
『TOKYO建築 50の謎/鈴木伸子著(中公新書)』を読みました。
またもやブックオフにて購入(^_^)
最近の建築ラッシュと言ってもいいほど次々と現れる東京のビル、建築について、素人的な視線から疑問などを書き綴られたものです。
著者は雑誌「東京人」の副編集長で、都市、建築、町歩きなどをテーマに執筆をされている方です。
あの巨大で複雑な形をしているビルのメンテナンスはどうやっているの?
とか、なぜ最近はガラス建築ばかり目立つのか?
さらには、なぜあんな“珍奇”な名前がつけられたのか?
などなど、現在東京「おのぼりさん」の私にとっても興味深いテーマばかりです。
ちょっとおもしろいと思ったのが、最近の建物等に珍奇な名前がつけられていることについての部分です。
「六本木ヒルズ」が出てきたときに、“いけすかない”名前だと思ったのですが、嫌悪するほどまでにはいたりませんでした。同じ森ビル系列かと思うのですが、「赤坂アークスルズ」っていうのもあったと思います。どっちも“いけすかない”名前だこと。
「東京ミッドタウン」・・六本木の防衛庁跡地にできたのですが、・・子供っぽいネーミングだと、いきなり思いました。
「赤坂サカス」・・赤坂に新しい文化を“咲かす”、笑顔を“咲かす”、夢を“咲かす”という意味合いだそうですけど、ダジャレ系としては“いただけない”感じは否めません。こんなの聞いちゃったら、情けなくて二度と発音したくないです。
「丸の内オアゾ」・・語感が、なんか“もどして”いるみたいで、これもどうにもこうにもいただけません。
「有楽町イトシア」・・・「愛しい」に、場所をあらわす名詞語尾 ia をつけて愛しい場所になればってことらしいです。聞くまでは、南町奉行所の跡に建てたということなので、何か古い言葉をカタカナにしただけなのかと思っていましたが、これも“いただけない”に限りなく近づいてしまいました。
「シオサイト」、「カレッタ汐留」(汐留)・・・問題外、恥ずかしくて声に出せない。
「大崎ゲートシティ」・・・言いたいことが伝わらない。平均的な人が聞いた瞬間にわかりやすいと感じる名前にした方が良かったと思いました。
「アーバンネット大手町ビル」・・・考えて名付けたのはわかるけど、ネーミングとしてもっと練った方が良かったと思います。
上記の新しい建築、場所等に比べ、例えば日比谷の「三信ビル」などは東京の人なら誰もが懐かしいと思うし、覚えている、“普通”なネーミングが良いと思います。
「丸の内の八重洲ビル」・・これもわかりやすいです。
有楽町駅前の「有楽町電気ビルヂング」・・なんか“電気ブラン”みたいでちょっといい感じです。
とにかく、“ダジャレ系”と、カッコつけたと思っている“おこちゃま系”のネーミングが最近のものには目立つという印象です。
なんかウラに、50代後半から60代、70代にかけての人たちがいそうで、その年代って、いただけない“ダジャレ”とか、妙なカタカナが好きな人達のように思います。
名前は、80代の人につけてもらうといいかもよ!
今のままだと、どれもこれも、10年後には、「誰だ“赤坂サカス”なんてこっぱずかしい名前をつけたのは!」てことになってると思いますけどね・・・。

最後に、社団法人建築・設備保全推進協会により長年維持保全を適切に行った建築物として表彰された日比谷公演隣の「市政会館」をご紹介!(携帯で撮りました)

会議など、仕事ででかける場所なのですが、素晴らしい“たたずまい”です。しばし、見とれてしまいます。
外観もそうですが、中に入ると、建築当時のようにきれいにリフォームされていて、ドアのノブから壁のタイルまで、レトロなままピカピカになっています。日比谷公園に出かけたら見学必須です。見るだけでもおすすめですよ。
【Now Playing】 Picture This / Blondie ( Rock )
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