フォト

わたしのいきつけ

無料ブログはココログ

2020/10/17

「日本人の忘れもの/中西進」を読んだ。

20201017_nakanishi_susumu001

『日本人の忘れもの/中西進著(ウェッジ文庫)』を読みました。

2007年に第一刷が発行されたものですが、その時代でもけっこういろいろと批判されそうというか、時代がどんどん変わっていって、書きづらいようなこともたくさん書かれていました。
昭和4年生まれの著者だからこそ遠慮なく書けた内容なのかな、と思いました。
だから逆に読んでいるこちらも昭和世代ですから、すっきりすることも多々ありました。

私がこれはいいな、と思ったのは下記のような章でした。

「日本人は色恋をした」という章では、そもそも「いろ」という言葉が親愛の気持ちを表わすものであったということから話が始まり、兄弟・姉妹を「いろ」と言っていた時代があったとのこと。
知らなかった。

「いらつめ」という敬称がかつてはあって、「いろの女」という意味で、もっぱら貴婦人に用いられたのだそうです。「いろ」には尊敬の心から込められていたんだそう。・・へえ~・・。
男性に対しては「いらつこ」と言うのだそうです。

「いろ」が色彩をあらわすことは、今も昔も変わりませんが、“親愛”と“色彩”とが同じ言葉で表現されるというのは、現代人にとってはむずかしいです。

好きになって心の色を輝かせている・・男女が好きになると思わず発揮してしまう心の彩りが「色恋」なんだ、って考えると、なんだかいいなと思いました。

そんな話がいくつも載っているこの本、日本人として生きている自分について、あらためて風情を感じながら考えることになるものでした。

 

2020/09/25

梶原しげるさんの「イラッとさせない話し方」を読みました。

20200925_kajiwara_shigeru001

『イラッとさせない話し方/梶原しげる著(日経ビジネス人文庫)』を読みました。

読み始めると、イラッとする話し方以前にコンビニのレジですぐキレる人の話が載っていました。
おおむね、ネクタイを締めた、ダークスーツ系の中堅ビジネスパーソンがいちいちキレるんだそうで、例えばコンビニで84円切手を買って、「ここに貼ってくれ」と言い、貼ってさしあげると「おい、ちょっと傾いてないか?ほら!こんなんじゃ大事な取引先に出せないんだよ。張り直せ!!俺はそういういいかげんな態度が許せないんだよ!!!」ってことになるんだそうで、コンビニ店員泣かせなのです。

そうねえ、こういう人、私も現在窓口業務をしていますが、毎日何人かはいます。
なんだろうねぇ、自分が何か特別な存在だとでも思っているのか、コンビニ店員や窓口業務をしている人を下に見ているのか、それとも会社で散々虐げられているのかのいずれかなんでしょう。

いきなり、「話し方」からはずれてしまいましたが、いよいよ言葉の話。

「大丈夫です」は、不要ですの代替用語として若い人に使われていますが、さらに異次元の使われ方としては、例えば私が上司でランチを部下におごったとしましょう。
私としてはお気に入りの店で美味しいものをご馳走したつもりで「どうだった、あのお店のランチ?」と聞くと「あっ、大丈夫です」って最近は応えるらしいです (・_・;

「お腹の具合は大丈夫、あたりませんでしたよ」って、私ならとるが、「まあ美味しかった」程度の意味で使っているのでしょうか(^_^;)

この本にはたくさんイラッとする話し方が書かれていて、枚挙に暇がありませんが、「そもそも」のアクセントが最近は平板アクセントになっている・・そうで、そうねぇ、たしかに若い人は平板アクセントだ。
私には、何だか挑戦的に聞こえます。

そう言や、「図書館」まで平板アクセントで言っている人はたくさんいる。

で、もはやイラッとしてはいけないこともあるようで、若者の誤用(今やオジンも誤用している)は、一般化され、許容されるようになってきているので、それをいちいち咎めてはいかんのだ、ということも書かれていました。
せっかく美味しいものをおごってあげたのに、食べた瞬間「やばいっ!!」って言われても、そうかそうか、そんなに美味しいのか、とやさしい眼差しで見てあげないといけません。

