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わたしのいきつけ

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2024/04/10

俳句を詠んでみる_0045【 寒灯に 書(ふみ)読む妻や 居眠(いねぶり)て 】

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夜、部屋の灯りが点いているのに気づいて・・一句。

【 寒灯に 書(ふみ)読む妻や 居眠(いねぶり)て 】

《背景》季語:寒灯[冬]
私と同じく“本の虫”の妻。
ひまを見つけては、本を読んでいる。
夜半、灯りに気づき、近寄ると眠っている。
肩をそっとたたきます。

 

2024/04/09

俳句を詠んでみる_0043【 庭仕事 菜の花摘んで パスタ茹で 】

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庭の菜の花で何つくる・・と詠んでみました。

【 庭仕事 菜の花摘んで パスタ茹で 】

《背景》季語:菜の花[春]
草むしりやら、庭の手入れをして、ついでに菜の花を摘んで「はて、何をつくろうか?」と思案する妻。
菜の花と海老でパスタにしてくれました。

 

2024/04/08

「コーヒーが冷めないうちに/川口俊和」を読みました。

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『コーヒーが冷めないうちに/川口俊和著(サンマーク出版)』を古本で読みました。
帯にあるように2017年の「本屋大賞」にノミネートされた作品となっていました。

読み始めてすぐに、「これはノミネートされるはずだよ」と思いました。
ストーリー設定があまりにも面白い!

ある古い喫茶店があるのだが、その店の特定の席に座り、一定のルールを守れば、過去に戻れるというストーリーで、この物語の中では四人の人が過去に戻ります。

ただし、ルールがあって、その特定の席には幽霊の女性が常に座って本を読んでおり、その女性が席を立ったときに、その時だけ過去に戻れる席に座り、実際に過去に戻れる。

過去には戻れるが、この店のこの席に座っていることが条件。席から立ち上がることは出来ない。
さらに過去に戻る前の現在の状態は決して変えることができない。

過去に戻り、この喫茶店で出してくれた珈琲が冷める前に飲み干さないと現在に帰って来れない。しかも、帰れなかった場合、今現在いる幽霊とバトンタッチとなって、今度は自分が幽霊となって、この喫茶店でずっと珈琲を飲みながら席にいることになってしまう。

過去に戻って会える人は、この喫茶店に来たことのある人のみ、さらに過去の時間を指定しなければならないので、会いたい人がその過去のその時間にこの喫茶店に存在していなければならない・・というのです。

となると、過去に戻りたいという人は少なくなりますが、でもそれでも会いたい人がいるというのがこの本のストーリーです。

そして、過去に戻り、どうしても会いたい人に会って何がしかの会話をして・・感動的なものを得ることになるのでした。

胸がぎゅうっと締め付けられるような、いい過去との再会が四話詰め込まれていました。
こりゃ、泣いちゃうよ(T_T)

内容を書いてしまっては、“ネタばれ”になってしまうので書けませんが、読んでみたらあなたも泣いてしまうかもしれません。

さて、私がもし過去に戻れるとして、誰とどんな時期のシチュエーションで会いたいか、と考えてみましたが、ううん・・思いつきません。

ひょっとしていろいろな“お別れ”をした彼女たちと過去に戻って再会したとして・・さらに想い出にはひどいことが追加されてしまいそうな気もする・・^_^;

しいて言えばひとりだけ・・。
最初に出会った直後の時に戻り、丁寧にもう一度ゆっくりと話をして理解し合いたい人がいますが、果たしてそれがどういう結末になるのか・・わかりません。

というわけで、最初から最後までドキドキのストーリーの面白本でした。
超おすすすめ本です。

 

2024/04/07

俳句を詠んでみる_0039【 春の昼 オムレツできたっ 家族呼ぶ 】

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本日の俳句第二弾!休日のお昼は私がつくるということで一句。

【 春の昼 オムレツできたっ 家族呼ぶ 】

《背景》季語:春の昼[春]
土日の家族が皆居るときには、私がオムレツやチャーハン、焼きそばなどをつくってお昼にすることがある。
はりきって作り、キッチンから「できたぞぉ~」と皆を呼ぶ。

