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2024/07/13

俳句を詠んでみる_0160【 ぶつぶつと 口うるさいよ 金魚草 】

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金魚草を「季語の花図鑑」で見て、その姿から一句浮かびました。

【 ぶつぶつと 口うるさいよ 金魚草 】

《背景》季語:金魚草[夏]
金魚草はまさに金魚が泳いでいるかのよう。
何かぶつぶつ言っているみたい。
そんなことを思いつつ、奥さんの口から次々と小言が出てくる様も想い出した。
この連想ヤバいですか?(^^;)

 

2024/07/12

「老化で遊ぼう/東海林さだお・赤瀬川原平」を読みました。

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『老化で遊ぼう/東海林さだお・赤瀬川原平(新潮文庫)』という本を古本で手に入れ、読みました。

2003年から2007年まで「小説新潮」に連載されていた「軽老モーロー対談」を編集したもので、2008年に発行されたものです。

東海林さん、赤瀬川さんの対談形式で進められ、第一話から三話までは藤森照信さん、阿川佐和子さん、藤原正彦さんがゲストとして呼ばれています。

東海林さんは割と庶民感覚に近い人という印象がありますが、それでも話が深くなっていくとちょっと行き過ぎな感じになっていき、さらに赤瀬川さんは浮世離れした老人(^^;)なので、話は結局面白くなってしまう・・(^-^;

数学者を呼んで、数学がなぜ面白いのかというお二人には“そぐわない”ようなテーマで語り合っても、「数学の芸術的な美しさ」みたいな話にまでなり、やはり面白くなってしまいます。

お二人の「性の目覚めから五十年」の話も、ふつう“言いたくない”ようなことまで話していて、私も下を向いてしまいました^_^;
通常は“そこまでいかない”ところの一線を越えていたかと思いますが、お二人とも「老化」という隠れ蓑をうまく使い対談されていました。

「コレクター」という人達について気持ちが分かるや否やというお二人の意見が対立するテーマもありましたが、お互いの気持ちは私にもなんだか分かりました。

全体を通して、お二人の対談は、すでに『芸』の域に達していると思いました(*^^*)
個々の個性が面白いが二人が揃うとあまり面白くないということはよくあるかと思いますが、この対談本の場合は、“超科学的変化”を起こして三倍も四倍も面白くなっていました。

 

2024/06/27

俳句を詠んでみる_0144【 汗の香す ヒールの踵(かかと) 抜けぬ女(ひと) 】

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仕事を終えて帰り際のちょっとした出来事で一句詠みました。

【 汗の香す ヒールの踵(かかと) 抜けぬ女(ひと) 】

《背景》季語:汗の香[夏]
ある夏の夕方、仕事が終わり通用口から裏通りに出ようとしたら「たすけて、抜けない」との声がした。
見ると、同じビルから出て来た女性が、植え込みの周囲を金属の網状のもので丸く保護している一つのマスにハイヒールの踵が入ってしまい、難儀していた。
「取って下さい」と言われ、ヒールの部分と女性の脹脛(ふくらはぎ)を同時に持って「エイッ」と引っこ抜いた。
その時、たぶん彼女が帰り際に薄く化粧した香りと汗の香りを同時に感じ、クラッとなった。
・・・考えてみれば、靴を自分で片方脱いで、自分で引っ張ればよかったんじゃないのか?
これってどういうこと?と、あとで思ったのでした。

 

2024/06/12

「礼儀覚え書/草柳大蔵」という古い本を読みました。

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『礼儀覚え書 -過不足のない美学-/草柳大蔵著(グラフ社)』という本を古本屋で手に入れ、読んでみました。

2000年初版発行となっていましたが、実際には著者草柳氏の過去の膨大な著作から礼儀作法に関する考察、提案等を厳選してこの本に集大成したものとのことです。
なので、礼儀・作法についても、「今の時代、そこまでするか」というものもいくつか見られましたが、でも、参考になることは多く、私自身も勉強になりました。

冒頭、礼儀・作法は、マナーとルールだというように書かれていました。
それはそうだなと、まずは納得。

そして、ルールは「正しさ」であり、マナーは「美しさ」であるという表現もされていました。

ルールには、正しさがなければ、誰も従う気を起こさないでしょうし、マナーに美しさが伴わなければ誰もそっぽを向くでしょう、とおっしゃっています。

実は、この古本、買ってから中を開いてみたら、一枚の印刷物が挟まれていて、どうやらどこかの会社か何かに採用が決まった人に配られたものらしく、「この本を読んで、入社式までに感想文を書くこと」と書かれていました。

この250頁もある本をみっちり読んで、感想文というのはけっこう大変なことだと思います。
でも、そのプリントされた文書と共にこの本を売ってしまったということは、入社しなかったのでしょうか・・などと想像してしまいました。

人の家を訪問したときの玄関から応接室での注意事項や、電話の受け方、掛け方、名刺の扱い方、事細かにアドバイスと著者の経験談、失敗談が書かれていて、失敗談の方は、読んでいるこちらが見も縮まる思いで読んでしまいました。

