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2020/06/16

【南先生の玉手箱_0010_現役時代の張本選手の新聞記事を読んでの先生の言葉】

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私の中学時代の担任の南先生のメモ、通信、などの過去資料から・・今回は古い新聞の切りぬきを取りだしての先生の言葉です。

先生の文をご紹介する前に、そのきっかけとなった新聞記事についてご説明しておきます。
写真の真ん中にある部分が新聞の切りぬきなのですが、内容を簡単にご紹介すると、プロ野球の張本勲さんの現役時代のこと。
東映フライヤーズ在籍時代は、体を気遣って重くない負傷でも試合を休んでいたのだそうです。
巨人に移籍してのある日のこと。球場付近で車から降り、交差点で信号待ちしていたら、張本さんに気づかぬ子どもがお父さんに話しかけていたのが聞こえたとのこと。

「お父さん、きょう、張本選手は打つかなあ。打ってくれるといいね。せっかく来たんだもの」

それを聞いた張本さん、「体に電流が走った」とのこと。
「選手にはシーズン百何十分の一の試合も、観客には一生の思い出になる。何があっても休むまい。」と肝に銘じたのだそうです。
人気球団、巨人軍に入って初めて気づいたわけですが、その当時張本さんは押しも押されもせぬ偉大なバッター、それでも気づくことがあって、それからの選手生活は大きく変わったと思います。
いい事との出会い、いつ遭遇するかわかりません。


で、以下その新聞の切りぬきを久しぶりに見ての南先生の文です。


古いノートにはさんであった、だいぶ前の新聞の切りぬきが出て来た。
私ごと、これも新聞との出会いで何か気に止ったものだとその昔を思い出した。

誰もが自分道をその道のプロをめざして形は平凡であっても、今を精いっぱい生きること、ひとつの命がたくさんの自分には見えない他の命とかかわって存在している。

誰でも日々を全力投球で自分を鍛えぬくことは至難の業とは思うが、時に立ち止まって自らのうしろ姿を意識して暮らしたいものだ。

こども時代には、小さくても夢があった。大人の今でも誰でも持ち続けるべきこと、夢や或る目標にむけて積み重ねるべきことが人生かと思うのだが、人生このように自分ではなかなか気がつかないところに一瞬の出会いや別れがあるんだと思う。

懐かしくこの切りぬきをした頃の自分を思い出したひと時でもあった。


以上、2008.8.20 の南先生の文でした。

張本さんの記事を読んで私も感じたことがありました。それは宝塚歌劇のこと。

宝塚を初めて見たときから感じたのが、トップスターから一年生(研究科一年/ケンイチとファンは呼ぶ)まで、舞台は日々(一日二回公演でも)、毎回全力投球でした。しかも全員が誇らしい顔をしてこちらに「どうですか」という感じで目を合わせてくる。
自分達にとっては長い公演の一回でも、ファンにとって(特に遠くから来るファンにとっては)は、ひょっとすると年に一回、いやいや一生に一回かもしれないわけで、それを意識しているんだということがよくわかりました。

実際に花組トップスターだった、真飛聖(まとぶ・せい)さんが上記のことをおっしゃっているのを聞いたことがあります。
「だから全国ツアー(地方公演のこと)に出ると、観客席で泣きながら見ている人がいる。」と真飛さん、話していました。

真飛さんの全国ツアーを見たことがありますが、客席に降りてきて、ファンのおでこにチューしたことがありました(*^^*)・・こりゃもう“一生の思い出”どころじゃないでしょう!本公演では絶対にあり得ないことです。

私も人との出会い、さまざまな機会を大切に生きたいと思います。
先生の文章、ますます掘り起こし甲斐がでてきました。


【Now Playing】 Octopus's Garden / The Beatles ( Rock )

 

2020/06/15

宝塚歌劇復活の報

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報道で、宝塚歌劇が7月17日花組・大劇場公演から復活するとの報道がありました。
ついにやるのか、と思いました。
でも、どういう方法で、あの大劇場という大きな空間でやるのだろう、と不安の方が先走りました。

