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2024/03/20

香山リカさんの『いまどきの「常識」』を読みました。

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『いまどきの「常識」/香山リカ著(岩波新書)』という本を古本で見つけ、読んでみました。
2005年第一刷発行となっていました。

約二十年前のものですが、読んでみると、もうこの頃からこんな現象が出ていたのか、というようなことが書かれていました。

たとえば、「泣くと決めて観る映画」なんてフレーズが週刊誌はじめ、けっこう流布していたことがわかりました。それは今も変わっていないみたい。

現実離れしていようが、内容はさほどたいしたものでなくても、困難や、恋愛、難病などを表面的に描いただけのドラマなどについて「泣けたよね~」「超感動」などというフレーズで当時の人が夢中になっている様子がわかりました。

その他にも、「あの人はバカ」と先に言ってしまえば自分はバカじゃないと思う人。

すべてお金が人生・生活の基本となっている人、現実がいかに捻じ曲がっていても、その現実には従うしかないという人、いつもゆっくりしたい、ラクしたいと言っている人、男は男らしく、女は女らしくというが大前提の人、すべてを自己責任という言葉で片付ける人、外国人はとにかく危険という人、平和・反戦にとらわれるのは頭が古いという人、何よりも人権よりも国益優先という人、戦争にならぬよう外交努力をするよりも軍隊を持ってこその普通の国だという人、ナショナリズムは普通で健全で自然・・という人などなど・・(^_^;)

二十年前から変わっていない・・というよりも悪化しているのが現在じゃないかと思いました。
そして、今まさにその“膿”が出始めたところなんじゃないでしょうか。
でも、“膿”は出たがらないねぇ(^-^;

どなたかが「X(Twitter)」で書かれていましたが、脱税している奴らが納税を訴え、法律を守らない奴らが憲法改正を叫び、戦争へ行かない奴らが戦争の準備をしている・・。
そんな膿が今、果たして出切るのか・・と思いつつ読了いたしました。

 

2023/10/26

「巷談辞典/井上ひさし・山藤章二」を読みました。

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『巷談辞典/井上ひさし著・山藤章二画(河出文庫)』という本をブックオフで見つけて読んでみました。

初出は「夕刊フジ」。昭和49年~50年に掲載され、のちに「巷談辞典」として単行本化されたものです。

“歯に衣着せぬ”というか、“遠慮会釈”のない文と絵で、450頁を超えるボリュームでした。
巻末にも書かれていますが、本文中には、今日では考えられないような差別表現が横行しておりました・・。作品の時代背景とその価値にかんがみ、底本のままとしたとのことですが、私も驚きながら読みました。

最初は、気楽な感じで書かれた読物かと思っていましたが、自分が見合いをした相手の容姿について関係者が見たらわかってしまうのに酷い例えで表現したり、女性はまるで男にとって“道具”や“性欲を満たす対象”として書かれていて、途中で気持ち悪くなってしまい、あとは“流し読み”状態に入りました。
「物には限度」というものがある、というのが今回の私の感想でした。

何の恨みがあってか、女子大の名称を別の漢字を使って酷い表現をしたりしていて、もう「アウト」でした。

その他のエピソードなども、今の私にはちょっ理解できない話の展開があってどうにもいけない状態になりました。
昔のサラリーマンなどの男達はこんな感じで物事を考えていたのか、ということについては勉強になりました。
そんな人達が上司になったり、地位を得たりして今の世の中が出来上がったのかと思うと、妙に納得してしまったのでした。

 

2023/09/08

「夏彦の写真コラム傑作選 1 」を読んだ。

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『「夏彦の写真コラム傑作選 1 /山本夏彦著・藤原正彦編(新潮文庫)』を古本で見つけ、読んでみました。一般の書店でも、古本でもすっかり見かけることが無くなった山本夏彦氏の本です。

氏が1979年から1991年の間に書いたコラムから数学者の藤原正彦氏が傑作を選んで編んだものです。

山本夏彦翁の本は、学生時代によく読みました。
当時としてはけっこう社会状況や、世相に反して思い切ったことが書かれていたと感じました。

読んでいると、その時代から変わっていないことも多くあるが(あのときは、今後も変わることはないだろうと思って読んでいた)、近年になってよりひどくなったと感じることもあります。

