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2017/11/15

宙組「神々の土地/クラシカル ビジュー」再度の観劇

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宝塚歌劇・宙組東京公演「神々の土地 ~ロマノフたちの黄昏~(ミュージカル・プレイ)/クラシカル ビジュー(レヴューロマン)」を再度観劇してきました。

前回のこのブログでは、「神々の土地」は宝塚らしくない部分があり、いわゆるヅカファン的にはウケない・・みたいなことを書きましたが、今回あらためて見てみると、組子たちがこの物語を理解し、どんな役の人たちも隅々まで行き届いた演技をしているように感じました。
だから、見ているこちらもストーリーの中に埋め込まれているような暗黙の了解を感じ取れて、今回、なかなか見どころある作品に感じられました。

怜美うらら(れいみ・うらら)さんの演技は前回、かなり抑え気味な印象と書きましたが、今回はその抑え気味な中にも強い意志のようなものまで感じられ、堂々たる演技でした。

朝夏まなと(あさか・まなと)さんもドミトリーというキャラクターをより生き生きと演じ、その時代に生きている人そのもの、という印象を強く感じました。トップの力量を存分に見せてくれていると思いました。

星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんも、ラスト付近で母親である皇后に対し説得する部分で感情を露わにする激しい演技に変えていて、ぐぐっとこちらの心まで動かされました。

愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんのラスプーチンは、前回“怪演”と書きましたが、こちらは狂気のようなものの表現を抑えめにして、渋く、怖ろしいような部分が強調されていたように感じ、今回の方が前回よりも倍以上の素晴らしさを感じました。
愛月さんという方は、役の掘り下げ方がいつも感じるのですが、深く、独特です。
こういう人を宝塚は大事にした方がいいと思います。


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ショーの方も進化が著しく、前回は爽快な舞台だと書きましたが、さらに緻密さや華麗さ、艶やかな雰囲気も感じさせてくれて、よりスケールも大きくなったと思いました。

舞台上の組子たちが確かに観客である私たちの心をつかんでいることを実感しているのだろうと思いました。
自信あふれる溌剌としたステージに、そして、退団される朝夏さん、怜美さんの笑顔に涙がまたとまらなくなりました。

朝夏さんのラスト、結局、いい作品に仕上げた、さすがだと思いました。
次の真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんの東京プレお披露目、見たいなと思います。
宙組がどうなるのか、まだまだ興味は尽きません。


【Now Playing】 あさラジ / 髙嶋秀武 ( ニッポン放送 )

2017/10/28

宙組「神々の土地/クラシカルビジュー」観劇してきました

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宝塚歌劇・宙組東京公演「神々の土地(ミュージカル・プレイ)/クラシカル ビジュー(レヴューロマン)」を観劇してきました。
この公演でトップスター朝夏まなと(あさか・まなと)さんが卒業されます。
そして娘役としてトップ級に活躍された怜美うらら(れいみ・うらら)さんも退団。

「神々の土地」は、快作を次々と出している上田久美子先生の最新作です。
舞台は1916年のロシア革命前夜。
ラスプーチンという怪僧に操られ、悪政を敷いている皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラ。折からの大戦で困窮する民衆の不満が爆発寸前・・。そんなシチュエーションですが、ロシアが舞台というと、花組の蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんがトップの時の作品を思い出し、重苦しく、凍てついた大地・・みたいなものが想像され、見る前からちょっとテンション下がり気味&トップ娘役不在の公演のため、それもマイナス要素という状態で臨んだのです。

作品はそれこそ純文学的な筆致で上田先生が書かれたもので、およそ宝塚的ではなく、王宮など同じ様な舞台と台詞回しのみの展開が目立ち、主演の朝夏さんと怜美さんの互いに思いを寄せる部分も宝塚的にドラマティックな仕掛けもされておらず、二人の愛のシーンも文学的に耽美的で控えめ・・、コテコテのヅカファンには不完全燃焼という結果になってしまうかも、という印象でした。


