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2023/03/29

佐野洋子さんの「神も仏もありませぬ」を読みました。

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『神も仏もありませぬ/佐野洋子著(筑摩書房)』を読みました。
この本は2003年に刊行されていて、帯には「そして、私は不機嫌なまま六十五歳になった」とあります。
1938年生まれの佐野さんは2010年に亡くなられています。

この本を書かれている時点では、佐野さんは北軽井沢に住まわれていて、冬になると村には佐野さん一人しか生活していなかったと書かれています。
他の住人たちは別荘として住まっていたのでしょう。

佐野さんの文にはまったく気取ったところなどなく、日々の生活、そして佐野さんのようにごくふつうに自然の中で暮らしている人達との遠慮のないお付き合いの様子などが書かれていました。

家の中にブンブン入ってくるスズメバチをそうとは知らずにハエたたきで叩き落としているうちはいいのですが、どうやら天井裏に巣がつくられたらしく、やがて刺されてしまい、でも無医村で、あちこちに助けを求める話や(^-^; 私も行ったことがある「尻焼温泉(大きな川全体が温泉になっている)」目指して出掛け、何を血迷ったか、途中の崖から温泉の川に降りて行き、怪我だらけになって温泉に入る話など、ほとんどの話が豪快かつ“ハチャメチャ”な生活の様子として描かれていました。

読んでいるこっちは、笑いながら読んだり、このひと大丈夫?と心配したり、周りの人達はなんだかんだでいい人ばかりだな、などと感心しつつ読み進みました。

天然の美味しい蜂蜜を食べたり、朝鮮人参農家からなんとか人参を手に入れ、参鶏湯を作ったり、佐野さんの生活を見ているだけで楽しい本でした。
ふだんの服装や化粧などにもまったく頓着しない佐野さんの様子も素敵でした。

ブックオフでわずか200円で手に入れた本ですが、定価の1300円分以上に楽しめた本でした。

 

2023/03/21

少しずつ良くなっています。

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写真は庭の「ハナモモ」。昨日から咲き始めました。
毎年暮れに剪定しておくと、翌年春にはこんなふうに咲いてくれます。

もうひとつの写真は庭のあちこちにチラホラと咲きだした小さな花たちです。

この花のように元気になれるよう朝から気持ちを強くしているところです。

 

 

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ここ数日、過去の手術の後遺症に苦しんでいるということを書きましたが、今までにも何年かに一度くらいこのようなことがあり、自分でもどういう時に発生するか意識して気をつけていたのですが、今回は、今までの経験上からは予期せぬ状況で起きてしまいました。

食後に動悸、めまい、冷汗、顔面紅潮、全身倦怠感が出るという症状が典型的ですが、食事直後のときもあるし、少し時間が経ってからというときもあるし、症状が長く続くときもあるし、一・二時間で治まるときもある・・という困った状態です。

手術の影響で、ほんとうは健康で何も起こっていないのに、一時的に高血糖になったと体が勝手に判断してしまい、それを改善しようと、あるホルモンがたくさん分泌されてしまって、逆に身体に影響して体調をくずという・・どうしたらいいんだというようなものです。

薬はあるにはあるけど、あまり効かないし、お医者さんもすすめません。
これを食べたときだ、とか、こんな状況のときになった、というのを覚えておいて、以降それを回避する・・というのが経験上一番の策なのですが、今回は経験上初めてのケースでした。

 

 

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今朝からは少しずつ良くなっている感覚があるので、体験上はあと数日頑張ればなんとかなるかもと思っています。

2023/03/20

体調をくずしました。

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ここ数日、何十年も前の手術の後遺症が突然出て大きく体調をくずしてしまいました。
注意しながら日々過ごしてはいるものの、どういうタイミングでそれが出るのかが医学的にもはっきりしていないとのことで、ただ注意しながら慎重に生活していくしかないようです。

今朝は、割と良くなってきたので、庭に出て花の写真を撮りました。
この花のようにパッと元気になりたいと思います。
とりあえずは無理せずに読書などしながら回復を待ちます。

 

2023/02/20

剪定枝チップ機を借りたら、今年度で終わりとのことでした。

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ここ数年、市からタイトルにある「剪定枝チップ機」を借りて自宅庭の樹木枝の伐採後に使わせてもらっていました。

けっこう大きくて重い機械ですが、市の環境事業所が自宅まで運んでくれます。
そして、たくさん伐採した枝(直径3㎝くらいあっても大丈夫)をシュレッダーのようにどんどん“チップ”にしてくれます。

 

 

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バリバリとチップになって吐き出されてくるのがとても気持ちいい(*^-^*)
精神衛生上もいい感じ!