政治家は我らと同じ人間で、悪いこともするがそれなりに「政」はきちんとやる部分もある・・というような内容の記述がありましたが、今はよりひどく、政党交付金なんて制度もその後出来たせいか、政治というよりも自ら“金儲け”“うまい話”“自党存続”以外に政治家としての目的が無いような人が殆どであると私は感じます。

そんなことないよ、という人がいるかもしれないけれど、やはり今の政治は酷い。

上記のような悪巧みをモットーとする政党の第二の存在になりたいだとか、アクセルになりたいだとか抜かしている人間がいて、市井の人たち、地道に必死に生きている人のことなど一度も考えたことがないような政治家があまりにも多いと思う。
どんどん時代はひどくなっていると思います。

国会での論議も経ずにどんどん勝手に物事を決めていく様子に、皆、恐怖を感じないのかなと思うこと多々です。

夏彦翁のこの本にも書かれていましたが、新聞は一大論陣をはってもいいのにはらない。
テレビもはらないこと同じである。
三大新聞または五大テレビがあるというが実はわが国にはマスコミは一つしかないのである。
【かくて国民はどこへつれて行かれるか知れないこと、あの戦前と全く同じなのである】

と、書かれていました。
まったくもって、今現在もその状態です。そんな状態がよりひどくなっていると思いました。

 

2023/07/13

マイナンバーカード返納する人が増えてわかったこと

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マイナンバーカード、及びマイナンバーシステムについて毎日のようにトラブル、事故、不具合、事件と呼べるようなものまでが報道され、それに連れてカードの返納が報じられています。その数、報道されているものだけでも47万件とのこと。

そんな中で気づいたことがありました。

Twitterでは、返納した事例の紹介や、返納した人のツイートに対して、誹謗、脅し、嘲笑などのコメント、返信がかなりの数見受けられました。誰に言われてやっているのか、誰からお金をもらってやっているのかわかりませんが。

カードの取得は任意であり、いったん取得しても返納するのは個人の自由です。
だから返納届も用意されていて(※住所異動時や戸籍届出に伴い券面に記載する欄が溢れた時もいったん返納して、必要あれば再度取得の申請をするという・・なんとも不始末な運用に伴う返納もあることは知っています)、ただ返納しているだけなのに、ラサール石井さんなどの有名人に対しても、同じ芸能人から非難のコメントがなされたりしているのを見て、まったく正当で自由な行為への攻撃は怖ろしく、しかも卑怯なことだと感じました。
芸能人だけでなく、一般の人にも攻撃の手は止みません。

その際にテンプレートのように“捨て台詞”みたいに同様の言葉が吐きかけられていることに気づきました。

「カードを返しても、マイナンバーシステムは存在して、お前はもうマイナンバーシステム無しには社会生活は出来ないのだ。カードを返してしまって、その不便に後悔するぞ」

というのです。

でもねえ、そんなこと皆んな知っているんですよ。
全員にマイナンバーが振られているのは、当初通知カードが送られてきてとっくにわかっています。だからシステム上に自分が登録されていることも誰もが知っているのです。
誹謗している人達がむしろうっかり忘れているとか、知らないとか・・カッコ悪いことになっているのじゃないかと思いました。

でね、“語るに落ちる”とはこのことだと思いました。
だって、もう番号は振られているなら、カードが無くてもマイナンバーシステムと、他の紐づけされようとしているシステム同士で紐づけ出来ちゃうんじゃないの、と思ったのです。

要するにカード自体、最初からいらないじゃないの、と。

カードが必要なのは、マイナンバーが始まった当初の「運転免許証などを持っていなくて、写真付きの公の機関が発行した証明書の無い人はマイナンバーカードを作っておくと良いですよ」というやわらかいアナウンスがされていましたが、そんな目的で作るくらいじゃないでしょうか。

そしてそれを立証するニュース動画を見ました。

ほとんどの人が注目していないのでがっかりですが、立憲民主党が厚労省とのマイナンバーカードについてのヒアリングのやり取りです。これは誰でも見ることが出来ます。

長妻議員が、「まだ保険証と紐づけ作業をしていないカードでも、マイナポータルから入ってみると、すでに《保険証等とは紐づけされていて》( ゚Д゚)・・・自分の医療情報が全て見られるようになっています。紐づけが誤っていると他人のものが見えてしまうが、それへのセキュリティー対策はどうなっていますか?」

