気がつかなかった
「ねぇ、気がついてる?」と、この間、出かけたときに妻から言われました。
それは、私達夫婦が店に入ると、突然、閑散としていた店内が盛況になったりすることについてです。
たしかに言われてみれば、出かけるとそんなことばかりだったと思います。
この間の川越でも二回。
ひとつは、地元の老舗が無料で博物館を開いているお店。
人っ子一人いなかったそこに、外からのぞいて[100年以上昔の印鑑や履き物など、展示されているものが興味深く]人がいようがいまいが、私達夫婦が興味を持ったら必ず入ってしまいます。
そして、お店の主からお話しを聞きます。
聞いているとあっという間に人が入ってきて満員になってしまうのです。ここの場合もそうでした。
二つめは、菓子屋横町の入り口にあった洋品店で、田舎のおばあちゃんがよく身に着けているエプロンがあったので、お話しを聞きながら購入。話しているうちに、店主が向かいのお茶屋さんに声をかけてくれてお茶をごちそうになりながら、羊羹や色々なお菓子までごちそうになりました。
もちろん、そのお菓子の謂われなどを聞きながら。
そしたら、横町に向かうのに夢中で、お茶屋さんに見向きもしなかった人たちが店内に入り出し、あっという間に大盛況!!
そんな具合です。
特に遠出したときには、いつもこんな具合です。
食べ物屋さんでも、行列ができて混んでいるところには、まず滅多に入りません。
自分たちが興味をもったものがあるところに、閑散としていても入ります。もちろん、外観的に気に入らないと駄目ですけど。
そうすると、必ずお店の人が話しかけてくれて、これが“おすすめ”っていうものをおしえてくれます。
それが、たいてい美味しいんだ!!で、リピーターになったりします。遠いところでも。
そうこうして食べていると、気がつけば店内は満員に・・・いつものパターンです。
意識はしていなかったのですが、妻に言われて気付きました。
【NowPlaying】 誰も寝てはならぬ / ジャー・パンファン ( Instrumental )
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みいさん、こんばんは!
興味を持って入ってみると色々なことが起こります。
新婚のときに二人で入った骨董屋さんは、店主が退職後間もない方で念願の骨董屋さんを始めたばかりでした。
店主がたまたまその日家から持ってきて店頭に出した香合は、私達が気に入り購入、その後15年を経て、テレビ番組「なんでも鑑定団」へ夫婦で出演できるきっかけを作ってくれました。客席には長男と長女もおりました。
これは、一生の想い出となりました。
何がどういうきっかけになるか、わからないものです。でも、あの日骨董屋に入らなければ何も起こらなかったのです。
骨董屋さんとはいまだ年賀状のやり取りをしています。不思議な縁を感じます。
投稿: はっP | 2008/05/15 23:13
はっPさんご夫婦は、人を引き寄せる力を持っているのかしら。すごいなあ。
確かに、わたしもですけど、誰も入ってないお店なんかに、ちょっと興味があっても入りにくいものです。
はっpさんご夫婦が、楽しそうにおしゃべりしているの見ると、次々に人が入ってくるのでしょうね。
わたしも入りますよ(笑)
投稿: みい | 2008/05/15 09:30