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2020/03/14

伊集院静氏の「女と男の絶妙な話。」を読んだ。

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『女と男の絶妙な話。/伊集院静著(文藝春秋)』を読みました。
伊集院さんは、この一月にくも膜下出血で倒れ、緊急手術をされたと報じられていましたが、現在は後遺症もなく、順調にリハビリをされていると聞きました。
中断されていた小説や連載も随時再開予定とのことでうれしくなりました。

そんな伊集院さんの表題の本。

今回も面白く読みました。

この本は週刊文春に連載され、読者からの質問に対し、伊集院さんが思うがまま、一切の遠慮会釈のない回答が小気味よい、一刀両断的人生相談・・みたいな内容です(^^;)

まあ、今回も“ろくでもない”・・失礼、“輩”・・いや、失礼、皆様方からの伊集院さんを呆れさせ、怒りを喚起し、笑わせ、驚かせ、泣かせ、感心させる質問が集まっておりました(^_^;)

これを読んでいると、夫婦というものがどういうものなのか、人生ってどういうものなのか、真面目すぎる人と、いい加減過ぎる人からの両極端な質問と、伊集院さんの間髪を入れない豪快な回答が楽しい本でした。
いやもう、あっという間に読み終えましたよ。

伊集院さんの回答には、私が思うに「人の一生なんて、どうなるか誰にも本人にもわからない」、真面目に生きることも大事だが、「自分の思うことを一所懸命、ただひたすらやって生きて行くことが大事」、そして「男が女を好きになるのに一々くだらん理屈をつけるな」というようなことが書かれていたと思います。

男は死ぬまで男でしかない。

すぐに役立つものはすぐに役立たなくなる。

女の気持ちと山の天気はすぐに移ろうもの。

惚れて通えば情も通じる。

旅は私たちに与えられた最上の贈物である。

などなど、今回もありがたいお言葉を頂戴して読了しました。
伊集院さんが早く快癒され、また読者からの質問に対し豪快な回答をぶちかましてくれることを願いながら、今回のブログはおしまい。

 

2020/03/05

山本甲士さんの「ひかりの魔女 ~にゅうめんの巻~」を読んだ。

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『ひかりの魔女 ~にゅうめんの巻~/山本甲士著(双葉文庫)』を読みました。

著者山本甲士さんの本については、「ひなた弁当」「わらの人」「戻る男」「俺は駄目じゃない」「ひかりの魔女」などを読んできました。

「わらの人」を読んだ時のブログに掲載した感想文については、著者山本さんから直接、私が疑問を抱いたタイトルの謂われについてメッセージをいただいたりして感激したのですが、今回も読んでいるあいだずっと心に何か染み渡るものがありました。

今回の本については、以前、私が「ひかりの魔女」の第一弾を読んで感動していたのを妻が覚えていて、この第二弾を買ってきてくれたのです。
こんな形での第二弾との出会いも、この「ひかりの魔女」らしい感じがします。
偶然なのか、必然なのか、どちらでも“出会い”というものは大事です。本でも人でも、出来事でも、その“出会い”を大事にしたいものです。

この物語の主人公のお婆ちゃんが行くところ、そして出会う人達、皆がささやかな幸せにつつまれます。

そのささやかな幸せにつつまれる人達は、「真崎ひかり」という主人公のお婆ちゃんを通じて物語中どこかでつながっているのですが、喫茶店を営む引っ込み思案の独身女性、社内クーデターによって会社を追われた元社長、倒産寸前の町工場を営む中年夫婦、ラーメン屋の経営に失敗して車上生活を送る男性、などが“ひかりの魔女”と知り合うことによって、何か人生の「ヒント」を得て、人としてささやかだけど幸せ、つつましいけど豊かな家族との生活にめぐりあいます。

それぞれのエピソードを読んでいるだけで、なんだか涙が出てしまうのです。

この本は、私が人間ドックで何度もある待ち時間に読んでいたのですが、待合の椅子でこの本の世界に入り込み、気づくと泣いていました。
人の幸せってなんだろう・・と、この歳になってあらためて再確認することになるのでした。