「千円からお預かりします」ってのは、若い兄ちゃんだけかと思ったら、いいオジサン、オバサンも最近では使っています。
いちいちイラッとしていては、身が持たない。

「この書類、確認してもらってもいいですか」

「さすが部長はプレゼンが上手ですね」

「お水のおかわりは大丈夫ですか」

上記三件の話し方を読んで、どこがイラッとするの?って人は、もう全身に毒が回っていますので、どうか余生を“御安全に”お過ごしください。

読んでいて、最後にはなんだか疲れましたが、それが現在の状況というものです。
時代の移り変わりを風まかせにして生きて行きたいと思います。

 

2020/08/15

いろんな人がいて、いろいろな特徴を見せ、また、いろんな言葉をつかう

20200815_katakana_words001

過去、そして現在の職場などでいろいろな人に出会い、いろいろな目に遭ってきたが、そんな経験の中から「これはけっこう言えてるんじゃないか」とか、「なんだよ、その言葉」っていうようなことをあげてみたいと思います。

なんでそんなこと書こうとするのか、っていうと・・結構ストレス溜まっているからかもしれません…σ(^_^;)
無理に付き合わなくてもけっこうです。
気が向いた人だけ読んで!

かなりの確率で言えてるんじゃないかってことのひとつ目は・・

帽子を被って部屋に入ってくる人(キャップみたいなものでも、ニット帽でも、防犯パトロール中みたいなことが書いてある町内で配られた帽子でも)、一筋縄ではいかない、そして面倒くさい人が多いです。

いちいち人の言ったこと全てにチェックが入り、どうでもいいようなことでも理詰め(たいしたものではない、屁理屈言ってるだけのこと)で質問したり、確認したりする。
でもって、こちらの話は全く聞いていないし、自分の考えが正しいはずだとの主張ばかり。
だから話は一向に進まない。
しかもこちらの目を見ない。

帽子だけじゃない、“ヅラ”も被りモノのひとつだが、どっからどうみても“ヅラ”ってわかるのに、平然と被っているくらいだから、自分中心で自分勝手な人が多い。

これは窓口業務をやっている人はけっこう気づいていることじゃないでしょうか。


大きなリュックなどを背負って入ってくる人・・
心理学的には、その人の持っているカバンを見ると、その人がどんな人なのかわかる、っていうのを聞いたことがある。
とにかく、リュックに“パンパン”に入っているものはいったい何なのだろう。
どうしてあんなに大荷物を持って歩いているのだろう。
全部持ってかないと、外に出るのが不安なのだと思います。
だから、ひとつずつ不安を剥がしていくように丁寧に話していく必要がある人なんです。
これもまた難しいタイプの人なのです。


今度は服装や持ち物ではなく、言葉。
最近、「エビデンス」って言葉使うヤツがいやしませんか?!しかも語尾上がりで。
最初っから、「証拠」とか「裏付け」とか言やいいじゃないの。
何言ってんのコイツ!
自分の言っていることに自信が無いから、ちょっとワケ分からん言葉で相手を上から見ようっていう、“小さいヤツ”が使う言葉だと思いますよ。・・使ってたらゴメン。


ちょっと前からいたが、「ウィン・ウィン」て言葉、プレゼンや新システムなどの売り込みの際、使うヤツ。
どいつもこいつも調子良くて信用できないと思いませんか。
双方“万々歳”なんて“うまい話”あるわけねぇだろっ!!
こういうヤツには気をつけろ。ウソをついているから目が泳いでいるぞ、100%!

