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2019/10/11

「ハーバードの日本人論」を読んだ。

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『ハーバードの日本人論/佐藤智恵著(中公新書ラクレ)』という著者によるハーバード大教授へのインタビュー中心の本を読みました。

私達日本人が日常あたりまえだと考えていること、行動、慣習などが、ハーバード大の教授達には特にアメリカ人として、そしてやがて社会、財界をリードする人間となるであろう学生達には十分に研究するに値するものである、ということがこの本の内容です。

日本の映画を研究し、その中から日本人がロボットを“友達”だと思う感覚についての不思議を追求(日本人にとっては鉄腕アトムその他でこういう感覚は割とあたりまえ)したり、アメリカのIT関係のリーダー達がなぜ日本のアニメ映画に影響を受けることが多いのか、などなど興味深い内容です。

日本でも何年か前にブームを呼んだ「伊藤若冲」の絵について学生に教えるカリキュラムもあります。
たとえ工学系の分野に進んだとしても、芸術を理解できる人間でなければ世の中をリードする人間たりえないという考え方にも感心しました。
今の日本には、逆にそういう考えを捨てようというようなことがあるのではないかとも感じました。まずは人として大事なものを身に付けるという考え方、大事だと思いました。

古代DNA、ゲノム解析から日本人のルーツを探ろうとし、また日本人特有の人としての個性がどこから来ているのか、という研究も面白かった。
本州に住む日本人のDNAの20%は縄文人、80%は弥生人に由来し、それがいつ頃交配したのか、それによってどうなったのか、読めば読むほど科学的研究なだけに、その事実に驚かされました。

また、日本人の長寿の秘密を研究している教授は、アメリカが平均寿命を短くしている中、見習うべきところを考察しています。
そして、今の日本人はせっかくのいいところを捨て始めている傾向にあるとも・・。

政治に関しての日本人の“世襲好き”、そのことの政治への影響、近年の傾向などの考察も面白かった!

まだまだ色々とインタビューされていましたが、興味のある方はぜひ本屋さんで手に取ってみてください。
噛んで砕いてわかりやすく書かれていたので、私にも理解できる部分が多く、いい本でしたよ。

2019/10/06

市民ギャラリーで見つけた学生美術展の様子

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FacebookPage「千葉市を東京から応援するって?」で千葉市美術館の『ミュシャと日本、日本とオルリク展』のご紹介を既にいたしましたが、私の中学時代の担任で美術の先生から同美術館の市民ギャラリーでは『第48回在日朝鮮学生美術展ーウリハッキョと千葉のともだちー』が開かれていることを教わり、9階まで上がり、見てきました。

で、驚きました。

小中学生の作品なのに、テーマ性が色濃く、また主張が強く、自らが持つ疑問を前面に出していると非常に強く感じました。

 

 

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自分達が今置かれている環境、境遇、社会に対する訴えかけ、アピールのようなものがそれぞれの作品から発散されており、流して見るなんてことがまったく出来ないものばかりです。

 

 

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自分が“今”をどう感じているか。そしてそれら自らの周囲を取り巻いているものに対してどう対応していくのか。

 

 

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また、現在の世界を俯瞰し、茫然としている神のような天使のような姿が描き出されているもの。
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エアコンのない室外に出ることができなくなり、全てエアコンで制御されている中に住む人類が描かれたものまでありました。

そんなテーマだと、絶望感が伴うような気もするのですが、しかし、その中から何か強い生命力のようなものや、一筋の光が見えてくるような感覚もあります。

ここの展示室では、近隣の畑小、検見川小、花園中の生徒の作品も学校同士の友情関係からか展示されていました。
それら日本の子供達の作品も見ましたが、やや平和で幼い感じもしてしまいました。
作品へ取り組む際の方向性が異なっているのかもしれません。

 

 

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絵画だけでなく、オブジェや写真、書、映像など、多彩な作品群に最後までドキドキして見入ってしまいました。

国や、年齢などに関係なく、偏見を持たずに見なければと先生から電話がありました。
先生は乞われて子供達と一緒に別室でオブジェ作品を作っていたとのこと。それは見ることができませんでしたが、パワーとエネルギーと探求心を感じる展示でした。

 

 

 

2019/09/29

「天ぷらにソースをかけますか?」を読んだ。

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『天ぷらにソースをかけますか? -ニッポン食文化の境界線-/野瀬泰申著(新潮文庫)』を読みました。
どんな本か、っていうと、タイトルどおりです(^_^;)

