10キロほど離れたところで飲み会があるというので、私の町内の駅までクルマで送ってくれ、とのことでした。40キロ以上の道のりを初対面の人と車中で過ごす・・。

で、話は最初に戻りますが、躊躇してしまったわけです、ことわるのを。
私も家族も自分のクルマにはコロナ禍以降他人を乗せておりません。それは感染に十分に注意して、家族に迷惑を互いにかけないようにとのことからです。

でも、私が帰ろうとするとクルマまで来て乗り込みました。しかも驚いたことに後席に乗り込みました。・・私は“お抱え運転手”並みの扱いです。

後席の窓を開け、それじゃあと挨拶していましたが、ずいぶんと気持ちよさそうです。

クルマでの道中、話はまた自慢話がどんどん続きました。
しかもシートベルトをしていないのを確認しました。このあいだゴールド免許を更新したばかり、反則金と点数を失うのはいやだが・・以前上司をクルマに乗せたときにシートベルトをしてくださいと言ったら途端に機嫌が悪くなったことがあり、ここでも注意することを躊躇してしまった・・。

初めて会う人にこれだけ「誰それ(首相経験者やその他大物)を知っているか、私は会ったことがある」「そこにはかつて誰それの家が建っていた場所だ、立派な研究者だった、私は会ったことがある」などと立て続けによく言えるものだと思いましたが、そうでも言わなきゃ自分に“恐れ入らせる”ことができないと思っていたのかもしれません。

車中も私のことを聞いたのは、ほんの“ひと言・ふた言”で、とりあえず聞いただけで興味なんかなさそうでした。

駅に到着すると、降りたところの自販機でジュースを買ってくれましたが、疲れ果てて帰宅いたしました。

つまり“イヤな思い”以外無い出会いになってしまいました。
帰宅して妻に話したら激怒していましたが、私の「断り力」の無さがこの事態を引き起こしたわけで、今後は強く、嫌がられても、どう思われてもかまわないから断ることにします。
ここに『断言』いたします。今後一切いやなことは断ります。本日の言いたかったことは以上です。

 

2022/12/11

横芝光町「ギャラリー笑虎」の南隆一個展に行って来た【その2】

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前回に引き続き、横芝光町「ギャラリー笑虎」での私の中学時代の担任で美術の先生の個展について写真と共にご紹介です。12月13日(火)まで開かれています。

ギャラリー笑虎は“長屋門”の左右に分かれたギャラリーに作品を展示しているのですが、最初の不思議なうさぎの作品は、大きな門を入って右側の喫茶室のある方のギャラリー入口に展示されていました。

今までに見たことのない先生の世界でした。

 

 

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こちらもあらたな世界観の作品です。夜空を泳ぐ魚と後ろには銚子の灯台が・・。
そして地上には母子と思しき人物。
私は個人的に気に入りました(#^.^#)
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こちらは入口入って左側のギャラリーに展示されていた“ターンテーブル”状の作品。
モーターをつかってゆっくりと回転している・・これまた不思議作品。
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こちらは喫茶室の障子窓にやはりモーター付きで回転する先生の作品。
障子越しに入ってくる光と作品の“コラボ”となっておりました。
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最後の写真は喫茶室のあるギャラリー側から見た庭園。
大きなガラスで室内外を隔てているのですが、ここのテーブルから庭園を見ながら飲む珈琲は美味しい(*^^*)

最後に毎年作成されている先生のカレンダーを購入して帰宅いたしました。
年末の恒例行事となりました。

 

2022/12/10

横芝光町「ギャラリー笑虎」の南隆一個展に行って来た【その1】

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横芝光町のギャラリー笑虎で開かれている「南隆一個展」に出かけました。
南先生は私の中学時代の担任で美術の先生です。

毎年暮れに開かれているのですが、先生の作品も年毎に変化しているのを感じます。
今回の「月とうさぎ」、「月と魚」をテーマにしたものなどいつもの作品からまたひとつ飛び出した感じがして新鮮でした。

 

 

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また、作品が収められている『額』にも面白さを発見しました。
四角にこだわらないもの、カラフルなもの、木目そのものがはっきりしているものなど先生の作品がさらに“生き生き”していました。
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上の写真は「笑虎」の入口の門ですが、このブログを続けて読んでいただいてる方には今月この門で不思議な出来事があったことを書きました。
昨日うかがったときに、先生からまた不思議な話を聞きました。
笑虎の庭園で遊んでいた子供が見えない何者かに靴を脱がされて転んだという話でした。
やはりここには何か不思議な力がはたらいている。

