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2018/11/17

電池交換をして考えた

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時計の電池を交換しようとして、ちょっといろいろありました。
ある朝、腕時計の針が止っていたのに気づき、その時計はふだん使っていた時計が壊れ、少し長い修理期間中に代替としてひとつ買っておこうと思った安いものですが、電池も切れんと長いこと動き続けてくれました。

電池交換に当時買ったお店に行きましたが、その店はすでになく、同じフロアに“おしゃれな時計屋さん”があり、でも展示ケースにはあちこちベタベタと「当店でお買い上げになられた時計のみ電池交換します。その際は保証書の提示が無ければできません」と“つれない”お言葉が・・。
でも、何もこんな書き方しなくてもいいのに。と、思いましたよ。

というわけで、また別の日にネットで調べて「技術者がおりますので、遠慮無くお訪ねください」的なことが書かれていたショッピングモール内の時計屋さん(これも若い女性が店番をしている“おしゃれなお店”)に持っていきましたが、時計を見せ、電池交換を・・と口に出した瞬間に店員さんの表情が曇ったのを見逃しませんでした。

番号札をもらい、一時間ほどあちこちの店をひやかして、お店に戻ると、「これは錆びが回っていてここでは無理です。工場に運んで電池交換するので、その分料金も発生します」とのこと・・。
私は日々使い終わるときれいに拭いていたし、見てもどこにも錆びなんかないよ、と思いつつ、がっかりしながら「いいですよ、このまま持って帰ります」と言うと、やや安心したような表情でした。

なんてことで、今度は「町の時計屋さんにお願いしよう」と思いましたが、どこもかしこも探しても全然無いっ!!
みぃ~んな“おしゃれな時計屋さん”みたいなのがショッピングモール内にある、ということになっているのでした。

それでも意地で探すと、千葉の街中に二軒発見。

で、本日のお休みに出掛けましたが、一軒目はお休みなのか閉まっていた。

二軒目は・・やっていた'(*゚▽゚*)'

「こんにちは~っ」と声をかけると「はいよ~っ」と出て来た方が、「ああ、ちょっとそこに座って飴がテーブルにのってるから、それでも舐めててよ」との“打てば響く”返事(*^_^*)

作業机に向かうとカチャカチャと音がしてて、「ベルトの部品が一部壊れてるからそれも直しとくね」と。あっという間に電池交換も終えて作業は完了!

・・「なんだ、やっぱりこういうことじゃん!」と私は思いましたよ。

つまり技術のある、出来る人がいないんですよね。

これは時計屋さんに限ったことじゃないんじゃないか、とも思いました。
いろいろなところでこういうことが発生していて、それはたいした問題じゃないと思っていると、やがて大変なことになるっていう片鱗が見え隠れしているのだ・・これに気づくと様々な分野で今後の日本の働き方に対するヒントが出てくるんじゃないか、などと愚考いたしました。

ただの時計の電池交換でしたが、ちょっと立ち止まって考えると何かが見えてくる、っていうお話でしたd(^_^o)

2018/11/15

斎藤孝さんの「大人の対応力」を読んだ

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『大人の対応力/斎藤孝著(ワニブックス)』という本を読みました。
この本は、最初に本屋さんでチラ見したときに、もう驚いてしまったのですが、まさに現代の、現在の日本で起こっている事象に対して、どう大人は対応するのか、即読み、即実行出来るような事例がわんさと載っているのでした。

その事象というのは・・特にここで書かれていたのは仕事の場でのことにほとんど特化されていましたが・・。

嫌味を言ってくる

急にスケジュールを変更してくる

一方的に怒りをぶつけてきた

帰りたいのに、飲みに誘われる

業務連絡への返事が来ない

愚痴を聞かされる

打ち合わせが長引く

部下から強めに反論された

上司がミスを自分のせいにした

結婚しないのかと聞かれる

妊活問題に首を突っ込んでくる

・・ちょっと挙げただけでもこんなです。

で、それぞれに今いちばん難しいというか、センシティブというか、部下や女性に対する対応については、事細かに、問題に発展しないように、実に丁寧にその実際の方法について書かれていました。
これは現在の大人社会で生き抜いていくには“必須”の項目であり、作法であるな、と思いましたよ。

