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2020/09/02

「ひとり酒の時間 イイネ!/東海林さだお」を読みました。

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『ひとり酒の時間 イイネ!/東海林さだお著(だいわ文庫)』を読みました。

“ひとり酒”というものは、いい大人になっても意外と難しいものですが、冒頭から「ひとり生ビール」というものをやってみる、という話で始まりました。

神田神保町にあるひとり生ビールを執り行うために、十日にいっぺんくらい出掛けて行く「L」というビアホールを紹介しています。

二階、道路沿いのガラス窓に沿った席にすわり、タン塩とエビフライをとる東海林さん。
大き過ぎず、小さ過ぎず、生ビールにぴったりの大きさのジョッキでビールを飲み、全長22センチ、直径3センチのエビ、堂々二本!マカロニサラダとトマトを従え、湯気をあげて横たわっている・・(*^_^*)

タン塩はいいけど、エビフライはビールに合わないんじゃない?!っていう人、このエビフライを食べてみろっ!みたいないつもの文で心なごみました(#^.^#)

定食屋でビールを飲んだり(東海林さんはこの世でいちばん美味しいものはビールだと言い切る)、あの門前仲町の「魚三」(安くて旨くて、充実していて、門前仲町に魚三ありと居酒屋ファンに名高い)で心ゆくまで飲んだり。

立ち飲みで、どういうものを「つまみ」にして、どう飲むか、なんて話題も出てくる。

また、東海林さんは「そら豆はビールには合わない」という自説もお持ちで、何度もそれについてはこの本の中で書かれています。
・・合うけどなぁ・・。

外国では“ぬるい”ビールを飲むのが当たり前です、みたいなところに行ってしまい、がっかりしたり、怒ったりする場面もありました。
いろいろな飲み方があると思うけど、私もビールは冷えているのが一番だと思う。
この本の後半に椎名誠さんとの対談も掲載されているのですが、椎名さんも別の本で、「ぬるくして飲むのが本場の飲み方です」と店員に言われ、冷やしてもらえなかった話を書いていたことがありますが、もう一度いうけど、東海林さん、椎名さんと同意見、「ビールは冷えたのをグビグビやるのが醍醐味」だと思う。

さらにファミレスで晩酌する話、缶詰で飲む酒場の話など、ひとり酒の話には事欠かない東海林さんの本でした。

コロナの影響で飲み会も少なくなり、どうしたらいいんだろう?!と思っているあなた、この本を参考に「ひとり酒」の楽しい時間を持ってみてはいかかでしょう。
私も・・やってみっか。

 

2020/05/28

太田和彦さんの「BARへ行こう。」を読んだ。

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『BARへ行こう。/太田和彦著(ポプラ新書)』を読みました。

BARというのは私にとってほとんど馴染のないところです。
場所もよく知らないし、一人で入るっていうのはなかなかハードルが高く、踏み入ることに躊躇を感じる所です。

で、その世界を知るための“太田さん頼み”となった。

読み始めると、まずは簡単にBARに入ったときの心構えや、カクテルの大まかな種類などのレクチャーがあり(ほんとうに簡単でわかりやすかった)、さらに太田さんお勧めの全国のBARの紹介がありました。

で、さあ本編!

よく知っているカクテルから、初めて聞く名前のカクテルなどの紹介となるのですが、そのカクテルごとにそれぞれ物語仕立てになっていて、これが面白かった。

カクテルをからませた物語を作ると、自然に男と女のストーリーが多くなり、それがまたちょっとドキドキするような話で、これまた愉しく読みました(゚ー゚*)。oO

私がこの本に書かれているような本格的なBARに行ったことがあるのは、二十代の頃でした。
当時、年上の彼女が馴染のBARに連れて行ってくれて、手慣れた感じで自分と私が好きそうなカクテルを頼んでくれました。
バーテンダーの見事な手捌きに驚き、スイッとカウンター上に出来上がったカクテルを出されたときに「カッコイイ~」と素直に思いました。

この本に書かれていた、男が女性をBARに連れて行き、自分の飲み物と女性に合うカクテルをサッと頼む格好良さとは全く逆の私の若い頃の体験でした(^_^;)

あれから幾数十年・・BARにはいまだ行けていません。

コロナの騒ぎが収まってきたら、今度はBARを体験・開拓するのもいいかもしれない、と思いつつ読了。

少し未来に楽しみが出来ました。

 

