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2017/09/17

月組「 All for One 」観劇してきました

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宝塚歌劇・月組東京公演「 All for One ~ダルタニアンと太陽王~ 」を見てまいりました。
今回はこのミュージカルの“一本もの”です。
脚本と演出は小池修一郎先生。重厚な物語になっているのかと思っていたら、わかりやすくてカッコ良く、楽しい、そして随所に月組スター達個々の個性が光るなかなかの演目に仕上がっていました。書き下ろし作品としては秀逸の出来ではないかと思いました。

主演、ダルタニアン役の珠城りょう(たまき・りょう)さんは、すっかり月組トップとしてのたたずまいが“様になって”きました。小池先生も珠城さんの純朴な感じをうまく使ってダルタニアンの一途なキャラクターを作り上げ、舞台はわくわくするような中、進行して行きました。退屈なシーンなどなく、テンポもよく、三銃士の衣裳もよく似合う!・・いいねぇ(#^.^#)

愛希れいか(まなき・れいか)さんは、ルイ14世の役でしたが、可愛い愛希さんがルイ14世?と思っていると、小池先生、うまい仕掛けがしてあって、愛希さんは男役としても娘役としても大活躍、そして見事なタイミングで笑わせ、ストーリー展開の中心人物としてトップ娘役らしい輝きを見せてくれました。
この役も新たに挑戦するような珍しい役どころでしたが、さすが愛希さん、築き上げた“ルイ14世”は見どころ満載の素晴らしい出来でした。

アラミス役の美弥るりか(みや・るりか)さんの男前で、しかも女を“手玉に取り”、さらに男気もある役を実力どおり見せつけてくれました。いいなあ、この人も。


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今回、東京宝塚劇場に月組生として初お目見えの雪組から組替えの月城かなと(つきしろ・かなと)さんも良かった。
珠城さんに対立する“悪役”、ベルナルドの役でしたが、悪のカッコ良さ、男の色気、そして意外なところで飛び出すギャグ!、いやはや月組でもすっかり重要人物となっていました。大注目株です。

さらにアトスを演じた宇月颯(うづき・はやて)さんは堂々の三銃士ぶりを見せてくれて、ファンである私も嬉しいっ!月組には欠かせない人となっています。

専科から出演の沙央くらま(さおう・くらま)さんは、愛希さんのルイ14世が10歳の頃から結婚しようと“つけ狙う”、しかもユーモアセンスも発揮せねばならない難役でしたが、もともと男役であるのにもかかわらず、魅力たっぷりの存在感を発揮していました。この人のおかけで演目に深みが出ます。

ポルトスを演じた暁千星(あかつき・ちせい)さん、誰もが持つことのできない“華”がある人ですが、いよいよ月組の中心に入ってきた感じです。
歌も伸びがあり、明るさを持ったいい声をしています。「ダンスはまかせろ」だと思いますので、今後の成長にますます期待です。

とても楽しい観劇のうちに終了。
おまけのショーも月組らしく綺麗で華麗な感じ。
大階段で“やさぐれ”気味にキザる珠城さんを娘役が囲み、宝塚の良さってこれだ!みたいな気分にさせてくれ、さらに男役の群舞も“胸キュン”もの。
トップ二人のデュエット・ダンスの麗しい様子に涙が出てしまいました。

今回の月組は誰もが楽しめるいい演目です。おすすめしちゃいます(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 Bitches Brew / Miles Davis ( Jazz )

2017/09/04

彩風咲奈さんの「キャプテン・ネモ」見てきました

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宝塚歌劇・雪組 日本青年館公演『 CAPTAIN NEMO・・ネモ船長と神秘の島・・(ミュージカル・ファンタジィ)』を見てまいりました。

旧・日本青年館は国立競技場新設の関係で取り壊され、今回は国学院高校の隣に新装なった新・日本青年館での公演です。久しぶり!
以前のように30分前からの入場でなく、1時間前にはロビーに入れてもらえたし、グッズや飲料なども購入できるようにしてくれて、これはとてもありがたい。

そして、中に入ってみると、あの日本青年館の雰囲気を感じました。
側面の壁の様子や、舞台の感じ、椅子も懐かしい感じ・・(^^;)

