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2017/05/14

「瑠璃色の刻」観てきました

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宝塚歌劇・月組赤坂ACTシアター公演「ミュージカル・瑠璃色の刻(とき)」を観ておりましたので感想を。

主演は現在、月組の二番手的位置にいる「美弥るりか(みや・るりか)」さん。
最近の美弥さん、舞台の充実ぶりは目を見張るものがあります。
今回も期待十分でしたが、期待に違わず18世紀のヨーロッパ史に多くの謎を残した錬金術師で、占い師、そして不老不死のサンジェルマン伯爵(・・の“なりすまし”)を見事に演じていました。

最初は偶然自分に似ていることを知ったサンジェルマン伯爵を演じていたにもかかわらず、次第に自分が誰だかわかならくなるくらいサンジェルマン伯爵そのものになっていきます。
なりすましていたのに、自分はそれそのものだという感覚になってしまう・・人間の愚かさ、弱い部分、そして期待される自分に酔うという、人としての存在感、“おかしみ”みたいなものを美弥さんの解釈で快演していました。

そして今回の公演では二番手的役割で雪組から組替えして初の月組生としての舞台に立った月城かなと(つきしろ・かなと)さん。まだ月組というよりも雪組オーラを出しまくりで、持ち前のイケメン度もさらに増して、なかなかの好演でした。・・ちょっとまだ遠慮しているような感じもありましたが・・(^_^;)

そして相手娘役の海乃美月(うみの・みつき)さんについても美弥さん同様、まるでトップ娘役みたいに演技の奥行きが深く、ラストの美弥さんとのシーンでは自然と涙が頬を伝っていて、この人の演技力は“ず抜けて”いることをあらためて感じました。素晴らしかった。満点以上です。

特筆ものは、マリー・アントワネットを演じた白雪さち花(しらゆき・さちか)さん。
演技も素晴らしかったし、ラスト近くで、自分の人生を振り返り、思いの丈を歌うシーンでは、あまりの素晴らしさに客席は声を失うほどの感動の嵐が巻き起こりました。今回のMVPといっても過言ではありません、最高でした。

ロベスピエールを演じた宇月颯(うづき・はやて)さんも、ここ数公演で学年も上がってきている中、どんどん大きな存在となっています。
今回も役の輪郭がくっきりと浮き上がるように感じられ、とても見やすく、伝わってくるものが強く、しかも舞台をキリッと締めているように思いました。

あとは、旅回り一座で演技がイマイチ、ズーズー弁で訛りがとれない男を演じた夢奈瑠音(ゆめな・るね)さんも観客をググッととらえて離さない感じでした。愛されるキャラクターを感じました。

さらに私、個人的に今回いいなぁと思った人は、蓮つかさ(れん・つかさ)さん。
いやもう、カッコイイねぇ(*^_^*)
演技も見栄えがするし、ダンスもキレが素晴らしく、とてもカッコよくて、しかも美しい男役さんでした。これからはマークしていこうと思いました。

その他今回は組全体が生き生きとして、観客もグイグイと引っ張られるような感覚に何度もとらわれました。ようするに、非常にいいです!(^-^)/☆

立ち見も出ていましたが、人気公演となったのもうなずける快作でした。
美弥さん、またまた一回り大きくなられたように思います。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 吉田類 ( NHK-AM )

2017/04/26

宙組「王妃の館/VIVA ! FESTA !」を見た

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宝塚歌劇・宙組東京公演『王妃の館(ミュージカル・コメディ)/VIVA ! FESTA !(スーパー・レビュー)』をすでに見ておりましたのでご報告を。

私が見たのは休日のJCB貸切公演でした。なので、セリフには「食事に行こう、JCBカードで」(^^;)など、JCB関連アドリブ満載でした。
なお、本公演でトップ娘役の実咲凜音(みさき・りおん)さんが退団されます。

まずはミュージカル・コメディの「王妃の館」。浅田次郎さんの原作によるものですが、実によく出来ていたと思います。
宝塚でこんなことやるのか、とか、吉本新喜劇ではないっ!・・などなど、気の短い方はお怒りになる向きもあるかもしれません。でも、この物語をドタバタや、単なるコメディじゃないかと決めつけて見ることなしに、純粋に人それぞれのドラマを人それぞれが皆持っていて、悩み、苦しみなどを誰もが抱えているのだ・・と思いつつ見ることが出来れば、このコメディは人生に何らかの潤いをもたらしてくれるのではないかな、と強く思いました。