大きな敷石の上に立つと風が身体の下から吹いてきて、浮き上がるように感じるという話も何年か前に書いたことがあります。
古い建物などには、何かが宿っているのだと思います。

 

 

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最後の写真は喫茶室側のギャラリーの壁面に展示されていた大作です。
ミュージシャンの演奏シーンを丸く切り抜いたのが“効いて”います。

まだ何枚か写真を撮っているので、もう一回この笑虎での個展の様子をお伝えしたいと思います。

 

2022/11/23

ギャラリー笑虎での強烈で不思議な出来事

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※写真は2016年頃から数年間のものを使用しています。

昨日、私の中学時代の担任で美術の先生がJR飯岡駅併設施設でレコード・コンサートを開き、そこに私が出掛けたことをこのブログで書きました。
そこへ行く途中での出来事を書きます。

上記先生から「来月、横芝光町の“ギャラリー笑虎”でやる個展の作品の一部、大作をギャラリーに既に持ち込んであるから、飯岡に来る途中なのでちょっとのぞいてくればいい」とのことでしたので、レコード・コンサート会場に行く道すがらその“ギャラリー笑虎”に寄ってみたのでした。

 

 

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昨日は火曜日。
先生からは定休日は水・木曜日とのことだったのですが、行ってみると笑虎独特の大きな門は閉められていて、真ん中に印刷したばかりのように見える真新しい貼り紙が・・。
「火・水定休日」と書かれているのでした。

門は閉まっているし、貼り紙はあるしでしたが木製の格子が掛かっている窓から中をのぞいても人の気配はなく、明かりも点いていない。
仕方なくあきらめて飯岡の会場に向かいました。

 

 

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到着して先生に「ギャラリー笑虎の定休日が変わったようです。門も閉じられていて、店は開いていませんでした。」と伝えました。

「えっ、そんなことあるはずがないなぁ。個展の案内葉書にも定休日はもう入れて印刷してしまったよ」と、ギャラリー笑虎に電話してくれました。

 

 

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・・・そしたらね・・・先生から「おいっ、いったい何処に行って来たんだ。笑虎は開いているし、さっき行って来たという時間にはとっくに開店していたって言ってるぞ。それにそんな貼り紙もしていないって。」・・・と。

さあ、たいへんです。

笑虎は毎年先生の個展が開かれ、何度も何度も通った場所です。
第一あんな建物ほかにありません。間違うわけがないっ!

私が見た光景はなんだったのでしょうか。
現実のものではない光景をこの眼で見て、現実ではない状況にあるギャラリーがそこに存在していたことになります。

 

 

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飯岡からの帰り道、再びギャラリー笑虎に行ってみたのですが、開かれた門にもあの貼り紙はなく、直感として午前中に見た感じと違う雰囲気が漂っています。
中に入って馴染みの女性マスターに話を聞こうと思ったのですが、なんだか見てはいけないものを見てしまうような気がして怖くて門から中には入れず、そのまま帰宅しました。

帰宅後も何がなんだかわからず、夜になっても恐怖が襲い掛かり、暗いところに行けなくなってしまいました。

このブログで私の過去の不思議な体験をいくつか書いてきましたが、またひとつ不思議な体験が増えました。
妻に話してみたら、「何か見てはいけないもの、遭ってはならないものがその日にギャラリーに存在していて、緊急回避的回路が動作したんじゃないのかしら」ということで、「そうなのかも」と、今、思いつつあるところです。

 

2022/11/22

中学時代の先生が開いた「レコード・コンサート」に行って来た。

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私の中学時代の担任で美術の先生、特にジャズが好きで、しかもアナログ・レコードでいつも聞いています。
そして、絵画や造形作品の個展も年に数回行っている中、今回は「レコード・コンサート」をJR飯岡駅併設の「ふれあい館」で行いました。
・・先生のバイタリティーは私なんかをはるかに超越して驚くべきものがあります。
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今回使われたスピーカーも異彩を放っていました。

昔のナショナル「8PWT」という不思議なウーファーと同軸上にスコーカーがあるようなスピーカーは、たぶん自作のケースに入り、しかもさらに自作の石膏で固められたホーン型ツイーターが上に乗っておりました・・さらに先生のカラフル・ペイント付き(^^;
で、これがまたいい音出すから不思議なんです。
ヘレン・メリルのモノラル・レコードが素晴らしい音で鳴っていました。

 

 

