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2022/08/21

「365日ビートルズ」を読みました。

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『365日ビートルズ/藤本国彦著(扶桑社)』という本を読みました。
この本は、一年365日の「その日にビートルズに、あるいはビートルズ・メンバーに、またはビートルズに関連すること、さらに解散後のビートルズ・メンバーに何が起こっていたのか」ということを、365日分書き綴ったものです。

だから、時系列的にはバラバラで、ある日はメジャー・デビュー前のビートルズに関することが書かれていて、その翌日のところには解散間近のビートルズの出来事が書かれている・・というような具合です。

最初は、“あれれ”という感じになってしまいましたが、途中から慣れました(^_^)
むしろ時代がランダムなので、飽きることなく読めました。

私、ビートルズの楽曲を聞くことに関しては、すでにこのブログのビートルズ研究室のカテゴリーでご存知の方も多いと思いますがとても熱心にしています。
でも、細々としたビートルズ関連の出来事については、あまり関知していませんで、時々マニアの方から「あのとき、ジョンがこんなこと言ったじゃないの」なんて、見て来たように言う人には「へえ、そうだったんですか」と気の抜けるような返事をするばかりでした。

で、今回この本を読んで、「へえ、そうだったんですか」ばっかりでした…σ(^_^;)

1974年12月19日にビートルズ解散の法的合意書のサインがニューヨークのプラザホテルで行なわれ、すでにリンゴは署名済みのため、他の三人が署名するはずだったのに、ジョンが来なかった・・という話も初耳です・・お前はビートルズファンか?!と言われても、「だって知らなかったんだもん」とお答えするしかありませんが(^_^;)

それにしても、1974年だったというのも驚きです。実質上は1970年には解散していたわけですから。

怒ったジョージがジョンに電話して「クソったれなサングラスを外してこっちへ来い!」と怒鳴りつけたと書かれていました。
けっこう、こういうこと知らないと「そんなことも知らないの」とマニアに言われそうです(>_<)

ジョンはわけのわからない言い訳をして、その日に約束していたジョージのコンサート“飛び入り”という約束もなくなってしまったとのこと。

ようするに、このようなことがいっぱい書いてあるわけです、365日分。
まったく今までの私には気にも留めなかったことなのですが、知ってみれば、それはそれで面白いものだと考え直し、全部読みましたよd(^_^o)

今まであまり気にしていなかった「ジェーン・アッシャー」(※ビートルズ最盛期にポールの婚約者だった女性)も度々登場しています。
ジェーン・アッシャーの家の地下室でポールとジョンが膝突合わせて曲を書いている場面なども書かれていました。
今まで知らなかったこと、知ろうとしていなかったことも多数有り、とても興味深く読みました。

これからは、こういう事実も拾ってみた方が、楽曲を聞いたときの味わい、感覚なども変わるかな?とも思いましたので、今後は楽曲の解説・解析本以外にも、いろいろとビートルズ関連の本、読んでみようと思いました。

 

2022/06/18

映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」を見て来ました。

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映画『エリザベス 女王陛下の微笑み/2021年 イギリス 監督:ロジャー・ミッシェル 出演:エリザベス二世他』という映画を見ました。

英国君主エリザベス2世の在位70周年の祝福の年に公開されるべく製作されたドキュメンタリー映画でした。

内容は、1930年代からこの2020年代までのアーカイブ映像を、パッチワークのようにつなぐことによって作られている「大全」的な映像作品で、女王が若くて美しい時代ももちろん、現在に至るまでの映像は、私も見たことの無いものがたくさんあって、「皇室アルバム」的な見方をすれば、ある程度楽しめるんじゃないかと思いました。

舞台裏的な映像もありましたので、ふだんのエリザベス女王の人間的な魅力なども随所に感じることができました。

ただ、英国王室にとって苦難、試練の時期が何度も在位期間にあったと思うのですが、その部分についての掘り下げ方というか、ほとんど掘り下げていないという印象でした。

たとえばダイアナ妃とチャールズ皇太子のご成婚時の国民の歓喜の様子なども、時間としては、ほんとうに“通りすがる”程度の取り上げ方だったし、ダイアナ妃が亡くなったときの国民の前に姿を現わす女王陛下の様子なども、かなり時間が絞られていて、突っ込んでその部分にふれているということはありませんでした。

なので、90分という、近年では割と短い上映時間でしたが、それでもニュース映像をずっと見ているような感じで、ちょっと退屈してしまいました、私は。

 

 

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あと、私個人が“おっ”と思ったのは、ビートルズがMBE勲章を授かった当時の映像と、ポールマッカートニーが若い頃に感じた女王陛下の印象、さらに最後の最後に流れたビートルズというか、ポールマッカートニーが歌う「ハー・マジェスティ」です。

この曲はビートルズが最後に製作したアルバム(※最後に販売したのが「レット・イット・ビー」です、因みに)「アビー・ロード」のラストに入っているものです。

当時、レコーディング・スタッフがポールから「とりあえず録音したものは、クズでもとっておけ」と言われて、アルバムのテープ最後部に残しておいた、ポールがちょっと“おふざけ”で作った曲で、だからいきなり前の曲のエンディング音が残っていたり、お尻は録音が切れていたりのものでした。
プレイバックしたときにそれを聞いたポールが「おもしろいからそのままにしてリリースしよう」となった不思議な曲ですが・・。

で、話を元に戻して、映画のラストで流れる「ハー・マジェスティ」は“完全版”でした。
近年発売された「アニバサリー・エディション」に入っていたテイクに、さらに冒頭、ビートルズ達の会話や、イントロのやり直しなども入っていました。