というわけで、結論は“とてもよかった”(^o^)

朝夏まなと(あさか・まなと)さんは、このコメディをうまく操り、誘導し、ストーリーを非常に豊かなものにしていました。コメディをこれだけ理解して観客を“泣き笑い”の世界に連れて行ってくれる・・やはりたいしたトップスターです。

実咲凜音さんも、たぶんコメディという新たなテーマに“手探り”な状態で入ってきたかと思いますが、よくその場の雰囲気をとらえていい演技していました。長くトップを張られただけのことはあります。

今回、いちばん“おいしい”役どころだったのは愛月ひかる(あいづき・ひかる)さん。
不動産王で、ちょっと下品で無頼な印象もあるのですが、実は人情深く、フランス旅行に連れてきた彼女(星風まどか:ほしかぜ・まどか)には“シャイ”で、しかも物語の大きなキーとなっていて、さらに“笑わせどころ”は愛月さんに集中しているので、たまらなくいい役です。愛月さんの実力あったればこその素晴らしい「役づくり」をされていました。
素晴らしかった!

オカマの黒岩源太郎を演じた蒼羽りく(そらはね・りく)さんもいい演技されていました。
笑わせてもらいつつ、“ジン”と来ましたよ、ファンになっちゃった(*^_^*)

その他専科からの一樹千尋(いつき・ちひろ)さんも相変わらずの名演技。組子全員が素晴らしいチームワークで作り上げたこの作品、見ようによっては低い評価をする人もいるかもしれませんが、私はとても良い作品だと思いました。ちょっと同じ宙組の「パラダイス・プリンス」を思い起こさせてくれました。あれも楽しくて、ちょっとしみじみして“泣き笑い”の世界でした。

ショーの方は「まつり」がテーマでした。だからもう“ノリノリ”の“それそれ”状態!!(^-^)/☆
私は二階席でしたが、一階はすごいことになっていたようですねヽ(=´▽`=)ノ

宙組らしい、豪快だが、とても爽やかでスピード感のある爽快ショーでした。


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もちろん朝夏さんと実咲さんのデュエットダンスもあり、そこでは私も胸がいっぱいになりました。
実咲さん、いいトップ娘役でした。花組時代には伸び伸びと成長されていましたが、宙組では“難役”も多く、苦労されたこともいろいろあったと思います。でも、それぞれを乗り越えて実力を十分に発揮されてきました。記憶に残る娘役です。今までたくさんの作品を楽しませてもらいました、ほんとうにありがとうございました。

めでたく、ミュージカルもショーも大満足で見終えました。でも、今回はチケットがなかなか取れず、これからも宝塚はチケット入手がますます難しくなるような予感がします。
なるべく本公演は見たいと思っていますが、今後はそれもままならないことになるかもしれません、それが今気がかりなところです。

とりあえず、宙組よかったですよd(^_^o)報告おわり。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2017/04/18

【簡単・3分宝塚講座 Vol.27(「宝塚おとめ」を買え!(゚ー゚*)。oO)】

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毎年この時期になると発刊される「宝塚おとめ」。2017年度版が出ました・・そして買いました…d(^_^o)

早い話が宝塚歌劇団の各組(5組+専科)の全員の一覧です。
出身地、出身校、好きな役、演じてみたい役、趣味、集めているもの、好きな色や花、好きな食べもの、特技、芸名の由来、愛称(※これ大事)などが写真と共に掲載されています。
プロ野球でいったら、「選手名鑑」みたいな感じです(*^_^*)

私がブログで宝塚を取り上げるときには、この「おとめ」は欠かせません。
何年初舞台か、劇場内で話題になっている組子については、愛称で皆さん呼んでいるので、誰が誰だかわからない場合もあり、この「おとめ」が実に力強い味方になってくれます。

そして学年が進むにつれ、だんだん写真も大きくなってくるのですが、何年か前にあんな小さな写真だったあの人が今や堂々大きな写真で組の先頭近くのページに載っているのを見ると感慨もひとしおです・・(T_T)・・うれしいんだな、これが。

また、芸名についても宝塚は非常に読みにくいというか、100期生も超えて同じ芸名は無いわけですから、ある意味ネタも尽きて「これは何と読めばいいのか」というものばかりとなっている昨今、「おとめ」は、ここでも力強い味方です。

