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2024/04/12

俳句を詠んでみる_0049【 ぬくめ酒 温度計差す手 鮮やか 】

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セルフで燗酒にするお店に行ったときの様子で一句。

【 ぬくめ酒 温度計差す手 鮮やか 】

《背景》季語:ぬくめ酒[秋]
銘酒を選び、セルフで燗をする店に、お酒好きな女性と行ってみた。
温度計が用意されていて、自分の好みの温度を探るのが楽しい。
彼女は鮮やかな手つきでスッと温度計を差し、「ここだ」というところでコップに移し、笑顔で呑みだした。

 

2024/03/29

「蕎麦屋酒/古川修」を読みました。

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『蕎麦屋酒 -ああ、「江戸前」の幸せ-/古川修著(光文社新書)』を読みました。
2004年に第一刷発行となっていますので、かれこれ二十年前のものです。
でも、読んでみると、蕎麦屋の選び方や、それに合わせる日本酒についても考え方は概ねその頃から変わっていないようでした。

著者は、ホンダで四輪操舵、先進運転支援システム、人間型二足歩行ロボットなどの研究開発をしていた古川修(ふるかわ・よしみ)氏。
当時、自動車業界では知らぬ者のない美食家だったそうです。
その後、栃木県で蕎麦栽培を通じた蕎麦愛好会を主宰、さらに日本酒にも造詣が深く、全国の蔵元、酒屋、居酒屋と交友し、「素顔の日本酒を愛する会」を立ち上げたのだそうです。

というわけで、この本は“蕎麦屋酒”入門者にも基本的なことからみっちり書かれているので教科書的に読むことも出来ますし、すでに蕎麦、日本酒好きな人にも、蕎麦の育て方から挽き方、そこからそば切りに至るまでの工程がこと細かに書かれていて知らなかったことばかりで参考になります。

さらに蕎麦屋で酒を飲むときの酒肴の選び方、そもそものお店の選び方、さらにこんな蕎麦にはこんな日本酒、こんな酒肴にはこんな日本酒という合わせ方まで書かれていて、著者の造詣の深さというか、“底なし”の知識に驚きました。

後半は、著者が薦める蕎麦屋について書かれていて、お品書きまで収録されているので、実際に行ってみるときにはずいぶんと参考になりそうです。

最近はあまり蕎麦屋めぐりをしていないので、この本を参考に出かけてみたいと思いました。

 

2024/03/27

俳句を詠んでみる_0025【 春の雪 富山の銀盤 江戸で呑む 】

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富山の美味しいお酒のことを思い出して詠みました。

【 春の雪 富山の銀盤 江戸で呑む 】

《背景》季語:春の雪[春]
春になって降る雪、解けやすく積もってもすぐ消える。
そんな雪をながめつつ、友と酒を酌み交わす。
「このお酒おいしいね」と銘柄を見ると、富山の「銀盤」・・雪の富山を想いつつ江戸(東京)の居酒屋でのひとコマ。

 

 

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2024/01/19

太田和彦さんの「ニッポンぶらり旅 宇和島の鯛めしは生卵入りだった」を読みました。

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『ニッポンぶらり旅 宇和島の鯛めしは生卵入りだった/太田和彦著(集英社文庫)』を読みました。
太田さんの著書については、このブログでもたくさんご紹介してきましたが、まだまだ買い溜めしているご著書は多く、今回もそのストックの中から一冊取り出して読んだものです。

太田さんの“ニッポンぶらり旅”は、今回も宇和島、大分、会津、喜多方、静岡、倉敷、盛岡、高知、富山、金沢、京都、尾道、高松と続きます。
ひとり旅が好きなように動け、好きなときに休めたりするので太田さんは気楽にひとりで動いています。
日中はその地の土地柄、歴史などを求めて回り、夜はもちろん「居酒屋」巡りです。
そこでさまざまな人との出会いもあります。

この頃は、太田さんもまだまだ若いので、精力的に動き回っている様子がうかがえます。

大分の「こつこつ庵」では、麦焼酎にカボスをぎゅっと絞り、美味しそうに飲み干します。
関アジ、関サバの刺身をゴマ醤油のたれに浸した大分名物<琉球>がもちろん肴です。
いやもうウマそう!(*^^*)