2020/05/15

「文豪と酒 -酒をめぐる珠玉の作品集-」を読みました。

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『文豪と酒 -酒をめぐる珠玉の作品集-/長山靖生・編(中公文庫)』を読みました。

この本は、漱石、荷風、谷崎、太宰などの作家や詩人、歌人などが書いたウイスキー、ビール、ジン、紹興酒などに思いを託した作品を集めた作品集になっています。

鴎外の作品などは、今の時代の私からみると、かなり“文語調”に感じ、けっこう読むだけでも難儀しました。
「いま着きし汽車にて、ドレスデンより来にければ、茶店のさまの、かしことこことことなるに目を注ぎぬ。」なんて・・わかったようなわからないような・・。

でも、それぞれの文豪らの、酒を巧みに登場させ、演出する文を読んでいると、昨今の小説などに登場する「酒」には、これほどの意味合いや物語への影響は無いな、と思いました。
昔の文豪が書く「酒」は深くて味わいのあるものになっていて、登場人物の気持ちや、時間の経過、小説全体の雰囲気を絶妙に演出しています。

特に印象に残ったのは、岡本かの子の作品に、パリでの食事風景が描かれていて、アペリティフ(食前酒)が語られ、「ペルノーやベルモットなんてポピュラーな食前酒だ」、などと語られていますが、私はたぶん両方とも一度も飲んだことがないかもしれない。

荷風の「夜の汽車」では、女が手にしているのは古風な日本酒でも、汽車内にそぐわない瓶ビールでもなく、やさぐれた焼酎でもない、ウィスキーでした。
懐から取りだして飲むのがウィスキーだからこそしっくりくる、そんなシーンも味わうことが出来ました。

そんなわけで、飲んでもいないのに“ほろ酔い気分”で今回のブログはおしまいです(゚ー゚*)。oO

次は井上荒野さんの小説を読もうかと思っています。

 

2020/05/05

「若山牧水随筆集」を読みました。

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『若山牧水随筆集/若山牧水著(講談社文芸文庫)』を読みました。
牧水の短歌には、過去ふれているようでふれてこなかったのですが、この随筆集の中でも多くの作品が紹介され、私にはとても“ふれてくる”というか、心にひびくものがありました。

そしてこの随筆がまた絶妙な素朴さと、人間の“性”というか、“業”というか、牧水そのものがよく描かれていて、とてもいい本に出会ったと思いました。

また、牧水は草鞋を履いてかなりの遠距離を旅します。
山野をめぐり、さまざまな村たずね、宿坊のようなところにも滞在したり、いろいろな人との出会いや、事件も起こります。
それらが随筆の中で実に自然体な文章で書かれていて、そのうまさには舌を巻きました。
特に自然の表現は卓越したものがあり、明治・大正の頃の風景などが目に浮かぶようでした。

とても気になった部分もありました。

自然に生えたままのとりどりの樹の立ち並んだ姿がありがたい。
理屈ではない、森が断ゆれば自ずと水が涸るるであろう。
水の無い自然、想うだにも耐え難いことだ。

水はまったくの自然の間に流るる血管である。
これあって初めて自然が活きて来る。山に野に魂が動いて来る。
想え、水の無い自然の如何ばかり露骨にして荒涼たるものであるかを。

明治・大正期に自然破壊に対する警告を発しています。
このあいだ、私が今回のウイルス感染拡大の一因は自然を破壊しつつ開発していく人間のせいではないかと書きましたが、上記牧水の文にもそのようなことが一部書かれているのではないかと感じたのです。

それから話題はお酒にうつります。
牧水はうかがい知ってはいたのですが、ものすごい“お酒好き”で、旅の朝にもお酒を朝食と共に所望しています。
酒なくして牧水の人生はありえない、自分でも書いていますが、酒を飲む牧水の風情もなかなかに愉しく面白いものでした。

牧水は、「生」の歓びを感ずる時は、つまり自己を感ずる時だとおもう、と言い。
自己にぴったりと逢着するか、或はしみじみと自己を噛み味っている時かだろうとおもう。
とも言っています。
歌の出来る時がそれに当たる様である。それもうまく出来て呉れる時である。
と・・。

私もこのブログで自己を感じ、書いているときがもっとも「生」を感じているときかもしれない、と思いました。
これからも丁寧に書いていきます。


【Now Playing】 DJ壇密のSM / 壇密、大江裕 ( NHK-AMラジオ )

