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わたしのいきつけ

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2017/03/15

“ぐだぐだ”な浅草の午後

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このブログで前々回ご紹介した浅草の「伝法院庭園」で、心安らぐひとときを過し、しかもなんだか自然豊かな庭園で心安らぎつつもその空気に身の引き締まるような思いもしたのでした。

すっかり身体的にリラックスしたあとで、友と繰り出したのは浅草「ホッピー通り」でした。
もう完全に油断していてるので写真も“ぐだぐだ”です(^_^;)
通常は食べる前に撮るのにほらもう皮むいて食べてます。塩つけてね(^^;)ちょっとうしろに見えるのは筍。カウンターでお皿にのって美味しそうにたたずんでいたので注文しました。


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でさぁ、ビールの写真も・・もう飲んでる…σ(^_^;)だめだねこりゃ。

友と軽く一杯やっつけてから、友から提案の雷門近くで酒屋さんがやっている呑み屋に出掛けました。


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なんかねぇ、いっぱい日本中のお酒があるんですよ(*^_^*)さすが我が永遠の友。
行くところがちがうよねぇ。


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ちょっとオシャレにスパークリング日本酒から始めました。
まだ明るいのに飲むって最高の贅沢です、もう気分は有頂天&ぐだぐだ(^o^)


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気も緩んでいるので、手作りポテトサラダも・・また食べちゃってる・・(^^;)

いろいろなお酒を試しつついい時間を過しました。
皆さんにもおすすめですよ。
ちょっといつも行かないところで昼日中から飲んで、友と語り合う、これはいい!


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そうこうしているうちに、いつの間にやら夜のとばりがおりて、二人して浅草寺に再度ライトアップされているのではないかと見に行きました。


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いいですねぇ、日本人に生まれてよかった。
そしてこの友と知り合えてよかったと、つくづく思いつつ、雷おこしを土産に買い求め、帰宅したのでした。 ・・終わり。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 東京大学教授 山本博文 ( NHK-AM )

2017/03/02

「荷風セット」にたどりつく

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前回ご紹介した宝塚歌劇・雪組公演を市川コルトンプラザの「東宝シネマズ」でライブ・ビューイング観劇したあと、建物を出るともう夕刻です。
検索してたどりついた京成本八幡駅すぐ近くの『大黒家』さんという料理屋に足を運びました。
食堂というよりも、老舗の料理屋の風格がありました。

ここは永井荷風が晩年亡くなるまで住んでいた地で、荷風は店が休日でも訪ね、ここでよく食事していたそうです。店は休みでも荷風には料理を作って差し上げたとのことです。


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亡くなる前日もここで荷風は食事。
荷風の傑作と言われる「断腸亭日乗」という日記文学にもこの大黒家は登場していたとのこと・・今度手に入れて読んでみます。

店に入ると老舗らしい落ち着いた佇まいでした。
壁に貼られていたセットメニューに『荷風セット』を発見!!'(*゚▽゚*)'

写真のようにカツ丼と上新香、酒一合がセットとなり、これは荷風がいつもたのんでいたものだそうです。
荷風は“カツレツ丼”と呼んでいたようですよd(^_^o)


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亡くなる前の晩もここでこの品を食したとのことですが、食べてみて、若くて健康な者でなければちょっと食べきれないような量でした。
荷風は死の前日に大黒家に来たときには息を荒くしていたらしいのですが、死因となった潰瘍性出血によりかなりの貧血になっていたのではないかと想像いたします。私も同じ病気で同じ症状になったことがあるのでよくわかります。

それにしてもこれをその状態で食べきったとは・・。

実際に食べてみると、カツ丼はやはり美味しい(*^_^*)・・当時と味も量も変えていないそうですが、あの時代にしてはけっこう上等な出来なのではないでしょうか。のせてあるグリーンピースが懐かしい。
新香も酒のつまみにできるし、量もちょうどよい。
酒は菊正宗の燗。
日曜の夜のひととき、ゆっくりと酒を傾けて楽しめました。