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私は、怜美さんの抑えに抑えたうえでの神々しいまでの女の演じ方と、朝夏さんのこのオリジナル作品でのストレートプレイ的な演技の仕方に集中し、通常なら“撃沈”しそうなストーリーでしたが、上田先生のひとつひとつのシーンを紡いでいくような作風になんとかついていきました。
だから、ラストまで“脳内で感じる”ような感覚で楽しみました。かといって傑作とは言えない作品ではあるというものでしたが。

真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんは朝夏さんを担いでラスプーチン暗殺を持ちかける役でしたが、今までも何人か見たことがあるのですが、次期トップが決まるとふわっと足もとが軽くなっているような感じになってしまう方がいて、今回ややそんな感じがありました。
もうひとついつもの真風さんのようなどっしりとした男役感覚が感じられなかったのです。

もう一人の次期トップ(娘役)の星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんは、役もピタリとはまるものだったのですが、相変わらず可愛くて演技も歌もうまい。前にも書いたけど真風さんとのコンビでは可愛すぎるような気もするけど。

さらにラスプーチンを演じた愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんは、まさに“怪演”!!
まだこれからも変化・進化していくのでしょうが、愛月さんならではのラスプーチンがつくられていたと思います。

最後にひと言。
怜美さんには一度トップとしての舞台を見せてもらいたかった。今回の舞台でもその実力は十分にあったと感じました。凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんと組んでいれば素晴らしいトップ娘役になったであろうことは想像に難くない。

次にショー。「クラシカル ビジュー」は、宙組らしくスケールの大きさを感じさせつつ爽快なショーでした。

これが最後となる怜美さん絡みのシーンも多く、ますます怜美さんの美しさが目立ちました。
朝夏さんと真風さんのバトンタッチ的な場面もあり、また宙組全員で銀橋、ステージにワッと広がるようなシーンも再三あって、そのたびに特に宙組贔屓の私(^^;)は、目頭が熱くなり、これで朝夏さんの宙組も最後か・・と涙が自然と流れてしまったのでした。

娘役群舞、男役群舞も宙組らしい舞台全体に風が吹くような勢いを感じさせるもので、私はなかなかのショーだと思いました。ただし、トップ娘役が存在すればもっといいものになったことは間違いありません。

観劇した当日は高校生の修学旅行の団体が二階にいて、開演前に緞帳が開いただけで大拍手が出たり、指揮者の挨拶にも大拍手(^_^;)、一部終了後のロビーでは男子学生がストーリーを振り返っていたりしたのも目撃して新鮮。
ショーでは次から次へと初めて見る宝塚の演出と舞台装置に歓声が上がっていて、なんだか私もうれしく、気分が盛り上がり、それも手伝ってか、ショーはとても良かったのです。

できればもう一度観て宙組の進化を確かめたいのですが、今のところ未定。
とりあえずの観劇記といたします。


【Now Playing】 サタデー一直線 / 湯川れい子 ( TBSラジオ )

2017/10/14

花組「ハンナのお花屋さん」観劇してきました

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宝塚歌劇・花組 赤坂ACTシアター公演「ハンナのお花屋さん」を観劇しました。

写真のとおり、主人公は花屋さんを演じる明日海りお(あすみ・りお)さん。
以前宝塚グラフだったでしょうか、明日海さんが花屋さんになっているシチュエーションの巻頭グラビアがあって、私もとても気になりました。
明日海さん、とてもうれしそうだったのです。

そんな花好きな明日海さんの望みをかなえるような形で上田景子先生が書き下ろしたミュージカルです。
ロンドンの閑静な高級住宅地の一角に花屋を開いているデンマーク人のフラワー・アーティストが明日海さん演じるクリス・ヨハンソン。
デンマークに残した父との関係は母の死にともなって悪化している状況。