さて、この公演、雪組二番手となりつつある彩風咲奈(あやかぜ・さきな)さん、東京での初主演です。
取り上げられたのはジュール・ヴェルヌの「海底三万里」という冒険・SF・ファンタジー?みたいに感じられた原作を下敷きにしたもので、けっこう宝塚ファンにとっては馴染のないものだったのではないかと感じました。

谷正純先生の脚本・演出で、先生の少年の頃のわくわくするような感覚を再現したものかと思われます。

前もって、この楽園のような神秘の島マトカが何故成立しているのかを知ってから見れば、ある程度の理解をしつつ見ていくことができるのですが、何の予備知識もなく見てしまうと、マトカに集まった人々のかつての苦悩(彩風さんにもそれがあるのだが、舞台上では説明はあったものの再現シーンもなく、感情移入が難しい)、マトカに移り住んでからの心の葛藤のようなものがなかなか伝わらなかったと思います。

だから、幕間でも終演後でもあちこちから聞こえてくるのが「突っ込みどころ満載だね、また見てもっと突っ込んでみたいよ(^_^)」という不思議な声が聞こえてきました。

主演の彩風さんは神秘の島マトカをリーダーとして引っ張るキャプテン・ネモをかなり苦労したのだと思いますが、汗をかき、髪を乱しながらも熱演、及第点だったと思います。

相手役となっていた彩みちる(いろどり・みちる)さんは、これはもう芝居の巧さは群を抜いているので、この説明足らずと感じるストーリーの中では満点の出来ではなかったかと思います。

一番光り輝いていたのは、当初から彩風さんと敵対していた朝美絢(あさみ・じゅん)さん演じるイギリス海軍将校ラヴロック少佐でした。
存在感があり、役の持つ人格もよくわかり、心模様の変化もうまく演じていて、満点以上の出来だったと思います。雪組に来て月組時代以上に一回り大きくなった感じ。
明日海りお(あすみ・りお)さんが初めて花組に来て戦国バサラに出て来たときにも感じた“いいじゃないの”という感覚がよみがえりました。

期待の若手、永久輝せあ(とわき・せあ)さんはロンドン・タイムズ新聞記者を演じたのですが、これは観客にとっては、ちょっとお調子者、実は・・、大きな心の動きという三回に渡るキャラクターの変化を見せなければならず、しかも長台詞が多く、早口も多いという難役でした。
まだ出来上がった感じはありませんでしたが、あの若さでさすがにうまく演じていました。

全体的には、もうひとつ神秘の島マトカに住む人たち、マトカが存在する意義みたいなものがはっきりとしていれば、なお良かったのでは、と思いました。どこか1980年代の花組「テンダー・グリーン」を思い起こさせるものがあり、当時も賛否両論あったようですが、これもそういう感じかな、と思いました。

だから帰り道での皆の会話も“突っ込みまくり”でした。
あちこちで笑いながら(・・が多かったかな)「あれはないよねぇ」などという声が聞こえていました。

私としては楽しめましたが、これから大阪・梅田芸術劇場に行くことになるので、修正なども入るのではないかと思います。
特に男役の層の厚さを感じさせる昨今の雪組、ここでも男役は充実した演技を見せてくれていましたよ。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 徳田章 ( NHK-AM )

2017/08/26

花組「邪馬台国の風/ Sante ! !」見て来ました

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宝塚歌劇団花組・東京公演『邪馬台国の風(古代ロマン)/ Sante ! ! ~最高級ワインをあなたに~(レビュー・ファンタスティーク)』を見てまいりました。

今回の公演はトップ娘役が花乃まりあ(かの・まりあ)さんから仙名彩世(せんな・あやせ)さんに替ってから初めての東京宝塚劇場公演でもあります。

ミュージカルの「邪馬台国の風」については、花組らしく、がっちりと作り上げた芝居物になっていて、主演の明日海りお(あすみ・りお)さんの演技・歌にスキはありません。
現在の宝塚を代表する“トップ中のトップ”としての風格、勢い、流麗さ、どれもナンバー・ワンと言ってよい印象でした。何よりも“魅力いっぱい”です、この人。素晴らしいっ!!

