結果はCMのあと
今朝のウチの新聞で、作詞家の阿久悠さんがコラムに書かれていたのですが、よく「続きはCMあと」とか「驚きの結果はCMのあと」などとやっている番組の作り方について“感心する”とのことでした。
もちろん、テクニックの巧妙さにではなく、このテクニックが“今も効果を持っていると信じていること”についてです。
私もいつも思うのですが、この何年も続けられていることが、ほんとに効果があると信じているとしたらほんとに鈍感そのものです。
逆に信じていないのであれば、それは「テレビの視聴者なんてこんな風に見せときゃいいんだ」と思っていることになります。
番組製作会社の担当が鈍感なのか、その上司が鈍感なのか、発注しているテレビ局の担当者が鈍感なのか、テレビ局の上司が鈍感なのか、視聴者が鈍感なのか・・・。全部かもしれませんが。
どうせCMのあとにはろくな「続き」も「結果」もありません。おまけにCM前の部分を再度何分か見させられたうえに、つまらない結果を見せられるのです。・・・そうか、制作側は、二重になった分、手を抜けるわけですよね。
つまり「結果はCMのあと」とやっている番組は手抜き番組だし、見ている人をCMのあとまで引っ張る力が無い番組を作っているわけです。
というわけで、阿久悠さんと同じく、私も「衝撃の結果はCMのあと」とやられたら、テレビを切るか、番組を変えてしまいます。これが大正解です。とても気分がいいです。
阿久悠さん式に言うと“自己防衛”です。
“テレビの人たち”は、いつまでこの『CMまたぎ』という手法を使うつもりなのでしょうか?こんなのリモコンがなかった時代のやり口じゃないでしょうか。
結局CMまで見てもらえなくなるのにね。
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