静岡での“謎のおでん種”「ロマンス」?私も初めて聞きました。
静岡おでんでは、牛すじ出汁の真っ黒なおつゆに串刺しの種を突っ込み、魚粉と青海苔をまぜた粉をかけて食べるのがお約束ですが、黒はんぺんや牛スジはわかるものの、ロマンスとは・・。

「白焼」という、はんぺんのようなタラの練り物で、注文すると串に射し、少し煮る。
そして味は甘いそうな。
ではなぜロマンスというかというと・・「白いはんぺんが煮えると、ほんのり赤くなるからロマンスってこのお店の先代に聞いたよ」という御常連の声が聞こえたりして、楽しい旅です。

その他の地でも、面白い話題と、さまざまな人との交流もあり、楽しい一冊でした。

太田さんの本を読むと、日本酒が飲みたくなるなぁ(^^;)

 

2023/10/21

「居酒屋へ行こう。/太田和彦」を読みました。

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『居酒屋へ行こう。/太田和彦著(ポプラ新書)』を読みました。
古本で買いましたが、2018年発行となっていますので、そんなに古い情報が載った本ではなさそうでした。

太田さんは言わずと知れた“居酒屋の達人”です。
全国各地の実際に太田さんが行ってみて、飲んで食べて来たお店や、その地域、店、人にまつわるエピソードなども添えられていて、いつもどおり安心して、心穏やかに読める本でした。

特に行ってみたいなと思ったのは、新潟長岡の『魚仙』。
太田さんが言う“キング・オブ・なめろう”・・「ブリのなめろう」はぜひ味わってみたい。
さらに俳優・角野卓造さんに似た店主が探し出してきた「特製油揚げ」は、山の中で若者がひとり、薪で焚く油釜で高音で二十分、低音で二十分かけて揚げる、彼の仕事は薪割りでほとんど一日の仕事になってしまうという・・そんな油揚げは“異常的にうまい”らしいです。

鹿児島の「菜菜かまど」というお店の“つけあげ”は20~30分かけて揚げるテニスボールよりはやや小さい真円球の名付けて『爆弾さつま』という・・。
焼酎と一緒にぜひ食べてみたいと思いました。

終盤では、作家・角田光代さんと居酒屋で飲む様子が書かれていましたが、私の大好きな角田さんの作品『センセイの鞄』には、居酒屋での七十代の男性と、三十代後半の女性の不思議で自然体な恋愛が描かれていて、その居酒屋での風景というか二人の様子が実にうまく描かれているし、注文する肴も絶妙なのでした。
これは居酒屋の達人でなければ書けないな、と思っていましたが、太田さんも同様の感想をお持ちだったようです。
なんだかうれしくなっちゃいました。

相変わらずの「居酒屋本」楽しく読みました。
太田さんの本は、まだストックがあるので、また読みましたら感想を載せるつもりです。

 

2023/08/14

伊集院静さんの「大人の男の遊び方」を読みました。

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『大人の男の遊び方/伊集院静著(双葉社)』を古本で見つけて読んでみました。

大きく分けると、「酒の飲み方」「人との出逢い」「ゴルフ」「ギャンブル」という感じだったのですが、ゴルフとギャンブルは私とは一生縁遠いものだと感じておりますので、少し端折って最初に“やっつけちゃい”ましょう(^_^;)

ゴルフについては、この本にも書かれていましたが、実際にボールを打っている時間よりも圧倒的に歩いている時間が長いわけです。
だから、その都度自分の今のプレイについて反省したり、確認したりいろいろと考えながらコースを回るので、自分を見つめる時間、自分との戦いみたいなものがその多くを占めているようです。
そういうことなら、私のテリトリーとなるわけですが、金も無いし(^^;)、できれば音楽などに多くの時間を割きたい私でもありますので、今後もやることはないでしょう。
でも、書かれていたことはとても勉強になりました。

そしてギャンブルですが、これもまた今までも全く関わり合いになったことがありません。
競輪、競馬、カジノに麻雀、どれもこれも何の興味もありません。
伊集院さんが書かれていたことで、覚えておこうと思ったのは、勝っても負けても、常に自分の「フォーム」を持って、それにそって手を打ち、形をくずさないということでした。
これは、ギャンブルだけでなく、様々な決断などをするときにとても役立つことだと感じました。