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お店の外には荷風先生の写真、その他展示されていました。
ちょっとばかりタイムトリップと美味しいものを楽しみに行って見るのもいいと思いました。


【Now Playing】 けんかをやめて / 河合奈保子 ( 歌謡曲 )

2017/02/12

太田和彦さんの「居酒屋歳時記・上」を読んだ

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『居酒屋歳時記・上/太田和彦著(小学館文庫)』を読みました。
今までにも太田さんの“居酒屋本”は何冊も読んでご紹介していますが、今回の居酒屋歳時記は上・下巻になっていて、読み応えがあります。

そして、それぞれの項目が割と長文なので、文中にも太田さんがふれていますが、けっこうヘビーな書き物だったようです。
太田さんもそんなことで気合いが入っているのか、いつもより文体はやや重めで、骨格がしっかりしていて、とても読み甲斐がありました。

でも、前半戦では、割と途中から“エッチ”な方向に文章が流れて行って、文中で同席の女性にたしなめられるシーン多数!(^^;)

今回は、金沢や、京都、松本、大阪、盛岡、八戸、静岡、横浜などの名店の紹介もじっくりとあったり、春の新酒、春は煮魚、春は筍、など季節の気分でウキウキと書かれたものもあり、居酒屋建築にまでふれて、ただの呑兵衛ではいられない、本格派の知的呑兵衛になれそうな内容でした。

読んでいて、一度は行ってみたいと思ったのは、千葉からもその気になれば行ける、横浜の「野毛」でした。

三浦半島浦賀水道は絶好の漁場として知られ、横浜はその新鮮な魚をいち早く食べられる町でもある、ということでそういったものも食べられるし、一番興味深かったのは「麺房亭」というお店です。

「酒と食の<美味しんぼ>はこの店だ」と太田さんが太鼓判を押しているこの店、全国の産地直送にこだわり、和、イタリアン、炭火焼き、さらに全て手打ちのパスタ、うどん、ラーメンで後を〆るという・・気になるお店です。

野毛は、テレビなどの映像を見ても、とても居酒屋が並んでいる街並みが風情そのものになっているように感じて、今、私が気になりっぱなしなところですd(^_^o)

太田さんらしい、ただ店や酒、肴の紹介だけでなく、店主との心の通う情景も素敵な本でした。
また下巻を読んだらご報告いたしますね。


【Now Playing】 The Breeze And I / Ray Bryant Trio ( Jazz )

2016/11/26

映画「ブルゴーニュで会いましょう」を見てきました。

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映画『ブルゴーニュで会いましょう(Premiers Crus)/2015年・仏 監督:ジェローム・ル・メール 出演:ジェラール・ランヴァン、ジャリル・レスペール、アリス・タグリオーニ、ローラ・スメット』を見てまいりましたので、その感想を。

二十歳で故郷のブルゴーニュを離れ、パリで著名なワイン評論家となったシャルリが主人公。その男の順風満帆な生活が実家のワイナリーの破産・買収の危機で一変することに。

父とは疎遠になっていたため、互いに意志の疎通も出来ずにもどかしい状態になるのだが、でもワイナリーを手放すわけにはいかないと、バラバラになっていた家族が再び集まる・・そして主人公のシャルリは自身の手でワイナリーを再建しようと決意します。
しかもそれが失敗すれば、自分が今まで築き上げてきたワイン評論家としての信用他全てを失ってしまうことになるのです。

さらに隣のワイナリーの婚約者のいる娘との微妙な恋愛感情と、禁断の行動にいくか行かぬかという狭間にいるというシチュエーションも絡んできて物語りは時にゆっくりと慎重に、時に急展開にと揺れ動きます。

フランスの葡萄畑の背景があまりにも美しい映像でとらえられ、自然の光をうまく使った大人のフィルムでした。


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葡萄の収穫時期の決断や、実際に収穫するときの籠が落花生の殻を二つに割ったような形をしていて興味深かったことなど細かいところまで、さらに古式ゆかしい製造方式でつくるワインの出来具合など、急ぎすぎないストーリーをゆっくりと楽しみました。

