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2024/02/12

「上坂冬子の上機嫌 不機嫌」という本を読みました。

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『上坂冬子の上機嫌 不機嫌/上坂冬子著(海竜社)』という本を古本で見つけ、読んでみました。
2000年から2002年頃にかけて新聞、週刊誌、月刊誌、講演記録からの抜粋で著者・上坂さんの文をまとめたものでした。

上坂さんは、2009年に亡くなられています。ノンフィクション作家としての作品は私の勉強不足で読んだことがなく、申し訳ありませんがそのお姿は時々テレビなどでお見かけしておりました。

たまたま古本屋でこの本を見つけ、“気っ風がいい”文体が面白そうだったので買い求めました。

ズバズバと思ったことを勢いよく書かれていますが、読んでいくと、この当時の首相は小渕さんから森さん、さらに小泉首相という、あの頃はそれなりに期待されたり・・失言ばかりで物議をかもした人もいたけど・・時代と共に国民が歩んでいた感がありました。今と比べれば、ということですけど。

でも、今から振り返ってみると、あの辺りから実は日本は傾き始めていたんじゃないかと思いました。
まだ我々は東日本大震災を経験しておらず、上坂さんは原子力発電について積極的な意見を述べていたり、羽田空港が国際便を入れることになって、成田空港をもつ千葉県が羽田行きの航空機を夜間に飛ばすなと言うなんてどういう料簡だ、などという発言もされていました。

散々血の闘争をしてでもわざわざ千葉県の成田に空港を作ってしまったのに、羽田は国際空港にする!と言いだし、羽田への超低空飛行の航空機が大騒音を残して羽田に行くのを直下の千葉に住んでいる人間が怒らないはずはないのに、なんてこと言うんだろうと、今の私は思いました。

けっこう踏み込み過ぎ、勇み足的な発言も多く、時代がそうだったのかどうかわかりませんが、夫婦別姓についても現在の状況とは正反対の意見をおっしゃっていました。
こういう意見が主力だった時代もあったのだ、と参考になりましたが、読んでいてちょっと???という部分もいくつかありました。

でも、文章は読み応えがありました。
読んでみなければ、その人の考えていることはわからないので、それなりに私の中に残るものもありました。そういう本でした。

 

2024/01/06

「サラリーマン川柳 むちゃうけ傑作選」を読みました。

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『サラリーマン川柳 むちゃうけ傑作選/NHK出版編(NHK出版)』を読みました。
2016年発行の本で、傑作選という内容なので、中身には1990年からの傑作も入っていて、取り上げた題材に懐かしいものもありました。

ブックオフで200円のものが、さらに新年20%割引となっていて、普段はあまり買おうとは思わないものですが、思わず手が出ました。

毎年発表されている「サラリーマン川柳」は、いつも面白いと思っていましたが、まとめて過去の分まで振り返って読むことはありませんでした。
あらためて読んでみて、詠んでいる人は素人であろうに、なかなか勘所を捉えていてウマいっ!

〇退職金 もらった瞬間 妻ドローン

これはドローンが話題になった年のものですよね。実にうまい。

〇やって見せ 言って聞かせて 辞められる

これはもう当たり前な感じになっているのかもしれない。

〇飯不要 返信メールに ブイサイン

ありそうだねぇ^^;

〇戻りたい 出会った頃より 出会う前

こ、これは・・・。

などなど(*^^*)楽しく読ませてもらいました。

たまにはこんな気楽な本もいいものです。

 

2024/01/03

波乱と激動の年が明けました。

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元旦、二日とブログを書こうとしていたら、大変なことが起きました。

元旦にはいきなり能登地方の大地震。
昨年から幾度も石川県方面での地震が起こっているのが気になっていましたが、新しい年の最初の日に震災となって襲い掛かってきました。

驚いたことにその時、私と妻はあるお店にいたのですが、お客さんの誰もの携帯電話が不気味な警報音を鳴らしているのに、私と妻以外は携帯にさえ目もくれませんでした。
無反応でした・・。
帰宅して風呂に湯を入れると我が家は建てた頃には田舎の一軒家だったので井戸から水を汲んでいるのですが、湯はかなりの濁りをみせていました。