 

2020/04/28

太田和彦さんの「ニッポン居酒屋放浪記 -立志篇-」を読んだ。

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『ニッポン居酒屋放浪記 -立志編-/太田和彦著(新潮文庫)』を読みました。
太田さんの「居酒屋放浪記」はシリーズもので、この「立志篇」は平成9年1月に新潮社から刊行され、平成12年12月に文庫化されたものです。

だからけっこう古い“放浪”なので、太田さんもものすごく元気に居酒屋を“はしご”しています。

大阪、松本、静岡、松山、房総、新潟、京都、秋田・・・もう日本全国を飲み歩き、太田さんご自身でおっしゃっていますが、「なんか日本酒に“甘く”なってきて、何を飲んでもほめている気がする」(^_^;)というような状況、私も読み取れました。

でも、いいんだよきっと。
ここ十年以上、日本酒はたしかにうまくなったように感じます。
それを全国に出掛けて行って、聞いたこともないような酒に出会い、それがまたうまかったりする。酒好きにとっては実にいい時代になったと思います。

で、今の状況がねぇ・・。
新型ウイルスの感染拡大で、居酒屋に行くことなんてできません。
というか、外出自体を避けねばならない今の緊急事態・・つらいですよねぇ。

太田さんは、全国の居酒屋に出掛け、そこの店主や女将と楽しく、味わいのある話をしています。
そして、ときにはそこにいたお客さんとも話がはずんでいたりして、まさにお酒を“いい飲み方”で飲み、実に豊かな“居酒屋放浪”をされています。

こういう状況が日本に戻ってくるのはいつ頃になるのか。
年内は無理なのか、それとも来年も続くのか。

とりあえず私はこの本を読んで、お酒を飲んだような気分になり、居酒屋の暖簾をくぐったような気分を味わっております…σ(^_^;)

早くあの楽しいお酒のひとときを取り戻したいものです。

 

2020/02/29

吉田類さんの「酒場詩人の流儀」を読んだ。

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『酒場詩人の流儀/吉田類著(中公新書)』を読みました。

吉田さんが酒場を巡り歩く様子はたくさん拝見しておりますが、そんな様子が書かれているのかと思いましたら、内容はけっこう落ち着いた大人の、自然や人や、地域の様子を見ている様子が描かれた読み応えのあるものでした。

また吉田さんの俳人としての作品がそれぞれの項目に綴られている章もあり、作風が力強い男気のあるものであり、私が今まで「酒場放浪記」で感じていた人物像とはかなり異なっていることに新鮮な驚きを感じました。

山にも登る吉田さんの他の登山者への視線も、けっこう“お調子者”には厳しい眼差しを向けていて、ちょっと怖い感じさえするほどの毅然とした人としてのたたずまいを感じ、これにもさらに驚きました。

自分にも厳しい吉田さんは、他の人にも同じくらい厳しく、でも人生の荒波の中を一歩一歩、歩んでいる姿があまりにも泰然としていて、読んでいる途中からこちらも襟を正して読み進むことになりました。

大町桂月、種田山頭火、若山牧水らを“酒飲み詩人”の先達と仰ぐ吉田さん。
日本中を旅し、巡り、出会う人達との「酒縁」、今まで私が知らなかった独特の感性での紀行文などが綴られたこの本、表紙の写真からは感じられない“渋さ”と“重さ”を感じる著書でした。

 

2020/01/31

パリッコさんという方の「つつまし酒」を読んだ。

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『つつまし酒 -懐と心にやさしい46の飲み方-/パリッコ著(光文社新書)』という本を読みました。

著者「パリッコさん」は、長年勤めていた会社を辞めて、フリーライターとして独立した方だそうです。
ライターとしての仕事の99%は「お酒」と「酒場」ということで、“酒”一本で生きて行こうという決断をされたわけで、読んでみた文章のやわらかさとは対称的に厳しい世界を生きて行こうとされている方なんだなと感じました。

でね、この本を読み始めてすぐ感じたのは、今まで私が読んできたような、酒についての専門的な知識や、老舗の居酒屋を探訪したり、そんな世界ではないのです。

ではどんな世界かというと、ファミレスで飲む楽しみを見つけ、ファミレスでの“肴”と“酒”はこういうものがあり、お値段もリーズナブルで、今まで気づかなかった!みたいな話とか。