ストーリーは小国の乱立する邪馬台国の時代、神の声を聞くヒミコ(役:仙名彩世)と主演明日海さん演じるタケヒコの出会いと別れ、平和を求めた戦いが描かれたロマン溢れる宝塚オリジナル作品で、しっかりと作り込まれて、主要な人達にも適切な役どころがうまく配置されていて、楽しめました。

ただし、ストーリー自体はかなり平坦なので、特にご贔屓のスターがいなくて花組を見に来た人にとっては割ととらえどころがないような印象になってしまうかもしれません。
一幕終了後の周囲の反応を耳を澄ましてうかがっていると、「よかったぁ~」というのと、「えぇっ、私はなんだかなぁ、という感じだった」という両極端な感想が聞こえました。

私には両方とも理解できました。
そういう感じだったのです。

東京宝塚劇場トップ娘役お披露目の仙名さんは、もう実力も経験も十分で、トップ娘役として十分な活躍でした。さすがです。雰囲気も持っているし、しかもある意味“初々しさ”まで感じさせてくれて、昔のトップ娘役みたいに安心して見ていることができました。

芹香斗亜(せりか・とあ)さん、柚香光(ゆずか・れい)さんら主要な人達も光輝き、ファンにとってもうれしい演目だったと思います。
そして、悪役としてガツンといわせてくれた花野じゅりあ(はなの・じゅりあ)さんが久しぶりにやってくれましたねぇ(#^.^#)うまいっ!!

ただ、今回私の前に座っていた男性がどんどん身を前に乗り出してしまい、ステージのセンターがまったく見えない状態でした・・(T_T)・・肝心な部分が見えず、明日海さんら主要な人達が出てくればくるほどオペラグラスを両手を張り出して使い、全面をふさぐように上半身直立状態になってしまい・・見えないし、集中できないしで困りました。
一度肩をたたいて、「もう少し後ろの背もたれに寄りかかれませんか?」と言ったのですが、意味がわからなかったようでした。・・残念。


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そして、休憩後のショーが始まると・・前の男性は居なくなっていて、別の女性が座っていました。何があったのでしょう。私の後ろの人からも劇場に苦情がいったのかもしれません。

ショーはどのシーンも満点ですっ!!
文句のつけどころなしd(^_^o)
男役も娘役もそれぞれにいいシーンがあり、にぎやかな場面も「こんなに華やかなステージ、花組ならではだなぁ」と、もう素晴らし過ぎて放心状態・・(*^_^*)

ラスト近辺、黒燕尾で大階段に一人たたずむ明日海さんを見たときに、息を呑みました。
そのあと、男役が揃っての黒燕尾のダンスを見ていて、もう涙があふれてきました。
なんてカッコイイんでしょう。
花組らしいよなぁ、大人のショーです。

パレードのときには、「花組、ありがとうっ!!」状態…σ(^_^;)
最高に満足できたショーでした。

明日海さんひきいる花組、層も厚く、堂々の公演でした。とてもよかった。


【Now Playing】 ナイツのちゃきちゃき大放送 / ナンちゃん ( TBSラジオ )

2017/07/07

怜美うららさんが退団すると・・

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宝塚歌劇・宙組の娘役「怜美うらら(れいみ・うらら)」さんが退団の決意をされたと、私の生涯の“ヅカ友”女神から一報が入りました。
悲しかったです。


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私が最初に「この美人は誰?」とショックを受けるくらいに意識したのは写真の「ロバート・キャパ(日本青年館)」の公演でした。
当時宙組二番手男役だった凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんの相手役としての抜擢でした。
目も覚めるような美人でありながら、腰の据わった演技、ぐんぐんと前に進むような現代の女性らしい颯爽感!!
もう虜になりましたね。

その後の様子を見ていてもたぶん凰稀さんのお気に入りの娘役だったのではないかと推察いたします。凰稀さんトップ最後の公演でも、それが具現化されたような配役でした。
「私が愛したただひとりの女性はこの人です」と凰稀さんが相手娘役の実咲凜音(みさき・りおん)さんに紹介する場面がありました。「まあ、素敵な方」と実咲さん(T_T)

なんだか実話的リアル感のあるシーンでした。実咲さんはこの公演中、どんどんとやせ細っていき、最後の頃は絞り出すような演技をしていました。


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ひとりの“ヅカ野次馬”としての意見ですので、聞き流してください。
凰稀さんとトップコンビを組ませてあげたらよかったんじゃないでしょうか。
それができる実力の持ち主でした。

それからでも実咲さんを花組から呼んで、朝夏まなと(あさか・まなと)さんとトップコンビを実現しても充分実咲さんにも間に合って、怜美さん、実咲さんの同期娘役同士もいい感じになったんじゃないかしら・・。

