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2024/09/13

【忖度(そんたく)についてもう一度考える/過去に会った人、過去にあった出来事について振り返る №72】

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少し前に『忖度』について書きました。
話題となっている県知事の報道がなされている最中だったことも手伝ったのか、意外と反応が大きかったのに驚きました。

そんなこともあり、再度、私が感じた「忖度」というものについて思い出しつつ考えてみようと思いました。

今回は、《忖度しろ》と《忖度するな》という二つのタイプについての考察と再現を。

最初は“忖度しろ”タイプの人。
私が東京に勤務することになったばかりの頃のボスは、そんな感じだったらしいです。

幸いに、私が外出中にそのボスが来て、上司二人がうちの事務所が入っているビルの車寄せで迎えると「大袈裟に出迎えるなっ!部屋の場所くらいわかってる、無駄なことをするな」と怒鳴られたそうです。
えっ?じゃ「忖度するな」の人じゃないの、と思うかもしれませんが、二人で迎えたことを時間と人のムダだと怒鳴りつけたかったらしい。

部屋に入り、お茶を出すと「私はまずい茶は飲まないっ!」と怒りだし、「水の方がまだましだ」と言ったとのこと・・ですが、来客用のお茶は指定されていて、それを一番よく知っていなきゃならないのはこのボスです。
予算削減だということで決まったことなのに。
じゃ、普段は誰が高級なお茶をボスに“本社”で用意しているのか・・おそらく“本社”秘書のえらい人あたりが高級茶葉を自腹で買っているのかもしれません。想像ですけど。

さらに東京に来た理由は華々しい場所に御呼ばれがあり、そこに行くまでの控室的に寄ったのですが、せっかく正装して輝かしい日においでになったので、職員が記念に写真をと思いカメラを用意すると、「安いカメラなんかで私を撮るなっ!」と怒鳴ったとのこと。

「カメラは用意してきた。こういう高級カメラで撮れ。」と渡されたカメラは、こちらで用意したカメラよりもずっと安いカメラだったとのこと。
プライド高く、自分以外は皆安っぽい人間だと思っていたのではないでしょうか。

やがて数か月の内にそのボスの不祥事でボスは交代となりました。
今度は「忖度するな」タイプのボス。

東京にやって来て、次々と国の色々な部署のエラい人と会い、議員さんとも会う一日となり、私が同行。
上司からは「昼食もとらなければならないが、和・洋・中どれもすぐに案内できるよう事前によく調べ怠りないようにしろ」と命令がありました。

午前中も活発に回り、お昼になりました。

私から「昼食は何がお好みですか?和洋中どれでもおっしゃっていただければ、すぐにご案内できます。」と言うと、「そういうの僕はいいの!サクッと食べてサクッと出て来れるところないの?」とのことで、へえ・・とおもった私は「わかりました、ここの社食にしましょう。」と職員さんがガヤガヤ・ザワザワしている社食にお連れしました。

プラスチックのトレイを渡し、「皆さん並んでいますから、ご自分で食券を買って、列に並んで空いているテーブルで食事してください。ちょっと面白いでしょ。」

「それからいつも誰かが一緒にいて気が休まらないでしょうから、私はその間にあちこち回り、資料取りをしています。お一人でたまにはぼんやりするのもリフレッシュできますよ、ちなみに食後にお茶・珈琲ということであれば、この建物内にある喫茶店とマクドナルドの場所の案内図を差し上げておきますのでどうぞ。」

というと、ボスのお顔は喜びに晴れ晴れとしていました。
「何かあれば携帯に連絡いただければすっ飛んで来ます、安心してお昼休憩していてください」と、その場はいったん別れました。

午後にまたあちこち回り出すと、きょうは夕方地元に帰ってから、何箇所か地元の会合に出席して挨拶回りがあるとお話しされました。帰りは夜遅くなるとのことでした。

「毎日こんな感じなんでしょう。お身体大丈夫ですか?いくらお若くても心配してしまいます。」と言うと、

「何言ってんの、私はこの立場になりたくてなったんだよ、これが私の喜びでなくてなんなの。今、いちばん幸せだよ。」とのお言葉。

あっ、この人はすごい人だ・・と驚きました。

 