宝塚歌劇が本場大劇場も東京宝塚劇場でも、そして他の日本青年館、文京シビックホールなども次々と延期、中止となり、宝塚歌劇が自分の人生の一部になっているような現在、私はどうしたらいいのかわからなくなりました。

ファンの人たちの多くがそんな気持ちだったんじゃないでしょうか。

以前にもこのブログで何度か書きましたが、私の持論、『宝塚歌劇には現在の世の中ではほぼ死に絶えたと、絶滅したと思われる「愛」と「正義」と「真実」が現存している』という考え・・。

たとえば、今話題になっている芸人のスキャンダル、あれに「愛」は無い。

財務省文書改竄に伴う自殺職員の妻からの再調査を求める35万人の署名提出。それをいきなり「もう調査は終わった、処分は終わった」と“けんもほろろ”な内閣官房長官の会見の言葉・・。ここに「正義」はあるのか。

森友・加計学園問題、疑惑に対する政府の回答に「真実」の欠片でもあるのか。
現在の新型コロナウイルス感染対策給付金の委託問題、いくら質問してものらりくらりの答弁にならない答弁の中に一片の「真実」でさえあるのか。

話は大袈裟かもしれませんが、でも私の今までの人生経験の中でも、特に仕事上、職場の中にも「愛」も「真実」も「正義」も一度たりとも登場しなかった。
むしろその三つがないヤツがのさばっていた。

・・などと愚痴るつもりで始めた話ではありませんでした(^_^;)

なんとか良い方法を見いだし、宝塚歌劇公演を見事に実現・成功させてほしい。
「愛」も「正義」も「真実」も舞台上で炸裂させてほしい。

それが書きたかったわけですd(^_^o)

 

2020/02/11

宙組「イスパニアのサムライ/アクアヴィーテ!!」見納め。

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宝塚歌劇・宙組東京公演『イスパニアのサムライ/アクアヴィーテ!!』見納めしてきました。

何だかチケットが取れなさそうな気がして三回分エントリーしたら三回とも手に入ってしまい、予想外の同公演三度目の観劇となりました。

で、おどろいたのがその出来映えというか、進化の仕方です。
三弾ロケット的に良くなっていて、ミュージカルの「イスパニアのサムライ」は、主演の真風涼帆(まかぜ・すずほ)さん、星風まどか(ほしかぜ・まどか)さん、ともに演ずる人のキャラクターが乗り移ったかのように、その人に成りきって演じている感がありました。

芹香斗亜(せりか・とあ)さんや、桜木みなと(さくらぎ・みなと)さん、和希そら(かずき・そら)さん、天彩峰里(あまいろ・みねり)さん、瑠風輝(るかぜ・ひかる)さん、皆さん最初に見たときから格段に進化していて、物語がとても“情感豊か”に描かれるようになっていました。
これだから、舞台は面白いのです。

特に主演お二人には感情移入してしまい、なんだかラストの方では涙が出てしまいました。
最初に見たときからは想像もつかないことです。

あらためて宝塚の良さ、宙組の良さに気づいたところで前半終了。

 

 

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ショー「アクアヴィーテ!!」も、これまたさらに良くなっておりました(゚ー゚*)。oO

全員が全員、ガンガン攻めますねぇ'(*゚▽゚*)'
全編“見どころ”なので、各シーン、各コーナーを受け持った組子達は縦横無尽に歌、ダンスを繰り広げます。

和希そらさんも今回大活躍でしたが、さらに夢白あや(ゆめしろ・あや)さんも目立っていました。可愛いけれど、大人の魅力も兼ね備えたいい娘役だと思いました。

また、真風さんと娘役姿でデュエットでダンスをした秋音光(あきね・ひかる)さんのゾクッとするようなセクシーな姿には魅了されました。こんな娘役がいたら他組にはまったくないタイプの娘役になるなぁ、なんて想像してしまいました。
芹香斗亜さんと組んだら、超美男美女カップルになるし・・。

というわけで、ショーの方も宙組の怒濤の勢いは止らず、ノンストップのエキサイティングなショーでした。大満足です(*^_^*)

三回も見てしまった宙組ですが、次は雪組、気持ちをあらたに、また楽しみます!