・・この映画の趣旨とは離れるけど、ビートルズ・ファンにしたら、絶対に聞いておいた方がいい!というパージョンでしたd( ̄  ̄)

以上、ちょっと横道にそれましたが、映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」の感想でした。

 

2022/03/27

ビートルズ・メンバーそれぞれのリアルタイムでのニュー・アルバム体験

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私、今でもビートルズの音楽、あるいはメンバーがソロになってからの楽曲を聞かない日はありません。
私の人生はビートルズの音楽と共にあると、2022年の今でも日々感じています。

で、きょう、メンバーのソロになってからの楽曲が USEN でかかっていた時に、メンバーそれぞれのアルバムが新譜として出たのをリアルタイムで経験したのは、どのアルバムだったっけ、と、ふと思ったのです。

ポール・マッカートニーは、「レッド・ローズ・スピードウェイ」でした。

最初のソロ・アルバム「マッカートニー」や「ラム」は、けっこうプライベートな雰囲気のアルバムだな、と思っていました。
それからウイングスを結成しての「ワイルド・ライフ」は、まだ牧歌的というか、のんびりしているというか、ラフで家族的な感じが残っていました。

そして、当時の「音楽専科」や「ミュージック・ライフ」などの音楽誌に華々しくニュー・アルバムの記事が出たのを見て、「初めてポールの新譜を経験する」と思い、興奮しました。

そして、サウンドも艶やかで、派手な感じ、大音量で聞けば益々興奮するというか、“バンドっぽい”アルバムに私は驚き、いっぺんで好きになり、何度も聞いたものでした。

アルバム全体が「ショー構成」みたいになっていて、今でも私が一番好きなポールのアルバムです。音は割と緻密だけど、ちょっとワイルドで“ヤクザ”な感じもあり(*^^*)大学に出向き、突然ゲリラ的にライブをしていた雰囲気も少し感じました。

そして、ビートルズとはまったく異なる音楽でした。

 

 

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続いてジョン・レノン。ジョンは「マインド・ゲームス」がリアルタイム経験のニュー・アルバムでした。

これも、それまでの「ジョンの魂」の孤独と叫びみたいな感じや、「イマジン」のリリカルだが、まだちょっと寂しいジョンの心が垣間見える感じ、さらに「サムタイム・イン・ニューヨークシティ」のジャーナリスティックな印象など、私はジョンの動向が捉えきれずにおりました。

で、このマインド・ゲームスは、「音楽しているな」というのが一番の印象でした。
アルバムタイトルとタイトル同名曲は、“主張”のようなものを感じますが、でも全体的にはジョンが自由に音楽を作り、歌っているという印象で、これもリアルタイムということも手伝って、何度も聞く好きなアルバムになりました。

こちらもビートルズ時代のジョンを感じさせる楽曲はありませんでした。

 

 

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次は、ジョージ・ハリスン。ジョージのリアルタイム経験ニュー・アルバムは、「リビング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」でした。

アルバムからのヒット曲、「ギブ・ミー・ラブ」は、学校から帰ってFMラジオをつけるといつもかかっていました。
陽射しのあたたかい庭で、人生を見つめながら音楽を紡ぎ出すジョージが連想され、その人間的な部分にはとても共感するものがありました。
このアルバムも大好きです。
そしてまた、このアルバムからもビートルズの印象はまったく感じられませんでした。

 

 

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最後は私が大好きなリンゴ・スター。

リンゴのリアルタイム経験のニュー・アルバムは、「リンゴ」でした。
「想い出のフォトグラフ」はヒットしましたねぇヽ(=´▽`=)ノさらに何曲もヒット曲がこのアルバムからリリースされ、ほんとうにうれしかった。

それまでのスタンダード曲を歌うアルバムや、カントリー・アルバムなどとは異なり、まさに「リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」を地で行った、仲間達が皆、楽しく協力して作り上げられた“リンゴの楽園”的な、楽しくて、ゴージャスで、スケールの大きなアルバムでした。
これも大好きっ!

ビートルズの再結成はとうとう無かったわけですが、このアルバムではジョン、ポール、ジョージが楽曲と演奏で参加していました。三人のどの曲も素晴らしかった。

アルバムのラストで、リンゴがこのアルバムに協力してくれた人達の名前を呼び、感謝の言葉を述べますが、ジョン、ジョージ、ポールの名前も当然呼ばれて(T_T)・・「リンゴ、さすがっ!」って誇らしい気持ちになったものでした。

でも、ここでもビートルズっぽい楽曲はありませんでした。
ビートルズはもう四人の中では過去のことだったのだと、当時の私も気づいたのでした。

毎日ビートルズや解散後のメンバーの楽曲を聞いていますが、時にはこんなことを思い出す・・ということで書いてみました。

 

2022/01/15

「ジョンたま」って聞いて・・自分には使えないと思った。

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表題の「ジョンたま」というのは、ジョン・レノンのビートルズ解散後の正式なソロ・アルバム、邦題『ジョンの魂』(JOHN LENNON / PLASTIC ONO BAND)のことです。

ラジオでジョンのこのアルバムをこう呼んでいる人がいて、耳にとまりました。
何か、本でもこう呼称している人がいたと思います。

「マザー」という曲では、

「母さん、僕はあなたのものだったけど、あなたは僕のものじゃなかった」「父さん、あなたは僕を捨てたけれど、僕はあなたから離れなかった、僕はあなたを必要としたけど、あなたは僕を必要としなかった」