劇的な結末や、ならぬ恋愛模様の行方など、エンディングはそれぞれ曖昧な感じにしてありましたが、それもフランス映画らしいんじゃないかと思いました。
一緒に見た妻は、そのふわふわとしたラストに不満気味でしたが・・。

それから、フランス人にとってのワインに対する思い入れみたいなものも風が吹くように感じることができました。
私達にとってのワインと、フランス人にとってのワインって、感覚的にかなり異なるんだろうな、と感じました。

休日の午後のひととき、ゆっくりとフランス映画でも見てみようか、という人にはおすすめしときますd(^_^o)


【Now Playing】 ザ・ボイス そこまで言うか! / 青山繁晴・有本香 ( YouTube )

2016/11/25

『酒』と作家たちの本「私の酒」を読んだ

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『私の酒 ~「酒」と作家たちⅡ~/浦西和彦編(中公文庫)』という文庫オリジナルの本を読みました。

酒にまつわる作家達のエッセイを集めたもので、雑誌「酒」に寄せられた49編もの名エッセイを収録したものです。
顔ぶれも江戸川乱歩、大岡昇平、幸田文、阿川弘之、遠藤周作、星新一、北杜夫、池波正太郎、大宅壮一、小松左京、色川武大、立原正秋、瀬戸内寂聴、河盛好蔵・・まだまだお酒の強者たちが居並んでいます。

その多くが昭和三十年代のエッセイで、いやもう実に酒を飲むというよりも、酒に飲まれる人たちばかりで、それが当たり前の時代だったのだと感じました。
“飲まれ”なければ、人生、酒でつぶさなければ意味がない、(^_^;)そんな人ばっか・・。

奥さんや家族にも多大な迷惑をかけているのですが、この人達、そんなこと知ったこっちゃありません!d(^_^o)中には、一ヶ月の酒代がサラリーマンの一年分の給料分に達し、奥さんから「あとで、ちょっとこれをご覧ください、小説の足しになるかもしれませんよ」と渡されたノートは家計簿で、自分が飲んでいるその酒の量にちょっとばかり驚くのですが、それでも目覚めれば、まずビールでシャンとする・・なんて人もいて、まったく反省なんてしていません。家計は赤字、火の車ですが・・。

戦時中はエチルアルコールらしいものを怪しい店で出されて、「ええい、ままよ」と飲んでしまい、ひと晩中目がつぶれてしまうのではないかと恐怖に怯えていた作家もいました。

十五のときに、母娘は疎開したが、父と自分は都会に留まり、二人で生活をしていて、配給もままならない状況下、父親の酒を盗み飲んで飢えをしのぎ、それで酒を覚えたなんて人もおりました( ̄O ̄;)

酒にまつわる“いい話”は・・ほとんど皆無でした・・ (・_・;が、それぞれの人達が人生に酒を沁ませる昔の男(女もいたが)の生き方、あるいは身の滅ぼし方を書いていて、それはそれで非常に興味深いものでした。

毎日、酒がなければ終わらないあなた・・そう、あなたですよ。あなたのことが書いてありますよ、一回見といてね!!


【Now Playing】 You'd Be So Nice To Come Home To / Dennis Frehse ( Jazz )

2016/11/06

ラズウェル細木さんの読む“つまみ”の本、読んだ

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『[旨い!絶品、読むつまみ]ラズウェル細木のいざ晩酌!!/ラズウェル細木著(竹書房新書)』という本を読みました。
読むっていうか、味わったというか、実際にそのつまみを食べていないので、ただ腹がへっただけというか・・(^^;)

ラズウェルさんの「酒のほそ道」という漫画をご存知の方も多いかと思いますが、私が一番最初にラズウェルさんを知ったのは、ジャズのコンピレーションCDでした。
ブルーノートの4000番台のアルバム再発を記念して出されたもので、ラズウェルさんがレコード番号4000番台のアルバムの中からとっておきの曲を選んだものでした。
このアルバムは後々、私がジャズのアルバムを聞いていくときのガイド的な役割を果たしてくれました。選曲もプレイヤーも私の好みばかり・・(#^.^#)

