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2022/02/16

「酒場歳時記・吉田類」を読みました。

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『酒場歳時記/吉田類著(生活人新書)』を読みました。
吉田類さんといえば、もう“酒場に居る人”(^_^;)として知らない人は日本全国ほぼいない、と言ってもいいでしょう。

「居酒屋の達人」として知られる太田和彦さんとは双璧です。
酒場の巡り方というか、“いずまい”は、お二人はちょっと異なる印象ですが・・。

酒好きの人はほとんど吉田類さんがどういう人で、どんなお酒の飲み方をしているかはご存知かと思いますので、この本を読んでちょっと気になったところなどをご紹介したいと思います。

大阪の居酒屋、定番メニューの「どて焼き」と、東京でいう「モツ煮込み」は同じもの?っていう一文がありました。
基本的に味噌で煮込むのを大阪では「どて焼き」と言っていると思いますが、東京でも白味噌ベースの味付けをした煮込みもあります。

私の感じでは、「どて焼き」の方が“こってり”しているような印象があります。
また、東京の「煮込み」はどちらかというと、タレ自体をスープとしているような感じもあります。

現在はコロナ禍で難しいですが、大阪に行く機会があったら、その違いを“確認”に出掛けたい(*^^*)などと思いました。

もうひとつ、「ハイボール」の話題が書かれていました。
吉田さんによれば、戦後の焼酎はクセが強すぎて、臭いもきつかったそうで、炭酸で割っただけでは旨い飲物にはならなかったのだそうです。

そこで、かつては「謎のエキス」とされていた、そして今では「天羽(飲料)商店」の“ハイボールの素”として知られる“エキス”が開発され、それが炭酸とともに焼酎を割って、ハイボールが普及していったというお話でした。

実は、私、そのエキスの入った焼酎ハイボールを提供する老舗にはまだ行ったことがありません。
先ほどの「どて焼き」とともに、コロナ禍が収まったら、ぜひ試したいと思いました。

それから、吉田さんのテレビ収録に伴う苦労話も書かれていましたが、冷えてパサパサになったウニ焼きを食べねばならないようなこともあったとのことで、香りも水分も飛んでザラついたウニ焼きは喉を越せない・・と「針の筵(むしろ)に座しながら進行することもあった」と回顧していました。

そういうこともあるでしょうね。
吉田さんは、「貴重な体験であった」と、その悲哀について書かれていました。

吉田さんの『酒場俳句』と共に居酒屋の風情を楽しめる、いい本でした。

 

2022/01/14

「おじさん酒場」を読んだ。

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『おじさん酒場/山田真由美・文 なかむらるみ・絵(ちくま文庫)』を読みました。
フリーライターの著者、山田真由美さんと、イラストレーターのなかむらるみ さんが、いい感じの“おじさん”がいる酒場めがけて飲みに行き、ちょうどいい“おじさん具合”と、その酒場の様子を絵と共にルポするものです、早い話が!

いい酒場を紹介していて、やはり“いい酒場”には“いい具合”のおじさんがいるものです。
女性ふたりで酒場に入ってくると、物珍しいのか話しかけてくるおじさんは多い(^_^;)
「これ食べてみな」とか、「ここはアレをたのまなきゃダメ」みたいなことになります。
うまい具合におじさんを翻弄してリポートは進むのでしたd(^_^o)

著者山田さんが師匠と仰いでいる、居酒屋といえばの“太田和彦”さんとも遭遇します。
太田さんは、相変わらず、重くなく、しかも軽過ぎずの自然体で飲んでいます。
巻末では、太田さんと著者とイラスト担当のなかむらさんが鼎談を繰り広げてくれて、居酒屋の見つけ方、居酒屋での存在の仕方などを丁寧に、しかも軽々と教えてくれます。

読んでいて、これは!と思ったところを何箇所かご紹介したいと思います。

居酒屋での「出会いは絶景である」という言葉。
大袈裟かもしれませんが、“出会いという絶景”に浴すことによって、ひとは成長するのだというわけです。
単に生きているだけでは絶景には出会えない。人生の喜び、何か手応えのあるものと思えるようなものを求めていなければだめなんだ・・ということで、私も同感。
おじさんとの出会いも“絶景”なのです。