などと、歌詞を聞いているだけで、つらいものがありました。

「ゴッド」という曲では、

自分達が世界の人気者となり、名声・栄誉・富などを得ることとなった自らのグループを「僕はビートルズを信じない」と低い声で歌っています。
ディランも、エルビスも、ケネディも、イエスも信じない・・と。

その他「アイソレーション」なども歌詞を読んでいると、孤独な気持ちを悲痛なまでに歌っています。
しかも、ピアノ、ギター、ベース、ドラムというシンプルなバンド構成で、毛筆で真っ白い紙に“墨痕鮮やか”に書いているような感じです。静謐な印象。

でもって、それをいくら何度も聞いてきたからといって、ジョンに親しみをこめたからといって『ジョンたま』はないだろうと思ったのです。

“ニラ玉”でも“のりたま”でも“忍たま乱太郎”でもないのだ!
ジョンの魂の叫びを聞いて、日本の担当者も邦題を「ジョンの魂」としたのだと思う。
それをあんた、「ジョンたま」だよ・・。

というわけで、「オレは何十年もジョンを聞いてきたから“ジョンたま”と言える立場なのだ」というお方もいらっしゃるとは思いますが、ただ私は“いやな感じ”と思ったので書いてみました。

ほかにも自分が好きなものに対して「蔑称」とも言える呼び方をしている人がいて、例えば自転車のことを「チャリンコ」または「チャリ」と言う人がいる。

語源についてはいろいろ説もあるが、あまりいいことは書かれていない。
なんといっても、私が感じるところ、この言葉を使っている人で自転車を本当に好きな人はいなさそうです。
タレントのなぎらけんいちさんも、「自転車は大好きでよく乗るが、“チャリンコ”“チャリ”というのは自転車の“蔑称”なので自転車好きとしては使うことなんて出来ない」とおっしゃっていました。

あと、気になったのが、オーディオ関連のSNSなどで、中国製のアンプのことを「中華アンプ」と呼称している人が多数なのに気付きました。
やはり、“親しみを込めているんだ”と言われるかと思いますが、でもなんだか印象的には、“小バカ”にしている、あるいは上から見ているようなものを感じます。

自分の好きなことや、ものについて、もっと口から発せられた言葉としての印象が相手方にどう伝わるかを考えた方がいいんじゃないかと思ったのです。

ちょっと、ふざけているというか、安易過ぎると感じたのです。

たいした話じゃないな、と思う人もいるかもしれませんが、ここは私の思ったことを書く場所なので、書いてみました。


【Now Playing】 Mindfulness / CYGN ( Lo-fi Hip Hop )

 

2021/12/28

ビートルズ「Let It Be」のスーパー・デラックス・エディション、最後五回目の試聴は、 Disc 5『Let It Be EP』です。

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①Across The Universe(Unreleased Glyn Johns 1970 mix)

グリン・ジョンズによる未発表の1970年ミックスです。
冒頭に少し会話が入っています。
あの、“鳥のはばたき”が入っているものの方のテイクかと思います。
かなりナチュラルな仕上がりです。
アコースティックギターには、シュワシュワというエフェクトが掛かっていて、それもあの“はばたき”バージョン同様です。
もともとテープの回転を落として録音しているようなので、それを正常回転させて再生しているので、ちょっとジョンの声は高めに聞こえます。
思ったほどインパクトある新鮮さは無かった感じです。


②I Me Mine(Unreleased Glyn Johns 1970)

これも、グリン・ジョンズによる未発表の1970年ミックスです。
フィル・スペクターのバージョンに馴れてしまっているので、ちょっとサウンドが寂しい感じに聞こえてしまいます。
でも、サビのところはけっこう盛り上がる!
リンゴのドラムも、どのように叩いているのかよく聞こえる。
で、オリジナルのプロデューサーであったフィル・スペクターのバージョンでは、テープを繰り返して追加し、曲の体をなんとか保ったわけですが、こちらは本来の録音された長さで曲は終了するので、とても短く、あっけない (・_・;のでした。


③Don't Let Me Down(New Mix Of Original Single Version)

これは、オリジナル・シングル・ヴァージョンのニュー・ミックスです。
こちらでも、演奏前の会話が収録されています。
オリジナルではちょっと歪みがちだったギターやベースの音は制御され、聞きやすくなっていますが、ではそれがこの曲に合うのかというと、そうでもないかも・・。
リンゴのドラムも特にシンバルの音が制御されているように思います。クラッシュ・シンバルの破壊力が控え目になっている。ただ、どういうふうにリンゴが叩いているのかはっきりとわかるようになったので、逆にリンゴのドラムの上手さが引き立っています。


④Let It Be(New Mix Of Original Single Version)

これも、オリジナル・シングル・ヴァージョンのニュー・ミックスです。
聞いた感じはそれほどオリジナル・シングルとは変わっていないように感じる。
女性コーラスがけっこう際立って聞こえるな、という感じはしました。
また、間奏のジョージのギターがやはり際立ってよく聞こえます。エコー控え目。
全体にポールのボーカルもクリアで艶やかに聞こえます。
ラストの盛り上がりのリンゴのドラムは迫力が増しました。
最後のオルガンのハウっているような余韻は意識して消されたように思います。

 

2021/12/25

ビートルズ「Let It Be」のスーパー・デラックス・エディション、四回目の試聴は、 Disc 4『GET BACK LP-1969 GLYN JOHNS MIX-』です。