という質問をしていて、さらに驚くことに厚労省の課長の答弁は

「それは既に承知しています。今後、この事象に対するセキュリティー対策を進めたいと思います。」と答えているのです。

・・・(;゚Д゚)・・・ってことは、もう保険証とマイナンバーの紐づけは、カードが有ろうが、無かろうが、カードとの紐づけをしていようが、いなかろうが、もう終わっているということです。

だからね ^_^; 実際は保険証さえあれば、首相、総務省、厚労省やデジタル大臣が言っている「よりよい医療」と言っていることは実現できちゃっているんですよ。驚きですっ!
保険証をお医者さんの窓口に持っていくだけでいいのです。

ただ、たぶん医療側のシステムはまだ全ての患者さんのデータ等がうまく見られるように整備されているとは思えませんが・・。

じゃ、なんでカードを作って、紐づけろ、保険証廃止しちゃうぞと言っているかというと、これはもうカードを作ることでの利権が一番大きな理由なんじゃないでしょうか。

カードを作ることが余程の利権、利益、天下り先を生むのでしょう。

それと、個々人の口座番号はなかなか把握できないので、国民に自分でやらせて口座を把握したい・・というのも大きな理由だと思います。口座を押さえちゃえば「こっちのものだ」とほくそ笑んでいるのだと思いますよ。

それにしても、そのお先棒を担いでいる誹謗、中傷、恫喝、嘲笑ツイートをしている人達、・・あんた達も“トカゲの尻尾”だよ、と伝えたいです。

ええと、まだまだ奥には色々な理由が存在していることは容易に考えられ、書こうと思えば書けますが、それについてはまた後日にします。
大長編になってしまうので。
それではまた。

 

2023/06/14

ポンコツだけど怖ろしいカード

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まだまだ出てくる、毎日出てくる、「マイナンバーカード」の誤登録や、不具合、年金情報などの他人への情報漏洩、口座のひもづけ誤りなどなど・・。
それを謝る大臣たちの謝るというよりも怒っている(^_^;)ような会見はなんでしょうね?!
いつも威張っていて、謝ったことがないからあんなんなっちゃうんでしょうね。

例のデジタル庁担当大臣は、「今後はもう誤登録は起こりません」と言い切ってしまい、まったく根拠のないものだと誰もが思っていると存じます。
逆に誤登録などの問題が今後発生したら、デジタル庁の職員は大臣に報告しずらくなりました。それにより報告が遅れ、さらに後手後手に対応することになってしまいます。

最初っから氏名の「読み仮名」のデータを住民登録から取得しておけばよかったのに、それがなくて口座名義人と登録者のひもづけチェックが出来ず、あらたに漢字から読み仮名を推測するアプリケーションを作製し、チェック出来るようにするという・・考えられない金と時間のムダを本気でやろうとしている。キラキラネームなんか読み仮名推測できませんよ、住民登録されている読み仮名を今でも接続されている住民基本台帳データから取得すればいいだけです。
まったく仕組みがわかっていない人をエラいところに据えてはいけないということが如実にわかってきました。
あと、個人だけでなく世帯の把握と続き柄(夫、妻、子、父、母、子の子など)も住民記録から取得しないと様々な国民へのサービスシステムを有効に動かすことは出来ないでしょう。今は、それが無い・・。

年金情報や、個人の医療情報まで別人のものが見えている事故についても、もしこれが企業のカードだったらその企業は倒産しますよ、何をぼやぼやしているのでしょうか。

そもそも国民全員に個人番号はもう振られているのだから、カード無しでも保険証と個人番号をひもづけさせてしまえばそれで今政府が言っている「医療の向上」は出来ます。
わざわざせっかく出来ている保険証の制度を廃止する必要もなく、個人でカードを取得したうえに面倒な作業もすることもないのです。

さあ、なんのためにカードを作るのでしょうか。ITゼネコンやマイナンバーカードの取り扱いをしている天下り先の団体などに大金が流れ、政党への寄付もそこから何億も来ているとのことです。
ゼネコンから下請け、孫請けなどに中抜きされた金が回り、仕事はズサンになり、そして今の体たらくです。東京オリンピックみたい。