たぶん次期トップ娘役はこうなると星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんになるのでしょう。
実力十分の星風さんですから。真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんとのコンビに問題はないのでしょうが、今までの公演での真風・怜美の並びは素晴らしく美しいコンビに見えました。
こんなことなら一年でもいいからお二人を組ませてあげてもよかったんじゃ・・、いやいやもうやめましょう。決定してしまったんですものね。

怜美さん、前回の全国ツアーでの素晴らしい熱演、忘れません。
今まででも最高の出来でした。美しく力強く、こんな素晴らしい娘役、ちょっといない、と思いましたよ。
最後の舞台、がんばってください。
最後の最後まで応援しています。

2017/06/28

【簡単・3分宝塚講座 Vol.28(将棋みたいに感想戦をやろう)】

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宝塚が好きな皆さん、こんばんは。
そして、これからどんどん好きになりそうな皆さんもこんばんは!

今回は宝塚観劇後の行動についてお話を。

最近は将棋の話題が各家庭でもにぎやかに語られるような状況だと思いますが、報道の様子を見ていると、戦いが終わったあとに、さっきまで闘っていた二人が戦いの様子を振り返る“感想戦”というものを行っているのにお気づきだと思います。

それがまた味わい深く、さっきのまで戦いがより深いものになっていくような気がします。

そこで、宝塚観劇のあとに“感想戦”いかがでしょうd(^_^o)

私も子供達や、ヅカ友との観劇後は別に闘ってきたわけではありませんが、今回の演目はあそこが良かった、あれはもう少しこうした方が良かったのでは?、あの人の演技、歌が良かったなど・・(*^_^*)・・楽しい感想戦を繰り広げます。
これが楽しいんだなヽ(=´▽`=)ノ

観劇終わりました、はいサヨウナラではあまりにも、もったいないじゃありませんか。
好きなものを食べたり、ビールなどを飲んだりしながらの感想戦、ぜひにとおすすめです。

ちなみに写真は、長女と観劇したあとによく行く、日比谷のスパゲティ食堂 Dona のスパゲティです。
劇場が近いせいか、感想戦の声があちこちから聞こえてきます。
これもまた楽しみのひとつです。
きょうのあの演目、ああそうか、こんなふうに感じている人もいるんだな、なんてね。

というわけで、今回は将棋だけでなく、宝塚観劇後も“感想戦”をやってみよう(゚ー゚*)。oOというお話でした。


【Now Playing】 Love Me Or Leave Me / John Lewis ( Jazz )

2017/06/24

雪組・幕末太陽傳/ Dramatic“S”を観劇いたしました。

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宝塚歌劇・雪組東京公演「幕末太陽傳/ Dramatic“S”」のミュージカル、ショー二本立てを見て参りました。

この公演はトップスターのお二人、早霧せいな(さぎり・せいな)さんと咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんの退団公演でもあります。私にとってもお二人のステージの見納めです。

まずは「幕末太陽傳」。
“幕末ファンタスティック・ミュージカル・コメディ”とでも呼べばよいのでしょうか、私はこのミュージカルの元となっている映画(1957年・監督:川島雄三)を見たことがないのですが、なんというか“和風「グランドホテル」爆笑版”みたいな(*^_^*)感じでしたよ。

私は落語好きでもありますので、この物語が「居残り佐平次」を主人公にして中心に据え、「品川心中」「三枚起請」「お見立て」などの“爆笑ヒューマン噺”を盛り込んだものであることがすぐにわかり、もう笑う準備をしながら見てしまいました。

早霧、咲妃の黄金コンビは今回も健在!、笑わせるし、人間的な面白味も巧みに表現し、この二人の切磋琢磨しつつの進化ぶりはいつも感心するだけでなく観ている私達の心を打ちます。
早霧さんの佐平次の飄々としながらも、人間味あふれる人物像、他の人では出来ないでしょうね。


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今回で退団される鳳翔大(ほうしょう・だい)ちゃんも、咲妃さんに騙され、無理矢理心中させられ、海に突き落とされる役でしたが(^^;)、さすが大ちゃん、なんでも出来ますd(^_^o)世界一かっこいい大ちゃん、おもしろい役だってこんなもんです!大好きっ(*^_^*)

