私、今年始めに入院し、そして退院後は自宅療養につとめ、体力はほとんど回復いたしました。
もう何ヶ月も前から夕方近くに3~4キロほど散歩というか、ウォーキングというか、その程度の速度で自宅から周辺を歩き、また日中に公園などに出かけて5~6キロ歩いております。
特に自宅周辺を歩いていると、犬の散歩をしている人によく出会います。
それは別にいいんだけど・・。
散歩させている人の多くがリードを持ちながら景色も見ていないし、犬も見ていない。
見ているのはスマホだけです。
いったい何をスマホで見ているのかわかりませんが、これじゃ愛犬とのコミュニケーションもとれていないし、犬との散歩という空気感の記憶なんてまったく残らないでしょうね。
せっかく木々の間を歩いたりもしているのに、そんな清々しい光景なんてまったく目に入っていないようです。
“つわもの”としては、4匹の犬のリードを両手に持ち、それでも片方の手にスマホを握ってグイグイ引っ張られつつも、なんとかして画面を見ようとしている若い男の人がいました。
・・何のために犬を飼っているのでしょうか・・。
犬が危険な目に遭ってしまうかもしれないし、自分が誰かとぶつかるかもしれない。
そして、引いている犬が通行中の人に何かしてしまうかもしれない。
横断歩道を渡るときも、信号が青になったらスマホに目を戻し、渡っている最中もスマホだけに集中し、何の注意もなく歩いていますが、右折車などが突っ込んできたら気づかずに死んでしまいますよ、ワンちゃんもろとも。
なんかこんな人が多すぎる。
せまい歩道をスマホを見ながら自転車で爆走してくる人もしょっちゅうです。
私はとにかく、そんな人が近づいてきたら歩道の端に寄り、立ち止まってやり過ごしています。それしかないです。
スマホだけが人生の中心にある皆さん、命を大事に、犬を大事にしてください。
本日は以上です。
『東京美女散歩/安西水丸著・絵(講談社文庫)』を読みました。
そして、水丸さんの東京の風景と美女の絵も見させてもらいました。
著者の安西さんは、1942年生まれ。2014年に亡くなっていますが、この本は、2007年~2014年に小説現代に隔月掲載されたものの文庫化です。
東京のあちこち・・上野・浅草、大塚・池袋、佃・月島、お茶の水・神田神保町、自由が丘、麻布十番、銀座、渋谷、神楽坂などなど・・を安西さんが気の向くまま、けっこう精力的に巡ります。
そしてタイトルどおり、美女を探し、安西さんの「絵」で、その地の風景と共に見せてくれます。
それに赴いた先の歴史的なことについてもかなり深く掘り下げていて、私の知らない過去の東京が見えてきました。
安西さんは東京で育っているので、単に調べたことが書かれているのではなく、安西さんの瞼に焼き付いている実際の光景や人々の姿なども、読んでいるこちらは楽しめました。
安西さんには、例えば銀座を歩いている女性というのは、“こんな美人”でなきゃいけない、という確固たるものがあり、そういう見方で、東京各所の美人を探します(^_^;)
当時流行っていたのか、“レギンス”をはいた女性を見ると、ほんとうに嫌そうな様子・・。
そして、訪ねる各所に、安西さんの歴史の中にいる女性の想い出としての影が現われる。
もうねぇ、驚きました。
こんなに年齢層もタイプも異なる女性と“関係”していて、ちょっと調べ出すと誰だかわかるようなくらいギリギリで書いていて、大丈夫なんかい?と思いましたが、安西さんはすでに亡くなっているからそれでいいのか・・。
でも、その女性ごとのエピソードもなんだか面白いのですd(^_^o)
また、あちこち探索しているうちに、美女と出会ったりすると、即座に声をかけることも多く、かなり“立ち入った”ことまで聞いてしまいます。でも、それが安西さん流の女性との接し方なのでしょう、あっという間に関係性を築いてしまいます。
・・この年代の人の、このやり方は、過去私の先輩でもいましたが、もうこういうことが出来るような男はほとんどいないです。絶滅危惧種・・。
400頁以上にわたるボリュームでしたが、とても“濃い”、“男の本”でした。
安西水丸さんの、男のダイナミズムと、東京の歴史的風景が楽しめる長編本でした。
ガッツがあり、エネルギッシュな男向けの本なのかもしれない。
『ムカエマの世界/みうらじゅん著(角川文庫)』を読みました。
これはねぇ、あのみうらじゅんさんが、“ムカムカするほどムシが良すぎる”願い事をあちこちの神社を訪ねて『絵馬』の中から見つけ、一刀両断にする・・という本であります。
たとえばね、
「かわいい彼女が欲しいです。 別にどんな女でもいいっス」
・・・“いいっす”はないだろう、神様にその“タメ口”は何だっ!
と怒るみうらさん(^^;)
「武道館でライブがやりたい! 今年こそバンドが組めますよーに!!」
・・・まずバンド組んでから考えろっ!
ってな具合d(^_^o)
「イエーッ!神様よろしく頼んだぜっ!!」
・・・何をよろしく頼むのか忘れてしまっている。
(*^_^*)
「福山雅治さんと結婚できますように! それがダメなら平井堅さんでいいです。」
・・・いったいこの女はどんな面して書いてんだ?!
(^_^;)
いやはや、可笑しい本でした。
実は私も神社にいくと、絵馬を見るのがたのしみなのです。
この人は何でそんなに“高望み”ができるのか。
なぜ神様に命令しているのか。
自分の幸せだけ願って、少しは謙虚になれないのか。
なぜ学問の神様のところに来て“夫婦和合”の願いをするのか。
どうして自分勝手なのか!
・・などなど(*^^*)きょうはどんなヤツがどんなこと書いてんのか、とずうっと見ているのでありました。家族はそんな私を不審な目で見ている…σ(^_^;)
みうらじゅんさん、“マイブーム”といい、“ゆるキャラ”といい、ディランブームといい、仏像鑑賞といい、おもしろいものを見つける天才だと思います。
今回の本もたいへんおもしろかった(゚ー゚*)。oO
いつもみうらさんの動きは見逃せないです!
Jazz Jazz Album を CDで聞いていく The Beatles The Beatles 研究室・復刻版 お怒りモード憑依 お酒 こんな出来事あんな出来事 しみじみモード、私の気持ち はっPのアナログ探訪 ウェブログ・ココログ関連 オトナのグッズ クルマ グルメ・クッキング スポーツ パソコン・インターネット ファッション・アクセサリ ペット 不思議&恐怖体験 些細な気になること 仕事で生き生き 住まい・インテリア 俳句を詠んでみる 南先生の玉手箱 妄想対談 学問・資格 宝塚 家族・親子 建物・風景 心と体 恋愛 想い出交錯 携帯・デジカメ 文化・芸術 旅行・地域 日々発見 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 書籍・雑誌 書籍・雑誌その2 様々な交流 社会の出来事 経済・政治・国際 自然・四季 芸能・アイドル 行ってみた、喰ってみた、飲んでみた、酔ってみた 街で発見 言葉 趣味 過去にあった人、出来事 音楽
最近のコメント