2024/09/03

「運を支配する/桜井章一・藤田晋」を読みました。

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『運を支配する/桜井章一・藤田晋(幻冬舎新書)』という本を古本で見つけ、しばらく温めておりましたが、意を決して読んでみました。

2015年第一刷発行となっておりました。

桜井章一氏は、「雀鬼」の異名を取る麻雀の“裏プロ”。
プロデビュー後引退まで二十年間無敗!!とのこと。麻雀を通して人としての道を始動する「雀鬼会」を始めた方だとのこと。

藤田晋氏は、サイバーエージェントを設立し、社長となり「麻雀最強位」タイトルも獲得しているという。

この本は、要するに麻雀という勝負事の勝ち方、取り組み方から仕事への生かし方、そして人から見たら“運がいい”と見えるような生き方の裏側を語りつつ、ヒントを与えてくれるような形で構成された本でした。

実際に自分が窮地に立たされたり、あるいは大チャンスを迎えたときの気持ちの持ち方、山あり谷ありの仕事の場面を顔色を変えずに淡々と物事を進めていく裏側にはこんな気持ちやルールのようなものがあるのだ、ということも書かれていました。

かつて読んだ色川武大さんや、伊集院静さんが書かれていた麻雀の打ち方にも特徴がありましたが、似たようなところもあったし、仕事と重ね合わせている部分では独自の感覚も書かれていました。

麻雀って、将棋や囲碁と異なり、最初の状態からして“不平等”であり(つまり配牌)、そこからの勝負って、やはり人それぞれに何かその人ごとの信念、哲学、考え方がないと打てないものなのでしょうね。

勝負事の話でしたが、麻雀を打たない私にも何かしら人生の参考になる部分がいくつもありました。
身の引き締まるような書きぶりの本でした。

 

2024/08/28

「syunkon日記 スターバックスで普通のコーヒーを頼む人を尊敬する件/山本ゆり」を読みました。

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『syunkon日記 スターバックスで普通のコーヒーを頼む人を尊敬する件/山本ゆり著(扶桑社)』という本を古本で見つけ、読みました。

正直言って大変な衝撃を受けました。
面白過ぎる!面白過ぎるうえに終盤では実に切実で人の生き方、人生に関わる重大なことが真剣に書かれていて、涙が出るほどの感動もありました。

自分の身に起こった出来事、友達との間の出来事、様々な身近な事象に対して、どんどん斬り込み、そしてその斬り込みには“大いなるボケ”が入っていて、それにまた自分で思いっきり“ツッコミ”を入れるのが、“一人漫才”をやっているかの如くで、腹の皮がよじれるほど笑ってしまった。
この人タダ者じゃないっ!おしゃべりとエッセイの「モンスター」と呼んでもいいんじゃないかと思いました。

妻に「ねぇねぇ面白い人見つけたよ」と、この本を紹介したら、「とっくに知っているよ、私の持っている本は料理中心に書かれていて(※現在の本職は料理関係とのこと)、それでもめちゃめちゃ可笑しいんだよ」とのことでした。

本の帯には、ブログ月間800万アクセス、著書累計430万部超となっていました。
まさに“モンスター”!!

ひいこら言って笑った後には、終盤の3分の1の部分で著者自身が経験してきた仕事上の厳しい話、そしてもっと厳しい家族の話が書かれていて、私は次々と著者の身に起こる大変な事を色々な方法、考え方で切り抜け、そして人としてどう考え、生きていけばよいのか、自問自答する姿に思わず涙してしまいました。

著者は色々な仕事を現在に至るまでに経験していますが、「仕事やバイト、習い事でも、手広くすると色んな経験は積めるけど1つのことだけを続けてる人にはその分野ではかなわないし、かといって1つだけを極めたら他のことは一切何もできない」と書いていて、私も様々な種類の仕事を経験してきたことから考えさせられました。

そして、「親」という、自分がいないと生きていけない物が存在する一生変わることがない役割を与えられた・・とも書かれていました。
まさに親になるって大変なことで、仕事だけでなく、その親という役割もこなしていく人生ってなんだろうと深く考えさせられることにもなりました。

笑いで十分楽しませてもらったあとに、こんな涙が出るようなことまで考えることになって・・この本自体も“モンスター”だと思いました。
とてもいい本でした。

 