「ウィン・ウィン」なんて言葉使ってるヤツがさらに小生意気になってくると、「コアコンピタンス」なんて言い始めるd( ̄  ̄)
ここまでくると、自分は選ばれた立場にいるのだ、と自分で自分に言い聞かせるために使っているとしか思えない。
会議で使う言葉を全部日本語にしろっ!って言うと“化けの皮”がすぐに剥がれると思いますよ。


つづいて
「スキーム」だとか、「スキル」って言葉。もう使われなくなっちゃったねぇ。
これ、国の役人から使い始めた言葉だったんじゃなかろうか。なんか“カッコイイ”と思っちゃったんだろうね、お気の毒。
最初は文書中にこれが入っているとなんか“良さげ”に見えていたのでしょう、でも、やっと言った相手が「なんだよこいつ」って顔をするようになってきたので、自分が“バカっぽい”てことを演出していたのに気づいてしまったのでした。10年かかった。


せっかくだから、さらに国の役人が好きな言い回しをふたつ。

「緊張感をもって」・・必死にやっている“フリ”をするだけ。
“フリ”じゃないって怒るんだったら、「緊張してやります」って最初から言えっ!

「スピード感をもって」・・急いでいるフリをするだけ。
“フリ”じゃありませんって憤るんだったら「スピードを上げます」って最初っから言え!!


最後にもうひとつ、思いついたので書いちゃいます。
若い人がよく使っている「リスペクトする」っての。・・尊敬するほどのものではなく、ちょっといい感じじゃんあの人くらいにしか聞こえないので、尊敬してんなら「尊敬しています」と言った方がいい。

以上です。
列挙いたしましたが、私自身、気をつけようと思います。
みんな気をつけてねぇ~ヽ(=´▽`=)ノ

 

2020/07/03

「語源500 -面白すぎる謎解き日本語-」を読みました。

20200702_gogen001

『語源500 -面白すぎる謎解き日本語-/日本語倶楽部・編(KAWADE夢文庫)」という本を読みました。

さまざまな日本語の語源をたどる本なのですが、なにせ500もの語について書かれているわけですから、面白いけど読んでも読んでも終わらない( ̄O ̄;)・・350頁まるごと語源で息をもつかせぬ感じでした。
・・だから勝手に息をついて…σ(^_^;)休み休み読みました。
でも面白かった(゚ー゚*)。oO

「駄目押し」が囲碁の用語だということも知りませんでした。
勝ち負けにも関係なく、無駄で無益な着手点のことを「駄目」と呼んでいたのだそうで、その無駄なことをあえてやっておくこと、念には念を入れることを「駄目を押す」と言うようになった・・ほう・・そうだったんですか。という感じで読み進みましたd(^_^o)

「バドミントン」は、もともとインドのスポーツで、「プーナ」と呼ばれていた(インドの西部地方の都市“プーナ”で生まれたため)が、その植民地であるインドに赴いていたイギリスのボーフォート侯がその魅力にとりつかれ、別荘の庭にコートをつくり、楽しんだとのこと。
その別荘の名が『バドミントン荘』だったんだって!'(*゚▽゚*)'知らなんだぁ~。

サンドイッチがイギリスのサンドイッチ伯爵の名に由来しているこはけっこう有名だけど、博打の最中でも食べやすくハムや野菜をはさんで食べたのがことの始まりで、日本の「鉄火巻き」も賭場の別名である「鉄火場」で手にご飯粒がつかないように、マグロでべたつかないように、と考案したのが「鉄火巻き」だと知り、サンドイッチも鉄火巻きも同じような必要性から出来たのだと知りました。

こんなんが500件も掲載されているので、覚えたような気になりつつ読んでいても、「えっと、あの語源は何だったっけ?!」と、思わず読み返してしまうので、結局時間がずいぶんとかかってしまったのでした。

とても楽しく、興味深く読めました。
すこしばかり利口になったような気がする(^_^;)気のせいかもしれないけど。

 

2020/03/29

高島俊男氏の「本が好き、悪口言うのはもっと好き」を読んだ。

20200329_takashima_toshio001

『本が好き、悪口言うのはもっと好き/高島俊男著(ちくま文庫)』を読みました。
1995年に刊行されたものを1998年に文春文庫に収録、さらに、この「ちくま文庫」がそれを底本にして出来たものです。

