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2018/11/14

月組 エリザベート観劇しました。

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宝塚歌劇・月組東京公演「エリザベート -愛と死の輪舞-」観劇してまいりました。
チケットも完売で、今回はあきらめようかと思っていたところ、マダムからあたたかい手を差し伸べていただき、無事観劇することができました。ほんとうにありがとうございました。

トートはもちろん珠城りょう(たまき・りょう)さん。
エリザベートは、今回の公演で退団される愛希れいか(まなき・れいか)さん。
フランツ・ヨーゼフは、美弥るりか(みや・るりか)さん。
ルキーニは、月城かなと(つきしろ・かなと)さん。
ルドルフは、今回役替わり公演ですが、私の見た回は、風間柚乃(かざま・ゆの)さん。

全体の印象は、私が今まで生で観劇したのは、水夏希(みず・なつき)さんの雪組、瀬奈じゅん(せな・じゅん)さんの月組、明日海りお(あすみ・りお)さんの花組公演でしたが、そのどれとも全く異なる印象でした。

すごく、はっきり・くっきりとした舞台で、水さんの氷のように冷たい感じとも、瀬奈さんのちょっと人間くささを感じさせるものとも、明日海さんの神がかり的なこの世のものとも思えない感じ、どれとも異なり、エリザベートという物語に真っ向から取り組み、小細工なしの全身で全力で珠城さん、愛希さんを中心に月組が力強く、そして煌びやかに演じていた感がありました。
こういうエリザベートもありだと思いました。そして珠城さんらしい真っ正面から作り上げてきたものでした。
そして、珠城トートの魅力も感じました。宝塚大劇場で演ってきて、手応えを感じていらしたのではないかと思いました。


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愛希さんも、正面からエリザベートという難役に挑んだ感じ。
演技の隅々まで、指先の動きひとつひとつまで、今までのトップ娘役の経験から得たものをいかして見事だったと思います。絶唱という感じで歌いきり、倒れるシーンなどは、見ていて涙が出て来ました。

美弥さんは、やはり彼女の持てるものをいかしきってフランツ・ヨーゼフを作り上げていました。大劇場では一度倒れられた・・??ともお聞きしましたが、ほんのちょっと不調を感じるところがありました。隠してはいましたが、いまひとつ本調子ではないように私には感じました。

月城さんも、変な作り方をしていないルキーニで、好感が持てました。
これも月城さんご本人の魅力がルキーニに“乗り移って”いたのかもしれません。さまざまなルキーニを舞台で、ビデオで見てきましたが、ワイルドな中にも“美しい”気品あるようなルキーニで、私は好きです!d(^_^o)

ルドルフは、風間さんの回でしたが、立ち姿も凜々しく、なかなかのいい男役だと思いました。
「闇が広がる」のあのシーンも見せどころとして、きちんと成立していました。好演です!

その他のメンバーも月組らしい個々が練り上げていくタイプの作り方で、それらが見事に合体・融合していて、組の持ち味がよく出た作品になっていたと思いました。

フレッシュでスター性を持った組子が多い月組、龍真咲(りゅう・まさき)さんがトップの頃からまた一段と進化し始めているのかもしれません。
次のトップ・コンビのプレお披露目公演も楽しみになってきました。

2018/09/24

宝塚歌劇・花組「MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-/BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-」を観ました。

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宝塚歌劇・花組東京公演『MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-(ミュージカル)/BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-(ショー・スペクタキュラー)』観劇しました。

宝塚からもちょっと離れ、雪組公演も観劇しないままでしたが、お声掛けいただき、“ヅカ友”三名での観劇となりました。
花組は、3月の「ポーの一族」以来です。

今回、予備知識もなく観た「メサイア-異聞・天草四郎-」でしたが、天草四郎役の主演、明日海りお(あすみ・りお)さんには“持って来い”というか、“生き写し”というかd(^_^o)ご本人の実力がそうさせているのだと思いますが、まさに“ピッタリ”の役どころでした。

その明日海・天草四郎にキリシタンの教えを知るきっかけを与えることとなった娘を演じた主演娘役の仙名彩世(せんな・あやせ)さんも、相変わらず落ち着いたトップ娘役らしい演技を見せてくれ、トップ二人は盤石だな、と思いました。