またマイナンバーカードがここのところ多くのものとひもづけされようとしています。
医療や年金、個人口座、やがては買物や読書歴、人そのものの移動履歴・・・カードを持たされた人間は何を考えるかというと、自分の行動や財産、病歴、思想その他あらゆるものが権力者から見えているのかもしれないという疑心暗鬼です。

これがこわいのです。監視していてもしていなくても、国民は自分の行動や発言について遠慮したり、控え目になったりしていくことになります。
それも狙い目のひとつですよ。
もっとも権力者になれば、人間というものは呆れるほどその地位保全に全力を注ぐので、大量のデータを保持していれば、それを見て利用したくなるのは当たり前です。
どこかの国を見てもそうでしょう?!

たぶんマイナンバーカードというシステム、制度は破綻すると思われ(すでに現在の状態が破綻しているが)ますが、注意しないと国民は多額の税金を使われてこのポンコツシステムを維持させられ、財産も口座も思想信条までもが抑え込まれることになります。
もっとこのことをはっきり言える議員はいないのかね、しかもシステムの欠点を技術的な面からも指摘できるような人は。
それが国民のために動いてくれる国会議員だと思うのですが。

きょうの言いたいことは以上です。
みんな何をおそれて言いたいことを言わないのか、そんなことを思いつつ書きました。

 

2023/06/07

トラブル続きのカードもシステムもいらない

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毎日毎日、トラブルの報が出てくるマイナンバーカード、今度はデジタル庁にカードと紐づけされた口座が本人以外のものであり、還付手続きが出来ない事象が発生していた(2月の時点で)のに、報告が無かったと大臣が会見していました。

その間、何の対策もせず、今に至り謝罪の会見となりますが、どう見ても「私に報告が上がって来なかったのだから私のせいじゃない・・」と言っているようにしか見えませんでした。
報告も出来ず、対応・対策も取れない組織となっている責任は一番上にいるアンタにあるんだ!と、報道メディアの人で言えるような気概のあるジャーナリストはいないんでしょうかね。

私が把握している2年ほど前でも、マイナンバーシステムは、通信容量も足りないし、処理能力も著しく低く、操作性は数十年前のシステム並みのものでした。

またシステムは家族の把握が行われておらず、個人単位でしかデータの紐づけが出来ない、氏名の「フリガナ」のデータも保持しておらず、これが口座との紐づけ時に誰の口座でも紐づけされてしまう結果を生んでいるし、もともとそれが入力出来てしまうシステムの設計自体がお粗末です。

また、氏名の「漢字」についても、市町村などのシステムはきめ細かくデータを持っているが、マイナンバーシステムでは、渡辺さんの「辺」なども数十ある文字パターンをつかさどることが出来ず、代替文字処理を職員が手作業で行っている。
高橋さんの「高」でさえ、いわゆる“ハシゴダカ”も認識できないし、マンション名などに使われる「Ⅱ」や「Ⅲ」なども処理出来ず、職員が手作業で代替処理している。

証明書の出力も別人のものが発行されたり、廃止した印鑑証明まで出てしまったり、保険証についても別人と紐づけされ、猫なで声で「ポイントあげるからお願いですカード作って」と懇願していたのに、全くの別人にポイント付与したりの事故も発生している。

こんなポンコツカード、どうやって信用しろというのでしょうか。
皆、もっと怒った方がいいと思うけど、自分に被害が及ぶまではのほほんとしているのかもしれません。・・人に被害が出たということは、自分への被害がすぐそこにやってきているということですよ。

カードを作るのは任意だと言っておきながら、保険証無くしちゃうけど、カード無いと困るよ、保険の資格証明でしのごうとしたら、お医者さんで余分にお金を取っちゃうよ・・って、こんな“あこぎ”なやり口は“堅気”の人がすることじゃないでしょう。

国民全員に番号は振り終えたのだから、システム上だけで色々な処理や業務、作業をやったらよかろうに、何がなんでもカードを作らせようとするのは、その裏に「たくらみ」があるのだな、というのはどんなオトボケさんでもわかると思います。

個人情報(口座情報を含め)を“されるがまま”の状態にして売り払う(たったの2万円分のポイントと引き換えに)のなんか、まっぴらごめんです。

何度も何度も何度も書いていますが、ひどい目に遭ってからでは遅いからで、国が作った規約を見てみると、「明らかに重大な過失が認められない限り、国は責任を取りません」と明記されています。重大な過失をあの大臣を見て認めるとは誰も思わないでしょう?