現在の世の中の状況とはこの本の時代はかなり異なりますが、でも参考になり、役立つものだと思いました。
文章も素晴らしく簡潔で、きちっとしたもので、こんな折り目正しい文章を読んだのは久しぶりでした。

 

2024/06/08

俳句を詠んでみる_0125【 謹呈の栞(しおり) 見つけた 夏の夕 】

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古本をよく探しに行くのですが、買って来ると「謹呈」と書かれた栞が入っていることがある。そんなことを詠みました。

【 謹呈の栞(しおり) 見つけた 夏の夕 】

《背景》季語:夏の夕[夏]
古書店で見つけた吟行句集を読んでいたら「著者謹呈」の栞(しおり)が挟まれていた。
時々あることだが、著者が知ったらと思うと妙な気持ちになった。
「東京ぶらり吟行日和」という句集で、内容は楽しいものだった。

 

2024/05/31

俳句を詠んでみる_0117【 時鳥(ほととぎす)かの声にて 窘(たしな)められ 】

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庭でホトトギスが鳴いている声が実にはっきりとした発音だったので、自分に言われているような気がして一句詠みました。

【 時鳥(ほととぎす)かの声にて 窘(たしな)められ 】

《背景》季語:時鳥[夏]
庭の木にとまった時鳥(ほととぎす)が、“トッキョ・キョカ・キョク”とアナウンサー並みの明晰な発音で鳴いている。
仕事でも家庭でも、私を叱り、窘(たしな)めてくれたのは女性達。
皆、“ホトトギス”のようにはっきりとした発声で「いけません」と言う・・・。

 

2024/05/18

「自分のための人生/ウエイン・W・ダイアー」を読みました。

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『自分のための人生/ウエイン・W・ダイアー著・渡部昇一訳・解説(三笠書房)』という本を読みました。
古本で見つけ、ちょっと立ち読みした感じで読んでみようということになり手に入れました。

翻訳と解説をした渡部昇一氏については今まで何冊も著書を読んでいますが、このウエイン・W・ダイアーという方については存じ上げておりませんでした。

しかし、帯にも書かれているように全世界でベストセラーになっているとのことで、何かひとつでも参考になることがあればと思いました。

著者のいちばん言いたいことは、過去にあったことに自責の念を感じ、それにばかり囚われて“今”行動が取れなくなっている人が多く、あなたもそうではありませんか?
ということ。

そして、これは未来についても同じような感じで、まだ起こってもいないことに不安を感じ、その不安感が自分を支配し、またもや“今”の自分が行動を取れなくなっている。
一歩踏み出したり、新たなことに挑戦したりすることに臆病になっていませんか?
ということでした。

さらにその過去の自責の念や、未来への不安をことさら強調して意識させ、他人を、あるいは家族などもコントロールしようとする人が周りにいませんか?
ということも書かれていました。

言われてみれば・・というか、多くの人が多かれ少なかれそんな精神状態というか、肉体的にも身動きが取れないような状況を経験しているのではないか、と私は思いました。
まさに、私もその一人です。

過去のあのこと、あれも、ああもうひとつあのことも、思い出しただけで叫びだしたくなることがいくつもあります。
そして特に現役で仕事をしている時には、それが大きく自分にのしかかり、さらに未来のことについても、あんなことになったら大変だ・・と怯え切っていたことがありました。
今でもそんな感覚に囚われて居ても立っても居られない気持ちになることがあります。

その解消方法について書かれているわけですが、内容については著者の商売の邪魔をしてはいけないので詳しく書くことはしません。
でも、かなり難しいというか、人生をぐるっと返してしまうようなドラスティックな転換が必要であると思いました。著者自身も苦労していたように書かれていました。

参考になったかというと、「気持ちの持ちようを変えてみよう」というくらいのものとして受け取った感じです。
とにかく難しそう。

また後日、もう一度も二度も読み返す必要がありそうだ、ということで今回の読後感はおしまいです。

 

2024/05/06

俳句を詠んでみる_0087【 夏の朝 眉に白髪ひとつ 見つけ 】

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あれっ?!と思った眉毛に白髪・・そんな瞬間を詠んでみました。

【 夏の朝 眉に白髪ひとつ 見つけ 】

《背景》季語:夏の朝[夏]
朝、顔を洗っている時、洗面台の鏡を見ると、眉毛の中に白髪が一本あるのを発見した。
そうか、そういうことだよね・・・。

 

2024/04/27

内館牧子さんの「女の無作法」を読みました。

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『女の無作法/内館牧子著(GS幻冬舎新書)』という本を読みました。
2018年第一刷発行となっています。

内館さんが仕事やその他いろいろな付き合いの中で、「こんなときにはこう振舞った方がいい」とか「そんなこと言うと誤解されるよ」とか「あの言動は我ながら失敗だった」というようなことが数々書かれていました。

若い人が喋っている会話そのものが何と発音しているのかわからない、というエピソードも書かれていましたが、私もそうだし、いわゆるJPOPで歌われている歌詞は日本語であるのに歌詞カードを見なければほぼ理解できない状況にいるのが私です。
なんとかして英語に聞こえるように日本語を妙な発音にしていると思われますが、はっきり言ってみっともないと思っているところです。