こんな奇想天外、奇天烈な出し物をやろうというのも、すごいことですが、それをやってしまう雪組の総合力はいまやたいしたものです。
“和モノ”に何の違和感も感じさせないのも雪組ならでは、専科・ベテランのうまい配置もピタリとはまって宝塚風幕末絵物語の出来上がりです。お見事でした。まだ見ていない人、びっくりするよぉ~(゚ー゚*)。oO


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ショー「Dramatic“S”」、これはもう次から次へと波が押し寄せるように素晴らしいシーンの連続です。息つく間もないですよ、行ったら覚悟しといてねヽ(=´▽`=)ノ
退団される早霧さん、咲妃さんお二人の絡みのシーンには、もう・・涙があふれて・・でも泣いている場合ではないくらい、他の組子達の全力のエネルギッシュな舞台展開が素晴らしく、「雪組って、こんなに“熱い”組だったっけ?!」と深く感心してしまいました。
組子の成長ぶりは早霧さんがトップになってからまさに“急成長”!!誰もかもがカッコイイ男役、素敵な娘役になっているのですよね。
今、私は雪組が一番好きかな。

次期トップ娘役の真彩希帆(まあや・きほ)さんがソロで歌う場面もあったのですが、歌がうまいねぇ~、このくらいの歌唱力であれば、次期トップ・望海風斗(のぞみ・ふうと)さんと歌いまくる演目もOKでしょう。楽しみがまた出来ました。

また、今回のロケットは今まで見たこともない“アクロバティック”なもので、脚を残したままでの前転のような動きや、側転などの動きも入り、しかもサークルを作るようなフォーメーションも眼新しいもので、観客席は「おおっ」という歓声と、大拍手に包まれました。

さらに、早霧さんがキメたあと舞台から捌けていくときに宝塚劇場では非常に珍しい「ヒューッ」とか「フォーッ」とか、「イェーッ」っていうような歓声が起こっていました。実に珍しいことです。全国ツアーでは何度か経験したことがあるのですが。
それだけ早霧さんを皆で応援し、送り出してあげようって気持ちが盛り上がっているのでしょう、いいじゃありませんか。

以上、簡単ではありますが、早霧・咲妃トップコンビさよなら公演の様子を報告いたしました。
もう一回見たいけど・・かなわないなあ。
それじゃまた、次の観劇報告でお目にかかりましょう(^-^)/☆


【Now Playing】 Before Sunset / kb ( InstrumentalMusic )

2017/06/18

舞台をみて歌詞をかみしめていたら・・今の世の中がみえてきた

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このブログでもご紹介した宝塚歌劇・星組が東京で先だってまで公演していた「スカーレット・ピンパーネル」はフランス革命後の国の様子、そしてイギリスからそれを見て苦しむ人々に手を差し伸べるピンパーネル団の活躍を描いたミュージカルでした。

あの舞台を見ていて、歴史物語なのに、主人公やその他の人たちが歌い上げる主題歌「ひとかけらの勇気」が、ずしんと心に響いたのでした。

その歌詞と共に私が客席で感じたことについて少しふれてみます。

ひとかけらの勇気

どうしてだろう この世の中に
欺瞞と不正 溢れている

・・どこかの学園の認可についての〇〇省にあったという文書、あった・ないの嘘と欺瞞、そこには不正もあって、さらに正義の顔をしている人物も実は既得権益を守り、天下り先を確保するために奔走していたのにそれを指摘され、みっともない行動に出る。
どっちもどっちだ、溢れている不正と欺瞞


人が自由に 歓び分かち
愛し合える 至福の日は 来るだろうか?

・・歓びは分かたれていない。歓んでいるのは、自らの利益のために法まで変えて人々を騙し、あろうことかそれを礼賛して自分の首が絞められていることに気づかない人を嘲笑いながら見ている奴らだ。至福の日は来るのか?来ないよ、ずっと。


遠国(とつくに) 嵐吹き荒れても
僕は見逃しはしない
ひとかけらの勇気が 僕にある限り

・・自分のふだんの生活には関係ない、身の回りさえ何とかなっていればそれでいいや、関わり合いにならない、と思っているうちに事は進展していくのだ、どんどんと。ほんのひとかけらの勇気があれば、たったひと言でもいい、「それは違うんじゃないか、それが人として国として正しいことなのか」と言ってもいいじゃないか。でも、“長いものには巻かれろ、札束には切られろ”ってことになっている。


