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わたしのいきつけ

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2017/10/05

早起きしてます

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私、夜に読書や YouTube の画像、音楽に夢中になってしまうと、とことん夜更かししてしまうことがあるのです・・。

それを一ヶ月以上前でしょうか、妻と長女に厳しく叱られました。
早く寝ろ、早く寝ろと詰め寄られ、私が考えたのは9時には寝てしまうことでした。
そして朝(夜?)3時に起きて珈琲を淹れ、本を読んだりする時間を捻出することといたしました。

最初は起床しても何がなんだかわからないような感じでそのまま夜明けを迎えてしまったのですが、今やすっかり慣れました(#^.^#)

私の好きな珈琲店の「じゃくう鳥ブレンド」の豆を挽き、珈琲を淹れ、くつろぎのひとときを過す朝生活が自分のものとなってきました。

写真の珈琲カップは、佐原に出掛けたときに長女が買ってくれたもの。
私が「じゃくう鳥ブレンド」をよく飲んでいるのをみて、絵柄は鳥が飛んでいるものにしてくれました。握り手の部分がちょっと赤っぽいのも気に入っています。

今朝も珈琲片手にJBLの小さなブルートゥース・スピーカーを使ってラジオを聞き(机上で小さな音で鳴らすため)、猫を隣にいい時間を過しています。
新聞屋さんがこんなに早く配達しているのも知りました。

いつまで続くかわかりませんが、貴重な朝の時間、たいせつにしたいと思います。


【Now Playing】 池田めぐみ Fine !! / 池田めぐみ ( TBSラジオ )

2017/09/24

「知識人99人の死に方」を少しずつ読みました

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直前のブログにちょっと書いた『知識人99人の死に方/荒俣宏・監修(角川文庫)』を少しずつながら読み進み、読み終えました。

監修の荒俣さんはすでにテレビ出演されているところなどをご覧になってご存知の方も多いと思います。“博物学の巨人”みたいな人です。

私にとって子供の頃から一番身近な漫画の手塚治虫先生や、澁澤龍彦、森茉莉、三島由紀夫、寺山修司、江戸川乱歩、向田邦子、市川房枝、高村光太郎、棟方志功・・・ありとあらゆるジャンルの知識人、99人の最期について書かれています。

死を当然のものと受け容れ、泰然としている者、怖れるもの、必死で戦う者、突然あっけなく逝く者、それぞれの死の数年前から直前、死に至る様子などが書かれていて、前のブログでも書きましたが、私自身が体調不良の時に読んだもので、こちらもどんどん元気がなくなりました (・_・;

奥さんの名を呼び死んでいった人もいましたし、家族に見守られながら死んでいった人もいました。
孤独な死もいくつもありました。
あらためて自分が死ぬときのことも思いました。どんな状況で死ぬのだろうと・・。

子供の頃から死ぬときのことを考えて寝られぬ夜を過したこともありましたが、今はどうやって死ねばよいのか、などと考えるようになりました。
じたばたしてみっともない死に方はしたくないな・・と。

このブログもある意味、日々自分に決着をつけて、死ぬ準備をしているようなものだとも、あらためて思いました。そう思うと少し、心落ち着くのです。

壮絶なシーンなどもありましたが、私がこの本で一番印象に残ってしまったシーン、再現いたします。
日本の洋画界にあって時代を画した画家・林武(享年78歳 死因・肝臓ガン)の亡くなる数日前の様子です。
美術評論家・田中穣がこう書いています。

【風呂に入るのは無理だから、体をふいてあげましょう、いい子だから、そうしましょ、と看護婦たちが赤子をあやすようにしてその準備にとりかかったところで、私はひとまず病室を出たが、それから四、五十分後、患者の懇望した“入浴”はすでに終わっているはずの病室へ、私は帰り際の挨拶をしにはいって、たじろいだ。ベッドの上の裸のその人の男性が、天に向かって、いきり立っていた。それは不死身の巨大さを見せて、怒りにふるえ泣いていたのだ】

・・う~む、なんということか。


【Now Playing】 歌の日曜散歩 / 杉原満・石山智恵 ( NHK-AM )

2017/09/18

「ギョーザのような月がでた」を読んだ

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『ギョーザのような月がでた/椎名誠著(文春文庫)』を読みました。
ブックオフで買ってきたのですが、初出は1996年となっていますので、椎名さんの文もまだ若い感じ。