ということで、単なる一市民においてもこれくらい普通に考えているのだという記録を残すため書いてみました。

これでまた三年後に「新マイナンバーカード」を作るぞとアナウンスしています。
今でも自分のお尻を拭くことが出来ないお粗末な人達が、三年後にいいもの作れるはずがないでしょう。

 

2023/06/02

俵万智さんの「未来のサイズ」を読みました。

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『未来のサイズ/俵万智著(角川書店)』を読みました。
これもまたブックオフにて格安で手に入れました。2013年から2020年まで、足かけ八年の第六歌集となるものです。

2020年の歌については、やはりコロナ禍での出来事、世の中の様子などが多く詠まれていました。

私が気になったのは、あの韓国での高校生の修学旅行中に客船が沈没してしまった事故についてのものがいくつかあった中で、そこから連想された歌でした。

〇シルエット海辺に浮かび原発は出航しない豪華客船

あの客船については、客室を増やすために増築を重ね、事故は起こりうる状態であったにもかかわらず、それまで何もなかったのがただ幸運だっただけなのに、原因はあとから判るであろうにそのままにしておいた、そうなってしまったときに、ほんとうの悪いひとたちが現場にはもういなかった・・などの状況が思い浮かべられます。

で、そこから原子力発電所を動かぬその客船であるとしているのです。辛辣です。

つい先ごろ、条件を満たせば60年は稼働できるとしたこと、10年停止していてもそれは稼働年数にはカウントしないとした法律が成立したことを思い出します。

ことが起きたときには、実はそんなことは“とうにわかっていた”とあとから言うつもりなのかもしれない。

次は

〇何一つ答えず答えたふりをする答弁という名の詭弁見つ

よくニュースなどで見る光景です。聞かれたことには答えず、日本語だが何を言っているのかわからない言葉ではぐらかしながら答える大臣にいつもあきれます。
また、問題となっているとどまるところを知らないマイナンバーカードの事故についても、「ヒューマンエラーである」と、入力している人が悪いかのような言いっぷりで、自分は悪くないというご立派な方もいます。
ヒューマンによる入力のエラーではなく、責任者なのに謝らず、説明せず、改善に真っ向から取り組もうとせず、責任も取らないその男自体が「エラーを起こしているヒューマン」なのです。
だからエラーなのは、その一人のみです。

続いて

〇健康のためなら死ねるというように平和を守るための戦争

・・^_^;平和のためなら軍事費を倍増し、戦争もいとわない・・自分でやってて、何も矛盾に気づかないのだろうか、といつも思います。

最後に

〇動詞から名詞になれば嘘くさし癒しとか気づきとか学びとか

読んでいてハッとしました。私がいつもなんだか気持ち悪いと思っていることに回答を得たような気がしました。
「癒し」「気づき」「学び」・・そうなんですね、名詞にすると突然“うそっぽく”なってきます。そして、名詞になると使っている人は議員に多く、特に選挙演説の時などによく聞くようになります。きっと口から出まかせの“嘘”をついているのかもしれない。

ほんとうは、今回取り上げたもの以外にとても気持ちのよい歌や、心模様を詠んだ歌、流行っているものについての俵さんの目のつけ方がわかる歌など面白いものがたくさんあるのですが、今回は私が特に気になったものを取り上げてご紹介しました。

とても気持ちが強くなる歌集だと思いました。

 

2023/05/30

美輪明宏さんの「世なおしトークあれこれ」を読みました。

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『世なおしトークあれこれ/美輪明宏著(PARCO出版)』という本をブックオフで見つけ、ちょっと気になったので読んでみました。2007年発行日となっていますので、かれこれ16年前のものです。