サラリーマン時代の勤め帰りに閉店間際のスーパーに寄り、“おつとめ品”のシールが貼られるのを待って“肴”をみつくろう楽しみ、とか。

豆腐が好きで、お店によっての肉豆腐の様々な姿をリポートし、それぞれを食べた感想もけっこう深い・・。お店への観察眼もちょっと今までのライターとは異なる視点で書かれています。

マクドナルドのハンバーガーを“家飲み”の肴にするという・・ふつうだったら私が「そんなのいやだよ」と思うようなことも、ハンバーガーに手を入れて美味しくする方法が書いてあったり、公園などに椅子を持ち込んでひとりコンビニで買ってきた缶チューハイなどを飲む楽しみを語ったり(花見の現場にもひとり行って同様のことをしたりする)、電気風呂というピリピリと電気ショックを受ける風呂に入ったあとの酒の楽しみを書いたり、おつまみも自分でいろいろ面倒がらずに作っていくのです。

青唐辛子を漬けたり、卵黄を漬けたり、らっきょうを漬けたり、けっこう“まめ”です。

冷凍食品で一杯の報告なども、あまり今まで見なかった非常に“身近な飲み”にこだわっている姿勢を感じます。

つまり、新しいジャンルを開拓している、と感じました。
読み手によっては、「しけてるなぁ」とか「しみったれてる」「みみっちい」などと言う人もいるかもしれませんが、でも私が感じたのは、新しいジャンルを切り開いているなこの人、ということでした。
こういう分野を見つけるセンスが素晴らしいと思ったのです。

家飲みや、カプセルホテルで飲んだり、サイゼリヤで飲んだりするこの意外とやってみれば“新感覚”なワールド!この本を読んで、ちょっとやってみてはいかがでしょうか・。

 

2019/11/21

「池波正太郎指南 食道楽の作法/佐藤隆介」を読みました。

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『池波正太郎指南 食道楽の作法/佐藤隆介著(新潮文庫)』を読みました。

著者の佐藤隆介氏は、広告代理店のコピーライターを経て、池波正太郎の書生をつとめた方。
[酒・食・器]の食卓に関わるものをテーマに文筆活動をされています。

亡師匠「池波正太郎」さんから教わった食い道楽の極意はこの本でも健在。佐藤氏は昭和11年生まれです。もうこういう“食”についての文を書く人はほとんどいないんじゃないでしょうか。だから面白い。

著者は酒と、食い物と、焼き物には金を惜しまないようにしようと、所帯を持った時に奥さんと約束した話を書いていましたが、季節によって器の“更衣”をしたりもしています。それに三日はかかると言っていますから、いやもうたいしたものです。

さわさわと青葉を渡ってくる薫風の中で何とか食卓の更衣を済ませれば、晩酌の気分のさわやかさは格別であると・・。

ちりめん山椒を自分でつくるやり方も書かれていますが、これでとりあえず酒も飲めるし、温かい飯にも、お茶漬けにも合う、チャーハンも悪くないと言っていて、もうただ者じゃありませんね。

「蕎麦前なくして蕎麦屋なし」などという章もあり、まだ私があまり経験していない、蕎麦屋での大人の酒の嗜み方についても書かれていますが、これが自然にできればもう立派な大人の出来上がりです(*^_^*)

今の“にわかグルメ”にはわからない世界、“食道楽”の粋な世界が描かれているこの本、読み応えがありました。


【Now Playing】 Dolphine Dance / Herbie Hancock ( Jazz )

 

2019/10/27

田崎真也さんの「ソムリエのひらめき」を読みました。

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『ソムリエのひらめき/田崎真也著(河出文庫)』という本を読みました。
1997年に単行本として刊行されたものの文庫化ですが、その文庫化も2000年のこと、かれこれ20年以上前のものをブックオフにて入手いたしました。

田崎さんは1983年に全国最優秀ソムリエ・コンクールで第一位。
1995年の第八回世界ソムリエ・コンクールで優勝され、一躍有名に!私もその頃に田崎さんを知りました。
田崎さんのラジオ番組なども当時聞いていた記憶があります。とてもわかりやすく、披露されるエピソードも面白く、人間的な魅力も感じる方だと思っていました。

幅広い分野で活躍するソムリエの第一人者であり、誰もがワインの魅力と共に知っている人ですよね。

そんな田崎さんが20年くらい前に書かれたこの本、やはりとても面白かった(*^^*)