また、部下だけでなく、自分のミスではないのに、勘違いをして怒る上司への対応についても書かれていました。目下の者に対する扱い方だけでなく、社会人として生き残るためには、上司への対応も、これまた大変っ!ていうのが現在の大人な社会です。

上司へは、ぜったいに反論せず、タイミングを見計らっての、言い訳でない説明をするということが書かれていましたが、その方法も実にきめ細かくて、ここで書いてしまうと斎藤さんへの営業妨害になってしまうので書きませんが、私には今まで一度も出来なかった“ミラクル”な対応が書かれていました。

というわけで、この全方位注意しつつ生きていかねばならぬ世の中、この本も参考に、“しずしず”と、でもって“アクティブ”に生きていこうじゃないの!と、自分を鼓舞したのでした。


【Now Playing】 Dance Cadaverous / Wayne Shorter ( Jazz )

2018/11/08

メンタリスト Daigo の「メンタルハック大全」を読んだ

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『メンタルハック大全(MENTAL HACKS)/メンタリスト Daigo 著(セブン&アイ出版)』を読みました。

著者のダイゴさんは、テレビで見ていても超人的な洞察力や、確信を持った様々な行為、活動をされていて、私から見ていると、やや人間的なちょっと“おっちょこちょい”な部分や、情緒的なところがあまり感じられません。
・・不思議な人物です。

著書も、ものすごい数で出版されていますが、彼の日々の勉強や、完全に制御されたスケジュールからすると、それも可能なことなんだな、なんて感心というよりも、ただ茫然とするだけの私です。

この本では、人のどんな行動からどんなことが読めるのか・・とか、じゃあ自分はどうやって日々の生活を送っていけばいいのか、などの毎日のルーティーン的なことへのアドバイスや、失敗と成功の10のチェックリスト、仕事上の人とのつき合い方、自分を成功に導く様々なテクニックのようなことも書かれていました。

それらは、ほとんどが、アメリカなどの研究機関で実際に検証されたものからダイゴさんが導き出しているもので、参考にはなりましたが、それを覚えて実践するって大変なことだと感じました。

気になったのは、「情報を選んで、メンタルを守る」という項目。
私は、炎上系のニュースや悲しいニュース、不快感を覚える情報に接することがいやで、あえて避けている傾向があります。
それは、世の中で生きて行くためには、甘受しつつ接していかなければいけないんじゃないかと、悩み、迷うことが今まで多くありました。

でもね、ダイゴさんは「自分からわざわざネガティブなニュースに接していくのは、自分で自分の体を傷つけているのと同じ」と言っています。

ネガティブなニュースにふれていると、それに引っ張られてネガティブな人になる可能性があると説いていて、少しばかり安心したのです。
・・それでもいいんだ・・ってね。

またSNSでフォロワーを増やすのは、ポジティブな投稿であるとも言っています。
「良い投稿をする」が何よりのことだと。
これにも少し安心しました。
徹底的にネガティブにやっていて、得意げで肩で風切っているような人もいますが、私はそんな投稿には馴染めずにいました。
これまたこのダイゴさんの意見にやや安心(#^.^#)

この本は、アイデアや情報が多すぎて、私にはすべてを吸収しきれませんでしたが、ヒントはたくさんいただきましたよ。
少しずつ使わせていただきます。

2018/11/07

コロッケ大作戦

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青学の駅伝チームの監督がいつも「〇〇大作戦」と銘打って青学チームとして戦いに挑むことはすでに皆さん有名でご存知かと思います。

このあいだの全日本大学駅伝では、「メラメラ大作戦」で見事勝利を手にしました。

わが職場には、“うん十代”女子、常に腹ぺこを心配する方がいます(^^;)