この頃は相変わらず日本中を飛び回りつつ、原稿を書き、焚き火をして(#^.^#)、さまざまなイベントなどに出席し、あちこちで飲みまくるという内容で、椎名さん、かなりアクティブです。

書かれている文を読むと、その当時の首相は橋本龍太郎さんで、だいたい時代が想像できると思います。

時代の雰囲気がわかるのは、「唐突な連想だが、このままでいくとむこう十年もしないうちに、日本は携帯電話だらけになってしまうのではあるまいか。どこでも誰でも日本の町中一日中移動個人電話の社会になっていく、というのは考えてみるとどうもオソロシイ。」という椎名さんの懸念です。

今、・・そのとおりになっちゃいました。
そして、当時はこのエッセイの中にも書かれていますが、携帯は通話が主体です。
でも、もっとオソロシイことに、メールやライン、SNSが携帯電話の使い方の中心となり、当時の想像をはるかに超えた状態になっております。

そしてこんなに情報網が発達したにもかかわらず、人と人の心のつながりは、たぶん当時の十分の一くらいになっているのではないかと思われます。
“便利”は人と人のつながりを排除していくのです。見事に結果が出ました。そして、犯罪の温床もここにある・・。

それから、椎名さんもこの頃たぶん50代に突入していて、「せいぜい三~四人の顔ぶれで、酒くみかわしつつしっかりした話をする、というのがいい。」と言っています。今の私とまったく同じ心境。
さらに「まあ少々あやしい女と二人でのむ、というのもいい。」と書かれています。
あやしくなくてもいいけど、私も同感(^_^)

「このふたつのケースぐらいでわが人生もういいもんね、という気がする。」と結んでいますが、さらに同感!d(^_^o)

私も椎名さんの人生のあとを“なぞっている”のか、と思いました。

テンポよく次から次へと人と酒の話題中心に書かれているこの本、いつものことではありながら心の栄養になります。


【Now Playing】 Born to Be Blue / Helen Merrill ( Jazz )

2017/08/16

かまやつさんの音楽を聞き、お話を聞き、エピソードを聞き、コード進行の妙を知り、あたたかい気持ちになった

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たまたま YouTube で、いろいろなギタリストのプレイをザッピングするように見ていたら、亡くなられたムッシュことかまやつひろしさんがギタリストのチャーと対談しているものを見つけました。


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ふたりのギター好きな様子、そして変わったコード進行の話はあまりにも面白くて、食い入るように見てしまいました。
ムッシュのいつもニュートラルっていうか、大巨匠なのにそんなことをちっとも感じさせない姿、話しぶりも心に“じん”ときました。


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それからアルフィーの坂崎幸之助さんたちとレコード盤を聞きながらのお話という映像も見たのですが、古いスパイダース以前の音源や、スパイダース時代の名曲なども掛かり、いやもう実に良い曲ばかり。
ギターと音楽を愛するかまやつさんのさまざまな曲をあらためてしみじみと聞いてしまいました。

「あのとき君は若かった」「真珠の涙」「ノー・ノー・ボーイ」など聞いていて涙が出てしまいました。
それに皆、かまやつさんを尊敬しているし、愛していることがよく映像からも伝わってきました。

私が持っている古いレコードから、スパイダースの曲をまた聞き直してみようと思いました。そのときはこのブログの「アナログ探訪」のコーナーでまたご紹介いたしますね。


【Now Playing】 我が良き友よ / かまやつひろし・吉田拓郎 ( YouTube )

2017/08/11

二十数年ぶりの再会

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先だってこのブログに同窓会の打ち合わせの件で揉めて、結局同窓会に参加出来なくなった話を書きました。
当初、私はその揉めた相手から電話を掛けて誘えと言われて何人かに誘いの電話を掛けたのですが、そのときに同窓会の参加は断られたが、個人的に今度会おうという話になった友達がいました。

中学、高校と一緒だったのですが、今日、二十数年ぶりに会いました。
同窓会には出られなくなりましたが、でも一人の同窓生と会うことになったわけで、そのきっかけを作ってくれることになった今回の同窓会騒動にはちょっと感謝しています。

中学、高校のときにはよく音楽の話をしました。
きょう会ったら、それなりに互いに歳は取りましたが、あっという間にあの時の二人に戻りました。

ふだんは周囲に70年代のロックや、50年代のジャズ、そしてクラッシックの話などを話せる友がいないので、二人ともあの時に戻って一気にそんな話に花が咲きました。
二人ともこんなに簡単に元に戻れるとは思っていませんでしたが、会って良かった・・。