さらに、学年も進み、ある程度の役がつくようになってきた生徒の「やってみたい役」欄に載っていた役がまさにその生徒についたとき、“我が事”のようにうれしくなるのです'(*゚▽゚*)'よかったねぇ~ってねd(^_^o)


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また、休日ののんびりした午後などに、この「おとめ」をパラパラとめくって、あの生徒、この生徒のプロフィールに目を通している時間は至福の時間となります(^-^)

劇場で、また大きな書店などでこの「おとめ」を見かけたら、ちょっとのぞいてみてください。組配属前の初々しい“研究科一年生”から大活躍中のベテランまで、個々の劇団員にふれることができます。

ああ、そうそう、出身地、出身校を見て、地元出身の生徒を探してみるのもいいですよ。
やはり応援したくなっちゃいます。何年か前に私が「おとめ」で見つけた地元千葉市出身の綺城ひか理(あやき・ひかり)さん、すっかり立派になられて、新人公演で二度も主演を果たされています、ほんとうにうれしかったヽ(=´▽`=)ノ

今回は「宝塚おとめ」のご紹介でした。
何度か宝塚を観て、これからも見ていこうという方、必須アイテムですよ。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 大沼ひろみ ( NHK-AM )

2017/03/19

花組「MY HERO 」見たっ!

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宝塚歌劇・花組 赤坂ACTシアター公演「 MY HERO (アクションステージ)」を見てまいりましたのでその感想を。

主演は花組二番手男役の芹香斗亜(せりか・とあ)さん。最近ますます男役としての格好良さに磨きが掛かってまいりましたd(^_^o)「金色の砂漠」のあの素敵な存在感、まだ心に残っています。

相手役としては音くり寿(おと・くりす)さん。この方も最近メキメキ頭角を現してきています。独特の可愛い愛されキャラと、歌もうまくて花組はますます層が厚くなっている感があります。

ストーリー自体は割と単純だし、“憎めない悪役”の天真みちる(てんま・みちる)さんはじめ、皆さん超デフォルメされたキャラが“立って”いて(^^;)客席はもうドッカンドッカン笑いに包まれるシーンも多数でした。

芹香さんはスキャンダルが原因で転落し始めたスター。めっちゃカッコイイのですが、ヒーローもののスーツ・スターだった父親と、その後妻となった芽吹幸奈(めぶき・ゆきな)さんに複雑な気持ちを持ち続け、それが原因でなかなか人としてもスターとしても突き抜けることができない壁にぶち当たっているという役どころでした。

芹香さん、このライト感覚なストーリーのマイ・ヒーローを時には軽く演じ、時には思いの丈を吐露する男気を見せ、また好きになった娘、音くり寿さんには正直な自分をさらけ出し、生意気だけど憎めない、そんな主人公を素直に演じていて、よかったなぁ(゚ー゚*)。oO今までも好きでしたが、もっと好きになりました。

音くり寿さんも、過去のトラウマを克服しきれない娘を演じ、芹香さんとは不思議な運命の糸で繋がっていて、重要な役でしたが、さすがうまいっ!と感じました。この人も魅力ある女優です。

芹香さんの押しかけマネージャーみたいな役の朝月希和(あさづき・きわ)さんも、ぶっ飛んだ女性ながら、芹香さんを慕い、一本気なところを見せつつ、ナイスな女性像をパワフルに演じていました。この人も高得点です'(*゚▽゚*)'

芹香さんを蹴落とすような形でスターの階段を一歩踏みしめた役どころの鳳月杏(ほうづき・あん)さんも、いい男を万全の演技で芹香さんに一歩も引けを取らずに演じていました。月組にしてみたらこの人の抜けた穴は大きかったねぇと思いましたよ。

老人施設を経営する華雅りりか(かが・りりか)さんも観客をぐんぐん引きつけて、いい味だしてました。
何より組全体が心をひとつにこの舞台を作り上げている感がありました。

そして、綺城ひか理(あやき・ひかり)さん。
前回の新人公演では明日海さんの役を新たな形で見せてくれましたが、今回は芹香さんの亡くなった父、スーツ・スターで子供達のあこがれのまとだった役を演じました。
残された日記と回想シーンで芹香さんとのわだかまりが解消され、子供の頃の芹香さんと手をつないで去って行くシーンには、それまで笑ってばかりのこの物語でしたが、思わず涙が頬をつたいました。・・泣いちゃったよ(T_T)