主演娘役の仙名彩世(せんな・あやせ)さんは、故郷クロアチアを離れ、仕事を求めてロンドンにやって来たが、異国の都会で不安を抱えながら暮らすミアを演じます。
ミアも地雷で亡くなってしまった弟の死は自分のせいだ、幸せになってはいけないという心の殻に閉じ込もっています。

芹香斗亜(せりか・とあ)さんは、明日海さんの回想の中で父親役。これは難しい。
幻想の中で妻ハンナとの幸せな日々や、ハンナの死後の苦悩する様子、それを取り囲む故郷の人たちの姿・・特に後半はこの芹香さん演じるアベルをめぐる当時の事実が演じられる部分がこの演目にとって大きな意味をなしていて、ハンナを演じた舞空瞳(まいそら・ひとみ)さんの演技とともに見応えがありました。
そして明日海さんの花屋さんの周囲の人々も含めた花組の層の厚さを感じました。
皆が皆、輝いていました。

今回特に光っていたのは明日海さんの花屋のカフェとWeb部門担当をしているトーマス・ルイクを演じた優波彗(ゆうなみ・けい)さんです。
とても自然な演技なのに、表現されているものは深い。芝居心のあるジェンヌさんだと感心しました。

物語全体としては上田先生は、宝塚らしくないと言ってもいいくらいの内容で、明日海さんと仙名さんの“愛が実る”過程を中心に描くといういつもの宝塚的なストーリーではないものを作り上げていました。
もっとささやかな、「どんな人も幸せになっていい・・。花は神様が人々に分け隔てなく幸せになってほしいという天からの贈り物」というコンセプト。
なのに、世界は人々が憎み合ったり、戦争が起きたり、差別があったりという状況がずっと続いている・・そんな神の望んでいる部分と現実のギャップという深いところまで実は踏み込んでいる作品でした。
上田先生らしい、人間的テーマのある作品だと思いました。

だから、客席の私も、私の周囲の人たちも自然と涙が流れてしまい、ハンカチ必須なものになっていたのでした。

特に前半ラスト付近の仙名さんの渾身の演技のときには涙が止らず、さらに後半の芹香さんを中心とした明日海さん演じるクリスの父母に関わる愛の真実のシーン、続いて明日海さんが心のわだかまりを解き、未来に向かって歩むシーン、さらにさらに仙名さんとの未来を予感させるシーン、静かだけど私には心に残るミュージカルでした。

明日海さんも、たぶん自分が今までに心の中で描いていた自分らしい演目にじっくりと取り組むことができて(これには仙名さんという相手役が必要だった)、充実した日々を過されているのではないでしょうか。
落ち着いている舞台姿に見えましたが、秘めたる力強いものをたしかに感じました。

私が見た回は、立ち見も出ていましたが、ぜひとも宝塚の新しい側面を見せてくれているこの演目、ファンには見ていただきたいものでした。


【Now Playing】 深層深入り 虎ノ門ニュース / ケント・ギルバート、半井小絵 ( YouTube )

2017/10/07

意外なことでよかったインスタグラム

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興味がなくてやっていなかったインスタグラム。
たまたまのきっかけで、この夏にやってみることになりました。

とりあえずやって様子をみよう、なんて思っておりましたが、利用者の中に宝塚OGを何人も発見し、うれしくなってしまいました。

夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さん、蘭乃はな(らんの・はな)さん、愛加あゆ(まなか・あゆ)さん、実咲凜音(みさき・りおん)さんらが女子会をしている様子を見て、へぇ~、この四人がつながっているんだ・・と驚いたり、彩星りおん(あやほし・りおん)さんと愛原実花(あいはら・みか)さんらが餃子パーティーをしていたり・・(゚ー゚*)。oO

現役時代はいろいろな“しばり”があってSNSなんてとんでもないことだと思いますが、彼女らの自由な“解き放たれた”姿にこちらもなんだかうれしくなってしまうのでした。

