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2018/09/03

椎名誠さんの古い文庫本「日本最末端真実紀行」を読んだ

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【※このブログでの文は、8月頭からのブログ休止中にデジタルでメモしておいたものをアップするものです。なので、現在とタイミング的にマッチしないものもアップされるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。】

『日本最末端真実紀行/椎名誠著(角川文庫)』を読みました。ブックオフで手に入れた昭和61年初版発行のものです。
だからもう30年以上前のもの。
阪神淡路の震災も起こっていないし、日本中が何か変なものに浮かされて調子に乗りすぎていた時代。
悪いことなんて起こらない、世の中ガンガン開発して古いものは馬鹿にして、どんどん廃棄したり壊したりしていた時代です。

そんな時代の真っ只中で、椎名さんはなんと30代!若いねぇ。
そして、神戸や札幌、倉敷、飛騨高山、渋谷スペイン通り、幕張などへと旧知のイラストレーター・沢野ひとし氏らと旅立ち、その実体を見て感じて、呆れて、嘆き、怒り、笑い、ちょっと感動したりの“珍紀行”と相成っておりました。

たぶん、当時、まだ頭の中に“正気”な部分が残っていて、実際に“るるぶ”、“an・an”、“non・no”などを読み、妙に人工的な観光地などに集まっていた少女、女性らを見て「なんだこの人たちは?なぜここに来た!」と思える理性が残っていた人にはわかるであろう、当時の実際のその地の様子が描かれていました。

この本を読んでいると、すでに“妙ちくりん”なお店などは閑古鳥が鳴き始めている様子が書かれていますので、そんな“浮かれ状態”の日本も、やや衰退への道を歩み始めていた頃なのかもしれません。

上記のような有名“おしゃれ”観光地のほかにも、突然、離島に行ったりして、民宿や、島唯一の観光ホテルでの気恥ずかしいような対応や、しみじみと“ひなびている”島の様子、人々・子供の様子なども描かれていて、それはたぶん現在でも味わえるようなものじゃないかと思いました。
そんなことを書くのも当時から現代まで、たぶん椎名さんしかいないんじゃないでしょうか。

終盤に書かれていた椎名さんが小学校から高校生のあいだに住んでいた千葉の幕張の文にはしみじみとしました。
この文が書かれていた頃に、椎名さんは幕張の遠浅の浜が新しい人工の街になってしまったことを知ります。
タクシーで今の千葉市美浜区(マリンスタジアムや、高層ホテル群のある街)にたどり着き、幕張の人工海浜や稲毛の人工海浜を見て、あきれるというよりは、愕然として、そのかつては区全体が海底だった(椎名さんが夏休み一日も欠かさず通った)地を去ります。
貝や、海苔などの漁で生活の糧を得ていた静かな漁師町的な部分は何も残されていませんでした。
・・私の記憶の彼方にも幕張の遠浅での潮干狩りの様子、人でいっぱいだった浜の様子が残っていますが、そんなものの欠片も今はありません。

読んでいて、終盤のこのあたりで妙にしんみりとしてしまいました。

今や、椎名さんの古い文庫本などは絶版になりつつあるものも出ていて、かつての若かりし頃の椎名さんの、今よりもぶっきらぼうな文章に出会う機会も少なくなってきそうなので、この本、久しぶりに刺激を受けました。


【Now Playing】 My Sweet Lord / George Harrison ( Rock )

2018/05/09

「オーディオ小僧の食い残し」を読んだ

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『オーディオ小僧の食い残し ソノシートからホームシアターまで、昭和~平成オーディオクロニクル/牧野良幸・絵と文(共同通信社)』という本を読みました。
連休中にブックオフで安価にてゲットしたものです。

著者とは同年代なので、まさにそのオーディオ経験は“生き写し”とでも言いましょうか(^_^;)親の世代はSPを経験していて、わずかながらそのSP盤も経験しているのです。
割れちゃうんだよねぇ、SP盤。「土曜日の夜」なんて童謡の盤が我が家にもありました。

そしてソノシート体験、アナログのポータブル・プレイヤーの体験。

家庭用のテープレコーダーで録音した自分の声の“情けなさ”に驚いた経験も同じでした(^_^)