これは東日本大震災の時も、その前の新潟での大地震のときもそうでした。
地中では何かがこんなに遠くても繋がっていて、影響するのだと感じました。

明けて二日、今度は羽田空港での航空機事故。
乗客が400人近くいたのに、脱出できたのは奇跡的でしたが、それにしても年が明けてから二日間で一年間通しても大きな事象、事故が続けて起こりました。
我々に、「これからの世の中は油断していると突然大変なことが起こるぞ」と、何処からか暗示されているかのように思いました。

自然災害(温暖化の影響含め)、事故、そして人が起こす事件、特に昨年あたりから顕著になってきました。
どう対応すればいいのか、などと一個人ではやれることに限界がありますが、とにかく準備と覚悟を心に、そして何か起こった時には冷静に、落ち着いて行動することが大切だとあらためて思い直しました。

明けまして、あまりおめでたくない正月になりましたが、今年も変わらず、自分らしく、ずるいことなどせずに、日々何かを成しながら生きて行こうと思います。

 

2023/11/12

下重暁子さんの「自分勝手で生きなさい」を読みました。

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『自分勝手で生きなさい/下重暁子著(マガジンハウス)』を読みました。
古本で手に入れたのですが、2020年第一刷発行となっています。

読んでいくと、著者、下重さんが執筆されている時期は、まさにコロナ禍“真っ只中”で、コロナワクチンもまだできていない頃でした。

つまり、人々がコロナを怖れ、街にあまり人がいなくなり、仕事もリモートで行うようなことが多くなってきた時期です。

そんな時だからこその下重さんの「自分勝手」理論が生きてくるという形で書かれていました。

当時、私も、私の周囲も、そして世間の様子も、政府や指導者などに「こういう風にしろと決めてくれ」というような意見が多かったと思います。
決めてくれたらそれに従うから・・みたいな考え方がかなり中心的なものでした。

でも、下重さんは「このコロナ禍で生活形態、仕事の進め方などが様々な変化をみせている、そのような時に今までのやり方を見直して、チャンスだから“自分勝手”な生き方を探ってみてはどうかと主張されています。

政府などが指針を示しても、それはあくまでも指針で、そこから自分なりの考えで動いてみたらどうかというわけです。

“まわりに流されず”、ある意味「わがままを貫く」、そんな個々の生き方、生活の仕方、仕事の進め方があってもいい、というのです。
たしかに、あの頃の混乱の中で今までと異なることを試行する中で「これはこれでいいじゃないか」と思うこともありましたし、今までの固まってしまった考え方をもっと柔軟なものにしてもいいんじゃないのか、と思うことが私にもありました。

大事なことは、様々な困難を伴う環境が突然やってきても、それは「自分のやり方、生き方」があれば、ある程度自信をもってやっていけるんじゃないかというお話です。
私はかなり納得してしまいました。

人はどう思うだろうか、とか、世間的にこれはどうもいかん、などという考え方を優先していると、人生そんなことばかりにとらわれて、つまらないものになってしまうかもしれません。

自分なりの生活の仕方、趣味の持ち方、考え方などが例示されていて、ワクチンも出来、コロナ禍がある程度落ち着いた今読んでも実に興味深いものでした。
けっこう“心の支え”になるような本だと思いました。

 

2023/11/09

椎名誠さんの「下駄でカラコロ朝がえり -ナマコのからえばり 5-」を読みました。

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『下駄でカラコロ朝がえり -ナマコのからえばり 5-/椎名誠著(毎日新聞社)』という本をブックオフで見つけ、読んでみました。