その他、柚香光(ゆずか・れい)さん、瀬戸かずや(せと・かずや)さん、水美舞斗(みなみ・まいと)さんら、主要な方々もさすがの実力を見せてくれ、異聞・天草四郎は重厚で、骨太の力作というか、名作とも呼べるくらいの仕上がりになっていました。

今、明日海・花組は全盛期を迎えていると実感しました。見応え十分です。


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ショー「BEAUTIFUL GARDEN 百花繚乱」も素晴らしかった。
今の宝塚ではこの花組のショーが「一番」じゃないでしょうか。
見どころしかない!(*^_^*)

ロケットもショー前半でやってしまうという意外さや、それぞれのシーンがどれも一番の見せ場に見えてしまい、うかうか見ているヒマなんて無いです。

特に男役群舞のシーンが何度もあるのですが、どれも甲乙つけがたく、また舞台上のセットと組子のフォーメーションの見事さも際だっていました。

これで、もし芹香斗亜(せりか・とあ)さんがまだ花組に残っていたら、「最強」だったでしょう。

格好良くて、男前な男役と、花組独自の娘役のあり方のようなものをプライドをもって感じさせてくれる娘役陣。もう、文句のつけようがありませんでした。

ミュージカル、ショーともに、100点満点でした。
一緒に行ったヅカ友のひとりは終演後、涙が止らず、思わず笑ってしまった私ですが、実は私もショーの途中で何度も涙ぐんでいたのでした(^_^;)それは内緒。

もし、もう一度見る機会があれば、またご報告いたします。
素晴らしい公演でした。

2018/07/27

月組トップ娘役に「美園さくら」さんが!

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宝塚歌劇団月組トップ娘役に美園さくら(みその・さくら)さんが来年1月から就任するとのこと。今朝の新聞で知りました。

6月の赤坂ACTシアターで「雨に唄えば」を観劇したときに、なんとなくそんな予感はいたしました。
私の見た感じでいうと、歌がとても伸びやかで、撥ねるような“バネ”のある歌唱が印象的でした。
お芝居の方は、まだまだという感じがしましたが、それでも物怖じせず、体当たりでいく気持ち良さがありました。
すでにトップ男役で、美園さんを迎える珠城りょう(たまき・りょう)さんのフレッシュで若々しい様子には合うのかもしれません。

そしてまたも涙を呑むのは、二年先輩だったと思う海乃美月(うみの・みつき)さん。
歌もダンスも良く、特にお芝居に関しては宝塚の中でも独特の持ち味とうまさがあり、トップ娘役としても十分な実力を持っている方だと思います。

宝塚はこういうことが必ずあります。運命の巡り合わせっていうんでしょうか。

宝塚歌劇団屈指の美貌を持ち、演技力も素晴らしく、どんどん成長していった宙組の怜美うらら(れいみ・うらら)さんは、最後の最後にきて後輩の星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんにトップ娘役の座を譲ることになってしまいました。そして退団。

それは星組から月組に組替えでやってきた早乙女わかば(さおとめ・わかば)さんも同じこと。
主演を務めることもあり、実力も十分でしたが、月組には海乃美月さんもすでにいたし、そうこうしているうちに若手が台頭。時期的な運もあったと思いますが、一度はトップ娘役の姿を見てみたかった。

何度かの組替えを経て、星組にたどりついた白華れみ(しらはな・れみ)さんも、歌、ダンス、芝居、すべてにおいて実力十分でしたが、柚希礼音(ゆずき・れおん)さん、夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんの長期黄金トップコンビの時期にかち合ってしまい、トップ目前で退団に。

かつての宙組、花影アリス(はなかげ・ありす)さんも、気高いような美しさと、可愛らしさの両方を併せ持ち、蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんとステージに立ったときの感じは、まさにトップスターでしたが、大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さん、野々すみ花(のの・すみか)さんの花組からの落下傘トップコンビがやって来たことにより、トップはあっという間に遠のいていきました。
でも、最後までどんどん成長していき、「トラファルガー」での名演が心にいまだ残っています。