とっても楽しくて、笑いと涙のアクションステージ、宝塚娯楽エンターテインメント、よかったですよぉ~っ(#^.^#)
理屈抜きに楽しめました。
そして芹香さんの魅力がまたひとつ増したように思いました。見てない人は見た方がいい、と言いたいが、きょうは立ち見も出ていました。チケット入手は難しいでしょうね。


【Now Playing】 Irma / Hal Serra ( Jazz )

2017/03/12

「Grand HOTEL/カルーセル輪舞曲」再度・・舞台装置停止のアクシデントも

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宝塚歌劇・月組東京公演「Grand HOTEL/カルーセル輪舞曲」を再度見ておりましたので、またまた感想を。

グランドホテルは月組全員が一丸となって作り上げ、前回から比べてもわずか一週間で見違えるくらいの仕上がりを見せ、その“精度”は素晴らしく、ほぼ完成状態になっていると思いました。

主演の珠城りょう(たまき・りょう)さんは、前回作り上げているガイゲルン男爵の“像”がまだ薄い感じがすると書きましたが、かなり濃く、厚く描かれていると感じました。
トップが板に付いてきたようです。

落ち目になったバレリーナ役の愛希れいか(まなき・れいか)さんも、グルーシン・スカヤがますます人間味を帯び、細かいところまで演じていて、時空間の使い方が非常にうまいっ!

今回悪役の宇月颯(うづき・はやて)さんも、心憎い悪役ぶりで、独特の“イヤな感じ”がばっちり決まっていましたd(^_^o)

フラムシェンの早乙女わかば(さおとめ・わかば)さんも、前回からさらにパワーアップして、舞台上を自在に動き、演じていて、早乙女さんのこの役にかける意気込みを感じました。

そして、今回役替わりの朝美絢さんは前回と異なり、オッタニオ役。暁千星(あかつき・ちせい)さんのそれとは明らかに異なり、人間味を感じる役作りとなっていて、朝美さんの考えるオッタニオの存在感もなかなかのものでした。
逆に暁千星さんは前回のオッタニオを“得体の知れない”感じで演じていましたが、今回のフロント係を明るく発散するようなキャラクターで演じていて、これも朝美さんのものとは大きく異なりました。
最終的には、フロント係役では朝美さん、オッタニオ役では暁さんに軍配が上がったように思いました。

さらに今回主役級の美弥るりか(みや・るりか)さん。
もう、どんどん“行けるところまでいくぞ”って感じで、オットー・クリンゲライン像を大きく拡げていて、実に深いし、魅力的なものにしていました。目が離せない感じ。
もちろん、チャールストンのダンスシーンは大拍手っ!!若いトップスターの月組を後ろからどんと押して支えているのがよくわかりました。


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ショーの方も、どこもかしこも文句なしっ!
ますます月組らしいキリッとして綺麗で、洗練されたものとなっていました。
珠城さんも堂々、愛希さんは自らのコーナーで圧巻の舞台を繰り広げ、美弥さんはさらに組をグングン引っ張っています。

燕尾の男役ダンスも月組らしくてよかったぞぉ~っ(^o^)

・・そして驚きのロケット直前での舞台装置停止・・。
20分以上の中断となり、開始前には劇場側の方がステージ上でお詫び、なぜか拍手が出て、なんだこりゃみたいになって会場大笑い・・(*^_^*)

長い停止で冷えた客席を一瞬にして温めたのは専科の華形ひかる(はながた・ひかる)さん。
いきなり自分の歌から始まるのはつらかったと思いますが、あの華形さんのもつ華やかさがライトアップの瞬間“満開”'(*゚▽゚*)'あっという間に観客を盛り上げ、ロケットにつなぎました。

中断がありましたが、ショーも満点でした。よかったよかった(#^.^#)

※前回、花組でもショー開始直後に舞台装置が停止、そのときは5分程度でしたが、今回は20分以上。“バツン”と何かが落ちるのではなく、両方ともスッと全てが止まる感じでした。たぶん照明、音声などがプリセットされたコンピューターシステムを使っているのだと思いますが、その不具合かもしれないですね。舞台裏から大きな男性の声などしていて、裏側では大変な作業だったのかもしれません。
今回は何とかなりましたが、度重なると舞台への気持ちが一気に冷めてしまうので、何らかの対応策を取らないと・・などと老婆心ながら思いました。