 

2020/02/03

宝塚歌劇・宙組東京公演「イスパニアのサムライ/アクアヴィーテ!!」二度目の観劇。

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宝塚歌劇・宙組東京公演『イスパニアのサムライ/アクアヴィーテ!!』について運良く二度目の観劇が出来ましたのでそのご報告を。

前回は一週間ほど前でしたが、今回はよく練られ、進化していましたよぉ~(^-^)/☆
ミュージカル「イスパニアのサムライ」は、前回見たときには、ちょっとストーリーが一本調子かな?などと感じましたが、今回はそんなふうには感じなかった。それは、舞台にいる組子それぞれが自分の役を十分に理解し、その役を全うしているからではないかと思いました。

瑠風輝(るかぜ・ひかる)さんの西九郎役も深みを増していたし、藤九郎の和希そら(かずき・そら)さんもさらによくなっていた。
専科からの英真なおき(えま・なおき)さんは、ますます“悪”に磨きがかかり(^^;)宙組にとって百人力となっていました。

主演の真風涼帆(まかぜ・すずほ)さん、星風まどか(ほしかぜ・まどか)さん、共に自らの役をさらに良いものにしようと役に厚みが増してきたように感じました。

なので、芹香斗亜(せりか・とあ)さんの役も活きてきて、あの何とも言えないしっかりしているんだか、いないんだか(^_^;)という面白い役をよりいっそうキャラが立つように演じ、観客ウケも前回以上!d(^_^o)

観客も物語に入り込んで見ている様子がよくわかりました。
今回はとても良かった!

ショー「アクアヴィーテ!!」も、もともと素晴らしいショーでしたが、観客席から思わず歓声が上がる場面も有り、盛り上がりに盛り上がりました'(*゚▽゚*)'

真風さん、芹香さん、桜木みなと(さくらぎ・みなと)さんの三人で、ウイスキーを片手に客席に降り、アドリブ的な展開で観客を沸かせるシーンも楽しくて、うっとりし、宙組男役の男前ぶりを存分に魅せてくれました。

また、男女とも群舞が圧倒的で、宙組らしい前へ前へと圧力が掛かるような圧倒的な迫力に胸躍りました。

ミュージカル、ショー、ともに見ていて感じたのですが、宙組の良いところは、トップ、二番手、三番手と、男役の序列がはっきりしていて、それが安定感を醸し出していてとてもいいと思ったのです。
そしてそれに続くのが、今回から和希そらさん、瑠風輝さんという形で、はっきりと舞台で示されていたのが、こちらとしてもヤキモキせずにゆったりと見られてうれしいのです。

和希さん、瑠風さん共にそれに十分応えていました。

こうした方が組子それぞれが“育つ”んじゃないかと、私は思いました。

というわけで、今回は“褒め”ましたよ~(*^_^*)

 

2020/01/26

宝塚歌劇・花組/日本青年館公演「マスカレード・ホテル」を観てきた!

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宝塚歌劇・花組/日本青年館公演「マスカレード・ホテル -ミステリアス・ロマン- 原作:東野圭吾」をすでに観劇しておりましたので、感想を。

この公演は、花組のベテラン男役スターの瀬戸かずや(せと・かずや)さんが主演し、相手娘役は朝月希和(あさづき・きわ)さんがつとめます。

そして東野圭吾さんのミステリーを宝塚が舞台化するわけですが、当然のこと、この作品を読んだことのある人も劇場に来るわけで、犯人がわかっていても面白くて楽しめる舞台にしなければならないのです。
さらに宝塚の場合、何度も劇場に足を運ぶファンも多いので、リピーターにも何度でも面白いものにしなければならない・・。
たいへんなことですが、それを何とかするのが宝塚。