あの美輪明宏さんが『オーラの泉』などのテレビ番組に出て、テレビでの露出も多かった頃に出た本だと思われます。

古い本ですが、今でも私が共感できることが書かれていました。

「日本のオッサンには文化がない」という発言です。

物欲、名誉欲、性欲、食欲を四本立てで生息し、利便性、機能性、経済性の三本柱で突っ張ってきた・・だから文化などはどこかに“置きっ放し”というか、眼中になかったのだと思います。

美術館、図書館、劇場、コンサートホールなどは、世界どこの国でも客の割合は男女半々だが、日本は八割から九割が女性、あるいは若者だけとなっている、とおっしゃっています。

男どもはどこへ行くのか、ゴルフ場、スポーツランドか飲み屋、風俗関係・・。
政財官界、マスメディアも含め、デスク以上が行くところは、料亭や高級クラブ、自分の商売には何の益にもならず、役立つ情報も得られない。
でもって、一般大衆から遊離したところにしか行けない。
現場の若い社員の情報には耳も貸さない。
自分の一週間の仕事のローテーションをこなすだけで精いっぱい、ビジネス関連の本以外は読書もしない。
劇場、音楽界、美術館など、一生に一回か二回行けば良い方・・。
テレビもニュースかスポーツ番組以外見もしない。
世の中がどう動いているかわからない。
ハードの時代はすでに終わり、ソフトの時代に突入しているのに気がつきもしない。

すごいです。ふだんから美輪さんが思っていることなので、矢継ぎ早に一気に書かれていました。

私が仕事をずっとしてきた中で、美輪さんが示した上記の“オッサン”以外にあたるであろう上司はせいぜい一人か二人でした。

地元の美術館から「田中一村」の企画展があるので、東京でのPRをする部署である私の職場に招待券が届き、それを各都市に持って行ってお知らせ方々配布するということがありました。
ついては、うちの部署からどなたか一度ご覧においでいただけるとありがたい、という話になり、いつも“つるんで”いる私の上司と部下が二人で出掛けていきました。

すでにNHKの「日曜美術館」などでも紹介され、話題を呼んでいた企画展でした。

帰ってきた二人に私が興奮して、「どうでしたか、一村の作品」と聞いたら・・

「ただ絵が飾ってあるだけだった」「何が面白いのかわからない」「見に行くやつの気が知れない」「5分で見てきた」・・だと・・。

美輪さんのいう典型的なバカ“オッサン”です。

どんなに早足で見てもあれだけの作品群は1時間では見切れないのに・・5分だと。
美術館内をジョギングしてきたのでしょう。

わるいけど、こんな人間の下で働いているのか俺は・・、とがっかりしたのでした。

そういえば、この上司、私の文書に対して「日本語が間違っている」と修正させようとしたことがありました。
私は、「いえ、私の使い方が正しい使い方です。辞書を確認してからおっしゃってください」というと、辞書を見て・・「あれ?最近意味が変わったらしい」だって。「前からずっとそうです」と思わず言っちゃいました。

中学生でも使わない間違った日本語を使っているその上司に「ちなみに毎月どのくらい本を読まれているのですか」と聞いたら「二年から三~四年に一冊、ビジネス書を読んでいるぞ」と自慢気でした。
「そうですか、私はだいたい月十冊くらいです」と言ったら、異星人を見るような目で見ていましたっけ。

話題がなんだか逸れましたが、ようするにそういうオッサンの文化への無理解がやがて日本の様々なことの衰退に繋がっていくのだ、ということが書かれた本だったのでした。

 

2023/05/26

毎日のように事故報告のあるダメカード

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先日もこのブログに書きましたが、国が必死に作れ作れと勧めているカード、連日の事故報告です。というか、ずいぶんと長い間報告を受けていたのに発表しなかったものも出てきました。

別人の住民票や戸籍記載事項証明が発行されたり、登録廃止した印鑑証明が発行されたり、保険証替わりになりますと言っておきながら、別人の健康保険記録と紐づけられていたり、年金などの受取り用の口座紐づけが全く違う人に紐づけられていたり、「ポイントが付きますよ、早くカード作ってね」と猫なで声でお願いしていた2万円のポイントまで別人に付与されていたこともわかりました。