以上です。月組、どんどん良くなっていますよ!(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 天気予報 / NHK ( FMラジオ )

2017/03/06

「 Grand HOTEL /カルーセル輪舞曲」見てきました(その2・レヴューの感想)

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前回に続いて、月組東京公演、レヴュー「カルーセル輪舞曲」の感想です。

宝塚最初のレヴュー「モン・パリ誕生90周年」ということで、宝塚らしいレヴューの雰囲気いっぱいの素敵なショーでした。

新トップスター、珠城りょう(たまき・りょう)さんの華やかな感じに“ぴったり”でした。
そこに相手娘役の愛希れいか(まなき・れいか)さんの綺麗で愛らしく、しかも大人っぽさもある存在感がますます華を添えていました。優雅で明るく、きらびやかな豪華レヴューでしたよ'(*゚▽゚*)'

序幕の「フランス パリ」のシーンは白を基調とした宝塚らしい衣装で月組のもっともいい部分が出ていたように思います。上品で、しかも個々がキラッと光る個性ある場面になっていました。

専科から華形ひかる(はながた・ひかる)さんも来て、華形さんの花組時代からのステージでの求心力が発揮されていました。華のあるいい男役です。・・私がファン…σ(^_^;)

愛希さんのレディ・マンハッタンの登場するニューヨークの場面も素晴らしかった。
可愛いルックスなのに、とてもセクシー、歌もダンスも群を抜き、さすがの娘役トップという感じでした。ほれぼれしちゃう(#^.^#)

車輪を模した小道具を使った“モン・パリ”を彷彿とさせるコーナーも暁千星(あかつき・ちせい)さんが仕切り、懐かしいような宝塚らしいいいものでした。

ブラジルのシーンでは、これでもかというくらいのキラキラ衣装で、笑っちゃうくらいの楽しさ(*^_^*)

さらに美弥るりか(みや・るりか)さんの艶やかなコーナーも月組の魅力がさらに増して、全体を通してたいへんよかった(゚ー゚*)。oO

全員が水色の衣装で踊るシーンも月組らしい流麗な印象が素晴らしく、今回のショーは見どころがいっぱいですよd(^_^o)

幕が降りて、劇場を出る観客も「よかったねぇ」と声をかけながら歩いていました。
珠城さんのトップデビュー、成功だったと思います。
もう一度見る機会がありましたら、その後のご報告をしたいと思います。


【Now Playing】 嶌信彦 人生百景「志の人たち」 / 七江亜紀(カラーキューレーター) ( TBSラジオ )

2017/03/05

「 Grand HOTEL /カルーセル輪舞曲」見てきました(その1・ミュージカルの感想)

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宝塚歌劇・月組東京公演『 Grand HOTEL(ザ・ミュージカル)/カルーセル輪舞曲(モン・パリ誕生90周年 レヴューロマン)』を美弥るりか(みや・るりか)さんファンの長女と観てまいりました。
新トップスター、珠城りょう(たまき・りょう)さんのトップお披露目公演でもあります。

グランドホテルはかつて同じ月組の涼風真世(すずかぜ・まよ)さんがトップだったときに彼女のサヨナラ公演でこの演目の初演が行われています。
舞台はずっとタイトルのグランドホテル内に限られ、凝りに凝った舞台セットと組子達の独特の所作で濃密に繰り広げられ、ホテルにいる人々の様々な人生が繰り広げられるという“濃い~”ミュージカルです。

今回は何と涼風さんのときに主役だったオットー・クリンゲラインを美弥るりかさんが演じ、珠城さんは当時久世星佳(くぜ・せいか)さんが演じたフェリックス・フォン・ガイゲルン男爵を演じます。こんなのありなんですね。驚きました。
さらにトップ娘役の愛希れいか(まなき・れいか)さんは当時の羽根知里(はね・ちさと)さんが演じたグルーシン・スカヤを演じ、これも当時の主演ではありません。
当時の娘役主演のフラムシェン(麻乃佳世/あさの・かよ さん)は、早乙女わかば(さおとめ・わかば)さんと、海乃美月(うみの・みつき)さんが役替わりで演じます。今回は早乙女さんでした。だから早乙女さんの登場シーンはとても多い。