そういうことって、これからもまだまだあるんですよね。

もしも、美弥るりか(みや・るりか)さんが星組に返り咲いて、トップになんて夢のようなことがあったら、ぜひ、海乃さんを相手役にしてほしいと思ったりもします。・・ないよねぇ・・(^_^;)

というわけで、今回は“グチ”のような、ぼやきのような、そんな内容になってしまいました。
そんな中で“遅咲き”?でトップ娘役になられた仙名彩世(せんな・あやせ)さんは実にめでたかったが、その実力を遺憾なく発揮されています。こういうトップ娘役もぜひまた登場していただきたい、と個人的な要望を述べまして、今回のブログ、終了といたします。


【Now Playing】 I Want To Hold Your Hand / Joshua Breakstone ( Jazz )

2018/07/15

星組「ANOTHER WORLD / Killer Rouge」を見てきました

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宝塚歌劇・星組東京公演「ANOTHER WORLD(落語ミュージカル) / Killer Rouge(タカラヅカ・ワンダーステージ)」を観劇してまいりました。

ミュージカル、ショーの二本立て。
最初の『ANOTHER WORLD』は、RAKUGO MUSICAL(落語ミュージカル)と銘打ったまさに異世界のミュージカル!!( ̄O ̄;)

死後の世界が出てくる落語「地獄八景亡者戯」「朝友」「死ぬなら、今」などを随所に散りばめ、大元の噺は「崇徳院」という大店の若旦那と菓子屋のお嬢様の“一目惚れ”の落語ですが、元ネタでは二人は死にませんが、この噺では、他の噺もミックスしているので死なせちゃいます(^_^;)

主役二人や様々な人達があの世に行き、そこでまた知り合う貧乏神やその他の人?たちとの落語フレーバーなドタバタが果てしなく可笑しい(^o^)

チラシだけ見たときには、“なんでもあり”的な最近のタカラヅカがまたひとつやっちゃったのか、と思っていたのですが、私の潜在意識にある「メイちゃんの執事」のときの紅さんが今まで私の感覚を邪魔していたのかもしれません、主演、紅ゆずる(くれない・ゆずる)さんの炸裂する「笑いのセンス」にやっと本格的に気づくことになりました。

これでいいんだね。まさに『紅ワールド』!!
宝塚としては異色も異色の落語ミュージカルを、笑いの渦と、人情の機微でしっかりと作り上げ、星組の組子達は相手娘役の綺咲愛里(きさき・あいり)さん、二番手男役の礼真琴(れい・まこと)さん、専科からの華形ひかる(はながた・ひかる)さんはじめ全員が愉快で軽快で、リズミカルで、人情も愛情もあふれる舞台を力強く演じていました。

関西弁の早口もものすごく、全員がこの話をいいものにしようとする姿がとても良かった。

あの世に出てくる冥途歌劇団のロケットや、冥途の阪急電車のマルーン色そっくりの鉄道なども可笑しかった。「ベルサイユの“蓮”」ってなんやねんヽ(=´▽`=)ノ

最初から最後まで息をもつかせぬ怒濤の舞台に観客席は笑いの渦に包まれました。


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そして、ショー。
こちらも久しぶりに星組の過激なくらいのオーバー・スピードでコーナーに突っ込む感じのショーを堪能しました。
そうそう、星組はこのくらい“やり過ぎ”な感じで“丁度いい”んですd(^_^o)

紅さんの他組トップにない派手なゴージャス感、相手役、綺咲さんのあふれるような可愛さと、ちょっとツンデレっぽい感じ、礼さんの伸びやかで艶やかで辺りがパッと開けていくような明るい歌声、なんだか遠慮がちだけど、“やるときはやる”七海ひろき(ななみ・ひろき)さんなど(^^;)、専科からの華形さん含め、次から次へと“攻め”のショーに胸が熱くなりました。

ロケットも良かったねぇ!(*^_^*)、ステージだけで完結するのかと思っていたら銀橋にまで出て来て、今までにない“振り”で可愛いものでした。わたしゃ、涙がでましたよ。

最後の最後までガンガンくる、これが星組だよねぇ、なんだか久しぶりに溜飲が下がりました'(*゚▽゚*)'