 

俳句を詠んでみる_0038【 春暁(しゅんぎょう)に 美濃オリガミで落とす 珈琲 】

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朝の珈琲を淹れる時間を詠んでみた。

【 春暁(しゅんぎょう)に 美濃オリガミで落とす 珈琲 】

《背景》季語:春暁[春]
春の明け方、出勤準備をする家族に朝食とともに飲んでもらうコーヒーを淹れるのが今のたのしみ。
独特な折り紙を折ったような形状の「美濃焼 オリガミ・ドリッパー」で落とすコーヒーは、香り高く豆の特徴が引き出されていて、美味しく好評だ。

 

 

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2024/04/04

俳句を詠んでみる_0033【 陽炎(かげろう)に 緋(あか)装束の占い師 】

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大きな神社の駐車場片隅で占ってもらったときのことを詠みました。

【 陽炎(かげろう)に 緋(あか)装束の占い師 】

《背景》季語:陽炎[春]
家族と香取神宮にお参りした時、大きな駐車場の片隅、陽炎(かげろう)の立つ中、和傘の下に緋色の装束に身を包んだ女性の占い師が居た。
妻と長女が占ってもらったが、ドキリとする程性格や行動について指摘され、アドバイスされた。
その時のことを思い起こして詠んでみた。

 

2024/01/31

向田邦子さんの妹、和子さんがまとめた「向田邦子の恋文」を読みました。

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『向田邦子の恋文/向田和子(新潮社)』という本を古本で見つけ、読んでみました。

これは飛行機事故で亡くなった向田邦子さんの妹、和子さんがまとめた本なのですが、第一部と第二部に分かれていて、一部は亡くなられた邦子さんのマンションを整理していたときに見つけた茶封筒(和子さんの上のお姉さん「迪子」さんが発見した)が、何やら“わけあり”で、死後二十年間、封を開けられずにいたものを開け、それを活字化したものです。

茶封筒の中に入っていたのは、N氏というカメラマンに宛てた邦子さんの手紙五通、電報一通、N氏から邦子さんへの手紙三通、N氏の日記(大学ノート一冊)、N氏の手帳二冊でした。

そこには、向田邦子さんとN氏の日々日常のやり取りが書かれていました。
二人はある意味枯れたような大人の関係であるかのような文のやり取りをしていますが、向田さんが“ありのままの自分”をさらけ出している感があります。

甘えたり、ちょっと拗ねてみせたり、愚痴をこぼしたり、細やかな心遣いを見せたり、そしてユーモアもまじえてのやり取りが、まさにそのままの状態で書かれていました。

驚くことにN氏の日記、最後に書いた翌日にN氏は亡くなっています。
後半、妹の和子さんが書いている部分で、それはN氏自ら命を絶ったのだと知り、さらに驚きました。

また、今から思い起こせばと和子さんが書かれていた、“K氏が亡くなったことを知った直後”であろう向田さんが一度も見せたことのない茫然自失とした様子なども書かれていました。

この本からは、第一部の方では、向田さんのひとりの女性として生きている姿が描かれ、初めて知ったその姿に作家、脚本家としての姿以外のものを目の当たりにしました。
ある意味とっても衝撃的。

そして、第二部では和子さんはじめ、向田さんが亡くなられたあとのお母さんを含めた家族の様子、さらに家族が大好きだった向田さん、自分を粉にしてでも母を助け、父の面目を思い、兄弟・姉妹を身をもって支えていた姿が感じられました。

今まで読んだ向田邦子さん関係の本で、一番衝撃が走った本でした。
たいせつにして、またいつか頁をめくってみたいと思います。

 

2024/01/24

「ねじめ正一の商店街本気グルメ」を読みました。

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『ねじめ正一の商店街本気グルメ/ねじめ正一著(廣済堂新書)』という古本を見つけ、読んでみました。
「我、食に本気なり(2009年小学館刊)」に加筆・修正をし、2015年に刊行されたものです。