会う前はけっこう心配しました。
何か「お前は変わったな」などと言われたらどうしようとか、「相変わらずで成長しとらんな」などとも言われたら泣きたくなるだろうな・・とか、(^^;)。
でも、心配いらなかったです。
こんなことなら臆病にならず、もっと早く連絡してみればよかったと思いました。

そして、私が行けなくなった同窓会。
明日開催なのですが、もし行っていたら、皆十年以上、二十年ぶりの人ばかりなので、互いの様子を探り合ったりして、神経すり減らしただろうな、などとも思いました。
うかつに聞けないこともあるし、前回の同窓会時にも、やはり結局ほとんどの人とは表面的な話はしたけれども、今日会った友のように深い話までは出来ませんでした。
そういうのも、今回の同窓会幹事の一人として動いていたときに、ちょっと気が重かった原因になっていたのだと思います。

とりあえず、今後は仮に同窓生と久しぶりに会うのだったら、複数で会わずに個人的に会おうと思いました。その方がゆっくりと、とても深い話が出来ることが今日確認できたので。

今日はいい日になりました。


【Now Playing】 She's Leaving Home / The Beatles ( Rock )

2017/08/04

「俺の飲み会に来い!」っていうよりも「俺と飲もう」の方がいい

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長く仕事をしているともちろん、当然のごとく様々な飲み会があり、お誘いを受けます。

誘う側はたいていえらい人(あるいは今後えらくなる人)になるわけですが、けっこう無理矢理なことも多いです。よろこんで行く人もいると思いますが、私はそういうの、苦手でした。今も・・かな。

そんな方々からのお誘いは、タイトルにあるように「俺の飲み会に来い」的なものが多くありました。
出るか、出ないかによって何か“ためされている”空気を感じて、ますます行きたくなくなるわけです、私のようなそんなえらい人達とは別世界に住んでいる人間には。

そこには番頭的な人や“腰ぎんちゃく”みたいな人、その他仕方なく出席している人、とりあえず来た人などさまざまな人がいますが、その場でよろこんでいるのは数人です・・たぶん・・。

そんな飲み会を開催する人はどんどんえらくなりますねぇ、そして宴席では自分の自慢話ばかり。あるいは誰かを貶めるような話もしばしば飛び出します。
話題にはプライベートなことはあまり出ないし、人と人、一対一の関係での深い話なども出てくることはありません・・、だから行きたくなくなるんですよね、ごめんね。

「俺と飲もう」ということになれば、行きますよ。
互いに向き合って仕事だろうが、個人的なことだろうが、そういう飲む機会ではいいお話ができそうだし、いろいろと勉強になることがたくさんあります、今までの経験でいうと。

一対一、あるいはせいぜい三人での飲み会となれば、その人の人となりが見えてきます。
だから逆に「俺が俺が」みたいな人はいやなんでしょうね、ほんとうの自分が見えてしまうから。

なんて、皮肉なことを書いてしまいましたが、ついこのあいだも突然電話をいただき、“オレを囲む会”的な飲み会のお誘いを受けてしまい、困っていると、幸い?にその日に仕事の用事が入り、行けなくなりました。ある意味“ホッ”といたしました。

「俺と飲もう」というお誘いも多々受けましたが、それらはたいがい、素敵な夜になりました。
来てよかった、いい話を聞けたし、自分のたいした話でもないものを聞いてもらえたりもした、ということにたいていはなるのです。

今夜は、やや精神不安定な状態で書いてしまったので、おかしな文になっているかもしれませんが、そう思ったら聞き流してください。たぶん本当に“おかしい文”なのだと思います(^_^;)
それじゃまた。


【Now Playing】 ハンモックでカムバック / ヒロシキャンプ ( YouTube )

2017/08/01

人生の道は難しく厳しいものです

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本日は私の個人的愚痴・嘆き・反省のメモなので特に読んでいただかなくてもけっこうです。自分自身への戒め的に書いています。

今回の話の対象となっている彼は中学時代の同級生。当時からかなり仲良くやってきましたが、ここ7~8年くらいはメールや電話程度で数回のやり取りがあった程度になっていました。私が仕事の関係で、生きていることで手一杯になってしまったことがその原因だと自分でも思います。
10年以上ぶりに同窓会を開こうと持ちかけられました。前回は私が提案し、仕切りました。それも彼からは忘れられていたかも・・。