とにかくネット上に著者が疑問に思っている食文化の境界線について投票をつのり、ついでに各地の人から様々なご意見も聞いてしまおうというものなのです。

表題の天ぷらにソース問題についてもはっきりと結果が出て、日本列島が真っ二つです。東と西に。ソースは主にウスターソースで、関西はソースかける派が圧倒です。

関東では、「ぜんざい」というと、なぜか小豆のつぶつぶのみで汁のないものを甘味処では品書きに載せたり、お汁粉でもつぶづぶが入った汁粉を“田舎汁粉”などと読んだりしているところもあり、京都の方々から言うと、「馬鹿者っ!つぶも入って汁があるものがほんとうの「ぜんざい」であり、東京の田舎者の発言、片腹痛いわ!!」と大激怒( ̄O ̄;)

また、地方によっては、メロンパンとサンライズというメロンパンのジャンルに入るパンがあることを初めて知ったり、関西では「肉」といえば“牛”のことを言い、「豚」なんて魚と一緒(^^;)などという嘲笑を浴びたり、・・ほんと面白い本でした。

冷やし中華にマヨネーズが入っているものがあるというのも、私、初めて知りました。
これも県ごとに特色があり、驚きました。
それにいわゆる「冷やし中華」が「冷麺」と呼ばれていて、韓国風な冷麺も「冷麺」と呼称したりする地域もあり、興味は尽きない。

カレーライスについてくる玉子は、「生卵」か「茹で玉子」か、はたまた間をとって「半熟玉子」なんて地域もあるd(^_^o)

ふだんはあまり意識していなかったけれど、いざ調べてみると面白いのですよね。

上記の比較内容はざっと書いてあるので、実はこの本に書いてある内容はずっと深く考察されています。
また、ネット上に自分の地域ではこうだ、と投票してきた人達の幼少期からの食の体験談も超おもしろエピソード満載でした(゚ー゚*)。oO

おもしろいから読んでみて!(*^_^*)「そんな食べ方聞いたことないぞ」とムキになる人達の本気度もすごいですよ。

2019/09/03

「ふしぎな県境 -歩ける、またげる、愉しめる-」を読んだ。

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『ふしぎな県境 -歩ける、またげる、愉しめる-/西村まさゆき著(中公新書)』という本を読みました。

いや、いるだろうと思ってはいましたが、“県境マニア”っていう人がいるんですね。
県境だからといって、すべてが川を境にしたり、山の峰を境にしていたりするわけではないのです。
いきなり通りの途中から県が変わり、そこから歩道がアスファルトからタイルに変わったり、車道のアスファルトの種類まで変わってくるから道の色もその合剤の粒子も変わる・・なんて場所は序の口。

街の中にジグザグのように県境が走り、一軒おきに県が互い違いに変わったりする場所もある。
そんなだから工場地帯の隣にいきなり他県の閑静な住宅地が並列したり。

実際の県境は法的にきちっと決められてはいるものの、県同士で綱引きをして、「国境」と書いた看板をその勝敗で毎年動かすことをしている自治体もありました。
これなど、地元の人達も楽しんでいるし、観光の目玉ともなっているのです。そして県境マニアも続々現われる・・(^_^;)

福島県、新潟県、山形県の県境が飯豊山の山頂にあったりして、ガイドを伴って著者は登山します。けっこう命懸けのような場所も越えていく様子が書かれていましたが、そんなにしてまで行きたいのか?!と思いました。
でも、三県をまたいで写真を撮っている著者はとてもうれしそうd(^_^o)

埼玉、栃木、群馬の三県境で、明らかに観光目当てで整備されている私もテレビで見たことのある場所も紹介されていましたが、人はなぜか「ここが境か」と思うと、感動してしまうようです。
特に「こんな所が」っていうような場所の方がより面白いのではないか、と読んでいて思いました。

とにかく、妙な県境をカラー写真付きで紹介するこの本、理屈抜きで楽しめました。

2019/08/08

「アレの名前大百科/みうらじゅん・監修」を読んだ。

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『アレの名前大百科/みうらじゅん・監修(PHP文庫)』という珍しい本を読みました。
これは、「よくある、よく見かけるものだが、その名前はいったい何というのだろう」というものをどんどん挙げて、みうらじゅんさんが「きっとこんな名前だろう」と予想してみるというものです。