私が「腹ペコ隊長」と命名しましたが、隊員はひとり、自分です (・_・;
つまり自分で自分に命令を出し、腹ペコの自分を鼓舞し、腹ペコ状態をしのいでいるわけです。

お昼休みは私と一緒の時間帯で、休憩室で食事中も、いつも「これだけでお腹空かないかしら?」と、いつも心配状態。

「そんなにデカいおにぎりと、野菜ごろごろのスープと、さらに煮物などを取って、それで十分でしょう」と私が思った端から、どこかからか“甘食”を取り出したり、その他いろいろなデザート関係、あるいは食ったあとなのに小腹が空く彼女は、何かいろいろ“ドラえもんのポケット”のように食べ物を取りだして「ひとくちだけ」などと、のたまいつつ、結局丸ごと食っちまうわけです( ̄O ̄;)

つい先日も、午前中に彼女の姿が一瞬見えなくなったことがありました。
窓口も混み混み状態だったので、ちょっと気になったくらいだったのですが、しばらくいなかったあと、いつの間にか登場!

そして、お昼。
休憩室で食事する彼女を見ると、ちょっと少ないかな、彼女としては・・、などと思ったのですが、食べ終わると「お腹いっぱい」と、満腹の様子。
おかしいな、これだけで我慢出来るはずがない、と思っていると、「実は午前中に腹ペコ状態になり、ちょっとコロッケを食べてました。」などと本人自ら語り出しました( ̄O ̄;)

そうか、それで、いつもちょっと腹ペコになると機嫌が悪くなったりしていたのに、なんか調子いいと思った。

まさに間隙を突いての『コロッケ大作戦!!』です(^_^)
誰にも気づかれずにコロッケを胃袋に入れるその技術、まさに“腹ペコ隊長”の面目躍如です'(*゚▽゚*)'

ありがとう、いつもおもしろい話題を!(#^.^#)
笑いすぎて、こっちの腹が減りました(^_^;)

お互いに、小腹が空いた状態でも、甘い物の取り過ぎには注意しましょうね。

2018/11/02

ダイゴとロスで買物したのは X-JAPANの・・

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※写真はうちの庭の花ですが、本編とは関係ありません。

先日の職場での会話。

女性職員(50代)が、「このあいだ、テレビで面白い番組を見たの。ダイゴともうひとり X-JAPANのメンバーのひとりがロスで買物をするっていうので」

「X-JAPANの誰だったの?」と聞くと・・。

「え~とね、う~んとね、き・よ・し だった!」

「えっ!? き・よ・し って、あの ずん・ずん・ずん・ズンドコ き・よ・し!! の??」

「ちがう、ちがう、き・き・き・・・いや、よ・し・き だっ!!'(*゚▽゚*)'」

( ̄O ̄;)・・・・・・・・・・・。

使ってる文字は同じでも、順番がちがうと・・(^^;)

終業間際の職場内爆笑でしたヽ(=´▽`=)ノ

2018/09/17

「知的ストレッチ入門」を読んだ

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【※このブログでの文は、8月頭からしばらく続いたブログ休止中にデジタルでメモしておいたものをアップするものです。なので、現在とタイミング的にマッチしないものもアップされるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。】

『知的ストレッチ入門/日垣隆著(新潮文庫)』を読みました。
ブックオフで購入。初出が平成18年で、平成22年に加筆・修正し、文庫化されたものです。
なので、時代を感じさせる部分はあるにはあるのですが、著者日垣氏の情報の取り方、処理の仕方などは非常に合理的で、ひと言も差し挟めない感じの突っ走るような文章でした。
有無を言わせない(^_^;)感じ。

オーダーメイド鞄を使い、理想の書棚に蔵書を収納、早くから iPhone を利用し、その使い勝手についても“立て板に水”の説明。『使わんヤツはアカン』状態!