それからオープンリールで録音する大人たちへのあこがれ、さらにカセットテープが出現して、カセットデッキやラジカセの登場、うれし恥ずかし「エアチェック」なんて言葉も飛び出しました。
昔はFM放送で新譜のアルバムをまるまる全曲掛けてくれたのも、この本を読んで思い出しました。
FMがレコードよりは音が劣るということでのことだったのでしょうね。
でも、そんなこと全然思わなかった。
レコードが高価だったあの頃、FM放送は貴重だった。NHKとFM東京の二局しかなかったんだよなぁ・・知らねぇだろ(*^。^*)

そして、エアチェック(FM放送を録音することだよ)するときに利用したのが、「FMファン」「週刊FM」そして後発の「FMレコパル」などでした。
このあたりになると、わかんない人多数だと思うけど・・(^^;)

そんな雑誌を読んでいると、自然とオーディオに興味を持ち、“コンポ”にあこがれましたが、著者同様、結局当時の家具調ステレオを高校などの合格祝いで親に買ってもらうのが当時の“小僧”達であり、私もそんな感じでした。

それからのオーディオの進化はCDからどんどん発展し、この本では iPod の登場あたりのところまで書かれていました。

録音・・って、もうほとんどない行為だよなぁ・・あの頃のドキドキしながらテープに録音していたのが懐かしい。

著者は最終的に自宅マンションの中に防音ルームを設け、いままで「7時半」までしか回したことのない(住宅事情でそうせざるをえなかった)ボリュームをぐぐっと大きく回して大音量でオーディオ機器の本領を確認して、さあこれからどんな世界に行くのか、というところで、この本を書き終えています。

私も著者と同じく、オーディオに興味は尽きないのですが、実際はそんなにたいした機器を持っていません。そちらに金をかけるなら、レコードやCDを買い、一枚でも多くのアルバム、一曲でも多くの曲を聞きたいタイプの人間だからです。

オーディオ中心の方に行かなくてよかったな、と今では思っていますが、学生時代はすごい機器を駆使して信じられないような音を出している人がうらやましかったのです。

それが今やリスニングの中心は ブルートゥースを利用してクルマの中や、自室でも小さなスピカーで気楽に音楽を楽しむ方向にどっぷりと浸かっている感じです。それが心地いいのも、歳取ってやや達観したからかもしれません。
まなじり決っしてスピカーと対峙するなんてことも、ほぼ無くなりました(#^.^#)

これでいいのかもしれないです。
きょうも帰宅してから iPhone に入っている音楽を小さなブルートゥース・スピーカーでランダムに聞いてゆったりとした気持ちになっていました。

行き着くところまで行き着いたのか、“枯淡の境地”というよりも、“湯上がりの境地”みたいな感じで音楽を楽しんでいる今日この頃です(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 Some Girls / The Rolling Stones ( Rock )

2018/03/30

ニッポン放送「あさラジ」が最終回だった

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関東圏内のラジオ放送局「ニッポン放送」で毎朝6時~8時までやっている帯番組、「あさラジ」が本日をもって最後の放送でした。
今朝は早起きして、放送開始から聞き、クルマ通勤途中でも聞き、職場に早めに着いてからも、ラジコでブルートゥース・スピーカーを使い放送最後まで聞きました。

メイン・パーソナリティの髙嶋秀武さんは75歳になられ、でも歯切れ良く、歯に衣着せぬ語り口は健在!まだまだ、どんどんいける・・と、私は思うのですが、残念です。

髙嶋さんには、学生時代の深夜放送などでもすっかりお世話になりました。
「大入りダイヤルまだ宵の口」も聞いていました。“ひげタケ”なんて名前で呼ばれていたのも思い出します。

朝の帯番組も石川みゆきさんとのコンビ時代が懐かしい。
野末珍平さんや、海江田万里さん、食文化評論家の長山久夫さんら、番組ゲストも強烈な個性の持ち主が多かった。そして、その方々のお話を聞くのが通勤途中の私にはとても楽しみでした。

それに隔靴掻痒(かっかそうよう)なんて言葉も髙嶋さんの語りでは日常に入っていて、私にも勉強になりました。そんな言葉髙嶋さんの番組を聞くまでは知らなかったのでした。