全体的なことを先に言うと、あらかじめこのミュージカルの全容を知っておいた方が断然いいっ!ということです。セットも舞台進行も、雰囲気もふだんの宝塚とは大きく異なるし、展開を追おうにも全貌がよくわかっていないと、このミュージカルは何を言いたいんだろう、と途方にくれるかも。
登場人物や、その特徴も調べちゃってから見た方が演技やダンス、歌、芝居そのものに素直に集中できます。
私もすっかり忘れていたので、前半はちょっと、何がどうなっていくのか・・置いていかれました・・面目ない。


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珠城さんは彼女に似合う役を主演として与えられたのだと思います。しかし、もうひとつフェリックス男爵の人物像が見えてこなかったかなぁ・・。ちょっと“うすい”感じになっていて、やや魅力に乏しい人物になっていたように感じます。思い出せば、久世星佳さんの男爵は、主演の涼風さんと匹敵するくらいの重厚な演技でした。久世さんを見に来て良かったと思えるくらい・・。
ただ、まだ東京公演は始まったばかりなので、これからもっと充実してくると思います。歌劇団のねらいはよくわかりました。

娘役トップの愛希さんは、ベテランというか、やや落ち目のバレリーナ、しかもけっこう年齢がいっている・・(*^_^*)。でも、さすが愛希さん、ふだんの愛らしさをうまく消して老?バレリーナの姿をリアルに感じるくらいの名演でした。しかも、ちょっと愛に飢えたやや“抜けた”キャラを巧みに演じていました。歌もいいし、やるなぁ、と思いました。


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そして美弥るりかさん。初演の涼風さんに迫る素晴らしい舞台でした。
この「グランドホテル」という演目を、そして月組をぐいぐい引っ張っている感じでした。
美弥さんの今までの経験を全て投入し、オットー・クリンゲラインという難役を見事に演じている様子に、ファンである長女も「素晴らしい」と感激していました。

初演では主演娘役が演じたフラムシェンを演じた早乙女わかばさんは、水を得た魚のようにあるときは可愛く、あるときは打算的に、あるときはずるく、あるときはお色気を振りまき、全力投球でした。早乙女さんの良さが前面に出ていたと思います。好演でした。
海乃美月さんが役替わりをするそうですが、今回はそれを見ることができません。見られたら、お二人の演じ方の違いがわかって楽しかったのですが・・それが心残りです。

役替わりでは、今回のホテルのフロント係に朝美絢(あさみ・じゅん)さん、グルーシン・スカヤの付き人を暁千星(あかつき・ちせい)さんが演じ、それぞれが交替となるのですが、朝美さんのフロント係は「グランドホテル」の物語に句読点を打つように、非常にめりはりの効いたいい演技でした。それに歌もよい!組替えが予定されていますが、雪組に行っても活躍は間違いないですね。

暁千星さんのグルーシンの付き人役もなかなかのキャラクターづくりをしていました。
今までの暁さんから一皮むけたような印象も受けました。かつては、あの天海祐希(あまみ・ゆうき)さんが演じた役です。・・珠城さんも「パック」で天海さんの役をしてから急上昇していますので、これは・・来たのかな・・と思いました。

とにかく、いつもの宝塚とはひと味もふた味もちがった舞台、芝居、セット、組子たちの取り組み、d(^_^o)事前にいろいろ調べてからの観劇をおすすめして、「その1」を終えます。次回「その2」では、レヴューの方の感想をご紹介いたします。


【Now Playing】 I Want To Be Happy / Bud Powell ( Jazz )

2017/03/01

「星逢一夜」ライブ・ビューイングしてきた (4/4)

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雪組・中日劇場公演のライブ・ビューイング感想、いよいよラストです。
今回は後半、ショー「Greatest Hits !!」です。

宝塚と東京での本公演では、「私立探偵ケイレブ・ハント」とのカップリングでしたが、今回は「星逢一夜」との組み合わせとなりました。
前回本公演では、ヒット曲の連発で、ちょっと「演芸大会」風?!な空気を感じざるをえないような気もいたしておりました(^^;)正直・・。