おしまいに特筆的にミュージカルでもショーでも光っていたのが娘役の音波みのり(おとは・みのり)さん。ミュージカルでも舞台をキリッと引き締める演技を見せてくれたし、ショーでは随所に大活躍でした。この人は星組の宝だよ、大切にしないと。

それから、同じく娘役の有沙瞳(ありさ・ひとみ)さんも、また新たな魅力をミュージカルで見せ、ショーでも抜群に光るものがありました。いつも感心させられます。

以上が今回の星組観劇の感想でした。
星組が紅さんの星組になってきたな、と強く感じる公演となりました。


【Now Playing】 Untitled Original 11386 / John Coltrane ( Jazz )

2018/06/20

月組・赤坂ACTシアター公演「雨に唄えば」を観劇

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宝塚歌劇・月組赤坂ACTシアター公演『SINGIN' IN THE RAIN 雨に唄えば(ミュージカル)』を観劇しましたので感想を。

主演ドン・ロックウッド役は、月組トップスターの珠城りょう(たまき・りょう)さん。そして相手娘役にあたるキャシー・セルダンは若手の美園さくら(みその・さくら)さんが演じ、さらに主役級のコズモ・ブラウン役は美弥るりか(みや・るりか)さん。

そして特筆すべきは、“みんなの困ったちゃん”的役割、リナ・ラモントを本来男役の輝月ゆうま(きづき・ゆうま)さんが演じ、見た目は美人、声は面白すぎ(#^.^#)、歌は音痴、という、しかもストーリー全体に笑いと雰囲気を振りまく「超難役」を実に見事にこなされていました。
最後の最後まで、笑いと明るさをこのミュージカル全体に渡って振りまいていました。
間違いなく今回の【MVP】です。

主演珠城さんは、まるでこのミュージカルが“あて書き”されたかのように“ぴったり”“しっくり”とドン・ロックウッドにはまり、歌にダンスに、お芝居に、まさに「水」をえた魚のように生き生きと演じられていました。
特に一幕終了直前、舞台上は本物の“土砂降り”となり(びっくりしました( ̄O ̄;))、珠城さん、ずぶ濡れで大熱演、観客も息を呑みました。すごかった。

珠城さんと丁々発止で物語りを進める美弥さんも、いつもながら歌もダンスもお芝居も群を抜く素晴らしさ!
完全にコズモ・ブラウンになりきっていました。もう、このかっこよくて、お茶目な感じは誰も真似できませんd(^_^o)

そしてチラシ等には大きくクレジットされていませんでしたが、珠城さんの相手娘役となっていた若手の美園さくらさん。
歌はもちろんお見事!そしてトップ珠城さんを相手に回し、お転婆な部分を見せたかと思うと、小さなハートをキュンとさせる乙女にもなり、芝居もうまいっ!!

ゼルダ・サンダースを演じた叶羽時(かのは・とき)さんは、歌もうまく、華やかさも同時に持ち合わせている。

ロスコー・デクスター(監督)を演じた蓮つかさ(れん・つかさ)さんは、すっかりコメディエンヌを身につけ、爆笑の連発銃を放ち、その美しいお顔立ちからかけ離れた存在感に感心しました。

珠城さんと美弥さんにトーキー時代となり、発声方法の先生としてアドリブでコーチしたのは、今回本役休演のため代役だったのですが、朝陽つばさ(あさひ・つばさ)さんが演じ、本人も冷や汗かきつつ、熱演。
珠城さんと美弥さんにいじられながらの楽しいコーナーになっていました。

いつの間にか月組は層が厚くなりましたねヽ(=´▽`=)ノ

洗練され、音楽も素晴らしく、舞台装置も抜群、演じる月組の組子たちも万全な感じ、満点の公演でした。月組、ありがとう!(゚ー゚*)。oO

2018/06/17

月組・月城かなとさんの「ザ・ラスト・パーティー」見てきた

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宝塚歌劇・月組日本青年館公演「Musical THE LAST PARTY」を見てきました。
主演は雪組から組替えで月組配属となり、すっかり月組のスターになってきた月城かなと(つきしろ・かなと)さん。
相手娘役は月組では芝居巧者の海乃美月(うみの・みつき)さん。
お二人とも洋風な“濃い”ルックスなので、今回のフィッツジェラルドのような1920年代のアメリカが舞台のお話にはぴったりだと思いました。