彼が馴染の店で開催することにしたのですが、そこはあまり場所的には集まりずらい場所でしたし(多くの人が公共の交通機関で帰ることができない)、今回の同窓会は“大義”というか開こうという動機、きっかけがよくわかりませんでした。
突然過ぎて、いざ私が協力することになり、同窓生に電話を掛けても「なぜに?」と聞かれることになったのですが、まあいいでしょう。

数名が苦労して連絡をして、先日打ち合わせをしようということになりました。

その前日に勤めから帰宅すると妻が庭に出ていて、あわてて私のクルマに走り寄ってきました。
「家の電源が落ちている」そして「水が出ない」とのことでした。

ブレーカーを見たり、我が家は田舎で井戸なので、ポンプの入っている小さな小屋の屋根を取り外すと、ゴムやプラスチックが燃えているような激しい臭い。
ポンプ本体の蓋は特殊なネジで止められていて外すことが出来ない。・・もし外れていたら漏電していたので、私は感電死していたかもしれません。

付き合いのある工務店に電話すると、まずは電気屋さんが駆けつけてくれましたが、ポンプが燃えていてショートしていることがわかりました。

もう少し私の帰宅が遅れ、処置が遅れたら、自宅本体に燃え移り、大変なことになっていたところでした。

その夜から翌日にかけて、水が出ないのはもちろん、電源が無いので原始暮らし。
トイレの水はもらい水を浴槽に溜め、バケツで流すということに。もちろん、風呂には入れず、洗い物、洗濯もダメ・・。

そんな状況なので「行くことが出来ない」とラインにて友人の彼へ連絡。
その日は井戸業者に休日だが、来てもらい、さらに休日に開いている問屋を探してもらい、新しいポンプを調達、そして工事へと緊急的にやってもらいました。

で、その日の深夜に彼からラインが。

「しっかりしないと大事なものを失うぞ」
「結局出席は13人になった」
「ドタキャンだけは気をつけようね」

と書かれていたのを見て、一時間ほど考え込みました。
私は、「お前がしっかりしてちゃんと打ち合わせに来なかったから友人達からの信頼を失ったぞ」と受けとめてしまったわけです。

「結局出席は・・」は、「みんなで最終的確認をやってたんだ、わかってんのか」と受けとめてしまいました。

「ドタキャンは気をつけようね」は、「皆で進めているのにドタキャンかよ、何やってんだ、しっかりしろよ」と受けとめてしまいました。

・・で、一時間ほど考え込んだ挙げ句、激怒してしまったのです。
怒りにまかせて「もう同窓会には関わらないし、出ない。今後電話もメールも無用だ。アドレス帳も削除した。そっちも削除してくれ」とメールを送った・・のです。

彼からの返信は見ないようにしようと思っていましたが、見てしまうと、「しっかりしないと・・」は、「自分も過去それに似たことがあったが気をつけないとな」という意味。
「出席者は・・」は、単に数の報告。
「ドタキャンは・・」は、「当日直前にドタキャンしてくるやつがいるから気をつけよう」ということだったと・・。

でも、私にはどうしてもそういうふうに取れなかったのです。

返信のメールには、「お前は変わってしまった」「もともとそんなに期待していなかった」「なにを勘違いしているのかわからん」とも書かれていて・・。

だったらもっと文章をきちっと書けよ、とも思いましたが、スマホで打つことばかりの現代人、端折って端折って入力するのでこんな、どうとも取れる文になってしまったのでしょう。

最悪の状態になり・・今を過しています。
身体の具合が悪くなり、仕事中も気分が重く、胃が痛い。
いい歳して私は何をやっているのでしょうか。

相手のラインを悪意に取ったのは、たとえば facebook で向こうから友達申請してきたのに、 facebook 上で連絡しても「おれは使っていない」という返事があったり、facebook をのぞいてくれれば、今回の同窓会に呼んだ先生の病気を克服してのさまざまな素晴らしい活動の様子がわかるのに、ほぼ無反応だったこと、彼の出身高が野球県予選で勝ち進むたびに私の卒業校でもないのに、試合中継のようにその過程や結果、「よくやった」などというコメントが私のラインに飛び込み、その意図がよくわからず、困惑していたこともあります。