私も今まで様々な場所の様々な職場に通勤しましたが、その中で今のようにクルマ通勤だったことが何度かありましたが、そのときの車中のお供は髙嶋さんの番組でした。

ラジオで見えませんでしたが、いよいよラストが近づくと、最後にアシスタントを務めた東島衣里さんは泣き出したようで、髙嶋さんは“照れて”「うそ泣きすんなよ」などと言っていましたが、もうそのときは私も涙がぽろぽろとこぼれました。

私の青春時代からのずっとずっとのおつきあいだった髙嶋秀武さん、番組を引退されてからのトークショーも完売だそうで、私も平日でなければ行きたかった。
まだまだその語り口、聞きたいです。
ニッポン放送でも、他局でもいい!ぜひまた番組を持っていただきたいです。

でも、とりあえず「お疲れ様でした。私にとってのラジオ・パーソナリティ、ナンバーワンは“髙嶋秀武”さんでした。


【Now Playing】 Oh So Blue / Horace Parlan ( Jazz )

2018/02/17

「昭和ヒット曲の真実 全147曲」を読んだ

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『昭和ヒット曲の真実 全147曲/橋本テツヤ著(中経の文庫)』という本を読みました。
ラジオDJを経て、コラムニストなどの活動をしている著者の昭和歌謡への想いが強く伝わってくる本でした。

私もあらためて昭和のヒット曲の数々をこの本により新鮮な気持ちで思い出すことが出来、しかも今になって「ああ、そんなことを歌っていたんだ」と気づくことも多かったのです。
気づかせてくれるってことは、著者の想いはそれぞれの曲の隅々にまで行き渡っている・・ということなのだと思いました。

尾崎紀世彦の「また逢う日まで」は、もともとズー・ニー・ブーというグループが「ひとりの悲しみ」というタイトルで歌っていたということも書かれていました。詞も異なる部分があったようです。

「ふたりでドアをしめて・・ふたりで名前消して」と、同時に部屋を出て行く、たぶん同棲していたであろう男女の様子がうかがい知れますが、不思議な歌詞だなぁと思ったことを思い出しました。

で、この曲は大ヒットしてレコード大賞に!
この本でも何例か挙げられていますが、もともとはB面だった曲や、歌手本人はまったく乗り気でなかった曲などがやがて大ヒット曲になり、その歌手の代表的な歌になるということは多々あるようです。

人の運命、歌手の運・不運って不思議な縁のようなものを感じます。
それは私たち普通の人間でも同じ。
今、とても仲良くしている人も、万に一つの可能性で出会っていたりします。
“縁を大切に”って、あらためて思い直しました。

イルカの「なごり雪」が、風の「22才の別れ」の続きだった・・というのも初めて知りました。

このままでは幸せにならないと気づいた彼女が「目の前にあった幸せにすがりつく」彼に別れを告げる“さよなら”・・。
その“さよなら”の言葉は、あの「なごり雪」の駅での別れのシーン、「君の唇がさようならと動くことがこわくて下をむいてた」につながっていたとは・・伊勢正三さん、やります。

そういう物語も知ることができて、“ジン”ときたりもする本でした。

ページをめくる度に、ああ、あの曲、こんな歌詞だったっけ、そうか、こんな想いが詰め込まれていたのか、などと記憶の片隅にあったものが再度浮き上がってくる、そんないい本でした。


【Now Playing】 天使のウインク / 松田聖子 ( 歌謡曲 )

2017/06/14

ラジオ、ニッポン放送で元NHK相撲アナウンサーの杉山邦博さんの声を聞きました

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今朝のラジオ、ニッポン放送の「あさラジ(髙嶋ひでたけさんがインタビュー)」に懐かしい元NHKの相撲アナウンサー・杉山邦博さんが登場していました。

私が子供の頃、杉山さんはNHKの相撲中継で活躍されていました。
その頃は、もうひとり、アナウンサーで北出清五郎さんがいらっしゃいました。
北出さんは名調子で、とてもわかりやすく、丁寧、緻密で正確な印象でした。小学生の感想ですけど…σ(^_^;)