こんなカードを作っているお店や銀行などがもしあったら、あなたはそのカードを作ろうだとか、使ってみようと思いますか?と大臣や国の担当者に聞いてみたい。

おそらくまだまだ出てくるでしょう。すでに判っていて発表の時期をどうしようかと困っているものもあるにちがいない。

で、事故発表時には所管しているデジタル大臣や、厚労大臣、総務大臣らの会見では、まるで“ひとごと”の話しぶりです。
「人為的なミスだ」などと説明して、操作した国民や自治体の責任であるかのような言い訳をしていますが、あんたらがトップなのだから、先ずは謝ることが大事なんじゃないのかと思いました。
そして、今、どういう問題がどういう理由で発生していて、今後どういう方法で問題を解決していくのかを説明するのが当たり前のことだと思いました。

もともと人為的にミスが起るようなシステムだから、次々と事故が起るのであって、システム自体の問題を解決せねばならないのに、まったくもって動きが悪い。

このカードは誰のために、何のために作られているのでしょうか。
国民の利便や幸せのためではないことは確かであることがいくらなんでももうわかったと思いますが、やたらとこういうものを他人に推奨したり、自分はもう作ったとか、自分は使っている便利だよ、などという人が周囲にいたら、そんな人には気を付けた方がいいと思いました。

 

2023/05/17

自分はまったく使う気にならないカード

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最近の報道を見ていると、国がマイナンバーカードと呼んでいる(人に番号を付けておいて、“マイナンバー”と呼べとはなんとおこがましいことか。“ユア・ナンバー”なんじゃないの・・ということは制度が始まったときから言ってきたけど、誰もそう思わないのか?!)カードを使用して証明を取ったり、保険証として使用すると別人のデータが読み込まれて、別人の証明が出たり、保険証の対象者が別人になったり、挙句に登録廃止した印鑑証明まで発行されてしまったという・・。

保険証にいたっては、数千人単位で対象者を誤認する事故が起きているそうで、これは事故とかそんなことではなくて、システムそのものがまったく駄目なポンコツシステムであるということでしかないと思います。

その事故についての大臣の会見(所管の総務大臣もデジタル大臣も)は、まるで人ごとです。業者が悪いと言わんばかりだが、あんた達がトップなのだから、責任はあんた達にあるんだ、と、誰か会見場にいた記者で言える人はいないのかね。

他人の住民票には、その人の住所、年齢他住民の基本的な個人データが載っているし、戸籍の証明まで誤発行されたとのことだが、そこには離婚歴や実の父・母の氏名や、認知などしていればその事実まで赤の他人に見られてしまうのです。

印鑑証明は主に大きな契約をする時に使うわけですが、廃止したものまで証明書として発行されてしまうとどれほどの被害・影響が出るのか想像できないのか・・。

保険証に至っては、まったくの他人が紐づけられて病歴や使っている薬剤まで見られてしまうのです。こんなこと考えられない。

上記事故を銀行のカードに例えてみると、銀行のカードを使ったら、他人の通帳が表示されて“丸見え”になっている。
あるいは、すでに解約した通帳がまだ生きていることになっていて、本当は残高ゼロなのに通帳解約する前の口座から引き出しが出来たりしたらどうなるんでしょう。
そんな銀行を誰も利用しないでしょう。
それほどあやしいシステムのカードを「たのむから2万円あげるからマイナンバーカードを作ってくださいよ」と国はやってきたのです。

金を払ってでも作ってほしいということは、それほど“おいしい”ものが裏にあるということです。
だって、ほんとうに便利でいいシステムのカードだったら、頼まなくても皆が我先に作るでしょう?!

言いたいことは以上です。
何度も何度も、何百回もこのブログで書いていますが、「カードを作ったぞ」と周囲に自慢したり、「あんたはまだ作っていないのか」などと余計なお世話で国の片棒を担いでいるような人、少しは報道を聞いて反省した方がいいと思いますよ。

私は、ずっとカード作成について固辞してきたのですが、職場での上司の上司の上司から電話が来たり、直接説得に来られたりして「任意」であるはずのものを半ば強制的に申請することになり、カードは所有していますが、しまい込んで絶対に使わないようにしています。
そうでもしないと自分の個人情報が守れないからです、ポンコツシステムから・・。

 

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