とにかくこの著者の知識量はただ事ではありません。
身近な言葉から、新聞に、世間に使われている様々な言葉、そして歴史認識についても、我々が子供の頃から教わってきたことが薄っぺらで、いい加減なものであることを思い知らされました。

それらを事細かに書くと、このブログでも数十頁に渡ることになってしまいますので、私がこの本を読んで印象に残ったことを少しだけ。

多くの言葉と事物は、過去にもあって現在もある。しかし一部の言葉や事物は過去にはなくて、現在ある(あるいは生まれつつある)。また一部の言葉や事物は過去にあって、現在はなくなった。
と書かれていて、特に問題なのは、「最後の過去にあって、現在はなくなった」言葉、事物です。

「憲兵」「千人針」「玉砕」「闇市」などは現在にないのだから辞書に載せる必要はないという人がいる。・・ほんとうにたくさんいる。

・・私も、以前、部下から「あなたの使う言葉には、私の知らない言葉がある。私が二十数年生きてきて(たったの二十数年だよ(^_^;))一度も使わなかった、聞かなかった言葉なので、人間が生きて行く上で必要な言葉ではないと思われます。今後使わないでください。」と、言われたことがある。

思わず、「きみの語彙の無さ、知識の無さ、常識の無さに私のレベルを合わせることは出来ない」と言いそうになったが、「そんなことは私には出来ないよ」とだけ言ったことがある。

考えれば、その言葉を無くすことによって、いまわしい過去などが消える、またはその事象が無くなるなどと思っているおめでたい人がこの世に蔓延しているのではないかと、あらためて感じたのです。

「強姦」「戦争」「殺戮」「虐殺」などの言葉を辞書から消したり、平仮名まじり言葉にすると、世の中からそういう事象が無くなると思ってやしませんか。
残しておかないと、また起こるんだよ、そういうことが。だってそういう概念が消えてしまったり、過去の歴史まで抹殺してしまうんだから。

また、『まぜ書き』についても触れられていたが、「めい福」「被ばく」「えい航」「危ぐ」「駐とん地」「そ上」「破たん」「漏えい」などなど、著者同様、私も新聞などを読んでいて、イライラし、目眩がしてくることもある。

「子供」を「子ども」と近年表記するのも、「供」が“野郎供”みたいに野蛮だから平仮名にしていると聞いたことがあるが、本当か?!
「供」は単に複数の接尾語なんじゃないのか。
ほんとうに見ていて気持ちの悪いものだ。

などと怒ったり、がっかりしたりしつつ読んだわけだが、この本の内容は実に“濃く”て、このような話題はほんの些細なこととなっている。
知識の渦に巻き込まれたい方は是非とも読んでみて!凄い本です。

 

2020/03/22

森毅氏の「ベストエッセイ」を読んだ。

20200322_mori_tsuyoshi001


『森毅ベスト・エッセイ/森毅著・池内紀編(ちくま文庫)』を読みました。

著者、森毅氏は稀代の数学者。数学関係の著書ももちろん多いようですが、私が今回手にした池内紀編(※池内紀さんの編、というだけで間違いないっ!)のこのベスト・エッセイは、実に面白かった'(*゚▽゚*)'

文章自体も読んでいる人を引きつける独特のものがあるし、さらに著者の物事に対する考え方、対応の仕方が唯一無二というか、“目からウロコ”の斬新さでした。
最初に書いちゃいますけど、脱帽です。

未来のことを考えるなら、十年先、二十年先がどうなるかよりも、「今を疑え」、今の「異」に気付け!ということをおっしゃっていました。

私もよく思うことがあるのですが、今の常識や考え方、モノの見方などがまるで正しいという感覚でモノをしゃべったり、他人を批判したりする人がいます。
たしかに、こういうヤツがいちばん先の見えないヤツであることが多いd(^_^o)