また、当時の解説は神風正一さん(“きっぷ”がよくて、小気味よい)と、玉ノ海 梅吉さん(穏やかで重厚、かつ相撲愛あふれる感じ)のお二人がいらして、両解説者ともに小学生の私にもとても理解しやすい解説でした。

そして、きょう久しぶりに声を聞くことができた杉山さん。
杉山さん、ふだんは割と大人しく、冷静な感じでしたが、千秋楽などの大一番ではけっこう感情を露わにして“魂のアナウンス”になるのが、私の楽しみでした。
先代の貴乃花が横綱をかけた大一番で敗れたときだったか、場内の悲痛な“悲鳴”とも言えるような、ため息ともとれるような声が上がる中、声をふるわせてのアナウンスが今でも印象に残っています。

相撲が大好きなんだよね・・、夢中で話されていました。
髙嶋さんによると、収録が終わったあとも、30分くらい熱烈にお話されていたとのことでした。
私も子供の頃の一時期、夢中で相撲を見ていた頃がありました。

大関“猛牛”琴櫻が二場所連続で優勝(のど輪で輪島を一気に土俵の外に持っていった)し、横綱を手中にした感動のシーンや、大好きだった関脇・旭国が小兵ながら技を駆使して大関になった頃が一番相撲に夢中だったときかもしれません。

大人になると、生中継で相撲を見ることができなくなり、それにつれて相撲から遠ざかってしまいました。かつては「相撲」と「大相撲」という二大相撲雑誌を親に取ってもらっていたのに・・。

番組の司会者、髙嶋さんも小さい頃からの相撲好きだったようですが、私も「相撲」の世界にもう一度近づいてみたくなりました。
世間ではまた相撲人気が盛り上がっているようですが、すっかり疎くなっている自分、また元のように熱心なファンになれるのか・・、ちょっと二の足を踏んでいるところです。


【Now Playing】 愛と死の輪舞 / 瀬奈じゅん ( ミュージカル曲 )

2017/04/17

「絵本はここから始まった -ウォルター・クレインの本の仕事-/千葉市美術館」に行ってみました

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4月5日(水)から5月28日(日)まで、千葉市美術館(千葉市中央区中央3-10-8)で開かれている表題のウォルター・クレイン展に行ってきました。

19世紀後半に英国で活躍し、現在の絵本の基礎を築いたともいえる重要な画家ということで、とても興味深く見てまいりました。

ウォルターのほぼ全ての絵本と主要な挿絵本を網羅する約140点が展示されているとのことでしたが、たしかにその展示数に驚きました。
そして“見応え”あります!

当時の英国の風景や人々のコスチューム、建物、調度、小物、さら童話に出てくる動物などの“子供だまし”ではない細密で味わいのある「ウォルターの絵」を楽しむことができました、とてもいい企画展だと思いましたよ(#^.^#)


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今回の展示を見て、真っ先に私が小さい頃に見た童話の本などの挿絵を思い出しました。
つまり、童話や物語の挿絵って、このウォルター・クレインの絵が大元にあったんだな、と感じたのです。だから何だかなつかしい(゚ー゚*)。oO

「美女と野獣」「シンデレラ」「長靴をはいた猫」「赤頭巾」など、私が子供の頃に読んだ童話の世界がウォルターの絵で再現されていて、絵を楽しむと同時になんだか“キュン”となるんですよね、小さい頃の思い出が甦って・・。

ウォルターの円熟期の作品を見ると、やや派手さが消え、大人びた感じに見えました。そしてシェイクスピアの戯曲の挿絵などはかなり本格的でこちらも別の意味で見応えがありました。
単に絵本の挿絵だけを見るというよりも、物語の挿絵の原点と、その後の進展まで見えてくる展示で、充実していました。

ゴールデンウィークもやっているので、出掛けてみてはいかがでしょう。
大人も子供も楽しめると思います。


【Now Playing】 Scarborough Fair / 原田知世 ( Pops )


2017/03/20

姪の結婚式に夫婦で早朝から出席してきました

20日に豊洲で行われた兄の長女の結婚式・披露宴に出席してきました。
写真も無いのですが、もう“年寄りの出る幕はない”というのが正直な感想です。
時代は完全に変わっていると痛感しました。