そしてそのチップは、とてもいい木の香りがして、それを庭に撒きます。
庭がとても爽やかになったように感じます。
さらにそれが栄養となるのか、植わっている草花が春からとても元気になっていくように感じます。

 

 

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便利だし、環境的にもいいんじゃないかと思っていましたが、今年度でこの事業は終了し、今後は一定の大きさに枝を切って、定められた期日に出して回収してもらうことになるとのことでした。

予算的なこともあるのでしょうが、ちょっと「もったいない」と思いました。
市民が自ら伐採した枝をチップ化して自然に帰すということをするというのは、実際にやってみてとても意義あることだと感じていたのです。

とても残念に思っているという声があったということは、上の方に伝えてくださいと担当の方に申し上げましたが「あ、はい・・。」と、ちょっと戸惑った様子でした(^_^;)

今、庭はとてもいい木の香りがしています。

 

2022/12/12

庭の木にとまり鳴いていた鳥、調べたら「ジョウビタキ」という鳥だった。

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庭の木にきれいなオレンジ色をした鳥が飛んできて、鳴きだしました。
「タン・タン・タン」というモノを叩くような声で鳴いていて、気になりすぐに調べてみると、『ジョウビタキ』という鳥なのだとわかりました。

中国東北部などで繁殖して、この時期、越冬のため日本に渡って来る鳥だとのこと。

大きさはスズメよりちょっと大きいくらいか。
我が家に飛んできたのはオスで、特徴は下面がオレンジ色で、メスは全体が褐色をしているらしいです。

通常は、「ヒッ、ヒッ」というかなり高い金属音のような声で鳴くのだそうですが、インターネットで調べて鳴き声を聞いてみたら、縄張りを示すようなときには、私が聞いた「タン・タン・タン」と聞こえる打音のような感じでも鳴いていました。
冬は主に1羽で行動するらしいです。

よくぞ我が家においでくださいました(*^^*)

 

2022/04/01

4月に入ったので、ブログ側からも庭の草花写真をアップします。

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インスタグラムからは、庭の草花の写真は何度かアップしていますが、ブログからは最近ほとんど草花の写真をアップしていないので、インスタ、Facebookどちらもご覧になっていない方にも春らしさをお裾分けいたします。
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ここ最近のものです。
まだこれからどんどん咲き始めると思いますが、とりあえず4月になりましたのでアップいたします。
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2021/11/24

「剪定枝チップ機」が役に立つ

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先週の休みの日に妻とともに写真の「剪定枝チップ機」を環境事業所から借りて(なんと無料)、過日“枝下ろし”して積み上げてあった大量の枝をバリバリ・ガリガリとチップ化いたしました(*゚▽゚)ノ
今回で三年連続お借りしたことになります。
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機会の上部から枝を入れると下からどんどんチップが出て来ます。
木のいい匂いがします(゚ー゚*)。oO
機械と一緒に持って来ていただいたプラスチックの大きな衣装箱に受けると、8箱になりました。

チップは庭の木々・草花を植えてあるところに敷き詰めるように撒きました。

 

 

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剪定を終えたハナモモの木は丸坊主のように見えますが、これがまた枝が伸びてきてたくさん花を咲かせます。
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さらに剪定したジューンベリー、柿の木などの枝もバリバリやったので、チップはとても香しい・・(*^^*)
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八畳間いっぱいくらい積み上げられていた大量の枝は写真のように幹の太い部分を残してチップ化完了しました。

機械と共に渡された市のチラシには、このチップ機貸し出しは今後「廃止」となるとのことでした。
枝を1メートル程度に切り揃えれば回収が可能となったことから・・と書かれていましたが、チップ化することによって使い途もあるし、なんだか環境にも良さそうだったので、残念です。

ヘトヘトになり、私は途中で二度ほどダウンしながらの作業でしたが、庭はさっぱりしましたd(^_^o)

 

2021/10/03

「日本人も知らなかったニッポン/桐谷エリザベス」を読みました。

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『日本人も知らなかったニッポン/桐谷エリザベス著・吉野美耶子訳(中公文庫)』を読みました。
ブックオフで目について、安価にて。

著者、桐谷エリザベスさんは、アメリカで心臓と肺の研究をされ、大学病院で血液専門家として働いていた方で、休暇で来日し、その後1983年に日本人と結婚されています。

1985年から2001年まで東京の下町、台東区谷中にある大正時代に建てられた長屋に住み、その後フリージャーナリスト、NHK二カ国語放送アナウンサーなどをされています。

桐谷さんは、エアコンなどもない、汲み取り式トイレの京都の住まいにも何の違和感もなく過し、読んでいるだけで日本の古くからある生活様式がとても好きで、ご本人に“合って”いたのだと思いました。

読んでいて、「そうか」とあらためて気づいたことがありました。
例えば京都の五重の塔の写真で、周囲の電線・電話線の撤去があり、撤去前と撤去後の写真を見て、単にこんなに見栄え良くなったのか、という話ではなく、実は撤去前から電線などを脳裏から消して見ていたことに気づいているのです。

これは私たち日本人には、ほとんど備わっている能力なんじゃないでしょうか。
電線などが気になって仕様が無い、という人もいるかもしれませんが、ふだんは全くと言っていいほど私も意識していません。