「結局、そのときの現在に距離をおいたことだけが正解で、未来はさっぱり予測できなかったとも言える。」と森氏は書かれています。

「人間社会のあり方は十年もすれば変わるが、十年後を予測することはできない、というのが自分の歴史から学んだこと」と結んでいました。

まさにそのとおり。

今の状況にまったく疑いのないヤツなんかに現在も未来もわからない!そう思います。

その他心に残ったことは、

六十ごろで定年になれば、「会社ばなれ」。これからは、社会での位置づけでなくて、自分のあり方で生きていかねばならぬ。・・この言葉も身に染みます。

決して人生“斜に構え”ているわけではなく、でも、生真面目に真っ直ぐ生きるでもない、その絶妙な姿勢が私にはとてもいいものに感じました。

380ページ、あっという間に読みました。

 

2020/03/11

外山滋比古氏の「ことわざの論理」を読んだ。

20200311_toyama_shigehiko001

『ことわざの論理/外山滋比古著(ちくま学芸文庫)』という本を読みました。
2007年第一刷発行後、2015年までに八刷となっていますので、売れている本だと思います。

特に印象に残ったのは、なぜかというか、当然というか、日本にある「ことわざ」と同様の内容を持つ「ことわざ」は外国にもあるということです。
人間っていうものは、国の別を問わず、同じ様な教訓めいた「ことわざ」を聞き、感銘を受けたり、影響を受けたりするものだ・・と思いました。

たとえば、「船頭多くして船山に上る」って、イギリスでは「コックが多すぎるとスープが出来損なう」と表現しています。
エジプトでは、日本に似ていて、「ふたり船長のいる舟は沈む」なんてことになっていて、洋の東西を問わないようです。

また、「ことわざ」って、同じものを別角度から見るという視点も持っていて、

「人を見たら泥棒と思え」って言ったかと思うと、「渡る世間に鬼はない」などと正反対のことを言っています。
ようするに自分の置かれた立場、環境によって「ことわざ」から得る教訓も変わるってことですよね。
この“加減”ができない人が“融通の利かない”ヤツってことになるのでしょう。

「ことわざの“論理”」なんてタイトルなので、もっと難しいことが書いてあるのかと思ったのですが、身近な話題から例をとる、読みやすい本でした。

「名著を読んだら著者に会うな」なんてのもありましたが、そうかもしれないなぁ、などと思いつつ読み進んだのでした。

楽しく読めて、参考になる、そんな本でした。

 

2019/09/30

「不明解日本語辞典」を読んだ。

20190930_takahashi_hidemine001

『不明解日本語辞典/髙橋秀実著(新潮文庫)』という本に手をつけました。
ブックオフにて購入したのですが、手をつけてはみたものの・・という感じになってしまいました。

見出しの32語を見ただけでおもしろそうと思ったのです。

例えば、

〇えー

〇っていうか

〇リスク

〇普通

〇秘密

〇つまらない

などなど、どんな感じで攻めていくのか、と興味津々で本をバッグに入れて楽しみに帰ってきたのです。

でも、【いま】の項目では、「いま」とは一体、いつのことなのだろうか?

と、国語辞典を調べ、過去と未来との境になる時。ただいま。この瞬間。現代。今の時代。今日(今日)。新しいこと。また、そのもの。ごく近い過去に関して用い、互いに経験や知識で知っているものをさしていう。

・・と、考察が始まった時点でもう先を急ぐ私には興味が無くなってしまったのでした。

だいたい上記のような意味のことは既に説明いただかなくとも分かっているし、その後の展開も妙に細部にこだわり、面倒くさい。
その見出しの中盤から終盤にかけてはもうどうでもよくなってしまい、半分くらいまで読んでから投げ出してしまいました。

この著者同様な言葉へのこだわり方をする人には面白いのだろうと思いますが、どうも私には合わない本でした。
ということで、ざっと読んでお終い。
次の本にとりかかります。