もちろん仲人も居ないし、若い二人が工夫を凝らし、素敵な結婚式と披露宴でした。
家族親戚も大事ですが、二人の友人達が中心で、今までの“変な親戚”の人が酔っ払って“妙な芸”を披露するなんて赤面事件も発生することもなく(^_^;)、垢抜けた都会的な進行で、パティシエの格好をした新郎がガーデンパーティーの如く皆にスイーツなどをふるまったり、ビデオ画面で新郎新婦が現われていたかと思うと、そのまま途中からシームレスにリアルな二人に切り替わったりと驚きのシーンも演出され、田舎者の私は「そうか、そうなるんだね」とただただ感心していたわけです(*^_^*)

活発な姪っ子とは私も小さい頃よく遊んであげましたが、その子が結婚となると、感慨深く、すっかり大人になり、だんな様と工夫に工夫を凝らした披露宴に、ずっとしみじみとしてしまい、二人の友達が今どきらしく写真を撮りまくる様子を見て何もせず、じっと心の中に記憶を残そうとしているだけでした。
歳を取ったんですね、私・・。

姪っ子は兄とは高校生時代くらいにずいぶんと衝突していたようですが、それを詫びる手紙を読み出すと、兄も泣いていました。そういうものですね。

ちょっと久しぶりの結婚式への出席でしたが、今までとは異なり、しみじみとすることが多い一日になりました。

結婚って、ゴールではなく、ただのスタート地点に立ったというだけですよね。
それからのいろいろな出来事、結婚している人ならわかるでしょう、艱難辛苦とはこのことかと思うことばかり・・。
あらためて様々なことが胸に去来した一日となりました。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 遠藤ふき子 ( NHK-AM )

2017/01/30

1月30日は屋上の日

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1969年1月30日、ビートルズファンならもちろん知っている、あの映画「Let It Be」のラストで見ることができるビートルズがアップルの屋上で突然ライブを行った日です。

映画を見たことのある方は、それまでのビートルズのセッションの様子が、冷たく、険悪で、演奏自体も盛り上がらない冷え切ったものであったことを覚えているでしょう。
でも、たしかジョージが声を掛けたのだと記憶していますが、旧知のキーボード奏者、ビリー・プレストンがセッションに参加すると、その後はだんだんと息を吹き返すのです、ビートルズ。

この映画用セッションのラストはコンサートで盛り上げよう、と考えていたポール?でしたが、他の皆はノってこない。でも、誰かが屋上でライブをやろうと言い出し、屋上を下見して、皆その気になったのだと聞いたことがあります。
たしかに、屋上に上がってきた「ビートルズ with ビリー・プレストン(※レコードクレジットにもそう記されている)」は、なんだかわくわく状態だし、気合いが入っているように見えました。

そして演奏が始まると、映画に記録されていたそれまでのビートルズとは思えないような勢いのあるいい演奏を始めます。ビリー・プレストンがいてほんとうによかったd(^_^o)

当日はそうとう寒かったらしい(2℃だったとか)のに、全員プレイは冴え渡っていました。

映画「Let It Be」。DVD or ブルーレイ化はもう無理なんでしょうか・・。
とりあえず所有している“内緒盤”で我慢しておきます…σ(^_^;)


【Now Playing】 I've Got A Feeling / The Beatles ( Rock )

2016/12/15

【はっPのアナログ探訪_0130: あなた / 小坂明子 ( Single )】

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あの頃聞いたこの曲は、ものすごく荘厳な感じに聞こえました。
でも、今、あらためてこのレコード盤を聞いてみると、いたってシンプルな曲構成で、サウンドも“こぢんまり”としてコンパクトな印象です。

世界歌謡祭グランプリだなんてうたいあげられていたので、そんな感じで聞いていたからなのかもしれません。
さすがに最後の盛り上がり部分では、ガンガンにピアノも弾かれ、オーケストラも“わっ”と入って来ますが、あの当時の頭上で繰り広げられるような感じはありません。