「サンデー毎日」に2010年から2011年にわたって連載されたものの単行本化です。

読んでみると、時代的には椎名さんが不眠症に苦しみ、すすめられた浴用のソルト剤を使って入浴し、不眠解消に少しメドがついた頃のようでした。

また、後に「死について」書かれた著作が出るのですが、それを編集者から打診され、死について真面目に考え、文献なども読み始めた頃のようです。

相変わらずの、仲間たちと色々な島などに行っての釣り、キャンプの話もありましたし、取材や講演で旅をする話、電車で居眠りをして大事な仕事に遅れてしまう話、若い頃にケンカをして留置所に入れられてしまい、その夜に大きな地震があって、自分が閉じ込められた環境に弱いことに気づき、その後スキューバダイビングが閉所恐怖症的に怖くなってしまったトラウマ的な話も書かれていました。

また、私が他の本で読んで知った、中国のタクラマカン砂漠では核爆弾実験が度々行われていたのに、それが他国からの訪問者には知らされておらず、椎名さん過去に行っているが大丈夫だったのか・・ということについても初めて椎名さんが書かれているのを発見しました。
椎名さんも後々に知ったようです。
なので、かなり被爆していたようなのです。ひどい話です。

東日本大震災直後の東北の様子、テレビ等での報道、椎名さん周辺の状況なども書かれていて、事故を起こした原子力発電所への不安についてもそのときに感じたことを素直にそのまま書かれていました。臨場感がありました。私もこのブログにその時のことを割と細かく書きましたが、いろいろな立場の人、さまざまな場所にいた人が本やブログなどのネット上などに当時の状況を残しておくことはとても重要だと思いました。

本全体としては、椎名さんの楽しい書きぶりに笑顔になれる部分も多く、楽しめました。
椎名さんの本は、まだまだストックしているものがありますので、今後も読後感を書いていきたいと思います。

 

2023/10/29

「泣いたの、バレた?/酒井順子」を読みました。

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『泣いたの、バレた?/酒井順子著(講談社)』を古本で見つけ、読んでみました。
2013年~2014年にかけて週刊現代に連載されたものから48本を掲載したものです。

酒井順子さんのいつもどおりの感覚で見つけたお話、体験したこと、さまざまな報道等を見聞きして感じたことなどが綴られていました。
本音で思い切って語っているところもあるし、なんだかご本人が“恥ずかしがって”いるような感じで書かれていた部分もあり、最後まで面白く読みました。

私が気になったところをいくつかご紹介します。

「泣く女」という項では、涙大賞というものがあったのならソチオリンピックの浅田真央さんにあげたいというところ。ここで書かれているのですからもう十年以上もあれから経ったのですね。

そして、ショートプログラムで大失敗をした浅田さんが、フリーで見事な滑りを見せ、滑走が終わった瞬間の万感の思いがこもった泣き顔・・私も思い出します。
そしてその直後、同じ泣き顔で強力な対抗馬があらわれた・・と書かれていて、ここからが酒井さんらしいところ。

小保方晴子さんの会見での涙を取り上げていました。
会見で流した涙と少しやつれた顔は、世の中のおじさま達のハートをグッと掴んだ、と書かれています。・・私はグっと掴まれはしませんでしたが、つい昨日までもてはやしていた人達(研究所の身内も含めて)のさあ~っという引き際に驚きました。

酒井さんはこの涙の好感度は男女差がくっきりとついたと書いています。たしかにそんな気がする。
会見時の髪型、服、ネックレスの選び方にも女性から厳しい目が向けられる要因となったとしていて、なあるほどと思いました。私はそこまでよく見ていなかった。

この本を書かれたときの酒井さんは四十代だと思いますが、その時の週刊誌業界の“セックスブーム”についてもふれていました。
そのブームは主に中高年読者に向けられている・・と書いています。
これについて、私も当時そんな感じがあると思っていました。
若い頃にネットなど存在せず、雑誌や深夜テレビなどがエロ情報の源だった世代です。
今じゃ書けない、放送できないような内容だったと思います。

逆に若者は、ネットによって“あんなことやこんなこと”まで知るに至り、ネット情報だけでお腹いっぱいだというわけです。・・そんな気もする・・。

ちょっと気になった部分にふれただけで、長くなってしまいましたが、全編酒井さんが気になったことなどがとても面白く、独特の掘り下げ方で書かれていて、あっという間に読み終えました。
面白い本でした。

 

【NowPlaying】 Thief in the Night / The Rolling Stones ( Rock )