さらに世間で一般的になる前にブログやツイッターの利用方法についても、今現在の状態を推測して当時から活用。悔しいがその想定は当たっていた。

新しいツールには“超敏感”な著者なのでした。

ただ、しばしば、過去に達人と言われたような人を“小馬鹿”にしているような文があり、文中で馬鹿にしているわけではない、と断りを入れてはいますが、でもやはり人物に対しても、世間一般のちょっと遅れている人たちに対する“嘲笑”のようなものを時に感じて、それはちょっと言い過ぎじゃないのかな、と思うこともありました。

著者は、“冴えまくる”頭脳と行動で時代の先陣を切って突っ走っている様子ですが、文中からは、「恋愛」に関してもシステマティックに考え、そんなことにまで、情緒的なところの全く無い書きぶりにはちょっと違和感もありました。

ただ、この本は、現在の情報が溢れかえる社会で生きて行く人にとっては、とても参考になることがたくさん書かれていると思いました。
読物としても面白いので、読んでみて損のないものでした。
気になる方はぜひ。


【Now Playing】 Fancy Free / Donald Byrd ( Jazz )

2018/09/12

「小さなことにくよくよしない88の方法」を“くよくよしつつ”読んだ(^_^;)

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【※このブログでの文は、8月頭からのブログ休止中にデジタルでメモしておいたものをアップするものです。なので、現在とタイミング的にマッチしないものもアップされるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。】

例によって、これはブログ休止中にメモしておいたもの、そういうタイミングで綴ったものです。
『小さなことにくよくよしない88の方法/リチャード・カールソン著 訳:和田秀樹(三笠書房・王様文庫)』を読みました。

読み始めたときには家庭内のいろいろなことを解決しつつ、なんとか前に進んでいたのでした。
でも、今度は仕事上のことでまた難問というか、事件というか、アクシデント発生!!

「ああ、時間を巻き戻したい。そうすれば解決など簡単なこと・・。」と、この本のテーマである“くよくよしない”から正反対の“くよくよ”しっ放し( ̄O ̄;)な状態に陥りました。
人間なんて、そんなものです。自分で自分の不甲斐なさに呆れました。

答えといえるものは、今読んでいるこの本に書いてある。
「過去を悔やんで、どうにかならぬものか」と悶々とすることに解決の“か”の字も無い!

小さな問題を心の中で大きくしている自分はいないか?!
焦って解決しようとすると、墓穴を掘る。
問題解決の糸口は、まずは冷静に。そして、一つ一つ真摯に問題に向き合っていくこと。

また、逆の立場で、とにかくあらゆることに文句を付けたり、自分は特別な人間だから、特別な扱いを受けるべき立場にある、などと言う人にはなるべからず・・と、書いてあった。
そんな人、月に一度は会うことがあるが、まさに“みっともない”人だと思ったことがある。この本の指摘どおりだ。

今回も、“事を荒げよう”とする第三者がいた。
なんだか、事件性を帯びる度にうれしそうにしている。人のミス、不幸は、その人にとってこの上ないものなんだろう。

結局、落ち着いて、事象を整理し、その説明と解決への方法を丁寧に説いた。
それが解決への一番の近道だった。

グッドタイミングなのか、バッドタイミングだったのか、たまたま読んでいたこの本が役に立った。

2018/07/29

泉谷閑示さんの「仕事なんか生きがいにするな」を読んだ

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『仕事なんか生きがいにするな -生きる意味を再び考える-/泉谷閑示著(幻冬舎新書)』という本を読みました。
著者の泉谷さんは、精神科医で、精神療法を専門とするクリニックの院長です。

巻かれている“腰巻き”を見ると、『会社、お金、世の中、他人、出世、生活・・・「のために」生きるのをやめる!』と書かれていて、精神医療というよりも、むしろ仕事や、それに伴う日常生活上の考え方、アドバイス的なものを中心に展開されるのかと思いましたが、でも、そういう方向ではなく、かといって専門の精神医療世界を中心に展開されたものでもありませんでした。