仕事上で「自分大好き」な人からよくひどい目に遭わされることが過去にも多かったので、そんな潜在意識もはたらいたのかもしれません。

彼はたぶん絶対に私のブログなどにも目を通さないと思うので、こうして正直に書いているのですが、今は「大人げなかった、もうしわけなかった」と思っています。

いつか伝わるかもしれないし、そのままでも彼が今後私と付き合うことがないのは、むしろ彼にとって幸せかもしれないので動くことはやめました。

人生の道は難しく、厳しい・・。
たぶんほとんど一人も読んでいないと思いますが、本日は正直な現在の自分の気持ちを書いてみることにしました。


【Now Playing】 ないとエッセー / 牧田善二 ( NHK-AM )

2017/07/30

映画「ファウンダー」を見てきました

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映画『ファウンダー(The Founder)-ハンバーガー帝国のヒミツ-/
2017年・KADOKAWA 監督:ジョン・リー・ハンコック 出演:マイケル・キートン(レイ・クロック創業者?役)、ニック・オファーマン(弟・ディック・マクドナルド役)、ジョン・キャロル・リンチ(兄マック・マクドナルド役)』を見てきました

あのハンバーガーの「マクドナルド」の創業からグローバル企業にまで成長した過程を映画として成立させたものです。

私はマクドナルドのハンバーガー自体、あまり好きではないのですが(巨大企業的な“におい”がして、なんだかいやだったのです)、そのマクドナルドが実は二人の兄弟がやっていたハンバーガー屋「マクドナルド」のお客さまへのハンバーガーの提供方法(ささやかだがシステムといっていいくらい)が、そしてそのただ一店がもとになって作り上げられたものだと知りました。

主役のレイ・クロック(マイケル・キートン)は、二人の兄弟(ほんとうのファウンダー・創業者)のハンバーガー提供方式を教わり、契約を交わしてフランチャイズ化し、早い話が二人の兄弟の良心的な部分、もうけ主義的でない部分をどんどん排除していってマクドナルドを巨大化し、やがてはその二人を排除して「めでたし、めでたし」という映画で・・(T_T)、一緒に見た妻も長女もなんだか映画館を出ると元気なく、「ほんとうにひどいやつだったね」という話になりました。

この主人公、レイを経営者として、企業家として尊敬している人は日本にもたくさんいるようで、一代で財を成した有名な人達の名が挙がっていましたが、その人達を見ていると、そうなんだろうな、とあらためてしみじみと感じました。

何が人にとって、その人の人生にとって大事なものかはそれぞれですが、エンドロールが流れてくる前に主役のレイが言う言葉・・

「こう思っているね。52歳のミルクシェイクマシンのセールスマンが、50州に1600店舗のチェーンを作り、海外5カ国で7億ドル近く売り上げた理由は・・答えは1つ。“根気”だ。世の中に“根気”に勝るものはない。“才能”があっても、成功できない者はごろごろしている。“天才”も報われないのが世の常だ。“学歴”も賢さを伴うとは限らない。“根気”と“信念”があれば無敵だ」

・・ある意味共感できる部分はあるのですが、でも、上記のようにしてやってきたことは、私のような凡人には一生理解出来ない非道いことが含まれていました。

成功物語として見る人(自分いちばんの“幸せな”人)もいるかもしれないけど、私には、人はどう生きたらいいのか、と、問いかけられた映画のようにも感じました。

見て、感じてみなければわからない映画です。
見てもいいかもしれない。


【Now Playing】 朝 / Hara Kazutoshi ( ひだまり J-Pop )

2017/07/27

伊集院静さんの「女と男の品格」を読んだ

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『女と男の品格/伊集院静著(文藝春秋)』を読みました。
週刊文春の中で読者が質問し、伊集院さんが答えるという形式の「人生相談」?的なものをまとめたものです。

質問する人たちも様々。

ギャンブルで勝つにはどうしたらいいか

とか

それなりに金も有り、地位も得た。今後は女道楽がしたいが、どうすればいいか

・・などとロクでもない男からの相談があったかと思えば

熊本の震災後、現地へ寄付等はしたが、まだ自分にできることがあるのではないか、遠くに住んでいるのでボランティアはままならないが、どうすればいいのでしょうか

という相談もある。

伊集院さんは、呆れかえったり、怒ったり、突き放したり、感心したり、様々な対応を繰り広げます。
他の人がやれば、「あんまりだ」と非難されそうな発言も多々ありますが、でも“伊集院節”は読んでいて気持ちいいっ!