 

2023/09/29

映画「ロスト・キング 500年越しの運命」を見てきました。

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映画『ロスト・キング 500年越しの運命(THE LOST KING)/2022年 イギリス 監督:スティーヴン・フリアーズ 脚本:スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ 出演:サリー・ホーキンス、スティーヴ・クーガン、ハリー・ロイド、マーク・アディ』を妻と見てまいりました。

妻から教えてもらうまでこの映画の存在を知らなかったのですが、二人の息子を持つ主婦のフィリッパ・ラングレー(役:サリー・ホーキンス)が2012年に500年以上にわたって行方不明だったリチャード三世の遺骨発掘という信じられないことをしたという実話に基づく映画でした。
しかも英国のレスターというところにある駐車場から発掘された・・という驚きの展開でした。

主人公が色々と調査してたどり着いたその駐車場のアスファルト舗装に「R」の文字があったときに興奮して駐車場の係員に“R”の意味を訪ねたら「Reserved(専用駐車場)」だと言われて興覚めするシーン(^-^;がありましたが、でもほんとうにその駐車場からリチャード三世の遺骨が出てくるのですから「事実は小説より奇なり」ということです。

 

 

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主人公は筋痛性脳脊髄炎が理由で昇進できず落胆している、という境遇。
そんな中、舞台「リチャード三世」を鑑賞し、翌日以降リチャード三世の幻影をいたるところで目撃するようになる・・という不思議な話も含まれていた。

リチャード三世に関する書物を読み進めるうちに、シェイクスピア戯曲の舞台では悪名高い国王となっているが実は違うのでは・・と研究を進めます。
そんなリチャード三世と自分の境遇を重ね合わせ、リチャード三世の死の真相や実在の人物像についても探求していくのでした。

主人公の境遇がリチャード三世の世間での無理解と交錯する部分も見どころあるストーリーになっていました。

役者の演技についてもどなたも実に落ち着いたリアル感があり、映像も良かったし、とてもいい映画でした。

そして、こんなすごい話題を私は発掘当時ニュースで目にしていなかったのでしょうか、まったく記憶にないのです。大ニュースですよねぇ。

もう一度細部に渡って確認しつつ見たいと思いました。
これは“おすすめ”な映画でした。

 

2023/08/21

「ラジオ深夜便 新 珠玉のことば ~ラジオが教えてくれた名言100~」を読んでみました。

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『ラジオ深夜便 新 珠玉のことば ~ラジオが教えてくれた名言100~/月刊誌『ラジオ深夜便』編集部(NHKサービスセンター)』という本を古本で見つけ、読んでみました。

山田太一さん、中村メイコさん、美輪明宏さんらがラジオ深夜便で語った100のメッセージが掲載されています。

1頁に1メッセージが載っていてとても読みやすく、それぞれのメッセージから来るインパクトも強く感じることができました。

生物学者の福岡伸一さんの言葉が印象に残りました。

生き物たちは三十八億年の進化の過程で、特定の食べ物をめぐって無益な争いが起きないように、互いの領分を棲み分けてきました。
ほかの生物の棲みかに土足で上がり込んでそこに何かを作ったり、地球の裏側から食べ物を取ってきたり、そんなめちゃくちゃをしているのは人間だけです。

・・人間って、案外生物としては“下等”な部類に入るのかもしれません。
過去の失敗、経験は都合の良いように忘れ去られたり、捻じ曲げられて記憶されたりして、また同じ過ちを繰り返すのですから。

東京医科歯科大名誉教授の藤田紘一郎さんは

「汚いもの」「要らないもの」を排除する超清潔志向が、社会から少しはみ出した人たちを異物視する風潮につながって、心の問題にまで広がっているように思えてならないのです。

と語っています。
これも現在の、特に日本の状況を示しているような気がします。
汚いだとか、要らないと思っている側もかなり偏向しているんじゃないでしょうか。
汚くもないし、要らないはずがない、という事物に対しても過剰ともいえる反応を示しています。