どうすればいい この世界から
争いの炎 消えはしない
人が築いた 心の壁を
打ち砕き 解き放つ その日はいつか

・・世界のリーダーたる者が〇〇ファーストと言って、争いの炎を燃やそうとし、心の壁を打ち砕くどころか、より強固にし、あろうことか物理的な壁まで作ろうとしている。


強い力 立ち塞がろうと
僕は諦めはしない
ひとかけらの勇気が 僕にある限り

・・何度も諦めた方がいいと思ったし、ひどい目にも実際遭わされたこともあったが、今は心に何か静かに風が吹いている、ひとかけらの勇気はまだある。だから書いている。このあいだ会った学生時代の担任の先生にもそれでいいのだと言ってもらった。


登れない山 渡れない河
数多(あまた)の障壁乗り越えて
例えこの身 傷付こうとも

・・登れなかった山ばかり、渡れなかった河ばかりだったが、それでも最後に残された自分の真実の心に従って残りの人生を生きて行こうと思う。


僕は行く 君の為に
ひとかけらの勇気が 僕にある限り

・・君とは妻であり、家族であり、誠実に生きている人。勇気は死ぬまできっと私の中にあると思っている。

2017/06/03

ついに星組・スカーレット ピンパーネルを見た

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宝塚歌劇・星組東京公演「スカーレット・ピンパーネル(ミュージカル)」をご厚意で見ることが出来ましたので感想を。

この公演はトップスター紅ゆずる(くれない・ゆずる)さん、娘役トップの綺咲愛里(きさき・あいり)さんの新トップコンビ、東京での本公演お披露目です。まったく予想がつかない紅さんのトップ、期待と不安とが入り混じり、ドキドキしながら見に行きました。

過去にこのスカーレット・ピンパーネルは、同じ星組で安蘭けい(あらん・けい)さん主演、そして月組で霧矢大夢(きりや・ひろむ)さん主演で行われていて、いずれも大人気でした。
安蘭さんは、艱難辛苦を全身で受けとめ、革命政府との闘いや、妻マルグリットとの荒涼とした関係の中、信ずるところを突き進むパーシーを演じ、霧矢さんは革命政府からフランス貴族を亡命させ、妻との関係にも心底悩みながらもその“人間力”で心の底にある温かさを保ちながら活躍するパーシーを演じ、両者とも甲乙付けがたい好演でした。

そして紅さん。
今までのパーシーは、敵に察知されぬようにわざと“変な人”“おかしな人”を演じ、スカーレット・ピンパーネルに変身したときの凜々しさ、格好良さがそこで鮮やかなコントラストを見せたのですが、でも紅さんはいわずと知れたコメディエンヌ。
パーシーはますます“おかしな”感じが強調され、客席は爆笑、客席に市川染五郎さんがいるのを見て、舞台から“捌ける”ときに“六方”を踏んだり(*^_^*)、もう紅さんらしいのです。
だから、スカーレット・ピンパーネルになり、妻のマルグリットと心通じたときにも、今までは男らしく、それまでのちょっと変なパーシーからキリッとしてそこが格好良かったのですが、でも、おかしなパーシーも残しつつの表現になっていて、・・私はそこがいいと思ったんです。紅さんらしいよ。人間味があり、ユーモアもあふれ、やさしい男パーシー、いいじゃないですか。

そして、紅さんは全身全霊をもってスカーレット・ピンパーネルになっていました。
こんな全力のトップスターを見たのは長いこと宝塚を見てきましたが、初めてです。
紅さんが持っているものを躊躇せず、出し切って、そこに苦労の末その座についた星組トップスターがいました。こんなに新鮮な気持ちで心の中で後押ししながら観劇したのも初めてです。


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相手娘役、綺咲愛里さんもそれまでの「キャチ・ミー・・」や、「オーム・シャンティ・オーム」でも予想以上の素晴らしさを発揮していましたが、今回も今までの遠野あすか(とおの・あすか)さんや、蒼乃夕妃(あおの・ゆき)さんとはひと味かわったマルグリットを演じていました。トップお披露目とは思えぬ堂々としたものです。