主演の瀬戸かずやさんの演技、身のこなし、歌唱、どれをとっても素晴らしく、その実力については今までの公演を見ていてわかってはいたものの、それでも今回の出来の良さには驚きました。
冒頭から唐突なストーリー展開をものともせず、見ているこちらをあっという間に物語の世界にいざなってくれました。
もうねぇ、みんな身を乗り出して見てましたよ!d(^_^o)これすべて瀬戸さん中心の花組メンバーの、そして専科からの汝鳥伶(なとり・れい)さんの見事な演技によります。

高翔みず希(たかしょう・みずき)さんや、音くり寿(おと・くりす)さんの特異なタイプの人間の描き方も前半から全開で飛ばし、物語は俄然面白く、しかもドッと笑いを取る場面なども入り、前半だけでも観客が皆入り込んで、しかも楽しんでいたのがよくわかりました。

これは瀬戸さん中心に花組の組子それぞれが個々の役割を全力で全うし、隙の無い濃密な舞台を作っていて、こういう引っ張り方ができるのがリーダーたる主演者の役割じゃないかと感じました。
あっぱれです。

後半はストーリーも驚きの展開があり、クライマックスでの音くり寿さんの一世一代、魂の演技が舞台上で炸裂し、すごい、凄すぎる・・と、感動の渦に巻き込まれました。
また、瀬戸さん、朝月さん、その他の皆さんが演じるキャラクターもとても良く作り込まれていて、お世辞ではなく、最高に素晴らしいと思いました。

フィナーレを迎えても感動の嵐は胸の中で抑えることが出来ないくらいの高鳴りを覚え、最後には私・・泣いてしまいました。
これだ、こういう「宝塚」を見たかったのだっ!!・・と。

悪いところなどまったく無く、瀬戸さん、朝月さん、花組の皆さんの魅力があふれる最高の舞台でした。
いいもの見せてもらいました。瀬戸さん、花組の皆さん、ありがとう素晴らしかった。

 

2020/01/25

宝塚歌劇・宙組東京公演「イスパニアのサムライ/アクア・ヴィーテ!!」を観劇してまいりました。

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宝塚歌劇・宙組東京公演『イスパニアのサムライ -El Jap'on-(宝塚ミュージカル・ロマン)/アクアヴィーテ!! -生命の水-(ショー・トゥー・クール)』を観てまいりましたので、感想を。

まずはミュージカルの「イスパニアのサムライ」。
慶長八年に仙台藩が派遣した慶長遣欧使節団の中の剣術の名手を真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんが演じ、奴隷として売られ脱走した日本人少女、大農場主から邪な欲望を抱かれ、脅されながらもそれに屈せず力強く生きて行く宿屋を営む女性、星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんらが絡み、和風でもって、でも異国風な宝塚ならではの展開になっていました。

物語的には、進行が一本道のようになっていて、やや展開に物足りなさを感じました。
周囲のお客さんも居眠りしている人、多数でした。・・うぅん・・。

そんな中、蒼羽りく(そらはね・りく)さんや、澄輝さやと(すみき・さやと)さんが退団され、ぐぐっと抜擢されて活躍していたのが、和希そら(かずき・そら)さんでした。
和希さんは身のこなしにキレがあり、しかも低音が響く独特の声質がとても男役らしくてよいのです。演技力も確かなものがあります。

終盤に入ってくると物語はテンポよく進行し、面白くなってきました。
真風さんのぐっと一回抑えるような間の取り方も歯車が噛み合ってきて、さらにどんどんストーリーを展開させ、お客さんを瞬時に集中させてしまう芹香斗亜(せりか・とあ)さんのうまい舞台さばきで舞台は生き生きしてきました。

星風さんも悪い農場主にウエディングドレスを着させられてからは、一気に本領発揮状態になり、最終的にはうまくまとまった感がありました。
前半から中盤にかけてのストーリー展開は、もうちょっと工夫が必要だったかも。

で、次にショー。
これは真風さんがトップになってからのショーでは“一番”じゃないでしょうか。
非常に充実した内容です。
最初の方のシーンで、かつての大地真央さんの月組での「ヒート・ウェーブ」にあったダンスシーンが見られました。セットもそっくり、振付もほぼ同じでした。で、これはちょっと驚きつつも良い場面になっていました。