酒の飲み方については、私も東京時代に一か月に仕事とプライベートを含め、20日飲み会があるという経験をし、失敗もたくさんして、いろいろ覚えました。
だから目上の人と飲む場合の伊集院さんのアドバイスもよくわかったし(ここで書いちゃうと伊集院さんの営業妨害になるので中身は書きませんが)、友達と飲む場合、女性と飲む場合、などあらためて「そうだ、そうだ、それが肝心!」と思うこと多々でした。

ひとりで飲むのがある意味一番いいのですが、そのときは「酔い心地を愉しむ」というのが基本だ・・と伊集院さんに同感したのでした。

人との出逢いのところでは、松井秀喜さんとの出逢いや、立川談志さんとのエピソード、前川清さんの心づかいなど、実例を挙げて“良き出逢い”の紹介がありました。
私にも、“この人と出逢えてよかった”という人が今まで生きてきた中で何人かいます。
今でもその出逢いを大切にして生きています。
それがいつも心の支えになるのです。

というわけで、伊集院さんの「大人の男の遊び方」指南、心して読みました。
内容を噛みしめつつ、また明日からの「人との出逢い」と「お酒とのつきあい」もしていこうと思います。

 

2023/07/11

「予約一名、角野卓造でございます。【京都編】」を読みました。

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『予約一名、角野卓造でございます。【京都編】/角野卓造著(京阪神エルマガジン社)』を読みました。

うわさには聞いていましたが、俳優の角野卓造さんの居酒屋や割烹などの料理とお酒、さらに町中華や食堂、蕎麦屋などの京都での“行きつけ”の多さ、さらに店主との仲の良さ、絶妙の京都という町との「溶け込み具合」・・驚きました。

この本は古本として買ったのですが、2017年初版発行となっていて、京都の情報としてもまだ使える感じです。

 

 

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角野さんは、年間で60日間は京都にいて、この本で紹介されているお店などを堪能しているようです。
“人生の仕上げ的”に様々なお店と料理とお酒を楽しむ角野さん、実にいい感じで暮らしていらっしゃいます。・・うらやましいです。

どの料理に対しても、お酒に対しても、お店の方達に対しても、角野さんの愛情あふれる接し方に、これは見習いたい、と思いました。

また、この本には途中で二回、私が「居酒屋の師匠」と仰ぐ太田和彦さんとの対談もあり、巨匠お二人の話は実に面白かった。

京都は行けそうでなかなか行けない所となっておりますので、ぜひとも出掛けたいと、思いを新たにしたところです。

 

2023/02/18

「飲むぞ今夜も、旅の空/太田和彦」を読みました。

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『飲むぞ今夜も、旅の空/太田和彦著(小学館文庫)』という本を読みました。
単行本「ひとりで、居酒屋の旅へ」の一部を加筆修正し、さらに雑誌に掲載してきた未収録コラムをまとめたものになっています。
で、この文庫版は2022年5月発行となっております。

割と近年に書かれたものが掲載されているので、太田さんの文は“角が取れて”とても“まろやか”で読みやすいものになっていると感じました。
それにお酒や肴の話ばかりに重点が置かれているのではなく、その土地やお店の風情や、行った先での人との関わりが太田さんの気持ちと共によく伝わってくるのです。

東日本大震災により、発酵中のもろみがタンクからから溢れてもろみの全廃を覚悟していたが、電気などが一部復旧し、生き残ったもろみが発見され、絞った酒は力強く生命力にあふれ、やがて「希望の光」と名付けられたという話を、当時それに関わった方たちのことと共に書かれているところでは、感動して体が震えました。

大分「こつこつ庵」の『琉球』という、関サバをゴマ醤油ダレに浸けておく、もともとは家庭料理だったものの紹介もありましたが、読んでいるだけで一度でいいから食べてみたいと思いました。
ちょび髭でジャズ・サックス奏者の坂田明さんに似たマスターの様子も親しみやすく描かれていました。

新潟「魚仙」のブリをつかった「ブリなめろう」の描写もうまく、ぜったいに行ってみたい、食べてみたいと思いました。

さらに旭川の「独酌三四郎」という日本でも屈指のいい居酒屋には、《日本三大白割烹着おかみ》(^^;)と太田さんが絶賛する美人女将がいて、大球キャベツ・鉈切り大根・人参・身欠きにしんを麹で漬け込んで発酵させたものについても書かれていました。
歯ごたえのある食感が伝わってくるようないい書きぶりでした。