音月桂(おとづき・けい)さんが夢華あみ(ゆめか・あみ)さんと楽しく会ってよくお話をしていることなども「よかった」と思ったことのひとつです。

そして我等が鳳翔大(ほうしょう・だい)ちゃんは、和央ようか(わお・ようか)さんが訪ねて来たり、咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんと観劇したり、この写真のように・・な、なんと宙組時代の“超黄金メンバー”蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さん、北翔海莉(ほくしょう・かいり)さん、蓮水ゆうや(はすみ・ゆうや)さん、春風弥里(はるかぜ・みさと)さんと女子(男子?)会をしていたりします。
こんなうれしい様子を拝見できるなんて!インスタやってよかったヽ(=´▽`=)ノと心から思ったのでした。

ま、だいたい宝塚関係でよろこぶのがほとんどなんですけどね、わたし(^_^;)

大湖せしる(だいご・せしる)さんや、緒月遠麻(おづき・とおま)さん、蒼乃夕妃(あおの・ゆき)さん、涼紫央(すずみ・しお)さん、柚希礼音(ゆずき・れおん)さん、まだまだたくさんのOGの元気な写真も拝見して、かつてなかったことだよな・・と思いました。

退団後のOGの様子などは、よほどのファンでなければ追いかけることは出来なかったと思いますが、今や上記のように楽しいことになっています。
それだけでもまだInstagramやっていない宝塚ファンはやってみた方がいいかも、と思いました。


【Now Playing】 生島ヒロシのサタデー・一直線 / 生島ヒロシ ( TBSラジオ )

2017/10/01

「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」感想二回目

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宝塚歌劇・月組東京公演「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」再び見る機会がありましたので、そのときの感想を。

前回もテンポ良く、コメディ・タッチで楽しく、時代背景、舞台装置、衣裳などを含め、素晴らしいと感じましたが・・。

今回も愛希れいか(まなき・れいか)さん扮するルイ十四世の“おちゃめ”な大活躍で笑いどころいっぱい、さらに専科の沙央くらま(さおう・くらま)さんの観客の反応を“心得た”煽るようなギャグが繰り出され、生真面目なダルタニアン・珠城りょう(たまき・りょう)さんとの対比も面白く、さらに美弥るりか(みや・るりか)さんのイケメン・ギャグも観客の笑いを誘い、楽しい舞台になっていました。
雪組から組替えで来た月城かなと(つきしろ・かなと)さんも悪役ながら“キメぜりふ”は必ずギャグになっていて、それがまた面白かった(#^.^#)

専科の一樹千尋(いつき・ちひろ)さんの小憎らしいまでの悪役ぶりも観客を盛り上げるに十分でしたし、宇月颯(うづき・はやて)さんの実に男役らしいたたずまいも宝塚男役らしく、どこをとってもうまく配置された役どころだと思いました。
ほとんど“あて書き”ですよね。
今の月組にぴったりの作品だったと思います。

それぞれの組子も自分の役をさらに磨き上げていて、コメディ作品ながらこの演目、洗練度はかなりアップしていました。
それに月組らしく、妙な“荒々しさ”もなく、全体に“キリッ”としていて、美しい感じでした。


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ラスト、おまけのショーも十数分しかなかったと思いますが、そのカッコ良さは特筆ものでした。
月組男役の群舞は“キレ”もよく、他組の男役とはまたひと味ちがった魅力があります。
そして珠城さんが娘役を“はべらし”、キメキメでダンスするところもひたすらカッコいい!
またトップ二人のデュエット・ダンスのこぼれるような美しさも極上でした。
今回もほめてばっかりヽ(=´▽`=)ノ

今回の東京公演、いい公演でした。次回も楽しみです。


【Now Playing】 Flying / The Beatles ( Rock )