そしてここでも和希そらさんはかなりの活躍をされていました。将来は桜木みなと(さくらぎ・みなと)さんを支えるキー・パーソンになるような気がしましたよ。

また、真風さんの落ち着いた、渋い、そしてあるときはギラッとする男役ぶりがとても板についていて、素晴らしかったし、どの場面もいいと思いました。
宙組、久しぶりの全開状態だったと思います。とても楽しめました。

ショーは傑作だったと思いますが、ミュージカル、お芝居では、まだ真風さんの本領が発揮された名作と呼べるようなものは出ていないように思うのです。
ぜひ、観客を感動の渦に巻き込んで、「真風さんといえばあの作品」というような大きな演目を望みたいです。次回、期待しております。

 

2020/01/19

宝塚歌劇・花組・柚香光さんのトップ・プレお披露目公演見てきました。

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宝塚歌劇・花組東京国際フォーラム公演「DANCE OLYMPIA -Welcome to 2020-」を見てまいりました。
この公演は花組の新トップスター柚香光(ゆずか・れい)さんの大劇場公演前の“プレお披露目”公演になります。
もちろん、華優希(はな・ゆうき)さんとのトップ・コンビのお披露目でもあります。

会場に入ってすぐに気づいたのですが、いつもより圧倒的に女性が多いと感じました。
もともと宝塚歌劇は会場に男性が少ないのは当たり前なのですが、近年はそれなりに男性客も多くなってきていて、でも、明らかに女性比率がいつもより高い、と感じました。

それに事前リサーチをしていなかったのですが、会場で売られている専用タオルを使って観客も一緒になってダンス!という企画もあって、もう客席に着くなりそれがうれしくてたまらない・・という雰囲気の方が周囲に多数!!

みんな柚香さんに夢中!という感じなのです。こういう場合は、もう何をやっても“ウケる”状態です。

一幕のストーリー的な展開が入ったショーと物語が半々みたいな企画ものは、それなりに楽しめましたが、でも一幕が終わって休憩のロビーでは多くの人が「泣いた、泣いた、もう涙が止らない」と話していて、特に悲しいシーンなどもなく、コメディ的な物語だったのに涙が止らない・・っていうのは、柚香さんがトップとしてステージで輝いているのを見てのことなのでしょう。

たしかに、柚香さんは現在の五組のトップスターの中でもビジュアルは群を抜いています。またどんな衣裳を身にまとっても抜群に似合い、光輝いて見えます。今回ももちろん!
というわけで、会場の女性達は目がハートになり、あっちの世界に連れて行かれています。
男の私は、いつもなら“おばちゃん”として見ているのですが、今回はやや“引き気味”…( ̄O ̄;)

柚香さんは自分の魅力がどこにあるのかよくわかっていて、さりげなく演じたり、ダンスをしていても観客は“ぐっ”と引き寄せられるのです。客席で見ていて、それがよくわかりました。
また、相手娘役の華優希さんは柚香さんへの“寄り添い方”が実にそんなファンにとって理想的な健気さと、相手役としての誇りも併せ持っていて、この二人をコンビにしたのも納得、という感じがしました。

二幕の「ショー」に特化した方は、後半に向かうにつれ、ヒートアップしてきて、花組の“熱さ”と“艶やかさ”、そして“実力”“層の厚さ”がステージいっぱいに広がり、観客を圧倒していました。

また、柚香さんとは同期の男役・水美舞斗(みなみ・まいと)さんの活躍が、よりこの演目を良いものに、そして柚香さんをトップとして輝かせる形になっていました。
この演目のMVPは水美さんじゃないかと思います。

今年は、花組100周年に当たるということで、過去の花組の代表作の主題歌を特集するシーンもあり、私が宝塚を見続けるきっかけとなった「テンダー・グリーン」の『心の翼』も全員で歌われていました。その頃、柚香さんはまだ生まれていなかったと思われますが、きっと天国のなつめ(大浦みずき)さんも会場のどこかで見守っていてくれていたんじゃないかと思います。