Twitter(X)などを見ても、自分とは異なる意見や志向のある人に寄ってたかって総攻撃を掛けている様子がうかがえます。
それが社会の片隅にいるような人に対して重くのしかかり、心の問題にまで発展しているのではないかと危惧します。

上記以外も「なるほどそうかもしれない」という言葉がいくつもありました。
この本は手元に置いて、自分の気の緩みを引き締める役割を果たしてくれそうです。

 

2023/07/13

マイナンバーカード返納する人が増えてわかったこと

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マイナンバーカード、及びマイナンバーシステムについて毎日のようにトラブル、事故、不具合、事件と呼べるようなものまでが報道され、それに連れてカードの返納が報じられています。その数、報道されているものだけでも47万件とのこと。

そんな中で気づいたことがありました。

Twitterでは、返納した事例の紹介や、返納した人のツイートに対して、誹謗、脅し、嘲笑などのコメント、返信がかなりの数見受けられました。誰に言われてやっているのか、誰からお金をもらってやっているのかわかりませんが。

カードの取得は任意であり、いったん取得しても返納するのは個人の自由です。
だから返納届も用意されていて(※住所異動時や戸籍届出に伴い券面に記載する欄が溢れた時もいったん返納して、必要あれば再度取得の申請をするという・・なんとも不始末な運用に伴う返納もあることは知っています)、ただ返納しているだけなのに、ラサール石井さんなどの有名人に対しても、同じ芸能人から非難のコメントがなされたりしているのを見て、まったく正当で自由な行為への攻撃は怖ろしく、しかも卑怯なことだと感じました。
芸能人だけでなく、一般の人にも攻撃の手は止みません。

その際にテンプレートのように“捨て台詞”みたいに同様の言葉が吐きかけられていることに気づきました。

「カードを返しても、マイナンバーシステムは存在して、お前はもうマイナンバーシステム無しには社会生活は出来ないのだ。カードを返してしまって、その不便に後悔するぞ」

というのです。

でもねえ、そんなこと皆んな知っているんですよ。
全員にマイナンバーが振られているのは、当初通知カードが送られてきてとっくにわかっています。だからシステム上に自分が登録されていることも誰もが知っているのです。
誹謗している人達がむしろうっかり忘れているとか、知らないとか・・カッコ悪いことになっているのじゃないかと思いました。

でね、“語るに落ちる”とはこのことだと思いました。
だって、もう番号は振られているなら、カードが無くてもマイナンバーシステムと、他の紐づけされようとしているシステム同士で紐づけ出来ちゃうんじゃないの、と思ったのです。

要するにカード自体、最初からいらないじゃないの、と。

カードが必要なのは、マイナンバーが始まった当初の「運転免許証などを持っていなくて、写真付きの公の機関が発行した証明書の無い人はマイナンバーカードを作っておくと良いですよ」というやわらかいアナウンスがされていましたが、そんな目的で作るくらいじゃないでしょうか。

そしてそれを立証するニュース動画を見ました。

ほとんどの人が注目していないのでがっかりですが、立憲民主党が厚労省とのマイナンバーカードについてのヒアリングのやり取りです。これは誰でも見ることが出来ます。

長妻議員が、「まだ保険証と紐づけ作業をしていないカードでも、マイナポータルから入ってみると、すでに《保険証等とは紐づけされていて》( ゚Д゚)・・・自分の医療情報が全て見られるようになっています。紐づけが誤っていると他人のものが見えてしまうが、それへのセキュリティー対策はどうなっていますか?」

という質問をしていて、さらに驚くことに厚労省の課長の答弁は

「それは既に承知しています。今後、この事象に対するセキュリティー対策を進めたいと思います。」と答えているのです。

・・・(;゚Д゚)・・・ってことは、もう保険証とマイナンバーの紐づけは、カードが有ろうが、無かろうが、カードとの紐づけをしていようが、いなかろうが、もう終わっているということです。

だからね ^_^; 実際は保険証さえあれば、首相、総務省、厚労省やデジタル大臣が言っている「よりよい医療」と言っていることは実現できちゃっているんですよ。驚きですっ!
保険証をお医者さんの窓口に持っていくだけでいいのです。