2017/09/17

月組「 All for One 」観劇してきました

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宝塚歌劇・月組東京公演「 All for One ~ダルタニアンと太陽王~ 」を見てまいりました。
今回はこのミュージカルの“一本もの”です。
脚本と演出は小池修一郎先生。重厚な物語になっているのかと思っていたら、わかりやすくてカッコ良く、楽しい、そして随所に月組スター達個々の個性が光るなかなかの演目に仕上がっていました。書き下ろし作品としては秀逸の出来ではないかと思いました。

主演、ダルタニアン役の珠城りょう(たまき・りょう)さんは、すっかり月組トップとしてのたたずまいが“様になって”きました。小池先生も珠城さんの純朴な感じをうまく使ってダルタニアンの一途なキャラクターを作り上げ、舞台はわくわくするような中、進行して行きました。退屈なシーンなどなく、テンポもよく、三銃士の衣裳もよく似合う!・・いいねぇ(#^.^#)

愛希れいか(まなき・れいか)さんは、ルイ14世の役でしたが、可愛い愛希さんがルイ14世?と思っていると、小池先生、うまい仕掛けがしてあって、愛希さんは男役としても娘役としても大活躍、そして見事なタイミングで笑わせ、ストーリー展開の中心人物としてトップ娘役らしい輝きを見せてくれました。
この役も新たに挑戦するような珍しい役どころでしたが、さすが愛希さん、築き上げた“ルイ14世”は見どころ満載の素晴らしい出来でした。

アラミス役の美弥るりか(みや・るりか)さんの男前で、しかも女を“手玉に取り”、さらに男気もある役を実力どおり見せつけてくれました。いいなあ、この人も。


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今回、東京宝塚劇場に月組生として初お目見えの雪組から組替えの月城かなと(つきしろ・かなと)さんも良かった。
珠城さんに対立する“悪役”、ベルナルドの役でしたが、悪のカッコ良さ、男の色気、そして意外なところで飛び出すギャグ!、いやはや月組でもすっかり重要人物となっていました。大注目株です。

さらにアトスを演じた宇月颯(うづき・はやて)さんは堂々の三銃士ぶりを見せてくれて、ファンである私も嬉しいっ!月組には欠かせない人となっています。

専科から出演の沙央くらま(さおう・くらま)さんは、愛希さんのルイ14世が10歳の頃から結婚しようと“つけ狙う”、しかもユーモアセンスも発揮せねばならない難役でしたが、もともと男役であるのにもかかわらず、魅力たっぷりの存在感を発揮していました。この人のおかけで演目に深みが出ます。

ポルトスを演じた暁千星(あかつき・ちせい)さん、誰もが持つことのできない“華”がある人ですが、いよいよ月組の中心に入ってきた感じです。
歌も伸びがあり、明るさを持ったいい声をしています。「ダンスはまかせろ」だと思いますので、今後の成長にますます期待です。

とても楽しい観劇のうちに終了。
おまけのショーも月組らしく綺麗で華麗な感じ。
大階段で“やさぐれ”気味にキザる珠城さんを娘役が囲み、宝塚の良さってこれだ!みたいな気分にさせてくれ、さらに男役の群舞も“胸キュン”もの。
トップ二人のデュエット・ダンスの麗しい様子に涙が出てしまいました。

今回の月組は誰もが楽しめるいい演目です。おすすめしちゃいます(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 Bitches Brew / Miles Davis ( Jazz )

2017/09/04

彩風咲奈さんの「キャプテン・ネモ」見てきました

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宝塚歌劇・雪組 日本青年館公演『 CAPTAIN NEMO・・ネモ船長と神秘の島・・(ミュージカル・ファンタジィ)』を見てまいりました。

旧・日本青年館は国立競技場新設の関係で取り壊され、今回は国学院高校の隣に新装なった新・日本青年館での公演です。久しぶり!
以前のように30分前からの入場でなく、1時間前にはロビーに入れてもらえたし、グッズや飲料なども購入できるようにしてくれて、これはとてもありがたい。