結局、柚香さんのまぶしいようなトップ・スターとしての姿と、うっとりする女性観客達に圧倒されて、あれよあれよという間に舞台は終了。
冷静な判断が出来ぬままに会場をあとにすることに・・なりました。

 

2019/12/31

今年も暮れて行きます。一年を振り返って。

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昨日のこのブログでも少しふれましたが、今年一年を振り返ってみようと思います。

まずは4月から新しい職場での仕事が始まり、リセットしたところから始まりました。
でも、今までの仕事、職場の概念がまったく通じない、不思議な人間関係、仕事の運び方、仕事への考え方に心身共にダメージを受け、10日目にはダウン。
上部消化管からの出血・・と診断され、なんとか回復したかと思い職場復帰し、心にも身体にも無理やりで仕事をしていたら、ついに救急搬送され、入院、一ヶ月の療養となりました。

今でもまだ心身ともにダメージがありますが、考え方を変え、ものごと真剣に考えたり、自分の人として大事にしていることも“無”にして、ただ生きて行くような不本意な姿勢で職場に存在することにして、生命を維持していくという・・そんなことになっています。

仕事での振り返りは、ここまで。

ここからは、このブログでよく取り上げていることについて振り返ります。

まずは、読書。
ブログに挙げているので件数などはすぐにわかるのですが、今年は今日現在までに93冊の本を読みました。
ジャンル的には、歴史や社会、ジャーナリスティックなものと、ひとつのことにこだわって研究・探索していくものなどに関するものが多かったように思います。
読書は自分にとって、知らなかったことや別の人生などを経験できる素晴らしい時間となっています。
来年もこんなペースで読んで行きたいです。

続いて、映画。
今年は17本見ました。
印象に残っているのは、あの「ボヘミアン・ラプソディ」。あらためてクイーンのロック、音楽に中学時代以来の熱い気持ちが蘇りました。
そして、抜群に面白かったのは「翔んで埼玉」。理屈抜きの爆笑映画で、日本映画独特の楽しさでした。
その他は、メジャーな映画館では絶対に掛からないマニアックな映画ばかりでしたが、いつも思うのは「暴力」「戦闘」「破壊」「怨恨」などが渦巻く人気メジャー映画には「用が無い」ってこと。
来年も上記四つが絡むような映画には目もくれずに、密やかに上映されている“いい映画”を見つけ出して見ていこうと思います。

さらに続きまして、このブログの“メイン”とも言える宝塚歌劇についてです。
これは私が倒れたこともあって「低調」でした。
14回の観劇で、11公演を観ました。

いずれ、毎年やっていた“ヅカ友”との2019年の振り返り企画なども出来ればやりたいと思っていますが、まずは自身の今年の「宝塚」を振り返っておきます。

で、あらためて今年見て来たものをリストから振り返ると・・そうか、雪組の「ファントム」は今年だったのね。なんだかずいぶん何年も前に見たような気になってしまいました。自身が倒れたことが影響していることがわかります。
望海風斗(のぞみ・ふうと)さんが、相手役、真彩希帆(まあや・きほ)さんと念願の歌いまくる演目を築き上げた素晴らしい作品になりました。

国際フォーラムの月組「ON THE TOWN」は、“イキのいい”美園さくら(みその・さくら)さんが持ち味を発揮して珠城りょう(たまき・りょう)さんとの新しいトップコンビの勢いを感じさせてくれました。

花組はトップ、明日海りお(あすみ・りお)さんの退団年となりました。「CASANOVA」でも、「A Fairy Tale」でも、明日海さんの素晴らしさ、魅力を実力と共に感じ、滅多に出会えない『トップ・オブ・トップ』の姿を目に焼き付けました。