でも、今回は出演者数も絞られ、ショー自体もコンパクトになったせいか、“締まった”ショーになっていたと思いました。

トップの早霧さんがサンタクロースに扮した場面も、季節柄変更になりました。
代わりにと言ってはなんですが、鳳翔大(ほうしょう・だい)ちゃんの“マンボ”コーナーが設けられ、この人にかかればその場面はキラキラな大ちゃんらしいショー・コーナーとなり、お客さまにも“ウケて”いました(#^.^#)。大ちゃんならまかせておけばOKなんです。

早霧せいな(さぎり・せいな)さん、咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さん、望海風斗(のぞみ・ふうと)さんの主要三人はきっちりとダンスでも歌でも、ちょっとしたストーリー仕立ての場面でも“魅せて”くれます、雪組の盤石な様子にこちらも安心してゆったりと見ていることができます。

彩凪翔(あやなぎ・しょう)さんのゴースト・バスターズのコーナーは残っていましたが、今回はゴーストを退治するマシンは名古屋らしく“レインボー・シャチホコ”の形状( ̄O ̄;)、“やり過ぎ”かと思われましたが、名古屋だからいいんですd(^_^o)

彩風咲奈(あやかぜ・さきな)さんは、すっかりスケールも大きくなり、男役らしさが滲み出てくるようになりました。
歌唱も公演を重ねるごとに厚みを増しているように感じます。頼もしくなりました(*^_^*)

咲妃さんがカートを引いて都会にやって来る場面も楽しく、客席からは“可愛いっ”と声が出ているのが聞こえました。
“マテリアル・ガール”はギリギリ、演芸会風にならずに無事進行し、全てのシーンが見どころある締まったショーになりました。

雪組のショーを見ていて近年感じることは、舞台上の組子の皆さんの「どうです、見てください」というような晴々として誇らしげな感じがとても観客であるこちらをウキウキさせてくれるということです。
これは現在の5組の中でも最もそう感じるのです。
早霧さんの流麗だがキレのあるダンス、咲妃さんのスパッと切れ込んでくるようなダンス、それも他組にないコンビ感を伴って、とても魅了されます。

ほめてばっかりだが、事実雪組は今とても“いい状態”だと思います。
このまま現行トップのお二人のサヨナラ公演まで突っ走っていただきたいと思います。
今、この組が一番好きかな?!ちょっと前までは5番目だったこともあったのですが…σ(^_^;)・・ごめんちゃい・・。

いいもの見させてもらいました。ありがとう雪組!!!


【Now Playing】 ラジオ深夜便・日本列島くらしのたより / 島根県奥出雲町 尾方豊氏 ( NHK-AM )

2017/02/28

「星逢一夜」ライブ・ビューイングしてきた (3/4)

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雪組ライブ・ビューイング、感想3回目です。
今回は雪組公演全体的なことについて。

「星逢一夜」は暑い夏に雪組が必死に取り組み、大好評を得た作品だったわけですが、名古屋で再演となり、たぶん、早霧さんはじめ、雪組の組子たちは戸惑ったんじゃないでしょうか。
「あれをもう一度」・・どうやってモチベーションをあげていくのかと。

でも、雪組はまたまたがっしりとした舞台を作り上げていました。
早霧さん、咲妃さん、望海さんの三人を中心に再構築できるような地力のある組になったんだと思います。これは他の組を圧倒しているんじゃないでしょうか。
しかも、若手がどんどん成長していて、月組から組替えでやってくる朝美絢(あさみ・じゅん)さんは大変だと思いますが、逆に言うと大きく成長するチャンスです。

早霧さんがトップになってからの雪組は、実際の舞台が想像をはるかに超えるものになっていて、観客の期待度はいつも大きく、だから観客動員の記録も作られたのでしょうね。

さて、私は今回が初めてのライブ・ビューイングでした。
経験してみての感想は、ゆったりと映画館の客席で観劇できるのはとてもうれしいっ!(*^_^*)しかも、皆さん、ふだん映画を見るときのようにドリンクもポップコーンも持ち込み放題!こんな余裕をかまして宝塚を観ていいんだろうか(^^;)とドギマギしてしまいました。

しかもテレビやDVDでみるように、カメラアングルは雪組の組子達の表情も様々な角度でとらえ、劇場での観劇とテレビでの観劇の中間的な印象を強く感じました。

ただ、始まってすぐに感じたのは、早霧さんはじめ中心人物の音声はマイクロフォンで捉えた音がラインで入って来て、いかにもミキサーが聞いているような音声で聞こえてきて、劇場の“生”な反響を感じるような音ではないことでした。・・たいしたことではなさそうですが、でも劇場の臨場感がやや失せているようにも感じたのです。