そして、中に入ってみると、あの日本青年館の雰囲気を感じました。
側面の壁の様子や、舞台の感じ、椅子も懐かしい感じ・・(^^;)

さて、この公演、雪組二番手となりつつある彩風咲奈(あやかぜ・さきな)さん、東京での初主演です。
取り上げられたのはジュール・ヴェルヌの「海底三万里」という冒険・SF・ファンタジー?みたいに感じられた原作を下敷きにしたもので、けっこう宝塚ファンにとっては馴染のないものだったのではないかと感じました。

谷正純先生の脚本・演出で、先生の少年の頃のわくわくするような感覚を再現したものかと思われます。

前もって、この楽園のような神秘の島マトカが何故成立しているのかを知ってから見れば、ある程度の理解をしつつ見ていくことができるのですが、何の予備知識もなく見てしまうと、マトカに集まった人々のかつての苦悩(彩風さんにもそれがあるのだが、舞台上では説明はあったものの再現シーンもなく、感情移入が難しい)、マトカに移り住んでからの心の葛藤のようなものがなかなか伝わらなかったと思います。

だから、幕間でも終演後でもあちこちから聞こえてくるのが「突っ込みどころ満載だね、また見てもっと突っ込んでみたいよ(^_^)」という不思議な声が聞こえてきました。

主演の彩風さんは神秘の島マトカをリーダーとして引っ張るキャプテン・ネモをかなり苦労したのだと思いますが、汗をかき、髪を乱しながらも熱演、及第点だったと思います。

相手役となっていた彩みちる(いろどり・みちる)さんは、これはもう芝居の巧さは群を抜いているので、この説明足らずと感じるストーリーの中では満点の出来ではなかったかと思います。

一番光り輝いていたのは、当初から彩風さんと敵対していた朝美絢(あさみ・じゅん)さん演じるイギリス海軍将校ラヴロック少佐でした。
存在感があり、役の持つ人格もよくわかり、心模様の変化もうまく演じていて、満点以上の出来だったと思います。雪組に来て月組時代以上に一回り大きくなった感じ。
明日海りお(あすみ・りお)さんが初めて花組に来て戦国バサラに出て来たときにも感じた“いいじゃないの”という感覚がよみがえりました。

期待の若手、永久輝せあ(とわき・せあ)さんはロンドン・タイムズ新聞記者を演じたのですが、これは観客にとっては、ちょっとお調子者、実は・・、大きな心の動きという三回に渡るキャラクターの変化を見せなければならず、しかも長台詞が多く、早口も多いという難役でした。
まだ出来上がった感じはありませんでしたが、あの若さでさすがにうまく演じていました。

全体的には、もうひとつ神秘の島マトカに住む人たち、マトカが存在する意義みたいなものがはっきりとしていれば、なお良かったのでは、と思いました。どこか1980年代の花組「テンダー・グリーン」を思い起こさせるものがあり、当時も賛否両論あったようですが、これもそういう感じかな、と思いました。

だから帰り道での皆の会話も“突っ込みまくり”でした。
あちこちで笑いながら(・・が多かったかな)「あれはないよねぇ」などという声が聞こえていました。

私としては楽しめましたが、これから大阪・梅田芸術劇場に行くことになるので、修正なども入るのではないかと思います。
特に男役の層の厚さを感じさせる昨今の雪組、ここでも男役は充実した演技を見せてくれていましたよ。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 徳田章 ( NHK-AM )

2017/08/26

花組「邪馬台国の風/ Sante ! !」見て来ました

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宝塚歌劇団花組・東京公演『邪馬台国の風(古代ロマン)/ Sante ! ! ~最高級ワインをあなたに~(レビュー・ファンタスティーク)』を見てまいりました。

今回の公演はトップ娘役が花乃まりあ(かの・まりあ)さんから仙名彩世(せんな・あやせ)さんに替ってから初めての東京宝塚劇場公演でもあります。

ミュージカルの「邪馬台国の風」については、花組らしく、がっちりと作り上げた芝居物になっていて、主演の明日海りお(あすみ・りお)さんの演技・歌にスキはありません。
現在の宝塚を代表する“トップ中のトップ”としての風格、勢い、流麗さ、どれもナンバー・ワンと言ってよい印象でした。何よりも“魅力いっぱい”です、この人。素晴らしいっ!!