ねじめさんといえば、阿佐谷の商店街で「ねじめ民芸店」を営むかたわら(奥さんが多くを担っているらしいが)、詩人、作家として活躍されているという予備知識があります。
それに直木賞を「高円寺純情商店街」で受賞したことも。

この本を読んでみると、阿佐谷の前には、高円寺で親が乾物屋をやっていて、それがねじめさんの子供時代、親やご近所の人たち、いろいろな家庭料理、さらに近所のお店で買った食べ物、おつかいに行ったときに買った食材などの思い出となっていることがわかりました。

これが玉子焼き、寒天、油揚げ、さつま揚げ、チャーハン、ラーメン、カレーライス、お餅、お汁粉などの話題につながっていて、特にねじめさんと同時代を子供として過ごした年代の人達は“なつかしい”気持ちでいっぱいになるようなエピソードばかりでした。

おしるこの話題のときに出てきたいい話。

ねじめさんは、おしることいえば、正月に木槌で割った鏡餅が入り、割れた餅を水につけてふやかし、おしるこの鍋に入れる。
しばらく煮ると餅はやわらかくなり、外側が溶けかかってずるずるどろどろになって、それがおしること一体化して旨いのだ!などとおばあちゃんがつくってくれた思い出を語っています。
父親は餅を焼いてうっすら焦げ目がついているのを入れていたが、自分はおばあちゃんのどろどろの餅の方がよかったと書かれています。

そして話題は、ねじめさん三十歳のとき。
自分の詩はこんなことじゃ駄目だと、詩の教室に通い、詩人鈴木志郎康(すずき・しろうやす)さんを師匠として教わるのですが、民芸品店のライトバンで通い、帰りに師匠の鈴木さんを自宅まで送ることになります。

そこで「まあ、ちょっと上がっていきなさい」となり、師匠は『懐中じるこ』という最中(もなか)のような丸いものの中に汁粉の素が入っていて、お湯をそそぐとさらさらしてちょっと頼りない感じもするが、食べてみれば、あっさりして美味しい(*^^*)ということで、すっかりねじめさん、そのおしるこが好きになっちゃいます。

ある日、「もう私のところに通わないで自分でやりなさい、卒業した方がいいよ」との師匠からのお言葉。
そこからは自力で頑張るのですが、すっかり音沙汰もなくなり、やがてねじめさんが直木賞を受賞すると、師匠からお祝いが!

開けてみると、毎週ご馳走になっていたあの「懐中じるこ」のセットだったそう(#^.^#)

ふだんは泣かない男のねじめさん、毎週師匠の家に押しかけた日々が懐かしく、ありがたく、涙にくれた・・。
という、いいお話しが書かれていました。ほんと、いい話(*^-^*)

読んでも、読んでも、おいしそうで、なつかしい、そしてどこの家にもあった安い食べ物たちが登場して、実におもしろい本でした。

 

2023/12/20

映画「きっと、それは愛じゃない」を見てきました。

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映画『きっと、それは愛じゃない(WHAT'S LOVE TO DO WITH IT ?)/2022年 英国 監督:シェカール・カプール 脚本:ジェミマ・カーン 出演:リリー・ジェームズ、シャザド・ラティフ、エマ・トンプソン、シャバナ・アズミ、サジャル・アリー』を見てまいりました。

こういう良さそうな映画は、相変わらず千葉劇場での上映です。
主人公の女性は、ドキュメンタリー監督として頑張っている。でも、私生活ではダメ男ばかりを好きになり、恋の連敗中・・。

久しぶりに再会した実家のお隣さんの男性は幼馴染。

男性はパキスタンからの移住者で、映画はそのお隣さんの家で豪華絢爛なインド映画のようなダンスが繰り広げられる(極彩色の衣装や照明がすごく、ゴージャスでこれだけ見ても驚くようなシーンだった)ところから始まりますが、幼馴染の男性は、「これから親が選んだ相手と見合いして結婚するのだ」と主人公の女性に話をしてびっくり、今の時代にそんなことが・・と。