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このグリン・ジョンズ・ミックスという盤は、当初「ゲット・バック」というタイトルで、ジャケットはあの後に発売されたベスト盤「青盤」のジャケット・・(つまりビートルズのデビュー盤ジャケットと同じ場所で同じ位置で四人のメンバーが写真に収まっているという)・・で、世に出る予定でしたが、結局この2021年まで正式には世に出なかった幻のLPレコードをCD化したものです。

でも、このグリン・ジョンズの作ったアルバムは、アメリカのFMラジオで、“次期アルバム”というふれこみで放送されたと聞きました。
それが録音され、海賊盤が世界中に出回ったわけです。そして、それを私も所有し、だから内容についてはすでに知っているビートルズ・ファンはかなり多い。
海賊盤のジャケットも予定されていたものにした“凝った”ものも出ていました。

というわけで、あらためて正式にCD化されたアルバム「ゲット・バック」、聞いてみます。そして聞きながら感想を書いてみます。

①One After 909

ポールとジョンが右と左のスピカーにくっきりと分かれてミックスされています。
なんだか逆に不自然な感じ。
リンゴのハイハットのリズムが真ん中で、“音デカ過ぎ”!
ジョージのギターも右側で浮いた感じに聞こえる。これまた不自然。
オリジナルでは、LPの最後に入っていた会話がここで登場している。これもたぶんあとからくっつけたもので、本来の収録場所ではないと思われる。


②I'm Ready(aka Rocker)/Save The Last Dance For Me/Don't Let Me Down

ジャムっぽい演奏から入るが、テープのキュッという音がしたりして“海賊盤”ぽい感じがする。
「ラストダンスは私に」を歌い出すが、なんだか酔っ払っているみたいな歌い方だし、こんなの入れる必要があったのだろうか、ましてや正式盤にしようというのにこれはないと思う。
「ドント・レット・ミー・ダウン」に入ろうとするが失敗するシーンも収録されています。


③Don't Let Me Down

かなりスローな感じで曲が始まる。まだバンドは温まっていない感じがします。
なんていうか“冷え冷え”とした演奏に私には聞こえる。
リンゴのドラムも重たい。
ジョンのボーカルもイマイチ冴えが出ていないと思う。
ジョンもポールも遊びでいろいろ掛け声的なものを入れていて、まだまだ仕上がっていない印象です。
終わりはリンゴのドシンドシンというドラムで突然終わらせてしまいます。


④Dig A Pony

最初のイントロの失敗まで入れているけど、これはいらないと思いました。
ジョージのギターは、まだまだ未完成な感じで、弾くフレーズも探っている様子がうかがえる。
もうひとつ勢いが足りず、ジョンのボーカルもちょっと喉が“いがらっぽい”感じが残っている。
テンポも遅めで、曲がもたついているし、ジョンは途中で笑い出したりしていて、これもアルバムに入れようとしていたわけだから、ちょっと私には理解できない。
エンディングのおふざけも海賊盤的でいただけない。


⑤I've Got A Feeling

こういう曲にしようというのは、バンドとしてもう出来ている感じがする。
でも、個々の演奏はまだ詰めが甘い部分がそのまま収録されています。
ジョンとポールの掛け合いもまだ“これだ”というところまで来ていません。
最後の尻切れトンボの終わり方も海賊盤みたいです。


⑥Get Back

これはシングル盤と同じテイクだと思います。
リンゴのドラムのキレは抜群!
ポールのシャウトしそうでしない、甘い声のボーカルもカッコイイ(゚ー゚*)。oO
ビリーのオルガンも、もちろんバッチリの決まり具合です。
ジョンもジョージも素晴らしいギター・プレイを聞かせてくれますd(^_^o)
録音もとてもいい。


⑦For You Blue

イントロのジョージのギター失敗部分まで入っている。
そしてジョージのギターのつま弾き、ストロークがかなりはっきりわかる形で録音されている。
ジョンのスライドもよく聞こえる。
オリジナルLPよりも“ノリ”がいいみたい(*^_^*)
ジョージのボーカルもリアルな感じが出ている。


⑧Teddy Boy

ポールのソロ・アルバム「マッカートニー」にも収録されていた曲です。
アンソロジーにも入っていたが、あの強烈なハウリングは取り除かれているようです。
で、しつこいくらいに繰り返しこの曲を歌うポールですが、いやもう何度歌ってもこの曲はこれ以上良くなりませんよ(^_^;)
ジョンも付き合って、いろいろ後ろで語り口調でやってくれてますけど、何をしても無駄だと思いました (・_・;
やればやるほど聞いているこちらは「もういいよ」となってくるのでした…σ(^_^;)


⑨Two Of Us

今まで他の曲でも書いてきましたが、このアルバムに入れるにあたって、ほとんどの曲がまだ完成されていない感じで、演奏もかなり“ダレ”ている印象があります。そういうコンセプトだったのかと思いますが、今にして思えば、これを当時出さなくてよかったと思います。
ビートルズにがっかりする人はかなりいたんじゃないかと思います。こういう演奏を聞かされては。
この曲も、“ゆるう~い”感じは否めません。


⑩Maggie Mae

オリジナルと同じテイクだと思いますが、こちらの方が音は分離されてよく聞こえるように思う。でも、フェイド・アウト(^_^;)


⑪Dig It

この曲の本体の演奏部分(映画でもそのシーンは収録されていた)が収録されたものです。
オリジナルLPでは、最後の“シッポ”の部分だけですが。
でも、この曲自体がそんなに素晴らしい曲でもなく、「テディ・ボーイ」みたいに、いくら長くやってもそんなに良くならない曲だと思いました(*^_^*)
やはり途中で“ダレ”てくる。