・・おっと、話題がそれました。“つまみ”の話ですね。
八戸の鯖寿司やハモ、鯛のカブト煮などを作っていくラズウェルさんのお話も興味深いのですが、私には「ネギマ鍋」や「呑兵衛・湯豆腐」、さらにホワイトアスパラガスをスライスしてレンジでチン、柔らかくなったところをポン酢でいただく・・なんてシンプルなつまみが一番グッときましたd(^_^o)
そろそろ寒くなってきましたので、ネギマ鍋や湯豆腐で燗酒・・いいですねぇ。

おもしろかったのは、とんかつ!
とんかつと言えば麦酒、と思いますが、池波正太郎先生のエッセイによると、先生はとんかつ屋さんでは必ず日本酒を嗜まれたとのこと。
ラズウェルさんも不思議だなと思って試してみたとのことですが、「これが旨い」とのことでした(*^^*)

とんかつソースはウスターソースを日本風にアレンジしたものだから“合うんじゃないか”とおっしゃっています。
私も一度銀座の洋食屋さんに後輩を連れて行ったときに、彼がとんかつと一緒に日本酒を頼んだのをみて驚いたのですが、美味しそうに食べ、呑んでいるのを見て、これはひょっとして相性いいのかも、と感じたことを今思い出しました。

これから鍋がおいしくなりますね(^_^)、日本酒も燗がすすみそうです、さあてきょうは鍋かな・・日本酒を買っておこうか・・。


【Now Playing】 親父パッション / 伊東四郎・吉田照美 ( 文化放送 )

2016/10/10

浅草に寄席を見に行ってきました

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思い立って浅草に行ってきました(*^^*)
いつぞやは上野の鈴本演芸場に出掛けましたが、今回は浅草演芸ホール!
演芸誌「東京かわら版」を持参すると300円引き!d(^_^o)
売店でいなり寿司と海苔巻き、飲み物を買って席に陣取りました。

次から次から面白いのやら、脱力感のあるのやら(^_^;)、漫才、コント、奇術、太神楽まで、たっぷり楽しみました。
テレビなどの中継では放送禁止的なことも寄席ならOK!政治家に対するキツい風刺なども“バカウケ”しておりましたよ。

コントや漫才では、相方の思わぬミスもアドリブでギャグに変え、さすが小屋でやっていると臨機応変です。こういうのが寄席に直接出掛けたときの醍醐味です。

次の出番の噺家がなかなか到着せず、楽屋の方を見ながら自在に噺を伸ばしたり、到着を知ったらあっという間に“落ち”に持って行ったり・・、これがプロの底力だというものも見せてもらいました。

知っている噺も多かったのですが、もちろん語る話し手によって味わいは全く異なります。
椅子が長時間にはつらいものでしたが、でも、丸々半日、笑いを堪能できました。
追い出しの太鼓を聞きながらホールを出たときの賑やかな浅草界隈の様子も気分よかったです(#^.^#)


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そして、せっかく浅草に来たので浅草寺、仲見世をひやかそうと、てくてく歩いていると「神谷バー」が見えるじゃありませんか!
そういえば、私はまだあの「電気ブラン」というものを味わったことがないということを思い出しました。


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「よしっ、一口やっとくかい!」というわけで神谷バーに入り、ビールと電気ブラン、ハンバーグ&カニクリームコロッケを注文、一日の疲れをいやすべくビールをぐびっとやったあと、電気ブランもなめてみました。
「う~ん、養命酒 Light みたい…表現が稚拙…σ(^_^;)」
やっと名物がどんなものかわかってゴキゲンになりつつハンバーグもコロッケもおいしくいただきました。ビールもうまいっ!!