内館さんが委員として出席している会議の中で、やたらカタカナ語が使われていることも指摘されていました。

センター・オブ・センター、ワイズ・スペンディング、アウフヘーベン、ダイバーシティ、オーラル・フレイル、エンゲージメント、イノベーション、アジェンダ、イシュー、ステルス、マスト・アイテム・・・(^^;)などなど、どんどんわからなくなっていくばかりです。
私が感じていることを言わせてもらうと、論点やほんとうのことを“ごまかそう”としているときにあやしいカタカタ語が使われているんじゃないか・・と。

若い人の「ヤバイ」「無理」「受けるゥ」も、ほとんど会話のときにこの三語で済まそうとしているのではないか、と内館さんは疑っていますが、他に語彙が無いんでしょう、たぶん。

若い人に負けず劣らず、国会議員の皆さんにおかれましても、仕事上の失態や不倫の釈明も、だいたいが「誤解を招くことをしてしまった」という言い訳にもならない説明をしています。
誤解しているのはお前だけだ!と言い返してやりたいっ!
誤解じゃない、あの失態や失言はまさにお前がやったこと、言ったことだ、誤解のしようがないぞ。
二人でホテルに入り、一晩経って二人で出てくるところまで写真に撮られても、それでも誤解を招くことをしてしまったと言っている・・、二人でトランプでもやっていたんでしょうね ^_^;

この本に書かれていたのは、内館さんの仕事での相手方や私事で付き合いのあった人とのいろいろなトラブルのようなことがたくさんありましたが、それは今回は割愛いたします。
けっこうすごい内容なので、実際のこの本を読んで「ああ、なるほどそうなっちゃうのね」と感心することしきりなのでぜひ本屋さんで手に取ってみていただきたいです。

今回の読後感はここまで。

 

2023/10/15

「叱る、だけど怒らない/永六輔」を読みました。

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『叱る、だけど怒らない/永六輔著(知恵の森文庫)』を読みました。
もちろん古本で、発行は2004年となっていました。

内容は、TBSラジオで長くやっていた『土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界』という番組の活字化となっていて、中でも書かれていますが、“耳で聞く本”という感じです。私も番組はよく聞いていました。
この番組は、現在「ナイツのちゃきちゃき大放送」となって“帯”が残っています。

相変わらずの“永六輔節”です。
少し私が気になった部分を抜き出してご紹介いたします。

今でも感じることですが、国会での“くだらない敬語”について書かれていました。
「お訴えをさせていただきたい」だとか、「ご意見を賜りたい」だとか、そんなこと言ってる場合か! 「これはどうなっているんですか」「答えなさい」と素直に言えと言っているのです。私も今でもそう思う。

国民の代表が政府や行政に対して「へりくだり過ぎ」です。

三島由紀夫氏に、永さんが中村八大さんと二人で呼ばれて、「エノケンの良さというのは、ひと言でいうとナンなのだろう?」と聞かれ、「エノケンの唄はジャズなのに、日本語として理解できること。日本語なのに日本語と聞こえない歌手が多いなかで、これはすごいこと」と答えています。

歯切れが良くて、明快なエノケンの唄をよく表現していると思いました。
この時代ですでに“日本語に聞こえない日本語”と言っていますが、今やもう、日本人が日本人に対し、日本語で歌っているのに歌詞カードを見ないと何を歌っているのかわからない歌ばかりで私はそういうのを聞くと、ラジオのスイッチを切ってしまいます。

なんとかして日本語に聞こえないようにし、あわよくば英語に聞こえればという歌い方を聞くと、実に“みっともない”し、なんのために歌っているのかと思うのです。

業界用語についても書かれていました。

仲間同士でしか通じない言葉を発明して、他の人に通じないことを楽しんだり、仲間以外の人を批判や嘲笑したりするときに使ったり、隠語だったり、暗号・合図みたいだったり・・と言っていて、要するに「きれいな日本語」を使いたいということでした。

「ヤバい」はヤクザ用語です。堅気の者が使う言葉じゃありませんと。

作家の澤地久枝さんが、原稿料について若い編集者から「ぶっちゃけ、原稿料はコレコレなんです」と言われて、金額ではなく「ぶっちゃけ」と言われたことに憤慨して仕事を断ったエピソードも書かれていました。無神経な言葉遣いをする人の仕事はしたくないと感じたのでしょう。気持ちはよくわかります。

お店でお金のやり取りをするときに「〇〇円からお預かりします」という“から”も変だと書かれ、お釣りをもらうときに「先に“大きい方”から」と千円札を渡されたりするのも“大きい方”というのは普通、大・小便の分けに使われるもので食べ物屋さんなどでそう言われるのはどうもいけない・・と書かれています。
私もそう思っていました。

上記のようなことや、その他、永さんが出逢った人たちのことなど、エピソード満載の本、うなずいたり、ハッとしたりしながらあっという間に読み終えました。

 

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