⑫Let It Be

曲前の会話などが聞こえる。
テイクとしてはシングル盤と同じものかと思えるが、いろいろな“後付け”されたものは排除されている。
「ウー」っていうコーラスもそのままよく聞こえる。
ポールのボーカルは、エコーがかなりかかっているように感じる。
間奏後にポールのピアノが不協和音みたいに弾かれる部分はそのままだった。
リンゴのドラムはプレイも音も満点です(^-^)/☆


⑬The Long And Winding Road

本来のオーケストラが入っていないバージョンで、アンソロジーでも聞くことが出来ましたが、このアルバムの海賊盤が出回っていた頃は、まさにこのアルバムのこの曲のこのバージョンが聞きたいがために必死で手に入れたものでした。
そのときの“新鮮”さは、今聞いても失われていません。とても“みずみずしい”'(*゚▽゚*)'聞いたことのない人はぜひ聞いた方がいいバージョンです。


⑭Get Back(Reprise)

これは映画の最後に流れていた「ゲット・バック」あのリプライズ部分です。
映画の「これで終わりだな」・・という感じを思い起こさせてくれました。


以上がグリン・ジョンズ版「ゲット・バック」を聞いての感想です。
聞きながら書いたので、いろいろとまだ気づいていないことがあるかと思いますが、今後何度も聞いて、また再発見をしたいと思います。

 

2021/12/19

ビートルズ「Let It Be」のスーパー・デラックス・エディション、三回目の試聴は、 Disc 3『GET BACK -REHEARSALS AND APPLE JAMS-』です。

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今回も、ゲット・バック・セッションから残された様々なアウト・テイクが収録された Disc 3 について聞いていきます。ぶっつけで聞きながら書いていきます。


①On The Day Shift Now(Speech/Mono)/All Things Must Pass(Rehearsals/Mono)

アルバム「ネイキッド」に入っている「フライ・オン・ザ・ウォール」という二枚目のCDにも収録されている音声、ジョージとリンゴの新年の「ハッピー・ニュー・イヤー」の挨拶の声が聞こえてきます。
そして、ビートルズ解散後にジョージが出すアルバム「オール・シングス・マスト・パス」に入っている同名の曲の練習が始まります。ジョージのギターとリンゴの遠くで鳴っているようなドラムの音も聞こえます。
ギターも生音のままで、まだまだ初期の段階のようです。ポールが“サビ”の部分をなぞったりもしているのが聞こえます。


②Concentrate On The Sound(Mono)

ジョン、ポール、ジョージ三人が何やら話し合っている声が聞こえます。
ジョンが何か提案しているみたい。


③Gimme Some Truth(Rehearsal/Mono)

この曲も後にジョンがソロになって、アルバム「イマジン」で発表したものです。
「アクロス・ザ・ユニバース」のリハーサル中に、この「Gimme Some Truth」をまだまだラフな感じで、皆に“どんな曲”を作ったのか披露しているようです。


④I Me Mine(Rehearsal/Mono)

ジョージが軽く、やさしく歌っているリハーサル。
ジョンが変なスキャットみたいなものを入れています。
映画でも見ることのできたギターの激しいストロークのある部分も収録されていました。


⑤She Came In Through The Bathroom Window(Rehearsal)

私がまだ中学、高校くらいのときに“内緒盤”でよく聞いたものかもしれません。
ゆっくりで、“ダレ”ているような感じがして、「ビートルズでも、曲づくりの途中はこんなものなんだ。」と思ったことを覚えています。
ポールが“こうするんだ”というふうに説明しながら演奏しています。
それにしても、この“ゆっくり”さは、眠たくなります (・_・;


⑥Polythene Pam(Rehearsal/Mono)

これもまだまだ未完成で、とてもラフな演奏。
でも、ジョンの早口は冴えている!d(^_^o)


⑦Octopus's Garden(Rehearsal/Mono)

映画でも見ることのできたリンゴとジョージがピアノとギターで曲づくりしているところが収録されています。
ティー・カップのカチャカチャいう音が聞こえています。のんびりとお茶を飲みながらつくっている感じ。


⑧Oh ! Darling(Jam)

ポールが歌い、ジョンが“合いの手”を入れるように追いかける感じでリハーサルが進められています。
ジョンがメインを歌いたそうにしているのが・・なんだかわかる感じ(^_^;)きっと得意なんだよ、こういう曲。
ポールが語り口調になっても、まだまだ“ついてくる”ジョン。
「ヨーコの離婚が成立した」と、ジョンがうれしそうに歌い出す部分も“漏れなく”収録(^^;)


⑨Get Back(Take 8)

ジョンのギターはもう完成されているようです。
ジョージのサイド・カッティングも決定バージョンのよう。
二人のギターの音色も決まった感じ。
ビリーのオルガンも軽やかに完成形に近づいています。
ポールも余裕の歌いっぷり!
バンドのまとまりも出ています。リンゴも絶好調です!
最後はちょっと遊んでいる感じで終了します。


⑩The Walk(Jam)

カヴァー曲のようですが、妙にギターもピアノもいい感じでシンクロしています。
短いが、“手練れ”の演奏です。


⑪Without A Song(Jam)/Billy Preston with John and Ringo

スタンダード曲のカヴァーで、ビリー・プレストンが歌っています。
まるで別のバンドみたい。ビートルズもこんなブルージーな感じで演奏するんだ・・という驚きがあります。


⑫Something(Rehearsal/Mono)

まだ曲の入り方というか、歌い出しもはっきりと歌詞さえも決められていない感じでリハーサルが始まります。
ジョージがいろいろしゃべっていますが、ジョンが何かアドバイスしているみたい。


⑬Let It Be(Take 28)

OKテイクに似ているが、別のテイクです。
演奏はとても“こなれて”いる。
リンゴのドラムは完全に完成形!
ビリーのオルガンの荘厳な響きもなかなかよいです。
ポールのボーカルも生き生きとしていて、歌詞がオリジナル・テイクとは異なっています。
一部「ネイキッド」のバージョンに差し込まれているかと思います。


以上が“ぶっつけ”で聞きながらキーボードをタイプしてまとめたものです。
もっと、よく聞くと、さらに何か発見がいくつも出て来そうな予感はします。

 

2021/12/15

ビートルズ「Let It Be」のスーパー・デラックス・エディション、今度は Disc 2『GET BACK -APPLE SESSIONS-』を聞いてみた。

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前回は、オリジナルのアルバム「レット・イット・ビー」リミックスについて感想を書きましたが、今回は二枚目のディスク「ゲット・バック -アップル・セッションズ-」を聞いてみます。


①Morning Camera(Speech/mono)/Two Of Us(Take4)

レット・イット・ビー・ネイキッドに入っていたフライ・オン・ザ・ウォールにも入っていたリンゴの「グッド・モーニング」の声から始まっています。
トゥー・オブ・アスは、オリジナルとほぼ同じような状態で演奏されています。
ボーカルもコーラスも、リンゴのドラムも。
ポールが歌う[ユー・アンド・アイ・ハブ・メモリーズ]・・の前のリンゴのタッタッタッタッというスネアもオリジナルと同様に叩かれています。
映画で見られたジョンの口笛も長いフレーズで入っていました。
少し“ゆるい”状態の演奏でした。


②Maggie Mae/Fancy My Chance With You(Mono)

こちらは、オリジナルよりもアップ・テンポなうえに、歌詞も“フル”で入っていました。
遊び感覚でチャチャッとやった感じ。


③Can You Dig It ?

オリジナル・アルバムに入っていた「ディグ・イット」へと続いていくジャム演奏だと思います。
あのオリジナル・アルバムに入っている楽曲「レット・イット・ビー」の前に入っているジョンのつぶやきも聞くことができます。


④I Don't Know Why I'm Moaning(Speech/Mono)

これはジョンやジョージがポールに何か説得するような会話をしている部分の録音だと思います。


⑤For You Blue(Take4)

ひょっとしてブートレグ(私の学生時代は“海賊盤”と呼んでいたけど)で聞いたことのあるバージョンかもしれませんが、あまり馴染のないテイクです。
途中のキーボードがオリジナルにもない“ノリ”を聞かせてくれます。
オリジナル・バージョンよりもブルージーな印象がします。
ジョージもけっこう“ノッ”ていると思う。


⑥Let It Be/Please Please Me/Let It Be(Take10)

最初期のヒット曲「プリーズ・プリーズ・ミー」をポールがピアノを弾きながら軽く、ゆっくりと歌うところが収録されています。もともとこの曲はスローな曲だったらしいから、その“片鱗”が少しだけど聞けたかもd(^_^o)
「レット・イット・ビー」は、オルガンの響きがなかなか教会っぽくて良い。
リンゴのドラムは、フィル・インがもうオリジナルに近づいている状態です。
全体にテンポは少しゆっくり目か?間奏のギターもスローな感じ。
間奏後のリンゴのドラムもちょっと“もったり”している。


⑦I've Got A Feeling(Take10)

イントロのギターが生音のままっぽい感じ。つま弾きがよくわかります。
まだエレキ・ギターの音は歪ませ方がゆるい感じです。
ポールのボーカルはけっこう本気でシャウトしている。
ジョージのギターはまだ思い切りが足りない感じ。
リンゴのドラムもリズムを刻みながら“探り”を入れている段階のようです。
ポールとジョンのボーカルは、“絡む”ような感じがまだ出て来ていないです。


⑧Dig A Pony(Take14)

イントロのダブルのギター・リフはまだまだ控え目な印象。
ジョン、ポールのボーカルはもう出来上がっているくらいのいい“ハモり”具合を見せています。
曲の全体像がもう見えていて、バンドとしても「いつでも本番イケるぞ」という感じな時期だと思います。


⑨Get Back(Take19)

最初から“いい感じ”で演奏しています。
ジョンのギター・ソロもエピフォン・カジノのちょっと“丸みある”いい音でなめらからに弾かれています。
思わず、ポールから掛け声も出るっ!
コーダの部分に入ってくると、あのシングル・バージョンの演奏ですね、耳馴染あり(*゚▽゚)ノ


⑩Like Making An Album ?(Speech)

メンバーの曲のアルバムでの扱い方についての会話が収録されていました。


⑪One After 909(Take3)

初期のビートルズがやったことのある曲ですが、曲調は大きく変り、これがやがて屋上の演奏に結びつくわけです。
オリジナル・アルバムの演奏よりも少しテンポは落とされていますが、メンバーが互いに顔を見合わせながら演奏している様子が目に浮かぶようないいプレイです。
ジョージもアドリブを入れ、ビリー・プレストンもピアノをガンガン叩くように弾いています。


⑫Don't Let Me Down(First rooftop performance)

これは屋上での演奏か?!
ジョンのシャウトは完全に本気。
ビリーのオルガンも冴えています。
リンゴのドラムは“神がかり”的にこの変拍子の曲を軽々と叩いています。
あっ、ジョンが歌詞を忘れてわけのわからない歌詞で誤魔化している・・(^_^;)でも、いいじゃありませんか、ジョンらしいです。ネイキッドはこのあたりをうまくいったものと繋ぎ合わせているのだと思います。


⑬The Long And Winding Road(Take19)

映画や、アルバム「ネイキッド」にも使われたバージョンだと思われますが、雰囲気はランプ片手に長く曲がりくねった道を、迷いながら歩いているような感じで、オリジナルと大きく異なるこのバージョンは心にそっと響きます。
ちょっとねぇ・・涙ぐみました(T_T)
間奏のビリーのオルガンも泣かせます。リンゴの「チッ・・・チッ・・・」というハイハットを踏むリズムもヒタヒタと心に忍び寄るのでした。
名演でした・・。


⑭Wake Up Little Susie/I Me Mine(Take11)

ゲット・バック・セッションから1年後にスタジオに集合したポール、ジョージ、リンゴの三人がウォーミング・アップしながらアイ・ミー・マインの練習をするところが収められています。
三人揃って久しぶりのプレイなのに、キレのいい軽い演奏をしています。


以上が、 Disc 2 をざっと聞いてみての感想です。
次は、 Disc 3 「リハーサル・アンド・アップル・ジャムズ」を聞いてみて、また感想をアップするつもりです。

 

2021/12/07

『LET IT BE -NEW MIX OF ORIGINAL ALBUM-』を聞いてみた。

20211207_let_it_be_001

10月に出た、ビートルズの「レット・イット・ビー」関係の“スーパー・デラックス・エディション”、大金なのでなかなか買えず、やっと手に入れました。

内容はCD5枚とブルーレイ1枚が写真集と共に梱包されているものです。近年、こういうのが毎年のように出て、うれしいやら、財布がスッカラカンになるやらで、貧乏ファンは大変です…σ(^_^;)

まずは、1970年に出たオリジナル「Let It Be」の新たなミックスが Disc1 となっておりましたので、それを聞いてみました。
いろいろこれに関する本も出ているようですが、読んでしまうと潜入感がはたらいてしまうので、そういうものは読まない状態で新鮮な気持ちをもって一曲、一曲を聞いてみた感想を書きます。
では、行きますっ!!

① Two Of Us

いきなり、ウォームな印象の音を感じました。1970年のオリジナルは、もっとアコースティック・ギターの音がシャキシャキと金属的な感じでしたが、意外や意外!リンゴのバスドラも含め、ちょっと“モコッ”とした感じなのです。
ポールのボーカルもジョンのコーラスも、とても自然な声に聞こえます。ベースの音も太くてモコモコしている。


②Dig A Pony

こちらもイントロの印象的なギターフレーズからして、太い感じの音。
ベースはオーバー・ロードしているように感じるくらい、ボ・ボ・ボ・ボいっている( ̄O ̄;)
リンゴのドラムはオリジナルよりも後ろにさがった感じがします。でも、ハイハットの刻みは確実によく聞こえる。ミックスの妙です。
二本のギターの音が渾然一体となっている感じがして、パワフルな仕上がりになっています。


③Across The Universe

一転して、こちらはアコースティック・ギターの音がとても繊細で金属的。
ジョンのぼやけていたボーカルは、かなりスッキリした感じです。
うしろの方で聞こえるハープのような音が、かなりハッキリと聞こえるようになっています。
オーケストラの音もモヤモヤしていたのが、霧が晴れたように明かりが差しています。
曲の時間を調べてみないとわからないけど、テープスピードを落としてジョンのボーカルがちょっとダレているように聞こえたオリジナルよりも、覚醒した声に聞こえるのです。

※アルバム全部を聞き終えてから時間を確認してみましたが、オリジナルと同じ3分48秒なのでジョンのボーカルのスピードは変わっていません。“ミックスの力”で、覚醒した声に聞こえたということです。


④I Me Mine

オーバーダビングされたバックのオーケストラの音はかなり引っ込みました。
逆にジョージのボーカルが前に出て来ていて、エコーのかかりもあまり感じません。
リンゴのドラムが大活躍するこの曲ですが、リンゴのタムの音はやや“こもり”気味。
派手なエレクトリック・ギターの音もエフェクトがかなり外されているように感じます。
全体に角が取れたようです。


⑤Dig It

ジョンのボーカルが歪まずに、すんなりとミックスされている。
ぼやけてよく聞こえていなかったバックの演奏がよく聞こえるようになった気がします。


⑥Let It Be

ポールのボーカルが生音っぽく、しかも“いい人”が歌っているような人柄まで感じる音に(^^;)
イントロでリンゴのハイハットに掛かっていた異常なエコーは、やや控え目になったか?!
スネアとタムの音は、これまたやや“もこもこ”気味。
ハイハットの音もやや下がり気味。
間奏のジョージ渾身の炸裂するギターの音も“太く、丸く”なっている・・。
間奏後、リンゴのリズムパターンが変わってくる部分もドラムの音がオリジナルよりも引っ込み気味。
ラスト盛り上がってきたところでポールのベースが“ウンウン”唸って、ポールに気をつかったのかな?!