もっと根源的な、今現在の人々、人間が何を思い、生活の根拠というか、“人間としてのささえ”は、何なのか?というような、歴史的にも遡って人間社会を見直していくようなものだったのです。深くて、単に論理的に理解するような“お手軽”な本ではなかったのです。

私も若い頃からずっと、自分の生きがいってなんだろう、自分が生きている意味ってどういうこと?などとよく考えることがありました。
この本でも書かれているのですが、「自分さがし」みたいなことを言うと真っ向から否定する仕事人間というか、実は説明できないから“頭ごなし”に叱っている人は以前からたくさんいました。

でもね、昔は仕事をして物を作ったりすると、それは後世の人達にも使われたりして、その仕事自体に意味があり、仕事することそのことがそのまま“生きがい”にもつながっていて、毎日生きて仕事をすることに誇りのようなものを持てたんだと思うんです。
しかし、今は「仕事」=「労働」となっています。
「労働」は金銭的価値に置き換えられ、労働そのものに金銭的な価値以外のものが見いだせない。
職人が作ったような「物」は、簡単に誰でもシステマティックに製作することができるような代物になり、「物」=「消費材」になってしまったのです。

さあ、つらくなってきた。そのつらくなってきたのが、つまり私です。

先に書いた会社や出世、お金のために生きて行くと、どつぼにはまるのです。
自分自体に意味なんて無いんじゃないかってね。
そこで現代の人間に特有の精神的な病が増加する・・ってことになる・・そういうふうに書かれていました。

あまり詳しく書くと、この著者の商売の邪魔になってしまうので簡単に書くと、人が人らしく生きるってことは、人生や世界に向かって「意味」を求めるベクトルを出すことだということなんだと思います。

そのベクトルってのは、私達の「心」が発する「愛」の作用だということ。

つまり、「愛」は、単に他の人に向かうのではなくて、世界の様々な物事や人生そのものに向けられて、その対象に潜む本質を深く知ろうとしたり、深く味わおうとしたりするものだ・・って、そんな感じのことが著者の言いたいことなんだと思うんです、簡単にしちゃうと。

・・わかんなくなってきたでしょう?(^_^;)でも、なんとなくわかる人は、そろそろ長い人生の中で何かをつかみ始めてきた人なんじゃないでしょうか。
私もまだまだ入り口付近にいるのですが、なんとなくわかり始めたところに今いると実感しています。

ま、詳しくはこの本読んでみてください。
わかんない人には全くわからない論理だと思います。特に今まで仕事上で私を苦しめてきた数々の人達には・・一生・・。

以上ですよ、それじゃまた。

2018/07/21

「落語に学ぶ大人の極意」という本を読んだ

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『落語に学ぶ大人の極意/稲田和浩著(平凡社新書)』という本を読みました。
これは簡単に言うと、落語に登場する様々な“人間模様”、これは今に生き、日々の生活や会社などの仕事上でも「参考」になるんじゃないの、という本です。

実際に今までいろいろな落語を聞いてきましたが、薄々そんなことをいつも思ったりもしていました。
長屋の人情話を聞いていれば、持つべきものは隣近所にいる人達とのつき合いの中から生まれる温かみある人間的なやり取りや、実際に何か協力してくれたり、相談に乗ってくれたりする・・そんなことかもな、などと思うこともありました。

この本では、さらに現代では、そうも言っておられず、すっかり隣近所や、町内会などでも新たな事態が発生していることにもふれています。
要するに、“現状にも対応”しているのです。

そのうえで、落語の紹介もしていますが、それになぞらえて、まったく現代の話をそれに置き換え、大人としての『生き方の極意』みたいなものを、わかりやすく教えてくれるような、そんな本なのでした。

落語のお話の中には、男女の微妙な心模様、仕事上でのいさかい、部下の掌握術のようなもの、嫌なヤツ(上司や同僚)とのつき合い方、喧嘩の仲裁、不倫の対処、謝罪術、金の貸し借り、友情、などなどについてのヒントがいっぱい出て来ますd(^_^o)