読後も甘酸っぱくて、つんとくる幸せ感が広がりました。

世の中の不条理や、世知辛さ、人との付き合い方に小さな悩みを持っている“あなた”におすすめの漢方薬的な“お薬”となる本です。

 

2020/02/28

先生からいろいろ届いた(^-^)/☆

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いつもこのブログでご紹介する私の中学時代の担任の美術の先生。

私と妻・長女で稲毛や九十九里の海岸に出かけ、シーグラス(浜辺に落ちているガラスの破片が波に洗われて丸くなり角がとれて綺麗な“かけら”になったもの)探しをしている話を聞き、先生が集めたシーグラスと、貝殻を送ってくれました。

大きな箱にいっぱい入っていたのですが、写真はそのうちのガラスの容器に入れてあった小さな貝殻とシーグラスです。
妻はそれに水を張って、「生きているみたいだ」と、その風情を楽しみだしました。
そして先生のくれたシーグラスはとても美しい青や緑、透き通ったものなど、素敵なものでした。

 

 

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そして、貝殻を梱包してくれているうちに先生は思いついたのだそうですが、“貝殻”のボディーを持つ印鑑も私と妻に作ってくれて同封されていました。
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'(*゚▽゚*)'こりゃ楽しいっ!!
また先生にお手紙を書くときには便箋に押したいと思います。
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そしてそしてさらに追加!
「ツノゴマ」という植物の果実(成熟すると黒く、固くなる・・別命[悪魔の爪]とも呼ばれているらしい・・)を使った先生得意のオブジェも送ってくださいました。
これも超楽しいっ!
目を付けて、まるで鳥のよう(゚ー゚*)。oO

私が帰宅後、妻と共に先生に電話して、たっぷりとお礼のお話、させていただきました。

いやな病気が流行っている今、“誰もいない”海に出かけて、またシーグラス探しをしたくなったのでした。

 

2020/02/04

シーグラスを拾いにでかけた

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日曜日の朝、突然に妻から「昨日テレビでやっていたんだけど、“シーグラス”を探しに行きたいからついてこない?」と声をかけられました。

シーグラスとは、浜辺などに打ち上げられるガラスの破片のことで、波に洗われ、角が取れ、磨りガラスのような風合いになったりして、もともとは海のゴミみたいなものだったのに、そのままでも飾ったり、またはアクセサリーにしたり、あるいはハンダのようなもので接着し、ステンドグラスのようにしてランプシェードを作ったりする人もいるとのこと。

 

 

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三人で波打ち際から十数メートルの幅で砂浜を探索。

呆れるくらいありません(^_^;)

それでもいくつか発見いたしましたが、ランプシェードを作ろうとしたら、何十年かかることやら、みたいな成果でした。

 

 

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きっと収集してなんらかのものを作ったりしている人は、目標の海岸の特徴や潮目なども読んで「きょうはここだっ!」っていう場所を定めてハントに出かけるのでしょうね。
素人の浅はかな考えでは、なかなか目標の物に達することは出来ませんでした。
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でもまあ、それでも三人で楽しい海辺の時間を過すことができ、少ないながらも成果があり、良きひとときでした・・。

今度は外房がいいんじゃないか、などと探索のあとに食事しながら妻が言っておりましたが、・・また私も同行させられるのか・・とちょっとドキドキ。

 

2020/01/02

初詣に行ってきました。

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今朝は早くに起きて家族で近くの氏神様にまずは初詣。
それから県内でも古いお寺に、毎年交通安全の祈願をしてもらっているので、お守りをいただきにあがりました。

それから、それから“隣の隣の市”にある大きな神社で妻の従兄弟が宮司をしているのでそちらにもお参りして、本堂に上がり、家族それぞれに新年のご祈祷をしていただきました。
私がお願いしたのは、『傷病平癒』でした。
昨年、突然の病に倒れましたが、何としても今年は治したいと強く願っているので。

 

 

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ご祈祷を終えて、甘酒を飲み、ほっとしたところで家族皆がおみくじをひいて喜んだり、がっかりしたりしているのを見て、それじゃあと、私もひいてみました。

結果は「末吉」でしたが、「身の煩いも散り失せ禍い事もなくなり旧の道を守って辛抱おこたらなければ幸福身にあまって家の内も明るく楽しく暮らされます。信神なさい。」
とありました。

「末吉」のわりには、とても良い内容じゃないですかd(^_^o)

[病気]の項目には、「なおる。信神せよ」とありました。
病は治りますね'(*゚▽゚*)'

【信神】します!

 

2019/12/30

荷物の大移動を開始した。

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以前、家の荷物類を保管していたプレハブを解体することになり、いったん預けておいた荷物を1年半ぶりに倉庫が完成して大移動を開始しました。

その間、本来なら5月には取りかかる予定だったのですが、私が倒れ、体調が戻ってきたのがやっとこの12月、長かった。建物も台風の影響があったりして何度か工事が止ったり、立て直したり。

家財道具の他、ドラム等楽器類、アンプなども含め、リヤカーで4往復、クルマで6往復、リヤカーでの移動は万歩計で6キロになっていました。
回復してきたとはいえ、疲れました。
家族全員で一日頑張りましたよ。みんな頼りになった。

また、夫婦して読書好きなので、溜まってくる書籍の量がただ事ではなく、私でさえ年間80~100冊読むのに、妻はさらにそれを大きく上回る読書量・・家の中は本のために空間があるかのようになってしまい、書庫も今回併せて建てました。
これで少しは人間の居る場所が確保されるか・・(^_^;)

書籍の移動は年が明けてからになりますが、憩いの図書室になるといいのですが。

いよいよ年も押し詰まってまいりました。
今年の振り返りをこのブログで最後にして除夜の鐘を聞きたいところですが、時間があれば・・ってことで…σ(^_^;)・・きょうはこのへんでおしまい。

2019/12/28

城山三郎さんの「そうか、もう君はいないのか」を読みました。

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『そうか、もう君はいないのか/城山三郎著(新潮文庫)』を読みました。

城山さんは、1957年に『輸出』で文学界新人賞、翌年に『総会屋錦城』で直木賞を受賞した経済小説の開拓者です。

そんな城山さんが先立たれた奥さんとの終戦間もない頃の出会いから、結婚し大学講師をしながら作家を志した頃、お二人の家庭を築いていく様子などを書かれ、没後に発見された未完の原稿を本にしたものです。

それまでの夫妻の仲の良い生活、微笑ましいエピソード、奥さんの天真爛漫な様子が楽しく読めただけに、奥さんに病の影が忍び寄り、病に倒れ、別れがやってくる終盤には、奥さんの子供達に対するあまりにも愉快な振る舞いが笑えるだけに、余計哀しく、私も涙なしには読めませんでした。

喧嘩もせずに様々な困難・苦労を苦労ともせずに過していくお二人の姿はうらやましいくらいの夫婦像です。

今では考えられないような時代的背景も描かれていますが、それもすんなり理解して読めました。
要するに時代の厳しさや困難も二人には“艱難辛苦”みたいにはならずに、支え合って夫婦の生活を築いているのです。だから希望を持って前に少しずつ進んでいく姿が、読んでいるこちらにも楽しく見えるのです。

最後にこの原稿を発見した娘さんの手記も載っているのですが、夫婦としても家族としても素敵な人達であったことがよくわかりました。

とてもいい本でした。

2019/08/10

休日に長女と出かけた「スペインの現代写実絵画展」

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朝起きて、比較的体調も良さそうだったので、千葉市緑区あすみが丘の「ホキ美術館」で開かれている「スペインの現代写実絵画展」に出かけることにして準備していると、長女が「私もそれに行きたかった」ということで、二人で出かけることにしました。

昨秋はこのホキ美術館からバルセロナに作品が出ていって、今回は交換ということでスペインから現役59作家の作品がやってきての公開です。

 

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ホキ美術館のいつもの作品だけでも驚きの連続ですが、スペインからの作品はさらに奇想天外な作品ばかり!
見応えありましたぁ( ̄O ̄;)
長女も熱心に一つ一つ作品を見ていました。
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じっくりと写実絵画の数々を堪能したあとは、帰路途中、同じあすみが丘にあった、ちょっとレトロな喫茶・レストラン「び~んず Beans 」で食事しました。
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初めて入ったけど、入り口も店内もなんだか懐かしい感じ。
長女は「昭和だね」と言っていましたが、そうか、これは“昭和レトロ”な感じなんだな、と思いました。
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長女は“若鶏の香草焼き”、私は“イタリアンハンバーグ(これも昭和的?)”を食べました。

長女と美術館での作品を思い出しながら話をして、そして楽しく食事して、いい気分で帰ってきました。

6月末に私が倒れた時に一緒に救急車に乗り、病院に着いてからも必死に面倒をみてくれた長女でしたが、ゆっくりと二人で話ができました。
いい一日になりました。

 

2019/07/23

伊藤比呂美さんの「閉経記」を読んだ。

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『閉経記/伊藤比呂美著(中公文庫)』という本を読みました。
いつもどおりブックオフで108円!(^_^;)

著者は詩人ですが、性と身体をテーマに詩だけでなくエッセイでも独自の分野を開拓してきた方のようです。
また、介護や老い、さらには死についても踏み込んだ著書がたくさんあることがわかりました。

親元の熊本と米国・カリフォルニアを拠点として行き来しながら活動を続けていると書かれていました。

ご本人の変って行く身体、そして一向に減らない体重(^_^;)、親の老い、夫の偏屈の三重苦、四重苦の中、たくましく、そしていい加減に、または自堕落?!に生きてらっしゃる様子が書かれています。

人生と、そして女という生き方を閉経を通し、実に赤裸々というか本人は赤裸々とも思っていないかもしれませんが、かなり全面開放していると感じました。私が男だからかもしれません。
もっというと、読まなければよかった・・と、正直思いました。

いいや読めっ!これが真実の女の姿だ。お前だっていい歳こいてんだろう!!しっかりしろ、現実を見つめろ・・という声がエコーを伴って聞こえてきますが、でも肉体的にも精神的にも丁度私が療養中で弱っているところだったので、実際のところ読み切れなかったというか、ちょっとギブアップ気味で読了。

また心身ともに良好な状態のときに読んだ方がいいのかもしれません。
とりあえず今回の読後感でした。

2019/05/01

映画「パパは奮闘中!」を見た

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映画『パパは奮闘中!(Nos Batailles)/2018年 ベルギー・フランス合作 監督:ギョーム・セネズ 出演:ロマン・デュリス、ロール・カラミー、レティシア・ドッシュ、ルーシー・ドゥベイ、バジル・グランバーガー』を既に見ておりましたので、感想を。

ネット通販サイトの倉庫でリーダーとして働いているオリヴィエ(役:ロマン・デュリス)が主人公。
そんなオリヴィエは厳しい環境で妻と子供二人を抱え働いていましたが、ある日突然、妻が姿を消します。これが不可解な感じで、やがて少しずつ理由が見えては来るものの、でも釈然としないままでした。

 

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ロマン・デュリス演じる主人公は、真面目で、厳しい現代社会の比較的底辺に生きる人物ですが、この映画の中では妻や子供にやさしい部分を見せつつ、でも人間的な部分、“男”としての仕方ない部分(・・奥さんがいなくなれば淋しくなって身近な女性が気になってしまう)もあり、結局ロマン・デュリスの演技がうまいってことになります。

 

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仕事がめっちゃ忙しく、しかも現代の世相を反映して職場ではリーダーとして様々な問題を抱えている。さらに残された二人の子供を育て、子供達に母がいなくなったことについて父としての説明もしなければならない・・。
子育てに励むお父さんのヒューマンなドラマ・・という展開かと思って来た観客も意外な展開に戸惑っていたように感じました。

たぶん世界的な問題であろう仕事(働き方)、夫婦のあり方、子供を含めた家族のあり方、さらに子供の学校関係や親や兄弟親戚などとのいろいろな問題が全編に浮き彫りのように滲み出してきて、けっこう“厳しい”内容の映画だったのです。

そんなことなので、ハッピーエンドな展開でもなく、どっちつかずというか、解決を見ない結末に(フランスの映画はこいうのが多い)、なんだかすっきりしないものが残ったままになったのでした。

でも、それでも、見たあとには何か筋の通ったものがあったような気がしました。
映画としては、しっかりしたつくりだったということでしょう。

結局「見ても損はさせない」、そんな映画でした。

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