⑦Maggie Mae

ジョンのボーカルがはっきりとして“チンピラ風”な感じがよく出ている。
バックのハモりもオリジナルよりも、より聞こえるようになりました。


⑧I've Got A Feeling

バンドの並びが感じられるようなミックス配置になっている。
横方向も奥行き方向も感じられる。
リンゴの位置も感じることができる。
叩いているフレーズもよくわかる。
この曲に関しては、ジョージのギターの音はオリジナルに近く、シャキシャキとしている。
ジョンのボーカルがリアルな感じを増している。かなりクリア。
ラストの“ごわごわ”“もわもわ”した感じはクリアな音で消えた感じ。


⑨One After 909

これもリンゴのドラム(特にハイハットの音)がサクサク・シャキシャキといい音で入っている。
ジョージのギターが迫力を増したように聞こえる。“ワイルドさ”がトッピングされた感じ。
ポールのベースもいい感じでグルーブしているぞ。


⑩The Long And Winding Road

明らかに、なんとか雰囲気を変えてミックスしようとしている意図を感じる。よく聞こえなかったジョージのギターも割と聞こえるようになった。
リンゴのトップシンバルのベルの部分を叩くリズムの音もオリジナルでは奥に引っ込んでいたが、前に出てよく聞こえるようになった。
さすがに“誰かさん”に“忖度”してオーケストラの音を消すわけにはいかないし、きっと残されたテープの都合上出来なかったと思うけど、ポールの“弾き語り”感は増したと思う。


⑪For You Blue

ジョージのギターの音がイントロから、もうわかるが、クリアに入っている。
リンゴの歯切れの良いドラムもそのままにされて、ザクザクといい音。
間奏の鍵盤の音はボリュームアップしたと思う。
曲全体がスケールアップしたように感じた。


⑫Get Back

ポールのボーカルがより生音っぽくなり、臨場感が増した。
リンゴのクラッシュシンバルが少し引っ込んだか・・?
ハモりのボーカルも音がよく聞こえる。
リンゴのバスドラムはズシズシいうようになった。
タオルでミュートされたスネアの音も重い感じの音で入っている。
ジョージのリズムギターは、オリジナルよりもギターの生音感が出ている。
ジョンのリードギターは、オリジナルの“まるい”感じの音よりも、やや繊細で、かつ歪みが掛かっているのがわかるようになった。


以上です。
私の過去聞いたオリジナルの音の記憶と照らし合わせて、聞いた感想をその場でキーボードに打っての速報です。
がんばりました(*゚▽゚)ノ

 

2021/06/10

鳥飼玖美子さんの「通訳者たちの見た戦後史 -月面着陸から大学入試まで-」を読みました。

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『通訳者たちの見た戦後史 -月面着陸から大学入試まで-/鳥飼玖美子著(新潮文庫)』を読みました。

同時通訳って、この本にも書かれていましたが、一般の人達が意識し始めたのは、やはりアポロの月面着陸同時中継以来じゃなかろうか、と思います。
当時は、宇宙船内の様子が同時中継されるような環境になく、アポロからの船員の声がたより、のような状況で、・・となると同時通訳者の「画」しかたよりになるものがなく、通訳者達の顔が見えた瞬間だったのだと思います。

それまではこの本に登場する通訳者達は、GHQと日本側の間に立って“黒子”として存在しないかのように(むしろそれが求められる姿)、通訳していたのでした。

国際間の交渉等のときにも、常に“黒子”。

アポロ月面着陸同時中継以来、名も無き「透明な存在」から、同時通訳は、“英語を操るかっこいい”存在になったと思います。
私も子供心にそう感じました。

そして、この本には、同時通訳者として活躍した著者・鳥飼さんの様々な苦労話や、偶然の出会いから、その後の通訳者としての人生に影響を与えてくれた人たちの話まで、あまりにもドラマチックで、川の流れに乗ったように読むことが出来ました。

時代という川の流れに翻弄されたり、自ら意志をもって通訳者から大学で教える立場に“立ち位置”を変えたり、また、ラジオ、テレビでの講座を開設したときの時代のニーズに応えるように番組を作っていったお話も、興味深く読ませていただきました。

約400ページありましたが、あっという間でした。

ラジオ・文化放送でやっていた「100万人の英語」も、著者・鳥飼さんが関わっていたんですね。
中学生のときには私もお世話になりました。J.B.ハリス先生のことも書かれていましたが、とても懐かしいです(*^_^*)あの独特の語り口、思い出しました。

また、ラジオ・ニッポン放送で「BBC ザ・ビートルズ・ストーリー」を放送したときにも、当時DJだった亀渕昭信さん(後に社長)に招かれ、掛け合いでビートルズを語り合ったことを思い出されていました。

当時は東芝EMIが「ビートルズ・デビュー10周年企画」で大々的にキャンペーンを行っていて、ビートルズ熱が全国で盛り上がっていた時期でもあった・・と、書かれていました。
そうだったかもしれません。ビートルズ現役時代リアルタイムを逃した第二世代がビートルズを聞き始めた頃だと思います。・・私も第二世代…σ(^_^;)

最後には、著者・鳥飼さんは英国サウサンプトン大学大学院に入り、博士論文に取り組み、厳しい審査をくぐり抜けて博士号授与の宣言を受けました。
子供さん三人を抱えながらのアグレッシブな鳥飼さんの様子には読んでいるこちらも勇気づけられたというか、強く“力づけ”られました。

私も今後いろいろと勉強してみたいと思いました。
勉強したことは、このブログにもあれこれ書きつつ生きていきたいと思います。


【Now Playing】 空が青い理由 / 西村由紀江 ( PianoInstrumental )

 

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