時代は「ジャズエイジ」とも言える1920年代からフィッツジェラルドが亡くなる1940年までのお話で、彼の代表作「華麗なるギャツビー」がアメリカ文学に偉大な足跡を残した栄光と、その後の時代の寵児からの栄光が過去のものとなり、経済的にも社会的にも不遇になっていくところを描いたものでした。

月城さん演じるフィッツジェラルドは、貧しい家庭に育ったというコンプレックスがあり、さらにそこから湧き出た大いなる野心、妻(海乃さん演ずるゼルダ)への愛と、妻が精神的に病んでしまってからの苦悩、友人であるが、フィッツジェラルドの文学作品に厳しい評価と叱咤をあたえるヘミングウェイ(役:暁千星/あかつき・ちせい)との葛藤と確執・・、なかなかに“濃い”物語でした。

過去、宙組の大和悠河(やまと・ゆうが)さん、当時月組の大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんにより二組連続上演という形で公演された植田景子先生の作品なのだそうです。
過去のお二人を見ても、月城さんが演ることには何か必然のようなものさえ感じます。

で、月城さんと海乃さん、バチーンっとはまってましたよ!ヽ(=´▽`=)ノ
絵に描いたようなオールド・アメリカンな世界の中で、お二人と月組の精鋭部隊がフィッツジェラルドの最期までをたどる「ラスト・パーティー」、ガツンときましたd(^_^o)


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もともと月組はこういうシチュエーションは得意な感じがします。
だからみな、生き生きと演じ、前半は月城さんがうなぎ登りで頂点にたどり着き、海乃さんという妻も得た・・でも、そこには・・何も無かった・・みたいな荒廃した心模様までが描かれ、見ているこちらはちょっと辛い感じだったのです。

で、後半に入り、どん底状態の月城・フィッツジェラルドのもがき苦しむ様子。そして、わずかながら光が射してくる様子、心にジーンと響きました。

後半、お芝居が始まってすぐに、月城さんの秘書となった“なっちゃん”(夏月都/かげつ・みやこ さん)(*^_^*)、この人の芝居力をあなどってはいけない、なっちゃんと月城さんのシーンから、今まで5速100キロで走っていたような舞台が、3速110キロで走り出したクルマのようにガツン・ガツンとシフト・ダウンをかまし、俄然舞台が盛り上がり、急展開となります。

そこに現われたヘミングウェイの暁さんが、一気に2速にさらにシフト・ダウンし、ホイルスピンさせながらの急加速!月城フィッツジェラルドと“魂”のバトルとなり、物語は佳境に入りました。

そこからは、組全体がこのラスト・パーティーという舞台を力強く観客に見せてくれたのでした。
ラストに向けて、フィッツジェラルドの死が近づくにつれ、胸の奥底から何かが湧き上がってきました。
人の一生って、そして妻との愛って、また残された子供のこと、周囲で関わってくれた人たち・・そんなことが頭の中を、胸の中を狂おしく駆けめぐったのでした。

さすが植田景子先生の作品、これまた人生の光と影をうまく描かれていました。

終演後も余韻が残りましたねぇ・・。
力作でした。


【Now Playing】 Real Gone Made In Manifest In The Vortex Of The Eternal Now / YOUTH ( Instrumental )

2018/06/16

二度目の観劇、宙組「天は赤い河のほとり/シトラスの風」。

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宙組・東京公演「天は赤い河のほとり/シトラスの風」、二度目の観劇をしてまいりました。

今回は二階、A席だったので、上から俯瞰する感じで舞台を見ることができました。
席が取れたときに「二階」と知ると、けっこうその場ではがっかりしたりするのですが、実際にはそこで見てみると一階で見ていたものとは異なる光景が見え、感じ方も違ってきます。
だから、ぜいたく言うと、ひとつの公演を一階と二階の二回に分けて見ることができればベストなんですけど・・まあ、そうもいきません(^_^;)