どうということもないようなアイデアですが、読んでいるこちらも「そう言えば名前なんて知らなかった」と、みうらさんと共に予想してみるので、けっこう楽しめたのでした…σ(^_^;)

たとえば視力検査するときに見るあの「C」の形をしたアレ!
考案したフランスの眼科医・ランドルトに因んでというか、国際眼科学会で標準視標として採用されているのだそうで、『ランドルト環』っていうんですって。

ちょっと高級なレストランやカレー専門店などで出てくるカレーを入れているあの“魔法のランプ”みたいな形をしたカレーのルーを入れてあるアレ!
『グレイビーボート』って言うんだそう。
もともとはグレイビーソースという濃厚なソースを入れるための器としてイギリスで生まれ、形状が船(ボート)に似ているのでそう呼んだそう。知らなかったぁ~( ̄O ̄;)

トンカチの金具の打面には、平らの面と、わずかに丸くなっている面の二つがあるのは中学の技術科で習ったことがありますが、その丸くなっている打面を何と呼ぶか?!
平の面で釘を打ち込み、丸くなった面で仕上げるわけですが、それを『木殺し』と呼ぶのだそうで、またまた全く一度も聞いたことがなかった。

聞いたことがあったのは、扉を閉じた状態で固定するときに使う戸締まり金具。扉の一部に彫り込むようにとりつけて、使用する際には上げ落とし式のロッドを差し込みロックする。で、片方の扉を動かないようにする・・大きな会場の入り口扉などによくありますよね。
これは何となく知っていました。
『フランス落とし』って言うんですd(^_^o)
フランス窓はテラスやバルコニーの入り口になり、床面まであるガラス入りの二枚の開き扉で、厳密には窓というよりも扉なのですが、そのフランス窓に取り付けられたので、「フランス落とし」って呼ぶようです。

そんなこんなで、ほとんど全部名前を知らないものばかりだったのですが、楽しく読めて知識も増えました(*゚▽゚)ノ

そして、みうらじゅんさんの迷回答と珍回答の数々も面白かったので、それについてはぜひこの本を読んでみて楽しんでください(*^_^*)

2019/05/10

磯田道史氏の「歴史の愉しみ方」を読んだ

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『歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ/磯田道史著(中公新書)』を読みました。
磯田史の歴史本は、やはり面白い。

氏が、何か自分で思い立ったり、気になったりした歴史上の出来事・・特に現代の問題に結びついてくるであろう事象など・・について、古文書を探し、ガシガシ読み解き、私達読者にもわかるように噛んで砕いて説明してくれる一連の氏の歴史関連書、誰もが興味を感じてしまうわけです。

今回取り上げたテーマも多岐に渡り、現代に残されている忍術の秘伝書、忍者が研究していた毒薬・毒物の闇の歴史、氏が全国的に有名になるきっかけとなった「武士の家計簿」とその後、また天皇土葬化のきっかけは何だったのか・・意外なことだった・・とか、殿様のお世話マニュアルについて、ラスト近辺では過去に日本で起こった震災について残されている古文書に書かれていることがとても興味深かった。

それらを知って、あの阪神淡路や東日本大震災、熊本の震災など、経験した私達が後世に確実に残さなければならないことであると、あらためて思いました。

私もこのブログで何度か取り上げましたが、一般人があのとき経験したこと、感じたことなど、今やデジタルで残しておくことが出来るのですから、確実に残しておかなければと思います。

読物としても面白く読める磯田道史氏の歴史書ですが、文にして残すことがいかに大事なことなのか、と、どの本を読んでも感じさせてくれます。

今度神田古書街に行ったら、古い和本の専門書店があったのを覚えているので、じっくりと自分に興味のあることが書かれているものを探してみようと思います。
何か、発見があるかもしれません。

2019/05/03

文化放送「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」の書籍化を読んだ

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『人間力を高める読書法/武田鉄矢著(小学館文庫 プレジデントセレクト)』を読みました。
これはタイトルにも書いたとおり、ラジオの文化放送で毎朝放送されている「今朝の三枚おろし」という武田さんが読んだ本について一週間かけて“三枚におろして”紹介する番組を書籍化したものです。

上記ラジオ番組は、放送時間の関係もあって私は日々聞くことができないのですが、 Podcast で毎週一週間分まとめて聞いています。わざわざそうするほど面白い番組なんです。

武田さんが取り上げる本は、特定のテーマに偏ったりせず、毎週全く異なる分野のものばかりで、私に興味のないことを掘り下げている週もあったりするのですが、でもそれはそれで、初めて知ることばかりで、次第に興味を持ったりもします。