ただ、たぶん医療側のシステムはまだ全ての患者さんのデータ等がうまく見られるように整備されているとは思えませんが・・。

じゃ、なんでカードを作って、紐づけろ、保険証廃止しちゃうぞと言っているかというと、これはもうカードを作ることでの利権が一番大きな理由なんじゃないでしょうか。

カードを作ることが余程の利権、利益、天下り先を生むのでしょう。

それと、個々人の口座番号はなかなか把握できないので、国民に自分でやらせて口座を把握したい・・というのも大きな理由だと思います。口座を押さえちゃえば「こっちのものだ」とほくそ笑んでいるのだと思いますよ。

それにしても、そのお先棒を担いでいる誹謗、中傷、恫喝、嘲笑ツイートをしている人達、・・あんた達も“トカゲの尻尾”だよ、と伝えたいです。

ええと、まだまだ奥には色々な理由が存在していることは容易に考えられ、書こうと思えば書けますが、それについてはまた後日にします。
大長編になってしまうので。
それではまた。

 

2023/06/26

あのカードについて普通の人間でもこれくらいは心配する

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新聞を見たら、内閣の支持率が急落しているそうです。
その大きな理由のひとつには、毎日報告されているマイナンバーシステムの不具合があるでしょう。

私のような一市民でもちょっと想像しただけで様々な不安を感じる事象が発生しています。

顔認証を使っている医療窓口の方々が事前に顔認証のシステムを自分達のカードで試したら別人でも入れてしまったとのこと。これじゃカードの意味がないし、投薬や医療・医師の判断が間違えたり、大きな混乱を今後招くことになりかねません。

口座の紐づけが別人に紐づけされた事象が多発しています。
現状のシステムでは、口座紐づけは誰の口座でも入力できてしまいます。
それは氏名のフリガナについてデータを保有していないからです。突合ができないのです。
住民票については、整理上必ず出生届時にフリガナが登録されているのだから、それを元々利用すればよかったのに、そんなことも考慮されていないということは、まったくシステム当初からやる気がなかったことがわかります。

ということで、今のままでは、自治体等からの給付金が別人に振り込まれてしまう事態も発生してしまいます。

ポイント付与についても別人に付与されているケースが多発しています。
論外です!

漢字氏名についても、「邊」など何種類かある文字については代替文字を使用している上にその処理は自治体窓口で手作業で行っている。住所についても統一した文字の取り扱いが出来ておらず、様々な不具合が発生していることが報道されています。

「世帯」についてのデータも保有していないので、誰と誰が同じ世帯に住んでいるかわからないし、当然「世帯主との続き柄」についても把握していないので、夫や妻、子、父母など関係性がわからないので、個人のみのデータしか保持しない現行システムは、各種給付についても利用するデータが少なく、“デクの棒”状態です。

病院等医療機関ではカードを使った認証さえ出来ずに支払が10割になってしまった人がいる。
これじゃ医療機関は受付だけで大変な時間と労力が掛かってしまう。
さらに別人の保険証に紐づけされた人が多発している。他人の病状が見えてしまったり、間違った投薬が行われる可能性まで出てきました。
窓口には「なるべく保険証もお持ちください」と書かれた貼り紙・・泣けてきます。

年金記録が別人と紐づけされて他人の年金情報が見えてしまう現象も発生しています。
こんなこと考えられないが、それを言っただけで怒り出すマイナンバー信者がいるので間違いを間違いと言えない空気も出てきました。次から次へと問題が出てくるので、対応できなくて“逆ギレ”するのです。手に負えない。

マイナンバーカードを持っていない人の方が住所異動等の手続きは何倍も早いという現状についての報道も無い。メディア側にもいろいろな忖度があるのか。

マイナンバーカード署名用電子証明書の有効期限は、カードそのものの有効期限である10年ではありません。
半分の5年なので、その時点で役所に更新に行かねばならない。
これも知っている人は案外少ないのではないでしょうか。