月組の「夢幻無双/クルンテープ」は、美弥るりか(みや・るりか)さんの退団公演となりましたが、美弥さんの何とも言えないあの妖しく不思議な魅力が印象に残りました。

星組は、紅ゆずる(くれない・ゆずる)さん、綺咲愛里(きさき・あいり)さんの退団年となりましたが、このお二人のコンビの“上昇気流”は驚くべきものがありました。私の想像を遙かにに超えて、日本青年館の「鎌足」はお二人の集大成とでも言うべき『最高傑作』になっていました。
ラスト「GOD OF STAR/E'Clair Brillant」では、弾けんばかりの紅さんの人間的な魅力と綺咲さんの度胸の良さが炸裂し、楽しくて笑いながらもお二人の退団に涙する公演となりました。思い出に残るお二人のお姿、実に麗しいものでした。

さらに雪組の望海さんは、「壬生義士伝」で、望海さんの持つ奥深い演技の実力をまざまざと見せつけてくれました。たいしたトップです。

そして宙組。
今年は「オーシャンズ11」のみの観劇となってしまいましたが、私がイチ押しの組なのにあえて言うと、“もうひとつ”な印象が拭えません。
爆発するような感動や、見る前の想像を超えるようなうれしい想定外の出来映え、などが無いと思います。
次の東京公演を待ち遠しく楽しみにしているので、ぜひとも宙組の魅力をステージで炸裂させてもらいたいと思います。

簡単でしたが、宝塚の話はこんなところで。

最後に、今年は病との闘いに明け暮れましたが、来年はぜひとも健康で楽しい一年にしたいと思います。
ブログをご覧の皆さんにも、健康で楽しい一年になることを祈念して今年最後のブログをアップいたします。

よいお年を!'(*゚▽゚*)'

 

2019/12/15

宝塚歌劇・月組東京公演「I AM FROM AUSTRIA -故郷は甘き調べ-」を観ました。

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宝塚歌劇・月組東京公演『I AM FROM AUSTRIA -故郷は甘き調べ-』を観ました。
日本オーストリア友好150周年を記念して公演されているもので、原作ミュージカルは2017年にオーストリアそのものを題材として製作されたミュージカルを宝塚で日本初演として公演するものです。
原作はロングラン・ヒットを記録しているようです。

オーストリアの国民的シンガーソングライター、ラインハルト・フェンドリッヒが綴る楽曲も良く、「故郷」や「家族」をテーマとしたストーリー、そしてコメディ的要素もふんだんに入って、しかもオーストリアの風景や、建物などのセットも宝塚が見事に作り込んでいて全体の出来は良いものになっていたと思います。
何よりもこういう明るくてソロやコーラスの歌唱シーンが盛りだくさんで、コメディ的要素もあって、全員がキラキラと光るような役が与えられる演目は月組向きです。

全体を見た印象としては、娘役トップの美園さくら(みその・さくら)さんが大きく主演娘役として成長している様子が第一に挙げられると思いました。
演技にも歌唱にも、舞台での振る舞いにも、今までよりもひとまわり成長した御園さんを感じました。
ラスト近辺の主演男役・珠城りょう(たまき・りょう)さんとの銀橋でのシーンでは本当に涙を流しながらの力演でした。かなりこのミュージカルに入り込んで演じていることがわかりました。

トップ・スターの珠城さんは、いつものことながら、まるで“宛書き”のようなこの役に真摯に取り組んでいて、珠城さんの持つ優しい感じがこのミュージカル全体に溢れていて良かったと思いましたが、でも、いつもこういう役で、たまにはもっと変化のある役どころを見たいと思いました。珠城さん自身の成長のためにも。

二番手としてすっかり月組にも馴染んできた月城かなと(つきしろ・かなと)さんは、舞台映えもするし、演技も堂々としたものだし、自分の役どころをしっかりと掴んで演技しているし、人を魅了することができる貴重な男役だとあらためて感じました。

特筆すべきは、月組に帰って来た鳳月杏(ほうづき・あん)さん。
もうねぇ、全てがトップスター級の巧さです。演技もいいし、キャラクターづくりもバッチリだし、歌は上手いし、ストーリーを豊かにする幅広く奥深い舞台さばきは文句なしです。この人がいるといないでは月組は大きな影響を受けると思います。

さらに、娘役の海乃美月(うみの・みつき)さんも素晴らしかった。
前々からその演技については文句のつけようがないものを持っていましたが、今回も鳳月さんとの夫婦としての演技は群を抜いていました。
この演目をいいものにするにはやはり、鳳月さん、海乃さんは無くてはならない人です。
歌も良かった!