2019/08/27

高田文夫先生の「ご笑納下さい」を読んだ。

20190826_takada_fumio01

『ご笑納下さい -私だけが知っている金言・笑言・名言録-/高田文夫著(新潮文庫)』を読みました。
こいつもブックオフでゲットだ。

高田文夫先生と言えばニッポン放送の「ラジオビバリー昼ズ」だ。
平日のお昼にやっているので、職場の休憩時間に環境が許せばラジコで聞いてきた。
また、病気で仕事を休んだときなど布団の中で聞いていた。

さまざまなテレビ番組の構成にも携わり、それらは私達にすっかりお馴染みだった番組ばかりだ。
落語立川流Bコースに入門し、「立川藤志桜」としてもとおっている。

その高田先生が集めた、そして記憶に残していた色々な芸人、または自らが生み出した名言・迷言の数々が収録されている。
バカバカしいのもたくさんある。それがまたうれしいやらありがたいやら(*^_^*)

中には厳しいものもあった。永六輔の「テレビが開局60年記念とか言って騒いでいるけど、この60年でこれだけ堕落したジャンルって珍しいんじゃないかな」・・名言である。
だから私はほぼテレビを見なくなった。

有名な三宅裕司さんの天然ボケ奥さんの名言も載っていた。
家族旅行でやってきたホテルのフロントで、
「お宅はベッドインは何時なの?」
聞かれたホテルマンも困って、
「お客さまのお好きな時間でよろしいかと・・」
(^_^;)それを言うなら「チェックイン」。

ルー大柴さんの
「バカもホリデー、ホリデーに言え」
「仏の顔もスリータイムズ」
「藪からスティックな事言うなよ」
「堪忍バッグの緒も切れるよ!」
などなど、私が大好きな感じd(^_^o)

爆笑問題の
「ジョニーがきたなら伝えてよ 二次会庄やだと~」

立川志の輔さんの
「日本は「YES OR NO?」と迫られたらひと言、「OR」を選べばいいんです。」っていうのも好き(*^_^*)

もひとつ、永六輔さんの
「生きて“いる”ということは、誰かに借りをつくること。生きて“ゆく”ということはその借りを返してゆくこと」っていうのは沁みました。
私も早く借りを返していかないと、と思った。

先代の林家三平さんが亡くなる直前にお医者さんから
「お名前が言えますか?」と聞かれ
「加山雄三です」って答えたのは・・さすが昭和の爆笑王でしたd( ̄  ̄)これが最後の言葉だったとは。

2019/05/14

「日本語びいき/清水由美」を読んだ

20190512_yumi_shimizu001

『日本語びいき/清水由美・文、ヨシタケシンスケ・絵(中公文庫)』という本を読みました。
著者清水さんは、日本語教師、外国の方に日本語を教えている方です。

この本は、日本語を外国の方に教えているときに著者が気づいた日本語の文法的な法則などに多くふれていました。
動詞の活用や、ら抜き言葉、れ足し言葉、さ入れ言葉、日本語の曖昧性は本当に曖昧なのか?などなどにもふれ、逆に日本人の私が「そういうことなのか」と、あらためて日本語の法則や、“くせ”のようなものに気づくことになりました。

で、実際に読み進むと、すでに体で覚え、身についている日本語の話なので、「こういうときにはこういう法則で考えれば良いのだ」などと書かれても、そんなこと頭の中で考えているだけで時間が経ってしまう、考えること自体が面倒くさいのだ・・などと、横着な私は思ってしまうのでした。
だから、途中でその法則を読み解きながら、納得しつつ先へ進むなどということに飽きてしまい、読む速度は落ち気味に・・。

この本は、日本語に対し、理論的に取り組んで興味を持つ人、日本語を著者と同じく教えている人、そして日本語を習っている外国の人にとって面白く、貴重なものなのだと気づきました。

それなりに面白くは読みましたが、もっと愉快な内容と思っていた私にはそういう面で物足りなく感じました。著者はもともとそんな面白さを書いたわけではないんですけどね(*^_^*)。

より以前の記事一覧

2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック