夫婦で落語の映画を見て過ごす
きょうは雪で家に閉じこめられまして、借りていたDVD『しゃべれどもしゃべれども/国分太一主演』を見ることにいたしました。
見始めると妻も隣に座ってきて一緒に見ました。
これは売れない落語家の二つ目に扮する国分太一さん主演の映画です。
最近、落語づいている自分に気付きました。
今もUSENで聞いているところです。
映画は昨年公開されたもので、気にはなっていたのですが、見そびれたものでした。
妻も国分太一ファンなので一緒に見る気になったようです。
ストーリーは、国分さん扮する落語家が伸び悩んでいるところに、師匠が講師として出向いた先で知り合った人付き合いがうまくできない美人女性、関西から来て、学校で友達づきあいがうまくできない小学生、元プロ野球選手で、解説者として第二の人生を歩み始めてはみたものの、口べたで放送局からほされそうになっている人、の三人が国分さんに“しゃべり方教室”として落語を教わるというお話しです。
国分さん扮する落語家自身もですが、それぞれが周囲の環境に溶け込めず、悩み、ぶつかり合いながらどうにか生きていく様を描いています。
こういう映画って日本映画でなくては、つくれないものだと思います。
最近の日本映画は、人間一人ひとりの心の中を描くような独特のものが多くて、洋画を見に行くときとは違った気分で見に行くことが多いな・・と自分で自分の思っていたことに気付きました。
この映画も孤立している自分に気付いて、もがいている人には、心の栄養剤になるようなものだと感じました。
私も“大感動”ではなく、“大作”でもない、この作品にチクッと心打たれたのでした。
レンタルショップで見かけたら、どうか手にとってみてください。
「ちょっと見てみるか」と思ったら、どうぞ見てください。
心のビタミンになりますよ!
【NowPlaying】 猫の災難 / 十代目・柳家小三治 ( 落語 )
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