ストーリーは小国の乱立する邪馬台国の時代、神の声を聞くヒミコ(役:仙名彩世)と主演明日海さん演じるタケヒコの出会いと別れ、平和を求めた戦いが描かれたロマン溢れる宝塚オリジナル作品で、しっかりと作り込まれて、主要な人達にも適切な役どころがうまく配置されていて、楽しめました。

ただし、ストーリー自体はかなり平坦なので、特にご贔屓のスターがいなくて花組を見に来た人にとっては割ととらえどころがないような印象になってしまうかもしれません。
一幕終了後の周囲の反応を耳を澄ましてうかがっていると、「よかったぁ~」というのと、「えぇっ、私はなんだかなぁ、という感じだった」という両極端な感想が聞こえました。

私には両方とも理解できました。
そういう感じだったのです。

東京宝塚劇場トップ娘役お披露目の仙名さんは、もう実力も経験も十分で、トップ娘役として十分な活躍でした。さすがです。雰囲気も持っているし、しかもある意味“初々しさ”まで感じさせてくれて、昔のトップ娘役みたいに安心して見ていることができました。

芹香斗亜(せりか・とあ)さん、柚香光(ゆずか・れい)さんら主要な人達も光輝き、ファンにとってもうれしい演目だったと思います。
そして、悪役としてガツンといわせてくれた花野じゅりあ(はなの・じゅりあ)さんが久しぶりにやってくれましたねぇ(#^.^#)うまいっ!!

ただ、今回私の前に座っていた男性がどんどん身を前に乗り出してしまい、ステージのセンターがまったく見えない状態でした・・(T_T)・・肝心な部分が見えず、明日海さんら主要な人達が出てくればくるほどオペラグラスを両手を張り出して使い、全面をふさぐように上半身直立状態になってしまい・・見えないし、集中できないしで困りました。
一度肩をたたいて、「もう少し後ろの背もたれに寄りかかれませんか?」と言ったのですが、意味がわからなかったようでした。・・残念。


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そして、休憩後のショーが始まると・・前の男性は居なくなっていて、別の女性が座っていました。何があったのでしょう。私の後ろの人からも劇場に苦情がいったのかもしれません。

ショーはどのシーンも満点ですっ!!
文句のつけどころなしd(^_^o)
男役も娘役もそれぞれにいいシーンがあり、にぎやかな場面も「こんなに華やかなステージ、花組ならではだなぁ」と、もう素晴らし過ぎて放心状態・・(*^_^*)

ラスト近辺、黒燕尾で大階段に一人たたずむ明日海さんを見たときに、息を呑みました。
そのあと、男役が揃っての黒燕尾のダンスを見ていて、もう涙があふれてきました。
なんてカッコイイんでしょう。
花組らしいよなぁ、大人のショーです。

パレードのときには、「花組、ありがとうっ!!」状態…σ(^_^;)
最高に満足できたショーでした。

明日海さんひきいる花組、層も厚く、堂々の公演でした。とてもよかった。


【Now Playing】 ナイツのちゃきちゃき大放送 / ナンちゃん ( TBSラジオ )

2017/07/07

怜美うららさんが退団すると・・

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宝塚歌劇・宙組の娘役「怜美うらら(れいみ・うらら)」さんが退団の決意をされたと、私の生涯の“ヅカ友”女神から一報が入りました。
悲しかったです。