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そのほかにも、JBLの楕円型20㎝スピーカーがエッジも無かったものをご友人の協力で修理して、これまた自作のケースに入れて、またまたいい音で鳴っていた・・(^_^;)
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そして40年くらい前の電気屋さんの処分品のA&D(アカイ電気と何処かが組んだブランドらしい)のスピーカーが現役バリバリで豊かなジャズを奏でていたのでした。
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さらに壺状花瓶に穴を開けてスピーカーユニットを入れた“陶器スピーカー”もあって・・(^^♪
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最新鋭の今どきのスピーカーの“小洒落た”きれいな音ではなく、どれも気合の入った低音から中音が下から湧き上がるようなたくましい音を出していて、先生もごきげんでしたが、聞いているお客さんも私もごきげんになりました(*^-^*)

いい時間を過ごせて幸せでした。
やはりレコード盤の音はいいし、昔のスピーカーの音もいいっ!!

以上で今回のレコード・コンサートの報告は終わりです。

 

2022/10/02

千葉市中央区汐見丘で開催されていた《造形あそび4人展》に行ってきました。

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《造形あそび4人展》・・千葉市中央区汐見丘の『ギャラリーどち』で開催されていたものを見て来ました。
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私の中学時代の美術の先生も参加していて、実に自由で楽しい造形展示でした。
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私が最近、オミクロン対応のワクチン接種をしまして、今までは副反応はほとんど無かったのですが、今回はけっこう熱や身体の痛みがあり、最終日一日前の昨日行って来たのです。
ほんとうはもっと早く行ってご紹介したかった。
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内容は、4人の作家それぞれの方が独特の持ち味で作品をつくられ、いやもう楽しかったです'(*゚▽゚*)'
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Instagram経由でも一部写真をご紹介していますし、その他 FacebookPage 「千葉市を東京から応援するって?!」というページでもご紹介しています。
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毎回、驚きとか発見があるのですが、今回は特に4人の皆さん魅力ある作品を展示されていました。
次回行なわれるときには、早めに出掛け、気の向いた方に間に合うようにお知らせしたいと思います。

2022/09/17

中島誠之助さんの「骨董掘り出し人生」を読みました。

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『骨董掘り出し人生/中島誠之助著(朝日新書)』を読みました。
2007年発行となっていますので、かれこれ15年前の本です。
著者は、あの「なんでも鑑定団」の焼物を主に鑑定していたあの中島誠之助先生です。

このあいだ、伊集院静さんの本をこのブログでご紹介したときに、そこに掲載されていた短編小説二篇「少年譜 笛の音」、「親方と神様」の感想を書きましたが、中島さんの生涯は、まさに上記二篇の小説のような、幼少期から少年期の両親を失い、養子として伯父や伯母などに育てられるも、戦争の惨禍から大変な苦労をする話が書かれていました。

骨董という道に入る前の学生時代の様々なことへの挑戦と、実際に仕事をするようになってからの挫折や、その中で手を差し伸べてくれた今となっては驚きの有名人達の話、まるで小説を読んでいるかのような数奇で、波乱にとんだ人生が描かれていました。

前回の伊集院さんの小説といい、今回の中島さんの自伝的なお話も、私の今後の生き方にとって大きなものを得たように思います。

世の中は自分の思うようには出来ておらず、次から次へと困難に見舞われ、あたたかく手を差し伸べてくれる人もいれば、多くは悪い人がいて様々な苦境に陥れられ、自らの信ずるところに向かってひたすら信念を通して生きていくことがいかに大変なことか・・ということがこの中島さんの実体験的自伝をとおして描かれていました。

中島先生には、二十年も前だったでしょうか、私の職場が企画した「出張・なんでも鑑定団」においでいただき、私と妻の新婚時代に買ったお宝「野々村仁清の香盒」を鑑定していただき、見事8千円の鑑定をいただき、妻は泣き出し、そのおかけでMVPをいただいてしまい、石坂浩二さんの絵を賞品として受け取るという、悲しいんだか、嬉しいんだかわからない結果になったことがありました。

事前に、先生方との握手やサインは出場者は「厳禁」との説明を受けていましたが、泣き出した妻を見て、あとで中島先生ファンだった妻は握手をしていただき、持参した中島先生のご著書二冊に丁寧なサインまでいただいてしまいました。

今となっては、たいへんいい思い出です。
それに、京都のみやげ物という鑑定をいただいた香盒は、逆に私達夫婦の“お宝”になりました(*^_^*)

この中島先生の「骨董掘り出し人生」は、自分を勇気づけるために、今後も読み返すことになると思います。

 

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