あとは、私が勝手に思い込んでいたのですが、観客は拍手をしたりしないんですね(^_^;)
てっきり、劇場にいるような状態で観劇するものだとばかり思っていたのです。拍手したりしちゃだめなのかなぁ~。

それと、やはり実際の舞台での興奮には及ばないな、と思いました。想像以上にそう思いました。

とてもよいと思ったのは、なかなか宝塚や東京の劇場まで行けない状況にある方にはうれしいものですよね。それに、なんというか、やはり宝塚ファン同士、なにか一体感みたいな空気があったようにも思いました。これもいいことだと思いました。

さらに、ライブ・ビューイングには、まだまだ何か可能性があるんじゃないか、と思いました。
具体的には言えないんだけど、「何らかの可能性がまだまだある」と直感的に感じたのです。
新人公演や、ライブ・ビューイング・オリジナルの作品などもいいなぁと思いましたよ。

というわけで、「星逢一夜」中心の感想はここまで。
次回はショーについてふれて、今回のライブ・ビューイングの感想を終わりにしたいと思います。
あと一回、お付き合いください(*^_^*)


【Now Playing】 深層深入り虎ノ門ニュース / 藤井厳喜他 ( YouTube )

2017/02/27

「星逢一夜」ライブ・ビューイングしてきた (2/4)

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前回に引き続き、星組・中日劇場公演、ライブ・ビューイングを見ての感想です。
今回は、主要三人以外の方々について。

まずは“ちょび康”を演じた彩風咲奈(あやかぜ・さきな)さん。
「ちょび康、久しぶりっ!」って思わず声を掛けたくなるくらいの親しみやすさと、可愛い子供時代。そして苦労を重ねる親世代になってからのちょび康。感情移入できるくらいに自然に演じていました。近頃は“男っぽい”役が多かったので、ちょっぴり可愛い彩風さんに懐かしいようなうれしいような気持ちになりました。

猪飼秋定を演じた彩凪翔(あやなぎ・しょう)さんは、本公演よりも力が抜けている感じがして、爽やか度が増していたような気がしました。とても自然な感じで早霧さんの天野晴興に接している姿に、「演技を変えてきたな」と感じました。これはこれで新たなスタイルとなり、魅力あるものでした。

本公演では専科の英真なおき(えま・なおき)さんが演じた吉宗役は、香綾しずる(かりょう・しずる)さんでした。
今回は台本に手が入り、吉宗のセリフも変わったわけで、本公演とは吉宗と晴興の関係が微妙に変化したため、“難役”だったと思います。
ちょっぴり英真さんが演じた吉宗の雰囲気を残しつつ、自らの理想と、晴興の思いとのギャップに戸惑いを覚える姿がうまく表現されていたと思います。
望海風斗(のぞみ・ふうと)さん主演の「ドン・ジュアン」でも感じましたが、香綾さんはなかなかどうして演技巧者です。
今回の台本変更に伴うストーリーの変化した部分をうまく演じ、舞台進行をうまく牽引していました。さすがです。

本公演では、退団された大湖せしる(だいご・せしる)さんが演じた貴姫を演じた桃花ひな(ももはな・ひな)さんは、台本変更により、本公演時よりも役としては引っ込んだところにされてしまいましたが、「江戸城・観月の宴」のシーンでは、大袈裟な演技をせずに、だがキリッとした演技で思わず「いいねぇ」と口に出しそうになりました。
こういう渋めで落ち着き払った演じ方が出来ているのは、やはり彼女の実力がただものではないことを示していたと思います。

そのほかの方達も、さすが“和もの”といえば雪組と言われるくらいの磨き上げられた演技を見せてくれていました。

一度本公演で宝塚と東京で併せて二ヶ月も公演したものを再度行った今回の中日劇場公演ですが、組子達のそのモチベーションの持っていき方が、何か秘訣があるのか、組全体で高くて感心してしまいました。
少人数になったのに、あの本公演にまったく引けを取らない舞台に、雪組の地力を感じました。

次回はもうちょっと「星逢一夜」にふれ、ラスト4回目はショーについても書こうと思いすま。


【Now Playing】ラジオ深夜便・日本列島くらしのたより / 宮城県亘理町」渡邉修次 ( NHK-AM )

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