ちょっといいオーディオが復活?!
ブックオフで買ってきた『やっぱり楽しいオーディオ生活/麻倉怜士著(アスキー新書)』を電車の中で読みました。
いわゆる“団塊の世代”が、ゆとりを持つ時期に入ってきて、昔はかなり夢中になっていた、あるいはオーディオに打ち込んでみたかったという人たちが再びオーディオに興味を持ち、あれこれとお店に行っては最近の機種を見て歩いているらしいという話あたりから始まります。
それこそ昔は、「サンスイ」のアンプや、「アカイ」のテープレコーダー、「ヤマハ」や「ダイヤトーン」のスピーカーなど、オーディオ雑誌や、FM誌などを見て、買えもしないのにあれこれ妄想して楽しんだものです。
“FM誌”と書きましたが、昔はオーディオ・ファンといえば『エアチェック』がひとつの楽しみでした。
そんな過去の懐かしい思い出や、最近の機種の紹介、さらに一時は衰退した「ピュア・オーディオ」指向の製品が復活してきた話、そして近年のデジタル・オーディオ(i Podなどの携帯プレイヤーの利用方法など)の紹介と楽しみ方などなど、往年のオーディオ・ファンが今もっとも気になるところにポイントをしぼって、詳細に、楽しく、わくわく感をともなって書かれている本です。
最近ではパソコンに付属のスピーカーで、しかもパソコンというノイズだらけの機器を使って、チープでプアな音を出し、音楽を聞いている人が多いと思いますが、ある程度の機種でまとめたシステムで聞くと、今までの音はなんだったのだろうということになる・・わけです・・でも今の若い人にはそんなことをする気持ちはないでしょうね。
音楽はアクセサリーであり、使い捨てのものであり、自分の人生のある部分を占めたりすることもなく、単なるBGMであることが多いと思います。
でも、音楽はオーディオによって、また新たな世界を垣間見せてくれたりもするのです。
一度は専門店や、オーディオ好きな人生の先輩の家に行って、ピュア・オーディオの世界にふれてみていただきたいものです。
そこには、日常聞いていた耳慣れた音楽までが、別世界を見せてくれるような、すばらしいオーディオ世界があるのですけど・・・。
私も今アナログ・プレイヤーを探しているところです。
ご紹介したこの本にもアナログの魅力が書かれていましたが、もう一度あの臨場感たっぷりの音も聞きたいと、思っている昨今です。
【NowPlaying】 I'll Remenber / Kui Lee ( Life Style Music )
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