今年を振り返って、まずは「宝塚」

今年もあとわずかを残すところとなりました。
ということで、今年を振り返って「今年特に変わったこと・印象に残ったこと」を一人思ってみました。
それは三つ。
「宝塚全組を観た」「落語を数多く、しかも生で聞く機会もあったこと」「出雲の日御碕神社に引き寄せられたこと」です。
きょうは、最初の宝塚についてです。
実は、宝塚を若い頃には良く観る機会があったのですが、結婚して子供が出来てからはほとんど観ることが無くなり、まったく観ない年も何度もありました。
なので、実情は浦島太郎のような状態で、トップスターの名前さえもおぼつかないというのが本当の話でした。
でも、今年は約20年ぶりに全部の組を観る機会を得ました。しかも今は、ひと組増えて五組あるのですから、快挙と言えるでしょう。それに長女が私について一緒に観劇してくれることになりました。それもうれしいことのひとつです。
きっかけは、何と言っても月組の「Me & My Girl」再演でした。
それこそ二十年前に何回も、そして本場宝塚へも観に行った思い出の作品です。
「瀬名じゅんさん」主演の作品は、観るごとに良くなり、最後にはあの名演だった「剣幸」さんをもしのいだのではないかと思えるくらいの出来映えでした。これを観て当時の宝塚が大好きだった頃の気持ちがものすごくわき上がってきたと、今にして思います。
「宝塚、やっぱりもう一度きちんと見よう」と思っていた矢先、「スカーレット・ピンパーネル」です。
「安蘭けい」さん、「遠野あすか」さんの歌いまくるミュージカルには、まさに『名作』の風格がありました。
客席で観ていても、観客が完全に“虜”となって舞台に見入っている姿に胸がどきどきしたことを、昨日のことのように思い出します。ストーリーも面白く、役も魅力的な役がそれぞれに任され、心から楽しむことができました。
名作中の名作と言えると思います。
「真飛聖」さんの「愛と死のアラビア/レッド・ホット・シー」では、宝塚独特の雰囲気に何年かぶりにふれたと思いました。インパクトは前二作ほどはありませんでしたが、宝塚ファンとしてゆったりと心ゆくまで楽しめました。
「水夏希」さんの「ソロモンの指輪/マリポーサの花」では、短時間に圧縮された怒濤のショーによる“組”の総合力を見せつけられ、またミュージカルの方では、水さんと彩吹さんの充実した“芝居”をじっくりと堪能させていただきました。水さんの芝居の実力、雰囲気の出し方には感嘆いたしました。
「大和悠河」さんの「パラダイス・プリンス/ダンシング・フォー・ユー」は、現在も公演中ですが、ポスターを一見した印象から、単純な可愛らしい作品と思って観に行くと、実際には非常に“力”の入った現代のミュージカルで、「楽しい」という単純な印象から、どんどん主演二人の恋や、希望、そして周りにいる人物像がくっきりと描き出され、なかなかの作品にどんどん変貌していくのを感じました。
たぶん、エピソード的にちょっと挿入したシーンだったかもしれない、「ラスト、銀橋での主役ではない初老の二人のロマンスのシーン」は、この作品にいっそう深みを増すことに供しています。心憎いエピソードです。
ショーの方は、有無を言わせぬ圧倒的なもので、スピード感もあり、ほんとうに楽しめるものでした。
などと、五組それぞれの感想を書きましたが、今年の宝塚は充実していたのではないかと、久しぶりに見たのに申し訳ないですが、そう思いました。
宝塚の舞台を見るたびに、私には一人の人間として生きることの喜びを感じます。
その気持ちが心の底から二十年ぶりにわき上がってきた一年でした。
【NowPlaying】 ラスト・タイム・バイ・ムーンライト / エンヤ ( Healing Music )
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