私はワインにはかなり疎く、勉強にもなりました。
シャンパーニュが同じシャンパーニュ地区の違う品種の葡萄を合わせたもので、なぜ泡立つのかは気温に秘密があったことなど知るよしもありませんでしたが、そんないわれを知った今、シャンパーニュが飲みたくなってしまいましたよ'(*゚▽゚*)'・・すぐに影響される・・。

また、ドイツ・ワインというと、私も田崎さんがこの本で書かれていたように勘違いしていた者のひとりだったのですが、アルコール度数が割と低く、優しくて甘味があり、フレッシュな感じがあって、ワイン“初心者向け”だなんて思っておりました。赤ワインの渋みなどが苦手で慣れないなら、まずはこちらから、なんて・・。
でも、間違いだったわけです。
ドイツの気候風土でしか生まれない、絶対的な個性を味わう、なんてところまで思いがいたらなかったのです。

この本では、ギリシャやベニスでの田崎さんの貧乏ながらも楽しかった生活についても書かれていて、単なるワインについての本ではなく、紀行、エッセイとしても楽しめました。

そして最後、ポートワインについても書かれていましたが、私同様、田崎さんも生まれて初めて飲んだワインは「赤玉ポートワイン」、当時、日本では子供まで飲んでいた親しみやすいワインだったのですが、実はポートワインはチーズと共に飲んだり、チョコレートやカラメル、モカの風味などといったデザートに濃い甘味がオールマイティーに合うとのこと。

ヴィンテージ・ポートとなると、グラス一杯が4~5000円くらいになるという・・あの赤玉ポートワインからは想像もできない高価でレベルの高い甘味ワインだったということを知りました。
今後、そんなポートワインと出会えるような食事の機会があるかどうかはわかりませんが、もし機会あれば試してみたい、なんて思いました。

とにかく話題豊富、知識も豊富、とびきりの面白いエピソードも豊富な楽しい本でした。
ブックオフにたまたまあってよかった(*^_^*)

2019/10/21

「ニッポン居酒屋放浪記 -疾風編-/太田和彦」を読んだ。

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『ニッポン居酒屋放浪記 -疾風編-/太田和彦著(新潮文庫)』を読みました。
居酒屋といえば太田さん、太田さんといえば居酒屋ですが、この本は平成10年に新潮社より刊行されたものの文庫化です。だからけっこう古いです。

とにかく太田さんが編集者と共に巡る巡る!
高知、山形、長崎、横浜、徳島、函館、鹿児島、東京下町、大分、水戸、富山・・行っては飲み、行っては食べのまさに“疾風怒濤”の如く呑み巡るのでした。

同行の編集者と共に現地のビジネスホテルに突入すると、飲み屋街などに飛び込み、凄い日は一日に十軒も巡った日もあるようですが、この本を読んでいくと、けっこう失敗している店が多い(^_^;)

気の短い(同行の編集者談)太田さんは、怒って店を出てしまうことが何度もありました。
今まで私が読んできた本の中では太田さん、ほとんど“ハズレ”無く美味しいお酒と肴にありついていたように感じておりましたが、実際はこの本のような失敗の連続があったのだな、と思いました。

それでも、高知ではアナゴの稚魚[のれそれ]を堪能したり、大分の「こつこつ庵」では、人なつこいご主人との会話を楽しみながら、傑作![関サバの琉球]を存分に味わいます。
それとご主人自慢の[だんご汁]も'(*゚▽゚*)'
ここではまず麦焼酎から入り、かぼすで“焼酎ジントニック”をつくり、ご満悦の太田さんd(^_^o)

読んでいて、失敗している店は「ええい、ここでいいやっ!」と入り、いきなり店主が横柄だったり、威張っていたり、頑固・偏屈であったりすることが多いようです。
居酒屋に入った瞬間には、お店の“出迎え”る態度がやはり大事だよなあと思いました。
私も失敗したお店はほとんどが入った瞬間に決まっていたように思います。

良い店というのは、5時開店だとすると、もう4時には人が入り出し、あれ・・もう飲んでいる・・みたいなところがいいようですね。
私が今まで達人に教わってきたお店もそういう店が多かった。

まだまだこのシリーズ、「立志編」「望郷編」などをブックオフにて購入しておりますので、読み次第ここでご紹介したいと思います。
とりあえず飲みたくなったぞ(*^^*)

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