今回、この本で取り上げている「1行バカ売れ」や、「持丸長者」なども非常に面白かったのですが、まったく想像もつかないことを取り上げた「狼の群れと暮らした男」がもの凄い本だった・・。

ドキュメンタリー本なのですが、英国のショーンという青年が狼の生活に興味を持ち、様々な経緯の後、アメリカに渡り、実際に山中に入り、野生の狼の群れの中に入り(死の直前までの狼とのやり取りを経て群れの一員として狼のボスと二番手に認めてもらう)、狼と同じものを食べ、2年間狼として暮らす話がメインとなっているものです。

想像もつかないし、本当にそんなことが出来るのか(番組中でアシスタントのアナウンサーもそう言っている)、と思うのですが、内容を読んでいると、たしかに狼の群れの「掟」のようなものが存在し、それを破りそうになると、噛み付かれたり、骨が折れるほどの厳しい体罰を受けたりしている様子が描かれていて、どんどん引き込まれるのです。
凄い本だし、こんな経験をしたショーン青年も普通の若者ではない。

2年間の“狼生活”を経て、人間社会に帰って来てからのショーン青年は、様々な狼などの野生に関する問題(元々は狼だった犬のことについても)をコンサルティングする仕事などが舞い込んで来るのですが、疑問が解決出来ないときは、またまた相談を受けた問題を起こしている野生の狼の群に入って行って解決方法を見つけたりしています、考えられない( ̄O ̄;)

というわけで、本になっても面白かった「今朝の三枚おろし・書籍化版」!
音声のみだと、聞き逃してしまう部分もあるのですが、文書化されているので、ますますわかりやすくなった感があります。

「イチ押し」本ですd(^_^o)

2019/05/02

昭和・平成・令和にわたる呑兵衛の終着点

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令和になって、皆さんいろいろと大変立派なことを考えられ、いい文も書かれていますが、私は私らしく、そういうご大層なことにはふれず、テーマは「この世で見つけた呑兵衛の終着点」について…σ(^_^;)

写真は有楽町、電気ビルの通りを隔てて向かい側、ガード下にある「食安商店」。
私が東京勤務時代に飲み会のあと、帰宅を急ぐ途中で見つけた“立ち飲み居酒屋?”です。

夜も9時半を過ぎ、そこにはサラリーマンから作業員風の人、職業不明の人、時にはOLまでがたむろしている。

飲み物は全部自動販売機で購入し、店内はほとんど自販機スペースになっているので、前の歩道に飲んでいる人があふれ、乾き物等のつまみは、どうやら店の奥におばちゃんがいるらしく、その人から“ブツ”を購入するらしい。

仲良く飲むでもなし、皆、都会の路上で人はいっぱいいるのに、孤独な感じで飲んでいる。「寂しがり屋だけど孤独好き」みたいな感じ・・。だって、ここに集まっているんだもの。

ここに来る究極の目的は「酒」!飲むこと、飲めることだけにある。
お店の雰囲気を楽しむ、あるいは飲みながらの会話を楽しむ、肴を味わう・・なんてことはこの場には無いっ!!

蒸し暑い夏の頃がこの場所の特徴がいちばんわかる季節。

スーツ姿のサラリーマンまでもがアスファルトの歩道にそのままベッタリと座り込み、あぐらをかいて缶ビールや酎ハイを飲んでいる。
もう何も考えず、ひたすらアルコールを喉に流し込んでいる。

その光景を見たときに、「あぁ、ここは呑兵衛の終着点なんじゃないか」と思ったのでした。

世間や仕事のしがらみなど、全てを頭の中から追い出して、酒で自分を、自分の中にある様々なやっかいごとを流してしまう・・。
家に帰れば、何も解決していないけれど、でもこの場では全てが有楽町の夜空に雲散する。

胸が締め付けられるような、そんな都会の一角なのでした。

昭和も平成も変わらなかった、そして令和になっても変わらぬままの光景でしょう。
人生の縮図、大人の世界、私もそんなことがわかるような年齢になっていたのです。

2019/01/24

コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語を読みました

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『コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語/西沢泰生著(PHP文庫)』を読みました。

カフェオレ、ブレンド、ブラックコーヒー、エスプレッソなどの項目があって、それぞれに心が和らぐ話、ホッとする話、ほろ苦い話、深い話など、著者がさまざまなシチュエーションやメディアなどから得たエピソードが語られている本でした。

