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俳句を詠んでみる_0934【 六合(くに)村の 宿の夕餉(ゆうげ)は 薬喰(くすりぐい) 】

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フランス語で“ジビエ”、俳句風に日本語で言うと“薬喰い”ということで一句。

【 六合(くに)村の 宿の夕餉(ゆうげ)は 薬喰(くすりぐい) 】

《背景》季語:薬喰[冬]
群馬県吾妻郡六合村(※現在は町村合併で消滅している)に職場仲間と旅したことがあった。
そこには大きな川全体が温泉になっている「尻焼き温泉」があり、川辺の宿の夕食は獅子鍋(牡丹鍋)だった。
俳句には薬喰という季語があり、冬に滋養強壮の為に獣の肉を食べることだという。
まさに冬には雪深い六合村にぴたりと合う夕餉だった。

 

 

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2026/10/14

俳句を詠んでみる_0933【 神無月 稲佐の浜に 神のゐる 】

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神無月は全国の神様が出雲に集まるので神の無い月になるということだと、いつのことかは忘れましたが教わりました。で、一句。

【 神無月 稲佐の浜に 神のゐる 】

《背景》季語:神無月[初冬]
「神無月」には文字通り、日本中から神様がいなくなり、そして出雲に集まるのだという由来がある。
神様達が出雲にやって来て、先ず上陸するのが出雲大社へと真っ直ぐ向かう稲佐の浜である。
稲佐の浜には「社」があり、そこにも神様達を迎えるように人々が多くお詣りに来ている。

 

 

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2026/10/13

俳句を詠んでみる_0932【 焼燗の 徳利は 京の油差し 】

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燗酒には“焼燗”というものがあり、それについて記憶に残るお店の様子を句に詠んでみた。

【 焼燗の 徳利は 京の油差し 】

《背景》季語:焼燗[冬]
季寄せで「冬」の季語を見ていたら「焼燗(やきかん:炉に直火で燗をすること)」があり、旭川の『独酌三四郎』という居酒屋を思い出した。
通常よく見る燗付器は湯の中に浸すものだが、その店は炭火の炉に京都清水焼の釉薬を掛けていない焼き締めの“油差し”を徳利代わりにして、焼燗をしている。
その風情を思い出して詠んでみた。

 

 

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2026/10/12

俳句を詠んでみる_0931【 主張無き主張する人 吾亦紅 】

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それが主張なのか、と思うようなことを言う人がいて一句。

【 主張無き主張する人 吾亦紅 】

《背景》季語:吾亦紅[初秋]
吾(われ)も亦(また)紅(くれない)花であるという意味が込められているという花の名前はたぶん“当て字”なのだと思うが、その主張らしくもない主張がどことなくそんなふうな人もいるよなあと思わせて一句詠んだ。

 

2026/10/11

「考えないヒント アイデアはこうして生まれる/小山薫堂」を読みました。

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『考えないヒント アイデアはこうして生まれる/小山薫堂著(幻冬舎新書)』を古本で手に入れ読みました。

2006年第一刷発行とありますから、かれこれ20年前の本ということになります。

テレビ「カノッサの屈辱」や「料理の鉄人」「世界遺産」などの話題作を企画した人、コラムや小説、脚本、ラジオパーソナリティー、企業の顧問、ブランドアドバイザーなど多岐に渡って活躍されている方というのは存知上げていましたが、この本を読んでその止まることのない活動というか、反射神経的に何かに喰いついていく動きの早さに驚きます。

最初から日光金谷ホテルという日本最古の西洋式ホテルの顧問になって、“ガンガン”新しい手を打つ話が出て来ましたが、ここでは人と人の出会いがさらに出会いを生み、機会を生み、そこから新しい企画が生まれ、その企画がまた新しい企業との縁を結ぶというような小山薫堂さん得意の手法が書かれていました。

電車を乗り間違えて逆方向に行ってしまっても、その先にはまた何か発見があり、新しいことに結びつく・・というようなことも書かれていましたが、それがまた奇跡的にうまくいったりして、まさに“薫堂マジック”というような感じです。

アドバイザーなどの本業だけでなく、自分の店を持ち、そこに集まる人がある意味ちょっと特殊というか、特異な考えや技能、場所を持っていたりして、またそこで科学反応があるという・・そんな話も書かれていました。