そして居酒屋では、組織や仕事、家庭から離れ、素の自分に戻ったおじさんたちが途端にイキイキとのびやかになる、と書かれている(^_^;)
よい顔で呑んでいるのでしょうね。
そして、陽気に呑んでいても、どこか感傷の気配がにじむ・・なんだかわかるような気がする(゚ー゚*)。oO

最後の鼎談で太田和彦さんが言っている言葉もおもしろかった。

酒と異性は似ているかもしれない。
好きか嫌いかで選べる。
「なんか好き」という理由にならない理由もあるし。

いい感じのお言葉だと思います(*^_^*)
私も理由は、はっきりと言えないが、「なんだか好き」っていうお酒と人がいます。


【Now Playing】 Please Consider Me / Kat Edmonson ( Jazz Vocals )

 

2021/12/27

太田和彦さんの「銀座の酒場を歩く」を読んだ。

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『銀座の酒場を歩く/太田和彦著(ちくま文庫)』を読みました。
読んでいて気づいたが、過去にこの本読んでいるな…σ(^_^;)と。

太田さんの本を見つけるとついつい買って帰るのですが、思わずそのうちの何冊かが既読だったりする・・。
そして、読み始めても途中まで気が付かない(^_^;)のでした。
でも、まあいいや、面白かったからd(^_^o)

この本は、銀座のタウン誌「銀座百点」の2006~2008年の連載「銀座の酒場を歩く」が一冊の本となったものです。
なので、文中にも [※注] がありますが、すでに移転している店、閉店した店も掲載されています。

でも、太田さんがあとがきで書かれているように、「かつて銀座にはこんな店があった」と思ってもらえれば・・ということで、それらの店の文章もそのまま掲載されているのです。

あらためて読んでみて、銀座のバーの数には驚かされます。
しかも、太田さんが紹介する文によると、それぞれがそれぞれに独特の個性あるお店で、さすが太田さんだ、これだけのお店を、しかも銀座だけでこんなにたくさん知っていて、なおかつ馴染になっているとは。

太田さんは、かつて銀座資生堂にデザイナーとして就職し、仕事をしていたので、銀座は、最初は先輩に連れられて行ったのでしょうが、まるで“庭”みたいに自由自在に歩き回っている様子がうかがわれました。

私が東京勤務の時にこの本を読んでいれば、「ロックフィッシュ」のハイボールなど飲んでみたかった・・。
「テンダー」や「ルパン」などは名前はよく知っているのですが、一度も行ったことがありません。

ワイン専門のお店や、おでん屋さん、蕎麦屋さん、日本酒専門のバーなども紹介されていましたが、いずれも読んでいるだけで行きたくなるような素敵なお店ばかりでした。

このコロナ禍がおさまったら、回ってみたいです。
そのときは、・・私の“飲みトモ”のアナタっ!!・・ご本人は自覚があると思いますが・・ぜひ一緒に行きましょう(^-^)/☆

それでは今晩は、この辺で。

 

2021/12/16

「ほろよい味の旅/田中小実昌」を読みました。

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『ほろよい味の旅/田中小実昌著(中公文庫)』を読みました。
1988年に刊行された「ほろよい味の旅(毎日新聞社)」を底本として文庫化されたものでした。

馬鈴薯、小イワシ、ハモ、おでん、ふぐ、粥など、それぞれを題材にちょっとした話が書かれているのですが、コミさんの話はもうあちこち飛びまくります。

話しているそばから色々なことを思い出し、脈絡もないまま話題は変わり、変わったかと思うと、もう次のことを思い出していて話はそれについて夢中で語られている・・映画の“ラッシュ”を見ているような文章です。

また、出会うひとについても、場所が外国であっても、コミさんの立ち位置はいつも変わらない。
まったく動じない、常に“コミさんニュートラル”な状態であることも素晴らしいというか、そういう人って他にあまり知らないです。

またコミさんと飲んだ人から聞くと、何を話していたのか思い出せない、あるいは何も話さず隣で飲んでいたというような人でも、“コミさんと飲んでいると、とても楽しい”という印象を与えることがわかりました。

それって、私もわかるような気がします。
そういう人っていますよね。この人と飲んでいると、その時のはっきりとした記憶はないが、なんだかとても楽しかった・・という人d(^_^o)

お酒についても、またその地の(外国でも)さまざまなエピソードを数限りなく記憶しているコミさんの無限大な知識と、いつもいろいろなことに興味を持って生きている姿に関心することしきり・・という本でした。

どこから読んでも話題豊富な、“ふらふらハシゴ酒”的な本。
愉快に読みました。

 

2021/11/09

「月の下のカウンター/太田和彦」を読みました。

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『月の下のカウンター/太田和彦著(小学館文庫)』を読みました。
居酒屋話といえば太田さんですが、この本はいつもの居酒屋やお酒の話に特化したものではなく、太田さんの両親の話や、生い立ちなどにも話が及んでいました。

また、大阪、名古屋、高知、新潟、沖縄など各地を訪ねていろいろなお酒を呑み、その土地ならではの料理などにも箸をのばすのですが、文体がとてもやわらかく、しかも流れるようで、まるで“歌を歌っている”かのようです。

時に割と“固い”文体になることもある太田さんですが、この本については“やんわり”とした感じです。
こういう太田さんの文も好きです。

この本に出てくる

「旭川・独酌三四郎」「青森・ふく郎」「秋田・酒盃」「気仙沼・福よし」「仙台・源氏」「東京・鍵屋/シンスケ」「横浜・武藏屋」「横須賀・銀次」「名古屋・大甚本店」「京都・赤垣屋/神馬」「大阪・明治屋/スタンドアサヒ」「益田・田悟作」「博多・さきと」

には、まだ、どの店にも行ったことがありませんが、ぜひこれからひとつでも行ってみたいと思いました。

特に各地の地酒が楽しめると、とてもいいd(^_^o)

体調もやっと復活してきたので、コロナ禍も収束したらぜひ出かけたいです!!

 

2021/11/02

九十九里の地酒「梅一輪」の“ひやおろし”を飲んでみた。

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以前、九十九里の片貝海岸に出かけたお話を書きましたが、そのときちょっと地酒直売所まで足を伸ばして買ってきたのが、この「特別本醸造 ひやおろし 梅一輪」でした。

「ひやおろし」って、お酒が冬に醸造されて絞られたあと、劣化を防ぐために二度、「火入れ」と呼ばれる加熱処理が行われるのですが、お酒を造る段階で、二度目の「火入れ」を行わず卸されるものです。

冬に絞り、春以降に保存する際に、「火入れ」を一度行って貯蔵。
そして秋になり、外の気温と、貯蔵庫の温度とが同じくらいになるころに出てくるのです。

常温を意味する「冷や」の状態で「卸す」ことから、『ひやおろし』って呼ばれるんだそうです。

冬に絞ったまま卸した「生酒」がフレッシュな味わいであるのに比べ、「ひやおろし」は一度火入れを加えた後に、貯蔵庫で夏のあいだ寝かせてあるため、時間によって程よく熟成されるんです。
絞りたての粗さが取れ、味わいがまろやかになり、味わい深さを楽しめる・・って寸法です(*^^*)

飲んでみると、やはり独特の“まろやかさ”とガツンと来ない熟成感があります。
飲みやすいけど、“深い”感じがなんだか身体に沁みてきて、うれしくなっちゃいますね(#^.^#)

この「梅一輪」も、“ひやおろし”で飲むと、とても味わい深く、豊かな晩酌になりました。
千葉県山武市松ヶ谷の「梅一輪酒造」、千葉ではお馴染みのお酒でした。

 

2021/10/22

「家飲み大全/太田和彦」を読みました。

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『家飲み大全/太田和彦著(だいわ文庫)』を読みました。
今やデザイナーではなく、「居酒屋作家」と呼ばれるようになった太田和彦さんの著書です。

居酒屋作家にはキツいこのコロナ禍で、太田さんは家から離れたところに持つ仕事場から夜帰宅すると、「家飲み」してから寝るのだそうで、その太田流の“家飲み”を指南してくれるような内容となっておりました。

ビールで始まり、日本酒で終わる形は私としては理想的です。
あまりテーブル回りには余計なものは置かず、専用の長方形の盆を用意し、目の前はお酒と肴の皿ひとつ、そして箸のみというシンプルな形にして取りかかります。

たしかにこうしてシンプルにすると、一人で飲むときには、ただ自分とだけ対峙するようで静かで良いひとときを過ごせそうです。

さらにビールの注ぎ方から、日本酒の盃の話などにも話は進展し、そして肴の話も読んでいるだけで美味しそうです(*^_^*)

ワインやウイスキーの話も出て来ますが、気になったのはお酒の「燗」の話です。
大戦時の日本酒不足を補うため、醸造アルコールで三倍に薄めたうえに、糖類や酸味料などで味を加工した「三倍醸造清酒(三増酒)」が、戦後も税収を得たい国税庁によって維持されてしまったことが・・燗酒は安酒、まずい酒という潜入感を持たせてしまったというのです。

私も、父親が若い頃飲んでいたお酒がそんなだったような印象があります。
酒のこぼれた徳利はべったりと机に張り付いていた・・片づけをしていた子供の私にはそんな印象があります。

でも、今や日本酒は歴史上最も美味しい時代になっています。
もともと酒は燗で飲むためのもので、「燗しておいしい酒こそ、良い酒」を提唱する太田さん。
私もその域に近づきたいと思っていますので、コロナ禍が収束し、東京に行けるようになったら、この本で太田さんが紹介している燗酒のうまい居酒屋に行ってみたいと思っています。

そのときはぜひ一緒に行きたい友がいるのですが、もしこれを読んでくれていたら、「一緒に行こうね'(*゚▽゚*)'」

とりあえずこの本で太田さんが提唱している「家飲み」、やってみようかな(*^^*)

 

2021/10/18

寒菊 いも焼酎『百蔵』を飲んでみた。

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いつぞやインスタグラム経由で facebook にも載せましたが、九十九里の片貝海岸に行って来たと浜辺の写真をアップいたしました。

そのとき、近くに酒蔵などがあるなと思い出し、少しクルマで走り、酒蔵近くの直売所に行ってみました。

日本酒(梅一輪・ひやおろし)と焼酎を買ったのですが、今回ご紹介するのは焼酎の『百蔵』です。梅一輪のひやおろしについてはまた後日。

25°とラベルに書かれておりました。
山武市松尾町武野里の「寒菊銘醸」が製造者となっています。

コロナ禍前には、よく東京お茶の水の「名酒センター」やその他いろいろな居酒屋に、仲良しの友と出かけていろいろとお酒を飲んだのですが、すっかりのご無沙汰です。

で、たまには焼酎などどうだろう、しかも地元のものがいいと思い立っての購入です。

飲んでみましたよ。
お湯や水で割ってもいいのですが、今回は“ロック”でいってみました。

おおっ・・けっこうガツンときました。

いも焼酎独特の“臭み”みたいなものはあまり感じません。喉にちょっと焼け付くように入ってきましたが、それがなんだか“男の酒”っぽくていい感じです。
ゆったりと味わうよりも、むしろグッといきたいお酒に感じました。

そして味わいも“濃い”。
私は泡盛なんかもロックで飲むことが多いので、この「寒菊」もロックが合うような気がします。
これは人生の荒波、九十九里の荒波を乗り越えつつ飲むような、仕事のあとの夜に、今日一日をぐっと締めたい、そんなひとときのお酒としておすすめいたします'(*゚▽゚*)'

以上です。ああ・・酔っ払ってきた・・。

 