一番私の印象に残ったのは、「この世でいちばんエラいのは女だ」という主旨の発言が度々出てくることです。
あの伊集院氏にしてからが、このお言葉。
女性をいちばんわかっている人が言うのだから“重い”言葉です。

家族、家庭を動かしているのは女性。
社会を動かしているのも女性。
それに男は従っているのが一番いいのだ、というのにも全くの同感です。
私にも今のこの年代にしてやっとわかったこの世の定理。
それがわからず、我儘を通し、暴走しているのがくだらない役立たずの男達という寸法です。よぉくわかりました・・。

読んでみて、怒るもよし、笑うもよし、泣くもよし、共感するもよし、“人生の七味”みたいな本でした。


【Now Playing】 あさラジ / 髙嶋秀武 ( ニッポン放送 )

2017/07/24

【行ってみた、喰ってみた、飲んでみた、酔ってみた №009 東京都文京区千駄木/旧安田楠雄邸庭園(東京都指定名勝)】

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今回も前回に続いて“行ってみた”です。
前回の猫町ギャラリーに行く前に立ち寄ったのです。千駄木駅の団子坂改札を出て割とすぐの閑静な住宅街の中にありました。

ボランティアスタッフが中心となって行われている一般公開の日に見学させていただきました。懇切丁寧な案内をしていただいて、98年前の建物を、ため息をついたり、感心したり、驚くことの多い、素晴らしい建築と庭園でした。

ほんの一部ですが、撮ったものをご紹介いたします。
これはこの建物唯一の洋間(応接室)です。
調度も素晴らしいし、柱に施された彫刻などにも細かい仕事がなされています。
絨毯も素晴らしいし、しかも二方向をサンルームに囲まれています。
「おおっ」とか、「うわっ」とか「へぇ」とか思わず声をもらしてしまいました(^^;)


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その部屋の応接椅子のとなりにあったテーブル様のものの蓋を開けると、“手温め”のための炭が・・、どこまでもすごいっ!私の知らない世界に住んでいた人たちとその時代に思いを馳せました。


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そして庭を見ると、・・これまた素晴らしい。
ここが東京の都会の中なんて信じられませんでした。
しかも、炎天下なのに、ここには涼しい風が時折り吹き渡るのです。・・う~ん、またまた唸った。


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これは、庭にある手水鉢と、“月見台”です。“月見台”ですよっ!そういうものがある家なんて、あるんだねぇ・・。


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これは家人の部屋にあったもので、襖を開けると水屋があって部屋の中である程度のことができるようになっているのです。こういうのも初めて見ました。


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こちらは台所。お気づきでしょう、天窓がセットされ、とても明るいのです。しかも、アイランド・キッチン、98年前のものとは思えません。当然、料理人もいたのだそうです。


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その台所にある水切りは、当時ステンレスなどは無かったので、またも驚くべきことに、ガラスの棒を渡してありました。やることが一々すごい。


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そしてこちらは冷蔵庫。
そう、氷を入れておいて、その冷気で冷やすものです。
テレビじゃ見たことがあるけど、本物はこちらも初めてです。


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そして風呂。写真には入っていませんが、手前にシャワーもついていました。
よく外国映画で見るような形。
浴槽は最初、見てもわかるようにもっと大きなものだったのでしょうが、家族で使っているうちに使いやすいサイズになっていったのかもしれません。


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畳の脱衣場にあるこちらは髪の毛を洗うところだそうです。風呂に入らずとも女性が髪を洗うことができるようにと設えられたもの。蛇口は現在取り外されていました。奥に見えるのが先ほどの浴室。


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こちらは二階のぶち抜きになっている客間から外の庭園を見たところ。
御簾が下げられています。
ここのバルコニー状の部分に座り込み、当日の連れと二人、吹いてくる風に身を任せ、なんだかしみじみとしてしまいました。
都会のまっただ中、炎天下で、この静けさと清涼感・・考えられない・・。
とてもいい時間でした。来てよかった。


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これはその部屋の床の間。
前の畳を見てください。縁が入らないように直前の畳は異形の一畳半に作ってあります。凝ってるねぇ。


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これも同じ部屋の隅に設えてある文棚のようなものがある一角で、ここで手紙など書いてみたり、本を読んでみたり、したら・・どんな気持ちなんだろう・・お金持ちになったことがないからわからない・・…σ(^_^;)

この建物と庭園は日本ナショナルトラストが保全しています。
いつまでも保存し、私たちのような者が見学して、日本建築の良さをいつまでも感じることができるといいなぁとつくづく思いました。
毎週、水・土曜日のみの公開ですが、気になられた方には、ぜひにとおすすめしたい所でした。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

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