人を笑わせながら、実はそんな人生での大切なことを“ぽつぽつ”と語っているわけで、噺家というものは大したものだと、あらためて感じました。

だからそれを娯楽として楽しめる“落語”のある日本って、やっぱりいいねと思ったのです。

次々に現代の人の物語に置き換えて、テーマごとにエピソード的に紹介されるお話も読みやすく、わかりやすく、しかも楽しく、あっという間に読んでしまいました。

ちょっとは、今の自分にも役だったかな、と思いましたよ。

2018/07/16

映画「終わった人」を見てきました。

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映画『終わった人/2018年・日本 監督:中田秀夫 出演:舘 ひろし、黒木 瞳、広末涼子、臼田あさ美、今井 翼 原作:内館牧子「終わった人」(講談社刊)』を見てきました。

公開前に、この映画に出演している黒木瞳さんの早朝のラジオ番組で、黒木さんが、同じく出演している舘ひろしさん、広末涼子さんを呼んでインタビューしていたのを聞いて、気になっていたのです。

で、ちょっと時間が出来たので見てきました。


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タイトルの「終わった人」というのは、主演の舘ひろしさん演ずる主人公が退職を迎え、ようするにサラリーマン生活が“終わった”人という意です。
高校時代はラグビー部のキャプテンで、東大に進学し、一流銀行に就職したが、出世争いには敗れ、出向先の会社で退職を迎えた舘さん。
インタビューでもおっしゃられていましたが、わざと胴回りに肉布団のようなものを入れ、太り気味で気力の失せた様子を演じられていました。
・・私も自分のことを考え、ちょっと胸の中に暗雲が垂れ込めました。

舘さんの奥さん役である黒木さんは、美容院に勤め、コツコツとお金も貯め、自分の店を持とうというところまできている。つまり、夫がリタイアする時期には自分の方向性をすでに見出している状況です。


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その後の舘さんは、無気力の状態から大学院に行こうと決心し、そのためにカルチャーセンターに通う。
そこで受付をやっている文学好きな広末涼子さんと知り合う、・・そして「恋」のようなものをしてしまう。

なもんで、ジムで体を鍛えはじめ、広末さんと食事をしようとしたり、ジムで知り合ったIT企業の社長から会社の顧問に迎えられ、仕事を再開したり、そしてその社長が急死し、なんていう巡り合わせか社長になってしまい・・その後は大変な展開に・・。

監督の意図とは異なるのかもしれませんが、私は“仕事に生きること”しか人生に無い人の悲哀を感じました。
舘さんが頑張ろうとすればするほど、奥さんの黒木さんは呆れる。
そして、舘さんは空回りする。
それは仕事をすることで、自分を確立するというタイプの人には、「何故仕事をするのか」「自分にとって仕事の中にある意味は何?」という感覚が抜けているんじゃないか、と思ったのです。・・たぶん監督の意図するところはもっと角度が違うんだろうと思うけど。


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ラストが近づくにつれ、舘さん、黒木さん夫婦の人生模様がしみじみと浮き上がるように見えてきます。とどめは、二人の長女を演じた臼田あさ美さんの別れをすすめる叫ぶような言葉でした。

そして二人が選んだ道は・・。
映画を見てね(*^_^*)

見ているうちに舘さん、そして舘さん夫婦を自分の今の状況になぞらえることしばし、でした。
哀しくなったり、心の中にざわざわとするものを何度も感じたりしました。

形としては「コメディ映画」なんでしょうけれど、でも残るものは深く大きいものでした。
舘さんと黒木さんという人生の、そして役者としての“荒波”を乗り越えてきた二人が演じたからこそのものだったかもしれません。

まだ上映されていますので、定年間近、あるいは、今、仕事人生の岐路に立っているような人、または夫婦間で何らかの問題を抱えている人に見てもらいたいと思った映画でした。


【Now Playing】 須田慎一郎のニュースアウトサイダー / 猪瀬直樹、蜷川有紀 ( Podcast )

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