もともとがきっとピアノ弾き語りの曲だったと思いますので、今の聞こえ方がまっとうなものなのだろうと思いました。

あの頃の賞レース華やかなりし時代背景。こういう曲を聞いていると、受賞する瞬間の緊張感など、いろいろなテレビ中継された大賞、歌謡祭などを思い出します。
日本中の老若男女が、その曲を知っていて、固唾を呑んで見守るなんてシーン、もう金輪際無いでしょう。
今や、そういう場面で初めて知る曲や歌い手(アーティストなんて言うけれど、そんな上等なものなんでしょうか)だったりするのも当たり前になりました。
知っている人は知っているが、知らない人はまったく知らない・・、それが今でしょうね。


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小坂さんのその後の人生がどんなだったか存知上げませんが、こんな典型的な幸せな家庭を持たれたのでしょうか。

B面の「青春の愛」では、こちらが本来の小坂さんなのか、と思うくらいの等身大の曲を聞くことができます。
どこかアメリカのポップソング的な牧歌的な感じの曲で、こちらも心がおだやかになるようなものでした。

2016/12/03

えっ!千葉劇場で??再度、ビートルズの映画「Eight Days a Week - The Touring Years」を見てきました

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映画『The Beatles: Eight Days a Week - The Touring Years /2016年 英国 監督:ロン・ハワード』を再び映画館で見ることができました。なんと千葉劇場で。
千葉劇場もこの年末にきて“粋”なことやります。
おかげでこの映画、年内に二度見ることになりました(#^.^#)よかった、よかった。

映画の詳しい内容は前回掲載のブログを確認していただくとして、今回は二度目の鑑賞でのストレートに自分が感じたことを書いてみようと思います。

映画の中でアメリカ・ツアーに来たビートルズに対し、ウーピー・ゴールドバーグ(女優)のインタビューでの言葉、「ビートルズの音楽を聞いて、暗い時代に、光輝いているものを見た気がした」というようなことを言っていました。それはかなりの衝撃で、「彼らのような人たちを初めて見た」とも言っていました。

私も子どもながらにそう思ったことを昨日のことのように思い出します。
次々と彼らのアルバムを聞くたびに感じたのは、自由でウイットに富んでいて、気さくなお兄さん達、しかも作り出す音楽は聞いたこともないものなのに親しみやすく、有頂天になるくらいの喜びを感じました。ほんとうにそんな感じ・・。


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もうひとつは、前回にも書いたかもしれませんが、彼らの“四人でひとつ”と感じるくらいの結束感を再度強く感じました。
映画本編でも、映画館だけでプラスされるシェイ・スタジアムでのコンサート映像でもビートルズの演奏は実に一体感があり、チームワークの素晴らしさを感じます。

ポールは持ち前のサービス精神で懸命にお客さんに語りかけ、ジョンはそこに近づいていって、冷やかしたりしていますが、でもポールに気をつかっている裏返しのように見えました。それに、バンド全体の勢いは、やはりジョンの牽引力なしには考えられないとあらためて思いました。

ジョージは自分の立ち位置や、ギタープレイ、バンド全体のサウンドに気をつかっているように思いました。やっていることがきめ細かいな、と感じました。そして、ステージ上でのルックスがとてもカッコイイ!

リンゴは映画の中でポールが初めてリンゴとプレイしたときのことを、「ワオッ、なんてことだ、今までと全くちがう!」みたいな表現で語っていましたが、明らかにリンゴのドラムはツアーを行っていたときも、その後のレコーディングに活路を見いだしたときにも、ビートルズのグルーブのようなものを見事につくりだしていたと感じました。

ようするに、「ビートルズ最高っ!!」ってこと(*゚▽゚)ノ

再びこの映画をスクリーンで見ることができてよかったです。
千葉劇場ありがとう!'(*゚▽゚*)'

そういえば、中学時代、私が初めてビートルズの映画を彼女と見たのは旧千葉劇場でした。
今よりずっと大きい映画館でした。見たのは「ハードデイズ・ナイト、ヘルプ、レット・イット・ビー」の三本立てでした(゚ー゚*)。oO
今また、小さくなりはしましたが、その千葉劇場でビートルズの映画を再び見ることができたのは、なんだかとてもうれしい出来事です。


【Now Playing】 虎ノ門ニュース / 須田慎一郎・武田邦彦 ( YouTube )

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