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きょうは一日のんびりしました。
いい日になりましたよ、こんな日があってもいい(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 The Girl From Ipanema / The Oscar Peterson Trio ( Jazz )

2016/09/26

太田和彦さんの「北の居酒屋の美人ママ」を読んだ

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居酒屋といえば真っ先に思い浮かぶのがこの太田さん。『ニッポンぶらり旅 北の居酒屋の美人ママ/太田和彦著(集英社文庫)』を読みました。

タイトルが“北の居酒屋”だからと、北の国ばかり行くのかと思いきや、秋田、福岡、八戸、岡山、勝浦(千葉)、長崎、奥多摩・・と、神出鬼没です(*^^*)

前にもこのシリーズの本をこのブログでご紹介したことがあるのですが、太田さんはその土地の良さ、そしてそこに住む人々の様子、さらに肝心な居酒屋の女将や大将、その家族にまで話がおよぶのです。
そうすると読んでいるこちらまで、その土地の風景、人の情け、地酒、美味しい肴が自然と心に浮かび、やがて沁みてくるのです、まさに太田さんの居酒屋紀行の真骨頂っ!!

太田さんが“美人ママ”と紹介するのは、必ずしも若い女将やママというわけではないのです。読み進めているうちに、女優顔の美人が・・息子さんが上階でバーをやっていて・・などという話になり、じゃ六十くらいだよねぇ(^^;)ということになったり、「山本富士子と同じ歳なのよ」と照れる美人・・てぇことは?!・・というわけで、かつて飛ぶ鳥を落とすほどの美人だった女将、今も風情のあるママ、ということなんだとわかりはじめます。

太田さんが暖簾をくぐり、「こんばんは」と言うと、「おっ、太田さん久しぶり」と大将や女将が迎えてくれます。その出だしの瞬間がまたいいんだな、あっという間に馴染の店に帰ってきたという雰囲気になり、お店から今日入った魚はこれとこれだ、こうして食べるとうまいよ!という話になります。
日本全国にこんな店を開拓している太田さん、さすが日本屈指の居酒屋の達人です。

居酒屋ばかりではありません。
岡山の回では、新幹線で到着してすぐにやはり馴染の定食屋を訪れます。
「あら~、いつ来たの~」
「今だよ!」
「ご飯は大中小、味噌汁は豚汁・ワカメ・そうめん、お茶は熱いの冷たいの~」
と、がらりと扉を開けた瞬間にあうんの呼吸の会話が始まります。
「ご飯小、味噌汁そうめん、お茶熱いの」
これで食事の注文完了!!d(^_^o)

いいですよねぇ、この絶妙な会話と弾むような文章。

というわけでまたまたあっという間に読み終えた太田さんの居酒屋本。まだ買ってあるこのシリーズがあるんですよ(*^_^*)またご紹介しますね。


【Now Playing】 Time On My Hands / Teddy Wilson ( Jazz )

2016/09/06

「ひとり飲み飯 肴かな」を読んだ

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『ひとり飲み飯 肴かな/久住昌之著(NICHIBUN文庫)』を読みました。
そう、あのテレビ「孤独のグルメ」で最後に出て来てくるあの久住さんです。

この本はつまり、ひとり家にいて何かを食べ、それにはこれだろうというお酒を選び、なんだかまったりとしたり、嬉々としたり、無上の幸せを感じたり、えらそうにグルメな自慢をするような輩に「なに言ってやんでぇ」的な捨て台詞を浴びせるような、・・そんな一人飲みする者の味方みたいな本なのです。

家で簡単なチャーハンをつくり、それには焼酎ロックだろう・・みたいなお話(#^.^#)

おでんでカップ酒、湯どうふ(簡単でおいしい作り方付き)と純米酒を湯飲み茶碗で、焼きそばをホッピーで、新幹線に乗り込むには崎陽軒のシウマイ弁当と缶ビールの黄金タッグで、・・などなど読んでも読んでも食べたくなる、飲みたくなる、ささやかな貧乏呑兵衛のための最強のガイド本?!となっておりますd(^_^o)