たまたま深夜の開いていた店に入り、それがきっかけでどんどん枝葉が伸びて人とのつながりが出来ていく過程なども書かれていて、「そんなにうまくいくんかいな?」と思いましたが、失敗したことにくよくよせず忘れてしまう、反省ばかりしないという著者の性格がうまくいった話ばかりになってしまうことになっているのであろうとも思いました。

それでも面白いエビソードは数知れず、最後まで一気に読みました。

私の悲観的で臆病な考え方が少しでも変わったらいいな、と思いました。
ちょっとばかり無理やりにでも考え方を変えてみようかな・・よし、やってみるか・・という気持ちになっているところです。

 

俳句を詠んでみる_0930【 句会終へ ふりかへる庭 紫苑咲く 】

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無事か波乱かの句会を終えたあとのひと時を詠みました。

【 句会終へ ふりかへる庭 紫苑咲く 】

《背景》季語:紫苑[仲秋]
句会を終え、建物の外へ出ると句会のベテランメンバーが何人かいて少し話をした。
花壇に咲く花のひとつを指して、物知りのしげるさんが「この花なんだか知ってるかい?紫苑だよ」と話しかけてくれた。
静かに咲くきれいな花だった。
今日の句会は先生から「この句会に、ひとり、一石を投じるような句にチャレンジしていますね」と言われ、すこしうれしかった。
一石を投じるようなと言われた句は、ここでも既に紹介した
『渋谷スクランブル 竜淵に潜む』だった。

 

2026/10/10

俳句を詠んでみる_0929【 秋日和 句会の前の胸騒ぎ 】

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何度通ってもドキドキする句会前の心を詠みました。

【 秋日和 句会の前の胸騒ぎ 】

《背景》季語:秋日和[秋]
朝から晴れて気持ちの良い爽やかな日になった。
午後からは句会に出て句を四句披露することになる。
これが毎回“悲喜こもごも”で、自信満々で出したものが惨憺たる批判を受けたり、こりゃ駄目だろうという句が褒められたりする。
一番しょんぼりするのは、出した句を誰一人選んでくれない時だ。
・・ほんとうに寂しい思いをする。
だから午前中はずっと胸騒ぎがしている。

 

2026/10/09

俳句を詠んでみる_0928【 甘柿を 取って落として 鳴く烏 】

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家の前の電柱てっぺんに烏が・・何をしているのか見ていて一句。

【 甘柿を 取って落として 鳴く烏 】

《背景》季語:甘柿[秋]
近所の空地にたわわに実った柿の木一本。
烏がやって来て、皆“お持ち帰り”している。
運んで来た柿を我が家の前の電柱のてっぺんで食べていたら、半分くらい食べたところでポトンと落下させてしまった。
烏の無念の鳴き声が聞こえた。

 

 

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2026/10/08

「自註現代俳句シリーズ・11期42 村上喜代子集(社団法人俳人協会)」を読みました。

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『自註現代俳句シリーズ・11期42 村上喜代子集/村上喜代子作(社団法人俳人協会)』を妻が持っていて、勧められ読んでみました。

俳人・村上喜代子氏は昭和18年生まれ、大野林火主宰「濱」に入会、「濱」賞受賞。
俳人協会新人賞や鳳声賞などを受賞された方です。
「百鳥」同人、退会後は「いには」を創刊、主宰されています。

読んでみると、とても身近な共感する句が多く、読むほどにこちらの心がほぐれていくような感じがしました。

十三夜床屋帰りの夫(つま)匂ふ
・・などはその典型で、日常がそっと囁かれているようでいいなと思いました。

墓地といふ冬あたたかきところかな
・・これも素朴で静かで、気に入りました。

雪吊を解かれし松の所在なし
・・雪吊の縄を解く現場での句のようですが、松が所在なく立っているように感じたのでしょう。うまい表現で、私も見習いたいと思いました。

最後までその時々に自分が感じたことを素直に表現される素敵な俳句ばかりで、心なごみました。
この気持ち、忘れぬようにします。

 

俳句を詠んでみる_0927【 秋高し 旧仮名遣ひ 慣れる頃 】

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俳句をやっていくとぶつかる問題、「旧仮名遣い」について詠みました。

【 秋高し 旧仮名遣ひ 慣れる頃 】

《背景》季語:秋高し[秋]
独学で始めた俳句だったが、初心者講習会を経て句会に入り、その中で旧仮名遣いという難題が立ちはだかった。
度々指摘を受けて、参考書を買い求め頑張って使うことにした。
そろそろ慣れる頃なんだけど・・。

 

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