そして、この話で出て来たように、五重の塔などの鑑賞物に勝手に視線がクローズアップしたりして、それそのものの美しさを愛でることができます。決して特殊能力なんかじゃなくて・・。

それに、ごちゃごちゃしている下町に行った時などには、電柱・電線などはむしろ“味わい”を増す付属品的なものになっていることに気づきます。
不思議なことです。
桐谷さんは、それを下町の人と人の人情のつながりになぞらえています。そういうこともあるかもしれない。

また、自然現象が特有の文化的営為を生むことになる、ともおっしゃっていて、今や日本人でも鈍感になっている金属やガラスで出来た風鈴の音に涼しさを感じたり、くず桜やところてん、かき氷などの夏にはおなじみの透明感のある食べ物にも、“目の錯覚”をおこす不思議な力があるとおっしゃっています。「みただけで涼しくなるような気がする」と。

うちわや、蚊取り線香などにも夏の香りを感じています。どっちが日本人だかわからなくなってきました(^_^;)

この本を読んでいると、私たち日本人がほぼ忘れかけている、季節の情緒などを思い出すことが出来ます。
どんどん生活形態が変化している中で、どれほど忘れてしまったことがあるのだろうか・・と思いました。

 

2020/05/26

緊急事態が解除されて

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写真は現在の我が家の庭に咲く花々。
世の中の大変な状況とは打って変わってほのぼのとした気分にさせてくれます。
ありがたい。

緊急事態宣言の前から我が家は非常時警戒モードに入っておりました。
マスク装着や、手洗い励行などはもちろん、まだ警戒態勢に入っていなかった職場にも自費でアクリルボード等の材料を購入し、設置。何と言われようと感染対策を自ら行いました。
あのとき顔をしかめていた人も今では感謝してくれているようです。

 

 

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本屋にも行かなくなりました。
市内いろいろな本屋、ブックオフなども巡廻するようによく出掛けていたのに、今やまったく・・。

ジャズ喫茶などのジャズが流れている珈琲屋さんなどもお店自体が自粛していたりで行くこともなくなりました。
そこで友達や、よくこのブログに登場する中学時代の先生とも話に花が咲いていたのですが・・。

 

 

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映画にも行けなくなりました。
私の大好きな千葉劇場も感染対策で閉めていたためです。
他の映画館では上映されない“いい映画”がいつもかかっていたのです。これも残念。

そして何よりも宝塚歌劇が上演休止となり、人生の大事な部分にぽっかり穴があいたようです。
観劇後のヅカ友との飲み会も、もちろん無くなりました。
いやもう寂しい。

 

 

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早くもとのように、などと当初は思っていましたが、現在の状況をみると、なかなかそんなことにはならないようですね。
へたをすると、この緊急事態解除が“ゆるみ”の発端となって、再び緊急事態が訪れるかもしれません。
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とにかく油断せずに日々過していこうと思います。
なにか「光」が見えてくるような明るい話題がほしいですねぇ。

2019/12/13

新海均・編の「季語うんちく事典」を読んだ。

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『季語うんちく事典/新海均編(角川ソフィア文庫)』という本を読みました。

以前、このブログで「夏井いつき」先生の『子規365日』という正岡子規の句を一年365日それぞれにぴたりとくるものを先生が取り上げた本をご紹介しましたが、もちろん夏井先生が登場するあのテレビ番組「プレバト」は、テレビ嫌いな私もよく見ておりますよ!d(^_^o)

というわけで、また俳句関係のこの本、今回は「季語」についてのうんちく本です。

春夏秋冬の季語をとにかくたくさん取り上げて、その季語について著者があれこれ調べた(かなり深い)内容が紹介されています。
えっ、この季語がこの季節のものなの?!なんて、単純に私のような素人が驚くこともあったのですが、季語それぞれについての“うんちく”は面白かった、これを“おかず”に白いご飯三杯はいけそうでしたヽ(=´▽`=)ノ


夏の季語「冷麦(ひやむぎ)」の項では、冷麦と素麺(そうめん)の違いまで取り上げてくれています。・・正直、私も曖昧な違いしかわからなかった。
太さ1.3ミリ~1.7ミリのものが冷麦、0.7ミリ~1.2ミリが素麺。
素麺には植物油が含まれているのですね、そういえばどこかで聞いたことがあった。

その他、「トマト」の項では、「トマトが赤くなると、医者が青くなる」理由にふれています。ようするにトマトの栄養が素晴らしいってわけですが、その栄養についても詳細にふれています。

で、季語それぞれを使った句も紹介されています。
たとえば上記「トマト」のところでは・・

[二階より駆け来よ赤きトマトあり 角川源義]

・・なんて具合です(*^_^*)

四季それぞれの季語、230ページ全部たのしめました。

・・でも、まだ自分で句は書いていない…σ(^_^;)

 

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