さて、二度目の宙組トップコンビ東京宝塚劇場お披露目公演、ミュージカルの「天は赤い河のとほり」、いきなり始まったところで二階から見るそのスケールの雄大さにあらためて驚きました。突然、ドカンときたので思わず泣きそうになりました。

舞台全体でも、組子それぞれが生き生きと動き出して、前回見たときよりもスケールアップされ、迫力も増したように感じました。
全員がそれぞれの役割を十分に感じている様子が見て取れ、だからストーリーもさらにわかりやすくなっていたと感じました。

前回では、真風涼帆(まかぜ・すずほ)さん、星風まどか(ほしかぜ・まどか)さん、芹香斗亜(せりか・とあ)さん、愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんら主要な人たちの演じ方の深さに差異が出ているように感じ、シーンによっては平面的に感じてしまうようなところがあったのですが、今回は皆が深いところで演技していて、奥行きのある舞台になっていました。
・・宝塚は公演中もどんどん進化するんですよね、それがまた宝塚歌劇の魅力です。

圧倒的で、タイムスリップという設定をうまく感動的に扱った今回のミュージカル、なかなかの仕上がりになっていました。

そして、ショー「シトラスの風」。
こちらも宙組が大事にしている演目、さらに進化していました。

それぞれの場面での組子の動きも、より躍動感が増していたように感じました。
何よりも、トップお二人に、ここまでやってきたという自信がみなぎっていたと思います。
星風さんも若いのにだんだんとトップらしい堂々としたものが見えてきました。

それにともない、宙組らしい独特のスケール感、爽快感もさらにアップしていて、こちらでも組の特徴がよく出る宝塚らしさを感じてうれしくなりました。

新しいトップコンビは、歌えるし、演技もできるので、今後の様々な演目が楽しみになってきました。
東京お披露目はよい結果になったと感じました。


【Now Playing】 ナイツのチャキチャキ大放送 / ナイツ ( TBSラジオ )

2018/06/07

宙組「天は赤い河のほとり/シトラスの風」見てきました。【2/2】

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宝塚歌劇・宙組東京公演「「天は赤い河のほとり/シトラスの風」観劇のご報告第二弾!
今回は、ショー「シトラスの風(ロマンチック・レビュー)」の感想です。

1998年の宙組誕生時に上演された演目がこの「シトラスの風」。宙組誕生20周年となる今年は新トップ・コンビ東京お披露目公演での上演となっております(^-^)/☆

で、この「シトラスの風」ですが、宝塚ファンにはお馴染みなんですよね、なのに私、宙組が初演した頃は“宝塚休止期間”でしたので、まったく存知上げず、さらに近年公演されたものについても観劇することができておりません…σ(^_^;)

なので、初見した感想となってしまうのです、面目ない (・_・;

冒頭から清々しくて、爽やかで、とても上品な作品と感じました。
こういうの、宙組は“得意”ですよね。力感もあるが、細やかな手足のさばき、舞台上の振る舞いなど、宙組ならではのものを感じました。「いいねぇ」(゚ー゚*)。oO

このショーは、宝塚の伝統的な良さをそのままに、さらに初演当時としては“新しい”感覚を取り入れたショーだったのではないかと推察いたしました。

とても新鮮な感じがするんですよね。最初の舞台上のフォーメーションなども、当時かなり斬新だったのではないかと思います。

トップの真風涼帆(まかぜ・すずほ)さん、相手娘役・星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんは、そんな演目にもピタリとはまり、若々しくて麗しいコンビなんだなと皆が納得できるような印象でした。

宙組は現状、二番手男役が組替えで来た芹香斗亜(せりか・とあ)さんと、はっきりしているので、芹香さんもいい感じで、いい頃合いで登場していました。
この人、ほんとうにカッコいいんだよね。

さらに愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんや、桜木みなと(さくらぎ・みなと)さんら、男役は充実しているので、ショーも各コーナー・コーナーで十分な盛り上がりを見せていました。

新場面も加えたとのことですが、初見のためそれはわからず(*^_^*)
でも、バイタリティーあるシーンということでしたので、あのシーンかな、というのはわかりました。
美しく展開していく中で、躍動感あるシーンを挿入していくなんていうのも宙組の得意とするところだと思います。宙組にぴったりとはまるショーでしたね。

