斎藤由香さんの本・・読みました
本屋さんで目に入り、そして手に取り、買いました、さらに一気に読みました。
おもしろかったぁ(^^)

タイトルは『窓際OL トホホな朝 ウフフの夜』です。
斎藤さんは、斎藤茂吉の孫であり、北杜夫の娘さんです。
サントリーに就職し、健康だけが取り得で広報部から健康食品部に異動となってからのお話しが、主な内容です。
特技なし、語学力ゼロと自ら言い切る本人が、精力剤の販売担当となり、とても女性が普通口にできないような言葉を連発し、さらに会社の上司などもバッサバッサと切り捨て、おまけに、作家の先生の内緒な内輪話のようなことまで、怒濤のように書きまくります。
最初に連載をすることになり、相談を受けた同じ作家の娘という境遇の阿川佐和子さんが「考え過ぎずに、思ったことをありのまま、素直な気持ちで書けば・・」とアドバイス・・・。
しかし、阿川さんが後書きのようなところで「由香ちゃんの爆発」という一文を寄せており、「胸が痛くなる、ここまで自由に奔放にお書きになるとは・・自由すぎるぞ!」と(^^)あきれていました。
それほど自由奔放で面白いものでした。ま、普通の会社でこれだけ上司や会社のことをありのまま書いたら、良くて降格、悪くすりゃ“クビ”ですね。
で、本文中にその阿川佐和子さんと北杜夫さんの対談部分があるのですが、阿川さんが「うつ病の方にお元気そうですねと申し上げるといけないんでしたよね。・・なんかもう死相が出てらっしゃる、とか言うとお元気になられるそうですから。ますます死相を出されて。」とやる部分も爆笑。それに応えて北さんが「いやいや、もうこれでご臨終です(嬉しそう)」とやり返す部分が傑作でした。
終盤は、突然文体が変わり、一家の思い出を語りだす部分があるのですが、そこはしんみりするほどのいい文章です。盛りだくさんの面白本でした。
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