2024/08/19

俳句を詠んでみる_0197【 永田町 暑し 10分の空き時間 】

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スケジュールで失敗した話をエッセイで読んでいて、思い出したことを句にしました。

【 永田町 暑し 10分の空き時間 】

《背景》季語:暑し[夏]
穂村弘さんのエッセイを読んでいたら、手帳に記入し忘れた義父の法事の話題が。
結果、講演と法事の時間がギリギリ重なってしまいパニックになった話が書かれていました。
それを読み、自分が東京勤務をしている時にボスのアテンドをして“分刻み”のスケジュールで永田町を案内し、順調過ぎて途中次の予定まで10分空いてしまったことを思い出した。
「次まで10分?!もったいない、どうするんだ」と詰め寄るボスと本庁からやって来た取り巻きの幹部連中。
私自身の上司からも携帯電話が掛かってきて「何いっ!間が10分も空いているだとぉっ!!しっかりしろ」とお叱りのお言葉。
私の本音。「10分くらいいいじゃん、ゆっくり東京の空でも見てなよ・・。」

 

 

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2024/07/29

「ナマコのからえばり8 ソーメンと世界遺産/椎名誠」を読みました。

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『ナマコのからえばり8 ソーメンと世界遺産/椎名誠著(毎日新聞社)』を古本で見つけ、読んでみました。
「サンデー毎日」2012年12月30日号~2013年8月11日号に連載されたエッセイをまとめたものです。

読んでみると、ちょうど椎名さんが不眠症で苦しみ、「バスソルト」をすすめられ、効果を得ていた頃、そして自分の「死」というものに向き合えと編集者や医師に言われてハッとして「死」についての本を執筆している様子も伺えました。
・・と、書いても椎名さんの本をけっこう読んでいる人じゃないと時期がよくわからないと思います。文中で69歳にもうすぐなる・・と書かれていました。

けっこう昭和の“良き頃”を思い出して書いている部分もあって、私も経験した温泉地などへの社員旅行の様子も懐かしく読みました。
もうあの頃、みんなどうしようもなかった。

部屋の冷蔵庫の飲み物はみんなあっという間に飲んでしまい、幹事が怒り(※私はこの怒る幹事の方だった^_^;) 、宴会場では偉い人順に“コの字”で着席したり、ヘタな歌をがなるヤツがいるかと思えば、カンツォーネなんか歌いだす妙な趣味の人もいた(^_^;)

すぐに脱ぎだす人もいた。・・みんな椎名さんが当時勤めていた会社の宴会と酷似している。

この本の中ではブルーフィルム(※私の時代ではギリギリ見たことがない)を部屋で見る人達がいたが、私の職場の宴会では、不思議な芸を持つお姉さんが呼ばれ、あっと驚くエッチな芸を見せたりしていたらしいが、私はあちこちでトラブルを起こす先輩達の不始末をホテル・旅館側に謝りに行ったり、壊したものの支払についての交渉をしていたので見ていない・・。

などなど(T_T)いろいろなエピソードを我が事のように懐かしく読みました。

もうひとつここに書かれていたことで、私が似たような経験をしたのは、ある一定の期間“ワープロ専用機”が職場に広がった時期がありました。
いちばん“てっぺん”のボスも推奨していて(職員は8800人いた)、ボスが推奨する特定の機器がおじさんたちのワーキング・ツールとなっていました。

・・なっていましたが、Windowsが出て、パソコンが出て、当然ワードや一太郎、エクセル、ロータス123などが主流になるとあっという間にワープロ専用機は“すたれて”いったのですが、最後の最後までしがみつき、製造中止になる直前の機種を何台も買っているおじさんがいました・・( ゚Д゚)
椎名さんはそのしがみつき派に属していたようです。他の作家の本を読んでも同様のことが当時起こっていたことがよくわかります。

懐かしいなと思いながら読みましたが、宴会の幹事よろしく、今度は私はIT化の部門に異動になり、その隊長となって、ワープロしがみつき世代が課長さんになったあたりで、色々とパソコン、ネットワーク、搭載ソフトなどについてその課長さんたちから色々要望を聴取したことも思い出しました。

「パソコンは仕方ないがフロッピーディスクだけは死守して欲しい」という要望があまりにも多かったのには閉口しましたが、あまりの上からの圧力に、当時はもう無かったフロッピー・ドライブ内蔵型のノートパソコンを出雲の富士通工場でわが社のために(^^;)作製してもらったことを非常に感慨深く思い出しました。
出雲市の岩盤が強固な斐川町にあった巨大な工場・・これも思い出しました。

と、懐かしがっていたらあっという間に読了。
まだまだ椎名さんの本はストックがあるので、また感想書きます!