私の感覚としては、さらにトップ・コンビの濃厚なデュエット・ダンスや、主要男役と主要娘役の“からみ”が熱く繰り広げられる場面なども盛り込まれていると、なお良かったのではないかと思いましたが、初見でこんなこというと怒られちゃいますね、ごめん。

あとは、時々あることだけど、トップコンビお披露目なのに、エトワールがトップ娘役の星風さん、ていうのはなんかちょっと違和感ありました。
二人が最後に順番で大階段を下りてきた方が盛り上がったんじゃないかなと・・これも老婆心です、ごめんちゃい。

全体的には、近年のショーにはあまりない感覚で、私にはうれしい感じで伝わってきました。

超個人的感覚だけど、ぼくはショーは上品な方が好き!
なので、今回は迫力的にはまだもうひとつ、って感じもあったのですが、良かったです(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 That's The Way It Goes / George Harrison ( Rock )

2018/06/06

宙組「天は赤い河のほとり/シトラスの風」見てきました。【1/2】

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宝塚歌劇・宙組東京公演「天は赤い河のほとり(ミュージカル・オリエント)/シトラスの風(ロマンチック・レビュー)」のミュージカル、ショー二本立て、見てまいりました。
ミュージカルとショー、二回に分けて感想をご報告しようと思います。

この公演はトップ男役・真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんと相手娘役・星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんのトップ・コンビ東京宝塚劇場お披露目公演となります。
さあ、新生宙組、どんなでしょうか。

まずはミュージカル、「天は赤い河のほとり」は、少女コミックで連載された篠原千絵さんの漫画が原作。
紀元前14世紀の古代オリエント、ヒッタイト帝国が舞台ですが、そこの第3皇子カイル(真風涼帆)と、現代からタイムスリップさせられ、呪術の形代となってしまいそうになる女子高生ユーリ(星風まどか)の、その時代に生きる二人と周囲の人々の壮大な舞台での物語であり、主演二人の愛の物語でもありました。

現代の女子高生が古代オリエントの世界で活躍するという、まさに“漫画”的展開で、私は原作を存知上げませんが、展開もわかりやすく、楽しく観ることができました。

ただ、舞台進行はやや平坦に感じました。
もうひとつ波乱や、大きな動きがあっても良かったと思うし、星風さんの心の動き(過去で生きることになる決意や、真風さんへの想いの変化など)は、脚本や演出でそこまで書き込まれていないと思うので仕方ありませんが、もっとドラマチックに出来たら良かったのに・・と思いました。
もちろん、真風さんの戦いへの決意や、星風さんへの想いが強くなっていく過程なども、もっと描くことは可能だったんじゃないかと思ったのです。

組全体で見ると、衣裳も時代に合わせたなかなかのものだったし、宙組の大きくて堂々として、しかも爽やかな舞台さばきは他の組では感じられないものだと思いました。
宙組は、こういう歴史的で壮大なシチュエーションを描くのがうまいです、再認識しました。

組替えで来た、芹香斗亜(せりか・とあ)さんは二番手という立ち位置だと思いますが、この人の配役も、もっと書き込んで、星風さんへの想いが変化していくところを深くお芝居させてあげても良かったと思います。

愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんは、相変わらずの芝居巧者で、しかもキャラクターづくりがうまく、安定した演技だと感じました。

桜木みなと(さくらぎ・みなと)さんの配役は、上に上記のお二人がいるので苦労したのじゃないかと思いますが、この人も舞台での輝きは持って生まれたものを感じました。
どこにいても目立ちます。天性のトップ向きなものを感じました。

あと、和希そら(かずき・そら)さんには、もっと大きな役を与えてもきっと驚くような結果を出すんじゃないかと思いました。秘めたる実力はウエストサイド・ストーリーなどでも充分感じていたので・・。

真風さんも星風さんも、過去何度か主役、あるいはそれに匹敵する役を演じていて実力も充分なお二人ですが、今回の舞台を見ていると、まだまだポテンシャルが隠されていると感じました。
ちょっとストーリーを紙芝居的になぞるような感じがまだ残っていて、いろいろと工夫できそうな予感がいたしました。たぶんもう一度見ることが出来るのじゃないかと思うので、その際には再報告いたします。


