お一人様商品
今朝起きてからテレビをぼぉっと見ていたら、『お一人様仕様』の商品が“ウケ”ている・・というトピックスを放送していました。
例えば旅行会社では、旅行商品に『お一人様パック』のようなものを設けていて、主に20代後半から30代の女性が利用しているようです。
誰にも気兼ねしない気楽な個人旅行をしたいっていう人が多いのでしょうね。
従来は一人というと、逆に旅行会社から嫌われ、旅行する側も割高になっていたのが現状だったのですが、今やニーズの多い立派な商品になっているのだそうです。
もうひとつ見たのが『お一人様カラオケ』。
年上と行けば、古い歌がわからずにつまらないし、年下と行くと、無理をして若い人にウケる曲を歌ったりする・・自分ひとりで自分の好きな歌を思う存分歌いたいという願望がかなうなら“お一人様”が一番ってことなんだと思います。そのカラオケ屋さんでは、『ひとカラ支援料金』を設けていました。
要するに旅行もカラオケも人に気を使わないということが一番の理由なのかもしれません。
ただ、私がそれを見て感じたのは、「これって益々世の中の人を“孤独”にしないか」ということです。
ケイタイが「人と人のつながりを拡げる」なんて言っておいて、むしろ孤独感を増すことに繋がっているのではないかとも思いますし、それはパソコンも含めて“孤独化”のツールになっているのでは・・と思ったのです。
かくいう私もこうしてパソコンでブログを書いているのですが、たしかに色々な“つながり”“交流”をもつことができました。でも、一面では個室で一人考え、一人で書いて、ネット上でのつながりのみを重視するような『孤立』を生んでいる要因でもあるような気がします。
テレビで報道されたように、「へえ、カラオケ屋さんも面白いこと考えたね」とか「これはいい!」などと単純に感心したり喜んだりしているだけのことではないような気がして、ちょっと書いてみたのです。
【NowPlaying】 アクロス・ザ・ユニバース / ケネディ・クワイア ( コーラス )
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