「エスプレッソ」の項目で私がちょっと気になったエピソードをひとつご紹介します。

元CAで、現在は接客に関する企業研修ゃ人材育成を行う会社の役員をされている方から聞いたお話だそうです。

その方があるステーキハウスで食事をしているときに、突然アイデアを思いつき、あいにく筆記用具を持っていなくて、お店の若いスタッフに「ペンをお借りできますか?」と声をかけると・・・。

「貸し出す感じになります」・・と、答えたそうです・・ (・_・;

ようするに、今までにもお客さんに筆記用具などを貸すと、そのまま持って帰られてしまうので、「貸し出す感じ」・・になるんだと、いうわけです(^_^;)

おまけにね、会計のさいに店長から「お客さま、ボールペンは?」と聞かれたそうで、ちゃんと返却したことをその若い店員は店長に伝えてもいなかったわけです。

著者は、「お済みになりましたら、ペンはテーブルの上に置いておいていただければ結構です」・・これでいいじゃないですか、と言っています。
そのとおり!わざわざお客さんを疑うような言葉づかいでお客の気を損ねることはないんだよね。
スタッフにペンを戻しにいく手間もかからない。

「ペンを貸してください」こんなちょっとしたシーンでも、お店の機転ひとつで、お客さんも自分達も双方がハッピーになる・・と、著者。

こういうエピソードがいっぱい詰め込まれているこの本。

「カフェオレ」や「ブレンド」の項目では、もっともっと、心温まる話が語られています。

タイトルどおり、コーヒーと楽しみながら読める本でした。
でも、けっして緩すぎない読み応えも感じるものでしたよ。

2019/01/22

切手からのいい話

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このあいだ、TBSラジオの「嶌信彦 -人生百景・志の人たち-」という番組に、日本郵便株式会社の主任切手デザイナー、玉木明さんという方が出演してインタビューを受けているのを途中から聞き、良さそうな話だったので、翌日「ラジコ」で聞き直してみました。

玉木さんの切手への特別な思いを語られていたのですが、その中から、私の心にじわっと入ってきたエピソードをいくつかご紹介いたします。

手紙や葉書は、“用もない”ときに書くのがいい。
というお話。
何か用件があって、綿々と伝達・連絡・確認事項などを書くのも手紙ではあるが、用もないのにふと誰かに手紙を書くなんていいじゃないですか。
というわけです(*^_^*)
最近、私も中学時代の担任の先生がパソコンもスマートフォンも持たず、もちろんメールも使わないため、手紙を書く機会があります。

でね、用があって手紙を書くときでさえも、書くとき、送るときに何かうれしさを感じるんですよ。そしてもちろん手紙をいただいたときにもうれしさがじわ~んとやってくるのです。

だから、ためしに用もないのに手紙を書いてみましたが、これがまた心がおだやかになっていいですねぇ(゚ー゚*)。oO

きっと、用もないのに書いてくれた手紙を受け取ったときにもうれしさがいっぱいになると思いますよd(^_^o)

さらにエピソード。
玉木さんは、切手も集めているのですが、袋詰めになって安く売っている使用済み切手などを買い求めているようです。
私も小学生のときに何十円とかの金額で、外国の使用済み切手の詰合わせみたいな小袋を買いました。

玉木さんもおっしゃっていましたが、そこには、切手を買った人、手紙を書いた人、手紙を運んだ人、受け取った人、などがその国の特徴ある図案の切手に消印と共に込められていて、それらを想像しただけで、果てしなく空想が広がるんだというわけです。わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ・・なんて人が昔にいましたが・・(^^;)
消印の外国の郵便局の名前を見ただけで、またその国へ心が飛んでいくような気もします。

特に面白かったのは、「メールは電気がなければ受け取れないじゃないですか。でも、切手を貼った手紙は、住所さえあれば電気のない場所にも届く可能性がある。切手をつくっている身としては“優越感”を感じますよ。」と笑っている玉木さん、愉快でしたヽ(=´▽`=)ノ

楽しいお話でした。
こんな話が聞けるのもラジオならでは。
郵便だけでなく、ラジオも見直した方がいいですよ。聞いてみるといい番組がいっぱいある!
何よりも、テレビとちがって、自分に語りかけられているような気がするのがラジオです。これは、多くラジオを聞いている方が言うことです。


【Now Playing】 空も飛べるはず / スタジオUSEN ( Jazz )

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