そしてこの演目で一番“おいしい”役どころ、ショーヴランを演じた礼真琴(れい・まこと)さん。完全二番手ですよね、演技も厚みが出て来たし、歌唱は今までで一番と言えるくらい、歌い上げ方も素晴らしかった。
ミュージカルとしての部分が終え、幕が降り、その後のショーで一人、礼さんが「ひとかけらの勇気」を銀橋で歌い出したときに今の星組の様子が全体的にわぁっとオーバーラップしてきて、こらえていた私の涙のダムが崩壊・・・。
嗚咽しそうになるのをこらえながら「よかったよ、よかったよ」と何度も心の中で繰り返しながら見守りました。

こういう群衆のシーンが多い演目では、星組は本来の力を発揮します。
七海ひろき(ななみ・ひろき)さんはロベスピエールを演じ、従来のこの演目での配役よりもいい場面をもらっていましたが、今までとちがう星組の様子にちょっと圧倒されていたような気もしました。次回からは大丈夫でしょう。

それからルイ十六世の遺児「ルイ・シャルル」を演じた星蘭ひとみ(せいらん・ひとみ)さん、セリフ回しもいいし、舞台に立つ姿が非常に爽やかで、凜としたものがありました。これからきっといい役者になられるんじゃないでしょうか。

今回、紅さんの新トップスターの舞台での様子を中心に書きましたので、星組個々の方々にはふれませんでしたが、星組、かなりいいですよ。
紅さん、綺咲さん、新しい星組、ぐんぐん引っ張っていってください。
期待しています。


【Now Playing】 Migratory Birds / Takahiro Kido ( Healing Music )

2017/05/14

「瑠璃色の刻」観てきました

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宝塚歌劇・月組赤坂ACTシアター公演「ミュージカル・瑠璃色の刻(とき)」を観ておりましたので感想を。

主演は現在、月組の二番手的位置にいる「美弥るりか(みや・るりか)」さん。
最近の美弥さん、舞台の充実ぶりは目を見張るものがあります。
今回も期待十分でしたが、期待に違わず18世紀のヨーロッパ史に多くの謎を残した錬金術師で、占い師、そして不老不死のサンジェルマン伯爵(・・の“なりすまし”)を見事に演じていました。

最初は偶然自分に似ていることを知ったサンジェルマン伯爵を演じていたにもかかわらず、次第に自分が誰だかわかならくなるくらいサンジェルマン伯爵そのものになっていきます。
なりすましていたのに、自分はそれそのものだという感覚になってしまう・・人間の愚かさ、弱い部分、そして期待される自分に酔うという、人としての存在感、“おかしみ”みたいなものを美弥さんの解釈で快演していました。

そして今回の公演では二番手的役割で雪組から組替えして初の月組生としての舞台に立った月城かなと(つきしろ・かなと)さん。まだ月組というよりも雪組オーラを出しまくりで、持ち前のイケメン度もさらに増して、なかなかの好演でした。・・ちょっとまだ遠慮しているような感じもありましたが・・(^_^;)

そして相手娘役の海乃美月(うみの・みつき)さんについても美弥さん同様、まるでトップ娘役みたいに演技の奥行きが深く、ラストの美弥さんとのシーンでは自然と涙が頬を伝っていて、この人の演技力は“ず抜けて”いることをあらためて感じました。素晴らしかった。満点以上です。

特筆ものは、マリー・アントワネットを演じた白雪さち花(しらゆき・さちか)さん。
演技も素晴らしかったし、ラスト近くで、自分の人生を振り返り、思いの丈を歌うシーンでは、あまりの素晴らしさに客席は声を失うほどの感動の嵐が巻き起こりました。今回のMVPといっても過言ではありません、最高でした。

ロベスピエールを演じた宇月颯(うづき・はやて)さんも、ここ数公演で学年も上がってきている中、どんどん大きな存在となっています。
今回も役の輪郭がくっきりと浮き上がるように感じられ、とても見やすく、伝わってくるものが強く、しかも舞台をキリッと締めているように思いました。

あとは、旅回り一座で演技がイマイチ、ズーズー弁で訛りがとれない男を演じた夢奈瑠音(ゆめな・るね)さんも観客をググッととらえて離さない感じでした。愛されるキャラクターを感じました。

さらに私、個人的に今回いいなぁと思った人は、蓮つかさ(れん・つかさ)さん。
いやもう、カッコイイねぇ(*^_^*)
演技も見栄えがするし、ダンスもキレが素晴らしく、とてもカッコよくて、しかも美しい男役さんでした。これからはマークしていこうと思いました。