 

2024/07/28

俳句を詠んでみる_0175【 あの夏の 高校生が 妻となる 】

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今までの句に詠まれた人で、どの人が奥さんですか。という質問をいただきました。
どの人かを説明していると長くなるので、あらたに一句詠みました。

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【 あの夏の 高校生が 妻となる 】

《背景》季語:夏[夏]
27才の時、人事異動で新設の事務所に動いた。
従業員も多く、それをまとめるのは大変で、忙しい内に同僚の女性職員が病に倒れた。
その時、アルバイトに来てもらったのが、休み期間に入っていた女子高生だった。
いつも笑顔で挨拶もきちんと出来、事務所の皆にチーズケーキを焼いてきてくれたりもした。
仕事も真面目で、返事もはきはきとしていた。
女性として意識することなど頭の片隅にも無かったが、その子が進学し、卒業し、就職し、その後私の妻となった。

 

2024/07/12

俳句を詠んでみる_0159【 夏の夜に どうしてそんな 悪巧み 】

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いやな人からの突然の暑気払いの誘いで詠んでみました。

【 夏の夜に どうしてそんな 悪巧み 】

《背景》季語:夏の夜[夏]
「暑気払いするぞ」と夕刻にいきなり皆に声をかける上司がいた。
突然の誘いに断る人があると、「俺の飲み会に来れないのか、アイツは前からダメなヤツだと思っていた」などという声が聞こえれば、もう逃げることが出来なくなる。
そして飲み会の最中に、今自分が企てている仕事の内容を披露する上司。
・・それは、誰の為にもならないし、新聞・テレビで話題になったことを「俺が最初にやった」と言って手柄にするためのこととしか思えない。
どうしてそんな悪巧みが泉のように湧いてくるのか。
少なくともそんな上司に7~8人は出くわした。

 

2024/07/06

「人生の結論/小池一夫」を読みました。

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『人生の結論/小池一夫著(朝日新書)』を古本で見つけ、読んでみました・・ら、5年前に一度読んでいたことが読書記録を調べてみてわかりました・・^_^;

そのときのブログを確認しましたが、やはり年齢を重ねた今とは感想は少し異なりました。

今の私の読後感を書いてみようと思い、気になった部分をいくつか抜き出してみます。

〇幼児性の強い人は、人の興味がそれほど自分にないことが理解できず、自分語りを続け、自分の要求ばかりを押し付けてくる。それを「自分中毒」と読んでいる。

・・という部分は、仕事をしていた頃の上司からずいぶんと感じたことでした。私にはそういう分析が出来ずに苦しんでいたことを思い出しました。
今にして冷静に物事を考えることが出来て、はじめてわかったことです。

〇歳を重ねたアイドルを見て「劣化」だとか、一線から外れた人に「オワコン」という言葉を使ったりする人。自分の思考は汚い言葉に毒されていると思った方がいい。劣化しているのは自分自身だ。

・・いまだSNSでよく見かける言葉です。私も見ていてイヤになる。
いい言葉を使う人には、いい人生をつくる力があるとも書かれていて、私も“いい言葉”を使うことに心を配りたいとあらためて思いました。

〇優しい人は信じる。優しすぎる人は信じない。本当に優しい人は、ちゃんと厳しい。厳しい人は信じる。厳しすぎる人は信じない。本当に厳しい人は、ちゃんと優しい。」

・・ちょっと禅問答的ですが、でもほどよく優しい人、ほどよく厳しい人は現実にいて、やはりそんな人は自分にとっても大切な人であったと思います。

〇不機嫌は無言の暴力

・・これも仕事をしていた時に、私が苦手だった上司によくいるタイプでした。
なんというか、不機嫌さをもって他者をコントロールすることを悪い方向で学習しているのだと思います。そして、当時は“術中”に嵌った私・・。