【Now Playing】 Peggy Sue / John Lennon ( Rock )

2018/05/01

月組「カンパニー/BADDY」二度目の観劇

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宝塚歌劇・月組東京公演「カンパニー/BADDY」(ミュージカル、ショー二本立て)二回目の観劇をしてまいりました。

前回、ショーの方については、いろいろ・ぶつぶつ(^_^;)小言のようなことを書きましたが、ミュージカルの感想のあとで、そちらについてもふれてみます。

ミュージカル「カンパニー」は、前回見てから10日ほど経っていますが、とてもよくなっていると感じました。
組子全員がそれぞれの役をよく把握し、自分のものとしていることが舞台の隅々まで行き渡っている・・そんな感じだったのです。

だから、ストーリーは生き物のように進展し、台本に書かれている以上に生き生きと動き出し、実におもしろい!


ここぞっ・・ていう小さなギャグについても自然に出ていて、観客もゆったりとした気持ちで笑う。そんな劇場の空間がとても心地良かったのでした。
こういう気持ちになることってあまりないです、宝塚では。

思い起こしてみると、かつて大和悠河(やまと・ゆうが)さんの宙組が演った「パラダイス・プリンス」に似ているような感覚を感じたことを思い出しました。

当時の宙組とちょっと異なるのは、現在の月組の様子を見ていると、各自がいろいろと考え、試して個々の個性が集合した状態でそれぞれに間を取り、舞台で己が考えたことを実践しているように感じるのです。
月組は個人個人が自分をプロデュースしている印象です。
だから、今回のように“ハマる”と、素晴らしい効果を発揮し、充実した生き生きと輝くような舞台になります。
月組の特徴でしょうね。
それぞれの役に魅力を感じた、なかなかの演目でした。


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さて、ショーの方(^_^)
前回見た公演は、貸切公演でお客さんの多くが拍手のしどころに戸惑い、反応も遅く、それも手伝ったのか、ウケているのか、ウケていないのか客席の様子が微妙だったことも手伝って、かなり好き放題辛口なことを書いてしまいました。

で、今回の客席の様子は、日曜日で公演も終盤に入り、ご常連や宝塚に慣れているかたも多かったようで、もうドッカン・ドッカン、ウケておりました(*^_^*)
それも手伝って組子も“大張り切り”(^-^)/☆前回よりも“ど迫力”のステージになっていました。

客席も「もっとやってぇ~」みたいな感じで(^^;)、手の付けようがない(#^.^#)感じ。

だから、前回「ここは浅草演芸ホールか、虎姫一座か」などと啖呵を切ってしまったのですが、「まあ、いいんじゃないかな」と思い直しました。

以前からこのブログでも書いたことが何度かあるのですが、「宝塚の良さは、“なんでもあり”なこと」って、そう言っている自分がいるわけですから。

“高いところ”に行ってしまうと、そこからは伝統芸能的になってしまうか、孤高の位置にしがみつき、滅びの世界に入ってしまう・・そういうことです。

でも、なんか自分でちょっとひっかかっていたのが、フィナーレのパレードで大階段に現われたトップスターを観客も組子も皆で仰ぎ見るあの場面で、組子がズッコケたりする場面。さらにトップスターがサングラスをしていたり、組子が手に持つ“シャンシャン”が「タバコから煙もくもく」の“張りぼて”みたいなやつだったこと・・。

フィナーレのパレードの時だけは、銀橋を渡ってくるトップスターやその他のスター達を憧れの眼差しで見たい!・・そう思います。
そして、最後トップスターだけが銀橋に残り、客席を悠々と見回して、ゆっくりと舞台センターにもどっていく・・そこだけは、神々しさを残しておいて欲しいな・・と。

ま、そんなわけです'(*゚▽゚*)'

月組公演、風変わりだったが、良かったよ、というところで今回の公演についての感想を終わりにします。

次は宙組東京公演になるかな。


【Now Playing】 今朝の三枚おろし / 武田鉄矢 ( Podcast )

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