暁千星(あかつき・ちせい)さんは、割とこんな感じの役が回ってきやすいようですが、彼女のキャラがそうさせるのか、派手でワイルドな役をいつもどおり演じていました。
もっと別の性格のキャラクターも見てみたいのですが・・。

今回はこのミュージカル一本物で公演が成されていましたが、オーストリアなどとのしがらみが無ければ前半の1時間半でまとめられそうな気もしました。
そうすれば、月組の綺麗なショーが後半たくさん見られるのに・・などと無い物ねだりなことを思ってしまいました。

でも、月組らしい、芝居と歌がうまくまとまった作品になっていたと思いました。
来年の鳳月杏さん主演の公演も観てみたいな、と思ったところで今日はおしまい!

2019/11/05

宝塚歌劇・花組東京公演「A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム」を観劇してまりいました。

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宝塚歌劇・花組東京公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-(Musical)/シャルム(レヴューロマン)』を観てまいりました。

この公演は花組トップスター、明日海りお(あすみ・りお)さんの退団公演です。
独自路線でもあり、王道路線でもあったような宝塚を代表するトップスターだった明日海さん、ある意味“孤高”の人とも感じることがありましたが、立派な大トップスターでした。

ミュージカル「青い薔薇の精」は、植田景子先生の作・演出。
誰が作ったのかと思っていたら、やはり植田先生でした。

悲恋ものとか、そういった宝塚的なものでなく、明日海さん演じるこの薔薇の精は“明日海さんそのもの”と感じました。月組で純粋培養されてきたように感じた明日海さん。でも、花組に来てからは、やはりファンだけでなく、花組の組子からも一挙手一投足が注目される中で二番手からトップスターになり、明日海さんの性格からいっても大変な苦労と孤独感があったのではないかとお察しします。

純粋に宝塚の世界が好きで、この世界で一番生き生きと輝き、極限まで突き詰めて、そして様々な時代の流れに巻き込まれながらも、自らが大切にしてきたものを最後まで守り抜く、そして時代の移ろいを感じながらこの世界を去って行く・・。
この話の薔薇の精そのものです。

植田先生は、明日海さんがいかに宝塚にとって“根源的”な存在であったか、そして明日海さんのふだんのちょっと“ほわっ”として“たよりない”ような様子から、ステージでは他の追随をゆるさない堂々の男役に切り替わるあの姿を薔薇の精に投影したのではないでしょうか。

明日海さんの今までの宝塚での姿がフラッシュバックするかのような、そして幻想的で、心に残る作品でした。

 

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ショー「シャルム」は、明日海さん率いる花組らしい美しくも力強さを感じ、メリハリのきいたスピード感も感じさせるものでした。

少し思ったのは、明日海さんが抜け、すでに鳳月杏(ほうづき・あん)さんが抜けていますが、次の花組の体制が急に見劣りしてしまうのではないか、ということです。
たぶんそんなの“取り越し苦労”だと思うのですが、宝塚って不思議で、たった一人抜けただけで組の印象がまったく変わってしまうことが時々あります。
そんなことにならないように、などと老婆心だったのですが、ふと思ってしまったのです。

あとは、娘役トップの華優希(はな・ゆうき)さんが、明日海さんとは今回の公演一回きりのコンビで、トップコンビの結び付きや、見せ場などはほとんど無かったことがちょっと寂しかった。

やはり理想としては、長きに渡って組んだトップコンビの同時退団という感極まるようなものがあったらよかったのですが、ないものねだりですね。

明日海さん、長い間トップスターとしての輝きを失わず、公演毎にあらたな面を見せてくれました。
宝塚ファンとしては、明日海さんの時期に観劇できた幸せをかみしめつつ、ありがとうと言いたいです。

 

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