〇人には得意分野と不得意分野が生まれながらにしてある。
不得意な分野に手を出して努力しても、結果はせいぜい人並。それなら得意分野に特化してその才能を伸ばすことが、自分にも他人にもいい結果を出すことになる。

・・これは、仕事をしていた時に、年に一度「今年は何をやって、どういう結果をもたらしたいか」という書類を上司に出すのですが、私が自分が得意と思っている方法で色々かなり踏み込んだことをしようと思って書いた書類を見て、上司が「自分の得意なことやろうとしてんじゃねぇよ。苦手にしていて絶対に出来ないことに挑戦しろ。ズルすんじゃねえっ!」と言われて、がっくりと肩を落としたその瞬間を思い出しました。
正直言って、大嫌いな上司でした。

というわけで、今にして思えば・・というようなことをあらためて認識することになりました。
結局、二度読んだことになったわけですが、でも読み直すことが出来て良かったと思いました。

 

2024/05/18

「自分のための人生/ウエイン・W・ダイアー」を読みました。

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『自分のための人生/ウエイン・W・ダイアー著・渡部昇一訳・解説(三笠書房)』という本を読みました。
古本で見つけ、ちょっと立ち読みした感じで読んでみようということになり手に入れました。

翻訳と解説をした渡部昇一氏については今まで何冊も著書を読んでいますが、このウエイン・W・ダイアーという方については存じ上げておりませんでした。

しかし、帯にも書かれているように全世界でベストセラーになっているとのことで、何かひとつでも参考になることがあればと思いました。

著者のいちばん言いたいことは、過去にあったことに自責の念を感じ、それにばかり囚われて“今”行動が取れなくなっている人が多く、あなたもそうではありませんか?
ということ。

そして、これは未来についても同じような感じで、まだ起こってもいないことに不安を感じ、その不安感が自分を支配し、またもや“今”の自分が行動を取れなくなっている。
一歩踏み出したり、新たなことに挑戦したりすることに臆病になっていませんか?
ということでした。

さらにその過去の自責の念や、未来への不安をことさら強調して意識させ、他人を、あるいは家族などもコントロールしようとする人が周りにいませんか?
ということも書かれていました。

言われてみれば・・というか、多くの人が多かれ少なかれそんな精神状態というか、肉体的にも身動きが取れないような状況を経験しているのではないか、と私は思いました。
まさに、私もその一人です。

過去のあのこと、あれも、ああもうひとつあのことも、思い出しただけで叫びだしたくなることがいくつもあります。
そして特に現役で仕事をしている時には、それが大きく自分にのしかかり、さらに未来のことについても、あんなことになったら大変だ・・と怯え切っていたことがありました。
今でもそんな感覚に囚われて居ても立っても居られない気持ちになることがあります。

その解消方法について書かれているわけですが、内容については著者の商売の邪魔をしてはいけないので詳しく書くことはしません。
でも、かなり難しいというか、人生をぐるっと返してしまうようなドラスティックな転換が必要であると思いました。著者自身も苦労していたように書かれていました。

参考になったかというと、「気持ちの持ちようを変えてみよう」というくらいのものとして受け取った感じです。
とにかく難しそう。

また後日、もう一度も二度も読み返す必要がありそうだ、ということで今回の読後感はおしまいです。

 

2024/05/03

俳句を詠んでみる_0084【 盆踊り かけつけ 紙コップ 一杯 】

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盆踊りの本部テントを訪れる偉い人は大変だなぁと思って一句。

【 盆踊り かけつけ 紙コップ 一杯 】

《背景》季語:盆踊り[秋]
以前、〇長のアテンドの仕事があった。
一夜の内に次から次へと盆踊り会場を訪れる〇長をそれぞれの会場に車で先回りして次々とその地区の本部テントに案内する仕事。
どこの会場でも“かけつけ一杯”のビールが大きな紙コップに注がれ、町内会長から手渡される。
グッと一気に飲み干して、踊りの櫓(やぐら)に向かい、一曲踊る〇長。
あれだけの数の会場でどれほど飲むことになるのか、普通の人には出来ない・・。

 

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