その他今回は組全体が生き生きとして、観客もグイグイと引っ張られるような感覚に何度もとらわれました。ようするに、非常にいいです!(^-^)/☆

立ち見も出ていましたが、人気公演となったのもうなずける快作でした。
美弥さん、またまた一回り大きくなられたように思います。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 吉田類 ( NHK-AM )

2017/04/26

宙組「王妃の館/VIVA ! FESTA !」を見た

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宝塚歌劇・宙組東京公演『王妃の館(ミュージカル・コメディ)/VIVA ! FESTA !(スーパー・レビュー)』をすでに見ておりましたのでご報告を。

私が見たのは休日のJCB貸切公演でした。なので、セリフには「食事に行こう、JCBカードで」(^^;)など、JCB関連アドリブ満載でした。
なお、本公演でトップ娘役の実咲凜音(みさき・りおん)さんが退団されます。

まずはミュージカル・コメディの「王妃の館」。浅田次郎さんの原作によるものですが、実によく出来ていたと思います。
宝塚でこんなことやるのか、とか、吉本新喜劇ではないっ!・・などなど、気の短い方はお怒りになる向きもあるかもしれません。でも、この物語をドタバタや、単なるコメディじゃないかと決めつけて見ることなしに、純粋に人それぞれのドラマを人それぞれが皆持っていて、悩み、苦しみなどを誰もが抱えているのだ・・と思いつつ見ることが出来れば、このコメディは人生に何らかの潤いをもたらしてくれるのではないかな、と強く思いました。

というわけで、結論は“とてもよかった”(^o^)

朝夏まなと(あさか・まなと)さんは、このコメディをうまく操り、誘導し、ストーリーを非常に豊かなものにしていました。コメディをこれだけ理解して観客を“泣き笑い”の世界に連れて行ってくれる・・やはりたいしたトップスターです。

実咲凜音さんも、たぶんコメディという新たなテーマに“手探り”な状態で入ってきたかと思いますが、よくその場の雰囲気をとらえていい演技していました。長くトップを張られただけのことはあります。

今回、いちばん“おいしい”役どころだったのは愛月ひかる(あいづき・ひかる)さん。
不動産王で、ちょっと下品で無頼な印象もあるのですが、実は人情深く、フランス旅行に連れてきた彼女(星風まどか:ほしかぜ・まどか)には“シャイ”で、しかも物語の大きなキーとなっていて、さらに“笑わせどころ”は愛月さんに集中しているので、たまらなくいい役です。愛月さんの実力あったればこその素晴らしい「役づくり」をされていました。
素晴らしかった!

オカマの黒岩源太郎を演じた蒼羽りく(そらはね・りく)さんもいい演技されていました。
笑わせてもらいつつ、“ジン”と来ましたよ、ファンになっちゃった(*^_^*)

その他専科からの一樹千尋(いつき・ちひろ)さんも相変わらずの名演技。組子全員が素晴らしいチームワークで作り上げたこの作品、見ようによっては低い評価をする人もいるかもしれませんが、私はとても良い作品だと思いました。ちょっと同じ宙組の「パラダイス・プリンス」を思い起こさせてくれました。あれも楽しくて、ちょっとしみじみして“泣き笑い”の世界でした。

ショーの方は「まつり」がテーマでした。だからもう“ノリノリ”の“それそれ”状態!!(^-^)/☆
私は二階席でしたが、一階はすごいことになっていたようですねヽ(=´▽`=)ノ

宙組らしい、豪快だが、とても爽やかでスピード感のある爽快ショーでした。


20170424_cosmos_troupe02

もちろん朝夏さんと実咲さんのデュエットダンスもあり、そこでは私も胸がいっぱいになりました。
実咲さん、いいトップ娘役でした。花組時代には伸び伸びと成長されていましたが、宙組では“難役”も多く、苦労されたこともいろいろあったと思います。でも、それぞれを乗り越えて実力を十分に発揮されてきました。記憶に残る娘役です。今までたくさんの作品を楽しませてもらいました、ほんとうにありがとうございました。

めでたく、ミュージカルもショーも大満足で見終えました。でも、今回はチケットがなかなか取れず、これからも宝塚はチケット入手がますます難しくなるような予感がします。
なるべく本公演は見たいと思っていますが、今後はそれもままならないことになるかもしれません、それが今気がかりなところです。

とりあえず、宙組よかったですよd(^_^o)報告おわり。


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