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私が最初に「この美人は誰?」とショックを受けるくらいに意識したのは写真の「ロバート・キャパ(日本青年館)」の公演でした。
当時宙組二番手男役だった凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんの相手役としての抜擢でした。
目も覚めるような美人でありながら、腰の据わった演技、ぐんぐんと前に進むような現代の女性らしい颯爽感!!
もう虜になりましたね。

その後の様子を見ていてもたぶん凰稀さんのお気に入りの娘役だったのではないかと推察いたします。凰稀さんトップ最後の公演でも、それが具現化されたような配役でした。
「私が愛したただひとりの女性はこの人です」と凰稀さんが相手娘役の実咲凜音(みさき・りおん)さんに紹介する場面がありました。「まあ、素敵な方」と実咲さん(T_T)

なんだか実話的リアル感のあるシーンでした。実咲さんはこの公演中、どんどんとやせ細っていき、最後の頃は絞り出すような演技をしていました。


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ひとりの“ヅカ野次馬”としての意見ですので、聞き流してください。
凰稀さんとトップコンビを組ませてあげたらよかったんじゃないでしょうか。
それができる実力の持ち主でした。

それからでも実咲さんを花組から呼んで、朝夏まなと(あさか・まなと)さんとトップコンビを実現しても充分実咲さんにも間に合って、怜美さん、実咲さんの同期娘役同士もいい感じになったんじゃないかしら・・。

たぶん次期トップ娘役はこうなると星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんになるのでしょう。
実力十分の星風さんですから。真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんとのコンビに問題はないのでしょうが、今までの公演での真風・怜美の並びは素晴らしく美しいコンビに見えました。
こんなことなら一年でもいいからお二人を組ませてあげてもよかったんじゃ・・、いやいやもうやめましょう。決定してしまったんですものね。

怜美さん、前回の全国ツアーでの素晴らしい熱演、忘れません。
今まででも最高の出来でした。美しく力強く、こんな素晴らしい娘役、ちょっといない、と思いましたよ。
最後の舞台、がんばってください。
最後の最後まで応援しています。

2017/06/28

【簡単・3分宝塚講座 Vol.28(将棋みたいに感想戦をやろう)】

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宝塚が好きな皆さん、こんばんは。
そして、これからどんどん好きになりそうな皆さんもこんばんは!

今回は宝塚観劇後の行動についてお話を。

最近は将棋の話題が各家庭でもにぎやかに語られるような状況だと思いますが、報道の様子を見ていると、戦いが終わったあとに、さっきまで闘っていた二人が戦いの様子を振り返る“感想戦”というものを行っているのにお気づきだと思います。

それがまた味わい深く、さっきのまで戦いがより深いものになっていくような気がします。

そこで、宝塚観劇のあとに“感想戦”いかがでしょうd(^_^o)

私も子供達や、ヅカ友との観劇後は別に闘ってきたわけではありませんが、今回の演目はあそこが良かった、あれはもう少しこうした方が良かったのでは?、あの人の演技、歌が良かったなど・・(*^_^*)・・楽しい感想戦を繰り広げます。
これが楽しいんだなヽ(=´▽`=)ノ

観劇終わりました、はいサヨウナラではあまりにも、もったいないじゃありませんか。
好きなものを食べたり、ビールなどを飲んだりしながらの感想戦、ぜひにとおすすめです。

ちなみに写真は、長女と観劇したあとによく行く、日比谷のスパゲティ食堂 Dona のスパゲティです。
劇場が近いせいか、感想戦の声があちこちから聞こえてきます。
これもまた楽しみのひとつです。
きょうのあの演目、ああそうか、こんなふうに感じている人もいるんだな、なんてね。

というわけで、今回は将棋だけでなく、宝塚観劇後も“感想戦”をやってみよう(゚ー゚*)。oOというお話でした。


【Now Playing】 Love Me Or Leave Me / John Lewis ( Jazz )

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