2021/08/24

太田和彦さんの「ニッポン居酒屋放浪記 -望郷編-」を読みました。

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『ニッポン居酒屋放浪記 -望郷編-/太田和彦著(新潮文庫)』を読みました。
平成11年に刊行された「日本の居酒屋をゆく 望郷編」を改題し、平成13年に文庫化したもので、著者の太田さんもまだ若く、風貌もちょっとコワイくらいです。

同行する編集者の方と“どんどん”あまり吟味せずにお店に入っていくような感じもあるし、だからハズレもけっこう多かった様子がうかがわれます。
今とはちょっと異なる感じもありました。

昼の食事も肉類をガンガンいってるし、夜は怒濤の“ハシゴ酒”!
近年の太田さんの飄々とした雰囲気はまだあまり感じられませんでした。

それでも酒、肴は地元のものを地元の食べ方でいただくあの感じは出ていて、太田さんらしさも感じることが出来ました。

太田さんは、あの椎名誠さんと全国を巡ってキャンプをしたり、焚き火を囲んで皆で酒を飲むということも過去にされていて、椎名さんのまずはビールを“ウグウグ”と飲み干し、ビールでウォームアップ後は、ただひたすらウイスキーでも焼酎でも、泡盛でも日本酒でも、酔うために“ぐびぐび”味わいもせずに飲みまくるという、そんな中にいた人なのに、酒を味わい、酒を感じつつの飲み方を淡々としていくその姿に驚きます。

特に日本酒を飲むときに、盃を持っていない方の手のひらを柔らかく開いて上に向け、身体に染み込ませるようにする仕草が私は好きです(^_^)

今回の「望郷編」でも、高松、那覇、仙台、熊本、壱岐、札幌、名古屋、博多、会津、神戸と“巡りまくり”です(*^^*)

全国の名物、名酒をいつものように美味しそうに紹介してくれる、たのしい本でした。

 

2021/08/08

9人の作家による、お酒のある風景の小説・エッセイ「もう一杯、飲む?」を読んだ。

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『もう一杯、飲む?/角田光代・島本理生・燃え殻・朝倉かすみ・ラズウェル細木・越谷オサム・小泉武夫・岸本佐知子・北村薫 著(新潮文庫)』を読みました。

タイトルに書いたように、「お酒のある風景」をテーマに、9人の作家らが小説、エッセイを書いたものです。
作家もいれば、農学博士も、漫画家もいるという布陣です。なので、読んで見ると私の好みの作品もありましたが、そうでないものもありました。

一番“ズキン”と心に来たのは、角田光代さんの「冬の水族館」でした。

付き合いだした男女だったが、男は二週間後に結婚することを黙っていた。
問い詰めると男は本当のことを言って、いったんは別れるが、また数年後男には子供も出来ているのに、また会うことを始める男女。

やがて、それからも何年も経って、もう友達みたいになってしまった男女だが、とりあえず日帰りで温泉に入りに行ったりする。
緊張感もあまりないまま二人が行ってみると、温泉場は工事中で入れなく、たまたまあった水族館に行くことにする。それもやる気なくどうでもいい感じで。
その、なんとも言えない関係の中、二人が飲むビールの味は・・。
これはすごい、大人の物語で、大人でなければ書けない物語でした。

もうひとつ印象に残ったのが、越谷オサムさんの「カナリアたちの反省会」でした。
まさにこの本の仕事で酒のことを書こうとして深夜のファミレスでパソコンに原稿を書こうとしている著者の近くの席にやってきたアマチュアバンドのメンバーが主役になります。
バンドのメンバーは、反省会を始め、ソフトドリンクから話が白熱してきてアルコールに。

メンバーそれぞれが互いに思っていたことを打ちあけ始めると、なんだか私もバンドをやったことがあるけど、「なんでオレたちこんなことやってるんだろう」となってきて、その感じがとてもリアル。

最後は人と人の心の大切なふれ合う瞬間が垣間見えて、素敵なお話になっていました。

私も今度、酒の上でのお話、何か書いてみようかな、なんて変な心持ちになりました。
酒にはいつもドラマがついてきますからねぇ。

 

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