もうちょっと詳しくいうと

カード取得時には以下4つのパスワードを設定し、覚えなければならない。

①署名用電子証明書暗証番号(数字とアルファベット混じりで6桁~16桁)インターネットで電子文書を送信する際、文書が改ざんされていないかを確認するためのもので、電子申請(e-Tax等)、民間オンライン取引等に利用する。

②利用者証明書電子証明書暗証番号(4桁)インターネットを閲覧する際に利用者本人であることを証明するためのもので、コンビニ交付サービスの利用、行政のWebサイト(マイナポータル)民間のWebサイト(オンラインバンキング)等へのログインに利用する。

③住民基本台帳用暗唱番号(4桁)住民票コードをテキストデータとして利用するための暗唱番号で、住所変更、氏名変更の際にカード情報を更新する際に利用します。

・・もうわかんなくなってきたでしょ。

④券面事項入力補助用暗唱番号(4桁)個人番号や基本4情報を確認し、テキストデータとして利用するための暗証番号で、パソコンで個人番号や氏名住所を確認するためのに使用(勤め先など)するものです。

これらを決めて、それぞれの利用機会に入力が必要となります。
・・正気の沙汰ではないと思いませんか。いい大学を出た役人が考えるとこんなになります。このくらい覚えとけってことか。

これだけ、いろいろ自分で設定させられたにもかかわらず・・・

住民票等の証明が他人のものが発行されてしまう不具合が出た。

登録廃止した印鑑証明が発行されてしまった。

などの考えられないことが起こっています。

今、巷で心配されているのは、口座の紐づけから辿られて口座の凍結、強制的な徴税などがあるのではないかなどということ。ちょっと怖いです。

マイナンバーの規約上は政府は勝手に個人の情報をのぞいて良いと正式に謳っているので、人の懐をあてにした投資の勧めなどもされてしまうのでは、と言っている人もいる。

さらに、これも正式に謳われているが、マイナンバーシステムの不具合により生じた損害については、一切補償しないと声高らかに言っていますので、もうやり放題です。
マイナポイントを貰った人たちは自分の個人情報を2万円で売り払ったわけです。ご愁傷さま。

もっと気になることを言っておきますか。

運転免許証は本人確認によく使われるが、マイナンバーカードと一本化すると、現在カード券面から顔写真や氏名・住所・生年月日・性別の内いくつかを見えなくしようと検討しているので・・それによってカードのみで本人確認が出来なくなります、たぶん。

ついでに免許証の更新時期とマイナンバーカードの更新時期の差をどうするのか、二回別々に更新に出掛けるのか。

券面からの情報が少なくなった場合、交通取り締まりの警察の担当者はカードの読み込み装置をいつも持って歩くのか。
そもそも運転免許証を持っていなくて本人確認に使えるものがないと困っている人にはマイナンバーカードはもってこいですよ、というキャッチフレーズ自体が意味の無かったことになってしまいます。

現在でも携帯電話の通信網や、インターネットの通信網など予期せぬ停止が発生しているが、マイナンバーシステムの通信網が停止した場合、病院も警察も、さらにその他紐づけしようとしているシステムを利用しているサービスが日本中で停止してしまい、社会の機能が麻痺してしまうが、その際の緊急対応をどうするのか。考えていないだろうなぁ・・。

最後に、マイナンバーシステムがハッキングを受けた場合、あらゆるものが紐づけされていると、これまた日本中の機能が停止してしまうのではないでしょうか。
そういったセキュリティーについて十分対応をしているとはとても思えません。
システムは個々にバラバラに存在して活かしておいた方が安全ではありませんか。

以上がちょっと5分ほど頭の中で想像したことです。
単なる一老人市民でもこれだけ考えられますし、心配しています。

総点検をする部署をつくったと大威張りしている首相、大臣他関係者・・・点検しても新たな不具合が発見されていくだけで、それをいくら修正していっても、不具合が出ている原因の改修作業にはなりません。
一旦システムを停止して、根本的な改修方法を検討するのが一番大事だと一市民の私でも考えます。
どこまでお偉い人たちは考えているのでしょうか。
ほんとうに不具合、事故の報道を聞くと暗澹たる気分になります。

 

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