こんな話が満載で、「小鍋立ての一人鍋」の良さについても書かれていて、それは居酒屋でもいいし、家で一人静かに飲むときにもいいなぁと思いました。

日本全国のお酒と肴と居酒屋とその土地の風情、さらにそこに住む人々の様子、マスターなどのとても心温まるエピソードなども添えられていて、日本の居酒屋世界を堪能しました。
今年はなんとか太田さんが行ったお店の何処かを訪ねてみたいと思いました。
横須賀『銀次』の「しこいわし」なんて食べてみたいですっ!(^-^)

 

2022/11/20

「私の酒 -『酒』と作家たちⅡ-/浦西和彦・編」を読みました。

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『私の酒 -『酒』と作家たちⅡ-/浦西和彦編(中公文庫)』という本を読みました。
この本は文庫オリジナルで、2016年に発行されたものですが、内容は『酒』という一人の編集者の手で40年の長きにわたり刊行され続けた雑誌の中から名エッセイ四十九篇を収録したものです。

その四十九篇の四十九人の“名だたる”人たち、“錚々たる”顔ぶれには驚くばかりです。
収録されているエッセイの多くが昭和三十年代のものなのですが、今の人たちの酒の飲み方とはまったく異なる豪快なものばかりです。

当時画壇における最高齢者であった横山大観を東京駅長の加藤源蔵さんという方がたずねたときの話を作家の上田広氏が書いている文がありました。

大観氏に長寿の秘訣を尋ねると、「人生長生きするには御飯を食べない方がいいようだね」と言い、では何を食べるのかとふたたび尋ねると「お酒があるでしょう。お酒を飲んでいれば、御飯なんかたべる必要はありません」と答えるのでした(^_^;)

この大観氏の話題を筆頭に、酒は浴びるほど呑むのが昭和三十年代の飲み方であったことがわかります。
この「酒」という雑誌では、酒飲みの番付も作っていたようですが、きっと三役以上の名だたる作家の方々は、収入のほとんどを酒にして飲んでいたような方にちがいありません。
事実、そんなエピソードも書かれていました。
奥さんに家計簿を見せられ、家計の赤字の理由はもちろん“酒代”です(^^;)
だいたい一般の会社の課長さんの給料くらいは酒を飲んでいたのだな、とご本人が書かれていました。
そんなんばっか・・(^^;

深酒で記憶を失ったり、財布をなくしたり、雪の降る中、道で寝てしまったり、電柱にのぼったり、・・読んでいるこっちは面白いけど、当時の周囲の人たちは大変だったろうという話ばかり。

昔の話をたっぷり読んで、笑ったり、感心したりでした。
酒飲みにとって、話の“肴”になるような本でした。読み応えたっぷり!!

 

2022/11/05

「おいしい旅 -昼の牡蠣そば、夜の渡り蟹-/太田和彦」を読みました。

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『おいしい旅 -昼の牡蠣そば、夜の渡り蟹-/太田和彦著(集英社文庫)』を読みました。
めずらしく“ブックオフ仕入れ”ではなく(^_^;)新刊として出たときに購入しておいたものです。

2019年発行なので、太田さんのこの「おいしい旅」の文は実に軽快というか、とても自然なものです。
読んでいて流れるよう・・。

日本全国どこに行っても「あら太田さん、いらっしゃい」と言ってくれる人がいて、居酒屋などはすっかり馴染みとなって、その家族の成長に目を細めたり・・、太田さんならではの「おいしい旅」となっておりました。

今回紹介されている倉敷の居酒屋『鬼の厨しんすけ』は、私も太田さんが過去に行かれたときの画像を見て店主の“鬼のしんすけ”さんのお姿は存じておりますが、まさに“鬼”のような容貌なのに、とてもやさしくお客さんに接する姿が印象的。

そこで、サワラの白子やマテ貝、しんすけさんが山からとってきて庭に植えた「タラノキ」からとったタラの芽天ぷらなどを食している様子が実にいい。

京都のジャズ喫茶をたずねたり、角野卓造さんからおそわった町中華をたずねて<冷めん>を食べたり、たのしくておいしい旅はどんどん続いていきます。

そしてそれとともに“地酒”を呑むたのしみはまさにこの世の楽園かもしれません。

コロナ禍が過ぎ去り、私の身体がもう少しよくなってきたら、私もそんな旅に出てみたいと思いつつ、読了いたしました。

 

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