冷やし中華にいたっては、「ゴマだれとか味噌だれとかは俺が食べたい冷やし中華ではない」と一刀両断!!(*^_^*)
「冷やし中華は等身大で僕の前に現われてほしい」とのお言葉に私も深くうなずいたのでした…σ(^_^;)
その“等身大・冷やし中華”には、“発泡酒”を合わせます。もちろん缶のまま行きます。
それがまたチープでむせび泣くほど感動いたしました。単にビールを合わせず、あえて発泡酒缶のままで行くところがただ者じゃありません(^_^)

ゴーヤチャンプルーにはハイボールで行きます。なんか納得だよねぇ・・(^_^)

というわけで、前半はそんなお話ばっかですが、もう今まで読んだお酒と肴のいろいろな本の中でも最高の面白さでした。著者の毎回変る変な口調というか、言い回しがまた可笑しい(^o^)

後半は「シメ」に何を食べるか、飲むか、という話で、またまた珠玉の話題満載です。

一番良かったのは、居酒屋で飲んで帰ろうとしたら店主から「まかないのインスタントを使ってるんだけど味噌ラーメンお椀一杯どう?!」という、これは呑兵衛には一撃必殺のお言葉を頂戴する話が書かれていました。
どうっすか?!ぜったいにいただくでしょう'(*゚▽゚*)'そのときの著者の感動具合はただ事ではありませんでしたが、読んでいるこちらも“お椀一杯”っていうのがたまらない・・と、思わず悶えながら読んでいたのでしたヽ(=´▽`=)ノ

史上最強の貧乏人のんべえの味方本、最高でした。私の心の家宝となりました。
久住さん、素晴らしかったです、ありがとう~*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 後藤繁榮 ( NHK-AM )

2016/04/18

太田和彦さんの「銀座の酒場を歩く」本を読んだ

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『銀座の酒場を歩く/太田和彦著(ちくま文庫)』を読みました。
このブログで何度もご紹介している太田さんの本。さまざまな地方での「酒」と「料理」と、その地方で出会った方達との交流などが綴られているものばかりでしたが、今回は“銀座”に限定で、太田さんが酒場を歩きます。

ご本人も書かれていますが、銀座で登場するのは、やはり「BAR」が多いですね。
いわゆるバーテンダーがいて、シェイカーを振るっていうような酒場です。
気軽に入れるところから、伝説のバーテンダーがいて、カクテルの大会で何度も優勝しているような方が、キリッとした佇まいで相手をしてくれるようなところまで、太田さんはかつて銀座の資生堂に長年勤めていた経験もあり、庭を散歩するようにお店に立ち寄ります。

立ち飲みのバールのようなところや、ワイン専門のお店で料理に合わせて様々なワインを楽しむ様子。そしていつものように、お店の方との交流の様子がどの“居酒屋”や“旅”についての執筆を生業とする方達とも違って優しい太田さん独特の温かみを感じさせてくれるのです。

毎回二店を巡って紹介し、ざっと70店ほどの太田さんお気に入りの極上のお店が紹介されていますが、文庫化にあたって、それぞれの店が今どうなっているかも記されています。
2009年に書かれたこの本が現在の2015年となると、閉店してしまったお店や、特に多いのが同じ銀座内で移転しているお店でした。
銀座は常に“動いて”いるのですね。

私も東京勤務をしている間に少しは行ってみたかったのですが、最初は連れて行ってくれる人がいないと、なかなか敷居が高くて・・、今にして思うと残念です。

読んでいて特に気づいたのが、この本で紹介されている銀座にお店を出した店主・バーテンダーの方々は、渋谷でも新宿でもなく、銀座という“厳しい目”を持つお客さんに挑戦していくような気概を感じました。
帝国ホテルなどに入っている有名バーで腕を鍛え、いよいよ銀座に独り立ちする様子なども描かれていて、こちらも緊張しながら読んでしまいました。

この本を読んでから銀座に繰り出すと、またひとつ違った「酒場」の世界が見えてくるように感じました。
これもいい本でした。


【Now Playing】 オールナイトニッポン MUSIC10 / 森山良子 ( ニッポン放送 )

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