 

 

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そして主人公のドキュメンタリー監督の女性は、その幼馴染の男性が見合いをし、結婚するまでの軌跡を次回作として追いかけることを決め、男性にいやいや承諾させる。

ドキュメンタリー手法で取材を続ける主人公と幼馴染(互いのファーストキスの相手だった)は、激しく揺れ動く心模様を見せ、見ているこちらも「いったいどうなるんだろう」とハラハラ・ドキドキな展開。

やがて幼馴染の男性は見合いをし、結婚も決まり、結婚式にも主人公の女性は取材に行く。

見合いの相手の女性の心模様も複雑だし、パキスタン人の男性の家族それぞれの実際の心の中も見えてきて、この映画は単なる恋愛と宗教的戒律や人種の問題を表面的になぞるようなものではなくて、現代の世界で起こっている「愛と結婚」の問題に迫る、心に深く響くようなものとなっていました。

私も見終えて、これは多くの人におすすめしたい作品だと感じました。

映像的にも素晴らしいし、主役お二人の男女の演技も、それを囲む脇役陣の演技もとても良かった。
今年も最後の最後にきて、良い作品とめぐり逢いました。

 

2023/12/13

「麻婆豆腐の女房 -赤坂 四川飯店物語-/吉永みち子」という本を読みました。

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『麻婆豆腐の女房「赤坂 四川飯店物語」/吉永みち子著(知恵の森文庫)』という本をブックオフで見つけ、読んでみました。

この本は、2000年に刊行されたものの文庫化です。
著者は「気がつけば騎手の女房」の吉永みち子さん、そしてこの本での「麻婆豆腐」というのは、四川料理といえば「陳建民」と言われるというか誰もがご存知の中華の鉄人・陳建一さんのお父さんのこと。

そしてその女房は、洋子さん。日本人ですが、この本を読んで初めて知った陳建民さんの三人目?の奥さんなのです。

中国の婚姻というのが、日本の戸籍制度ほど厳密になっていなくて、陳さんの最初の結婚とそこでもうけた子供、さらに香港でも結婚して子供をもうけ、次に日本で洋子さんと出会い婚姻、そこで長女と長男(鉄人・建一さん)をもうけています。

重婚?!と思ってしまいますが、前の二人の奥さんは書類上というか、正式には婚姻となっていなかったというのが実際のところだったようです。

この本は、日本での女房、洋子さんが陳さんの放浪癖をなんとかしてくい止めて、日本で初めて家族の良さを認識してもらうために奮闘していく様子を描いたものとなっていました。
また、陳さんがいろいろなお店を渡り歩き、やがて四川料理の第一人者となり、お店もいくつも持ち、料理学校をつくったり、NHKきょうの料理の先生になったりする(私はこの番組の陳さんを見た記憶がある。まな板の代わりに木の切り株のようなものを使っていたのを覚えている)様子を実に鮮明に、目の前で起こっているかのように書かれていました。吉永さんの筆力はただ事ではないと思いました。

陳さんと洋子さんの波乱万丈の人生と仲の良さ、そしてやがては前の奥さんと子供を呼び寄せ、仲良くなる・・という離れ業を展開する洋子さんの生き方、さらに最初の奥さんとの子供に陳さんと国交回復してから会いに行き、そこの子(その時40歳)とも仲良くなっていく様子が描かれていました。

陳さんも洋子さんも幾多の苦境を乗り越えていくのですが、私は陳建民さんのちょっと愉快な感じで料理する姿しか存じ上げなかったので、とても驚いたし、感動もしました。

吉永さんの見事な文で描かれた陳さんと洋子さんの人生模様は、300頁ほどあったこの本を最後までわくわくドキドキしながら読ませてくれました。

とてもいい本でした。
中華の鉄人・陳建一さんをご存知の方にもぜひ読んでみていただきたい素晴らしい本だと思いました。

 

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