携帯語に進化して行く・・?
『うざい』という言葉があります。これは仲間内でふざけて、「それは“うざい”よ」などとやっているうちは良いけれど・・・携帯メールで、ただひと言「うざい」と書かれたものを受信したときなどは、中高生の心の中は真っ暗闇になってしまうことがあるかもしれません。
送った方はたいした罪を感じていなくとも、受け手にとってのショックはいかばかりか・・と思うことがあります。
“うざい”などは、すでに若者言葉から携帯語として、さらに進化??しているのかもしれません。
はっきり言って、本当に嫌な言葉です。
「うざい」は、たぶん“うざったい”が短縮されて使われ始めたものだと思います。
しかし、“うざったい”という言葉自体がここ20~30年程度の間に使われてきた言葉ではないかと推察します。
私の感覚では、1970年代頃にほんの一部の地域で使われていたのではないかと思います。
それは東京の一部の地域(一説によると多摩地区だと言われている)の方言であったようです。
1980年代の学生時代に元々東京に住んでいる友人もほとんどが“うざったい”は使わず、やはり東京でも一部の地域に在住する友人だけが使っていました。’80年代はまだ“うざったい”がメジャーでは無かったわけです。
しかし、ある時から突然使われ出した気がします。それは誰かタレントがテレビで「うざってぇ~」と言ってからだと思うのですが、それが誰だか思い出せません。記憶には突然世間で使われたそのきっかけの一部が残っているのですが・・・誰が使ったかが思い出せない(;-_-)
“うざったい”自体の語源は何だろうかと「日本語源辞典」を見てみましたが、載っていませんでした。
ただ、想像するに「うじゃうじゃ」・・・何かがたくさん集まってうごくさま・・・が、気持ち悪くもうっとうしいというもの
または、「うずうず」・・・何かしたくて、じっとしていられないさま・・・が、相手の態度や振る舞いがどうにもいらいらさせるなどの感じを表したのではないかと、愚考いたしました。
ほんの一地域の方言がメジャーに使われ出して、さらに若者言葉に、携帯語に、と・・進化??したパターンがこれではないかと思います。
きょうは、ちょっと思いついた“言葉”の話題を書いてみました。
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